JP2005073737A - 弾球遊技機 - Google Patents

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忠 稲垣
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Abstract

【課題】遊技領域の最端部に遊技球の球通過可能領域を確保するとともに、該球通過可能領域を通過した遊技球の少なくとも一部が、遊技領域の中央方向に流下することにより、例えば、入賞装置等の遊技に関わる遊技装置を遊技領域の略中央付近に配設した場合において、遊技の趣向性を損うことがない弾球遊技機を提供する。
【解決手段】第一球誘導通路61と、第二球誘導通路62と、第三球誘導通路63と、分岐空間部64とからなる特別球通路空間70と、前記第二球誘導通路62と前記第三球誘導通路63とを連通させる前記分岐空間部64に設けられる球誘導部材75と、前記球誘導部材75の上方に設けて前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球P3を前記球誘導部材75に誘導する球進路変更部材80とを有し、前記第一球誘導通路61および前記第二球誘導通路62の少なくとも一部が、前記遊技領域の球通過可能領域の最端部85に設けられている。
【選択図】図4

Description

この発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機等の弾球遊技機は、遊技球が打ち出される遊技盤に領域区画部材により区画して形成された遊技領域を備えている。この遊技領域には、装飾部材が設けられているとともに前記遊技球が流下する球通過可能領域が備えられている。(例えば、特許文献1参照。)
また、近年の弾球遊技機は、遊技の趣向性を高めるために遊技領域に設けられて図柄を表示等する図柄表示装置や装飾部材等の遊技装置の大型化が進んでいる。この弾球遊技機は、遊技領域を有効に活用するために前記大型化した遊技装置と該遊技領域の端部との間にも遊技球の球通過可能領域を備えている。
しかしながら、遊技領域を有効に活用するために前記大型化した遊技装置と該遊技領域の端部との間に遊技球の球通過可能領域を確保した場合であっても、該球通過可能領域を通過した遊技球が、前記遊技領域の中央方向に流下しないおそれがある。この場合には、遊技が遊技者に不利なものとなるおそれがある。一方、前記球通過可能領域を通過した遊技球の多くが前記遊技領域の中央方向に流下するようにすると、遊技が、遊技者に有利なものとなるが遊技店に不利なものとなるおそれがあった。
特開2002−831(第1−5頁、第1−6図)
この発明は、このような状況に鑑み提案されたもので、遊技領域の最端部に遊技球の球通過可能領域を確保するとともに、該球通過可能領域を通過した遊技球の少なくとも一部が、遊技領域の中央方向に流下することにより、例えば、入賞装置等の遊技に関わる遊技装置を遊技領域の略中央付近に配設した場合において、遊技の趣向性を損うことがない弾球遊技機を提供する。
すなわち、請求項1の発明は、遊技球が打ち出される遊技盤と、前記遊技盤に配置された領域区画部材と、前記領域区画部材により区画して遊技球の球通過可能領域が形成された遊技領域とを備えた弾球遊技機において、遊技球を流下させる第一球誘導通路と、前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球をさらに流下させる第二球誘導通路と、前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を前記第二球誘導通路の流下方向とは異なる前記遊技領域の中央方向に流下させる第三球誘導通路と、前記各球誘導通路同士を連通させる分岐空間部とにより構成された特別球通路空間と、前記第二球誘導通路と前記第三球誘導通路とを連通させる前記分岐空間部に設けられて前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を前記第二球誘導通路あるいは前記第三球誘導通路に誘導する球誘導部材と、前記特別球通路空間を構成する分岐空間部に設けられた球誘導部材の上方に設けて前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を進路変更させて前記球誘導部材に誘導する球進路変更部材とを有し、前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路の少なくとも一部が、前記遊技領域の球通過可能領域の最端部に設けられていることを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記最端部が略円弧状に形成され、前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路が、前記最端部に設けられるとともに該最端部に沿って同一円弧状に配設されていることを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記各球誘導通路が、前記遊技盤に設けられた区画部により区画して形成されていることを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記球進路変更部材が前記最端部から前記特別球通路空間に向けて突設されていることを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路の少なくとも一部が遊技球が2球並列して通過することができない通路幅を有するとともに、前記分岐空間部が遊技球が2球並列して通過することができる通路幅を有することを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記遊技領域が、該遊技領域の略中心線上に配置される特定入賞口と該特定入賞口に遊技球が入球したことに起因して図柄を表示する図柄表示装置とを有し、前記第二球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に入球しないように規制されているとともに、前記第三球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に向かうように規制されていることを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項1の発明に係る弾球遊技機によれば、遊技領域の最端部に遊技球の球通過可能領域を確保するとともに、該球通過可能領域を通過した遊技球の少なくとも一部が、遊技領域の中央方向に流下することにより、例えば、入賞装置等の遊技に関わる遊技装置を遊技領域の略中央付近に配設した場合において、遊技の趣向性を損なわないものとすることができる。
請求項2の発明は、前記最端部が略円弧状に形成され、前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路が、前記最端部に設けられるとともに該最端部に沿って同一円弧状に配設されるものである。これによれば、前記最端部を、遊技球の球誘導通路として有効に利用することができる。
請求項3の発明は、前記各球誘導通路が、前記遊技盤に設けられた区画部により区画して形成されるものである。これによれば、前記各球誘導通路を前記区画部によって形成することができる。
請求項4の発明は、前記球進路変更部材が前記最端部から前記特別球通路空間に向けて突設されたものである。これによれば、前記特別球通路空間を構成する第一球誘導通路を流下してきたほとんどの遊技球が、前記第二球誘導通路を流下することを防ぐことができる。
請求項5の発明は、前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路の少なくとも一部が遊技球が2球並列して通過することができない通路幅を有するとともに、前記分岐空間部が遊技球が2球並列して通過することができる通路幅を有するものである。これによれば、大型化した遊技装置を前記遊技領域に配設することができるとともに、前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を、前記第二球誘導通路あるいは第三球誘導通路へ誘導することができる。
請求項6の発明は、前記遊技領域が、該遊技領域の略中心線上に配置される特定入賞口と該特定入賞口に遊技球が入球したことに起因して図柄を表示する図柄表示装置とを有し、前記第二球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に入球しないように規制されているとともに、前記第三球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に向かうように規制されているものである。これによれば、大型化した遊技装置(図柄表示装置)を前記遊技領域に配設した場合であっても、遊技球が、前記特定入賞口に入球しないように規制する第二球誘導通路あるいは前記特定入賞口に向かうように規制する第三球誘導通路のいずれかを流下するため、遊技が、遊技者に有利な大当たり状態等に移行するか否かの期待を抱かせて趣向性を損なわないものとすることができるとともに、遊技が、遊技者に著しく不利あるいは著しく有利なものとなる可能性を軽減することができる。また、遊技が、前記大当たり状態等に移行することを抑えて遊技店に不利なものとなることを抑制することができる。
以下添付の図面に基づきこの発明の好適な実施形態を説明する。図1はこの発明の一実施例に係る弾球遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正面図、図3は同遊技機全体の裏面図、図4は図2の分岐空間部の部分拡大図、図5は遊技盤に配設される表示装置の正面図である。
図1および図2に示す弾球遊技機1は、枠体2の内側に遊技球が打ち出される遊技盤3が着脱交換可能に収容されており、その遊技盤3に遊技球の外側誘導レール4および内側誘導レール5が略円形に立設され、前記外側誘導レール4あるいは内側誘導レール5によって区画して遊技球の球通過可能領域8が形成された遊技領域6が設けられている。なお、前記外側誘導レール4および内側誘導レール5は領域区画部材に相当する。前記枠体2には、遊技球払出口(図示せず)より払い出された遊技球を受ける遊技球供給皿(上側球受け皿とも称される)36、前記遊技球供給皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、遊技状態を報知するランプ表示器34,35、音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知するスピーカS、遊技者による発射レバー92の操作に応じて遊技球を遊技盤3の遊技領域6に向けて発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。また、前記遊技球供給皿36の右側上面には、この遊技球供給皿36の遊技球を球抜きして前記下側球受け皿37へ移すための球返却ボタン33が設けられている。
図2に示すように、この実施例の遊技盤3における遊技領域6には、その略中心線上に上部から下部に向かって順に液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からなる画像表示部50を有する図柄表示装置55と該画像表示部50を取り囲む装飾枠体56とを含む表示装置9、普通電動役物である始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また前記表示装置9の左側には風車22a、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19および普通図柄変動開始用右ゲート21が配設されており、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。また、この実施例の遊技領域6には流下する遊技球を誘導する遊技釘7が適宜設けられている。
前記表示装置9は、図5に示すように、サイドランプRと後述する球誘導部材75を一体に設けたものである。前記球誘導部材75は、装飾枠体56の板状部材Bに一体成形されている。この表示装置9は、図示のように、左右非対称の形状である。図1および図2からも理解できるように、前記左右非対称形状の表示装置9が配設された遊技領域6は、前記略中心線より右側の球通過可能領域8の面積が該略中心線より左側の球通過可能領域8の面積よりも小さくなっている。この表示装置9の少なくとも一部は、前記球誘導部材75によって遊技盤3に固着される。これによって、前記表示装置9が遊技盤3に固定される。加えて、前記遊技盤3に固定された球誘導部材75が、後述する第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P3によって該遊技盤3から外れることを防ぐ。なお、この表示装置9は、前記サイドランプRと球誘導部材75を、一体に設けたものに限らず独立して設けたものでもよい。
前記始動入賞口11には、該始動入賞口11に入賞した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動入賞口センサ)が設けられている。そして、前記特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されると、前記表示装置9における画像表示部50の各表示領域で特別図柄が変動を開始し、所定時間変動表示後、予め定められた順で特別図柄が変動停止して、停止図柄の組合せが確定表示されるようになっている。そして、前記確定表示された停止図柄の組合せが予め決められた特定の大当たり図柄組合せ、例えば、同一図柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、大当たり状態(特別遊技状態)に移行する。大当たり状態になると、前記大入賞口15の開閉板が開いて遊技領域6を流下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にする。
前記特別図柄変動開始スイッチの他に、前記普通図柄変動開始用左ゲート19および普通図柄変動開始用右ゲート21を通過する遊技球を検出する普通図柄変動開始スイッチ等がある。この普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって、前記画像表示部50の下方左隅に設けた普通図柄表示部50Aでの図柄変動を開始させるようになっている。そして、前記普通図柄表示部50Aにおいて図柄変動した後に確定表示された図柄が予め設定されている特定の図柄であった場合には、小当たり(普通図柄当たり)となり、前記始動入賞口11の可動片11a,11bの拡開開放を所定時間行うようになっている。
前記発射装置91は、操作ハンドル92と、該操作ハンドル92の操作により駆動する発射モータと、該発射モータの駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射する打球杆とを有している。前記発射装置91により発射された遊技球は、前記遊技盤3に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路10を介して遊技領域6に誘導されるようになっている。前記発射球誘導路10により遊技領域6の略中心線より左側の球通過可能領域8に誘導された遊技球は、転動しつつ流下し、前記各入賞口に入賞するか、あるいは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるように構成される。なお、遊技領域6の略中心線より右側の球通過可能領域8に誘導された遊技球の動きは後述する。
さらに、この弾球遊技機1にはカードユニット151が設けられており、貸球情報が記録されたプリペードカードをカードユニット151のカード挿入口Uに挿入すると、該プリペードカードに記録されている貸出可能度数が球貸し操作部45の度数表示部に表示され、遊技者が該球貸し操作部45の球貸ボタンを操作することにより所定数の貸球が前記遊技球供給皿36に払い出され、遊技者が遊技を中止したいときには、前記球貸し操作部45のカード返却ボタンを操作することによりプリペードカードがカード挿入口Uから排出されるようになっている。
この弾球遊技機1の裏側には、図3に示す裏機構を備えている。図中の符号101は遊技球を貯留する貯留タンク、102はタンクレール、104は枠用外部出力端子基板、105はランプ中継基板、106は受電基板、107は賞球センサ中継基板、110は盤面用外部出力端子基板、111は中継基板、112は音声制御基板、113はFG中継基板、114は電源基板、115はランプ制御基板、118は払出制御基板、119は発射装置制御基板、121は主制御基板、122はカードインターフェイス接続部、123,124は電源プラグ、161は図柄制御基板、Gは接地線である。
以下に、本発明の実施例の構成を、前記遊技領域6の略中心線より右側の球通過可能領域8に誘導された遊技球の動きとともに説明する。この実施例の弾球遊技機1は、図2および図4に示すように、特別球通路空間70と、球誘導部材75と、球進路変更部材80とを有している。
特別球通路空間70は、第一球誘導通路61と、第二球誘導通路62と、第三球誘導通路63と、分岐空間部64とによって構成される。
第一球誘導通路61は、遊技球を前記遊技領域6の略中心線より右側の球通過可能領域8から受け入れて流下させるものである。第二球誘導通路62は、図示したように、前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球Pをさらに流下させるものである。第三球誘導通路63は、図示したように、前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P1を前記第二球誘導通路62の流下方向とは異なる前記遊技領域6の中央方向に流下させるものである。分岐空間部64は、前記各球誘導通路61,62,63同士を連通させるものである。
球誘導部材75は、前記第二球誘導通路62と第三球誘導通路63とを連通させる前記分岐空間部64に設けられて前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P3を前記第二球誘導通路62あるいは第三球誘導通路63へ誘導するものである。
この球誘導部材75は球誘導用傾斜部76を備えている。実施例の球誘導用傾斜部76は、図示したように、球誘導部材75の上面が前記第二球誘導通路62側へ傾斜した面とされている。この球誘導部材75は、前記遊技球P3が、前記第二球誘導通路62あるいは第三球誘導通路63へ誘導される際に前記球誘導部材75上面に停止することを防ぐ。なお、この球誘導用傾斜部76は、前記第二球誘導通路62側への傾斜面に限らず第三球誘導通路63側あるいは両球誘導通路62,63側への傾斜面としてもよい。
球進路変更部材80は、前記特別球通路空間70を構成する分岐空間部64に設けられた球誘導部材75の上方に設けて前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P3を進路変更させて前記球誘導部材75に誘導するものである。
この球進路変更部材80は球進路変更用傾斜部81を備えている。実施例の球進路変更用傾斜部81は、図示したように、球進路変更部材80の側面が前記遊技領域6の中央方向へ傾斜した面とされている。これによって、前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P3が、勢いが抑えられて前記第二球誘導通路62のみを流下することを防ぐことができる。この球進路変更用傾斜部81は、前記遊技球P3が球進路変更部材80によって前記第一球誘導通路61内で停止することを防ぐことができる。
前記第一球誘導通路61および第二球誘導通路62の少なくとも一部は、前記球通過可能領域8の最端部に設けられている。図4に示す実施例は、前記各球誘導通路61,62が、前記球通過可能領域8の右側の最端部85に設けられたものである。なお、この最端部85は前記球通過可能領域8の右側に設けるものに限られない。例えば、前記発射球誘導路10を球通過可能領域8の右側に設けた弾球遊技機は、この最端部85を該球通過可能領域8の左側に設けてもよい。また、左右非対称形状の表示装置により前記遊技領域6の略中心線より左側の球通過可能領域8の面積を該略中心線より右側の球通過可能領域8の面積よりも小さくした場合には、この最端部85を、前記発射球誘導路10を構成する内側誘導レール5の球通過可能領域8側の面としてもよい。
この発明の弾球遊技機は、前記最端部が略円弧状に形成され、前記第一球誘導通路61および第二球誘導通路62が、前記最端部に設けられるとともに該最端部に沿って同一円弧状に配設されたものである。実施例の弾球遊技機1は、図4に示すように、第一球誘導通路61および第二球誘導通路62が、円弧状に形成された前記最端部85に沿って同一円弧状に配設されたものである。なお、略円弧状は、円弧の一部が直線で構成されたものを含む。
上記の弾球遊技機は、前記各球誘導通路61,62,63が、前記遊技盤3に設けられた区画部により区画して形成されたものである。実施例の第一球誘導通路61は、図2に示すように、前記装飾枠体56の右上方壁面部57と該壁面部57に対向する外側誘導レール4とにより区画して形成されている。同実施例の第二球誘導通路62は、図2および図4に示すように、前記サイドランプRの右側壁面部R1と該右側壁面部R1に対向する内側誘導レール5および前記最端部85とにより区画して形成されている。同実施例の第三球誘導通路63は、図2および図4に示すように、前記装飾枠体56の右下方壁面部58と該壁面部58に対向する前記サイドランプRの上側壁面部R2とにより区画して形成されている。実施例の区画部は、区画部材に相当する外側誘導レール4,内側誘導レール5,装飾枠体56,最端部85,サイドランプRの各部材の少なくとも一部としている。このため、前記各球誘導通路61ないし63を形成する区画部材を新たに設ける必要がない。
この発明の弾球遊技機が有する前記球進路変更部材は、前記最端部から前記特別球通路空間に向けて突設されたものである。これによって、前記特別球通路空間(特には、前記第一球誘導通路61)を流下してきたほとんどの遊技球が、前記第二球誘導通路62を流下することを防いで前記アウト口17に誘導されることを防止する。実施例の弾球遊技機1は、図2に示すように、前記特別球通路空間70(特には、前記第一球誘導通路61)を流下してきた遊技球P1を、この球進路変更部材80によって前記球誘導部材75に誘導する。その後、遊技球P1は、この球誘導部材75によって前記第三球誘導通路63へ誘導されて前記始動入賞口11等に誘導することができる。この遊技球P1が前記始動入賞口11に入賞すると、遊技が、大当たり状態に移行して遊技者に有利なものとなることがある。
また、この発明の弾球遊技機は、前記第一球誘導通路61および前記第二球誘導通路62の少なくとも一部が遊技球が2球並列して通過することができない通路幅を有するとともに、前記分岐空間部64が遊技球が2球並列して通過することができる通路幅を有している。
実施例は、図4に示すように、前記装飾枠体56の第一壁面部59Aと前記最端部85によって形成される第一球誘導通路61が、遊技球P3が2球並列して通過することができない(遊技球P3が1球のみ流下する)通路幅W1を有している。これによって、遊技球P3が前記第一球誘導通路61に滞留することを防ぐことができる。なお、図2に示すように、実施例の第一球誘導通路61の一部は、遊技球が2球並列して通過することができる通路幅W2を有している。同じく図示するように、実施例の第二球誘導通路62は、遊技球Pが2球並列して通過することができない(遊技球Pが1球のみ流下する)通路幅W3を有している。なお、図示しないが、第二球誘導通路62の全部または一部が、遊技球が2球並列して通過することができる通路幅を有していてもよい。
実施例の分岐空間部64は、図2および図4に示すように、前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P,P1が2球並列して通過することができる通路幅W4を有している。図4に示すように、前記分岐空間部64は、前記装飾枠体56の第二壁面部59Bが、該装飾枠体56の第一壁面部59Aよりも前記遊技領域6の中央方向に形成されている。これによって、前記遊技球P1が、前記分岐空間部64内で詰まることを防ぐとともに第三球誘導通路63へも流下することができる。
この発明の弾球遊技機は、前記遊技領域が、該遊技領域の略中心線上に配置される特定入賞口と該特定入賞口に遊技球が入球したことに起因して図柄を表示する図柄表示装置とを有し、前記第二球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に入球しないように規制されているとともに、前記第三球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に向かうように規制されている。
実施例の弾球遊技機1は、図2を用いて前述したように、前記遊技領域3が、該遊技領域3の略中心線上に配置される始動入賞口11、普通図柄変動開始用左右ゲート19,21、図柄表示装置55を有している。遊技球が、前記始動入賞口11の特別図柄変動開始スイッチ,前記両ゲート19,21の普通図柄変動開始スイッチによって検出されると、複数の図柄が、前記図柄表示装置55の画像表示部50や普通図柄表示部50Aに変動表示等される。
図2および図4の実施例に示すように、矢印の如く前記第二球誘導通路62を流下する遊技球Pは、前記最端部85に沿って同一円弧状に配設された内側誘導レール5によって前記アウト口17に誘導され前記始動入賞口11に入賞等することがない。同じく図示したように、第三球誘導通路63は、前記サイドランプRの上側壁面部R2の形状によって遊技領域6の中央方向へ傾斜している。前記第三球誘導通路63を流下してきた遊技球P3は、前記始動入賞口11,普通図柄変動開始用左右ゲート19,21に向かう。これによって、この遊技球P3が、始動入賞口11に入賞あるいは前記両ゲート19,21を通過する可能性を高めることができる。
前述したように、従来は、大型化した遊技装置と遊技領域の端部との間の球通過可能領域を通過した遊技球の多くが、アウト口に向けて流下していた。このため、前記球通過可能領域を通過した遊技球は、前記始動入賞口に入賞あるいは前記普通図柄変動開始用左右ゲートを通過する可能性が低かった。一方、実施例の弾球遊技機1は、前述したように、前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球P1を前記第三球誘導通路63により始動入賞口11等に誘導することができる。これによって、遊技者は、遊技領域6のすべての球通過可能領域8における遊技球の動きを楽しむことができるとともに、この遊技球が前記始動入賞口11に入賞等することによって遊技が遊技者に有利な大当たり状態等に移行するとの期待を抱くことができる。さらに、実施例の弾球遊技機1は、すべての球通過可能領域8における遊技球の動きによって、遊技が、遊技者に著しく不利あるいは著しく有利なものとなる可能性を軽減することができる。また、実施例の弾球遊技機1は、前述したように、前記第一球誘導通路61を流下してきた遊技球Pを、前記第二球誘導通路62によりアウト口17にも誘導して前記始動入賞口11に入賞等しないように規制する。これによって、遊技が、前記大当たり状態等に移行することを抑えて遊技店に不利なものとなることを抑制することができる。
この発明の一実施例に係る弾球遊技機全体の正面図である。 同遊技機の遊技盤の正面図である。 同遊技機全体の裏面図である。 図2の分岐空間部の部分拡大図である。 遊技盤に配設される表示装置の正面図である。
符号の説明
1 弾球遊技機
3 遊技盤
4 外側誘導レール
5 内側誘導レール
6 遊技領域
8 球通過可能領域
11 始動入賞口
19 普通図柄変動開始用左ゲート
21 普通図柄変動開始用右ゲート
55 図柄表示装置
56 装飾枠体
57 装飾枠体の右上方壁面部
58 装飾枠体の右下方壁面部
61 第一球誘導通路
62 第二球誘導通路
63 第三球誘導通路
64 分岐空間部
70 特別球通路空間
75 球誘導部材
80 球進路変更部材
85 球通過可能領域の最端部
P,P1,P3 遊技球
R サイドランプ
R1 サイドランプの右側壁面部
R2 サイドランプの上側壁面部
W1,W2 第一球誘導通路の通路幅
W3 第二球誘導通路の通路幅
W4 分岐空間部の通路幅

Claims (6)

  1. 遊技球が打ち出される遊技盤と、
    前記遊技盤に配置された領域区画部材と、
    前記領域区画部材により区画して遊技球の球通過可能領域が形成された遊技領域とを備えた弾球遊技機において、
    遊技球を流下させる第一球誘導通路と、前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球をさらに流下させる第二球誘導通路と、前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を前記第二球誘導通路の流下方向とは異なる前記遊技領域の中央方向に流下させる第三球誘導通路と、前記各球誘導通路同士を連通させる分岐空間部とにより構成された特別球通路空間と、
    前記第二球誘導通路と前記第三球誘導通路とを連通させる前記分岐空間部に設けられて前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を前記第二球誘導通路あるいは前記第三球誘導通路に誘導する球誘導部材と、
    前記特別球通路空間を構成する分岐空間部に設けられた球誘導部材の上方に設けて前記第一球誘導通路を流下してきた遊技球を進路変更させて前記球誘導部材に誘導する球進路変更部材とを有し、
    前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路の少なくとも一部が、前記遊技領域の球通過可能領域の最端部に設けられていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記最端部が略円弧状に形成され、前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路が、前記最端部に設けられるとともに該最端部に沿って同一円弧状に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記各球誘導通路が、前記遊技盤に設けられた区画部により区画して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記球進路変更部材が前記最端部から前記特別球通路空間に向けて突設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記第一球誘導通路および前記第二球誘導通路の少なくとも一部が遊技球が2球並列して通過することができない通路幅を有するとともに、前記分岐空間部が遊技球が2球並列して通過することができる通路幅を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技領域が、該遊技領域の略中心線上に配置される特定入賞口と該特定入賞口に遊技球が入球したことに起因して図柄を表示する図柄表示装置とを有し、前記第二球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に入球しないように規制されているとともに、前記第三球誘導通路を流下してきた遊技球の流下方向が前記特定入賞口に向かうように規制されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
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