JP2001254306A - 透水舗装の施工方法 - Google Patents

透水舗装の施工方法

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JP2001254306A
JP2001254306A JP2000066030A JP2000066030A JP2001254306A JP 2001254306 A JP2001254306 A JP 2001254306A JP 2000066030 A JP2000066030 A JP 2000066030A JP 2000066030 A JP2000066030 A JP 2000066030A JP 2001254306 A JP2001254306 A JP 2001254306A
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Mitsuo Nakamura
満雄 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工コストの低減を図るとともに、適度な透水
性と強度を備え、雑草が生えにくい舗装を行う。 【解決手段】 (1)送電鉄塔の設置敷地内の舗装予定
敷地1の地盤を整地する。(2)予定敷地1の境界に土
留11を形成する。(3)レンガ21を、目地を約1c
m設けながら並べる。(4)レンガ21からなる部分と
水硬性モルタル粒体からなる部分の比率を、3:1〜
1:1の範囲のものとする。(5)レンガの目地部分お
よび透水スペースに水硬性モルタル粒体を充填したりし
て、敷きつめる。(6)モルタル粒体が流れない程度に
その表面に一次散水する。(7)通常は1〜1.5時間
(冬場厳寒期は約2時間)経過してから、二次散水す
る。(8)二次散水後、12〜20時間、養生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水舗装の施工方
法に関するものであって、特に、電力送電用鉄塔の設置
敷地、あるいは配電施設内の屋外機器の設置敷地などに
好ましく適用される透水舗装の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力送電用鉄塔の設置敷地を整備
するには、砂利敷の場合もあるが、雑草が生い茂り、除
草作業が煩雑となる不具合があった。そこで、通常は全
面をコンクリート打ち仕上げとしていた。ところがこの
場合は、雨水の排水施設を設ける必要があり施設工事費
が増加する問題があるうえ、隣地の環境、地形によって
は排水施設が設置できない場合もあり、適度な透水性と
強度を備え、雑草が生えにくく、低コストの舗装構造が
要求されていた。
【0003】このような目的に、歩道舗装の砂目地コン
クリート平板ブロック敷きや透水性インターロッキング
レンガ敷きが試みられたが、資材費が比較的高価である
ことや、砂目地が雨水で流出しやすく、その部分に雑草
が生えるなどの問題があって、十分な透水舗装が得られ
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、施工コストの
低減を図るとともに、適度な透水性と強度を備え、雑草
が生えにくい舗装を行うことが可能となる透水舗装の施
工方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、整地した
地盤上にレンガを配列し、その相互間の目地に主として
水硬性無機固化剤と細砂からなり、水分を含ませること
によりそれ自体が一体に結合して全体として透水性を有
する固化体を形成する水硬性モルタル粒体を充填した
後、散水して、前記乾燥モルタル粒体を固化処理するこ
とを特徴とする本発明の透水舗装の施工方法によって解
決することができる。
【0006】そして、本発明は次の形態の透水舗装の施
工方法として、好ましく具体化することができる。 (1)前記固化処理として、一次散水し、0.5時間経
過後、二次散水し、以後静置して養生を行う前記した透
水舗装の施工方法。 (2)レンガとして産業廃棄物の焼却灰を成形、焼結し
て得た不透水性レンガを使用する前記いずれかの透水舗
装の施工方法。 (3)舗装面積比率で、レンガからなる部分と乾燥モル
タル粒体からなる部分の比率を、3:1〜1:1の範囲
のものとする前記いずれかの透水舗装の施工方法。 (4)前記レンガを敷きつめたレンガスペースと、レン
ガを使用せず、前記乾燥モルタル粒体を敷きつめた透水
スペースを組み合わせて配置する前記いずれかの透水舗
装の施工方法。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の透水舗装の施工方
法に係る実施形態について、施工部分平面図(図1)、
同縦断面図(図2)を参照しながら説明する。本発明の
透水舗装の施工方法は、次の施工手順で行われる。 (1)地盤の前処理 透水舗装を施工する予定場所、例えば、送電鉄塔の設置
敷地内の舗装予定敷地1について、雑草や邪魔になる樹
木を除去し、所定の平面に整地する。なお、地盤が軟弱
な場合は、必要に応じて転圧など適宜に補強を施し、さ
らに平坦に整地する。
【0008】(2)下地処理 前記舗装予定敷地1の境界にはセメントブロックまたは
コンクリート施工により土留11を形成する。また、同
敷地1全面に必要に応じて下地用砂12を敷きつめる。 (3)レンガの敷きつめ 予め定めた配置計画図に従い、レンガ21を、目地とし
て間隔を約1cm設けながら並べる。この場合、使用す
るレンガ21には、通常サイズ、長さ×幅×厚さ=20
0×100×60mmの赤レンガが用いられ得るが、産
業廃棄物または下水汚泥の焼却灰を成形、焼結して得た
吸水率が1%以下、圧縮強さ500kgf/cm2 以上
の不透水性レンガを使用するのが、舗装面の強度の面か
ら、また施工コストの面から好ましい。
【0009】(4)レンガスペースと透水スペースの配
置 本発明では、前記レンガ21の相互間には、透水性のあ
る固化体を形成する水硬性モルタル粒体を敷きつめるの
であるが、前記した不透水性レンガを使用する場合に
は、舗装面の透水性を確保するため、レンガ21からな
る部分と水硬性モルタル粒体からなる部分の比率を、
3:1〜1:1の範囲のものとするのが、出来上がり舗
装面の好ましい強度と透水性を確保するために特に好ま
しい。
【0010】このような比率にレンガ21を配置するに
は、レンガの目地幅を調節してもよいが、レンガ21を
敷きつめたレンガスペース2と、レンガ21を使用せ
ず、前記乾燥モルタル粒体を敷きつめた透水スペース3
(図1では(a)で表示してある)を組み合わせて配置
して、所定の比率になるよう、例えば、敷地4m2 当た
りに、少なくとも1m四方の割合で透水スペース3を設
ければ、意匠面にも優れた舗装面が得られる。
【0011】(5)水硬性モルタル粒体の敷きつめ 並べられたレンガの目地部分および前記のように設けら
れた透水スペースに水硬性モルタル粒体を充填したりし
て、敷きつめる。この乾燥モルタル粒体は、主として水
硬性無機固化剤と細砂からなり、それらを結合させ、十
分に乾燥させた粒状材であり、水分を含ませることによ
り、細砂が骨材となってそれ自体が固化し、全体として
透水性を有する固化体を形成するものである。この場
合、使用される細砂には、真砂土や珪砂が適当であり、
固化後に適度な透水性が得られるよう、骨材を形成する
ものとして適宜な粒度のものが利用される。また、この
乾燥モルタル粒体には、除草薬剤を含有させておくこと
もできる。
【0012】(6)一次散水 このように、レンガと水硬性モルタル粒体の敷きつめが
終わったら、ジョウロまたは散水機によって、モルタル
粒体が流れない程度にその表面に散水する。その水量
は、この水硬性モルタル粒体の表面が湿る程度でよく、
水分が浮き上がるまでに散水する必要はない。
【0013】(7)二次散水 一次散水後、0.5時間経過後に、通常は1〜1.5時
間(冬場厳寒期は約2時間)経過してから、再度散水す
る。この二次散水では、表面に水が浮いて見える程度に
十分に散水する。
【0014】(8)硬化・養生 二次散水後、12〜20時間放置し養生する。その後は
ほぼ実用的な強度が発現するので、その間は、できるだ
け立入禁止などの処置を行い、養生を十分に行えば仕上
がりが特に良好となる。かくして得られる水硬性モルタ
ル粒体の固化体、例えば、タケダユープレックス株式会
社製「クリーンサイト(商品名)」を用いて得た固化体
の物性は、下記表1の通りである。
【0015】
【表1】
【0016】かくして本発明によれば、以下に述べる顕
著な利点が得られるのである。 (1)全面コンクリート敷き工法に比較して、施工コス
トは10%以上節約可能となる。さらに、舗装面は透水
性があるため排水設備が不要となるから、設備費として
はさらに節約できることになる。 (2)配電および送電鉄塔敷地に適用すれば、各種の隣
地環境に対しても適用可能となる。 (3)レンガスペースと透水スペースを組み合わせるこ
とにより、意匠模様を作ることができ、環境に調和させ
ることもできる。 (4)舗装面のレンガ目地部分が、砂目地のように流出
することなく、耐久性に優れ、かつ雑草の種子が発芽し
にくく、防草効果が高い。 (5)舗装箇所が部分的に破損しても、該当部分をカッ
ターやハンマーによって簡単に取り外して補修できるの
で、メンテナンスが容易である。 (6)以上に点から、本発明は、鉄塔敷地の防草、環境
美化、構内通路の防草、植木廻りの防草、ガーデニン
グ、土砂流出防止、あるいは法面の補強など多くの用途
の舗装施工方法として好適である。
【0017】
【発明の効果】本発明の透水舗装の施工方法は、以上に
説明したように構成されているので、レンガと乾燥モル
タル粒体とを組み合わせて使用することにより、大幅に
施工コストを低減することが可能となり、かつ施工舗装
面は適度な透水性と強度を備え、雑草が生えにくいとい
う利点があり、従来のような排水設備を設ける必要がな
くなる。また、景観に優れ、地域環境美化にも貢献でき
るという優れた効果がある。よって本発明は、従来の問
題点を解消した透水舗装の施工方法として、その工業的
価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための施工部分平
面図。
【図2】同縦断面図。
【符号の説明】
1 舗装予定敷地 2 レンガスペース 3 透水スペース 11 土留 12 下地用砂 21 レンガ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整地した地盤上にレンガを配列し、その相
    互間の目地に主として水硬性無機固化剤と細砂からな
    り、水分を含ませることによりそれ自体が一体に結合し
    て全体として透水性を有する固化体を形成する水硬性モ
    ルタル粒体を充填した後、散水して、前記乾燥モルタル
    粒体を固化処理することを特徴とする透水舗装の施工方
    法。
  2. 【請求項2】前記固化処理として、一次散水し、0.5
    時間経過後、二次散水し、以後静置して養生を行う請求
    項1に記載の透水舗装の施工方法。
  3. 【請求項3】前記レンガとして産業廃棄物の焼却灰を成
    形、焼結して得た不透水性レンガを使用する請求項1ま
    たは2に記載の透水舗装の施工方法。
  4. 【請求項4】舗装面積比率で、レンガからなる部分と乾
    燥モルタル粒体からなる部分との比率を、3:1〜1:
    1の範囲のものとする請求項1、2または3に記載の透
    水舗装の施工方法。
  5. 【請求項5】前記レンガを敷きつめたレンガスペース
    と、レンガを使用せず、前記乾燥モルタル粒体を敷きつ
    めた透水スペースを組み合わせて配置する請求項1、
    2、3または4に記載の透水舗装の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103352407A (zh) * 2013-07-09 2013-10-16 宏盛建业投资集团有限公司 一种有砂基透水砖的路基结构施工工艺
JP2014055442A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Kansai Electric Power Co Inc:The 舗装地、舗装方法
CN112211056A (zh) * 2020-10-20 2021-01-12 福建中设工程咨询有限公司 一种市政道路铺设结构及其铺设方法

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