JP2533461Y2 - 基板の回転式現像処理装置 - Google Patents

基板の回転式現像処理装置

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JP2533461Y2
JP2533461Y2 JP11386191U JP11386191U JP2533461Y2 JP 2533461 Y2 JP2533461 Y2 JP 2533461Y2 JP 11386191 U JP11386191 U JP 11386191U JP 11386191 U JP11386191 U JP 11386191U JP 2533461 Y2 JP2533461 Y2 JP 2533461Y2
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JP11386191U
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勝 北川
誠一郎 奥田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、半導体ウエハ、LC
D用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディス
ク用の基板等(以下単に基板という)をスピンチャック
で回転可能に保持して、当該基板に塗布されているポジ
・フォトレジスト、ネガ・フォトレジスト等の感光性樹
脂を現像するための、基板の回転式現像処理装置に関す
る。
【0002】
【本考案の基本構造】この回転式現像処理装置は、例え
ば図1及び図3に示すような基本構造を有するものを前
提とする。即ち、この回転式現像処理装置は、基板1を
略水平に保持して回転するスピンチャック2と、スピン
チャック2で保持した基板1の上面に現像液を供給する
ノズル8と、上下に分離合体可能な上筒カバー14と裾
拡がり状の下筒カバー15とから成り、基板1の回転処
理に際して基板1を囲う飛散防止カバー13と、飛散防
止カバー13を囲うように設けられ、処理液を回収する
外容器20と、上記飛散防止カバー13の囲い領域内
で、外容器20の底壁20aに排気出口23aを開口し
た負圧排気通路23とを具備して成る。なお、上筒カバ
ー14と下筒カバー15とは、分離合体に際して摩耗塵
が発生するのを回避するため、その合体状態では両者の
合わせ目に若干の隙間dができるように造られている。
【0003】
【従来の技術】上記基本構造において、従来では裾拡が
り状の下筒カバー15は、図3で示すように、その下端
部15bが真っすぐ下方へ向くように形成されている。
この回転式現像処理装置は、例えば図4(イ)〜(ニ)に示
す手順で、基板の現像処理が行われる。即ち、同図(イ)
では、上筒カバー14と下筒カバー15とが合体した状
態で、スピンチャック2が飛散防止カバー13の上側ま
で上昇して基板1を受け取り、再びもとの位置まで下降
する。同図(ロ)では、上筒カバー14だけが上昇して両
カバー14・15が分離し、分離した状態でノズル8よ
り基板1に現像液を供給し、スピンチャック2は静止な
いし低速回転しつつ基板表面のフォトレジストを現像す
る。
【0004】同図(ハ)では、上筒カバー14と下筒カバ
ー15とが合体した状態で、飛散防止カバー13全体が
上昇し、下筒カバー15の傾斜壁面15aを基板保持面
の高さに位置させ、スピンチャック2を高速回転させて
現像液を振り切り、引き続き洗浄液を基板1の表面に供
給してリンス処理をする。なお、同図(ロ)〜(ハ)では外
容器20内を強制排気しながら処理をする。同図(ニ)で
は、上筒カバー14と下筒カバー15とが合体した状態
で、飛散防止カバー13全体が下降し、もとの位置に復
帰するとともに、スピンチャック2が上昇して基板1を
引き渡す。上記(イ)〜(ニ)の一連の動作を繰り返すこと
により、次々と基板の現像処理がなされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記従来例の
ものにあっては、例えば上記図4(ハ)の現像液の振り切
り処理において、現像液のミストが基板1の表面に付着
してパーティクルを発生させる問題点があった。本考案
はこのような事情を考慮してなされたもので、基板1の
表面に現像液ミストが付着するのを防止して、基板の品
質向上を図ることを技術課題とする。
【0006】
【考案の経過】かかる技術課題を解決するために本考案
者らが鋭意検討した結果、問題点の原因が以下の点にあ
ることを突き止め、本考案に想到した。即ち、前記図4
(ロ)のカバー分離状態での現像液供給時に、現像液のミ
ストが外容器20と飛散防止カバー13との間の空間に
入り込んでいた。一方、前記図4(ハ)のカバー合体状態
において、飛散防止カバー13が上昇した位置では、飛
散防止カバー13内を強制排気しても、外容器20と飛
散防止カバー13との間の空気を十分吸引排気すること
ができず、そのうえ現像液のミストを多量に含んだ下筒
カバー15の下端部近傍の空気が、外容器20と飛散防
止カバー13との間の空間に漏れ出て、そこに溜まって
いた。
【0007】そして、外容器20と飛散防止カバー13
との間に溜った現像液のミストを多量に含んだ空気は、
図5で示すように、上筒カバー14と下筒カバー15と
の合わせ目の隙間dから、排気により低圧となっている
飛散防止カバー13内に向かって吸引されて飛散防止カ
バー13内に入り込み、現像液ミストが基板1の表面に
付着していたことが判明した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するために、本考案者らが鋭意検討した結果なされたも
ので、例えば図1〜図2に示すように構成する。即ち、
前記基本構造を有する基板の回転式現像処理装置におい
て、上記下筒カバー15の下端部に、下方へ向かって小
径となる排気案内板15cを形成したことを特徴とする
ものである。
【0009】
【作 用】本考案では、下筒カバー15の下端部に、下
方へ向かって小径となる排気案内板15cを形成したの
で以下のように作用する。上筒カバー14と下筒カバー
15とを合体させ、両者を上昇させた位置で飛散防止カ
バー13内を強制排気すると、飛散防止カバー13内の
空気は下筒カバー15の下端部に形成された排気案内板
15cの内面に沿って、下方へ向かって小径となる方向
に流下して排気される。従って、現像液のミストを多量
に含んだ空気が外側へ漏れ出て溜まってしまうことはな
い。他方、排気案内板15cの外面では、上記排気案内
板15cの内面に沿って流下する空気に引っぱられ、ア
スピレートの原理により外側の空気の排気が促進され
る。これにより、外容器20と飛散防止カバー13との
間の現像液のミストを多量に含んだ空気は、下方へ吸引
排気され、上筒カバー14と下筒カバー15との合わせ
目の隙間dから飛散防止カバー13内に入り込むことは
なくなる。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図1は本考案の実施例に係る回転式現
像処理装置の縦断面図、図2はその現像液の振り切り処
理における飛散防止カバーの作用を示す縦断面図であ
る。この回転式現像処理装置は、前記基本構成を具備し
て成る。即ち、基板1を略水平に保持して回転するスピ
ンチャック2と、スピンチャック2で保持した基板1の
上面に現像液を供給するノズル8と、基板1の回転処理
に際して基板1を囲う略円筒形の飛散防止カバー13
と、飛散防止カバー13を囲うように設けられ、処理液
を回収する平面視略矩形の外容器20と、上記飛散防止
カバー13の囲い領域内で、外容器20の底壁20aに
排気出口23aを開口した負圧排気通路23とを具備し
て成る。また、上筒カバー14と下筒カバー15とは、
その合体状態では両者の合わせ目に若干の隙間dができ
るように造られている。
【0011】上記スピンチャック2は、図1で示すよう
に、その回転軸3を介して回転可能に枢支され、基板1
を受け渡しする移載位置と基板1に処理液を供給する処
理位置とに昇降切換可能に支持されている。なお、同図
中の符号4は回転軸3の外筒カバー、5は回転軸3を回
転する駆動モータ、6は昇降用ガイドである。
【0012】上記飛散防止カバー13は、上下に分離可
能な上筒カバー14と裾拡がり状の下筒カバー15とか
ら成り、処理液を回収するための外容器20内に設けら
れている。そして上筒カバー14と下筒カバー15は、
それぞれ固定金具16a・16b、支持アーム17a・
17b、支柱18a・18b、エアシリンダ19a・1
9b、によって別々に昇降可能に支持されており、基板
1に現像液を供給する際には、両者は分離した状態で支
持され、この分離した状態では上筒カバー14は所定の
高さに位置し、下筒カバー15はその上端がスピンチャ
ック2の基板保持面よりも下方に位置する。
【0013】上記下筒カバー15には、その下端部に下
方へ向かって小径となる排気案内板15cが形成されて
いる。この排気案内板15cは、そのすぼまり角度θが
水平面に対して約36゜に設定され、すぼまり部分の長
さhは約10mmになるように設定されている。これによ
り、この排気案内板15cは、図2で示すように、例え
ば現像液の振り切り処理工程において、以下のように作
用する。
【0014】即ち、上筒カバー14と下筒カバー15と
を合体させ、両者を上昇させた位置で飛散防止カバー1
3内を強制排気すると、飛散防止カバー13内の空気は
下筒カバー15の下端部に形成された排気案内板15c
の内面に沿って、下方へ向かって小径となる方向に流下
して排気される。従って、現像液のミストを多量に含ん
だ空気が外側、つまり飛散防止カバー13と外容器20
との間側へ漏れ出て溜まってしまうことはなくなる。他
方、排気案内板15cの外面側では、上記排気案内板1
5cの内面に沿って流下する空気に引っぱられ、アスピ
レートの原理により外側の空気の排気が促進される。こ
れにより、外容器20と飛散防止カバー13との間の現
像液のミストを多量に含んだ空気は、下方へ吸引排気さ
れ、上筒カバー14と下筒カバー15との合わせ目の隙
間dから飛散防止カバー13内に入り込むことはなくな
る。
【0015】上記現像液を供給するノズル8は、支持ア
ーム10に固定され、支軸11を介して水平揺動可能に
支持され、ノズル掃引用モータ12によって水平揺動さ
れながら基板1の上面に現像液を供給するように構成さ
れている。上記ノズル8には、現像液を供給するパイプ
と純水を供給するパイプとが接続され、両液のうちいず
れか一方を選択して単一の吐出ノズル8より供給するよ
うに構成されている。なお、このノズル8の他に、図示
しないプリウエットノズル、リンス液供給ノズル、N2
ガス供給ノズル等が適宜付設配置されている。
【0016】なお、上記ノズル8は、上筒カバー14と
下筒カバー15との離間高さ内に位置するように設けら
れており、両者を分離した状態で駆動モータ12を正転
させることにより、基板1上でノズル8の支持アーム1
0を掃引させながら、ノズル8より現像液を吐出するよ
うに構成されている。なお、このノズル8は、現像液を
平面視で扇形に散布する。
【0017】上記外容器20は飛散防止カバー13を囲
うように設けられ、その底壁20aには処理液を回収す
る排液出口22aと排気出口23aとが開口されてい
る。上記排気出口23aは、飛散防止カバー13の囲い
領域よりも内側、つまり底壁20aのスピンチャック1
寄りの傾斜部に位置するように開口され、それぞれ排液
出口22aには排液ドレン22が、排気出口23aには
負圧排気通路23が連通連結され、上記負圧排気通路2
3には、図示しない強制排気手段が接続されている。な
お、符号21は外容器20の支持具である。
【0018】上記実施例装置は、前記図4(イ)〜(ニ)と
同様の一連の動作を繰り返すことにより、次々と基板の
現像処理をするように構成されている。なお、本考案は
上記実施例に限るものではなく、上記排気出口23a
は、飛散防止カバー13の囲い領域よりも内側であれば
良く、外容器20の側壁や底壁の形状についても、適宜
変更を加えて実施し得ることは多言を要しない。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記のように、下筒カバーの下
端部に下方へ向かって小径となる排気案内板を形成した
ので、外容器と飛散防止カバーとの空間に存在する現像
液のミストを多量に含んだ空気は、アスピレートの原理
により下方へ吸引排気され、上筒カバーと下筒カバーと
の合わせ目の隙間から飛散防止カバー内に入り込むこと
はなくなる。これにより、基板の表面に現像液ミストが
付着するのを防止することができ、基板の品質向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る回転式現像処理装置の縦
断面図である。
【図2】本実施例の現像液の振り切り処理における飛散
防止カバーの作用を示す縦断面図である。
【図3】従来例に係る回転式現像処理装置の縦断面図で
ある。
【図4】回転式現像処理装置の一般的な動作説明図であ
る。
【図5】従来例の現像液の振り切り処理における飛散防
止カバーの作用を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1…基板、 2…スピンチャック、8
…現像液供給ノズル、 13…飛散防止カバー、14
…上筒カバー、 15…下筒カバー、15c…
排気案内板、 20…外容器、23…負圧排気通
路、 23a…排気出口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を略水平に保持して回転するスピン
    チャックと、 スピンチャックで保持した基板の上面に現像液を供給す
    るノズルと、 上下に分離可能な上筒カバーと裾拡がり状の下筒カバー
    とから成り、基板の回転処理に際して基板を囲うように
    合体する飛散防止カバーと、 飛散防止カバーを囲うように設けられ、処理液を回収す
    る外容器と、 上記飛散防止カバーの囲い領域内で、外容器の底壁に排
    気出口を開口した負圧排気通路とを備えて成る基板の回
    転式現像処理装置において、 上記下筒カバーの下端部に、下方へ向かって小径となる
    排気案内板を形成したことを特徴とする基板の回転式現
    像処理装置。
JP11386191U 1991-12-27 1991-12-27 基板の回転式現像処理装置 Expired - Lifetime JP2533461Y2 (ja)

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JPH0557839U JPH0557839U (ja) 1993-07-30
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