JP2005077867A - フィルムスキャナ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、写真フィルムの走行時に発生するうねりに影響されることなく、鮮明な画像を出力するための良好なデジタル画像データを取得することができるフィルムスキャナを提供する。
【解決手段】フィルムキャリア32に沿って送り出された写真フィルム14は、距離センサ140によって、距離センサ140から写真フィルム14までの距離が測定されており、この距離を示す情報は投光手段132及び受光手段130を介してマイコン128に出力される。マイコン128は、写真フィルム14の走行速度に基づき、距離センサ140で測定されたうねり部15が、3ラインCCDスキャナ60による読取エリア60Aに到達したタイミングで、うねり部15に起因するピントのずれを防止するように電流供給回路126を制御し、電磁石118による3ラインCCDスキャナ60の上下方向位置を制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明はフィルムスキャナに係り、特にカラーネガフィルムやリバーサルフィルムなどの現像済み写真フィルムのコマ画像をCCD等の撮像手段によって読み取ってデジタル画像データを取得するフィルムスキャナに関する。
従来から、写真原画が記録されたフイルムの現像やプリント、あるいはコンパクトディスクなどの記録媒体への書込処理を行う写真現像/処理所(以下、「ラボ」という。)が知られている(例えば、特許文献1)。
このようなラボのうちロール状写真フィルムの処理を行うラボにおいては、ロール状写真フィルムを給送装置と巻取装置との間で走行するように支持し、連続走行又は間欠走行の途中で光源からの照明光を照射し、フイルムを透過した画像光をCCDなどの画像センサーで撮像することによりデジタル画像データを取得する。このデジタル画像データを記録媒体へ書き込んだり、あるいは、このデジタル画像データを基にレーザスキャニングを行うレーザー露光ユニットによって印画紙に画像を露光したりする。
特開平5−191766号公報
ところで、35mmや24mmのロール状写真フィルムは、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートをベース材とする腰の強いフィルムなので、これを伸展して走行させると、ベース材の巻き癖などに起因して、フィルムは必ずしも平坦ではなく凸凹したうねりがある状態で走行する。また、このうねりによるばたつき(所定の基準面からの写真フィルムのずれ量)は、フィルムの走行速度を上げた場合に、その際に発生する振動と相まって大きくなる傾向にある。フィルムの走行速度を上げることは、フィルムスキャナの処理時間を短縮できる観点から望まれている。
一方、従来のフィルムスキャナは、CCD及び撮像レンズからなる画像読取ユニットの位置を一度位置決めした後は、すなわち焦点を所定の位置で合わせた後は、その位置で固定した状態でフィルムの全コマ画像を読み取る。
したがって、従来のフィルムスキャナは、走行中のフィルム面のうねりに起因して、ピントが外れた状態で画像を読み取る場合が多いため、鮮明な画像を出力するための良好なデジタル画像データを取得することができないという欠点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、写真フィルムの走行時に発生するうねりに影響されることなく、鮮明な画像を出力するための良好なデジタル画像データを取得することができるフィルムスキャナを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、現像済みの写真フィルムを、搬送手段によってコマ画像が並ぶ方向に走行させながら、照明手段によって該コマ画像を順次照明し、撮像手段によってその透過光に含まれる画像情報を読み取り、デジタル画像データを取得するフィルムスキャナにおいて、該フィルムスキャナには、前記走行中の写真フィルム面の所定の基準面からのずれ量を検出する検出手段と、該検出手段によって検出された前記写真フィルム面のずれ量に基づいて前記撮像手段を前記写真フィルム面に対し進退移動させてピントのずれを防止する移動手段とが設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、走行中の写真フィルム面のうねりに起因するずれ量を検出手段によって検出し、このずれ量に基づいて移動手段が、撮像手段を写真フィルム面に対し進退移動させてピントのずれを防止する。これにより、走行中の写真フィルム面にうねりが発生しても、ジャストピントを確保できるので、鮮明な画像を出力するための良好なデジタル画像データを取得することができる。
また、本発明によれば、前記検出手段で検出された、ずれ量を示す情報を、投光手段及び受光手段からなる光送受信手段によって、前記移動手段の制御手段に送信することを特徴としている。検出したずれ量に基づいて撮像手段の位置をリアルタイムに制御することが、ジャストピントを確保する上で最良である。本発明の如く、情報伝送手段として光送受信手段を適用すると、ケーブルやコネクタを使用する電気信号送受信手段と比較して、情報を瞬時に移動手段の制御手段に伝送できる。よって、検出したずれ量に基づいて撮像手段の位置をリアルタイムに制御することができるので、ジャストピントを常に確保できる。
更に、本発明によれば、前記投光手段から照射される光信号を、前記コマ画像を前記撮像手段に結像させるレンズを介して前記受光手段に受光させた。すなわち、前記レンズを光信号伝送用のレンズとして兼用したので、部品点数を削減でき、装置のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明によれば、写真フィルムが装填されたカセットに前記投光手段を内蔵し、フィルムスキャナ本体の撮像手段の近傍に前記受光手段を取り付けた。よって、カセットをフィルムスキャナ本体に装着するだけで、投光手段及び受光手段による光送受信が可能になる。
本発明に係るフィルムスキャナによれば、走行中の写真フィルム面の所定の基準面に対するずれ量を検出手段によって検出し、このずれ量に基づいて移動手段が、撮像素子を写真フィルム面に対し進退移動させてピントのずれを防止したので、走行中の写真フィルム面にうねりが発生しても、鮮明な画像を出力するための良好なデジタル画像データを取得することができる。
また、本発明によれば、前記検出手段で検出された、ずれ量を示す情報を、投光手段及び受光手段からなる光送受信手段によって、前記移動手段の制御手段に送信するので、ケーブルやコネクタを使用する電気信号送受信手段と比較して、情報を瞬時に移動手段の制御手段に伝送でき、よって、ジャストピントを常に確保できる。
更に、本発明によれば、前記投光手段から照射される光信号を、前記コマ画像を前記撮像手段に結像させるレンズを介して前記受光手段に受光させ、該レンズを光信号伝送用のレンズとして兼用したので、部品点数を削減でき、装置のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明によれば、写真フィルムが装填されたカセットに前記投光手段を内蔵し、フィルムスキャナ本体に前記受光手段を取り付けたので、カセットをフィルムスキャナ本体に装着するだけで、投光手段及び受光手段による光送受信が可能になる。
以下添付図面に従って本発明に係るフィルムスキャナの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態のフィルムスキャナ10の構造を示した断面図であり、図2はフィルムスキャナ10が適用されたラボ機12の部分構造を示した斜視図である。このラボ機12は、現像済みのロール状写真フィルム14のコマ画像16、16…を順次読み取るフィルムスキャナ10、及びコマ画像16、16…をカラーペーパー18に順次露光するレーザープリンタ20から構成される。
図1の如くフィルムスキャナ10のスキャナ本体22には、カセット取付テーブル24が設けられ、このカセット取付テーブル24にフィルムカセット26が着脱自在に取り付けられている。また、カセット取付テーブル24の下方には、ハロゲンランプ28が設けられており、ハロゲンランプ28とカセット取付テーブル24との間には、ハロゲンランプ28から照射された照明光を拡散する、拡散ボックス30(図2参照)が設けられている。拡散ボックス30によって拡散された前記照明光は、カセット取付テーブル24及びフィルムカセット26の下面に形成された光通過用開口部(不図示)を介して、フィルムカセット26に内蔵されたフィルムキャリア32の光学的開口部34(図2参照)に導かれる。フィルムキャリア32には写真フィルム14が、そのコマ画像16、16…が並ぶ方向に沿って走行するようにガイドされ、その走行中又は間欠走行途中において光学的開口部34に位置したコマ画像16が前記照明光によって照明される。
コマ画像16を透過した画像光は、フィルムカセット26の上面に形成された光通過用開口部(不図示)からレンズ鏡胴36のフォーカスレンズ38に導かれ、このフォーカスレンズ38によってRGB3ラインCCD又は3色エリアCCD等を用いたスキャナ60の結像面に結像される。なお、以下の説明では3ラインCCDを用いた例を示すが、スキャナに用いる画像読取素子はこれに限られるものではない。
レンズ鏡胴36は、カセット取付テーブル24の上方に設けられた昇降ヘッド40に設置され、この昇降ヘッド40はモータ42、ねじ棒44、昇降ガイドロッド46、及びスライダ48などからなる送りねじ装置50によって、スキャナ本体22に昇降自在に支持されている。また、モータ42の動力をねじ棒44に伝達する動力伝達機構は、プーリ52、54及び無端状ベルト56からなるベルト伝達機構が適用されている。このように構成された送りねじ装置50によってレンズ鏡胴36を昇降移動させると、フィルムキャリア32の光学的開口部34に位置したコマ画像16に対するフォーカスレンズ38の距離が変わるので、撮影倍率を変更することができる。
一方、レンズ鏡胴36のフォーカス調整機構は、図1及び図3の如く固定筒62、カム筒64、ギア環66、及びモータ68などから構成される。固定筒62は、昇降ヘッド40のテーブル70に不図示のボルトによって固定され、この固定筒62の内側にカム筒64が摺動自在に配置されている。カム筒64にはカム溝72が形成され、固定筒62には直進溝74が形成されており、フォーカスレンズ38を保持したレンズ枠76のカムピン78、78…がカム溝72を介して直進溝74に嵌合されている。また、カム筒64は、固定筒62の基端部の周方向に形成された開口部80を介して連結ピン82によりギア環66に連結されている。このギア環66は、固定筒62に摺接されるとともに、ギア84を介してモータ68の駆動ギア86に噛合されている。したがって、モータ68の駆動力がギア86、84を介してギア環66に伝達され、ギア環66が回動されると、カム筒64がフォーカスレンズ38の光軸Pを中心に回動する。これにより、フォーカスレンズ38は、カム溝72と直進溝74とによる送り作用により光軸Pに沿って上下移動する。この上下移動動作によって、フォーカスレンズ38によるフォーカス調整がなされる。なお、ギア環66は、固定筒62の外周面に固定された押え環88に摺接されることにより、固定筒62に対する上下方向の位置決めがなされている。
RGB3ラインCCDスキャナ60は、フォーカスレンズ38を介して導かれてきたコマ画像を読み取り、この読み取った画像信号を、図2に示したレーザープリンタ20のA/D変換器90に出力する。画像信号は、ここでデジタル画像データに変換される。
デジタル画像データは、各処理部92、92…によってプリント濃度・カラー補正、トーン処理、シャープネス処理、オーバー・アンダー露光の補正、及び粒状抑制処理などの各種画像処理が行われた後、画像メモリ94に一旦記録される。そして、記録されたデジタル画像データは、画像メモリ94から順次読み出され、レーザー露光ユニット96に出力される。
レーザー露光ユニット96は、デジタル画像データをR、G、Bのレーザー光に変換する変換器を有している。この変換器によって変換されたRのレーザー光が半導体レーザー98によって、また、Gのレーザー光が固体レーザー100によって、そして、Bのレーザー光が固体レーザー102によって、それぞれ反射ミラー104に向けて照射される。R、G、Bのレーザー光は、反射ミラー104によってポリゴンミラー106に反射され、そして、回転するポリゴンミラー106から反射ミラー108を介してカラーペーパー18の露光ステージ110に照射される。カラーペーパー18は、所定の速度でロールペーパー112から送り出されているので、この送り出しとR、G、Bのレーザー光の照射とによってカラーペーパー18に走査露光が行われる。
ところで、実施の形態のフィルムスキャナ10は図3の如く、走行する写真フィルム14の面のうねりに起因するピントのずれを防止するために、電磁石118などからなるCCD移動装置(移動手段)120によって、写真フィルム14の面に対し昇降(進退)移動可能に設けられている。
電磁石118の下部には、スプリング122が電磁石118の吸引方向と同方向に連結され、スプリング122の下部には、電磁石118で吸引されるマグネット124が設けられている。また、このマグネット124の下部には、不図示の磁気シールド部材を介してRGB3ラインCCDスキャナ60が取り付けられている。電磁石118は、電流供給回路126から供給される電流によって駆動され、マグネット124を吸引する。これにより、RGB3ラインCCDスキャナ60がスプリング122の付勢力に抗して上昇する。また、電流供給回路126はマイコン(制御手段)128によって、電磁石118に供給する電流値が制御されている。このように電流値を制御することによって、マグネット124の吸引量、すなわち、RGB3ラインCCDスキャナ60の上下方向位置を制御することができる。
実施の形態の制御方法は、フィルムスキャナ10の電源が立ち上げられると、マイコン128は、電磁石118に所定の一定電流値を供給するように電流供給回路126を制御する。この時に上昇したRGB3ラインCCDスキャナ60の位置がホームポジションであり、このポジションを基準にして、その上下位置が制御されている。
マイコン128は、受光素子130から送信される情報に基づいて電流供給回路126を制御する。受光素子130は、図1に示した昇降ヘッド40に固定されるとともに、フォーカスレンズ38を介して出射されてきた、フォトダイオードなどの投光素子132からの光点滅信号を受光する。マイコン128は、後述するように受光素子130で受光された前記光点滅信号のパルス数に応じた制御信号を作成し、これを電流供給回路126に出力する。
投光素子132は、フィルムカセット26に内蔵され、フィルムカセット26がカセット取付テーブル24に取り付けられた際に、フィルムカセット26に形成された光通過用開口部(不図示)とフォーカスレンズ38とを介して受光素子130と正対する位置に設けられている。
一方、フィルムカセット26には、マイコン134が内蔵されている。このマイコン134は、フィルムカセット26がカセット取付テーブル24に取り付けられた際に、スキャナ本体22側から供給される電源によって駆動され、モータ136、138、及び距離センサ(検出手段)140を制御する。
モータ136は、24mmフィルムの写真フィルム14が巻回収納されたフィルムカートリッジ142のスプール144を正方向、及び逆方向に駆動することにより、フィルムカートリッジ142に収納された写真フィルム14の送り出し、及び巻き取りを行う。また、モータ138は、巻取スプール146の軸148を回転することにより、フィルムカートリッジ142から送り出されたきた写真フィルム14を巻取スプール146巻き取る。なお、実施の形態では、24mmフィルムのフィルムカートリッジ142が装填される専用のフィルムカセット26について説明するが、フィルムカセットの種類はこれに限定されるものではなく、35mmフィルム、120フィルムなどの他のフィルムが装填される専用のフィルムカセットも別個に揃えられている。
距離センサ140は、超音波を用いたセンサであり、超音波トランスミッタ150と超音波レシーバ152とから構成される。超音波トランスミッタ150から発射された超音波は、走行中の写真フィルム14の面で反射され超音波レシーバ152で検出される。マイコン134は、超音波の前記発射から前記検出までの時間に基づいて距離センサ140から写真フィルム14までの距離を測定する。すなわち、うねりの無い写真フィルム14の場合は、写真フィルム14の平坦な表面と距離センサ140との間の一定の距離が測定されるが、写真フィルム14の面にうねりが生じていた場合には、その波状に変形した写真フィルム14の表面と距離センサ140との間隔に応じた距離が測定される。なお、このような超音波センサに代えて、LEDから発射される光をフィルム面で反射させてラインCCDで受光し、受光した光の分布と重心位置等からフィルム面(反射面)の位置を算出するセンサを使用してもよい。
マイコン134に伝えられる上記間隔に応じた距離情報は、投光素子132から受光素子130に光点滅信号として送信される。例えば、基準面(ここではフィルムキャリア32のフィルム走行面32Aに写真フィルム14の厚さを加えた面)に対し、うねりにより0.2mmの浮き(ずれ)が生じていた場合には、その浮き(ずれ)量に対応したビット数のパルスを光の点滅によって送信する。この光の点滅によるパルスの送信はパケットで時系列的に行われる。
受光素子130で前記光点滅信号が受光されると、マイコン128は、前記光点滅信号のパルス数に応じた制御信号を作成し、これを電流供給回路126に出力する。電流供給回路126は、前記制御信号に応じた電流を電磁石118に供給するので、電磁石118は、距離センサ140で測定された前記距離に基づいてその動作量が制御される。なお、図3の符号154、156は、フィルムカセット26とスキャナ本体22との間で、投光素子132及び受光素子130とともに双方向送受信を行うための投光素子、受光素子である。
次に、前記の如く構成されたフィルムスキャナ10の動作について説明する。
フィルムカセット26に収納されたフィルムカートリッジ142から写真フィルム14をフィルムキャリア32に沿って送り出す。送り出された写真フィルム14は、距離センサ140によって、前述した距離が測定されており、この距離を示す情報は投光手段132及び受光手段130を介してマイコン128に出力される。
マイコン128は、写真フィルム14の走行速度に基づき、距離センサ140で測定されたうねり部15が、RGB3ラインCCDスキャナ60による読取エリア60Aに到達したタイミングで、うねり部15に起因するピントのずれを防止するように電流供給回路126を制御し、電磁石118によるRGB3ラインCCDスキャナ60の上下方向位置を制御する。すなわち、波形のうねり部15が距離センサ140によって測定された場合には、その波形に追従するように電流供給回路126を制御して、RGB3ラインCCDスキャナ60を上下に移動させる。
これにより、実施の形態のフィルムスキャナ10は、走行中の写真フィルム14の面にうねりが発生しても、ジャストピントを確保できるので、鮮明な画像を出力するための良好なデジタル画像データを取得することができる。
また、実施の形態のフィルムスキャナ10は、距離センサ140で検出された、うねり量(基準面からのずれ量)を示す情報を、投光素子132及び受光素子130から光送受信手段によって、マイコン128に送信している。フィルムスキャナ10の分野において、検出したうねり量に基づいてRGB3ラインCCDスキャナ60の上下位置をリアルタイムに制御することが、ジャストピントを確保する上で最良である。実施の形態のフィルムスキャナ10の如く、情報伝送手段として光送受信手段を適用すると、ケーブルやコネクタを使用する電気信号送受信手段と比較して、情報を瞬時にマイコン128に伝送できる。よって、検出したうねり量に基づいてRGB3ラインCCDスキャナ60の上下位置をリアルタイムに制御することができるので、ジャストピントを常に確保できる。
更に、フィルムスキャナ10は、投光素子132から照射される光信号を、コマ画像16をRGB3ラインCCDスキャナ60に結像させるフォーカスレンズ38を介して受光素子130に受光させ、フォーカスレンズ38を光信号伝送用のレンズとして兼用したので、部品点数を削減でき、装置のコンパクト化を図ることができる。図4(A)は、フォーカスレンズ38のイメージサークル39内に位置するRGB3ラインCCDスキャナ60、受光素子130、及び投光素子154の位置関係が示されている。同図によれば、RGB3ラインCCDスキャナ60を挟むように受光素子130及び投光素子154が対称位置に設けられている。なお、図4(B)は、RGB3ラインCCDスキャナ60に変えてエリアCCDスキャナ61を設けたもので、この場合もまた、エリアCCDスキャナ61を挟むように受光素子130及び投光素子154が対称位置に設けられている。エリアCCDスキャナ61を適用した場合には、写真フィルム14の走行を一旦停止してコマ画像16を撮像するが、このコマ画像16にうねりが生じていた場合には、そのうねり量の平均値、又は最大値に応じてエリアCCDスキャナ61の上下位置を制御すればよい。
また、フィルムスキャナ10は、フィルムカートリッジ142が装填されたフィルムカセット26に投光素子132を内蔵し、スキャナ本体22のRGB3ラインCCDスキャナ60の近傍に受光素子130を取り付けたので、フィルムカセット26をスキャナ本体22側に装着するだけで、投光素子132及び受光素子130による光送受信が可能になる。
実施の形態では、固体撮像素子移動手段として電磁石118を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、圧電素子、又はコイルと鉄心とからなる電磁誘導型の移動手段を適用してもよい。
被写体のうねりに応じて撮像手段の位置を制御し、ピントのずれを防止するようなデジタルカメラなどの撮像装置にも適用可能である。
実施の形態のフィルムスキャナの構造を示す断面図 図1のフィルムスキャナが適用されたラボ機の部分構造を示す斜視図 図1のフィルムスキャナの要部構造を拡大して示した断面図 フォーカスレンズのイメージサークル内に位置するRGB3ラインCCDスキャナ、受光素子、及び投光素子の位置関係を示した図
符号の説明
10…フィルムスキャナ、12…ラボ機、14…写真フィルム、16…コマ画像、18…カラーペーパー、20…レーザープリンタ、22…スキャナ本体、24…カセット取付テーブル、26…フィルムカセット、28…ハロゲンランプ、30…拡散ボックス、32…フィルムキャリア、34…光学的開口部、36…レンズ鏡胴、38…フォーカスレンズ、40…昇降ヘッド、60…RGB3ラインCCDスキャナ、62…固定筒、64…カム筒、66…ギア環、118…電磁石、120…CCD移動装置、122…スプリング、124…マグネット、126…電流供給回路、128…マイコン、130…受光素子、132…投光素子、134…マイコン、140…距離センサ

Claims (4)

  1. 現像済みの写真フィルムを、搬送手段によってコマ画像が並ぶ方向に走行させながら、照明手段によって該コマ画像を順次照明し、撮像手段によってその透過光に含まれる画像情報を読み取り、デジタル画像データを取得するフィルムスキャナにおいて、
    該フィルムスキャナには、前記走行中の写真フィルム面の所定の基準面からのずれ量を検出する検出手段と、該検出手段によって検出された前記写真フィルム面のずれ量に基づいて前記撮像手段を前記写真フィルム面に対し進退移動させてピントのずれを防止する移動手段とが設けられたことを特徴とするフィルムスキャナ。
  2. 前記検出手段で検出された前記写真フィルム面のずれ量を示す情報は、投光手段及び受光手段からなる光送受信手段によって、前記移動手段の制御手段に送信されることを特徴とする請求項1に記載のフィルムスキャナ。
  3. 前記光送受信手段の前記投光手段から照射される光信号は、前記コマ画像を前記撮像手段に結像させるレンズを介して前記受光手段に受光されることを特徴とする請求項2に記載のフィルムスキャナ。
  4. 前記光送受信手段の前記投光手段は、前記写真フィルムが装填されたカセットに内蔵され、前記受光手段は、フィルムスキャナ本体の前記撮像手段の近傍に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のフィルムスキャナ。
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