JP2005078745A - 情報記録方法、情報記録装置、記録媒体、情報再生方法及び情報再生装置 - Google Patents

情報記録方法、情報記録装置、記録媒体、情報再生方法及び情報再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 信号欠落などによる誤りとしての位相ずれを早く回復できるようにする。
【解決手段】 記録媒体に対して情報を多値レベルで記録する情報記録方法において、記録媒体に対する情報の記録時に、記録媒体から情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとを記録することにより、再生に際して、クロック位相ずれが生じた場合でも同期引込みマークを利用することでその位相ずれを早く回復することができ、信号欠落などによる誤りが最小限となるようにすることができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、多値レベル方式の情報記録方法、情報記録装置、記録媒体、情報再生方法及び情報再生装置に関する。
従来、クロック抽出と同期信号については、ビットストリーム上のディフェクトに起因するビットスリップが発生しても、正しくビットストリームのバイト化を行い、必要以上のデータ誤りの発生を阻止するようにした提案例がある(例えば、特許文献1参照)。
また、多値記録の際のクロックマークの必要性については、多値情報が記録された多値データ部と、この多値データ部に記録された多値情報を再生するタイミングを得る復調クロックを生成するための同期ビットが予め記録されたビット部とを有し、同期ビットに対応した電気信号から復調クロックを生成し、その復調クロックに同期させて、多値情報に対応した電気信号の信号レベルを検出するようにした提案例がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−320419号公報 特許第2914732号公報
記録媒体に多値レベルで情報を記録した場合、その再生信号から、クロックを抽出するのは難しいため、クロックを抽出するための専用のマークを記録媒体上に記録している。再生時には、記録媒体の回転ムラ等によりクロックマークの間隔が変動するので、その変動分より大きいウインドウ幅を持ったマークが必要である。また、このウインドウ幅の中では誤同期が生じないマークが必要であり、欠陥などで生じるビットスリップを回復するための同期マークも必要な同期信号である。この同期マークの変動はクロックマークより大きいため、より大きなウインドウを必要とする。
しかし、実際にビットスリップが起きるような信号欠落が生ずると、クロックの位相が大きくずれ、信号の信頼性が大きく損なわれてしまう。この位相を合わせるため、従来の方式では、複数のクロックマークで位相を徐々に合わせ込むようにしている。よって、信号が回復してからも位相同期が取れるまで、再生データが誤ってしまう可能性がある。また、2値記録の場合はその再生信号からクロックを抽出でき、再生信号が欠落しても、その再生信号が回復すると、自動的にクロックを引込むことが可能であるが、多値記録の場合は上記のように位相を引込むための時間が長くかかってしまう。
本発明の目的は、信号欠落などによる誤りとしての位相ずれを早く回復できるようにすることである。
請求項1記載の発明の情報記録方法は、記録媒体に対して情報を多値レベルで記録する情報記録方法において、前記記録媒体に対する前記情報の記録時に、前記記録媒体から前記情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとを記録するようにした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法において、前記同期マークの一部が前記クロックマークのパターンと同一になるように、前記クロックマークと前記同期マークとを記録するようにした。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の情報記録方法において、前記同期引込みマークを、再生信号が最大となる第1のレベルと再生信号が最小となる第2のレベルとの組合せパターンとして記録するようにした。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の情報記録方法において、前記同期引込みマークの組合せパターンは、前記第1のレベル間又は前記第2のレベル間に、複数個の他方の前記第2のレベル又は前記第1のレベルを有するパターンとした。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の情報記録方法において、前記同期引込みマークの組合せパターン中の複数個は、符号間干渉による振幅低下を伴わない数とした。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一記載の情報記録方法において、第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号とを用いて誤りを訂正し、前記第1の誤り訂正符号による誤り訂正の方向に前記情報を記録し、前記同期マーク及び同期引込みマークを前記第1の誤り訂正符号の先頭にあたる部分に記録するようにした。
請求項7記載の発明は、記録媒体に対して情報を多値レベルで記録する情報記録装置において、前記記録媒体に対する前記情報の記録時に、前記記録媒体から前記情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとを記録するマーク記録手段を備える。
請求項8記載の発明の記録媒体は、マーク情報として、記録された情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとが記録されている。
請求項9記載の発明の情報再生方法は、請求項8記載の記録媒体を再生する際に、前記同期マークに基づきビットスリップを検出するとともにクロックの同期検出を行い、同期引込みマークに基づき位相を合わせるようにした。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の記録媒体を再生対象とする情報再生装置であって、前記同期マークに基づきビットスリップを検出するとともにクロックの同期検出を行い、同期引込みマークに基づき位相を合わせるマーク情報処理手段を備える。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の情報再生装置において、同期引込み処理を行うPLL回路(フェーズ・ロックド・ループ回路)を備え、前記マーク情報処理手段は、前記同期引込みマーク部分で前記PLL回路のループゲインを他の部分のゲインよりも上げるようにした。
請求項12記載の発明は、請求項10記載の情報再生装置において、同期引込み処理を行うPLL回路(フェーズ・ロックド・ループ回路)を備え、前記マーク情報処理手段は、前記ビットスリップ検出条件下での前記同期引込みマーク部分で前記PLL回路のループゲインを他の部分よりも上げるようにした。
請求項1記載の発明によれば、位相同期を引き込むための同期引込みマークを同期マークの直後に記録するようにしたので、再生に際して、クロック位相ずれが生じた場合でも同期引込みマークを利用することでその位相ずれを早く回復することができ、信号欠落などによる誤りが最小限となるようにすることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、同期マークの一部をクロックマークと同じ形状とすることにより、1つのマークでビットスリップ検出とクロック検出とを同時に行うことができ、冗長度を下げることができ、同期引込みマークを付加する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、同期引込みマークのパターンを振幅が最大になるレベルの組合せパターンとしたので、信号が検出しやすい上に、ノイズなどの影響を受けにくくし、確実な同期引込みを行わせることができる。
請求項4,5記載の発明によれば、符号間干渉による振幅低下を防止することができ、確実な同期引込みを行わせることができる。
請求項6記載の発明によれば、誤り訂正の横方向の先頭部分に同期マーク及び同期引込みマークを配置することで、フラグが不要に立たないようにすることができる。
請求項7記載の発明によれば、マーク記録手段により位相同期を引き込むための同期引込みマークを同期マークの直後に記録するようにしたので、再生に際して、クロック位相ずれが生じた場合でも同期引込みマークを利用することでその位相ずれを早く回復することができ、信号欠落などによる誤りが最小限となるようにすることができる。
請求項8記載の発明によれば、位相同期を引き込むための同期引込みマークが同期マークの直後に記録されているので、再生に際して、クロック位相ずれが生じた場合でも同期引込みマークを利用することでその位相ずれを早く回復することができ、信号欠落などによる誤りが最小限となり、記録データの信頼性の高い媒体となる。
請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の発明の記録媒体の再生に際して、クロック位相ずれが生じた場合でも同期マークの直後に記録されている同期引込みマークを利用することでその位相ずれを早く回復することができ、信号欠落などによる誤りが最小限となるようにすることができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項8記載の発明の記録媒体の再生に際して、クロック位相ずれが生じた場合でもマーク情報処理手段によって同期マークの直後に記録されている同期引込みマークを利用することでその位相ずれを早く回復することができ、信号欠落などによる誤りが最小限となるようにすることができる。
請求項11記載の発明によれば、同期引込みマークの部分でPLL回路のループゲインを上げるようにしたので、位相ずれを早く戻すことができる。
請求項12記載の発明によれば、ビットスリップを検出した場合のみ同期引込みマークの部分でPLL回路のループゲインを上げるようにしたので、位相ずれを早く戻すことができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に本発明の対象とする多値レベルを利用した多値記録の再生波形例を示す。図1(a)が再生波形の理想値を示し、図1(b)がその理想の再生クロック例を示している。再生クロックの立上りで再生波形の電圧が矩形波状に変化し、再生クロックの立下りで安定しレベルを判定できることとなる。これに対して、図1(c)は実際の再生波形例を示すものである。
図2にこのような多値記録・再生にも利用される一般的な光ディスク装置(情報記録装置、情報再生装置)の構成例をブロック図として示す。なお、本実施の形態では、記録媒体として光ディスク1への適用例として説明するが、その記録方式には特に制約はなく、多値記録可能なものであれば、光磁気記録媒体(MO)、追記型記録媒体(CD−R,DVD±RW等)、リライタブル(書換え型)記録媒体(CD−RW,DVD±RW等)の何れであっても適用可能である。また、図2は本発明に関係する部分を中心に図示し、説明に必要な最低限の構成のみを示したものである。
当該光ディスク装置は、インタフェースコントローラ2が外部機器(例えば、パソコン)からコマンドを受け取ると、コントローラ3へコマンドを受け取った旨を報告する。コントローラ3はCPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、当該光ディスク装置全体の制御を行うとともに、そのコマンドを解釈し、そのコマンドで要求された動作を行い、そのレポートをインタフェースコントローラ2を通して外部機器に行う。また、コントローラ3は本発明に係る情報記録方法、情報再生方法の制御処理を実行する。
また、光ディスク1に対して情報を記録する際は、外部機器からインタフェースコントローラ2を通してデジタル回路4を経由し、一旦バッファメモリ5に格納する。デジタル回路4では、このデータに対し、誤り訂正符号の付加、同期信号の付加、多値レベルへの変調符号に変換、等の処理動作を行う。また、光ディスク1に書き込むアドレスは、当該光ディスク1上に予め書かれているアドレスを読んで指示されたアドレスに情報を記録する。
次に、アナログ回路6で光ディスク1に記録するようにピックアップ7上の半導体レーザLD(図示せず)を発光させるように電流を制御し上記情報を多値レベルに記録する。
また、ピックアップ7はLDの出射光が光ディスク1にあたり、その反射光を受光素子PD(図示せず)で受光しアナログ回路6で処理をし、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などのサーボ信号を生成しサーボ回路8に入力しサーボ回路8でピックアップ7の位置や対物レンズの位置を制御する。このとき、光ディスク1は通常スパイラル状の溝若しくはデータ配列を持っている。そのため、時間の経過と共に(例えば、外周から内周でも良い)内周から外周に移動し、トラッキング制御できる範囲を超えてしまう。そこで、トラッキングサーボ信号からピックアップ7全体を移動させ常に対物レンズの位置が中立に近い形で保てるようにキャリトラと呼ばれる制御を行っている。なお、9は光ディスク1を回転させるためのスピンドルモータである。
一方、光ディスク1に多値記録された情報を再生する際には、ピックアップ7の出力をアナログ回路6で量子化及びPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路等を用いてクロック抽出を行い、デジタル回路4で同期検出、復調、誤り訂正などを行い、バッファメモリ5に貯える。その後、インタフェースコントローラ2を通して外部機器に情報を転送する。
図3に、本発明の基礎となる光ディスク1に記録する情報配列の一般的なフォーマット例を示す。情報は、クロックを抽出するためのクロックマークと、本来のデータとを交互に配している。
多値記録の場合は、2値記録の場合と違って再生信号のエッジ部を正しく抽出できないため(図1(c)参照)、エッジからクロックを抽出できない。そこで、本来のデータ(Data)を記録する情報部とは別にクロックマーク(Clock Mark)と称される特別なマークを用いてクロックを抽出する。このDataの長さは、偏心などにより生じるクロック変動量がシステムの許容値以内になるように長さを設定する。また、クロックマークはその前後のデータからの符号間干渉の影響がないパターンを使用すると共に、位置の変動が生じても誤同期を生じないようにする必要がある。
図4にクロックマークの一例を示す。これは、例えば図4(a)に示すように8値なる多値で情報を記録する際、反射光量が大きい方を“0”とし光量が少ないとき“7”とすると、データ列“00700”のクロックマークの例である。図4(b)がその再生時の再生信号の波形例を示し、図4(c)にこの再生信号を微分したときの微分波形を示している。この微分波形によれば、その0クロスで同期位置の検出を行えることがわかる。その同期位置を通常よく使用されているPLL回路の位相比較器に入力させることによってクロックを生成することができる。
図5にビットスリップを検出し回復させるための同期マークの一例を示す。この同期マークは、クロックマークの場合と同様に、例えば図5(a)に示すように8値なる多値で情報を記録する際、反射光量が大きい方を“0”とし光量が少ないとき“7”とすると、データ列“000070000”とされた例である。図5(b)がその再生時の再生信号の波形例を示し、図中、破線枠で囲んだ部分のパターンが本実施の形態ではクロックマークと同一とされている。
また、図4(c)にこの再生信号を微分したときの微分波形を示している。この微分波形によれば、その0クロスで同期位置の検出を行えることがわかる。ここに、クロックマークに対して同期マークの方が長いのは、欠陥などにより生ずるビットスリップを回復するための変動はクロックマークよりも大きいことから、より大きなウインドウを必要とするためである。
図6は、本発明の参考となる光ディスクに記録する情報にクロックマークと同期マークとを含ませた場合のフォーマット例を示している。まず、図6(a)の例では、クロックマークを等間隔で配置させ、その間にデータ及び同期マークを配置させている。
ここに、図4に示したようなクロックマークと図5に示したような同期マークとに着目した場合、前述したように、クロックマークと同期マークとの共通化が図られている。即ち、同期マークの一部をクロックマークと同じパターンとすることにより、同期マークにクロックマークの機能を持たせることができる。そこで、図6(b)の例では、同期マークの一部がクロックマークのパターンと同一になるように、クロックマークと同期マークとを記録するようにしたフォーマット例を示している。これにより、データの冗長度を下げることができ、光ディスク1に記録可能な容量を増加させることができる。この場合、同期マーク内のクロックマークの位置と他の単独状態のクロックマークの位置とが等間隔となるように記録することで、クロックの生成が容易化されている。
次に、本発明の実施の形態による光ディスク1に記録する情報のフォーマット例を図7に示す。本実施の形態のフォーマット例では、ビットスリップが検出されると、位相の同期は外れていると考えられるので、同期マークの直後の位置に、位相同期を引き込むための同期引込みマークを配置させるフォーマットとしたものである。図7に示す例は、図6(b)のフォーマット例への適用例として示しているが、図6(a)のフォーマット例についても同様に適用できる。もっとも、図6(b)のフォーマット例に適用した方が、1つのマークでビットスリップ検出とクロック検出とを同時に行うことができ、冗長度を下げることができるので、本実施の形態の特徴とする同期引込みマークを付加する上で有利となる。
図8に同期引込みマークの一例を示す。同期引込みマークに対する要求事項は、信号が検出しやすく、ノイズに強いことである。そこで、本実施の形態では、多値レベルで最大振幅が取れる範囲、例えば図8(a)に示すように8値なる多値で情報を記録する際、反射光量が大きい方を第1のレベル“0”とし光量が少ないとき第2のレベル“7”とすると、これらの第1,2のレベルを組合せたデータ列“070070070…”のようなパターン例である。図8(b)がその再生時の再生信号の波形例を示し、図8(c)にこの再生信号を微分したときの微分波形を示している。この微分波形によれば、その0クロスで順次同期引込みを行えることがわかる。
また、同期引込みマークは、位相を比較する回数を増やすため、比較できる部分(図8中のレベルが7の部分)が多くあった方が有利である。しかし、高密度記録を行うと、符号間干渉により再生信号が小さくなってしまい、検出しにくくなる。そこで、当該同期引込みマークの組合せパターンは、第1のレベル“0”間又は第2のレベル“7”間に、複数個の他方の第2のレベル“7”又は第1のレベル“0”を有するパターンであって、その個数は、符号間干渉による振幅低下を伴わない数とされる。図8中に示す例では、第2のレベル“7”間に第1のレベル“0”を2個ずつ組合せるようにしている。
ところで、欠陥などにより再生信号が途絶えると、クロックの検出ができなくなり、クロックは自走状態となる。この欠陥が長くなるとビットスリップを起こしてしまう。ビットスリップを起こすと以降のデータを再生できなくなってしまう。
そこで、同期マークを用いてビットスリップから回復するため、コントローラ3等は、上述した記録処理の際、第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号との2種類の符号を用いて誤りを訂正し、第1の誤り訂正符号による誤り訂正の方向に情報を記録し、同期マークを第2の誤り訂正符号の先頭にあたる部分に記録する。
図9に本発明の参考となる通常の誤り訂正例を示し、図10に本実施の形態の誤り訂正例を示す。
図9に示すように、第1の誤り訂正符号(第1のECC)を横方向(図中「データ」の右側)に付加し、第2の誤り訂正符号(第2のECC)を縦方向(図中「データ」の下側)に付加し、データ(情報)は図中の左上隅から横方向(図中右方向)に順次記録していく。
ここで、欠陥などが生じると横方向に誤りが連続して発生するが、縦方向の第2の誤り訂正符号で誤りを訂正する。この誤り訂正には、イレージャ訂正と言う技術を使用する。このときにフラグを用いて訂正するが、フラグが多いと訂正できない。そこで、本実施の形態では、図10に示すようにデータの横方向である第2の誤り訂正符号の先頭にあたる部分に同期マークを配置し、その直後の位置に、位相同期を引き込むための同期引込みマークを設置する。
図2に示したような光ディスク装置により、クロックマーク、同期マーク及び同期引込みマークを図7、図10に示すようなフォーマットに従い光ディスク1に記録し或いは光ディスク1から再生することができる。即ち、当該光ディスク装置における情報記録処理について説明すると、コントローラ3等は、図4に示したようなクロックマーク、図5に示したような同期マーク及び図8に示したような同期引込みマークを、図7や図10のフォーマットに従い情報中に記録するマーク記録手段の機能を果たす。これにより、光ディスク1に対して、当該マーク記録手段の機能を利用して、情報と、その情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、位相同期を引き込むための同期引込みマークとを記録する。この同期引込みマークは同期マークの直後位置となるように記録される。この場合の詳細な処理自体は通常のデータ記録の場合と同様にして各レベルの記録を行うようにすればよい。
再生処理については、図11に示すような構成の下に実行される。この図11に示すブロック図は、図2中に示した光ディスク装置中から再生に係る部分のみを抽出したものである。図11に示すように、再生信号(再生波形)をクロックマーク検出部11と同期マーク検出部12とへ入力する。ただし、データ期間中で誤同期になるのを防ぐため、カウンタ及びシーケンサ13から各々のウインドウを作成し供給している。即ち、カウンタ部分で同期マークウインドウを生成して同期マーク検出部12へ供給し、シーケンサ部でクロックマークウインドウを生成してクロックマーク検出部11に供給している。
クロックマーク検出部11でクロックの検出後、PLL回路14でセル単位のクロックを作成して位相比較する。また、同期マーク検出部12で同期検出したらカウンタの値を指定値に設定する。さらに、PLL回路14で作成したセル単位のクロックはカウンタに出力される。このときに、同期引込みマークの部分でも、クロック検出部の11ウインドウをあけ、PLL回路14で位相比較する。さらに、このウインドウは、同期検出部12でビットスリップを検出した際に出される、カウンタ調整信号を用いてビットスリップが生じた場合のみ出力してもよいし、常時出力してもよい。
また、PLL回路14の同期引き込みを早めるため、同期引込みマークの部分では、PLL回路14のループゲインを上げることにより、早く同期させることが可能となる。また、この組合わせで、ビットスリップを検出した場合のみ同期引込みマークの部分でループゲインを上げるようにしてもよい。
多値レベルを利用した多値記録の再生波形例を示す波形図である。 本発明の一実施の形態の光ディスク装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の基礎となる光ディスクに記録する情報配列の一般的なフォーマット例を示す説明図である。 クロックマークを示す説明図である。 同期マークを示す説明図である。 本発明の基礎となる光ディスクに記録する情報配列のフォーマット例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態の光ディスクに記録する情報配列のフォーマット例を示す説明図である。 同期引込みマークを示す説明図である。 本発明で参考とする誤り訂正例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態の誤り訂正例を示す説明図である。 光ディスク装置中の再生処理に係る部分を抽出して示す概略ブロック図である。
符号の説明
1 記録媒体
14 PLL回路

Claims (12)

  1. 記録媒体に対して情報を多値レベルで記録する情報記録方法において、
    前記記録媒体に対する前記情報の記録時に、前記記録媒体から前記情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとを記録するようにしたことを特徴とする情報記録方法。
  2. 前記同期マークの一部が前記クロックマークのパターンと同一になるように、前記クロックマークと前記同期マークとを記録するようにしたことを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
  3. 前記同期引込みマークを、再生信号が最大となる第1のレベルと再生信号が最小となる第2のレベルとの組合せパターンとして記録するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録方法。
  4. 前記同期引込みマークの組合せパターンは、前記第1のレベル間又は前記第2のレベル間に、複数個の他方の前記第2のレベル又は前記第1のレベルを有するパターンとしたことを特徴とする請求項3記載の情報記録方法。
  5. 前記同期引込みマークの組合せパターン中の複数個は、符号間干渉による振幅低下を伴わない数としたことを特徴とする請求項4記載の情報記録方法。
  6. 第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号とを用いて誤りを訂正し、前記第1の誤り訂正符号による誤り訂正の方向に前記情報を記録し、前記同期マーク及び同期引込みマークを前記第1の誤り訂正符号の先頭にあたる部分に記録するようにしたことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一記載の情報記録方法。
  7. 記録媒体に対して情報を多値レベルで記録する情報記録装置において、
    前記記録媒体に対する前記情報の記録時に、前記記録媒体から前記情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとを記録するマーク記録手段を備えることを特徴とする情報記録装置。
  8. マーク情報として、記録された情報を再生するときにクロックを抽出するためのクロックマークと、ビットスリップを検出するための同期マークと、この同期マーク直後の位置で位相同期を引き込むための同期引込みマークとが記録されていることを特徴とする記録媒体。
  9. 請求項8記載の記録媒体を再生する際に、
    前記同期マークに基づきビットスリップを検出するとともにクロックの同期検出を行い、同期引込みマークに基づき位相を合わせるようにしたことを特徴とする情報再生方法。
  10. 請求項8記載の記録媒体を再生対象とする情報再生装置であって、
    前記同期マークに基づきビットスリップを検出するとともにクロックの同期検出を行い、同期引込みマークに基づき位相を合わせるマーク情報処理手段を備えることを特徴とする情報再生装置。
  11. 同期引込み処理を行うPLL回路(フェーズ・ロックド・ループ回路)を備え、
    前記マーク情報処理手段は、前記同期引込みマーク部分で前記PLL回路のループゲインを他の部分のゲインよりも上げるようにした、ことを特徴とする請求項10記載の情報再生装置。
  12. 同期引込み処理を行うPLL回路(フェーズ・ロックド・ループ回路)を備え、
    前記マーク情報処理手段は、前記ビットスリップ検出条件下での前記同期引込みマーク部分で前記PLL回路のループゲインを他の部分よりも上げるようにした、ことを特徴とする請求項10記載の情報再生装置。
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