JP2005070697A - 3群ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置 - Google Patents

3群ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置 Download PDF

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JP2005070697A JP2003303984A JP2003303984A JP2005070697A JP 2005070697 A JP2005070697 A JP 2005070697A JP 2003303984 A JP2003303984 A JP 2003303984A JP 2003303984 A JP2003303984 A JP 2003303984A JP 2005070697 A JP2005070697 A JP 2005070697A
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正弘 片倉
Hideyuki Nagaoka
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Abstract

【課題】 テレセントリック性、収差性能を十分に確保し得る電子撮像素子に好適な小型の3群ズームレンズ。
【解決手段】 負の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3とからなり、各レンズ群の間隔を変化させるように各レンズ群を移動させて変倍を行う3群ズームレンズにおいて、第2レンズ群G2が、正の第1レンズ、正の第2レンズ、負の第3レンズの3枚のレンズから構成され、第2レンズと第3レンズとが接合された接合レンズであり、その接合レンズの正レンズのアッベ数νd1が、νd1>70の条件(1)を満足する3群ズームレンズ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型の3群ズームレンズに関し、特に、電子撮像素子を有するコンパクトなデジタルカメラ等の電子撮像装置に好適な3群ズームレンズとそれを用いた電子撮像装置に関するものである。
従来より、デジタルカメラやビデオカメラ等の電子撮像装置においては、一般のカメラに用いられるものと同様に、高画質、低コストの光学系が要求される。さらに、周辺光量落ちを避けるために像側でのテレセントリック特性の良い光学系が望まれている。例えば、固体撮像素子等の電子撮像素子に好適なズームレンズとして、物体側より順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、広角端から望遠端に向けて第1レンズ群と第2レンズ群を移動させてズーミングを行う3群ズームレンズ系が、特許文献1や特許文献2に開示されている。
特開2003−15035号公報 特開2001−318311号公報
しかしながら、これらの3群ズームレンズでは、第2レンズ群における色収差補正が十分とは言えず、電子撮像素子の受光感度が長波長域若しくは短波長域に広いことに起因する色のにじみが目立った画像に再生されてしまう恐れがある。
本発明は従来技術のこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、テレセントリック性、収差性能を十分に確保し得る電子撮像素子に好適な小型の3群ズームレンズを提供することである。
上記目的を達成する本発明の第1の3群ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群とからなり、前記各レンズ群の間隔を変化させるように各レンズ群を移動させて変倍を行う3群ズームレンズにおいて、
前記第2レンズ群が、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ、正屈折力の第2レンズ、負屈折力の第3レンズの3枚のレンズから構成され、前記第2レンズと前記第3レンズとが接合された接合レンズであり、前記接合レンズの正レンズのアッベ数が以下の条件式(1)を満足することを特徴とするものである。
νd1>70 ・・・(1)
ただし、νd1:第2レンズ群における接合レンズの正レンズのアッベ数、
である。
以下に、上記本発明の第1の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
本発明は、負屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群の順で配した3群ズームレンズの構成としている。それにより、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群との間隔を変更させることで、主たる変倍機能を持たせ、像側に配された正屈折力の第3レンズ群にて光束をテレセントリックに近づける調整を行うことで、電子撮像素子を用いたズームレンズに適した構成としている。
特に、このような負正正タイプの3群ズームレンズにおいては、主たる変倍機能を第2レンズ群が担うことになる。
一方、ズームレンズの小型化のためには、第2レンズ群のレンズ枚数を少なくし、高変倍比化の維持のためには、第2レンズ群の主点をなるべく物体側に位置させるとよい。
したがって、本発明では、第2レンズ群を、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズの3枚構成にすることにより、正の屈折力を2つの正レンズに分担させ、球面収差とコマ収差のバランスをとりながら主点を物体側寄りに調節している。
このとき、第2レンズ群の第2レンズと第3レンズとを接合させることで、偏心を抑えかつ色収差の補正を行っている。この接合レンズの正レンズのアッベ数が条件式(1)の下限の70を越えてしまうと、軸上色収差と倍率色収差の補正が困難になる。又は、第2レンズ群における負レンズのパワーが強くなる等、諸収差のバランスがとり難くなる。その結果、レンズの配置に無理が生じ、テレセントリック性が悪くなる。
本発明の第2の3群ズームレンズは、第1の3群ズームレンズにおいて、以下の条件式(1−1)を満足することを特徴とするものである。
75>νd1>70 ・・・(1−1)
以下に、本発明の第2の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
条件式(1−1)の上限値75を越えると、材料が高価になるか、加工が難しい材料となる。
本発明の第3の3群ズームレンズは、第1〜第2の3群ズームレンズにおいて、前記第2レンズ群における前記接合レンズが以下の条件を満足することを特徴とするものである。
νd1−νd2>45 ・・・(2)
ただし、νd2:第2レンズ群における接合レンズの負レンズのアッベ数、
である。
以下に、本発明の第3の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
第2レンズ群における接合レンズにて、低分散の凸レンズと高分散の凹レンズを用いることにより、色収差を良好に補正することができる。条件式(2)の下限の45を越えてしまうと、軸上色収差と倍率色収差の補正効果が薄れてしまうために、接合レンズを使用した効果が低下する。
さらには、下限値を46とすることがより好ましい。
また、上限値を設けて、60、さらには50を越えないようにすると、用いる材料が高価にならずより好ましい。
例えば、以下のように構成できる(本発明の第4の3群ズームレンズ)。
60>νd1−νd2>45 ・・・(2−1)
本発明の第5の3群ズームレンズは、第1〜第4の3群ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、物体側から順に、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の負屈折力の第2レンズと、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の正屈折力の第3レンズとから構成されていることを特徴とするものである。
以下に、本発明の第5の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
第1レンズ群の全てのレンズに像面側に凹面を向けたメニスカスレンズを使用することにより、各レンズへの軸外光線の入射角度が小さくなり、レンズ3枚ながら像面湾曲やディストーション等の収差の発生を抑えることができ、広画角化に有利である。
本発明の第6の3群ズームレンズは、第5の3群ズームレンズにおいて、前記第3レンズ群が両凸正レンズ1枚から構成されていることを特徴とするものである。
以下に、本発明の第6の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
第3レンズ群の両側に正屈折力を持たせることで、第3レンズ群の屈折力を適度に分担させている。それにより、第3レンズ群の移動量を小さくしやすくなる。
本発明の第7の3群ズームレンズは、第1〜第6の3群ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群の第2レンズの何れかの屈折面と前記第3レンズ群の物体側面が非球面であることを特徴とするものである。
以下に、本発明の第7の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
第1レンズ群に非球面を用いることにより、ディストーションや像面湾曲を良好に補正することができる。さらに、第3レンズ群の物体側面に非球面を用いることにより球面収差やコマ収差の良好な補正が得られる。
本発明の第8の3群ズームレンズは、第1〜第7の3群ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、前記第3レンズ群を1枚の正レンズで構成し、以下の条件式(3−1)、(3−2)を満足することを特徴とするものである。
1 ≦1.53 ・・・(3−1)
3 ≦1.53 ・・・(3−2)
ただし、n1 :第1レンズ群の2枚目の負レンズの屈折率、
3 :第3レンズ群の正レンズの屈折率、
である。
以下に、本発明の第8の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
第2レンズ群の構成が条件式(1)を満たした上で、条件式(3−1)、(3−2)のような屈折率の低い硝材を用いることにより、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群トータルでの収差の発生を抑えやすくなる。
さらには、条件式(3−1)、(3−2)に以下のように下限値として1.45を設けてもよい。それにより、安価な硝材にて収差補正が行える(本発明の第9の3群ズームレンズ)。
1.45<n1 ≦1.53 ・・・(3−1)’ 1.45<n3 ≦1.53 ・・・(3−2)’ 本発明の第10の3群ズームレンズは、第1〜第9の3群ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、前記第3レンズ群を1枚の正レンズで構成し、前記第1レンズ群の第2負レンズと前記第3レンズ群の正レンズがプラスチックレンズであることを特徴とするものである。
以下に、本発明の第10の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
第2レンズ群の構成が条件式(1)を満たした上で、条件式(3−1)、(3−2)のような屈折率の低い硝材を用いることにより、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群トータルでの収差の発生を抑えることができ、かつ、その硝材として上記の位置にプラスチックレンズを用いることができ、安価で高画質、高性能な3群ズームレンズを構成できる。
本発明の第11の3群ズームレンズは、第1〜第10の3群ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、前記1レンズ群の第2負レンズが以下の条件式(4)を満足することを特徴とするものである。
0.3<(R12o −R12i )/(R12o +R12i )<0.5 ・・・(4)
ただし、R12o :第1レンズ群の第2負レンズの物体側光軸上曲率半径、
12i :第1レンズ群の第2負レンズの像面側光軸上曲率半径、
である。
以下に、本発明の第11の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
条件式(4)の下限値の0.3を越えると、第1レンズ群の第2負レンズへの入射角が大きくなり像面湾曲等の発生が大きくなる。上限の0.5を越えると、十分なパワーを得ることができなくなり好ましくない。
さらに、下限値を0.33、さらには0.35とすることがより好ましい。
また、上限値を0.45、さらには0.42とすることがより好ましい。
本発明の第12の3群ズームレンズは、第1〜第11の3群ズームレンズにおいて、前記第3レンズ群を正レンズ1枚で構成し、前記3レンズ群の正レンズが以下の条件式(5)を満たすことを特徴とするものである。
1.1<(R3o−R3i)/(R3o+R3i)<2.0 ・・・(5)
ただし、R3o:第3レンズ群の正レンズの物体側光軸上曲率半径、
3i:第3レンズ群の正レンズの像面側光軸上曲率半径、
である。
以下に、本発明の第12の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
条件式(5)の上限の2.0を越えると、第3レンズ群から像面への射出角が大きくなりコマ収差等の発生が大きくなる。下限の1.1を越えると、テレセントリック性確保のための十分なパワーを得ることができなくなる。
さらに、下限値を1.2、さらには1.25としてもよい。
また、さらには、上限値を1.4、さらには1.3としてもよい。
本発明の第13の3群ズームレンズは、第1〜第12の3群ズームレンズにおいて、前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズが非球面を有することを特徴とするものである。
以下に、本発明の第13の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
このように第2レンズ群の最も物体側の正レンズに非球面を設けると、球面収差の補正に効果がある。
本発明の第14の3群ズームレンズは、第1〜第13の3群ズームレンズにおいて、前記第2レンズ群の最も物体側の第1レンズよりもさらに物体側に前記第2レンズ群と一体的に移動する明るさ絞りを有することを特徴とするものである。
以下に、本発明の第14の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
本発明のレンズ群の配置とすることにより、明るさ絞りを第2レンズ群と一体に動かしても、電子撮像素子に適した略テレセントリック性が確保でき、また、明るさ絞りを一体に動かすことにより駆動システムの簡易化ができる。
本発明の第15の3群ズームレンズは、第1〜第14の3群ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が変倍時に移動することを特徴とするものである。
以下に、本発明の第15の3群ズームレンズにおいて上記構成をとる理由と作用を説明する。
本発明のズームレンズは、主に第1レンズ群と第2レンズ群が変倍作用を持つようになる。このとき、第3レンズ群を移動させることで、射出瞳位置の調整が容易に行えるようになる。
本発明の第16の3群ズームレンズは、第1〜第15の3群ズームレンズ、その像面側に配された電子撮像素子とを備えたことを特徴とするものである。
以下に、本発明の第16の電子撮像装置において上記構成をとる理由と作用を説明する。
本発明のズームレンズは略テレセントリック性を確保しやすく、小型化も可能であるため、像面側に電子撮像素子(CCDやCMOS等)を備えた電子撮像装置に用いることが好ましい。
本発明によって、テレセントリック性、収差性能を十分に確保し得る電子撮像素子に好適な小型の3群ズームレンズを得ることができる。
以下、本発明の3群ズームレンズの実施例1〜3について説明する。実施例1〜3の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図をそれぞれ図1〜図3に示す。図中、負の第1レンズ群はG1、正の第2レンズ群はG2、正の第3レンズ群はG3、明るさ絞りはS、2枚の平行平板はP1、P2、像面はIで示してある。2枚の平行平板P1、P2の中、物体側の平行平板P1はローパスフィルターにIRカットコート、近紫外線カットコートを施したものである。像面側の平行平板P2は電子撮像素子であるCCDのカバーガラスである。
実施例1の3群ズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、負の第1レンズ群G1、明るさ絞りS、正の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3からなり、無限遠合焦時において、広角端から中間焦点距離を経て望遠端に至る間に、第1レンズ群G1は一旦像側に移動して途中で物体側へ反転し、望遠端では広角端の位置より像側に位置する像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2は物体側の明るさ絞りSと共に一体に物体側に単調に移動し、第3レンズ群G3は固定である。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、像側の面が非球面の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側の面が非球面の両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとの2群3枚からなり、第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面の両凸正レンズ1枚からなる。
実施例2の3群ズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、負の第1レンズ群G1、明るさ絞りS、正の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3からなり、無限遠合焦時において、広角端から中間焦点距離を経て望遠端に至る間に、第1レンズ群G1は一旦像側に移動して途中で物体側へ反転し、望遠端では広角端の位置より像側に位置する像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2は物体側の明るさ絞りSと共に一体に物体側に単調に移動し、第3レンズ群G3は固定である。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両側の面が非球面の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側の面が非球面の両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとの2群3枚からなり、第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面の両凸正レンズ1枚からなる。
実施例3の3群ズームレンズは、図3に示すように、物体側から順に、負の第1レンズ群G1、明るさ絞りS、正の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3からなり、無限遠合焦時において、広角端から中間焦点距離を経て望遠端に至る間に、第1レンズ群G1は一旦像側に移動して途中で物体側へ反転し、望遠端では広角端の位置より像側に位置する像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2は物体側の明るさ絞りSと共に一体に物体側に単調に移動し、第3レンズ群G3は固定である。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、像側の面が非球面の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側の面が非球面の両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとの2群3枚からなり、第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面の両凸正レンズ1枚からなる。
なお、近距離へのフォーカシングは、実施例1〜3は全て第3レンズ群G3の光軸方向の移動にて行っているが、第1レンズ群G1の移動やズームレンズ全体にて行う等、何れの方式を採用してもよい。
以下に、上記各実施例の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、2ωは画角、FNOはFナンバー、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A44 +A66 +A88 + A1010
ただし、rは光軸上の曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、A8、A10 はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。

実施例1
1 = 32.3577 d1 = 0.80 nd1 =1.81078 νd1 =40.92
2 = 7.5927 d2 = 1.37
3 = 11.4778 d3 = 1.00 nd2 =1.5112 νd2 =55.88
4 = 5.4500(非球面) d4 = 1.99
5 = 8.729 d5 = 2.06 nd3 =1.79173 νd3 =26.29
6 = 16.7082 d6 = (可変)
7 = ∞(絞り) d7 = 0.80
8 = 9.3478(非球面) d8 = 2.44 nd4 =1.5112 νd4 =55.88
9 = -10.8226 d9 = 0.20
10= 4.4874 d10= 2.05 nd5 =1.48915 νd5 =70.23 r11= 9.7367 d11= 0.80 nd6 =1.85504 νd6 =23.78
12= 3.5568 d12= (可変)
13= 107.9537(非球面) d13= 2.07 nd7 =1.5112 νd7 =55.88
14= -12.1492 d14= 2.36
15= ∞ d15= 0.96 nd8 =1.54979 νd8 =62.84
16= ∞ d16= 0.6
17= ∞ d17= 0.5 nd9 =1.51825 νd9 =64.14
18= ∞ d18= 0.59
19= ∞(像面)
非球面係数
第4面
K =-0.072
A4 =-5.26 ×10-4
A6 =-1.33 ×10-6
A8 =-7.94 ×10-7
A10= 0
第8面
K =-2.3238
A4 =-1.81 ×10-4
A6 =-3.30 ×10-6
A8 =-2.09 ×10-8
A10= 0
第13面
K =-5.0585
A4 =-3.94 ×10-4
A6 = 1.48 ×10-5
A8 =-4.50 ×10-7
A10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.90 10.00 17.40
NO 2.88 3.75 5.33
2ω (°) 64.9 39.2 22.9
6 14.78 7.04 2.30
12 4.96 9.41 17.39 。

実施例2
1 = 39.1644 d1 = 0.80 nd1 =1.80642 νd1 =34.97
2 = 8.0692 d2 = 0.70
3 = 13.5781(非球面) d3 = 1.00 nd2 =1.5112 νd2 =55.88
4 = 5.7958(非球面) d4 = 1.74
5 = 7.416 d5 = 2.40 nd3 =1.81264 νd3 =25.42
6 = 13.1873 d6 = (可変)
7 = ∞(絞り) d7 = 0.80
8 = 7.6494(非球面) d8 = 2.48 nd4 =1.52033 νd4 =58.9
9 = -10.897 d9 = 0.20
10= 4.8124 d10= 1.88 nd5 =1.48915 νd5 =70.23 r11= 9.0693 d11= 0.80 nd6 =1.85504 νd6 =23.78
12= 3.5314 d12= (可変)
13= 102.0425(非球面) d13= 2.16 nd7 =1.5112 νd7 =55.88
14= -10.8957 d14= 1.10
15= ∞ d15= 0.96 nd8 =1.54979 νd8 =62.84
16= ∞ d16= 0.60
17= ∞ d17= 0.50 nd9 =1.51825 νd9 =64.14
18= ∞ d18= 0.58
19= ∞(像面)
非球面係数
第3面
K = 0
A4 = 1.13 ×10-3
A6 =-2.41 ×10-5
A8 = 4.62 ×10-7
A10= 0
第4面
K = 0
A4 = 1.08 ×10-3
A6 =-2.80 ×10-5
A8 = 2.45 ×10-7
A10= 0
第8面
K =-2.3651
A4 =-1.18 ×10-5
A6 =-9.11 ×10-6
A8 =-2.32 ×10-9
A10= 0
第13面
K = 0
A4 =-2.80 ×10-4
A6 =-2.14 ×10-6
A8 = 1.88 ×10-7
A10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.90 10.00 17.40
NO 2.95 3.77 5.25
2ω (°) 64.9 39.3 23.1
6 15.13 6.78 1.67
12 5.07 8.66 15.13 。

実施例3
1 = 49.156 d1 = 0.80 nd1 =1.8061 νd1 =40.92
2 = 9.535 d2 = 1.02
3 = 11.568 d3 = 1.00 nd2 =1.50903 νd2 =55.88
4 = 5.4955(非球面) d4 = 2.41
5 = 9.374 d5 = 2.09 nd3 =1.7847 νd3 =26.29
6 = 17.352 d6 = (可変)
7 = ∞(絞り) d7 = 0.80
8 = 9.7713(非球面) d8 = 2.39 nd4 =1.50903 νd4 =55.88
9 = -11.63 d9 = 0.20
10= 4.376 d10= 2.04 nd5 =1.48749 νd5 =70.23 r11= 8.807 d11= 0.80 nd6 =1.84666 νd6 =23.78
12= 3.473 d12= (可変)
13= 113.0388(非球面) d13= 2.1 nd7 =1.50903 νd7 =55.88
14= -11.568 d14= 2.58
15= ∞ d15= 0.96 nd8 =1.54771 νd8 =62.84
16= ∞ d16= 0.60
17= ∞ d17= 0.50 nd9 =1.51633 νd9 =64.14
18= ∞ d18= 0.60
19= ∞(像面)
非球面係数
第4面
K =-0.3493
A4 =-2.32 ×10-4
A6 =-6.88 ×10-7
A8 =-2.23 ×10-7
A10= 0
第8面
K =-5.3144
A4 = 2.40 ×10-4
A6 =-1.49 ×10-5
A8 = 3.16 ×10-7
A10= 0
第13面
K =-5.0585
A4 =-2.99 ×10-4
A6 = 6.48 ×10-6
A8 =-1.67 ×10-7
A10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.91 10.11 17.40
NO 2.95 3.81 5.32
2ω (°) 64.8 38.9 24.3
6 16.74 7.65 2.30
12 4.67 9.03 16.58 。
以上の実施例1〜3の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図4〜図6に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
次に、上記各実施例における条件(1)、(2)、(3−1)、(3−2)、(4)、(5)に関する値を示す。
実施例1 実施例2 実施例3
(1) 70.23 70.23 70.23
(2) 46.45 46.45 46.45
(3−1) 1.5112 1.5112 1.50903
(3−2) 1.5112 1.5112 1.50903
(4) 0.356 0.402 0.356
(5) 1.254 1.239 1.228 。
さて、以上のような本発明のズームレンズ、結像光学系で物体像を形成しその像をCCD等の撮像素子に受光させて撮影を行う撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、特に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図7〜図9は、本発明によるズームレンズをデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図7はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図8は同後方斜視図、図9はデジタルカメラ40の構成を示す断面図である。デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含み、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、近紫外線カットコートを施しローパスフィルター作用を持たせた平行平板P1とカバーガラスP2を介してCCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この処理手段51には記録手段52が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロッピーディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上にはファインダー用対物光学系53が配置してある。このファインダー用対物光学系53によって形成された物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポリプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。なお、撮影光学系41及びファインダー用対物光学系53の入射側、接眼光学系59の射出側にそれぞれカバー部材50が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41が高性能で小型であるので、高性能・小型化が実現できる。
なお、図9の例では、カバー部材50として平行平面板を配置しているが、パワーを持ったレンズを用いてもよい。
次に、本発明のズームレンズが対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンが図10〜図12に示される。図10はパソコン300のカバーを開いた前方斜視図、図11はパソコン300の撮影光学系303の断面図、図12は図10の状態の側面図である。図10〜図12に示されるように、パソコン300は、外部から繰作者が情報を入力するためのキーボード301と、図示を省略した情報処理手段や記録手段と、情報を操作者に表示するモニター302と、操作者自身や周辺の像を撮影するための撮影光学系303とを有している。ここで、モニター302は、図示しないバックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示素子や、CRTディスプレイ等であってよい。また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター302の周囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
この撮影光学系303は、撮影光路304上に、本発明によるズームレンズ(図では略記)からなる対物レンズ112と、像を受光する撮像素子チップ162とを有している。これらはパソコン300に内蔵されている。
ここで、撮像素子チップ162上には光学的ローパスフィルターFが付加的に貼り付けられて撮像ユニット160として一体に形成され、対物レンズ112の鏡枠113の後端にワンタッチで嵌め込まれて取り付け可能になっているため、対物レンズ112と撮像素子チップ162の中心合わせや面間隔の調整が不要であり、組立が簡単となっている。また、鏡枠113の先端には、対物レンズ112を保護するためのカバーガラス114が配置されている。なお、鏡枠113中のズームレンズの駆動機構は図示を省いてある。
撮像素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に入力され、電子画像としてモニター302に表示される、図10には、その一例として、操作者の撮影された画像305が示されている。また、この画像305は、処理手段を介し、インターネットや電話を介して、遠隔地から通信相手のパソコンに表示されることも可能である。
次に、本発明のズームレンズが撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持ち運びに便利な携帯電話が図13に示される。図13(a)は携帯電話400の正面図、図13(b)は側面図、図13(c)は撮影光学系405の断面図である。図13(a)〜(c)に示されるように、携帯電話400は、操作者の声を情報として入力するマイク部401と、通話相手の声を出力するスピーカ部402と、操作者が情報を入力する入力ダイアル403と、操作者自身や通話相手等の撮影像と電話番号等の情報を表示するモニター404と、撮影光学系405と、通信電波の送信と受信を行うアンテナ406と、画像情報や通信情報、入力信号等の処理を行う処理手段(図示せず)とを有している。ここで、モニター404は液晶表示素子である。また、図中、各構成の配置位置は、特にこれらに限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上に配置された本発明によるズームレンズ(図では略記)からなる対物レンズ112と、物体像を受光する撮像素子チップ162とを有している。これらは、携帯電話400に内蔵されている。
ここで、撮像素子チップ162上には光学的ローパスフィルターFが付加的に貼り付けられて撮像ユニット160として一体に形成され、対物レンズ112の鏡枠113の後端にワンタッチで嵌め込まれて取り付け可能になっているため、対物レンズ112と撮像素子チップ162の中心合わせや面間隔の調整が不要であり、組立が簡単となっている。また、鏡枠113の先端には、対物レンズ112を保護するためのカバーガラス114が配置されている。なお、鏡枠113中のズームレンズの駆動機構は図示を省いてある。
撮影素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、図示していない処理手段に入力され、電子画像としてモニター404に、又は、通信相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、通信相手に画像を送信する場合、撮像素子チップ162で受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換する信号処理機能が処理手段には含まれている。
本発明の3群ズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 実施例2の3群ズームレンズの図1と同様のレンズ断面図である。 実施例3の3群ズームレンズの図1と同様のレンズ断面図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 本発明による3群ズームレンズを組み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図7のデジタルカメラの後方斜視図である。 図7のデジタルカメラの断面図である。 本発明による3群ズームレンズを対物光学系として組み込れたパソコンのカバーを開いた前方斜視図である。 パソコンの撮影光学系の断面図である。 図10の状態の側面図である。 本発明による3群ズームレンズを対物光学系として組み込れた携帯電話の正面図(a)、側面図(b)、その撮影光学系の断面図(c)である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
S…開口絞り
P1、P2…平行平板
I…像面
E…観察者眼球
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
43…ファインダー光学系
44…ファインダー用光路
45…シャッター
46…フラッシュ
47…液晶表示モニター
49…CCD
50…カバー部材
51…処理手段
52…記録手段
53…ファインダー用対物光学系
55…ポロプリズム
57…視野枠
59…接眼光学系
112…対物レンズ
113…鏡枠
114…カバーガラス
160…撮像ユニット
162…撮像素子チップ
166…端子
300…パソコン
301…キーボード
302…モニター
303…撮影光学系
304…撮影光路
305…画像
400…携帯電話
401…マイク部
402…スピーカ部
403…入力ダイアル
404…モニター
405…撮影光学系
406…アンテナ
407…撮影光路

Claims (16)

  1. 物体側より順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群とからなり、前記各レンズ群の間隔を変化させるように各レンズ群を移動させて変倍を行う3群ズームレンズにおいて、
    前記第2レンズ群が、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ、正屈折力の第2レンズ、負屈折力の第3レンズの3枚のレンズから構成され、前記第2レンズと前記第3レンズとが接合された接合レンズであり、前記接合レンズの正レンズのアッベ数が以下の条件式(1)を満足することを特徴とする3群ズームレンズ。
    νd1>70 ・・・(1)
    ただし、νd1:第2レンズ群における接合レンズの正レンズのアッベ数、
    である。
  2. 以下の条件式(1−1)を満足することを特徴とする請求項1記載の3群ズームレンズ。
    75>νd1>70 ・・・(1−1)
  3. 前記第2レンズ群における前記接合レンズが以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1又は2記載の3群ズームレンズ。
    νd1−νd2>45 ・・・(2)
    ただし、νd2:第2レンズ群における接合レンズの負レンズのアッベ数、
    である。
  4. 以下の条件式(2−1)を満足することを特徴とする請求項3記載の3群ズームレンズ。
    60>νd1−νd2>45 ・・・(2−1)
  5. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の負屈折力の第2レンズと、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の正屈折力の第3レンズとから構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群が両凸正レンズ1枚から構成されていることを特徴とする請求項5記載の3群ズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群の第2レンズの何れかの屈折面と前記第3レンズ群の物体側面が非球面であることを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
  8. 前記第1レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、前記第3レンズ群を1枚の正レンズで構成し、以下の条件式(3−1)、(3−2)を満足することを特徴とする請求項1から7の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
    1 ≦1.53 ・・・(3−1)
    3 ≦1.53 ・・・(3−2)
    ただし、n1 :第1レンズ群の2枚目の負レンズの屈折率、
    3 :第3レンズ群の正レンズの屈折率、
    である。
  9. 以下の条件式(3−1)’、(3−2)’を満足することを特徴とする請求項8記載の3群ズームレンズ。
    1.45<n1 ≦1.53 ・・・(3−1)’ 1.45<n3 ≦1.53 ・・・(3−2)’
  10. 前記第1レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、前記第3レンズ群を1枚の正レンズで構成し、前記第1レンズ群の第2負レンズと前記第3レンズ群の正レンズがプラスチックレンズであることを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
  11. 前記第1レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、前記1レンズ群の第2負レンズが以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から10の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
    0.3<(R12o −R12i )/(R12o +R12i )<0.5 ・・・(4)
    ただし、R12o :第1レンズ群の第2負レンズの物体側光軸上曲率半径、
    12i :第1レンズ群の第2負レンズの像面側光軸上曲率半径、
    である。
  12. 前記第3レンズ群を正レンズ1枚で構成し、前記3レンズ群の正レンズが以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1から11の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
    1.1<(R3o−R3i)/(R3o+R3i)<2.0 ・・・(5)
    ただし、R3o:第3レンズ群の正レンズの物体側光軸上曲率半径、
    3i:第3レンズ群の正レンズの像面側光軸上曲率半径、
    である。
  13. 前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズが非球面を有することを特徴とする請求項1から12の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
  14. 前記第2レンズ群の最も物体側の第1レンズよりもさらに物体側に前記第2レンズ群と一体的に移動する明るさ絞りを有することを特徴とする請求項1から13の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
  15. 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が変倍時に移動することを特徴とする請求項1から14の何れか1項記載の3群ズームレンズ。
  16. 前記請求項1から15の何れか1項記載の3群ズームレンズと、その像面側に配された電子撮像素子とを備えたことを特徴とする電子撮像装置。
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