JPS6125855B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6125855B2 JPS6125855B2 JP56143393A JP14339381A JPS6125855B2 JP S6125855 B2 JPS6125855 B2 JP S6125855B2 JP 56143393 A JP56143393 A JP 56143393A JP 14339381 A JP14339381 A JP 14339381A JP S6125855 B2 JPS6125855 B2 JP S6125855B2
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Links
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
- E02B3/12—Revetment of banks, dams, watercourses, or the like, e.g. the sea-floor
- E02B3/122—Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips
- E02B3/126—Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips mainly consisting of bituminous material or synthetic resins
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Revetment (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は斜面又はのり面などの傾斜地の舗装体
に関する。
に関する。
自然勾配又は人工勾配による斜面又はのり面な
どの傾斜地を利用した貯水池又は廃棄物の最終処
分場となすところでは、該傾斜地の表面を洫水施
工する必要性に迫られ、従来ではシートを傾斜地
の表面に張設して行つていたが、かくしては種々
の不都合が生じる。例えば、このシートはアスフ
アルトを含浸した防水シート又はゴムシートであ
つて工場生産され、これを現場に運搬し、引き延
し、相互に縫綴する作業が必要となる。しかし
て、かかるシートを傾斜地に張設するだけでは地
山に密着してしまい、地山が大気圧の変動によつ
て所謂呼吸をし又は後背水が湧出したとき空気圧
や水圧によつてシートが膨れ、ここに地山の崩落
などが発生し、シートが破損することが屡々あつ
た。またゴムシートは紫外線による経時的劣化か
らその機能を失うことがある。また、ダムなどの
堰提を築造する場合は地山の表面に砕石層、遮水
層、ドレン層、基層及び表層の各層からなる多層
構造が一般的であるが、かくしては工事が膨大と
なつて簡易な貯水池や廃棄物の最終処分場として
の用途には過大な構造とならざるを得ない。
どの傾斜地を利用した貯水池又は廃棄物の最終処
分場となすところでは、該傾斜地の表面を洫水施
工する必要性に迫られ、従来ではシートを傾斜地
の表面に張設して行つていたが、かくしては種々
の不都合が生じる。例えば、このシートはアスフ
アルトを含浸した防水シート又はゴムシートであ
つて工場生産され、これを現場に運搬し、引き延
し、相互に縫綴する作業が必要となる。しかし
て、かかるシートを傾斜地に張設するだけでは地
山に密着してしまい、地山が大気圧の変動によつ
て所謂呼吸をし又は後背水が湧出したとき空気圧
や水圧によつてシートが膨れ、ここに地山の崩落
などが発生し、シートが破損することが屡々あつ
た。またゴムシートは紫外線による経時的劣化か
らその機能を失うことがある。また、ダムなどの
堰提を築造する場合は地山の表面に砕石層、遮水
層、ドレン層、基層及び表層の各層からなる多層
構造が一般的であるが、かくしては工事が膨大と
なつて簡易な貯水池や廃棄物の最終処分場として
の用途には過大な構造とならざるを得ない。
本発明は上記事情に鑑み、貯水池又は廃棄物の
最終処分場として利用できるもので、軽便施工が
可能で、工期や工費も少なく、地山の傾斜に応じ
て遮水工を施しうる傾斜地の舗装体を提供するも
のである。
最終処分場として利用できるもので、軽便施工が
可能で、工期や工費も少なく、地山の傾斜に応じ
て遮水工を施しうる傾斜地の舗装体を提供するも
のである。
具体的な構成としては、
(1) 骨材表面に瀝青質物粘性被膜を形成した粘着
骨材で緩傾斜地山表面に、容積に対する空隙率
18〜25%の連通した空隙を有する透水・透気層
を形成し、該透水・透気層表面に瀝青質物の不
透水層を被着一体に形成して成ることを特徴と
する傾斜地の舗装体。
骨材で緩傾斜地山表面に、容積に対する空隙率
18〜25%の連通した空隙を有する透水・透気層
を形成し、該透水・透気層表面に瀝青質物の不
透水層を被着一体に形成して成ることを特徴と
する傾斜地の舗装体。
(2) 骨材表面に瀝青質物粘性被膜を形成した粘着
骨材で急傾斜地表面に容積に対する傾斜地18〜
25%の連通した空隙を有する透水・透気層を形
成し、該透水・透気層の表層部には網状骨格体
を張設すると共に、透水・透気層の表面に瀝青
質物の不透水層を被着一体に形成して成ること
を特徴とする傾斜地の舗装体。として構成し
た。
骨材で急傾斜地表面に容積に対する傾斜地18〜
25%の連通した空隙を有する透水・透気層を形
成し、該透水・透気層の表層部には網状骨格体
を張設すると共に、透水・透気層の表面に瀝青
質物の不透水層を被着一体に形成して成ること
を特徴とする傾斜地の舗装体。として構成し
た。
上記構成により成る本発明は、貯水池等の遮水
壁を透水・透気層とその表面の不透水層とで一体
に形成したもので、透水・透気層は空隙率が18〜
25容積%の連続した空隙を有しているため地山か
ら湧出する水はその空隙を通つて下方に流動して
行くほか、斜面の上方に蒸発する。
壁を透水・透気層とその表面の不透水層とで一体
に形成したもので、透水・透気層は空隙率が18〜
25容積%の連続した空隙を有しているため地山か
ら湧出する水はその空隙を通つて下方に流動して
行くほか、斜面の上方に蒸発する。
また粘着骨材は自然砂利などの表面にアスフア
ルトなどの粘性被膜を被着したものであるから、
谷の斜面に凹凸があつても、それなりに3cmない
し15cmの厚さに斜面フイニツシヤー、スコツプ、
人手などで型枠を一切使わずに層を形成すること
ができ、各粘着骨材は粘性被膜の粘性で接着しあ
つて、養生時間が著しく短くても形崩れせずに壁
体を造成することができる。しかも、斜面から自
然湧水があつても流出することなく水で濡れた斜
面に透水・透気層による壁体を造成できる。
ルトなどの粘性被膜を被着したものであるから、
谷の斜面に凹凸があつても、それなりに3cmない
し15cmの厚さに斜面フイニツシヤー、スコツプ、
人手などで型枠を一切使わずに層を形成すること
ができ、各粘着骨材は粘性被膜の粘性で接着しあ
つて、養生時間が著しく短くても形崩れせずに壁
体を造成することができる。しかも、斜面から自
然湧水があつても流出することなく水で濡れた斜
面に透水・透気層による壁体を造成できる。
透水・透気層は有被膜骨材(砂利)を敷設し硬
化したものであるから不透水層を支持する強度は
充分であり、また、硬化していてもアスフアルト
質による接着であるから貯水池の水圧に対する順
応性にすぐれている。
化したものであるから不透水層を支持する強度は
充分であり、また、硬化していてもアスフアルト
質による接着であるから貯水池の水圧に対する順
応性にすぐれている。
不透水層は瀝青質物を吹付、もしくは撒布によ
り形成するもので、基盤たる透水・透気層が堅固
であるため防水効果のある程度の薄い層でよい。
り形成するもので、基盤たる透水・透気層が堅固
であるため防水効果のある程度の薄い層でよい。
従つて簡易、コスト安、短期間で貯水池等を造
成することができる。
成することができる。
以下本発明の実施例を説明する。第1図に示す
ように、勾配1:1.0〜1:2.0(垂直1.0に対する
水平距離にて示す)の斜面の如く緩傾斜地の場合
において、地山1の表面を整形しかつ伐根した
後、透水・透気層2を敷設する。この透水・透気
層2は第3図に示すような粘着骨材Dの積層体で
あり、すなわち自然石粒、砂利などの骨材Aを篩
別けによつて空隙率18〜25%(容積比)を選定
し、ドライヤーによつて加熱した骨材100重量部
と瀝青質物(ストレートアスフアルト、フイーラ
ー)1.5〜6.0重量部とを加熱混練して瀝青質物被
膜Bを骨材表面に被着形成して粘着骨材Dを形成
する。この粘着骨材Dはアスフアルト舗装用骨材
製造プラントにおいて製造し、保温(160゜前
後)した状態で現場に移送して、斜面舗装用フイ
ニツシヤー、手動スコツプ等によつて、空隙率18
〜25%(容積)の空隙Cを有する開粒度アスフア
ルトコンクリート版として透水・透気層2を形成
する。この厚さは地山の支持力強度と荷重に応じ
た適宜の厚さ3cm〜15cmに形成する。前記空隙C
は粘着骨材Dと粘着骨材D間に連続しているもの
であつて、層2の容積に対して18〜25%の空隙率
であるから透水性及び透気性に著しくすぐれてい
る。また粘性被膜Bはアスフアルトが主材である
から常温以下では固結し硬いものであり、骨材A
を強固に連結しているが、強い外力に対しては骨
材Aと骨材Aが位置を変えることにより、応力を
粘性被膜に吸収させるため、セメントコンクリー
トのように亀裂が生じることがない。特にセメン
トコンクリートで厚さ3cm〜15cmの肉薄のもので
は亀裂が生じやすく、また密粒度アスフアルトコ
ンクリートでは変形が生じ、穴があき漏水しやす
いが、本透水・透気層2は剛性と撓性にもすぐれ
ている。
ように、勾配1:1.0〜1:2.0(垂直1.0に対する
水平距離にて示す)の斜面の如く緩傾斜地の場合
において、地山1の表面を整形しかつ伐根した
後、透水・透気層2を敷設する。この透水・透気
層2は第3図に示すような粘着骨材Dの積層体で
あり、すなわち自然石粒、砂利などの骨材Aを篩
別けによつて空隙率18〜25%(容積比)を選定
し、ドライヤーによつて加熱した骨材100重量部
と瀝青質物(ストレートアスフアルト、フイーラ
ー)1.5〜6.0重量部とを加熱混練して瀝青質物被
膜Bを骨材表面に被着形成して粘着骨材Dを形成
する。この粘着骨材Dはアスフアルト舗装用骨材
製造プラントにおいて製造し、保温(160゜前
後)した状態で現場に移送して、斜面舗装用フイ
ニツシヤー、手動スコツプ等によつて、空隙率18
〜25%(容積)の空隙Cを有する開粒度アスフア
ルトコンクリート版として透水・透気層2を形成
する。この厚さは地山の支持力強度と荷重に応じ
た適宜の厚さ3cm〜15cmに形成する。前記空隙C
は粘着骨材Dと粘着骨材D間に連続しているもの
であつて、層2の容積に対して18〜25%の空隙率
であるから透水性及び透気性に著しくすぐれてい
る。また粘性被膜Bはアスフアルトが主材である
から常温以下では固結し硬いものであり、骨材A
を強固に連結しているが、強い外力に対しては骨
材Aと骨材Aが位置を変えることにより、応力を
粘性被膜に吸収させるため、セメントコンクリー
トのように亀裂が生じることがない。特にセメン
トコンクリートで厚さ3cm〜15cmの肉薄のもので
は亀裂が生じやすく、また密粒度アスフアルトコ
ンクリートでは変形が生じ、穴があき漏水しやす
いが、本透水・透気層2は剛性と撓性にもすぐれ
ている。
この基層工の敷設は適宜の吹付機或いは既存の
斜面舗装用アスフアルトフイニツシヤーを用いる
ことができる。この場合斜面の勾配が1:1.0〜
1:0.3の急傾斜地の場合、第2図に示すよう
に、透水・透気層2の崩落を防止する必要が生じ
る。そこで、この透水・透気層2の中間若しくは
表面に骨格体3を張設する一方、この骨格体3を
固定する複数の支柱4を適宜間隔で地山1に埋設
して骨格体3の支持強度を高め、透水・透気層2
を地山1に圧着する。このように、急傾斜地にお
いては、緩傾斜地と異なり、透水・透気層2の補
強をする工事を伴うが、この場合骨格体3は耐蝕
性強い材質、例えば合成樹脂製、金属製などが使
用できる。これら骨格体3を現場で展開して引延
ばし、適宜骨格体3間を連絡すると共に、支柱4
を透水・透気層2上面から打込み、かつ骨格体3
と連結する。
斜面舗装用アスフアルトフイニツシヤーを用いる
ことができる。この場合斜面の勾配が1:1.0〜
1:0.3の急傾斜地の場合、第2図に示すよう
に、透水・透気層2の崩落を防止する必要が生じ
る。そこで、この透水・透気層2の中間若しくは
表面に骨格体3を張設する一方、この骨格体3を
固定する複数の支柱4を適宜間隔で地山1に埋設
して骨格体3の支持強度を高め、透水・透気層2
を地山1に圧着する。このように、急傾斜地にお
いては、緩傾斜地と異なり、透水・透気層2の補
強をする工事を伴うが、この場合骨格体3は耐蝕
性強い材質、例えば合成樹脂製、金属製などが使
用できる。これら骨格体3を現場で展開して引延
ばし、適宜骨格体3間を連絡すると共に、支柱4
を透水・透気層2上面から打込み、かつ骨格体3
と連結する。
骨格体3の張設が終ると、該透水・透気層或い
は骨格体3の上面から瀝青質物を吹付若しくは撒
布して不透水層5を形成する。この瀝青質物は、
必要に応じてアスフアルト単味若しくはアスフア
ルトと樹脂の又は他の添加亡のコンパウンドをバ
インダーとし、石粉、砂、砕石、繊維質材料の各
群の適宜な組合せを選択して用いる。この場合、
アスフアルトは常温で溶融しないので、約150℃
位に加熱し、溶融した状態で吹付けるか、若しく
は混合物として吹付け又は撒布する。このように
瀝青質物を吹付けることは、セメントコンクリー
トを吹付けることと異なり、たわみ性に優れてい
るので荷重による変位あるいは地山の変位に柔軟
に対応することができる。なお、このような不透
水層5の上部は透水・透気層2の上部を被覆しな
いか、適所々々開いて路出させておき、通気孔と
して残しておく。また透水・透気層2に湧出する
背後水を排出するため、透水・透気層2の最底部
に水抜管を敷設する。更に、第2図に示すよう
に、骨格体3を被覆するときは、その透水・透気
層2の上部において骨格体3の端部を地山1に埋
込し、適宜のアンカー6に固定しておく。
は骨格体3の上面から瀝青質物を吹付若しくは撒
布して不透水層5を形成する。この瀝青質物は、
必要に応じてアスフアルト単味若しくはアスフア
ルトと樹脂の又は他の添加亡のコンパウンドをバ
インダーとし、石粉、砂、砕石、繊維質材料の各
群の適宜な組合せを選択して用いる。この場合、
アスフアルトは常温で溶融しないので、約150℃
位に加熱し、溶融した状態で吹付けるか、若しく
は混合物として吹付け又は撒布する。このように
瀝青質物を吹付けることは、セメントコンクリー
トを吹付けることと異なり、たわみ性に優れてい
るので荷重による変位あるいは地山の変位に柔軟
に対応することができる。なお、このような不透
水層5の上部は透水・透気層2の上部を被覆しな
いか、適所々々開いて路出させておき、通気孔と
して残しておく。また透水・透気層2に湧出する
背後水を排出するため、透水・透気層2の最底部
に水抜管を敷設する。更に、第2図に示すよう
に、骨格体3を被覆するときは、その透水・透気
層2の上部において骨格体3の端部を地山1に埋
込し、適宜のアンカー6に固定しておく。
かかる施工が終ると貯水又は廃棄物7を貯留さ
せる。
せる。
以上記載した本発明によれば、地山の斜面に簡
便な施工による基層が構成されることにより、該
基層がガス抜き孔及び後背水の排出孔として利用
できる一方、該基層の表面に瀝青質物を舗装して
透水層上に不透水層を形成するので溜池の貯水が
洩出することなく、また廃棄物の最終処分場の有
害物を含んだ汚水が地下水脈に浸透することもな
く、公害をもたらす虞れがない。しかも基層の施
工に当つて斜面が急であるときは骨格体を被覆張
設して保護するものであるから、基層が崩れるこ
ともなく、かつ貯水又は廃棄物の投入が行われる
とその荷重によつて前記不透水層並びに透水・透
気層が地山側に押圧されるから永久的使用に共し
得るものである。
便な施工による基層が構成されることにより、該
基層がガス抜き孔及び後背水の排出孔として利用
できる一方、該基層の表面に瀝青質物を舗装して
透水層上に不透水層を形成するので溜池の貯水が
洩出することなく、また廃棄物の最終処分場の有
害物を含んだ汚水が地下水脈に浸透することもな
く、公害をもたらす虞れがない。しかも基層の施
工に当つて斜面が急であるときは骨格体を被覆張
設して保護するものであるから、基層が崩れるこ
ともなく、かつ貯水又は廃棄物の投入が行われる
とその荷重によつて前記不透水層並びに透水・透
気層が地山側に押圧されるから永久的使用に共し
得るものである。
かくして本発明に係る傾斜地の舗装体は溜池、
貯水池又は廃棄物の最終処分場等の埋立地造成に
極めて有効に利用し得て公共事業に資すること大
であり、産業上の利用価値も高いものである。
貯水池又は廃棄物の最終処分場等の埋立地造成に
極めて有効に利用し得て公共事業に資すること大
であり、産業上の利用価値も高いものである。
図面は本発明に係る傾斜地の舗装体の縦断面図
を示すもので、第1図は緩傾斜地における舗装体
を、第2図は急傾斜地における舗装体を、それぞ
れ表わすものである。第3図は粘着骨材の断面図
である。 1……地山、2……透水・透気層、3……骨格
体、4……支柱、5……不透水層、6……アンカ
ー、A……骨材、B……粘性被膜、C……空隙、
D……粘着骨材。
を示すもので、第1図は緩傾斜地における舗装体
を、第2図は急傾斜地における舗装体を、それぞ
れ表わすものである。第3図は粘着骨材の断面図
である。 1……地山、2……透水・透気層、3……骨格
体、4……支柱、5……不透水層、6……アンカ
ー、A……骨材、B……粘性被膜、C……空隙、
D……粘着骨材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 骨材表面に瀝青質物粘性被膜を形成した粘着
骨材で緩傾斜地山表面に、容積に対する空隙率18
〜25%の連通した空隙を有する透水・透気層を形
成し、該透水・透気層表面に瀝青質物の不透水層
を被着一体に形成して成ることを特徴とする傾斜
地の舗装体。 2 骨材表面に瀝青質物粘性被膜を形成した粘着
骨材で急傾斜地表面に容積に対する空隙率18〜25
%の連通した空隙を有する透水・透気層を形成
し、該透水・透気層の表層部には網状骨格体を張
設する共に、透水・透気層の表面に瀝青質物の不
透水層を被着一体に形成して成ることを特徴とす
る傾斜地の舗装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56143393A JPS5847808A (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | 傾斜地の舗装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56143393A JPS5847808A (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | 傾斜地の舗装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5847808A JPS5847808A (ja) | 1983-03-19 |
JPS6125855B2 true JPS6125855B2 (ja) | 1986-06-18 |
Family
ID=15337714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56143393A Granted JPS5847808A (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | 傾斜地の舗装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847808A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100532824B1 (ko) * | 2002-08-08 | 2005-12-05 | 길인환 | 다공성 투수 콘크리트를 이용한 환경친화적인 경사면구축체 및 이의 구축방법 |
JP5386871B2 (ja) * | 2008-07-22 | 2014-01-15 | 株式会社大林組 | 廃棄物最終処分場の覆土構造、廃棄物最終処分場の覆土方法 |
NL2011547C2 (nl) | 2013-07-04 | 2015-01-06 | Vak Woondesign B V | Inrichting voor het keren van een vloeistof in een vloeistofbassin. |
CN107060671A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-08-18 | 黄有为 | 工业油水废物污染土壤岩屑生态治理技术 |
-
1981
- 1981-09-11 JP JP56143393A patent/JPS5847808A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5847808A (ja) | 1983-03-19 |
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