JP2005072728A - 通信システムの質問器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 応答器による変調に関する信号を好適に検出できる通信システムの質問器を提供する。
【解決手段】 受信信号RFに第1ローカルオシレータ20により発生させられた第1局所信号LO1を掛け合わせて中間周波数信号IFを生成する第1ミキサ22と、その中間周波数信号IFに第2ローカルオシレータ26により発生させられた第2局所信号LO2を掛け合わせて復調信号DFを生成する第2ミキサ28と、その第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を制御する位相制御部30とを、備えたものであることから、第2局所信号LO2の位相を前記中間周波数信号IFの主搬送波成分の位相と同相になるように制御すること等により、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、質問器から主搬送波を送信して、その主搬送波を受信した応答器がその主搬送波に対して所定の変調を行った反射波をその質問器に返信する通信システムの質問器に関する。
質問器から主搬送波を送信して、その主搬送波を受信した応答器がその主搬送波に対して所定の変調を行った反射波をその質問器に返信する通信システムが知られている。例えば、特許文献1に記載された自動利得制御回路は、前記応答器による変調に関する信号を高精度に検出するために斯かる通信システムに適用される。すなわち、この自動利得制御回路は、応答器の移動や妨害波等の影響で入力受信電界が希望電界より大きくずれた場合に、その差分の利得を一度に調整した後、もう一方のレベル検出・判定回路により微調整を行うことで、高精度且つ俊敏な利得制御の実現を意図したものである。
特許第3105825号公報
しかし、前記応答器による変調に関する信号すなわち伝送される情報信号は極めて小さなものであるため、従来の技術では、通信距離が比較的長い場合や複数の前記応答器からの反射波が混在する場合等においては、前記応答器による変調に関する信号を必ずしも好適には検出できなかった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、応答器による変調に関する信号を好適に検出できる通信システムの質問器を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、質問器から主搬送波を送信して、その主搬送波を受信した応答器がその主搬送波に対して所定の変調を行った反射波をその質問器に返信する通信システムのその質問器であって、前記主搬送波を送信するための送信部と、前記反射波を受信するための受信部と、その受信部により受信された受信信号に第1ローカルオシレータにより発生させられた第1局所信号を掛け合わせて中間周波数信号を生成する第1周波数変換部と、その第1周波数変換部により生成された中間周波数信号若しくはそれから変換された信号である中間信号に第2ローカルオシレータにより発生させられた第2局所信号を掛け合わせて復調信号を生成する第2周波数変換部と、その第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御する位相制御部とを、備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、前記主搬送波を送信するための送信部と、前記反射波を受信するための受信部と、その受信部により受信された受信信号に第1ローカルオシレータにより発生させられた第1局所信号を掛け合わせて中間周波数信号を生成する第1周波数変換部と、その第1周波数変換部により生成された中間周波数信号若しくはそれから変換された信号である中間信号に第2ローカルオシレータにより発生させられた第2局所信号を掛け合わせて復調信号を生成する第2周波数変換部と、その第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御する位相制御部とを、備えたものであることから、例えば、前記第2局所信号を目的波と同相の信号に制御したり、妨害波と直交した信号となるように制御したり、それらの制御を同時に行うこと等により、主搬送波成分を小さくすることができ、信号対雑音比の大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。すなわち、応答器による変調に関する信号を好適に検出できる通信システムの質問器を提供することができる。
ここで、好適には、前記位相制御部は、前記復調信号の信号対雑音比が大きくなるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御するものである。このようにすれば、前記復調信号に含まれる妨害波を除去することができ、信号対雑音比の大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、好適には、前記位相制御部は、前記復調信号の信号対雑音比が最大となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御するものである。このようにすれば、前記復調信号に含まれる妨害波を除去することができ、信号対雑音比の可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、好適には、前記第1周波数変換部と第2周波数変換部との間にアナログデジタル変換器を備え、その第2周波数変換部は、デジタル処理により前記復調信号の生成を行うものである。このようにすれば、前記位相制御部による前記第2局所信号の位相制御が容易になる。
また、好適には、前記位相制御部は、予め定められた一周期分の周期関数に基づいて前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の周波数及び位相を制御するものである。このようにすれば、前記位相制御部における負荷を軽減することができる。
また、好適には、前記位相制御部は、予め定められた周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号のうち何れかの値となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号を制御するものである。このようにすれば、前記位相制御部における負荷を可及的に軽減することができる。
また、好適には、前記位相制御部は、予め算出される一周期分の周期関数に基づいて前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の周波数及び位相を制御するものである。このようにすれば、前記位相制御部における負荷を軽減することができることに加え、予め記憶装置等に保持すべきデータが比較的小さくて済む。
また、好適には、前記位相制御部は、予め算出される周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号のうち何れかの値となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号を制御するものである。このようにすれば、前記位相制御部における負荷を可及的に軽減することができることに加え、予め記憶装置等に保持すべきデータが比較的小さくて済む。
また、好適には、複数の前記第2周波数変換部を備え、それら複数の第2周波数変換部それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号により前記復調信号の生成を行うものである。このようにすれば、複数の前記応答器からの反射波に対して、前記質問器とそれぞれの応答器との距離等に合わせて前記復調信号の生成を行うことができる。
また、好適には、通信チャンネル数と同数の前記第2周波数変換部を備え、それら複数の第2周波数変換部それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号により各通信チャンネルにおける通信に関する前記復調信号の生成を行うものである。このようにすれば、通信が成り立つ最大数であるチャンネル数と同数の前記第2周波数変換部を備えていることで、通信帯域を最大限に利用できる。
また、好適には、通信チャンネル数を最大として通信対象となる前記応答器の数に応じて前記第2周波数変換部の数を増減するものである。このようにすれば、デジタル処理により必要にして十分な数の前記第2周波数変換部を用意することで、前記質問器の負荷を低減することができる。
また、好適には、前記周期関数と同数の前記第2周波数変換部を備えたものである。このようにすれば、必要にして十分な数の前記第2周波数変換部それぞれにおいて、信号対雑音比が規定値以上とされる信号を選択することで、位相制御を簡略化できると共に復調処理を高速化できる。
また、好適には、前記第2周波数変換部は、IQ直交復調により前記復調信号の生成を行うものであり、前記位相制御部は、Q相の信号が最小となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御するものである。このようにすれば、例えば、前記応答器が2値の変調を行っている場合等には、IQ直交復調において、主搬送波成分が含まれないことを条件として、理想的にはI相若しくはQ相の何れか一方が零となったときに他方の信号が最大となることから、Q相の信号が最小となるように前記第2局所信号の位相を制御することにより、信号対雑音比の可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、好適には、前記アナログデジタル変換器のサンプリング周波数は、前記中間周波数信号の周波数の4倍以上となるように定められるものである。このようにすれば、前記第2周波数変換部において、前記中間周波数信号若しくは中間信号の主搬送波成分をより好適に抑圧できる。
また、好適には、前記アナログデジタル変換器のサンプリング周波数は、前記中間周波数信号の主搬送波成分の周波数に応じて、例えば、その周波数の0.8倍となるように定められるものである。このようにすれば、比較的安価なアナログデジタル変換器を使用することができ、前記中間周波数信号の主搬送波成分の0.8倍の周波数でアンダーサンプリングすることで、キャリア周波数が0.2倍の周波数となるように受信した信号を発生させることができる。
また、好適には、前記送信部は、前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、その主搬送波発振部により発生させられた主搬送波を送信信号とキャンセル信号とに分配する分配器と、その分配器により分配された送信信号を増幅する送信信号増幅部と、その送信信号を送信する送信アンテナとを、備え、前記受信部は、前記反射波を受信する受信アンテナと、前記分配器により分配されたキャンセル信号の振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部と、そのキャンセル信号の位相を調整するキャンセル信号位相調整部と、前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号と前記受信アンテナにより受信された反射波とを合成して出力する合波器とを、備え、前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部は、前記合波器の出力が小さくなるように前記キャンセル信号の振幅及び位相を調整するものである。このようにすれば、前記第1周波数変換部による周波数変換に先んじて前記反射波の主搬送波成分を抑圧することで、信号対雑音比又は信号対妨害波比の可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、好適には、前記主搬送波を送信すると共に、前記反射波を受信する送受信アンテナを備え、前記送信部は、前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、その主搬送波発振部により発生させられた主搬送波を送信信号とキャンセル信号とに分配する分配器と、その分配器により分配された送信信号を増幅する送信信号増幅部と、その送信信号増幅部により増幅された送信信号を前記送受信アンテナへ伝達させると共に、その送受信アンテナにより受信された反射波を前記受信部へ伝達させる送受分離器とを、備え、前記受信部は、前記分配器により分配されたキャンセル信号の振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部と、そのキャンセル信号の位相を調整するキャンセル信号位相調整部と、前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号と前記送受信アンテナにより受信された反射波とを合成して出力する合波器とを、備え、前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部は、前記合波器の出力が小さくなるように前記キャンセル信号の振幅及び位相を調整するものである。このようにすれば、前記送受信アンテナにより前記主搬送波の送信及び前記反射波の受信が可能であることから、前記質問器を小型化することができる。
また、好適には、前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、所定の基準周波数を発生させる基準周波数発振器とを、備え、前記主搬送波発振部及び第1ローカルオシレータは、前記基準周波数発振器により発生させられた基準周波数に基づいて前記主搬送波及び第1局所信号を発生させるものである。このようにすれば、前記主搬送波及び第1局所信号に関して基準周波数を共通化することで、中間周波数信号の周波数の変動が起こり難くなる。また、比較的高い精度を有する基準周波数発振器を用いることで、それに応じた高い周波数精度の主搬送波や中間周波数信号を得ることができ、復調処理の精度を高めることができる。
また、好適には、前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、その主搬送波発振部により発生させられた主搬送波と前記第1ローカルオシレータにより発生させられた第1局所信号とを掛け合わせてキャンセル信号を合成するキャンセル信号ミキサと、そのキャンセル信号ミキサにより合成されたキャンセル信号の振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部と、そのキャンセル信号の位相を調整するキャンセル信号位相調整部と、前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号と前記第1周波数変換部により生成された中間周波数信号とを合成して出力する合波器とを、備え、前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部は、前記合波器の出力が小さくなるように前記キャンセル信号の振幅及び位相を調整するものである。このようにすれば、前記第2周波数変換部による周波数変換に先んじて前記中間周波数信号若しくはそれから変換された中間信号の主搬送波成分を抑圧することで、信号対雑音比の可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、好適には、前記キャンセル信号ミキサにより合成されたキャンセル信号を0.2倍の周波数に分周して分周信号を生成する分周器と、その分周器により生成された分周信号と前記キャンセル信号ミキサにより合成されたキャンセル信号とを掛け合わせてクロック信号を生成するクロック信号ミキサとを、備え、そのクロック信号ミキサにより生成されたクロック信号を前記アナログデジタル変換器のクロックとして用いるものである。このようにすれば、前記主搬送波に基づいて前記アナログデジタル変換器のサンプリング信号を生成することで、その主搬送波とサンプリング周期とのずれによる誤差が発生し難くなる。
以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される通信システム10の構成を説明する図である。この通信システム10は、本発明の第1実施例である質問器12と、複数(図1では4体)の応答器14a、14b、14c、14d(以下、特に区別しない場合には単に応答器14と称する)とから構成されており、その質問器12から主搬送波Fc1が送信されると、その主搬送波Fc1を受信した上記応答器14aから反射波Fr1が、応答器14bから反射波Fr2が、応答器14cから反射波Fr3が、応答器14dから反射波Fr4がそれぞれ返信される。すなわち、上記応答器14aでは、所定の情報信号(データ)により1次変調された副搬送波(サブキャリア)信号fsc1 により上記主搬送波Fc1が2次変調されて反射波Fr1が生成されて前記質問器12に返信される。また、他の応答器14b乃至14dについても同様に反射波Fr2、Fr3、Fr4(以下、特に区別しない場合には単に反射波Frfと称する)が生成されて前記質問器12に返信される。
図2は、上記通信システム10で使用される主搬送波と反射波との関係を示す図である。上記応答器14における副搬送波信号の周波数は、好適には、各応答器14毎に異なる態様で周波数ホッピングされる。例えば、上記応答器14a乃至14dにおいて、Fc1±fsc1 、Fc1±fsc2 、Fc1±fsc3 、Fc1±fsc4 の側波帯信号が発生させられるが、図2に示すように、タイミングT1では周波数の低い方からFc1±fsc1 、Fc1±fsc2 、Fc1±fsc3 、Fc1±fsc4 の順番だったものが、タイミングT2、T3、T4と時間が変化するに従ってランダムに順番が入れ替わる。すなわち、上記応答器14a乃至14dからの反射波Fr1乃至Fr4は、擬似ランダム記号に基づいて周波数ホッピングしており、互いに衝突する確率が非常に小さいため、それらの反射波Fr1乃至Fr4に含まれる変調に関する信号をそれぞれ独立して取り出すことができる。
図3は、前記質問器12の電気的構成を説明する図である。この図3に示すように、前記質問器12は、前記主搬送波Fc1を送信するための送信部16と、前記反射波Fr1乃至Fr4を受信するための受信部として機能する受信アンテナ18と、その受信アンテナ18により受信された受信信号RFに第1ローカルオシレータ20により発生させられた第1局所信号LO1を掛け合わせて中間周波数信号IFを生成する第1周波数変換部として機能する第1ミキサ22と、必要に応じてその第1ミキサ22と第2ミキサ28との間に設けられてその第1ミキサ22により生成されたアナログ信号である中間周波数信号IFをデジタル信号である中間信号ISに変換するアナログデジタル変換器24と、上記第1ミキサ22により生成される中間周波数信号IF若しくは上記アナログデジタル変換器24によりそれからデジタル変換された信号である中間信号ISに第2ローカルオシレータ26により発生させられた第2局所信号LO2を掛け合わせて復調信号DFを生成する第2周波数変換部として機能する第2ミキサ28と、その第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を制御する位相制御部30と、前記質問器12の作動を制御するコントローラ32とを、備えて構成されている。また、上記送信部16は、前記主搬送波Fc1を発生させる主搬送波発振部34と、その主搬送波発振部34により発生させられた主搬送波Fc1(送信信号)を電力増幅する送信信号増幅部として機能する増幅器36と、その増幅器36により増幅された主搬送波Fc1を送信する送信アンテナ38とを、備えている。
上記コントローラ32は、CPU、ROM、及びRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータであり、図4は、そのコントローラ32の制御機能を説明する機能ブロック線図である。この図4に示す送信回路制御手段40は、例えば、周波数915MHz程度の主搬送波Fc1を発生させるように前記主搬送波発振部34の作動を制御する。受信信号処理手段42は、例えば、第2周波数変換部すなわち前記第2ミキサ28により生成された復調信号DFを時間系列に変換して副搬送波信号を取り出した後、その副搬送波信号から前記応答器14による変調に関する信号を検出する等の処理を行う。位相制御手段44は、第2局所信号発振部すなわち前記第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を、例えば、前記中間周波数信号IF若しくは中間信号ISの主搬送波成分の位相と同相になるように前記位相制御部30を介して制御する。好適には、上記コントローラ32に入力される復調信号DFの信号対雑音比S/Nが大きくなるように、更に好適には、その信号対雑音比S/Nが最大となるようにその第2局所信号LO2の位相を制御する。なお、この信号対雑音比S/Nは、所望の周波数信号とそれ以外の特定周波数との比の一例であり、例えば、信号対妨害波比S/Iを指標としてその信号対妨害波比S/Iが大きくなるように位相を制御してもよい。
前記第2ミキサ28は、好適には、IQ直交復調すなわち入力信号を互いに位相が90°異なるI(In‐phase)相及びQ(Quadrature‐phase)相の複素信号に変換した後、それらI相及びQ相の複素信号を用いた復調処理により上記復調信号DFの生成を行うものであり、上記位相制御手段44は、そのQ相の信号が最小乃至零となるように上記第2局所信号LO2の位相を制御するものである。前記応答器14が2値の変調を行っている場合等には、IQ直交復調において、主搬送波成分が含まれないことを条件として、理想的にはI相若しくはQ相の何れか一方が零となったときに他方の信号が最大となることから、Q相の信号が最小となるように前記第2局所信号LO2の位相を制御することにより、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができるのである。
図5は、前記応答器14の構成を説明するブロック線図である。この図5に示すように、前記応答器14は、アンテナ46に接続された変復調器48と、デジタル回路部50とを、備えて構成されている。そのデジタル回路部50は、前記応答器14の作動を制御するコントローラ52と、副搬送波を発生させる副搬送波発振部54と、その副搬送波発振部54により発生させられた副搬送波を上記コントローラ52を介して入力される情報信号に基づいて位相変調(PSK)等で変調(1次変調)する副搬送波変調部56とを、備えている。その副搬送波変調部56により変調された副搬送波は、上記変復調器48に入力される。そして、その変復調器48に入力された副搬送波により前記質問器12から受信された主搬送波Fc1が変調(2次変調)され、反射波Frfとして上記アンテナ46から送信される。
続いて、以上のように構成された前記通信システム10の通信動作を説明する。図6乃至図9は、前記質問器12及び応答器14の各部における信号の状態を示す図である。先ず、前記質問器12において、前記主搬送波発振部34により周波数915MHz程度の主搬送波Fc1が発生させられ、前記増幅器36により電力増幅された後、前記送信アンテナ38から送信される。
次に、前記質問器12からの主搬送波Fc1を受信した前記応答器14において、前記副搬送波発振部54により副搬送波が発生させられ、その副搬送波が前記副搬送波変調部56により例えば図6(a)に示す信号に基づいて位相変調され、例えば図6(b)に示す副搬送波fsc2 とされた後、前記変復調器48に印加される。或いは、前記副搬送波発振部54により発生させられた副搬送波が前記副搬送波変調部56により例えば図6(c)に示す信号に基づいて位相変調され、例えば図6(d)に示す副搬送波fsc3 とされた後、前記変復調器48に印加される。上記副搬送波fsc2 、fsc3 は、ある時点において例えば図6(e)に示す周波数配置となっており、前記変復調器48においてそれらの副搬送波fsc2 、fsc3 により前記質問器12から受信された主搬送波Fc1が変調されて、例えば図6(f)に示すスペクトラムを有する反射波Fc1+fsc2 、Fc1+fsc3 が前記アンテナ46から返信される。なお、この図6(f)においてはFc1に対して上側の側波帯のみを示し、下側の側波帯は省略している。
次に、前記応答器14からの反射波Fc1+fsc2 、Fc1+fsc3 を受信した前記質問器12において、前記第1ミキサ22及び第2ミキサ28によりヘテロダイン検波が行われる。図7(g)は、第1周波数変換部すなわち前記第1ミキサ22に入力される信号を、図7(h)は、その第1ミキサ22により周波数変換されて出力される信号をそれぞれ示す図である。これらの図に示すように、前記第1ミキサ22において、前記受信アンテナ18により受信された周波数915MHz程度の受信信号RFに、前記第1ローカルオシレータ20により発生させられた周波数904MHz程度の第1局所信号LO1が掛け合わされて、周波数10.48MHz程度の中間周波数信号IFが生成される。
次に、前記アナログデジタル変換器24において、前記第1ミキサ22により生成されたアナログ信号である中間周波数信号IFがデジタル信号である中間信号ISに変換される。図8(i)は、前記アナログデジタル変換器24から出力される中間信号ISを示す図である。この図に示すように、前記アナログデジタル変換器24のサンプリング周波数fsは、好適には、前記中間周波数信号IFの主搬送波成分の周波数の0.8倍すなわち周波数8.4MHz程度となるように定められる。斯かるサンプリング周波数fsでアンダーサンプリングが行われることで、図8(i)に示すように、前記中間周波数信号IFの主搬送波成分の周波数の0.2倍すなわち周波数2.1MHz程度の中間信号ISが発生させられる。また、好適には、上記サンプリング周波数fsは、前記中間周波数信号IFの周波数の4倍以上となるように定められてもよい。更に好適には、前記サンプリング周波数fsを前記中間周波数信号IFの整数倍とすることで、周期関数テーブルを可及的に簡単なものとすることができる。
次に、前記第2ミキサ28において、前記アナログデジタル変換器24によりデジタル変換された中間信号ISに、前記第2ローカルオシレータ26により発生させられた周波数2.1MHz程度の第2局所信号LO2が掛け合わされて、復調信号DFが生成される。図8(j)は、第2周波数変換部すなわち前記第2ミキサ28から出力される復調信号DFを示す図である。この図に示すように、複数の応答器14からの反射波Frfすなわち複数の副搬送波信号(通信チャンネル)が混在する復調信号DFが復調される。この復調信号DFは、前記コントローラ32により、例えば、フーリエ変換によるフィルタリング処理等により各副搬送波信号毎に分離された後、その分離された信号が逆フーリエ変換により時間系列に変換されて、例えば、図6(b)に対応する図9(k)に示すような変調された副搬送波信号として取り出される。そして、その副搬送波信号から図6(a)に示すもとの信号と同じ図9(m)に示すような情報信号が検出される。或いは、図6(d)に対応する図9(l)に示すような変調された副搬送波信号として取り出された後、その副搬送波信号から図6(c)に示すもとの信号と同じ図9(n)に示すような情報信号が検出される。
前記第2ミキサ28による復調信号DFの生成に際しては、前記位相制御部30による第2局所信号LO2の位相制御が行われる。図10は、前記コントローラ32による第2局所信号LO2の位相制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、第2局所信号発振部すなわち前記第2ローカルオシレータ26により第2局所信号LO2が発生させられる。次に、SA2において、前記第2ミキサ28から出力される復調信号DFの信号レベルが測定される。次に、SA3において、SA2にて測定された復調信号DFの信号レベルから信号対雑音比S/Nが推定される。次に、前記位相制御手段44に対応するSA4において、前記第2ローカルオシレータ26による第2局所信号LO2の信号発生タイミングが1クロック遅らせられるように、前記位相制御部30によりその第2局所信号LO2の位相が制御される。次に、SA5において、SA2と同様に前記第2ミキサ28から出力される復調信号DFの信号レベルが測定される。次に、SA6において、SA3と同様にSA5にて測定された復調信号DFの信号レベルから信号対雑音比S/Nが推定される。次に、SA7において、前回の推定値である信号対雑音比S/Nよりも今回の推定値である信号対雑音比S/Nの方が小さいか否かが判断される。このSA7の判断が肯定される場合には、SA4以下の処理が再び実行されるが、SA7の判断が否定される場合には、SA5以下の処理が再び実行される。以上の制御において、SA2、SA3、SA5、SA6、及びSA7が前記受信信号処理手段42に対応する。
このように、本第1実施例によれば、前記主搬送波Fc1を送信するための送信部16と、前記反射波Frfを受信するための受信部として機能する受信アンテナ18と、その受信アンテナ18により受信された受信信号RFに前記第1ローカルオシレータ20により発生させられた第1局所信号LO1を掛け合わせて中間周波数信号IFを生成する第1周波数変換部として機能する前記第1ミキサ22と、その第1ミキサ22により生成された中間周波数信号IF若しくはそれから変換された信号である中間信号ISに前記第2ローカルオシレータ26により発生させられた第2局所信号LO2を掛け合わせて復調信号DFを生成する第2周波数変換部として機能する前記第2ミキサ28と、その第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を制御する位相制御部30とを、備えたものであることから、前記第2局所信号LO2の位相を前記中間周波数信号IF若しくは中間信号ISの主搬送波成分の位相と同相になるように制御することで、信号対雑音比S/Nの大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。すなわち、応答器14による変調に関する信号を好適に検出できる通信システム10の質問器12を提供することができる。
また、前記応答器14による変調に関する信号の検出性能が向上することにより、通信距離が比較的長い場合であってもその変調に関する信号を好適に検出できることから、前記通信システム10の通信範囲を可及的に拡大することができる。また、前記第2局所信号LO2の位相を逐次最適値に更新することで、前記応答器14が移動中である場合にもその応答器14による変調に関する信号を好適に検出できる。
また、前記位相制御部30は、前記復調信号DFの信号対雑音比S/Nが大きくなるように前記第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を制御するものであるため、前記復調信号DFに含まれる雑音及び妨害波を除去することができ、信号対雑音比S/Nの大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、前記位相制御部30は、前記復調信号DFの信号対雑音比S/Nが最大となるように前記第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を制御するものであるため、前記復調信号DFに含まれる妨害波を除去することができ、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、前記第1ミキサ22と第2ミキサ28との間にアナログデジタル変換器24を備え、その第2ミキサ28は、デジタル処理により前記復調信号DFの生成を行うものであるため、前記位相制御部30による前記第2局所信号LO2の位相制御が容易になる。
また、前記第2ミキサ28は、IQ直交復調により前記復調信号DFの生成を行うものであり、前記位相制御部30は、Q相の信号が最小となるように前記第2ローカルオシレータ26により発生させられる第2局所信号LO2の位相を制御するものであるため、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、前記アナログデジタル変換器24のサンプリング周波数fsは、前記中間周波数信号IFの周波数の4倍以上となるように定められるものであるため、前記第2ミキサ28において、前記中間周波数信号IF若しくは中間信号ISの位相を正確に把握することができ、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
また、前記アナログデジタル変換器24のサンプリング周波数fsは、前記中間周波数信号IFの主搬送波成分の周波数の0.8倍となるように定められるものであるため、比較的安価なアナログデジタル変換器24を使用することができ、前記中間周波数信号IFの主搬送波成分の0.8倍の周波数でアンダーサンプリングすることで、0.2倍の周波数の位置に受信した信号を発生させることができる。
続いて、本発明の第2実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明及び図面に関して、前述した実施例と重複する部分に関しては同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、本発明の第2実施例である質問器60の電気的構成を説明する図である。この図11に示すように、上記質問器60は、前記アナログデジタル変換器24から出力されたデジタル信号である中間信号ISを通信チャンネル数分だけ用意し、それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号LO2により各通信チャンネルにおける通信に関する前記復調信号DFの生成を行う第2周波数変換部として機能する通信チャンネル数と同数の第2ミキサ28a、28b、28c、・・・と、予め定められた一周期分の周期関数に基づいてデジタル信号である第2局所信号LO2を発生させて各第2ミキサ28に供給する位相制御部64とを、備えて構成されている。すなわち、この質問器60においては、上記位相制御部64が第2局所信号LO2を発生させる第2ローカルオシレータとしても機能する。
上記位相変換部64は、好適には、上記一周期分の周期関数として、図12(a)に示すような余弦波テーブル66或いは図12(b)に示すような正弦波テーブル68を予め所定の記憶装置等に備えている。これらの図におけるθは、360°を一周期としてサンプリング周期を示す値であり、dθは、前記中間信号ISの主搬送波成分との位相差に対応する値である。すなわち、上記余弦波テーブル66及び正弦波テーブル68は、何れもサンプリング周波数fsを前記中間信号ISの周波数の4倍とし、一周期の間に4回サンプリングを行い、15°ずつ位相差dθをずらして比較するためのテーブルである。上記位相制御部64は、上記周期関数テーブルにおける何れかの位相差dθに対応する余弦波或いは正弦波に基づいて第2局所信号LO2を発生させる。一般的に、前記主搬送波発振部34により発生させられる主搬送波Fc1もまた余弦波或いは正弦波であることから、好適な位相差dθを選択することにより前記中間信号ISの主搬送波成分の位相と同相の第2局所信号LO2を発生させることができ、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。なお、この周期関数テーブルは必ずしも予め記憶装置に記憶されたものでなくともよく、必要に応じて前記コントローラ32等により算出されるものであっても構わない。また、図12(a)及び(b)は、最も単純な余弦波及び正弦波を発生させるためのテーブルを示しているが、好適には、周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号LO2そのものを表す周期関数が用いられる。
前記質問器60のコントローラ32は、前述した図4に示す制御機能すなわち送信回路制御手段40、受信信号処理処理手段42、及び位相制御手段44を備えている。本第2実施例において、この位相制御手段44は、各第2ミキサ28に関して、上記周期関数テーブルにおける何れかの位相差dθに対応する余弦波或いは正弦波に基づく第2局所信号LO2を、前記位相制御部64により発生させる。好適には、位相差dθを逐次変化させつつそれぞれの位相差dθに対応する第2局所信号LO2を各第2ミキサ28に供給し、前記復調信号DFの信号対雑音比S/Nを可及的に大きく乃至は最大とする位相差dθを選択する。また、必要に応じて前記位相制御部64により発生させられる第2局所信号LO2の周波数を制御する。
前述のように、前記通信システム10における周波数ホッピングでは、複数の前記応答器14により副搬送波が変化させられる周波数ホッピングが行われる。そして、そのように周波数ホッピングさせられた全帯域の反射波Frfがその質問器60により受信されることから、通信範囲内に存在する全ての前記応答器14からの返信信号が何れかの通信チャンネルから出力される。従って、これらの出力信号を前記応答器14毎に時間系列に再構築することで、複数の前記応答器14からの返信信号を同時に検出することができる。このため、好適には、周波数ホップする毎に前記応答器14からその応答器14を識別するためのID等が送信される。
前記通信システム10の通信範囲内に複数の前記応答器14が存在する場合には、それらの応答器14がそれぞれ個別に移動していることが考えられる。本第2実施例の質問器60は、それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号LO2により各通信チャンネルにおける通信に関する前記復調信号DFの生成を行う通信チャンネル数と同数の第2ミキサ28を備えており、前記位相制御部64によりそれら複数の第2ミキサ28に供給される第2局所信号LO2それぞれが最適となるように制御されることから、複数の前記応答器14からの反射波Frfが混在する場合であってもそれぞれの反射波Frfについて信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができるのである。
図13は、前記コントローラ32による図12(b)の正弦波テーブル68を用いた第2局所信号LO2の位相制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記正弦波テーブル68の位相差dθが初期値すなわち0°に設定される。次に、SB2において、前記第2ミキサ28から出力される復調信号DFの信号レベルが測定される。次に、SB3において、SB2にて測定された復調信号DFの信号レベルから信号対雑音比S/Nが推定される。次に、前記位相制御手段44に対応するSB4において、前記正弦波テーブル68の位相差dθが+15°変化させられる。次に、SB5において、SB2と同様に前記第2ミキサ28から出力される復調信号DFの信号レベルが測定される。次に、SB6において、SB3と同様にSB5にて測定された復調信号DFの信号レベルから信号対雑音比S/Nが推定される。次に、SB7において、前回の推定値である信号対雑音比S/Nよりも今回の推定値である信号対雑音比S/Nの方が小さいか否かが判断される。このSB7の判断が肯定される場合には、SB4以下の処理が再び実行されるが、SB7の判断が否定される場合には、SB5以下の処理が再び実行される。以上の制御において、SB2、SB3、SB5、SB6、及びSB7が前記受信信号処理手段42に対応する。
このように、本第2実施例によれば、第2周波数変換部として機能する複数の第2ミキサ28を備え、それら複数の第2ミキサ28それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号LO2により前記復調信号DFの生成を行うものであるため、複数の前記応答器14からの反射波Frfに対して、前記質問器12とそれぞれの前記応答器14との距離等に合わせて前記復調信号DFの生成を行うことができる。とりわけ、副搬送波が周波数ホッピングさせられる前記通信システム10において、それら各副搬送波毎の復調処理を同時に行うことができることから、複数の前記応答器14からの反射波Frfが混在する場合であってもそれらの応答器14による変調に関する信号を好適に検出できる。
また、通信チャンネル数と同数の前記第2ミキサ28を備え、それら複数の第2ミキサ28それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号LO2により各通信チャンネルにおける通信に関する前記復調信号DFの生成を行うものであるため、通信が成り立つ最大数であるチャンネル数と同数の前記第2ミキサ28を備えていることで、通信帯域を最大限に利用できる。
また、前記位相制御部64は、予め定められた一周期分の周期関数に基づいて第2局所信号LO2の周波数及び位相を制御するものであるため、予め定められた周期関数を用いて第2局所信号LO2を算出することでその位相制御部64における負荷を軽減することができる。
また、前記位相制御部64は、予め定められた周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号LO2のうち何れかの第2局所信号LO2を発生させるものであるため、予め定められた第2局所信号LO2を用いることでその位相制御部64における負荷を可及的に軽減することができる。
また、前記位相制御部64は、予め算出される一周期分の周期関数に基づいて第2局所信号LO2の周波数及び位相を制御するものであるため、予め算出された周期関数を繰り返し用いて第2局所信号LO2を算出することでその位相制御部64における負荷を軽減することができることに加え、予め記憶装置等に保持すべきデータが比較的小さくて済む。
また、前記位相制御部64は、予め算出される周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号LO2のうち何れかの第2局所信号LO2を発生させるものであるため、予め算出された第2局所信号LO2を繰り返し用いることでその位相制御部64における負荷を可及的に軽減することができることに加え、予め記憶装置等に保持すべきデータが比較的小さくて済む。
また、前記通信チャンネル数より通信対象となる応答器14が少ない場合には、その応答器14の数に応じて前記第2周波数変換部の数を増減させてもよい。デジタル処理を用いていることから並列処理数は容易に変更でき、通信に必要な数だけ用意することで、復調処理の効率を高めることができる。好適には、前記正弦波テーブル68等に定められた位相数と同数だけ前記第2周波数変換部を用意し、その第2周波数変換部の各出力から信号対雑音比S/Nが規定の値以上のものを選ぶことで、復調処理の効率を可及的に高めることができる。
続いて、本発明の第3実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図14は、本発明の第3実施例である質問器70の電気的構成を説明する図である。この図14に示すように、上記質問器70は、前記主搬送波発振部34により発生させられた主搬送波Fc1を送信信号とキャンセル信号CSとに分配する分配器72と、その分配器72により分配されたキャンセル信号CSの振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部74と、そのキャンセル信号CSの位相を調整するキャンセル信号位相調整部76と、上記キャンセル信号振幅調整部74及びキャンセル信号位相調整部76により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号CSと前記受信アンテナ18により受信された反射波Frfとを合成して出力する合波器78とを、備えて構成されたものである。その合波器78から出力された合成信号は、第1周波数変換部すなわち前記第1ミキサ22に入力される。また、前記アナログデジタル変換器24から出力された中間信号ISが第3ミキサ84及びローパスフィルタ86を経由して前記コントローラ32に供給される。なお、上記質問器70では、前記主搬送波発振部34、分配器72、増幅器36、及び送信アンテナ38から送信部80が、前記受信アンテナ18、キャンセル信号振幅調整部74、キャンセル信号位相調整部76、及び合波器78から受信部82がそれぞれ構成されている。
図15は、上記質問器70に備えられたコントローラ32の制御機能を説明する機能ブロック線図である。この図15に示すキャンセル回路制御手段88は、上記合波器78の出力が小さくなるように上記キャンセル信号振幅調整部74及びキャンセル信号位相調整部76を介して上記キャンセル信号CSの振幅及び位相を調整する。すなわち、前記受信アンテナ18により受信された反射波Frfの主搬送波成分を打ち消すように上記キャンセル信号CSの振幅及び位相を制御することで、第1周波数変換部すなわち前記第1ミキサ22による周波数変換に先んじてその反射波Frfの主搬送波成分を可及的に小さくする。好適には、上記第3ミキサ84及びローパスフィルタ86を経由して前記コントローラ32に供給される中間信号IS若しくはその主搬送波成分が可及的に小さくなるように上記キャンセル信号CSの振幅及び位相を調整する。
図16は、前記受信アンテナ18から前記第1ミキサ22に直接入力される受信信号(キャンセル回路オフ)と、前記合波器78によりキャンセル信号CSを掛け合わされた後に前記第1ミキサ22に入力される受信信号(キャンセル回路オン)とを比較して示すグラフである。この図16に示すように、本第3実施例の構成によれば、キャンセル回路を有しない構成に比べて前記第1ミキサ22に入力される受信信号のSCR(Signal Carrier Ratio:主搬送波成分と副搬送波成分との差)を15dB程度小さくすることができる。すなわち、そのように主搬送波成分を抑圧することで、前記応答器14による変調に関する副搬送波成分の相対割合をその分だけ大きくすることができ、主搬送波Fc1に比べて極めて小さい前記応答器14による変調に関する信号が取り出し易くなるのである。
図17は、前記コントローラ32によるキャンセル信号制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、SC1において、前記キャンセル信号振幅調整部74のゲインレベルが最小値に設定される。次に、SC2において、前記キャンセル信号位相調整部76の位相量が0°に設定される。次に、SC3において、前記アナログデジタル変換器24から前記第3ミキサ84及びローパスフィルタ86を介して供給される中間信号ISの信号レベルが測定される。次に、SC4において、前記キャンセル信号振幅調整部74のゲインレベルに+1が加算された後、SC5において、前記中間信号ISの信号レベルが再測定される。次に、SC6において、前回の測定値である信号レベルよりも今回の測定値である信号レベルの方が小さいか否かが判断される。このSC6の判断が肯定される場合には、SC4以下の処理が再び実行されるが、SC6の判断が否定される場合には、SC7において、前記キャンセル信号振幅調整部74のゲインレベルに−1が加算された後、SC8において、前記キャンセル信号位相調整部76の位相量が1°増加させられた後、SC9において、前記中間信号ISの信号レベルが再測定される。次に、SC10において、前回の測定値である信号レベルよりも今回の測定値である信号レベルの方が小さいか否かが判断される。このSC10の判断が肯定される場合には、SC8以下の処理が再び実行されるが、SC10の判断が否定される場合には、SC11において、前記キャンセル信号位相調整部76の位相量が1°減少させられた後、SC4以下の処理が再び実行される。以上の制御において、SC1乃至SC11が前記キャンセル回路制御手段88に対応する。
このように、本第3実施例によれば、前記送信部80は、前記主搬送波Fc1を発生させる主搬送波発振部34と、その主搬送波発振部34により発生させられた主搬送波Fc1を送信信号とキャンセル信号CSとに分配する分配器72と、その分配器72により分配された送信信号を増幅する送信信号増幅部として機能する増幅器36と、その送信信号を送信する送信アンテナ38とを、備え、前記受信部82は、前記反射波Frfを受信する受信アンテナ18と、前記分配器72により分配されたキャンセル信号CSの振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部74と、そのキャンセル信号CSの位相を調整するキャンセル信号位相調整部76と、前記キャンセル信号振幅調整部74及びキャンセル信号位相調整部76により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号CSと前記受信アンテナ18により受信された反射波Frfとを合成して出力する合波器78とを、備え、前記キャンセル信号振幅調整部74及びキャンセル信号位相調整部76は、前記合波器78の出力が小さくなるように前記キャンセル信号CSの振幅及び位相を調整するものであるため、第1周波数変換部として機能する前記第1ミキサ22による周波数変換に先んじて前記反射波Frfの主搬送波成分を抑圧することで、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
続いて、本発明の第4実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図18は、本発明の第4実施例である質問器90の電気的構成を説明する図である。この図18に示すように、上記質問器90は、前述した第3実施例の質問器70における受信アンテナ18及び送信アンテナ38の代替として、前記主搬送波Fc1を送信すると共に、前記反射波Frfを受信する送受信アンテナ92と、前記増幅器36により増幅された送信信号をその送受信アンテナ92へ伝達させると共に、その送受信アンテナ92により受信された反射波Frfを前記合波器78に供給する送受分離器94とを、備えて構成されている。この質問器90では、前記主搬送波発振部34、分配器72、増幅器36、送受信アンテナ92、及び送受分離器94から送信部96が、前記キャンセル信号振幅調整部74、キャンセル信号位相調整部76、合波器78、及び送受信アンテナ92から受信部98がそれぞれ構成されている。
このように、本第4実施例によれば、前記主搬送波Fc1を送信すると共に、前記反射波Frfを受信する送受信アンテナ92を備え、前記送信部96は、前記主搬送波Fc1を発生させる主搬送波発振部34と、その主搬送波発振部34により発生させられた主搬送波Fc1を送信信号とキャンセル信号CSとに分配する分配器72と、その分配器72により分配された送信信号を増幅する送信信号増幅部として機能する増幅器36と、その増幅器36により増幅された送信信号を前記送受信アンテナ92へ伝達させると共に、その送受信アンテナ92により受信された反射波Frfを受信部98へ伝達させる送受分離器94とを、備え、その受信部98は、前記分配器72により分配されたキャンセル信号CSの振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部74と、そのキャンセル信号CSの位相を調整するキャンセル信号位相調整部76と、前記キャンセル信号振幅調整部74及びキャンセル信号位相調整部76により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号CSと前記送受信アンテナ92により受信された反射波Frfとを合成して出力する合波器78とを、備え、前記キャンセル信号振幅調整部74及びキャンセル信号位相調整部76は、前記合波器78の出力が小さくなるように前記キャンセル信号CSの振幅及び位相を調整するものであるため、前記送受信アンテナ92により前記主搬送波Fc1の送信及び前記反射波Frfの受信が可能であることから、前記質問器90を小型化することができる。
続いて、本発明の第5実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図19は、本発明の第5実施例である質問器100の電気的構成を説明する図である。この図19に示すように、上記質問器100は、所定の基準周波数を発生させる基準周波数発振器102を備えて構成されており、その基準周波数発振器102により発生させられた信号は、PLL(Phase Locked Loop)104を介して前記主搬送波発振部34に、PLL106を介して前記第1ローカルオシレータ20にそれぞれ供給され、それら主搬送波発振部34及び第1ローカルオシレータ20は、上記基準周波数発振器102により発生させられた基準周波数に基づいて前記主搬送波Fc1及び第1局所信号LO1を発生させる。所定の周波数発振器により発生させられる周波数は、一般に温度等の因子により変動するが、本第5実施例によれば、前記主搬送波Fc1及び第1局所信号LO1に関して基準周波数を共通化することで、周波数のずれが起こり難くなり、不要な低周波信号の発生を抑圧することができる。
続いて、本発明の第6実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図20は、本発明の第6実施例である質問器110の電気的構成を説明する図である。この図20に示すように、上記質問器110は、前記主搬送波発振部34により発生させられた主搬送波Fc1と前記第1ローカルオシレータ20により発生させられた第1局所信号LO1とを掛け合わせて第2キャンセル信号CS2を合成する第2キャンセル信号ミキサ112と、その第2キャンセル信号ミキサ112により合成された第2キャンセル信号CS2の振幅を調整する第2キャンセル信号振幅調整部114と、その第2キャンセル信号CS2の位相を調整する第2キャンセル信号位相調整部116と、上記第2キャンセル信号振幅調整部114及び第2キャンセル信号位相調整部116により振幅及び位相が調整された第2キャンセル信号CS2と第1周波数変換部すなわち前記第1ミキサ22により生成された中間周波数信号IFとを合成して出力する第2合波器118とを、備えて構成されている。その第2合波器118から出力された合成信号は、前記アナログデジタル変換器24によりデジタル信号に変換されて前記帯域分割フィルタ62延いては第2周波数変換部に入力される。
図21は、上記質問器110に備えられたコントローラ32の制御機能を説明する機能ブロック線図である。この図21に示す第2キャンセル回路制御手段120は、上記第2合波器118の出力が小さくなるように上記第2キャンセル信号振幅調整部114及び第2キャンセル信号位相調整部116を介して上記第2キャンセル信号CS2の振幅及び位相を調整する。すなわち、前記第1ミキサ22により生成される中間周波数信号IFの主搬送波成分を打ち消すように上記第2キャンセル信号CS2の振幅及び位相を制御することで、第2周波数変換部による周波数変換に先んじてその中間周波数信号IFの主搬送波成分を可及的に小さくする。好適には、前記第3ミキサ84及びローパスフィルタ86を経由して前記コントローラ32に入力される中間信号IS若しくはその主搬送波成分が可及的に小さくなるように上記第2キャンセル信号CS2の振幅及び位相を調整する。
図22は、前記コントローラ32による第2キャンセル信号制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、SD1において、前記第2キャンセル信号振幅調整部114のゲインレベルが最小値に設定される。次に、SD2において、前記第2キャンセル信号位相調整部116の位相量が0°に設定される。次に、SD3において、前記アナログデジタル変換器24から前記第3ミキサ84及びローパスフィルタ86を介して供給される中間信号ISの信号レベルが測定される。次に、SD4において、前記第2キャンセル信号振幅調整部114のゲインレベルに+1が加算された後、SD5において、前記中間信号ISの信号レベルが再測定される。次に、SD6において、前回の測定値である信号レベルよりも今回の測定値である信号レベルの方が小さいか否かが判断される。このSD6の判断が肯定される場合には、SD4以下の処理が再び実行されるが、SD6の判断が否定される場合には、SD7において、前記第2キャンセル信号振幅調整部114のゲインレベルに−1が加算された後、SD8において、前記第2キャンセル信号位相調整部116の位相量が1°増加させられた後、SD9において、前記中間信号ISの信号レベルが再測定される。次に、SD10において、前回の測定値である信号レベルよりも今回の測定値である信号レベルの方が小さいか否かが判断される。このSD10の判断が肯定される場合には、SD8以下の処理が再び実行されるが、SD10の判断が否定される場合には、SD11において、前記第2キャンセル信号位相調整部116の位相量が1°減少させられた後、SD4以下の処理が再び実行される。以上の制御において、SD1乃至SD11が前記第2キャンセル回路制御手段120に対応する。
このように、本第6実施例によれば、前記主搬送波Fc1を発生させる主搬送波発振部34と、その主搬送波発振部34により発生させられた主搬送波Fc1と前記第1ローカルオシレータ20により発生させられた第1局所信号LO1とを掛け合わせて第2キャンセル信号CS2を合成する第2キャンセル信号ミキサ112と、その第2キャンセル信号ミキサ112により合成された第2キャンセル信号CS2の振幅を調整する第2キャンセル信号振幅調整部114と、その第2キャンセル信号CS2の位相を調整する第2キャンセル信号位相調整部116と、前記第2キャンセル信号振幅調整部114及び第2キャンセル信号位相調整部116により振幅及び位相が調整された第2キャンセル信号CS2と第1周波数変換部すなわち前記第1ミキサ22により生成された中間周波数信号IFとを合成して出力する第2合波器118とを、備え、前記第2キャンセル信号振幅調整部114及び第2キャンセル信号位相調整部116は、前記第2合波器118の出力が小さくなるように前記第2キャンセル信号CS2の振幅及び位相を調整するものであるため、前記第2周波数変換部による周波数変換に先んじて中間周波数信号IF若しくはそれから変換された中間信号ISの主搬送波成分を抑圧することで、信号対雑音比S/Nの可及的に大きな前記変調に関する信号を取り出すことができる。
続いて、本発明の第7実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図23は、本発明の第7実施例である質問器130の電気的構成を説明する図である。この図23に示すように、上記質問器130は、前記第2キャンセル信号ミキサ112により合成された第2キャンセル信号CS2を0.2倍の周波数に分周して分周信号SSを生成する分周器132と、その分周器132により生成された分周信号SSと前記第2キャンセル信号ミキサ112により合成された第2キャンセル信号CS2とを掛け合わせてクロック信号CLを生成するクロック信号ミキサ134とを、備えて構成されており、上記クロック信号ミキサ134により生成されたクロック信号CLを前記アナログデジタル変換器24のクロックとして用いるものである。このように、本第7実施例によれば、前記主搬送波Fc1に基づいて前記アナログデジタル変換器24のサンプリング信号を生成することで、その主搬送波Fc1とサンプリング周期とのずれによる誤差が発生し難くなる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、第1周波数変換部と第2周波数変換部との間にアナログデジタル変換器24を備え、デジタル処理によりその第2周波数変換部における周波数変換を行う態様の質問器12等について説明したが、このアナログデジタル変換器24は必ずしも備えられていなくともよく、アナログ処理により前記第2周波数変換部における周波数変換を行うものであってもよい。また、前記受信アンテナ18と第1周波数変換部との間にアナログデジタル変換器24を備え、デジタル処理によりその第1周波数変換部における周波数変換を行うものであっても構わない。
また、前述の実施例では、前記第1ローカルオシレータ20、第1ミキサ22、第2ローカルオシレータ26、第2ミキサ28、位相制御部30、主搬送波発振部34、及び増幅器36等の装置が備えられていたが、それらの装置のうち一部乃至は全部が前記コントローラ32の制御機能に置き換えられても構わない。
また、前述の実施例では、前記質問器12の送信部16等においては主搬送波Fc1の変調は行われていないが、必要に応じてその主搬送波Fc1をその質問器12のIDや、所定のホッピングタイミング・ホッピングパターン等の情報に基づいてASK変調等により変調した後に前記送信アンテナ38等から送信するものであっても構わない。
また、前述の実施例では、前記応答器14の副搬送波変調部56は、前記副搬送波発振部54により発生させられた副搬送波を所定の情報信号に基づいて位相変調(PSK)で1次変調するものであったが、例えば、周波数変調(FSK)等により変調するものであってもよく、前記通信システム10の態様に応じて適宜設定される。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明が好適に適用される通信システムの構成を説明する図である。 図1の通信システムで使用される主搬送波と反射波との関係を示す図である。 第1実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。 図3の質問器に備えられたコントローラの制御機能を説明する機能ブロック線図である。 図1の応答器の構成を説明するブロック線図である。 図5の応答器の各部における信号の状態を示す図であり、(a)及び(c)は変調に関する情報信号を、(b)及び(d)は副搬送波を、(e)はある時点における副搬送波の周波数配置を、(f)はある時点における反射波の周波数配置をそれぞれ示す。 図4の質問器の各部における信号の状態を示す図であり、(g)は第1周波数変換部に入力される信号を、(h)は第1周波数変換部から出力される信号をそれぞれ示す。 図4の質問器の各部における信号の状態を示す図であり、(i)はアナログデジタル変換器から出力される信号を、(j)は第2周波数変換部から出力される信号をそれぞれ示す。 図4の質問器の各部における信号の状態を示す図であり、(k)及び(l)は図6(b)及び(d)に対応する副搬送波信号を、(m)及び(n)はそれらの副搬送波から取り出された変調に関する情報信号をそれぞれ示す。 図4のコントローラによる第2局所信号の位相制御作動の要部を説明するフローチャートである。 第2実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。 図11の質問器に備えられた周期関数テーブルを例示する図であり、(a)は余弦波テーブルを、(b)は正弦波テーブルをそれぞれ示す。 図11のコントローラによる第2局所信号の位相制御作動の要部を説明するフローチャートである。 第3実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。 図14の質問器に備えられたコントローラの制御機能を説明する機能ブロック線図である。 図14の合波器によりキャンセル信号を掛け合わされた後に第1周波数変換部に入力される受信信号と、受信アンテナから第1周波数変換部に直接入力される受信信号とを比較して示すグラフである。 図14のコントローラによるキャンセル信号制御作動の要部を説明するフローチャートである。 第4実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。 第5実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。 第6実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。 図20の質問器に備えられたコントローラの制御機能を説明する機能ブロック線図である。 図21のコントローラによるキャンセル信号制御作動の要部を説明するフローチャートである。 第7実施例の質問器の電気的構成を説明する図である。
符号の説明
12、60、70、90、100、110、130:質問器
14a、14b、14c、14d:応答器
16、80、96:送信部
18:受信アンテナ(受信部)
20:第1ローカルオシレータ
22:第1ミキサ(第1周波数変換部)
24:アナログデジタル変換器
26:第2ローカルオシレータ
28:第2ミキサ(第2周波数変換部)
30、64:位相制御部
34:主搬送波発振部
36:増幅器(送信信号増幅部)
38:送信アンテナ
72:分配器
74:キャンセル信号振幅調整部
76:キャンセル信号位相調整部
78:合波器
82、98:受信部
92:送受信アンテナ
94:送受分離器
102:基準周波数発振器
112:第2キャンセル信号ミキサ
114:第2キャンセル信号振幅調整部
116:第2キャンセル信号位相調整部
118:第2合波器
132:分周器
134:クロック信号ミキサ

Claims (20)

  1. 質問器から主搬送波を送信して、該主搬送波を受信した応答器が該主搬送波に対して所定の変調を行った反射波を該質問器に返信する通信システムの該質問器であって、
    前記主搬送波を送信するための送信部と、
    前記反射波を受信するための受信部と、
    該受信部により受信された受信信号に第1ローカルオシレータにより発生させられた第1局所信号を掛け合わせて中間周波数信号を生成する第1周波数変換部と、
    該第1周波数変換部により生成された中間周波数信号若しくはそれから変換された信号である中間信号に第2ローカルオシレータにより発生させられた第2局所信号を掛け合わせて復調信号を生成する第2周波数変換部と、
    該第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御する位相制御部と
    を、備えたことを特徴とする通信システムの質問器。
  2. 前記位相制御部は、前記復調信号の信号対雑音比が大きくなるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御するものである請求項1の通信システムの質問器。
  3. 前記位相制御部は、前記復調信号の信号対雑音比が最大となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御するものである請求項1の通信システムの質問器。
  4. 前記第1周波数変換部と第2周波数変換部との間にアナログデジタル変換器を備え、該第2周波数変換部は、デジタル処理により前記復調信号の生成を行うものである請求項1から3の何れかの通信システムの質問器。
  5. 前記位相制御部は、予め定められた一周期分の周期関数に基づいて前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の周波数及び位相を制御するものである請求項1から4の何れかの通信システムの質問器。
  6. 前記位相制御部は、予め定められた周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号のうち何れかの値となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号を制御するものである請求項5の通信システムの質問器。
  7. 前記位相制御部は、予め算出される一周期分の周期関数に基づいて前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の周波数及び位相を制御するものである請求項4の通信システムの質問器。
  8. 前記位相制御部は、予め算出される周波数及び位相の少なくとも一方が異なる複数の第2局所信号のうち何れかの値となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号を制御するものである請求項7の通信システムの質問器。
  9. 複数の前記第2周波数変換部を備え、それら複数の第2周波数変換部それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号により前記復調信号の生成を行うものである請求項1から8の何れかの通信システムの質問器。
  10. 通信チャンネル数と同数の前記第2周波数変換部を備え、それら複数の第2周波数変換部それぞれにおいて周波数及び位相の少なくとも一方が異なる第2局所信号により各通信チャンネルにおける通信に関する前記復調信号の生成を行うものである請求項1から9の何れかの通信システムの質問器。
  11. 通信チャンネル数を最大として通信対象となる前記応答器の数に応じて前記第2周波数変換部の数を増減するものである請求項1から10の何れかの通信システムの質問器。
  12. 前記周期関数と同数の前記第2周波数変換部を備えたものである請求項5から11の何れかの通信システムの質問器。
  13. 前記第2周波数変換部は、IQ直交復調により前記復調信号の生成を行うものであり、前記位相制御部は、Q相の信号が最小となるように前記第2ローカルオシレータにより発生させられる第2局所信号の位相を制御するものである請求項1から12の何れかの通信システムの質問器。
  14. 前記アナログデジタル変換器のサンプリング周波数は、前記中間周波数信号の周波数の4倍以上となるように定められるものである請求項4から13の何れかの通信システムの質問器。
  15. 前記アナログデジタル変換器のサンプリング周波数は、前記中間周波数信号の主搬送波成分の周波数に応じて定められるものである請求項4から13の何れかの通信システムの質問器。
  16. 前記送信部は、
    前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、
    該主搬送波発振部により発生させられた主搬送波を送信信号とキャンセル信号とに分配する分配器と、
    該分配器により分配された送信信号を増幅する送信信号増幅部と、
    該送信信号を送信する送信アンテナと
    を、備え、
    前記受信部は、
    前記反射波を受信する受信アンテナと、
    前記分配器により分配されたキャンセル信号の振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部と、
    該キャンセル信号の位相を調整するキャンセル信号位相調整部と、
    前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号と前記受信アンテナにより受信された反射波とを合成して出力する合波器と
    を、備え、
    前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部は、前記合波器の出力が小さくなるように前記キャンセル信号の振幅及び位相を調整するものである請求項1から15の何れかの通信システムの質問器。
  17. 前記主搬送波を送信すると共に、前記反射波を受信する送受信アンテナを備え、
    前記送信部は、
    前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、
    該主搬送波発振部により発生させられた主搬送波を送信信号とキャンセル信号とに分配する分配器と、
    該分配器により分配された送信信号を増幅する送信信号増幅部と、
    該送信信号増幅部により増幅された送信信号を前記送受信アンテナへ伝達させると共に、該送受信アンテナにより受信された反射波を前記受信部へ伝達させる送受分離器と
    を、備え、
    前記受信部は、
    前記分配器により分配されたキャンセル信号の振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部と、
    該キャンセル信号の位相を調整するキャンセル信号位相調整部と、
    前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号と前記送受信アンテナにより受信された反射波とを合成して出力する合波器と
    を、備え、
    前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部は、前記合波器の出力が小さくなるように前記キャンセル信号の振幅及び位相を調整するものである請求項1から15の何れかの通信システムの質問器。
  18. 前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、
    所定の基準周波数を発生させる基準周波数発振器と
    を、備え、
    前記主搬送波発振部及び第1ローカルオシレータは、前記基準周波数発振器により発生させられた基準周波数に基づいて前記主搬送波及び第1局所信号を発生させるものである請求項1から17の何れかの通信システムの質問器。
  19. 前記主搬送波を発生させる主搬送波発振部と、
    該主搬送波発振部により発生させられた主搬送波と前記第1ローカルオシレータにより発生させられた第1局所信号とを掛け合わせてキャンセル信号を合成するキャンセル信号ミキサと、
    該キャンセル信号ミキサにより合成されたキャンセル信号の振幅を調整するキャンセル信号振幅調整部と、
    該キャンセル信号の位相を調整するキャンセル信号位相調整部と、
    前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部により振幅及び位相が調整されたキャンセル信号と前記第1周波数変換部により生成された中間周波数信号とを合成して出力する合波器と
    を、備え、
    前記キャンセル信号振幅調整部及びキャンセル信号位相調整部は、前記合波器の出力が小さくなるように前記キャンセル信号の振幅及び位相を調整するものである請求項1から18の何れかの通信システムの質問器。
  20. 前記キャンセル信号ミキサにより合成されたキャンセル信号を0.2倍の周波数に分周して分周信号を生成する分周器と、
    該分周器により生成された分周信号と前記キャンセル信号ミキサにより合成されたキャンセル信号とを掛け合わせてクロック信号を生成するクロック信号ミキサと
    を、備え、
    該クロック信号ミキサにより生成されたクロック信号を前記アナログデジタル変換器のクロックとして用いるものである請求項19の通信システムの質問器。
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