JP2005085782A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 隙間を液シールで気密化することにより、カップ内の排気効率を高めて基板を清浄度高く処理することができる。
【解決手段】 液盛り後、所定時間が経過すると、上部カップ35を「処理位置」に移動させると、下部かぎ状片43の凹部43bに、上部かぎ状片31の垂下部材29が僅かな隙間をおいてはまり込む。しかし、凹部43bには純水が貯留して液シールを構成しているので、上部カップ35の側方から外気が侵入するのを防止することができる。また、純水は凹部43bに溜まるように構成してあるので、純水が容易に漏れ出すことがなく、長時間にわたり液シールを維持することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称する)等の基板に対して処理を施す基板処理装置に係り、特に処理液の飛散を防止するカップ内の排気を行う技術に関する。
従来、この種の装置として、基板を支持するスピンチャックと、スピンチャックの周囲を囲う飛散防止カップと、基板に対して処理液を供給するノズルと、回転により飛散した処理液をダウンフローにのせて飛散防止カップ内から排気する排気口とを備えたものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。飛散防止カップは上カップと下カップを備えており、上カップは、その下部外周面が下カップの上部内周面に入るように取り付けられ、処理に応じて上カップが下カップに対して昇降自在に構成されている。
特開平11−33468号公報(図1,図3,図4)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、上カップが下カップに対して円滑に昇降するように、それらの間に隙間を設けてある。そのため、飛散防止カップ内の排気を行うと、その隙間を通して飛散防止カップの側方より気流が流入し、飛散防止カップの上部から基板の端縁を流下する気流の排気が弱くなるという問題がある。このように排気効率が低下すると、処理液のミストやパーティクルが充分に排気されず、基板に付着することになって基板が汚染されるという問題が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、隙間を液シールで気密化することにより、カップ内の排気効率を高めて基板を清浄度高く処理することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、処理液供給手段を介して基板に処理液を供給することで所定の処理を施す基板処理装置において、基板を回転可能に支持する回転支持手段と、前記回転支持手段の側方を囲う下部カップと、前記下部カップに突出して形成されている第1シール部材と、前記下部カップに対して相対昇降自在に配設された上部カップと、前記第1シール部材側に突出して前記上部カップに形成され、相対昇降時に前記第1シール部材に近接する第2シール部材と、前記下部カップ内の気体を排気する排気口と、前記第2シール部材に対して液体を供給する液体供給手段とを備え、前記上部カップが相対昇降した際には、前記第1シール部材と前記第2シール部材との間が液体で気密化されることを特徴とするものである。
[作用・効果]基板を処理する際には上部カップが下部カップに相対昇降し、第1シール部材と第2シール部材とが近接するが、液体供給手段により第2シール部材に液体が供給されているので、第1シール部材と第2シール部材との隙間が液シールされる。したがって、回転支持手段に支持されている基板に対して処理液供給手段から処理液が供給されている際に、排気口から排気を行っても上部カップと下部カップの隙間から排気が漏れることがなく、排気効率を高めることができる。その結果、ミストやパーティクルを含む気流を効率よく排気でき、基板を清浄度高く処理することができる。
また、前記第1シール部材は、先端部が下方に向けて曲げられた上部かぎ状片を備え、前記第2シール部材は、先端部が上方に向けて曲げられた下部かぎ状片を備え、前記上部かぎ状片と前記下部かぎ状片とが係合することが好ましい(請求項2)。
[作用・効果]液体供給手段から供給された液体は下部かぎ状片の「かぎ部」に溜まり、上部かぎ状片との係合によって、シールのために供給された液体が容易に漏れ出すことがなく、長時間にわたり液シールを維持することができる。
また、前記液体供給手段は、基板に液体を供給する供給手段と、前記供給手段が基板に液体を非供給である際に、前記液体供給手段から廃棄目的の液体を一時的に貯留している貯留手段と、前記下部カップの側面に形成された貫通口と、前記貯留手段と前記貫通口とを連通接続する配管と、を備えていることが好ましい(請求項3)。
[作用・効果]供給手段は、液体の品質維持のために液体を少量だけ継続的に廃棄することが行われる(スローリークと呼ばれる)。そこで、この廃棄目的の、貯留手段に貯留している液体を、配管を通して貫通口に供給することで、基板処理装置が元々備えている供給手段を利用して液シールを形成することができる。したがって、液シール用に別体の供給手段を備えることなく、簡単な構成で液シール化を図ることができ、従来の装置にも容易に適用することができる。
また、前記液体供給手段は、前記下部カップの側面に形成された貫通口と、前記処理液供給手段が待機する待機ポットと、前記待機ポットにて前記処理液供給手段を洗浄するための洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記洗浄液供給手段の洗浄液を前記貫通口に供給する配管と、を備えていることが好ましい(請求項4)。
[作用・効果]待機ポットには洗浄液供給手段による洗浄が行われるので、ここからの洗浄液を貫通口に対して配管を介して供給することにより、液シールを形成することができる。
また、前記液体供給手段は、前記上部カップの上面に形成された貫通口を備え、前記処理液供給手段が処理液を供給するために基板の上方に移動する際に、前記貫通口にも処理液を供給することが好ましい(請求項5)。
[作用・効果]処理液供給手段は、上部カップの外縁から中央部に移動するので、このときに液シールのための処理液を供給する。供給された処理液は、上部カップの貫通口を通して第2シール部材に達し、液シールを形成する。特に、処理液が現像の場合には、上部カップの側方に処理液供給手段が位置している状態から処理液を供給しているので、貫通口を設けるだけで容易に適用することができる。
この発明に係る基板処理装置によれば、液体供給手段から供給された液体により、第1シール部材と第2シール部材との隙間が液シールされる。したがって、回転支持手段に支持されている基板に対して処理液供給手段から処理液が供給されている際に、排気口から排気を行っても上部カップと下部カップの隙間から排気が漏れることがなく、排気効率を高めることができる。その結果、ミストやパーティクルを含む気流を効率よく排気でき、基板を清浄度高く処理できる。
本発明は、上部カップと下部カップの隙間を液体でシールする点が特徴的なものとなっている。以下、基板処理装置において液体でシールするのに好適な構成について説明する。
以下、図1から図3を参照してこの発明の実施例1を説明する。
なお、図1は実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す縦断面図であり、図2は要部を示す縦断面図である。
この基板処理装置は、基板Wに対して現像処理を施す現像装置である。基板Wには、予めフォトレジスト被膜が被着されており、さらに所定パターンを焼き付けてある。その基板Wに処理液として現像液を供給し、さらにリンス液として純水を供給して現像処理を施すようになっている。
この基板処理装置は、中央部に回転モータ1を備えている。この回転モータ1の回転軸3は、その上端部に吸引式スピンチャック5が嵌め付けられている。回転モータ1の周囲には、内部カバー7が取り付けられ、この内部カバー7の上部には外部カバー9が取り付けられている。この外部カバー9は、吸引式スピンチャック5の上面よりやや下方に上縁部が位置し、そこから滑らかに局面を描いて内部カバー7の下部に達するように設けられている。
なお、上述した吸引式スピンチャック5が本発明における回転支持手段に相当する。本実施例装置では吸引式スピンチャック5としているが、これに代えて基板Wの端縁に当接して支持する、いわゆるメカチャックを採用してもよい。
内部カバー7の下部は、回転モータ1の下部周囲を覆うベース11の外周に取り付けられている。このベース11の下部周囲には、バット13が設けられている。平皿状を呈するバット13は、後述する現像液やリンス液等の処理液を回収するためのものである。バット13は、この現像装置のフレーム15に取り付けられている。バット13とフレーム15の一部位には、フレーム15の下部に設けられた排出空間17に連通する排液口19が形成されている。
バット13の外縁部には、下部カップ21が立設されている。この下部カップ21は、筒状を呈し、回転モータ1を囲うように設けられている。下部カップ21は、側壁部23と、上壁部25と、張り出し部材27と、垂下部材29とを備えている。上壁部25は、側壁部23の上縁に、張り出し部材27を介して立設されている。張り出し部材27は、筒状の側壁部23の内壁よりも内側にやや張り出して形成されている。その張り出した部分の内周面には、垂下部材29が取り付けられている。垂下部材29は、内周面の高さ方向のうち中央部よりやや上側部分が張り出し部材27に取り付けられている。上記の張り出し部材27と垂下部材29とが上部かぎ状片31を構成している。また、側壁部23には、離間して二カ所に排気口33が形成されている。図1では、図示の関係上、排気口33を一カ所のみ示している。
なお、上部かぎ状片31が本発明における第1シール部材に相当する。
下部カップ21の内周側には、上部カップ35が設けられている。この上部カップ35は、図示しない昇降機構によって下部カップ21に対して昇降自在に構成されている。なお、昇降高さは、図1及び図2中に実線で示す「待機位置」と、図1及び図2中に二点鎖線で示す「処理位置」である。上部カップ35は、筒部材37と、上部傾斜部材39と、下部かぎ状片43とを備えている。
筒部材37は、昇降の関係上、下部カップ35の垂下部材29の内周面からやや離間して、その外周面が位置するように設けられている。上部傾斜部材39は、筒部材37の上縁部に取り付けられており、中心側に向けてせり上がった中心側傾斜片39aと、外側に向けて下向きに傾斜した外側傾斜片39bとともに、外側傾斜片39bの外周部がほぼ垂直に垂下してなる垂下片39cとを備えている。
本発明における第2シール部材に相当する下部かぎ状片43は、筒部材37の下端部に取り付けられている。下部かぎ状片43は、筒部材37から側壁部23側に向けて突出し、先端部43aが側壁部23の内周面に当接しないように「かぎ状」に曲げられている。また、「かぎ状」の曲げによって凹部43bが形成されている。この凹部43bは、平面視で環状を呈する。
なお、図1及び図2において二点鎖線で示すように、上部カップ35が下部カップ21に対して上昇した際には、下部かぎ状片43と上部かぎ状片31とが係合するようになっている。具体的には、上部かぎ状片31の垂下部材29が凹部43bに入り込む。但し、凹部43bの底面には、垂下部材29の下端が当接しない位置関係となる。換言すると、上部カップ35が「処理位置」に上昇した状態であっても、下部カップ21の内側空間と、下部カップ21と上部カップ35の外側空間とは、上記の僅かな隙間を通して連通している。
図1に示すように、下部カップ21に隣接する位置(図1の左側)には、待機ポット45が配置されている。この待機ポット45は、処理液ととして現像液を供給するための二つの現像ノズル47が待機可能に構成されている。待機ポット45内には、現像ノズル47の先端部47aを純水で洗浄するためのノズル洗浄部49が配備されている。この現像ノズル47は、現像処理にあたり、吸引式スピンチャック5を挟んだ反対側(図1の右側)にある待避ポット51まで直線的に移動するように構成されている。
なお、現像ノズル47が本発明における処理液供給手段に相当する。
待避ポット51に隣接する外側には、一時貯留タンク53が配設されている。この一時貯留タンク53には、現像ノズル47から現像液を供給した後に、基板Wに対してリンス液を供給するリンスノズル55が待機している。リンス液とは、例えば、純水である。したがって、純水の品質が悪化しないように、一般的に純水の供給目的でなく廃棄目的とした「スローリーク」と呼ばれる動作が行われている。つまり、待機中にリンスノズル55からリンス液を僅かな流量で一時貯留タンク53に継続的に流すのである。これによりリンス液がリンスノズル55内に滞留することがなく、リンス液の品質悪化が防止できる。
一時貯留タンク53は、その左側側壁の下部に排液穴57が形成されている。この排液穴57には、配管59の一端側が連通接続されている。配管59の他端側は、下部カップ21の側壁部23上部に形成された貫通口61に連通接続されている。したがって、上記のスローリークにより一時貯留タンク53に貯留されたリンス液は、一時貯留タンク53の下部側壁に形成された排液穴57と、配管59と、貫通口61とを通して排出される。排出されたリンス液は、側壁部23の内壁を伝って下方に流れ、上部カップ35が「待機位置」にある際に、一部が下部かぎ状片43の凹部43bに貯留し、その他はバット13によって回収される。さらに、バット13に回収されたリンス液等は、上述した排液口19を通して排出空間17を通して回収される。
なお、上記のリンスノズル55と、一時貯留タンク53と、配管59と、貫通口61とが本発明における液体供給手段に相当する。また、リンスノズル55は本発明における供給手段に相当し、一時貯留タンクは貯留手段に相当する。
次に、図3及び図4を参照して上記のように構成されている基板処理装置の動作について説明する。なお、図3及び図4はともに動作説明に供する図であり、図3は現像液の供給を示し、図4はパドル現像中を示す図である。また、現像処理については、基板Wの上面に現像液を盛って処理する「パドル現像」を例に採る。
初期状態においては、上部カップ35は「待機位置」にある。この状態では、リンスノズル55からスローリークされている純水が、配管59を介して下部かぎ状片43の凹部43bに貯留される。溢れた純水は、バット13を介して廃棄される。
現像処理を行うには、現像ノズル47から現像液を吐出させつつ、待機ポット45側から基板Wの中心を経て待避ポット51側にまで移動させる。これにより基板Wの上面には、現像液が盛られる。このとき下部カップ21の内部は、排気口33を介して排気が行われているが、現像液が液盛りされただけであるので、その臭気は弱く排気が多少弱くても臭気漏れは起こらない。
液盛り後、所定時間が経過すると、上部カップ35を「処理位置」に移動させる。つまり、下部カップ21の上部に上部カップ35を上昇させる。すると、図4に示すように、下部かぎ状片43の凹部43bに、上部かぎ状片31の垂下部材29が僅かな隙間をおいてはまり込む。しかし、凹部43bには純水が貯留して液シールを構成しているので、上部カップ35の側方から外気が侵入するのを防止することができる。また、純水は凹部43bに溜まるように構成してあるので、純水が容易に漏れ出すことがなく、長時間にわたり液シールを維持することができる。
この状態で、回転モータ1を駆動して基板Wを一定時間だけ回転させ、液盛りされている現像液を振り切る。このとき現像液が振り切られるとともに、振り切られた現像液が上部カップ35にあたって下方に向けられて回収される。そのため、特に飛散する現像液からの臭気が上部カップ35及び下部カップ21に充満する。しかし、液シールが構成されている関係上、上部カップ35と下部カップ21の隙間から排気が漏れることがなく、排気効率を高めることができる。その結果、臭気が周囲に溢れることもなく、その上、ミストやパーティクルを含む気流を効率よく排気でき、基板Wを清浄度高く処理することができる。
次に、リンスノズル55からスローリークのときよりも大流量で純水を供給させる。そして、基板Wの上方で一定時間だけ揺動移動させることにより、現像の化学反応を停止させるとともに現像液を洗い流す洗浄を行う。その後、リンスノズル55を元に戻し、回転モータ1を高速駆動することで純水を振り切り、基板Wを乾燥させる。
次に、図5を参照してこの発明の実施例2を説明する。なお、図5は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。上述した実施例1と共通する構成については、同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
配管59の一端側は、下部カップ21の貫通口61に連通接続されているが、他端側は洗浄液供給管63に連通接続されている。この洗浄液供給管63(洗浄液供給手段)は、待機ポット45の現像ノズル47を洗浄するための洗浄液を供給する配管である。この洗浄液供給管63には、開閉弁65が取り付けられており、この開閉弁65を開放すると貫通口61にも洗浄液が供給されるようになっている。
このように、待機ポット45に洗浄液を供給する構成を利用しても、上述した実施例1と同様にして液シールを行うことができ、上記同様の効果を奏する。
次に、図6を参照してこの発明の実施3を説明する。なお、図6は、実施例3に係る基板処理装置の要部を示す縦断面図である。上述した実施例1と共通する構成については、同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
上部カップ35の上部傾斜部材39のうち、外側傾斜片39bには貫通口65が形成されている。その形成される位置は、後述する理由により、平面視で、筒部材37の外周面と、垂下部材29の内周面との間が好ましい。
次に、図6を参照して動作について説明する。なお、図6は上記構成の装置の動作説明に供する図である。
現像ノズル47は待機ポット45から移動し、現像液を供給しつつ基板Wの上方を通過して待避ポット51まで移動する。その際、現像液は、基板Wの上方に位置している間だけ供給されるのではなく、上部カップ35の上部傾斜部材39上方に位置しているときから供給が開始されている。したがって、現像ノズル47が上部カップ35の上部開口に達するまでに供給された現像液は、下部カップ21を伝ってバット13に回収されるだけでなく、貫通口65を通って下部かぎ状片43の凹部43bに貯留する。したがって、上部カップ35が「処理位置」に上昇した際に液シールを構成することができ、上記実施例1,2と同様の効果を奏する。
このように基板処理装置が現像装置の場合には、上部カップ35の側方に現像ノズル47が位置している状態から現像液を供給しているので、上部カップ35の上部傾斜部材39に貫通口65を設けるだけで容易に構成することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では基板処理装置として現像装置を例に採って説明したが、現像装置に限定されるものではなく、例えば、上部カップと下部カップを備え、カップ内を排気する構成の回転式塗布装置であっても適用することができる。
(2)第1シール部材と第2シール部材の形状については上記形態に限定されるものではなく、上部カップが上昇した際に第1シール部材に第2シール部材が近接する構成のものであれば適用可能である。
(3)上述した各実施例では、既に装置内に備えられた液体供給手段を利用してそれを凹部43bに導く構成を採用しているが、凹部43bに液体を供給する専用の液体供給手段を設けてもよい。
(4)上部カップ35が下部カップ21に対して上昇する構成を例に採っているが、下部カップ21が上部カップ35に対して下降する構成であってもよい。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す縦断面図である。 要部を示す縦断面図である。 動作説明に供する図であり、現像液の供給を示す図である。 動作説明に供する図であり、パドル現像中を示す図である。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す縦断面図である。 実施例3に係る基板処理装置の要部を示す縦断面図である。 動作説明に供する図である。
符号の説明
W … 基板
1 … 回転モータ
5 … 吸引式スピンチャック(回転支持手段)
21 … 下部カップ
23 … 側壁部
25 … 上壁部
27 … 張り出し部材
29 … 垂下部材
31 … 上部かぎ状片(第1シール部材)
33 … 排気口
35 … 上部カップ
37 … 筒部材
39 … 上部傾斜部材
39a … 中心側傾斜片
39b … 外側傾斜片
39c … 垂下片
43 … 下部かぎ状片(第2シール部材)
43a … 先端部
43b … 凹部
47 … 現像ノズル(処理液供給手段)
53 … 一時貯留タンク(貯留手段)
55 … リンスノズル(供給手段、液体供給手段)
57 … 排液穴(液体供給手段)
59 … 配管(液体供給手段)
61 … 貫通穴(液体供給手段)

Claims (5)

  1. 処理液供給手段を介して基板に処理液を供給することで所定の処理を施す基板処理装置において、
    基板を回転可能に支持する回転支持手段と、
    前記回転支持手段の側方を囲う下部カップと、
    前記下部カップに突出して形成されている第1シール部材と、
    前記下部カップに対して相対昇降自在に配設された上部カップと、
    前記第1シール部材側に突出して前記上部カップに形成され、相対昇降時に前記第1シール部材に近接する第2シール部材と、
    前記下部カップ内の気体を排気する排気口と、
    前記第2シール部材に対して液体を供給する液体供給手段とを備え、
    前記上部カップが相対昇降した際には、前記第1シール部材と前記第2シール部材との間が液体で気密化されることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記第1シール部材は、先端部が下方に向けて曲げられた上部かぎ状片を備え、
    前記第2シール部材は、先端部が上方に向けて曲げられた下部かぎ状片を備え、
    前記上部かぎ状片と前記下部かぎ状片とが係合することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記液体供給手段は、
    基板に液体を供給する供給手段と、
    前記供給手段が基板に液体を非供給である際に、廃棄目的の液体を一時的に貯留している貯留手段と、
    前記下部カップの側面に形成された貫通口と、
    前記貯留手段と前記貫通口とを連通接続する配管と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記液体供給手段は、
    前記下部カップの側面に形成された貫通口と、
    前記処理液供給手段が待機する待機ポットと、
    前記待機ポットにて前記処理液供給手段を洗浄するための洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
    前記洗浄液供給手段の洗浄液を前記貫通口に供給する配管と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記液体供給手段は、
    前記上部カップの上面に形成された貫通口を備え、
    前記処理液供給手段が処理液を供給するために基板の上方に移動する際に、前記貫通口にも処理液を供給することを特徴とする基板処理装置。
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