JP2019196635A - 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法 - Google Patents

水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水の流入を防ぎ、雑草育成を防止する水性塗料を用いた防草防水補強方法を提供する。【解決手段】水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面3、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法として、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤1を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤2を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤の立ち上がり部よりも広範囲にトップコート剤を塗布するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法に関し、特に水性コーティング塗料を用いても道路端部或いは構造境界の舗装表面の劣化や舗装内部への水の流入を防ぎ、雑草育成を防止する水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法に関するものである。
一般的に舗装道路や道路橋の舗装面の表面には雨水等を道路面から排水するために道路端面方向に向かって2%程度の傾斜を設けることが通常である。このため、道路に降った雨水などは当然道路端面方向に向かって流れ、道路端部の地覆或いは縁石近傍に溜まることになる。
道路舗装に用いられるアスファルト混合物は温度変化等により道路端部の地覆或いは縁石との間に隙間を生じ、ここから前記滞留水が浸透する原因となっていた。隙間に浸透した水は蒸散が遅く、植物の種子などが発芽して雑草等が育成し、その根茎等の成長によりさらに舗装にダメージを与えることが問題となっている。また、かかる障害は車道面端部、車道と歩道の境界、ガードレール等の構造物と車歩道の舗装面との境界等の構造境界においても生じ、これは段差の有無によらず問題となる。さらに、法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いても防草の必要性は高い。
このため、舗装中や法面等に防水シートや防草シートを設置する等の対策が提案されている。(特許文献1乃至特許文献3参照)
しかし、舗装中や法面等に前記シートを設置することは構造的にも複雑になり、作業性の部分でも工数増となってコストアップ及び工期の長期化の原因となっていた。
特開2009ー209569号公報 特開2007ー231565号公報 特開平8ー060632号公報
解決しようとする課題は、簡便な工法によって特に水性コーティング塗料を用いても舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の劣化や舗装内部や法面等への水の流入を防ぎ、地覆、縁石近傍或いは境界領域での雑草育成を防止する水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法を実現することである。
これらの課題を解決するため、本発明に於いては、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法として、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤の立ち上がり部よりも広範囲にトップコート剤を塗布するようにした。
ここで本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤の立ち上がり部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の舗装面の構造境界部を含む表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、構造境界上に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、少なくとも、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の舗装面の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面を含む表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部が3センチメートル以上であることを特徴とする。 さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部が5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とする。さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面における防草防水補強方法であって、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部は、その最厚部の厚みが1センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、その最厚部の厚みが3センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該トップコート剤が、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚み、或いは、舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、該トップコート剤が地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚み、或いは、舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の構造境界部の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、構造境界部に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部が3センチメートル以上であることを特徴とし、また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部が5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、境界部分に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが3センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面にレベリング剤を吸収保持する材料を敷設することを特徴とする。
また本発明は、該レベリング剤を吸収保持する材料は、紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする、。
また本発明は、水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが3センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面にレベリング剤を吸収保持する材料を敷設することを特徴とする。また本発明は、該レベリング剤を吸収保持する材料は、紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤がセメント、フィラー、水、乳剤、植物性繊維及び除草剤を含む材料で構成されることを特徴とする。また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含されるフィラーが石粉であることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤が撥水性乳剤であることを特徴とする。また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤がアスファルト乳剤であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤がノニオン系アスファルト乳剤であることが望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程と、トップコート剤を吸収保持する材料表面に水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該トップコート剤を吸収保持する材料の敷設範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、該水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程にあたり、境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする。また本発明は、該水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料が、紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする
また本発明は、該第二の工程に用いる水性塗料を用いたトップコート剤がナノオーダー分散法により調製されたナノオーダー分散型水性塗料であることを特徴とする。
また本発明は、該ナノオーダー分散型水性塗料が減圧脱気を行いながら撹拌分散を行うことによりエマルジョン径を10μm以下に調製したものであることを特徴とし、また本発明は、該エマルジョン径を5μm以下に調製することが望ましく、さらに本発明は、該エマルジョン径を1μm以下に調製することがさらに望ましく、さらに本発明は、該エマルジョン径を0.5μm以下に調製することがさらに望ましい。
また本発明は、該ナノオーダー分散型水性塗料の調製にあたり、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至50000Paであることを特徴とし、また本発明は、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至5000Paであることが望ましく、さらに本発明は、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至500Paであることがさらに望ましい。
本発明の方法は、簡便な工法によって特に水性コーティング塗料を用いても舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面への水の流入を防ぎ、雑草育成を防止する水性塗料を用いた防草防水補強方法を実現するという利点があり、もって我が国産業の発展に資するものである。
図1は本発明に係る防草防水補強方法を説明する図である。 図2は本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料の製造方法の工程のフローチャートである。 図3は本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料の製造に用いる減圧撹拌分散装置の概念図である。 図4は本発明に係る舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法を説明する図面であり、段差のない構造境界の場合を示す図である。
本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤の立ち上がり部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の舗装面の構造境界部を含む表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、構造境界上に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、少なくとも、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の舗装面の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面を含む表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部が3センチメートル以上であることを特徴とする。 さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部が5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とする。さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面における防草防水補強方法であって、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部は、その最厚部の厚みが1センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、その最厚部の厚みが3センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該トップコート剤が、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚み、或いは、舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、該トップコート剤が地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚み、或いは、舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の構造境界部の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、構造境界部に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部が3センチメートル以上であることを特徴とし、また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部が5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、境界部分に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが3センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面にレベリング剤を吸収保持する材料を敷設することを特徴とする。
また本発明は、該レベリング剤を吸収保持する材料は、紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする。
また本発明は、水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが3センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みが5センチメートル以上であることが望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とし、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることが望ましく、さらに本発明は、構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面にレベリング剤を吸収保持する材料を敷設することを特徴とする。また本発明は、該レベリング剤を吸収保持する材料は、紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤がセメント、フィラー、水、乳剤、植物性繊維及び除草剤を含む材料で構成されることを特徴とする。また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含されるフィラーが石粉であることを特徴とする。
また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤が撥水性乳剤であることを特徴とする。また本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤がアスファルト乳剤であることを特徴とし、さらに本発明は、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤がノニオン系アスファルト乳剤であることが望ましい。
また本発明は、水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程と、トップコート剤を吸収保持する材料表面に水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該トップコート剤を吸収保持する材料の敷設範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法である。
また本発明は、該水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程にあたり、境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする。また本発明は、該水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料が、紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする
また本発明は、該第二の工程に用いる水性塗料を用いたトップコート剤がナノオーダー分散法により調製されたナノオーダー分散型水性塗料であることを特徴とする。
また本発明は、該ナノオーダー分散型水性塗料が減圧脱気を行いながら撹拌分散を行うことによりエマルジョン径を10μm以下に調製したものであることを特徴とし、また本発明は、該エマルジョン径を5μm以下に調製することが望ましく、さらに本発明は、該エマルジョン径を1μm以下に調製することがさらに望ましく、さらに本発明は、該エマルジョン径を0.5μm以下に調製することがさらに望ましい。
また本発明は、該ナノオーダー分散型水性塗料の調製にあたり、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至50000Paであることを特徴とし、また本発明は、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至5000Paであることが望ましく、さらに本発明は、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至500Paであることがさらに望ましい。
本発明に係る水性塗料を用いた水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法は、簡便な工法によって特に水性コーティング塗料を用いても舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面への水の流入を防ぎ、雑草育成を防止する水性塗料を用いた防草防水補強方法を実現することが出来る。
以下、本発明に係る水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法を、実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係る水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法の一例として、舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法を説明する図面である。本発明は、水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面3の表面にレベリング剤1を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤2を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石4との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなる。
一般的に舗装道路や道路橋の舗装面の表面には雨水等を道路面から排水するために道路端面方向に向かって2%程度の傾斜を設けることが通常である。このため、道路に降った雨水などは当然道路端面方向に向かって流れ、道路端部の地覆或いは縁石近傍に溜まることになる。
道路舗装に用いられるアスファルト混合物は温度変化等により道路端部の地覆或いは縁石との間に隙間を生じ、ここから前記滞留水が浸透する原因となっていた。隙間に浸透した水は蒸散が遅く、植物の種子などが発芽して雑草等が育成し、その根茎等の成長によりさらに舗装にダメージを与えることが問題となっている。
ここで本発明は、簡便な工法によって特に水性コーティング塗料を用いても道路端部の舗装表面の劣化や舗装内部への水の流入を防ぎ、地覆或いは縁石近傍での雑草育成を防止する水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法を実現するものであり、横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布加工した上に、さらに水性塗料を用いたトップコート剤を該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部まで塗布することにより、地覆或いは縁石近傍における透水を長期にわたって防止することが出来、地覆或いは縁石近傍での雑草育成を防止することが出来る。
第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、3センチメートル以上になるようにした。これにより、地覆又は縁石との端面に於いて十分な防水効果が得られるとともに長期にわたってその性能が維持され、舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法として有効であった。さらに、第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、5センチメートル以上であることがより望ましく、防草防水補強効果が大きくなる。
同様に第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが0.5センチメートル以上になるようにした。これにより、地覆又は縁石との端面に於いて十分な防水効果が得られるとともに長期にわたってその性能が維持され、舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法として有効であった。さらに、第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1センチメートル以上であることがより望ましく、1.5センチメートル以上であることがさらに望ましい。
第一の工程に用いるレベリング剤としては、セメント、フィラー、水、乳剤、植物性繊維及び除草剤を含む材料で構成される材料を用いた。これにより、舗装面を構成する材料との温度変化に対する体積変化率の差異が少なく、端部での剥離等による防水機能の減退が少なく、地覆又は縁石との端面に於いて十分な防水効果が得られるとともに長期にわたってその性能が維持され、舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法として有効であった。さらに、該第一の工程に用いるレベリング剤に包含されるフィラーは、石粉であることを特徴とする。さらに該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤は、撥水性乳剤であることを特徴とし、さらにアスファルト乳剤であることが望ましく、ノニオン系アスファルト乳剤であることがさらに望ましい。これらによってさらに地覆又は縁石との端面に於いて十分な防水効果が得られるとともに長期にわたってその性能が維持され、舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法として有効であった。
第二の工程に用いる水性塗料を用いたトップコート剤としては、ナノオーダー分散法により調製されたナノオーダー分散型水性塗料を用いた。ナノオーダー分散法により調製されたナノオーダー分散型水性塗料は、水性であってポットライフが長く、且つ実用的な塗膜形成条件でもって成膜出来、耐久性及び耐光性に於いても実用的な塗膜が得られる。かかるトップコートを用いることにより、水性であるため環境負荷が小さく、施工が容易かつ工数削減に寄与し、成膜特性に優れ、塗膜の強度が高く、さらに蛍光発光等の多色を実現することも可能となった。さらに、該ナノオーダー分散型水性塗料は、減圧脱気を行いながら撹拌分散を行うことによりエマルジョン径を10μm以下に調製したものであることを特徴とし、さらに該エマルジョン径を5μm以下に調製することが望ましく、該エマルジョン径を1μm以下に調製することがより望ましく、該エマルジョン径を0.5μm以下に調製することがさらに望ましい。これにより、ポットライフがさらに長くなるとともに塗膜特性がさらに向上する。
また本実施例においては、該ナノオーダー分散型水性塗料は、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至50000Paとなるような工程により調製した。さらに、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至5000Paであることが望ましく、該減圧脱気の圧力が1Pa乃至500Paであることがさらに望ましい。
以下、本実施例に於けるナノオーダー分散型水性塗料の製造工程を説明する。 本実施例に於いては、ナノオーダー分散型水性塗料の原料エマルジョンとして、アクリル酸エステル共重合体エマルジョンを水に分散させて用いた。なお、本発明に用いられる原料エマルジョンとしては、本実施例に係る材料に限定されるものではなく、各種の合成樹脂エマルジョンおよび/または水溶性樹脂を好適に用いることが出来る。さらに、水に代えて溶媒等を用いる油性の塗料であっても良い。
本実施例に於いては、上記アクリル酸エステル共重合体エマルジョン100重量部に水110重量部を加え、さらに消泡剤2.5重量部、湿潤剤及び抑泡剤各0.4重量部、乾燥調製剤2.5重量部を加えて撹拌を行った。ここで、添加剤としては求められる塗料の特性により、塗料組成物原料にはさらに増粘剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、抑泡剤、成膜助剤、凍結防止剤、凍結安定剤、防腐剤、沈降防止剤、付着防止剤、乾燥調製剤、からなる群より選ばれた1種または2種以上の補助剤を含んでもよい。
かかるエマルジョンに、さらに減圧撹拌分散工程によりナノ化を行って、ナノオーダー分散型水性塗料を得た。本実施例においては、前記エマルジョン100重量部に対して平均粒径が1〜10,000nmの酸化物微粒子を20重量部加え、また温度抑制剤として熱変換剤を15重量部加えて撹拌することにより、ナノオーダー分散型水性塗料を得たが、本発明はこれら材料及びこれらの配合比に限定されるものではない。
本発明に用いる金属或いは金属化合物の微粒子としては、平均粒径が1〜10,000nmの微粒子を用いることが特に効果的である。また、これら熱変換遮断熱剤は、ナノオーダー分散型水性塗料に添加する前にコロイド化等の処理を行っても良い。また、配合比も水性エマルジョンに対して任意に設定することが出来る。ここで、本発明は、水に代えて溶媒等を用いる油性の塗料であっても良い。
前記の混合組成物を十分に撹拌混合した後、エマルジョン塗料組成物をナノオーダー分散型水性塗料の製造に用いる減圧撹拌分散装置に投入して、減圧撹拌分散を行うことにより、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料が得られた。ここで、本発明は、水に代えて溶媒等を用いる油性の塗料であっても良い。
本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料の製造に用いる減圧撹拌分散装置の概念図が、図2に示される。本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料の製造に用いる減圧撹拌分散装置は、フランジを有して容器部と蓋部が開閉出来るようになっており、前記塗料組成物原料を容器部に投入後フランジを密着させて容器部と蓋部を締め付け、容器体内を減圧出来るようになっている。
前記塗料組成物原料を容器部に投入後してフランジの締め付けを行った後、真空ポンプを作動させて容器体内を減圧し、またプロペラを回転させて撹拌分散を行った。なお、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料の製造方法に於いては、撹拌分散工程中の容器体内の圧力は1Pa乃至50000Paに調整することが望ましい。容器体内の圧力は1Pa乃至5000Paに調整することがさらに望ましく、1Pa乃至500Paに調整することがより望ましい。本実施例においては、工程中でエマルジョン中に残留する空気の量により容器体内の圧力は変動するが、適宜容器体内のエマルジョンの発泡の程度を観察して、バルブにより減圧度を調整した。
容器体内に設置されたプロペラは、エマルジョン粒子を切断分散させる形状であることが撹拌分散に有効である。また、撹拌分散工程中のプロペラの回転数は200rpm乃至5000rpmの範囲に維持することが望ましい。減圧及び/又は撹拌分散工程は、トータルで5分以上24時間以下の範囲で行うことが望ましい。減圧及び/又は撹拌分散工程は、トータルで30分以上12時間以下の範囲で行うことがさらに望ましく、1時間以上6時間以下の範囲で行うことがより望ましく、2時間以上4時間以下の範囲で行うことがより望ましい。
容器体内に設置されたプロペラを回転させて撹拌分散を行う工程と減圧工程は交互に繰り返して行うか、或いは同時に行われる。特に好ましいナノ化工程は、減圧工程と撹拌分散工程を交互に繰り返すことである。本実施例においては、まずフランジを密封後、プロペラを1000rpm以下で低速回転させながら10分間の減圧を行い、その後プロペラの回転速度を1500rpm以上に上げて30分間の減圧撹拌分散を行った。その後、再度低速回転で10分間の減圧を行い、さらに高速回転で1時間の減圧撹拌分散を行った。最後に、低速回転で10分間の減圧撹拌分散を行い、ナノオーダー分散型水性塗料を得た。
ここで、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は、前記の条件で撹拌分散することによりエマルジョン径を10μm以下としたことにより、沈降速度が小さく、ポットライフが長い水性塗料であった。さらに、エマルジョン径を5μm以下にすることが望ましく、エマルジョン径を1μm以下にすることがさらに望ましく、エマルジョン径を0.5μm以下にすることがさらに望ましい。
一般の水性塗料に於いては、エマルジョンの径が大きいため沈降し易く、数日から数週間の保管において沈殿を生じて成膜性が悪化する。しかし、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料はエマルジョンの径が非常に小さいナノオーダーまで分散されているため、沈降速度が遅く、1年以上の保管期間を経ても十分に成膜性の良い塗料であった。ここで、本発明は、水に代えて溶媒等を用いる油性の塗料であっても良い。
また、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は環境負荷が低く、非常にエコロジカルな水性塗料として多様な用途に用いることが出来る。
また、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は、ナノオーダーの分散を行っているため、成膜性が良好で、塗布、スプレー等様々な成膜方法に於いて良好な塗膜を得ることが出来る。また、塗膜の付着強度、塗膜自身の強度、耐候性、耐光性等の特性も良好であった。さらに、重ね塗りにより厚膜を得ることも容易で、様々な用途に対応可能な特性を有している。
次に、本発明に係る水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法の他の例として、舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法を車道面端部、車道と歩道の境界、ガードレール等の構造物と車歩道の舗装面との境界等の構造境界等の段差の殆どない境界部分に用いる実施例を示す。
図4は本発明に係る舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法を説明する図面であり、段差のない構造境界の場合を示す図である。本実施例の場合、構造境界に段差は殆どない。一般に舗装の構造に於いて境界面近傍には空隙率の高い領域が存在し、ここから雨水等が浸透して雑草の発生の原因となっていた。本発明の方法により、かかる部分でも透水を長期にわたって防止することが出来、雑草育成を防止することが出来る。
本実施例に於いては、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に厚みを設けて塗布し、さらに該レベリング剤の塗布部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなる。
該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける表面に塗布した厚み部は、その最厚部の厚みが1センチメートル以上であることが有効である。さらに、該第一の工程に於けるレベリング剤の最厚部の厚みは、3センチメートル以上であることがより望ましい。
ここで、本発明に於いては、段差の有無にかかわらず、トップコート剤の構造境界部の直上に於けるは、0.5センチメートル以上であることが有効である。さらに、該トップコート剤の構造境界部の直上に於ける厚みは1センチメートル以上であることがより望ましい。
本実施例に於いては、レベリング剤及びトップコート剤には実施例1と同様の材料を用いた。ここで、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は、前記の条件で撹拌分散することによりエマルジョン径を10μm以下としたことにより、沈降速度が小さく、ポットライフが長い水性塗料であった。さらに、エマルジョン径を5μm以下にすることが望ましく、エマルジョン径を1μm以下にすることがさらに望ましく、エマルジョン径を0.5μm以下にすることがさらに望ましい。
一般の水性塗料に於いては、エマルジョンの径が大きいため沈降し易く、数日から数週間の保管において沈殿を生じて成膜性が悪化する。しかし、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料はエマルジョンの径が非常に小さいナノオーダーまで分散されているため、沈降速度が遅く、1年以上の保管期間を経ても十分に成膜性の良い塗料であった。ここで、本発明は、水に代えて溶媒等を用いる油性の塗料であっても良い。
また、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は環境負荷が低く、非常にエコロジカルな水性塗料として多様な用途に用いることが出来る。
また、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は、ナノオーダーの分散を行っているため、成膜性が良好で、塗布、スプレー等様々な成膜方法に於いて良好な塗膜を得ることが出来る。また、塗膜の付着強度、塗膜自身の強度、耐候性、耐光性等の特性も良好であった。さらに、重ね塗りにより厚膜を得ることも容易で、様々な用途に対応可能な特性を有している。
次に、本発明に係る水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法の他の例として、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に用いる実施例を示す。
本実施例の場合、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面山隊から雨水等が浸透して雑草の発生の原因となっていた。本発明の方法により、かかる部分でも透水を長期にわたって防止することが出来、雑草育成を防止することが出来る。
本実施例に於いては、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなる。
該第一の工程に於けるレベリング剤の最厚部の厚みが1センチメートル以上であることが有効である。さらに、該第一の工程に於けるレベリング剤の最厚部の厚みは、3センチメートル以上であることがより望ましい。
ここで、本発明に於いては、トップコート剤の厚みは、0.5センチメートル以上であることが有効である。さらに、該トップコート剤の厚みが1センチメートル以上であることがより望ましい。
本実施例に於いては、レベリング剤及びトップコート剤には実施例1と同様の材料を用いた。ここで、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は、前記の条件で撹拌分散することによりエマルジョン径を10μm以下としたことにより、沈降速度が小さく、ポットライフが長い水性塗料であった。さらに、エマルジョン径を5μm以下にすることが望ましく、エマルジョン径を1μm以下にすることがさらに望ましく、エマルジョン径を0.5μm以下にすることがさらに望ましい。
一般の水性塗料に於いては、エマルジョンの径が大きいため沈降し易く、数日から数週間の保管において沈殿を生じて成膜性が悪化する。しかし、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料はエマルジョンの径が非常に小さいナノオーダーまで分散されているため、沈降速度が遅く、1年以上の保管期間を経ても十分に成膜性の良い塗料であった。ここで、本発明は、水に代えて溶媒等を用いる油性の塗料であっても良い。
また、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は環境負荷が低く、非常にエコロジカルな水性塗料として多様な用途に用いることが出来る。
また、本発明に係るナノオーダー分散型水性塗料は、ナノオーダーの分散を行っているため、成膜性が良好で、塗布、スプレー等様々な成膜方法に於いて良好な塗膜を得ることが出来る。また、塗膜の付着強度、塗膜自身の強度、耐候性、耐光性等の特性も良好であった。さらに、重ね塗りにより厚膜を得ることも容易で、様々な用途に対応可能な特性を有している。
本発明は、水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程と、トップコート剤を吸収保持する材料表面に水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、該トップコート剤を吸収保持する材料の敷設範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法を含む。
本実施例に於いては、舗装面或いはそれとの境界面のように透水層を含む領域がないので、レベリング剤を使用しなくてもトップコート剤を吸収保持する材料により表面の保護防水補強効果を得ることが出来る。また、トップコート剤を吸収保持する材料として紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかを用いたことにより、その遮光性によりさらに防草効果を高めることができた。
本発明は、簡便な工法によって特に水性コーティング塗料を用いても舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面への水の流入を防ぎ、雑草育成を防止する水性塗料を用いた防草防水補強方法を実現するという利点があり、我が国産業の発展に資するものである。
1 レベリング剤
2 ナノオーダー分散型水性塗料によるトップコート剤
3 舗装面
4 地覆又は縁石
5 構造物
31 容器体部
32 撹拌分散用プロペラ
33 高速回転軸
34 低速回転軸
35 真空ポンプ
36 操作盤

Claims (53)

  1. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、
    舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤の立ち上がり部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  2. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、
    横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、
    さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  3. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法であって、
    舗装道路や道路橋の舗装面の構造境界部を含む表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、構造境界上に厚みを設けて塗布し、
    さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  4. 水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、
    少なくとも、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に塗布し、
    さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  5. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、
    舗装道路や道路橋の舗装面の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面を含む表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に塗布し、
    さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  6. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法であって、
    横断勾配を有する舗装道路や道路橋の舗装面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に立ち上がり部を設けて塗布し、
    さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    請求項1又は2記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  7. 該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、
    3センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項6記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  8. 該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、
    5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項7記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  9. 該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、
    地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項6乃至8の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  10. 該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、
    地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項9記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  11. 該第一の工程に於けるレベリング剤の地覆又は縁石との端面に於いて地覆又は縁石の垂直面に於ける立ち上がり部は、
    地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項10記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  12. 水性塗料を用いた歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面における防草防水補強方法であって、
    歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に厚みを設けて塗布し、
    さらに該レベリング剤の塗布部よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    請求項6記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  13. 該第一の工程に於けるレベリング剤の歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部は、
    その最厚部の厚みが1センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項12記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  14. 該第一の工程に於けるレベリング剤の歩道を含む舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部は、
    その最厚部の厚みが3センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項13記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  15. 該トップコート剤は、
    地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚み、或いは、舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項12乃至14の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  16. 該トップコート剤は、
    地覆又は縁石との端面に於いて端面の形成する角度の中間方向に於ける厚み、或いは、舗装道路や道路橋の舗装に存する境界面の表面に塗布した厚み部於ける厚みが1センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項15記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法。
  17. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法であって、
    横断勾配を有する舗装道路や道路橋の構造境界部の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、構造境界部に立ち上がり部を設けて塗布し、
    さらに該レベリング剤の立ち上がり部よりも上部までトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    請求項1又は3記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  18. 該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、
    3センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項17記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  19. 該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、
    5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項18記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  20. 該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、
    構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項17乃至19の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  21. 該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、
    構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項20記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  22. 該第一の工程に於けるレベリング剤の構造境界部に於ける立ち上がり部は、
    構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項21記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の構造境界部の防草防水補強方法。
  23. 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、
    舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該第一の工程に於いて塗布されるレベリング剤を、境界部分に厚みを設けて塗布し、
    さらに該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    請求項1又は4記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  24. 該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、
    3センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項23記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  25. 該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、
    5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項24記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  26. 該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、
    構造境界部の直上に於ける厚みが0.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項23乃至25の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  27. 該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、
    構造境界部の直上に於ける厚みが1センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項26記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  28. 該第一の工程に於けるレベリング剤の境界部分に於ける厚みは、
    構造境界部の直上に於ける厚みが1.5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項27記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  29. 該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、
    境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする、
    請求項23乃至28の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  30. 該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、
    境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面にレベリング剤を吸収保持する材料を敷設することを特徴とする、
    請求項23乃至29の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  31. 該レベリング剤を吸収保持する材料は、
    紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする、
    請求項30記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  32. 水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、
    路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防表面にレベリング剤を塗布加工する第一の工程と、
    該レベリング剤の塗布によりレベリングされた表面にさらに水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該レベリング剤の塗布範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    請求項1又は5記載の水性塗料を用いた道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  33. 該第一の工程に於けるレベリング剤の厚みは、
    3センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項32記載の水性塗料を用いた路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  34. 該第一の工程に於けるレベリング剤の厚みは、
    5センチメートル以上であることを特徴とする、
    請求項33記載の水性塗料を用いた路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  35. 該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、
    道路に隣接する道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする、
    請求項32乃至34の何れか一に記載の水性塗料を用いた路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  36. 該第一の工程に於けるレベリング剤の塗布にあたり、
    道路に隣接する道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面にレベリング剤を吸収保持する材料を敷設することを特徴とする、
    請求項32乃至35の何れか一に記載の水性塗料を用いた路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  37. 該レベリング剤を吸収保持する材料は、
    紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする、
    請求項36記載の水性塗料を用いた路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  38. 該第一の工程に用いるレベリング剤は、
    セメント、フィラー、水、乳剤、植物性繊維及び除草剤を含む材料で構成されることを特徴とする、
    請求項1乃至37の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  39. 該第一の工程に用いるレベリング剤に包含されるフィラーは、
    石粉であることを特徴とする、
    請求項38記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  40. 該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤は、
    撥水性乳剤であることを特徴とする、
    請求項38記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  41. 該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤は、
    アスファルト乳剤であることを特徴とする、
    請求項38又は40記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  42. 該第一の工程に用いるレベリング剤に包含される乳剤は、
    ノニオン系アスファルト乳剤であることを特徴とする、
    請求項42記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  43. 水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法であって、
    道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の表面に水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程と、
    トップコート剤を吸収保持する材料表面に水性塗料を用いたトップコート剤を塗布する第二の工程とを経て処理が行われ、
    該トップコート剤を吸収保持する材料の敷設範囲よりも広範囲にトップコート剤を塗布してなることを特徴とする、
    水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  44. 該水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料を敷設する第一の工程にあたり、
    境界部分以外の道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面に於いて平坦化工程を行うことを特徴とする、
    請求項42記載の水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  45. 該水性塗料を用いたトップコート剤を吸収保持する材料は、
    紙、不織布、ネット状の繊維材料、グラスファイバー、カーボンファイバー、農業用シート、遮光シート或いはこれらの複合材料の何れかであることを特徴とする、
    請求項43記載の水性塗料を用いた道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  46. 該第二の工程に用いる水性塗料を用いたトップコート剤は、
    ナノオーダー分散法により調製されたナノオーダー分散型水性塗料であることを特徴とする、
    請求項1乃至44の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  47. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    減圧脱気を行いながら撹拌分散を行うことによりエマルジョン径を10μm以下に調製したものであることを特徴とする、
    請求項45記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  48. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    該エマルジョン径を5μm以下に調製したことを特徴とする、
    請求項46記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  49. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    該エマルジョン径を1μm以下に調製したことを特徴とする、
    請求項47記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  50. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    該エマルジョン径を0.5μm以下に調製したことを特徴とする、
    請求項48記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  51. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    該減圧脱気の圧力が1Pa乃至50000Paであることを特徴とする、
    請求項1乃至49の何れか一に記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  52. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    該減圧脱気の圧力が1Pa乃至5000Paであることを特徴とする、
    請求項50記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
  53. 該ナノオーダー分散型水性塗料は、
    該減圧脱気の圧力が1Pa乃至500Paであることを特徴とする、
    請求項51記載の水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面、構造境界部、境界部分を含む道路周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面、或いは、道路に隣接する周辺部分及び/又は法面及び/又は傾斜面の防草防水補強方法。
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