JP5020284B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、弾球遊技機に関し、特に入球口の開口状態を遊技者にとって認識し易くした弾球遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の弾球遊技機においては、遊技盤に設けられている各種の入球口への遊技球の入球に応じて遊技球が払い出される。この場合、遊技の演出を実行するため遊技盤に液晶表示装置や駆動役物等の遊技装置が備えられる。この遊技装置の周囲の少なくとも一部は区画部材により囲われている。そのため、遊技盤は、遊技機の発射装置から発射された遊技球が多様な方向に移動する遊技球の移動領域と、遊技装置を視認可能とする視認領域に区画されている。
さらに、区画部材自体にも遊技の面白さを向上させるため、区画部材の内部にも入球口を形成した弾球遊技機がある。そこで、遊技領域を移動する遊技球をこの入球口へ入球させやすくする第1状態と、入球し難いあるいは入球不可能な第2状態との間で動作する変位部材を備えた弾球遊技機も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の弾球遊技機等においては、区画部材の入球口への入球を変化させる面白さが新たに加わった。しかしながら、区画部材あるいはその周辺に変位部材を設けた場合、区画部材の形状や装飾いかんにより、遊技者が変位部材を第1状態であるか第2状態であるか簡単に認識できなくなるおそれがある。遊技者は区画部材内部の入球口に遊技球を発射すべきか否か迷うことがあり、その結果、不必要な遊技球の消耗を気にして遊技に集中できなくなるおそれがある。また、本来、遊技球を発射すべき機会を失してしまうこともある。
そこで、遊技装置周縁の区画部材に備えられた変位部材の認識性を向上させて、遊技球発射の機会を把握容易とする弾球遊技機が望まれるに至った。
特開2002−177500号公報
本発明は、上記状況に鑑み提案されたものであり、遊技装置周縁の区画部材に備えられた変位部材が、遊技領域を移動する遊技球を区画部材の入球口へ入球させやすくする第1状態と入球し難いあるいは入球不可能な第2状態のいずれの状態であるかについて、遊技者が認識し易くした弾球遊技機を提供する。
すなわち、請求項1の発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、遊技球の挙動に起因して発生する遊技状態を視認させる遊技装置と、前記遊技装置を視認可能に配置し視認領域を区画して形成する区画部材と、前記視認領域外で且つ前記区画部材に設けられた入球口と、前記区画部材に設けられ、前記入球口へ遊技球を入球し易くする第1状態と、前記第1状態よりも前記入球口へ遊技球を入球し難くするあるいは入球不可能とする第2状態との間で変位可能な変位部材と、前記変位部材の動作に伴って直接的あるいは間接的に動作して、前記変位部材が前記第1状態のときに前記視認領域側に進入して前記視認領域内で前記変位部材の動作状態を視認させる状態識別部材と、を備え、前記変位部材が第1状態のときに前記状態識別部材は第1形態で前記視認領域側に位置し、前記変位部材が第2状態のときに前記状態識別部材は第2形態で前記視認領域外側に位置するように構成すると共に、前記変位部材が前記第1状態又は前記第2状態のいずれか一方の状態から他方の状態に動作するに連れて、前記状態識別部材は前記視認領域に進入する量を変化するように動作するように構成し、前記変位部材は前記遊技領域を移動する遊技球をいったん受けて前記入球口に誘導する誘導部を有し、前記誘導部が前記第2状態から前記第1状態へ動作するに連れて前記遊技領域を移動する遊技球を受ける量が多くなるように構成されており、前記誘導部が前記第2状態から前記第1状態へ動作した後、前記誘導部は前記区画部材に対して前記遊技領域側に位置し、前記状態識別部材は前記視認領域側に位置するように配置され、前記変位部材は前記誘導部を有する一方、前記状態識別部材は前記誘導部を有していないように構成し、前記変位部材が前記第2状態から前記第1状態になることで、前記変位部材によって前記遊技領域を移動する遊技球を前記入球口に誘導可能にする一方、前記視認領域に進入した前記状態識別部材から前記視認領域側に遊技球が進入しないように構成したことを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項1の発明に係る弾球遊技機によると、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、遊技球の挙動に起因して発生する遊技状態を視認させる遊技装置と、前記遊技装置を視認可能に配置し視認領域を区画して形成する区画部材と、前記視認領域外で且つ前記区画部材に設けられた入球口と、前記区画部材に設けられ、前記入球口へ遊技球を入球し易くする第1状態と、前記第1状態よりも前記入球口へ遊技球を入球し難くするあるいは入球不可能とする第2状態との間で変位可能な変位部材と、前記変位部材の動作に伴って直接的あるいは間接的に動作して、前記変位部材が前記第1状態のときに前記視認領域側に進入して前記視認領域内で前記変位部材の動作状態を視認させる状態識別部材と、を備え、前記変位部材が第1状態のときに前記状態識別部材は第1形態で前記視認領域側に位置し、前記変位部材が第2状態のときに前記状態識別部材は第2形態で前記視認領域外側に位置するように構成すると共に、前記変位部材が前記第1状態又は前記第2状態のいずれか一方の状態から他方の状態に動作するに連れて、前記状態識別部材は前記視認領域に進入する量を変化するように動作するように構成し、前記変位部材は前記遊技領域を移動する遊技球をいったん受けて前記入球口に誘導する誘導部を有し、前記誘導部が前記第2状態から前記第1状態へ動作するに連れて前記遊技領域を移動する遊技球を受ける量が多くなるように構成されており、前記誘導部が前記第2状態から前記第1状態へ動作した後、前記誘導部は前記区画部材に対して前記遊技領域側に位置し、前記状態識別部材は前記視認領域側に位置するように配置され、前記変位部材は前記誘導部を有する一方、前記状態識別部材は前記誘導部を有していないように構成し、前記変位部材が前記第2状態から前記第1状態になることで、前記変位部材によって前記遊技領域を移動する遊技球を前記入球口に誘導可能にする一方、前記視認領域に進入した前記状態識別部材から前記視認領域側に遊技球が進入しないように構成したため、変位部材が第1状態にあるときに遊技領域を移動する遊技球をより多く誘導部により受け入れることができて入球口へ誘導し易くなり、変位部材が第2状態にあるときには第1状態と比べて入球口への誘導を困難あるいは不可能となるとともに、状態識別部材自体が遊技領域を移動する遊技球の動きに影響を及ぼすおそれが低くなって、遊技者が状態識別部材の形態を把握することにより遊技領域を移動する遊技球を区画部材の入球口へ入球させやすくする第1状態と入球し難いあるいは入球不可能な第2状態のいずれの状態であるかを認識し易くなるとともに、状態識別部材の変化に応じて第1状態と第2状態との間の動作を認識することができる。
本発明の一実施例に係る弾球遊技機の正面図である。 図1の背面図である。 表示装置の正面図である。 表示装置の正面斜視図である。 変位部材の第1状態時の拡大正面図である。 変位部材の第1状態時の拡大斜視図である。 変位部材の第2状態時の拡大正面図である。 変位部材の第2状態時の拡大斜視図である。 前飾り部材の背面斜視図である。 ソレノイドと変位部材の連結を示す第1斜視図である。 ソレノイドと変位部材の連結を示す第2斜視図である。 第2実施例の変位部材の正面図である。
図1に示す弾球遊技機1は、この発明の実施例に係るパチンコ遊技機である。弾球遊技機1の機枠2内に遊技盤3が着脱交換可能に収容される。遊技盤3に向けて弾発発射された遊技球を遊技領域6へ誘導する外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設される。内側ガイドレール5に囲まれた遊技領域6の上部から下部に向けて順に実施例における遊技装置である表示装置20、第1始動入賞口11、第2始動入賞口12、第1大入賞口(下アタッカー)16、図示しないアウト口が配設される。第2始動入賞口12には可動片10が備えられ、第1大入賞口16には開閉板17が備えられる。表示装置20の左側には風車26、その下方に左袖入賞口23、左落とし入賞口24が配設され、前記の第1始動入賞口11の左側に普通図柄変動開始用ゲート25が設けられる。
図1の弾球遊技機1の前面側には、遊技状態を報知するランプ表示器35,36、払い出された遊技球を貯留するための上側貯留皿32、上側貯留皿32を取り付けるための取付板33、上側貯留皿32の飽和時の遊技球等を受けるための下側貯留皿34、遊技領域上側に設置され音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知するスピーカ37、遊技者による操作ハンドル9(操作手段)の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置8(図2参照)等がそれぞれ組み付けられている。
弾球遊技機1の最前面側には装飾枠7が装着され、装飾枠7にガラス板等の透明板Cbが収容される。遊技領域6は遊技盤3と透明板Cbとの間に形成される。本実施例の入賞口は、当該入賞口へ遊技球が入ったことに起因して所定数の賞球を払い出すことから、入球口の一種である。以降、入球口については入賞口として説明する。
表示装置20は、液晶、ドットマトリックスもしくはLED表示装置等の表示装置からなり、実施例ではカラー表示可能な液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等の画像表示装置21を備える。画像表示装置21は、数字、アルファベット、記号あるいは絵(キャラクタ)等の普通図柄または特別図柄を変動表示及び停止表示可能としている。実施例の弾球遊技機の普通図柄は0〜49の数字、特別図柄は0〜9の数字が3桁で表示される。表示装置20の周囲には前飾り部材22が配置される。前飾り部材22(区画部材)の左側に第2大入賞口15(左アタッカー)が設けられ、同第2大入賞口に変位部材40も備えられる。このように、いずれの入賞口(入球口)とも表示装置20の視認領域の外に設けられる。
発射装置8は、操作ハンドル9と、該操作ハンドルの操作により駆動する発射モータ(図示せず)と、この発射モータの駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射する打球杆(図示せず)とを有する。遊技者により操作ハンドル9(操作手段)が握持されると、遊技者の生体電流はタッチスイッチ等により検知され、発射装置制御基板154の制御を受け発射モータは駆動される。発射装置8により発射された遊技球は、外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5を経由して遊技領域6へ誘導される。遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、各入賞口に入賞するか、あるいは何処にも入賞しなければアウト口から遊技板3の裏側へ排出される。
図2に示すように、弾球遊技機1の遊技板3の裏面側には制御基板機構体100が装備され、遊技板の前面側に配設された表示装置20の画像表示装置21への図柄等の表示制御を行う図柄制御基板157、同じく遊技板の前面側である遊技領域6に配設された入賞口(入球口)に入球した遊技球を集合させる集合路を有する集合板(図示せず)が設けられている。
図2の符号140は遊技球を貯留する貯留タンク、141はタンクレール、142は枠用外部出力端子基板、143はランプ中継基板、144は受電基板、145は賞球センサ中継基板、146は盤面用外部出力端子基板、147は中継基板、148は音声制御基板、149はFG中継基板、150は主制御基板、151は電源基板、152はサブ制御基板(内部に発光制御基板を保持する。)、153は払出制御基板、154は発射装置制御基板、155はカードインターフェイス接続部、156は電源プラグ、157は図柄制御基板、160は制御基板収容ケース、Gは接地線である。
表示装置20に備えられている各部の構造について図3、図4等を用い、以下順に説明する。図3,図4から把握されるように、表示装置20の周囲、実施例では画像表示装置21の周囲に前飾り部材22が配置される。前飾り部材22は画像表示装置21に表示されるキャラクタ等を盛り立てて装飾する。遊技領域6において、前飾り部材22は表示装置20(特に画像表示装置21)を視認可能に配置し、画像表示装置21を遊技領域6から区画して形成する区画部材である。この関係からわかるように、画像表示装置21のうち区画部材に囲まれた内側の視認可能な部分は視認領域である。前飾り部材22はビス等により、遊技盤3に固定される。遊技盤3には表示装置20、前飾り部材22(図9参照)を所定位置に収容するための開口部位が予め形成されている。符号21Dは画像表示装置の画像表示面である。
表示装置20の左側に備えられた第2大入賞口15付近の前飾り部材22(区画部材)は上部装飾部201である。上方から順に、上部装飾部201、第2大入賞口の入球路210、流下部211、短絡流路入口205が設けられる。表示装置20の下方には、球避け板部202、流下口203、下部ステージ204が設けられる。第2大入賞口15に備えられた変位部材40には装飾部401と球受部402が含まれ、図示の状態の装飾部401の大半は被覆部220により覆い隠される。
第2大入賞口15に入賞(入球)した遊技球は視認領域の前面側を通らず区画部材の内部を通って後出図9の球通路出口215から集合樋に集められる。短絡流路入口205に進入した遊技球は、前飾り部材22内部の短絡流路部206を転動して短絡流路出口207から下部ステージ204上に達する。下部ステージ204の中央の連絡穴208に進入した遊技球は流下口203から遊技領域6に出てその直下の第1始動入賞口11に入球可能となる(図1参照)。第1始動入賞口11への入賞のためには、遊技領域6のみを流下するときよりも短絡流路部206の利用の方が有利となる。
図示の表示装置20の前飾り部材22(区画部材)の一部である上部装飾部201は、遊技領域6を流下、転動する遊技球の画像表示装置21(視認領域)の正面側への進入を防ぐ防御帯となる。同様に、右側装飾部22rは遊技領域6の右側から画像表示装置の正面側への遊技球の進入を防ぐ。球避け板部202は、画像表示装置の正面側へ進入した遊技球から下部ステージ204上を転動する遊技球を保護する。
実施例の構造の他、前飾り部材の下部ステージ等を省略して、第2大入賞口15以外の画像表示装置21(視認領域)の周囲全てを囲む壁状としてもよい。あるいは、演出としてあえて遊技球を画像表示装置21(視認領域)の正面側への進入させるための進入口を前飾り部材に形成してもよい。すなわち、表示装置にある画像表示装置21(視認領域)のうちの少なくとも一部には、遊技球の進入を不可能とする進入不可能領域が形成される。この進入不可能領域は、前飾り部材22(区画部材)と透明板Cbと遊技盤3により構成される。
前出の図2の主制御基板150内には弾球遊技機1の遊技進行に必須のCPU、ROM、RAM等が実装され、CPUにて遊技上の各種乱数(これから述べる小当たりカウンタ、大当たりカウンタをはじめ、他に時短遊技抽選カウンタ、特別図柄選択カウンタ等)が生成、更新され、RAMに記憶、蓄積される。
実施例の弾球遊技機では、普通図柄変動開始用ゲート25を遊技球が通過すると、通常遊技中にあっては1/50、時短遊技(時間短縮遊技)中にあっては1/10の確率で乱数値(小当たりカウンタ)により当否判定が行われる。普通図柄変動開始用ゲート25を遊技球が通過後、画像表示装置21にて普通図柄変動が始まり、当否判定が当たり(普通図柄当たり、小当たり)の場合、普通図柄当たりを示す普通図柄が表示される。そして、当否判定が当たりの場合、可動片10は、主制御基板150、サブ制御基板152等からの制御下でソレノイド駆動により第2始動入賞口12へ入球し易くする開放状態(第1状態)に変位する。同開放状態は、通常遊技中にあっては0.5秒間、時短遊技中にあっては2秒間継続する。当否判定が外れ(普通図柄外れ)の場合、可動片10の開放状態(第1状態)とは逆に第2始動入賞口12へ入球し難い状態は閉鎖状態(第2状態)である。
第1始動入賞口11に入賞(入球)すると、通常遊技中は1/400、時短遊技(時間短縮遊技)中は1/40の確率で乱数値(大当たりカウンタ)により当否判定が行われる。第1始動入賞口11への入賞に起因して画像表示装置21にて特別図柄変動が始まり、当否判定が当たり(特別図柄当たり、大当たり)の場合、特別図柄当たりを示す特別図柄が確定停止表示される。この弾球遊技機では、数字のぞろ目(例えば「7−7−7」等)である。そして、当否判定結果が大当たりの場合、第1大入賞口16(下アタッカー)の開閉板17が主制御基板150、サブ制御基板152等からの制御下でソレノイド駆動により開き、第1始動入賞口へ入球し易くする開放状態(第1状態)に変位する。この開閉板は30秒間開放状態となり、その後、開閉板の開放状態(第1状態)とは逆に第1大入賞口へ入球を困難とする閉鎖状態(第2状態)に復帰する。一連の開閉板の開放、閉鎖は15回繰り返され(1つのラウンドは15回である。)、この繰り返しは第1大当たり遊技(特別遊技)である。特別図柄の当否判定が外れの場合、画像表示装置21には数字のぞろ目以外の特別図柄が確定停止表示され、特別図柄の当否判定が外れである旨が報知される。むろん、第1大入賞口16の開閉板17の開放は実行されない。
第2始動入賞口12に入賞(入球)すると、通常遊技中は1/400、時短遊技(時間短縮遊技)中は1/40の確率で乱数値(大当たりカウンタ)により当否判定が行われる。第2始動入賞口12への入賞に起因して画像表示装置21にて特別図柄変動が始まり、当否判定が当たり(特別図柄当たり、大当たり)の場合、特別図柄当たりを示す特別図柄が確定停止表示される。この弾球遊技機では、数字のぞろ目(例えば「7−7−7」等)である。そして、当否判定結果が大当たりの場合、第2大入賞口15(左アタッカー)の変位部材40が主制御基板150、サブ制御基板152等からの制御下でソレノイド500(図9等参照)の駆動により回動し、第2始動入賞口へ遊技球を入球し易くする開放状態(後述の第1状態参照)に変位する。この変位部材は30秒間開放状態となり、その後、変位部材の開放状態(第1状態)とは逆に第2大入賞口へ入球し難くあるいは入球を不可能とする閉鎖状態(後述の第2状態参照)に復帰する。一連の変位部材の開放、閉鎖は15回繰り返され(1つのラウンドは15回である。)、この繰り返しは第2大当たり遊技(特別遊技)である。特別図柄の当否判定が外れの場合、画像表示装置21には数字のぞろ目以外の特別図柄が確定停止表示され、特別図柄の当否判定が外れである旨が報知される。むろん、第2大入賞口15の変位部材40の開放は実行されない。
前記の第1大当たりもしくは第2大当たりの終了後、所定の特別図柄の組み合わせ(例えば奇数のぞろ目)による大当たりの場合、次回の大当たりまで時間短縮状態に設定される(特典遊技)。これに対し、特別図柄の組み合わせが偶数のぞろ目となった大当たりの場合、特別図柄の変動回数が100回を終えるまで時間短縮状態に設定される。このため、第1大当たりもしくは第2大当たりの終了後、通常遊技状態と比較して、第2始動入賞口12に入賞(入球)し易くなるため、第2大入賞口15への入球に起因した第2大当たりが発生する可能性は高まる。なお、付与される特典遊技には開示の時間短縮状態の他に確率変動状態を加えることもできる。
小当たり並びに大当たりの説明からわかるように、遊技装置(実施例においては表示装置となる。)とは、遊技球の入球口への通過、入球に起因して遊技の当否を判定し、その判定情報(当否の判定結果を表示するまでの演出表示、当否判定結果、判定結果が当たりである際に実行される特別遊技中の画像表示)を視認させるべく表示、報知する装置である。つまり、表示装置は遊技状態視認装置である。遊技装置は図示の表示装置に限られることなく、他に駆動役物等の装置や発光体を遊技領域に配置してその動きや発光態様により遊技者に遊技状態を視認させることもできる。役物等の装置を遊技装置とする場合、当該役物への遊技球の入球以外の働きかけも考えられる。このような場合、遊技球の挙動に起因して役物等の遊技状態は変化する。また、遊技装置は表示装置に駆動役物等の動作部材を組み合わせた装置とすることもできる。
第2大入賞口15及び変位部材40の構造、並びに変位部材の状態について、各図を用い説明する。図5及び図6は、前述のとおり、第2大入賞口15の開放状態を示す。このとき、変位部材40は第2大入賞口15(入球口)への遊技球Pを入球し易くする状態(第1状態)である。
図5の変位部材40は第1状態であるため、遊技領域6を流下、転動している遊技球Pは変位部材40の球受部402に接触し易くなり、同時に球受部402上の転動は容易となる。球受部402の先、実施例では前飾り部材22(区画部材)の内部に第2大入賞口15の入球路210が設けられる。遊技球Pはこの中の第2大入賞口入球検出センサ212を通過し、流下部211を転動する。
図6からよくわかるように、変位部材40の球受部402には遊技領域を移動する遊技球をいったん受けて第2大入賞口15の進入開口部213へ誘導する誘導部403(球案内部)が備えられる。そのため、遊技球は誘導部403の傾斜に沿って転動し簡単に進入開口部213に到達することができる。進入開口部213の下方に第2大入賞口入球検出センサ212が備えられ、同センサを遊技球が通過する毎にその信号は主制御基板150等に送られる。第2大入賞口15とは、変位部材40と、入球路210、遊技球を受け入れる進入開口部213、第2大入賞口入球検出センサ212、流下部211等から構成され、遊技球の入球とその検出を可能とする装置である。
図5、図6に開示の変位部材40は回動軸Jを中心に回動可能であり、第1状態のとき、変位部材の動作に伴って直接的に動作して、変位部材の球受部402は遊技領域側に傾斜し、同時に被覆部220により覆い隠されていた変位部材の装飾部401は画像表示装置21(視認領域)側に進入する。変位部材の装飾部401は画像表示装置内でいかなる動作状態であるか視認できるようにするため、これは状態識別部材である。変位部材40における装飾部401(状態識別部材)は単一の部材であるため、状態識別部材の動作は直接的である。なお、後出の図12にて変位部材が間接的に動作する例を示す。
変位部材40が第1状態であるとき(図5,6)、その装飾部401(状態識別部材)が画像表示装置21(視認領域)側に位置している様子は、第1形態である。具体的に、装飾部401の先端部404は、前飾り部材22の左側部分において画像表示装置21側に向けて突出している態様である。装飾部401の大半が被覆部220直下の収容空間221に隠されている状態(図7,8参照)から外部に露出した状態である。このため、遊技者は装飾部401を認識し易い状態となる。従って、当該第1形態の変位部材により、遊技者は第2大入賞口15が開放状態であることを一見して認識することができる。
続く図7及び図8は、前述の第2大入賞口15の閉鎖状態を示す。このとき、変位部材40は第2大入賞口15(入球口)へ遊技球Pを入球し難くするあるいは入球不可能とする状態(第2状態)である。図示では入球を不可能としている。符号201jは変位部材の回動量を規制するガイド溝である。
図7の変位部材40は第2状態であるため、遊技領域6を流下、転動している遊技球Pは変位部材40の球受部402に当接するものの、同球受部の外側に形成された円弧状の流下方向変更部405によって弾かれ、遊技球の進路が変えられて再度遊技領域を流下する(特に図8参照)。このように、回動軸Jを中心に回動する変位部材40は第2状態のとき、変位部材40の球受部402は起立した状態となって第2大入賞口15の進入開口部213を塞ぐため、遊技球は入球路210に進入することはない。
変位部材40が第2状態であるとき(図7,8)、その装飾部401(状態識別部材)の画像表示装置21(視認領域)から後退している様子は第2形態である。第2状態の変位部材の球受部402は、前記の第1状態と異なり、遊技領域側から前飾り部材22(区画部材)側に回動する。同時に画像表示装置21(視認領域)側に進入していた変位部材40の装飾部401はその先端部404を下方側に向けた配置となり、前飾り部材22に形成された被覆部220直下の収容空間221内部に装飾部の少なくとも一部が収容された状態となる。
この場合においても、画像表示装置と変位部材との位置関係から変位部材40がいかなる動作状態(画像表示装置内から後退しているか否か)であるかを把握できるようになる。詳しくは、装飾部401は前飾り部材22により遊技者から視認困難、あるいは先端部が下向きであることがわかる構成となる。従って、当該第2形態の変位部材により、遊技者は第2大入賞口15が閉鎖状態であることを一見して認識することができる。
図5及び図6に示した第1状態の変位部材40と、図7及び図8に示した第2状態の変位部材40との違いからわかるように、いずれか一方の状態から他方の状態に変位部材が動作するに連れて、変位部材の装飾部401(状態識別部材)が画像表示装置21(視認領域)側に進入する量は変化する。同時に、実施例の変位部材40の誘導部403が変位部材の第2状態から第1状態へ動作するに連れて、遊技領域6で移動、転動している遊技球を受け入れる量は多くなるように構成される。すなわち、変位部材40の誘導部403は前飾り部材22(区画部材)に対して遊技領域6側に位置し、変位部材40の装飾部401(状態識別部材)は画像表示装置21(視認領域)側に位置する配置となっている。装飾部(状態識別部材)は画像表示装置(視認領域)側に位置するため、状態識別部材自体が遊技領域を移動する遊技球の動きに影響を及ぼす可能性は低い。
変位部材の装飾部401(状態識別部材)は、遊技装置の一例である実施例の表示装置20において、遊技球の進入が規制されている進入不可能領域の画像表示装置21(視認領域)に進むことにより、その進入する量を変化させることによって、第2大入賞口15に備えられた変位部材40が第1状態(入球容易状態)あるいは第2状態(入球困難・不可能状態)であること、さらには、第1状態と第2状態のいずれか一方から他方へ移行中であることを認識させる上で役立っている。
変位部材40は、図9の前飾り部材22の背面斜視図に示したソレノイド500(第2大入賞口開放駆動ソレノイド)の進退動作が伝達されて回動される。ソレノイド500には公知構造が用いられ、コイル内に挿入された可動鉄心が通電により進退可能となる。ソレノイド500はソレノイド固定ケース501に固定され、ビス等によりソレノイド固定ケース501は前飾り部材22の所定位置に固定される。ソレノイド500の可動鉄心の進退動作はスライドブロック504を介して変位部材40に伝達される(図10,11参照)。ソレノイド固定ケース501にはスライド溝503が形成され、スライドブロック504はスライド溝503に沿って摺動することによりスライドブロック504の移動方向は規制される。
ソレノイド500の上部にはソレノイド用コネクタ接続口502が設けられ、図示しないハーネスの端子が接続される。ソレノイド500の下部には第2大入賞口入球検出センサ212に接続されたセンサ用コネクタ接続口214が設けられ、図示しないハーネスの端子が接続される。いずれのハーネスも主制御基板150、サブ制御基板152等に接続される。
第2大入賞口15の進入開口部213から進入し、入球路210を流下した遊技球は、前飾り球出口215から遊技盤3の外部に排出され、集合路を有する集合板(図示せず)に集められる。図中、符号209は前飾り部材の開口部である。ここに画像表示装置21が装着される。短絡流路入口205、短絡流路部206、短絡流路出口207については前記のとおりである。
図10及び図11を用い変位部材40の各部の詳細、並びにソレノイド500との連結状態を説明する。図10の変位部材40は、回動軸Jを中心に回動する略円弧状の羽根形状に形成された本体部410と、本体部410から延長され羽根形状に形成された装飾部401(状態識別部材)とを有する。本体部410はその正面となる前面部411と背面となる裏面部412を有した球受部402から構成される。球受部402には平面形状の誘導部403(球案内部)が形成され、誘導部403の幅は遊技球の直径よりも僅かに広く構成される。変位部材40が第1状態(第2大入賞口の開放状態)のときには、球受部402は前飾り部材22(区画部材)側から離れ、誘導部403(球案内部)を遊技領域の上方に向けて遊技球の受け入れを容易としている(図5,6参照)。
視点を変えて図11からわかるように、誘導部403の長手方向に沿って遊技球の落下阻止部406が備えられ、球案内部を転動中の遊技球が不用意に透明板側の球案内部から転落しないように流路が規制される。本体部410の裏面部412内には回動軸Jに軸着される本体回動軸部413が備えられる。
装飾部401(状態識別部材)は、本体部410の前面部411において、球受部402側から本体回動軸部413(回動軸J)を挟んで反対側に所定の長さ延設される。図示のとおり、装飾部は前面部のみが延長した板状であり、本体部を欠く構造である。このため、装飾部自体を巨大化させることなく、同時に軽量化でき、変位部材の駆動時の抵抗を減少することができる。そして、装飾部を収容する前飾り部材(区画部材)を極力小さくすることができる。結果的に、前飾り部材の装飾が容易となる。
ソレノイド500は内部にコイルを備えると共に同内部に可動鉄心510が挿通される。可動鉄心510にはばね511とプランジャ512が備えられる。ソレノイド500に通電が無いときは、ばね511の付勢によりプランジャ512は前進位置となる。ソレノイドに通電されると励磁に伴い可動鉄心510はソレノイド方向に後退され、連動してプランジャも後退される。プランジャ512はスライドブロック504のプランジャ保持部505内に嵌合されている。そこで、可動鉄心510の進退動作はスライドブロック504に伝達される。連結部材520は軸体部522により回動軸Jと固定され、同回動軸Jを中心に回動する。連結部材520の摺動ピン521はスライドブロック504の保持溝部506内に摺動自在に挿入される。また、連結部材520には伝達ピン523が設けられ、同伝達ピン523は変位部材40の裏面部412のピン接続部414に接続される。
実施例ではスライドブロック504の上下動は摺動ピン521を介して連結部材520に伝達され、同連結部材520の回動軸Jを中心とする回動に変換される。そして、連結部材520の回動は伝達ピン523に接続された変位部材40に伝達される。この結果、図5ないし8に示したとおり、変位部材40は第1状態と第2状態との間で変位可能となる。
第2大入賞口15(左アタッカー)に備えられている変位部材40の本体部410は、表示装置20(遊技装置)の前飾り部材22(区画部材)の一部と色合いや装飾具合等が似てしまう(同化する)場合がある。この点、第1大入賞口16(下アタッカー)の開閉板17は遊技盤6内で目立つことと対照的である。よって、遊技者は、第2大入賞口の開放もしくは閉鎖の状態を容易に判断できないことが多い。結果、遊技者は、第2大入賞口が閉鎖しているにもかかわらず遊技球を発射させてしまい、遊技球を無駄に消耗するおそれが生じる。逆に、第2大入賞口が開放しているにもかかわらず、遊技者はその開放に気づかずに遊技球の発射し忘れや、第2大入賞口が開放している位置を認識できず、第2大入賞口と異なる場所を狙って遊技球の発射操作をおこなうことがある。そのため、第2大入賞口への入賞(入球)によって通常遊技中よりも多くの賞球を得られるはずの機会を喪失してしまう等のおそれがある。
そこで、第2大入賞口15では、変位部材40の前面部411において回動軸部413に対し誘導部403を有する球受部402と反対側に向けて装飾部401(状態識別部材)が延設される。変位部材40の球受部402(本体部410)により第2大入賞口15が閉鎖している場合、装飾部401は前飾り部材22(区画部材)の被覆部220(収容空間221)内に収容される。また、変位部材40の球受部402(本体部410)により第2大入賞口15が開放している場合、装飾部401は前飾り部材22(区画部材)の被覆部220(収容空間221)から画像表示装置21(視認領域)側に向けて露出した状態となるように構成される。
遊技者は、装飾部が視認領域側により露出した状態、詳しくは、収容空間から画像表示装置側に露出するように移動する状態を認識することにより、第2大入賞口の開放及び第2大入賞口の位置の確認も容易となる。装飾部は、その移動も含めて第2大入賞口の開放認識部として機能する。これに対し、装飾部が前飾り部材(区画部材)の被覆部(収容空間)内に収容されることにより、遊技者は装飾部を視認し難くなる。そこで、第2大入賞口が閉鎖していることの確認が可能となる。すなわち、被覆部に隠れた装飾部(隠蔽部位)は第2大入賞口の閉鎖認識部である。
装飾部を通じて第2大入賞口の開閉状態を認識することにより、前述のとおりの遊技者による遊技球の消耗や、本来あるはずの賞価値、賞球を得ることができなくなるおそれを回避することが可能である。また、実施例の弾球遊技機では、第2大入賞口は、第1大入賞口よりも遊技領域の流下開始位置(外側ガイドレール及び内側ガイドレールの終点領域)から近い位置に配置されている。このため、遊技球は第2大入賞口の方が第1大入賞口よりも速く入球(入賞)し、より多くの賞価値を得ることが可能である。このとおり、第2大入賞口に本願発明の構成が適用されているため、前述の効果がいっそう多く発揮される。さらに、状態識別部材は装飾部の名称のとおり装飾が施されているため、開放状態と閉鎖状態との間で装飾の状態が変化する。この点からも、前飾り部材の装飾性を向上することも可能である。
これまでに図示し説明してきた変位部材の構造に加え、図12(第2実施例)用い他の変位部材の構造、変位の態様を説明する。図12では、既述の図示の構造と共通する箇所は同一の符号とし、説明を省略する
12の第2大入賞口15Bに備えられている変位部材40B回動軸Jを中心に回動する。変位部材40Bは、本体部側となる球受部402bと、本体部とは別部材の装飾部401bを有して構成される。図示の装飾部401bの端部には副軸部J2が備えられ、副軸部J2は前飾り部材22(区画部材)に移動可能に軸支される。
12(a)は第2大入賞口15Bの開放状態を示し、変位部材40Bは第2大入賞口15B(入球口)への遊技球Pを入球し易くする状態(第1状態)である。回動して遊技領域側に開口した球受部402bにより、遊技球Pは誘導部403bの傾斜に沿って転動し、入球路210に到達することができる。球受部402b側の回動により、球受部402と一体となった伝達部420も回動し、伝達部420を通じて装飾部401bも動作する。このため、装飾部401bの大半は被覆部220(収容空間221)から露出して画像表示装置21(視認領域)側に位置している。図12(a)の変位部材40Bが第1状態にあっては、その装飾部401b(状態識別部材)が画像表示装置21(視認領域)側に位置している様子は第1形態である。
12(b)は第2大入賞口15Bの閉鎖状態を示し、変位部材40Bは第2大入賞口15B(入球口)へ遊技球Pの入球を不可能とする状態(第2状態)である。回動して遊技領域側を閉鎖している球受部402bにより、遊技球Pは流下方向変更部405bによって弾かれ、遊技球の進路が変えられて再度遊技領域を流下する。図12(a)と逆向きに球受部402bと一体となった伝達部420も回動するため、伝達部420の支えがなくなった装飾部401bは自重により下方に下がる。図示では、装飾部401bの大半は被覆部220(収容空間221)から外部に覆われている。図12(b)の変位部材40Bが第2状態であるとき、その装飾部401b(状態識別部材)の一部(先端部404b)が画像表示装置21(視認領域)に位置している様子(大半が後退している様子)は第2形態である。
変位部材40Bにおける装飾部401bと球受部402bとの動作は実施例のような自重を利用しても良く、常時、伝達部420による動作としても良い。いずれであっても、装飾部は変位部材の動作に伴う間接的な動作となる。これまでの図示、説明からわかるように、直接的とは「変位部材のうち視認領域側に向かって動作するように設けられた状態識別部材が一体であること」を意味し、間接的とは「状態識別部材が変位部材に連動して作動する別体の部材であること」を意味する。
本発明は実施例に図示した構成に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない限り他の構成の弾球遊技機にも適用することができる。例えば、入球口の例として第2大入賞口を挙げたが、始動入賞口、第1大入賞口、普通図柄変動開始用ゲート等の他の入球口にも変位部材を適用できる。さらに、図示の短絡流路部等のステージへ誘導するための入球口にも設けてもよい。その設置場所も遊技盤の設計上自由である。本発明の実施例では、区画部材、視認領域、及び遊技装置はいずれも遊技領域内の配置としている。
1 弾球遊技機
2 機枠
3 遊技盤
6 遊技領域
11 第1始動入賞口
12 第2始動入賞口
15,15A,15B,15C 第2大入賞口
16 第1大入賞口
20 表示装置
21 画像表示装置(視認領域)
22 前飾り部材(区画部材)
40,40A,40B,40C 変位部材
401,401a,401b,401c 装飾部(状態識別部材)
402,402a,402b,402c 球受部
403,403a,403b,403c 誘導部

Claims (1)

  1. 遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
    遊技球の挙動に起因して発生する遊技状態を視認させる遊技装置と、
    前記遊技装置を視認可能に配置し視認領域を区画して形成する区画部材と、
    前記視認領域外で且つ前記区画部材に設けられた入球口と、
    前記区画部材に設けられ、前記入球口へ遊技球を入球し易くする第1状態と、前記第1状態よりも前記入球口へ遊技球を入球し難くするあるいは入球不可能とする第2状態との間で変位可能な変位部材と、
    前記変位部材の動作に伴って直接的あるいは間接的に動作して、前記変位部材が前記第1状態のときに前記視認領域側に進入して前記視認領域内で前記変位部材の動作状態を視認させる状態識別部材と、
    を備え
    前記変位部材が第1状態のときに前記状態識別部材は第1形態で前記視認領域側に位置し、前記変位部材が第2状態のときに前記状態識別部材は第2形態で前記視認領域外側に位置するように構成すると共に、前記変位部材が前記第1状態又は前記第2状態のいずれか一方の状態から他方の状態に動作するに連れて、前記状態識別部材は前記視認領域に進入する量を変化するように動作するように構成し、
    前記変位部材は前記遊技領域を移動する遊技球をいったん受けて前記入球口に誘導する誘導部を有し、前記誘導部が前記第2状態から前記第1状態へ動作するに連れて前記遊技領域を移動する遊技球を受ける量が多くなるように構成されており、前記誘導部が前記第2状態から前記第1状態へ動作した後、前記誘導部は前記区画部材に対して前記遊技領域側に位置し、前記状態識別部材は前記視認領域側に位置するように配置され、
    前記変位部材は前記誘導部を有する一方、前記状態識別部材は前記誘導部を有していないように構成し、
    前記変位部材が前記第2状態から前記第1状態になることで、前記変位部材によって前記遊技領域を移動する遊技球を前記入球口に誘導可能にする一方、前記視認領域に進入した前記状態識別部材から前記視認領域側に遊技球が進入しないように構成したことを特徴とする弾球遊技機。
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