JP2005068648A - 透水性防草舗装と透水性防草舗装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地面上に安定的に敷設でき、景観も優れている透水性防草舗装と透水性防草舗装方法を提供すること。
【解決手段】透水性防草舗装は、地面上に敷設した透水性防草シート1と、この透水性防草シートの上に敷設した透水性舗装2とを有する。この透水性防草舗装は、地面上に透水性防草シート1を敷設し、透水性防草シート1の上に透水性舗装2を敷設することによって形成する。透水性舗装2の敷設は、骨材2aと樹脂2bとを混合して得られた流動性の透水性舗装材を透水性防草シート1の上に流し込み、固化させるか、骨材2aを透水性防草シート1の上に敷設し、骨材2aの上から液状の樹脂2bを散布して固化させることによって行う。
【選択図】 図2
【解決手段】透水性防草舗装は、地面上に敷設した透水性防草シート1と、この透水性防草シートの上に敷設した透水性舗装2とを有する。この透水性防草舗装は、地面上に透水性防草シート1を敷設し、透水性防草シート1の上に透水性舗装2を敷設することによって形成する。透水性舗装2の敷設は、骨材2aと樹脂2bとを混合して得られた流動性の透水性舗装材を透水性防草シート1の上に流し込み、固化させるか、骨材2aを透水性防草シート1の上に敷設し、骨材2aの上から液状の樹脂2bを散布して固化させることによって行う。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄塔や街路樹の周囲等の地面上に敷設される透水性防草舗装とその舗装方法に関する
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄塔や街路樹の周囲等の地面上には、雑草繁茂防止のために防草シートが敷設されている。この防草シートとしては、植物の育成に必要な太陽光と水の両方を遮断するフィルム等を使用することも考えられるが、完全に水を遮断したフィルムでは、街路樹の根元などに用いる場合には土中に降雨水が浸透しないので土壌が乾燥して街路樹までもが枯死したり、降雨水が排水できないことにより地表面に水溜まりができるなどの問題が発生することから、通常、特許文献1に開示されているような透水性の防草シートを使用している。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−84791号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、防草シートを敷設しただけであると、その色が黒色系あることから景観上の問題があり、また、強風等によって剥がれてしまうといった問題があった。その対策としては、防草シート上に砕石を敷設することも考えられるが、その砕石層の上を踏まれると砕石によって防草シートが破けたり、また、いたずらによって砕石が投げられたりするといった新たな問題が発生する。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、地面上に安定的に敷設でき、景観も優れている透水性防草舗装と透水性防草舗装方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の透水性防草舗装は、地面上に敷設した透水性防草シートと、この透水性防草シートの上に敷設した透水性舗装とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の透水性防草舗装は、地面上に透水性防草シートを敷設し、透水性防草シートの上に透水性舗装を敷設することを特徴とする。
【0008】
透水性舗装の敷設は、骨材と樹脂とを混合して得られた流動性の透水性舗装材を透水性防草シートの上に流し込み固化させることによって行うことができる。
また、透水性舗装の敷設は、骨材を透水性防草シートの上に敷設し、骨材の上から液状の樹脂を散布して固化させることによって行うこともできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は、本発明の透水性防草舗装の断面図である。同図に示す本発明の透水性防草舗装は、地面上に敷設した透水性防草シート1と、透水性防草シート1の上に敷設した透水性舗装2とからなる。
【0011】
透水性防草シート1としては種々のものを使用できるが、例えば、ポリエステルスパンボンド不織布からなる東レ株式会社製の透水性防草シート(品番:G2150BK、G2200BK、G2260BK)を使用する。なお、本実施例では、透水性防草シート1は、コンクリートブロック3によって区画された地面上に敷設されている。
【0012】
透水性舗装2は、天然石からなる骨材2aとバインダーとしての合成樹脂とを混合して固化させたものである。
【0013】
バインダーとしての合成樹脂の混合量は、透水性を確保するために、骨材2a間に隙間が残るような量としている。合成樹脂としては、ビニルエステル系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂等を使用することができる。
【0014】
次に、本発明の透水性防草舗装方法の実施例を説明する。
【0015】
図2は、本発明の透水性防草舗装方法の第1実施例を示す説明図である。本実施例では、まず、コンクリートブロック3によって区画された地面上に透水性防草シート1を敷設し、その上に骨材2aを敷設する。その後、バインダーとして液状の合成樹脂2bを骨材2aの上から散布し固化させる。なお、合成樹脂の散布量は、上述のとおりの量とする。
【0016】
図3は、本発明の透水性防草舗装方法の第2実施例を示す説明図である。本実施例では、骨材2aと液状の合成樹脂2bを混合し、流動性のある透水性舗装材を作製し、この透水性舗装材をコンクリートブロック3によって区画された地面上の透水性防草シート1の上に流し込んで固化させる。なお、合成樹脂の混合量は、上述のとおりの量とする。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、透水性と防草効果を兼ね備えた舗装構造を安定的に得ることができる。また、透水性防草シートの上に透水性舗装を施すことで景観上も優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透水性防草舗装の断面図である。
【図2】本発明の透水性防草舗装方法の第1実施例を示す説明図である。
【図3】本発明の透水性防草舗装方法の第2実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 透水性防草シート
2 透水性舗装
2a 骨材
2b 合成樹脂(バインダー)
3 コンクリートブロック
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄塔や街路樹の周囲等の地面上に敷設される透水性防草舗装とその舗装方法に関する
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄塔や街路樹の周囲等の地面上には、雑草繁茂防止のために防草シートが敷設されている。この防草シートとしては、植物の育成に必要な太陽光と水の両方を遮断するフィルム等を使用することも考えられるが、完全に水を遮断したフィルムでは、街路樹の根元などに用いる場合には土中に降雨水が浸透しないので土壌が乾燥して街路樹までもが枯死したり、降雨水が排水できないことにより地表面に水溜まりができるなどの問題が発生することから、通常、特許文献1に開示されているような透水性の防草シートを使用している。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−84791号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、防草シートを敷設しただけであると、その色が黒色系あることから景観上の問題があり、また、強風等によって剥がれてしまうといった問題があった。その対策としては、防草シート上に砕石を敷設することも考えられるが、その砕石層の上を踏まれると砕石によって防草シートが破けたり、また、いたずらによって砕石が投げられたりするといった新たな問題が発生する。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、地面上に安定的に敷設でき、景観も優れている透水性防草舗装と透水性防草舗装方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の透水性防草舗装は、地面上に敷設した透水性防草シートと、この透水性防草シートの上に敷設した透水性舗装とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の透水性防草舗装は、地面上に透水性防草シートを敷設し、透水性防草シートの上に透水性舗装を敷設することを特徴とする。
【0008】
透水性舗装の敷設は、骨材と樹脂とを混合して得られた流動性の透水性舗装材を透水性防草シートの上に流し込み固化させることによって行うことができる。
また、透水性舗装の敷設は、骨材を透水性防草シートの上に敷設し、骨材の上から液状の樹脂を散布して固化させることによって行うこともできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は、本発明の透水性防草舗装の断面図である。同図に示す本発明の透水性防草舗装は、地面上に敷設した透水性防草シート1と、透水性防草シート1の上に敷設した透水性舗装2とからなる。
【0011】
透水性防草シート1としては種々のものを使用できるが、例えば、ポリエステルスパンボンド不織布からなる東レ株式会社製の透水性防草シート(品番:G2150BK、G2200BK、G2260BK)を使用する。なお、本実施例では、透水性防草シート1は、コンクリートブロック3によって区画された地面上に敷設されている。
【0012】
透水性舗装2は、天然石からなる骨材2aとバインダーとしての合成樹脂とを混合して固化させたものである。
【0013】
バインダーとしての合成樹脂の混合量は、透水性を確保するために、骨材2a間に隙間が残るような量としている。合成樹脂としては、ビニルエステル系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂等を使用することができる。
【0014】
次に、本発明の透水性防草舗装方法の実施例を説明する。
【0015】
図2は、本発明の透水性防草舗装方法の第1実施例を示す説明図である。本実施例では、まず、コンクリートブロック3によって区画された地面上に透水性防草シート1を敷設し、その上に骨材2aを敷設する。その後、バインダーとして液状の合成樹脂2bを骨材2aの上から散布し固化させる。なお、合成樹脂の散布量は、上述のとおりの量とする。
【0016】
図3は、本発明の透水性防草舗装方法の第2実施例を示す説明図である。本実施例では、骨材2aと液状の合成樹脂2bを混合し、流動性のある透水性舗装材を作製し、この透水性舗装材をコンクリートブロック3によって区画された地面上の透水性防草シート1の上に流し込んで固化させる。なお、合成樹脂の混合量は、上述のとおりの量とする。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、透水性と防草効果を兼ね備えた舗装構造を安定的に得ることができる。また、透水性防草シートの上に透水性舗装を施すことで景観上も優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透水性防草舗装の断面図である。
【図2】本発明の透水性防草舗装方法の第1実施例を示す説明図である。
【図3】本発明の透水性防草舗装方法の第2実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 透水性防草シート
2 透水性舗装
2a 骨材
2b 合成樹脂(バインダー)
3 コンクリートブロック
Claims (4)
- 地面上に敷設した透水性防草シートと、この透水性防草シートの上に敷設した透水性舗装とを有する透水性防草舗装。
- 地面上に透水性防草シートを敷設し、透水性防草シートの上に透水性舗装を敷設する透水性防草舗装方法。
- 透水性舗装の敷設が、骨材と樹脂とを混合して得られた流動性の透水性舗装材を透水性防草シートの上に流し込み固化させることによって行われる請求項2に記載の透水性防草舗装方法。
- 透水性舗装の敷設が、骨材を透水性防草シートの上に敷設し、骨材の上から液状の樹脂を散布して固化させることによって行われる請求項2に記載の透水性防草舗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003208457A JP2005068648A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 透水性防草舗装と透水性防草舗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003208457A JP2005068648A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 透水性防草舗装と透水性防草舗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005068648A true JP2005068648A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34401734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003208457A Pending JP2005068648A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 透水性防草舗装と透水性防草舗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005068648A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2435651A (en) * | 2006-09-28 | 2007-09-05 | John William Farley | Manually foldable water permeable receptacle |
JP2014076001A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Matsui Bunshoudo:Kk | 透水性3次元構造物およびその施工方法 |
JP2014234655A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 電気化学工業株式会社 | 防草用資材の固着剤、防草材、及びそれを用いた防草工法 |
JP2016220637A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | デンカ株式会社 | 防草シート及びそれを用いた防草工法 |
JP2016220636A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | デンカ株式会社 | 生分解性不織布シート及びそれを用いた緑化防草工法 |
-
2003
- 2003-08-22 JP JP2003208457A patent/JP2005068648A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2435651A (en) * | 2006-09-28 | 2007-09-05 | John William Farley | Manually foldable water permeable receptacle |
GB2435651B (en) * | 2006-09-28 | 2009-12-02 | John William Farley | Manually foldable water permeable receptacle |
JP2014076001A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Matsui Bunshoudo:Kk | 透水性3次元構造物およびその施工方法 |
JP2014234655A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 電気化学工業株式会社 | 防草用資材の固着剤、防草材、及びそれを用いた防草工法 |
JP2016220637A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | デンカ株式会社 | 防草シート及びそれを用いた防草工法 |
JP2016220636A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | デンカ株式会社 | 生分解性不織布シート及びそれを用いた緑化防草工法 |
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