JPH0419052Y2 - - Google Patents

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JPH0419052Y2
JPH0419052Y2 JP1698988U JP1698988U JPH0419052Y2 JP H0419052 Y2 JPH0419052 Y2 JP H0419052Y2 JP 1698988 U JP1698988 U JP 1698988U JP 1698988 U JP1698988 U JP 1698988U JP H0419052 Y2 JPH0419052 Y2 JP H0419052Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、既に舗装されている歩道、
路面ブロツクが敷設されている歩道、広場などの
改装、あるいは、新規な舗装として好適な路面構
体の改良に関する。
〔従来技術とその課題〕
日本大学工学部の三浦裕二教授は、著書「都市
と透水性舗装」の中で、次のように記述されてい
る。即ち、 「今日の都市環境の問題点としてまず挙げられる
のは、気温上昇と湿気低下であり、次いで雨水処
理であるといわれている。かつて大地は、雨を吸
い込み、草木をはぐくみ、自然の摂理で保水、遊
水する機能をもつていた。それがいま、大地はア
ルフアルトとコンクリートで覆われ、雨水の浸透
量を変化させ、土壌の砂漠化を促した反面、下水
道、あるいは、都市河川への負担を増大させた。
都市環境改善に舗装のなす役割は小さいかもしれ
ない。しかし、大きな自然界は、新鮮な水と空気
を必要とする地中の小動物や微生物が支えてお
り、大地は潤いを必要としているのである。」 このような趣旨を技術的背景として近年では、
舗装に透水コンクリートを使用したり、合成樹脂
系接着剤をまぶしたセラミツクス粒、あるいは、
汚泥などを焼成して得た粒状物を現場施工する手
段がとられていた。しかしながら、この種のもの
は現場施工であることから、新規な歩道などの舗
装にはよいが、既設の歩道などに適用させるため
には、長時日の歩行を中断しなければならないと
いうことから、普及し難いという課題がある。
このような課題を解決しようとするため、第1
1ずで示すように、比較的肉厚の透水コンクリー
トブロツク1の表面に、セラミツクス粒、あるい
は、汚泥などを焼成して得た粒状物を合成樹脂系
接着剤で成型固化した肉薄で、かつ、透水性を有
する化粧層2を一体に積層形成したものが開発さ
れている。この種のものは、比較的効果なセラミ
ツクス粒などの使用量を少なくし、コスト面での
有利さ、および、既設の歩道などの路面に対して
置換的に使用しうる利点は認められるが、次のよ
うな問題点がある。
(a) 単位面積当たりの重量が重いことから、取扱
い、および、運搬に不便である。
(b) 角部などの欠損が発生しやすく、強度上に問
題がある。
(c) 透水コンクリートが主体であり、また、これ
に使用する骨材が砕石であることから、雨水に
混入して透過する砂や塵などにより目詰まりが
生じし易く、透水性が短時日で大巾に削減され
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、このような実情に鑑みなされたもの
で、従来技術の課題を解決する本考案の構成は、
金属材料、または、硬質合成樹脂、強化プラスチ
ツク材料などにより形成された任意形状の枠の内
部全域に、上端が上記枠の上面より下方に位置
し、下端が枠の下面と略一致する金属補強材を均
等的に配設固定せしめ、上記枠でかこまれた全域
に、合成樹脂系接着材をまぶしたセラミツクス
粒、あるいは、汚泥などを焼成して得た球形粒状
物を上記枠の厚み範囲に充填固化させて、上記補
強材を埋設し、かつ、透水性をもつ路面板を構成
したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
図面について本考案実施例の詳細を説明する。
第1図は平面形状が方形状で補強材としてエキ
スパンドメタルを使用した枠体の平面図、第2図
は同上枠体の断面図、第3図は同上枠体を使用し
た路面構体の一部切平面図、第4図は同上断面
図、第5図は平面形状が四分の一円形で扇形をし
た枠体の平面図、第6図は同上枠体を4枚使用し
た樹木保護材とした路面構体の平面図、第7図は
同上使用状態の斜視図、第8図はグレーチング構
造とした枠体の平面図、第9図は同上断面図、第
10図は同上枠体を使用した路面構体の一部切欠
平面図、第11図は従来例の斜視図である。
第1〜4図で示した実施例は、ブロツクを敷設
した歩道などの路面構造体に置換的に使用する路
面構体を示しており、平面形状が方形をした鋼材
料、または、硬質合成樹脂、強化プラスチツク材
料などにより構成した枠11の内部全域に、上端
が上記枠11の上面より下方に位置し、下端が枠
11の下面と略一致するエキスパンドメタル(金
属補強材)12を張設固定したものである。そし
て、上記枠11で囲まれた全域に、合成樹脂形接
着剤をまぶしたセラミツク粒、あるいは、汚泥な
どを焼成して得た球形粒状物を上記枠11の厚み
範囲に充填固化させて、上記エキスパンドメタル
12を埋設し、かつ、透水性をもつ路面板13を
構成したものである。
この実施例のように、金属補強材としてエキス
パンドメタル12を使用すると、第2,4図から
明らかなように、エキスパンドメタル12の節目
部が傾斜しているため、路面構体上に大きな圧力
が印加されても、この節目部によつて圧下応力を
うけるとともに、この応力を網目状に分散させる
ことができ、全体の強度を増大しうるとともに局
部的な陥没が合理的に防止しうる。
次に、第5〜7図の実施例は樹木の保護作用を
もつ路面構造体を示しており、平面形状が四分の
一円形で、かつ、扇形形状からなるもので、枠の
形状は異なるがその他は上記第1〜4図の実施例
と同様の構造であるので、詳細な説明は省略する
とともに、同一部材には同一の記号が使用してあ
る。また、この実施例は補強材としてエキスパン
ドメタル12を使用していることから、上記実施
例と同様な作用効果をもつことは当然である。
次に、第8〜10図について他の実施例を説明
すると、この実施例は、断面形状が「形で、か
つ、平面形状が方形の枠14の内部全域に、上端
が上記枠14の上面より下方に位置し、下端が枠
14の下面と略一致する金属補強桟15を適当間
隔毎に平行に配設固定したもので、いわゆる、グ
レーチング構造としたものである。そして、上記
実施例と同様に枠14の範囲内に透水性をもつ路
面板16を構成したものである。
尚上記枠11,14の形状は必要に応じて任意
形状のものが要求されることから、図示のものに
特定されることはない。また、枠11,14、お
よび、エキスパンドメタル12、金属補強桟15
は防錆処理することが望ましい。
〔施工例〕
上記実施例の施工例について述べると、第1〜
4図、および、第8〜10図で示した実施例の場
合は、工場生産された路面構体を施工現場に搬入
し、既設のブロツク歩道などの場合は、所望個所
のブロツクを剥離して置換敷設する。また、アス
フアルト、コンクリートによつて構成されている
歩道などの場合は、路面構体の枠11の形状にア
スフアルト、コンクリート路面をカツトし、この
カツト溝により囲まれた部分を剥離して露出した
地面を整地処理したのち、路面構体を嵌合敷設す
る。
第5〜7図で示した実施例の場合は、第7図で
示すように現場に搬入した路面構体を樹木を中心
としてサークル状に敷設すれば足りる。
尚、第1〜4図、および、第8〜10図で示し
たエキスパンドメタル12を内装した平面形状が
方形状の路面板13、および、金属補強桟15を
内装した平面形状が方形状の路面板16は、形
状、構造を変えることなく、そのままU字溝など
の溝蓋として使用することができる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案の構成によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) セラミツクス粒などを成型固化したブロツク
単体では、強度的に不安定であるが、枠、金属
補強材を併用することにより強度を充分保たせ
ることができるとともに、従来のブロツクに比
べて肉薄軽量化が計れ、取扱い運搬や交換作業
に便利である。
(b) 路面板自体が枠によつて囲まれ、かつ、内部
に金属補強材が埋入されていることから、従来
のように欠損事故がない。
(c) 従来のように、砕石を骨材とした透水コンク
リートが皆無であることから、雨水の透過がき
わめて円滑に行われ、目詰まりによる透水効果
の減少がなく、仮りに目詰まりが生じても、表
面から圧力水を噴射することにより容易に解消
しうる。
(d) 枠の上面と金属補強材の上端との間に段差が
あるため、路面板の上面が多少摩耗しても金属
補強材が表面に露出することがなく、美観を損
じない。仮りに金属補強材が露出したとして
も、この露出補強材による歩行の滑り止め作用
が期待しうる。
(e) 路面板がカラフルに着色可能であることか
ら、都市美化の向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面形状が方形状で補強材としてエキ
スパンドメタルを使用した枠体の平面図、第2図
は同上枠体の断面図、第3図は同上枠体を使用し
た路面構体の一部切欠平面図、第4図は同上断面
図、第5図は平面形状が四分の一円形で扇形をし
た枠体の平面図、第6図は同上枠体を4枚使用し
た樹木保護材とした路面構体の平面図、第7図は
同上使用状態の斜視図、第8図はグレーチング構
造とした枠体の平面図、第9図は同上断面図、第
10図は同上枠体を使用した路面構体の一部切欠
平面図、第11図は従来例の斜視図である。 11……枠、12……エキスパンドメタル(金
属補強材)、13……路面板、14……枠、15
……金属補強桟、16……路面板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属材料、または、硬質合成樹脂、強化プラス
    チツク材料などにより形成された任意形状の枠の
    内部全域に、上端が上記枠の上面より下方に位置
    し、下端が枠の下面と略一致する金属補強材を均
    等的に配設固定せしめ、 上記枠で囲まれた全域に、合成樹脂系接着剤を
    まぶしたセラミツクス粒、あるいは、汚泥などを
    焼成して得た球形粒状物を上記枠の厚み範囲に充
    填固化させて、上記補強材を埋設し、かつ、透水
    性をもつ路面板を構成したことを特徴とする路面
    構体。
JP1698988U 1988-02-09 1988-02-09 Expired JPH0419052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1698988U JPH0419052Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1698988U JPH0419052Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09

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Publication Number Publication Date
JPH01120502U JPH01120502U (ja) 1989-08-15
JPH0419052Y2 true JPH0419052Y2 (ja) 1992-04-28

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