JP2005076229A - 車両ドアロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
アクチュエータの駆動によりラッチ機構をストライカとの係合状態から離脱状態へとする車両ドアロック装置において、手動で係合状態を解除させる場合の操作に関し、簡易に誤操作をなくすこと。
【解決手段】
ドアロック装置10が、ドア2に適用され、ボデー3に適用されるストライカ29と係脱するラッチ機構20と、ドア2の開操作により駆動する電動モータ40により作動し、ラッチ機構20をストライカ29との係合状態から離脱状態へとするリリース機構30と、リリース機構30に対して掛けられると共に、両端50a、50bを同方向に引いた場合にはリリース機構30を作動させ、両端50a、50bの何れか一方を引いた場合にはリリース機構30を作動させずにリリース機構30から離脱するひも50とを備えた構成としたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両ドアロック装置に関し、特に、アクチュエータの駆動によりラッチ機構をストライカとの係合状態から離脱状態へとする車両ドアロック装置に関する。
従来のこの種のドアロック装置としては、後記の特許文献1に記載のものが公知となっている。
この従来のドアロック装置は、電動モータとロック機構よりなり、ドアを閉じた状態では、ロック機構のラッチがドア開口縁に設けたストライカと係合してフルラッチ状態(後記の特許文献1ではロック状態と記載)となる。そして、このドアロック装置は、ドア取手が操作された場合に、ドア取手に設けられたリミットスイッチからリリース信号(特許文献1ではアンロック信号と記載)が発せられ、その信号に基づいて駆動する電動モータが、ロック機構の駆動レバー作動させて、その結果、ラッチのフルラッチ状態を解除するものとなっている。更に、この従来のドアロック装置は、駆動レバーに通孔が設けられており、その通孔に、途中に結び目が形成されたひもが通されている。そして、ひもの一端を引っ張ると、結び目が通孔の周縁に係合して駆動レバーが強制的に作動して、フルラッチ状態が解除される。つまり、手動でフルラッチ状態が解除される。一方、ひもの他端を引っ張ると、ひもは、駆動レバーを係合することなく自由に引き出されるものとなっている。
特開2000−179210号公報(2から3頁、図1から図6参照)
しかしながら、従来のドアロック装置では、ひもの各端には選択性があった。つまり、上記の様に、ひもの一端を引っ張るとフルラッチ状態を解除できるが、他端を引っ張ると引き出される(抜ける)構成となっていた。従って、操作者が、フルラッチ状態を解除しようとしてひもを引っ張った場合でも、誤って他端を引っ張ってしまった場合には、フルラッチ状態を解除できす、ひもが抜けてしまうという不具合があった。この誤操作を防ぐためには、例えば、ひもの一端と他端とを、フルラッチ状態解除側と抜け取り側とに識別することも考えられるが、その識別を付すことは手間を増やすことになり、望ましくない。
従って、本発明は、アクチュエータの駆動によりラッチ機構をストライカとの係合状態から離脱状態へとする車両ドアロック装置において、手動で係合状態を解除させる場合の操作に関し、簡易に誤操作をなくすことを課題とする。
上記課題を解決するために本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車両ドアロック装置が、車両ボデー若しくは車両ドアの何れか一方に適用され、前記車両ボデー若しくは前記車両ドアの何れか他方に適用されるストライカと係脱するラッチ機構と、前記車両ドアの開操作により駆動するアクチュエータにより作動し、前記ラッチ機構を前記ストライカとの係合状態から離脱状態へとするリリース機構と、前記リリース機構に対して掛けられると共に、両端を同方向に引いた場合には前記リリース機構を作動させ、前記両端の中の何れか一方を引いた場合には前記リリース機構を作動させずに該リリース機構から離脱するひも状部材とを備えた構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記リリース機構が、前記電動アクチュエータの駆動により作動すると共に前記ラッチ機構を係合状態から離脱状態へとするオープンレバーを備え、前記ひも状部材が、前記両端の間にて前記オープンレバーに掛けられていると良い。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記両端が、車両室外若しくは車両室内から引くことが可能であると良い。
好ましくは、請求項4に記載の様に、前記車両ドア内に配設された場合に、前記両端が前記車両ドアのパネルに形成された開口部を介して前記車両ドア外まで延在すると良い。
請求項1に記載の発明によれば、リリース機構が、アクチュエータにより作動し、ラッチ機構をストライカとの係合状態から離脱状態へとする(係合状態を解除する)。そして、ひも状部材がリリース機構に掛けられており、ひも状部材の両端を同方向に引いた場合には、リリース機構を作動させてラッチ機構の係合状態を解除させることができる。つまり、手動で係合状態を解除させることができる。また、両端の中の何れか一方を引いた場合には(何れの一方を引いた場合でも)、リリース機構を作動させずにリリース機構から離脱させることができる。すなわち、手動でラッチ機構の係合状態を解除するには、ひも状部材の両端を引き、ひも状部材を離脱させる(抜き取る)には、両端の中の一方を引く構成となっている。従って、操作者が、ラッチ機構の係合状態を解除する場合に、誤ってひも状部材を抜き取ってしまう様な誤操作がなくなることとなる。つまり、本発明のひも状部材は、各端の選択性がなく、各端の区別が元々ない構成となっているため、従来の装置のように、各端の識別をする必要がなく、簡易な構成となっている。
請求項2に記載の発明によれば、ひも状部材は両端の間にてオープンレバーに掛けられている。そして、ひも状部材の両端を引いた場合に、オープンレバーを作動させ、ラッチ機構の係合状態を解除することができる。つまり、ひも状部材は、オープンレバーに対して掛けられているのみでも、両端を引くことによってオープンレバーを作動させることができる。従って、例えば従来の装置の様に、ひも状部材に結び目(オープンレバーを作動させるための係合箇所としての結び目)を設ける必要が無く、簡易な構成となっている。
請求項3に記載の発明によれば、車両室外若しくは車両室内からひも状部材を引くことによりラッチ機構の係合状態の解除をすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ひも状部材の両端が、車両ドアのパネルの開口部を介して車両ドア外まで延在している。従って、車両ドア外から、ラッチ機構の係合状態の解除およびひも状部材の抜き取りをすることができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明のドアロック装置10(車両ドアロック装置)を配設した車両1(車両)の後部を示す斜視図である。図2は、車両1のドア2およびボデー3(車両ボデー)の断面図であり、図1におけるII−II断面図である。図3は、ドアロック装置10の正面図である。図4から図6は、ドアロック装置10の作動図である。なお、図4から図6においては、ドアロック装置10のラッチ機構20(ラッチ機構)およびリリース機構30(リリース機構)を主として示しており、示す方向は、図3と同方向である。
図1に示す様に、車両1には、ボデー3の開口部3aを閉じるドア2が配設されている。ドア2は、公知な構成のバックドアである。そして、図2に示す様に、ドアロック装置10は、ドア2内の下端部付近に配設されている。即ち、ドアロック装置10は、そのカバープレート11が、ドア2内の支持プレート(図示なし)に対してビス等により固定されており、主に、ラッチ機構20の部分が、ドア2のインサイドパネル2b(パネル)に形成された開口部2c(開口部)から、ドア2の外方に臨んでいる。
図1および図2に示す様に、ドアロック装置10は、ラッチ機構20と、リリース機構30と、電動モータ40(アクチュエータ)と、ひも50(ひも状部材)を備えている。
ラッチ機構20は、上記の様にドア2に適用されており、ボデー3の開口部3aの縁に適用されたストライカ29と係脱するものとなっている。その構成を以下に説明する。ラッチ機構20は、ベースプレート12(図2および図3示)と一体に形成されたケース部12a(図2および図3示)に収容されている。そして、ラッチ機構20は、図4から図6に詳細に示す様に、ラッチ22とポール23とを備えている。ラッチ22は、ケース部12a等により支持されて図4示UD方向に延在するラッチ軸22a(図4示)を中心として、図4示PQ方向に回動するものとなっている。なお、ラッチ22は、図示しないスプリングにより、図4示Q方向に付勢されている。そして、ラッチ22は、略U字状の切欠22bを備えている。
一方、ポール23も、ケース部12a等により支持されて図4示UD方向に延在するポール軸23a(図4示)の一端側(下端側)に固定されており、ポール軸23aを中心として図4示RS方向に回動するものとなっている。また、ポール23も図示しないスプリングにより、図4示S方向に付勢されている。尚、ポール軸23aの他端側(上端側)にはリフトレバー24が配設されている。そして、リフトレバー24とポール23は、ポール軸23aを介して一体的に回動するものとなっている。
ドア2がボデー3に対して閉状態の場合には、図4に示す様に、ストライカ29がラッチ22の切欠22b内に係合した状態となる。この状態をラッチ機構20のストライカ29との係合状態(フルラッチ状態)という。この場合、ポール23は、ラッチ22の爪部22cに当接しており、ラッチ22の図4示Q方向への回動を規制している。つまり、ラッチ機構20は、ストライカ29を係合保持することとなり、ドア2がボデー3に閉状態にて保持されることとなる。
図4に示すフルラッチ状態から、ポール23が図4示R方向へ所定量回動した場合には、ポール23の、ラッチ22の爪部22cへの当接が外れる。その結果、図6に示す様に、ラッチ22が図6示Q方向に回動し、ストライカ29が、切欠22b内から図2および図6示X方向に相対的に離脱した状態となる。この状態をラッチ機構20のストライカ29との離脱状態(オープン状態)という。このとき、ドア2はボデー3に対して開可能状態となっている。以上の様に、ラッチ機構20は、ストライカ29係脱する。
電動モータ40は、カバープレート11に対して、ブラケット13(図2示)等を介して連結されている。電動モータ40は、ハーネス41を介して、車両1に搭載されたECU60(図3示)に電気的に接続可能となっている。なお、このECU60は、ドア2に配設されたアウトサイドハンドル2aの操作に応じて作動するリミットスイッチ(図示なし)に対しても電気的に接続可能となっている。そして、ECU60が電動モータ40およびリミットスイッチに対して接続している場合、ドア2の開操作であるアウトサイドハンドル2aの操作によりリミットスイッチがオン状態となると、そのオン信号を受けたECU60が電動モータ40に対して給電し、電動モータ40を駆動させるものとなっている。つまり、電動モータ40は、ドア2の開操作により駆動するものとなっている。
リリース機構30は、図2に示される様に、大まかに見てベースプレート12に連結されるブラケット13とカバープレート11との間に位置している。図3から図6に示す様に、リリース機構30は、ピニオンギア31と、従動ギア32と、オープンレバー33(オープンレバー)等を備えている。
ピニオンギア31は、電動モータ40からのトルクを伝達する減速機構42(図2示)の出力軸に固定されている。つまり、電動モータ40が駆動した場合に、ピニオンギア31が回動するものとなっている。
従動ギア32は、カバープレート11と、ブラケット13およびベースプレート12に支持される軸32a(図2、図3示)に対して、回動可能に支持されている。従動ギア32は略扇形状を呈しており、ピニオンギア31に対して噛合っている。また、従動ギア32には、係合ピン32b(図2、図4乃至図6示)が図示手前方向に立設されている。
オープンレバー33は、ピン34にて、カバープレート11に対して回動可能に支持されている。図4等に詳しく示す様に、オープンレバー33は、ピン34を中心として略径方向に延在する入力アーム33a、手動アーム33b、出力アーム33cを備えている。また手動アーム33bには孔部33dが形成されている。
入力アーム33aは、図3示紙面鉛直奥行側に階段状に屈曲しており、カバープレート11に形成された連結開口部11a(図3示)を介して、カバープレート11の内側(従動ギア32側)に延在している。そして、従動ギア32の回動位置によっては、係合ピン32bが、入力アーム33aに対して係合可能な位置関係となっている。つまり、電動モータ40の駆動により、従動ギア32が、軸32aを中心として図3示時計回り方向へ回動した場合には、係合ピン32bが、入力アーム33aの図3示左側の片に対して係合、押圧するものとなっている。その結果、オープンレバー33が、ピン34が構成する軸34aを中心として図2示時計回り方向へ回動するものとなっている。
出力アーム33cは、湾曲した形状を呈しており、その湾曲部分が、リフトレバー24の湾曲部分の近傍まで延在している。そして、オープンレバー33の回動位置によっては、出力アーム33cは、リフトレバー24に対して係合可能な位置関係となっている。つまり、オープンレバー33が軸34aを中心として図3示時計回り方向へ回動した場合には、出力アーム33cの湾曲部分が、リフトレバー24の湾曲部分に対して係合、押圧するものとなっている。その結果、リフトレバー24およびポール23が、一体的に、ポール軸23aを中心として図4示R方向へ回動させるものとなっている。ポール23が図4示R方向に回動した場合には、上記の様に、ラッチ機構20が、フルラッチ状態からオープン状態へとなりうる。
手動アーム33bの孔部33dには、ひも50が掛けられている。そして、図2に示す様に、ドアロック装置10がドア2内に配設された場合に、ひも50の両端50a、50b(両端)は、ドア2のアウトサイドパネル2aに形成された開口部2cを介してドア2外まで延在するものとなっている。つまり、図2に示す様に、ドア2が閉じた状態にて両端50a、50bは、車両1の室外から引くことが可能なものとなっている。
以上説明した様に、ひも50は、リリース機構30に対して掛けられている。具体的には、ひも50は、その両端50a、50bの間にて、電動モータ40の駆動により回動すると共にラッチ機構20をフルラッチ状態からオープン状態へとするオープンレバー33に掛けられている。
ここで、ドアロック装置10の作動の中でのリリース作動(ラッチ機構20をフルラッチ状態からオープン状態へとする(フルラッチ状態を解除する)作動)について説明する。上記の様に、図4は、フルラッチ状態を示している。まず、この状態において、電動モータ40が上記のECU60に対して電気的に接続されている場合の作動を説明する。
上記の様に、アウトサイドハンドル2aが操作されると、ECU60が電動モータ40に対して給電し、電動モータ40を駆動させる。電動モータ40が駆動すると、減速機構42を介してピニオンギア31が回動して、従動ギア32が、軸32aを中心として図4示時計回り方向に回動する。その結果、上記の様にオープンレバー33が軸34aを中心として図4示時計回り方向に回動する。そして、出力アーム33cとリフトレバー24とが係合し(図5示)、リフトレバー24およびポール23が一体的に図5示R方向に回動する。その結果、ポール23の、ラッチ22の爪部22cへの当接が外れ、ラッチ22が図6示Q方向に回動する(図6示)。つまり、ラッチ機構20のフルラッチ状態が解除される。
ここで、以上の説明は、上記の様に電動モータ40がECU60に対して電気的に接続されているときであり、例えば、工場内での車両1の組付け時などの様に、電動モータ40がECU60に対して接続されていない場合は、アウトサイドハンドル2aを操作してもドア2が開かないこととなっている。それは、ドアロック装置10は、アウトサイドハンドル2aの開操作によっては、マニュアルにて(機械的な操作にて)フルラッチ状態を解除できないものとなっているからである。
しかしながら、本発明のドアロック装置10は、電動モータ40がECU60に対して電気的に接続されていない場合であっても、ひも50を操作することにより、フルラッチ状態を解除できるものとなっている。その作動を説明する。図4に示すフルラッチ状態にて、車両1の室外から、ひも50の両端50a、50bを同方向(例えば、図2示Y方向(ドアロック装置10から離れる方向であって同方向))に引くと、手動アーム33bの孔部33dに掛けられているひも50が、手動アーム33bを図4示下方向に引っ張る。その結果、オープンレバー33が、軸34aを中心として図4示時計回り方向へ回動する。そして、上記の様に、リフトレバー24およびポール23が作動して、フルラッチ状態が解除される。つまり、ドア2を開けることができる。
なお、電動モータ40をECU60に対して接続した後には、ひも50の両端50a、50bの何れか一方を引けば、ひも50を抜き取ることができる。
以上説明したように、ひも50は、リリース機構30のオープンレバー33に掛けられており、両端50a、50bを同方向に引いた場合には、リリース機構30を作動させてラッチ機構20のフルラッチ状態を解除させるが、両端50a、50bの中の何れか一方(一端50a若しくは他端50bの何れか一方)を引いた場合には(何れの一方を引いた場合にも)、リリース機構30を作動させずにリリース機構30から離脱させることができるものとなっている。
従って、例えば、人がフルラッチ状態を解除する場合に、誤ってひもを抜き取ってしまうような誤操作が起きないものとなっている。つまり、本発明のドアロック装置10では、手動でフルラッチ状態を解除させるために操作するひも50に関し、一端50a若しくは他端50bの各端の選択性がないものとなっている。換言すると、一端50a若しくは他端50bの各端の区別が元々ない構成となっているため、各端の識別をする必要がなく、簡易な構成となっている。
また、上記の様に、本発明のドアロック装置10では、ひも50は、その両端50a、50bの間にてオープンレバー33に掛けられている。そして、オープンレバー33に掛けられるのみでオープンレバー33を作動させる構成となっている。つまり、ひも50には、オープンレバー33と係合させるための箇所としての結び目等を設ける必要がなく、簡易な構成となっている。
なお、本発明のドアロック装置10のリリース機構30は、クローザとしての機能も備えている。つまり、ドア2を閉じようとしてストライカ29がラッチ22に当接した結果、ラッチ22が所定量の回動状態(ハーフラッチ状態)となった場合、その状態を検出して電動モータ40が駆動される。その結果、図示しないレバー等を含めたリリース機構30が作動して、ラッチ機構20を、オープン状態からフルラッチ状態へと作動させるものとなっている。しかしながら、リリース機構30がクローザとしての機能を備えることは、本発明において必須ではない。
本実施の形態においては、ドアロック装置10が配設されるドア2は、いわゆるバックドアであったが、それに限られない。例えば、車両1のサイドに配設されるドアであっても良い。
本実施の形態においては、ひも50は、車両1の室外に延在し、室外から引く構成となっていたが、両端50a、50bを車両1の室内に延在させ、室内から引く構成としても良い。両端50a、50bが同方向に引ける構成であれば良い。
本実施の形態においては、ドアロック装置10がドア2に、ストライカ29がボデー3に適用されていたが、すなわち、ラッチ機構20がドア2に、ストライカ29がボデー3に適用されていたが、ラッチ機構20がボデー3に、ストライカ29がドア2に適用されるものであっても良い。すなわち、ドアロック装置10がボデー3の開口部3aの縁に配設されており、ドア2に配設されたストライカ29と係脱する様な構成であっても良い。
本実施の形態においては、オープンレバー33は回動する構成であったが、例えば、平行移動する様な構成であっても良い。ひも50を引くことにより、作動するものであれば良い。
本実施の形態においては、ひも50は、オープンレバー33の孔部33dを挿通するものであったが、この構成に限られない。本実施の形態では、孔部33dを挿通することにより、オープンレバー33によるひも50の支持が安定なものとなったが、オープンレバー33へのひも50の配設の簡易性を考慮すると、閉じられていない切欠の様な箇所にひも50を掛けるものであっても良い。
ひも50は、フレキシブル性のあるひも状部材であれば良い。
ドアロック装置を配設した車両の後部を示す斜視図である。 車両のドアおよびボデーの断面図であり、図1におけるII−II断面図である。 ドアロック装置の正面図である。 ドアロック装置の作動図(フルラッチ状態)である。 ドアロック装置の作動図(フルラッチ状態の解除途中状態)である。 ドアロック装置の作動図(オープン状態)である。
符号の説明
1 車両(車両)
2 ドア(車両ドア)
2b インサイドパネル(パネル)
2c 開口部(開口部)
3 ボデー(車両ボデー)
10 ドアロック装置(車両ドアロック装置)
20 ラッチ機構(ラッチ機構)
30 リリース機構(リリース機構)
33 オープンレバー(オープンレバー)
40 電動モータ(アクチュエータ)
50 ひも(ひも状部材)
50a、50b 両端(両端)

Claims (4)

  1. 車両ボデー若しくは車両ドアの何れか一方に適用され、前記車両ボデー若しくは前記車両ドアの何れか他方に適用されるストライカと係脱するラッチ機構と、
    前記車両ドアの開操作により駆動するアクチュエータにより作動し、前記ラッチ機構を前記ストライカとの係合状態から離脱状態へとするリリース機構と、
    前記リリース機構に対して掛けられると共に、両端を同方向に引いた場合には前記リリース機構を作動させ、前記両端の中の何れか一方を引いた場合には前記リリース機構を作動させずに該リリース機構から離脱するひも状部材と
    を備えたことを特徴とする車両ドアロック装置。
  2. 前記リリース機構が、前記電動アクチュエータの駆動により作動すると共に前記ラッチ機構を係合状態から離脱状態へとするオープンレバーを備え、
    前記ひも状部材が、前記両端の間にて前記オープンレバーに掛けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両ドアロック装置。
  3. 前記両端が、車両室外若しくは車両室内から引くことが可能であることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の車両ドアロック装置。
  4. 前記車両ドア内に配設された場合に、前記両端が前記車両ドアのパネルに形成された開口部を介して前記車両ドア外まで延在することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両ドアロック装置。
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