JP2005067639A - 給油所の盗難監視システム - Google Patents

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【課題】 燃料油の盗難を監視し得る給油所の盗難監視システムを提供する。
【解決手段】 燃料油を貯留する地下タンクLi からの燃料油の盗難を監視する給油所の盗難監視システムに関する。燃料油の給油を制御する給油制御装置7、地下タンクLi ごとに設置された油面検出器6からの信号に基づいて当該地下タンクLi の燃料油の残量を知る監視装置4、および、売上や在庫の管理を行うPOS端末5が、互いにLANで通信可能とされている。前記監視装置4が前記POS端末5と給油制御装置7の通信を傍受して知った給油状況と、燃料油の残量とに基づいて、燃料油の盗難を監視できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給油所における燃料油の盗難を監視するシステムに関するものである。
従来より、燃料油を貯留する地下タンクごとにタンク残量を知るために油面計が設けられている(たとえば、特許文献1〜3)。
特開平03−111300号(図1、第1〜9頁) 特開平03−021825号(図1、第1〜6頁) 特開2001−249045号(図1、第1〜3頁)
近年、前記油面計をPOSシステムに接続し、在庫管理等に使用している。在庫管理時には、POSの要求に応じて油面計からタンク残量が送信され、POSの給油データの総量とタンク残量との比較が行われる。
しかし、油の抜き取りなどの盗難により、POSの給油データの総量とタンク残量の不一致が生じても、かかる在庫管理時にしか発覚しないため、その原因の特定には役に立たなかった。
したがって、本発明の目的は、燃料油の盗難を監視し得る給油所の盗難監視システムを提供することである。
本発明は、燃料油を貯留する地下タンクからの燃料油の盗難を監視する給油所の盗難監視システムであって、地下タンクから燃料油を汲み上げて給油を行う給油装置による燃料油の給油を制御する給油制御装置と、前記地下タンクごとに設置された油面検出器からの信号に基づいて当該地下タンクの燃料油の残量を知る残量の監視装置と、前記給油制御装置からの給油量の情報および前記監視装置からの残量を入力として、給油所の売上および在庫を管理するPOS端末とを備え、前記給油制御装置、監視装置およびPOS端末が互いにLANで通信可能とされ、前記監視装置が前記POS端末と給油制御装置の通信を傍受して知った給油状況と、燃料油の残量の変化とに基づいて、燃料油の盗難を監視できるようにした。
本発明においては、従来から存在するシステムのソフトを変更するだけで容易に盗難の監視を行なうことが可能となる。
本発明においては、たとえば以下のようにして、盗難を監視することが可能である。
本発明の好ましい形態においては、前記POS端末と前記給油制御装置との通信を傍受した結果、燃料油の給油を行っていない地下タンクがあると判断した場合に、当該地下タンクにおける燃料油の単位時間当たりの減少量が所定の閾値よりも大きいときには、盗難であると判断するようにした。
給油中でない非稼働時(非営業時)に短い時間の間において燃料油の残量が減少した場合には、タンクからの漏れではなく盗難と判断し得る。この場合、タンクの漏れについては別の閾値を設定し、タンクの漏れと盗難との区別ができるようにするのが好ましい。
本発明の別の好ましい形態においては、前記POS端末と前記給油制御装置との通信を傍受した結果、燃料油を給油している地下タンクがあると判断した場合に、当該地下タンクについては、給油開始から給油終了までの間の給油量を除いて単位時間当たりの残量の減少量を求め、当該減少量が前記所定の閾値よりも大きいときには、盗難であると判断するようにした。
この形態によれば、給油中においても盗難を監視することができる。
更に別の好ましい形態においては、前記POS端末と前記給油制御装置との通信を傍受した結果、燃料油を給油している地下タンクがあると判断した場合に、当該地下タンクについては、給油終了後の残量の変化に基づいて盗難か否かの判断を行うようにした。
この形態によれば、給油中の給油による燃料油の残量の減少を、盗難と誤って判断するおそれがない。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図5は第1実施例を示す。
図1に示すように、給油所の地上には、1台または複数台の給油装置Ui が設置されており、給油所の地下には、燃料油を貯留する地下タンクLi が埋設されている。一方、給油所の屋内には、地下タンクLi 内の燃料油の残量を知る残量の監視装置4およびPOS端末5が設けられている。
給油所の地下には、油種ごとに複数の地下タンクLi が埋設されており、地上に設けた複数台の給油装置Ui にそれぞれ接続されている。また、各地下タンクLi および給油装置Ui には、それぞれ、油種別に複数本の図示しない供給管が接続されているが、説明の簡略化のために、以下の説明では、1台の地下タンクLi および給油装置Ui のみを例示して説明する。
給油装置Ui :
給油装置Ui は、地下タンクLi 内の燃料油を汲み上げて給油を行うものであり、給油装置Ui による燃料油の給油を制御する給油制御装置7を備えている。給油制御装置7は、給油装置Ui から汲み上げられた燃料油の供給量、すなわち給油量をカウントする流量計(図示せず)を備えている。給油制御装置7は、流量計によってカウントされた燃料油の汲上給油量をPOS端末5に出力する。
地下タンクLi :
地下タンクLi には、該地下タンクLi ごとに油面検出器6が設けられている。油面検出器6は、地下タンクLi 内の燃料油の液位(油面レベル)を検出するものであり、該測定によって得られた油位信号を監視装置4に出力する。監視装置4は、油位信号に基づき、当該地下タンクLi 内の燃料油の残量を算出し、当該残量をPOS端末5に送信する。なお、油面検出器6としては、種々の機構が考えられるが、たとえば、特開平7−63595号公報に記載されたフロートを用いた測定装置を用いることができる。
POS端末5:
POS端末5は、小売業の総合運営システム(POSシステム)の端末であり、給油制御装置7からの給油量、および監視装置4からの残量を入力として給油所の売上および在庫の管理を行う。
なお、複数の給油所を所有している会社の場合には、各給油所に設置されたPOS本体からの管理情報を本部のコンピュータに集約して管理できるように、更に広域のネットワークを構築してもよい。こうしたPOSシステムとしては、特開平6−255699号公報に開示されたシステムを採用することができる。
各機器の接続構成:
前記各給油制御装置7、監視装置4およびPOS端末5は、LAN(Local Area Network) による通信ラインで互いに接続されている。前記LANの通信仕様は、たとえば、業界標準のSS−LAN方式が採用されている。
前記SS−LAN方式では、同一の通信ラインに全ての機器が接続されており、特定の機器への通信内容も全ての機器に向って発信されるが、自機宛の通信内容でない場合には、当該通信内容を無視することにより、安定な通信を実現している。そのため、POS端末5から所定の給油制御装置7に向けた給油許可電文や、給油制御装置7からPOS端末5への給油終了電文、給油量など給油状況を含むあらゆる通信内容が、全ての機器に対して発信される。
監視装置4:
監視装置4は、前述のように、地下タンクLi の燃料油の残量を算出する機能の他に、燃料油の盗難や漏洩の監視を行う機能を備えている。
ここで、前記SS−LAN方式では、LAN内の各機器の通信内容が全ての機器に送信されるので、監視装置4は、POS端末5と給油制御装置7との通信内容を傍受することが可能である。監視装置4は、当該通信を傍受して知った給油状況と、燃料油の残量に基づいて、以下のように燃料油の盗難および漏洩の判別を行う。
盗難判別;
図4は、地下タンクLi 内の燃料油の残量の時間的推移を示している。
たとえば、図4(a)に示すように、何れの給油装置Ui からも燃料油の汲み上げが行われておらず、かつ、盗難が開始された場合には、急激に地下タンクLi 内の燃料油が減少する。そのため、盗難判別は、たとえば、以下の(I) 式を用いて行うことができる。
Qi-1 −Qi =ΔQ1 …(I)
但し、Qi :時刻Ti において計測された残量
Qi-1 :前記時刻Ti 以前の時刻Ti-1 において計測された残量
なお、残量を計測する時刻Ti-1 ,Ti 間の間隔としては、たとえば、30秒程度の短時間に設定するのが好ましい。
したがって、POS端末5が何れの給油制御装置7にも給油許可を与えておらず(給油許可電文を発信しておらず)、かつ、地下タンクLi における燃料油の単位時間当たりの減少量(以下、「第1減少量」という)ΔQ1が所定の盗難閾値Qsh1よりも大きな場合には、盗難であると判別することができる。
漏洩判別;
一方、図4(b)に示すように、何れの給油装置Ui からも燃料油の汲み上げが許可されておらず、かつ、地下タンクLi から燃料油が漏洩した場合には、長い時間をかけて徐々に燃料油の残量が減少する。そのため、漏洩判別は、たとえば、以下の(II)式を用いて行うことができる。
Qi-j −Qi =ΔQ2 …(II)
但し、Qi :時刻Ti において計測された残量
Qi-j :時刻Ti-j において計測された残量(Ti-j はTi-1 よりも以前)
なお、漏洩判別に用いる残量を計測する時刻Ti-j ,Ti 間の間隔としては、たとえば、10分〜1時間程度に設定するのが好ましい。
したがって、POS端末5が何れの給油制御装置7にも給油許可を与えておらず、かつ、長時間の単位時間当たりの減少量(以下、「第2減少量」という)ΔQ2が所定の漏洩閾値Qsh2よりも大きな場合には、漏洩であると判別することができる。
監視装置4の機器構成:
図2に示すように、監視装置4はマイコン40を備えている。マイコン40は、在庫管理時などにPOS端末5から残量の要求を受信した場合には、各地下タンクLi の燃料油の残量をPOS端末5に向けて発信する。一方、マイコン40は、各地下タンクLi の残量を所定時間毎に算出し、盗難および漏洩の監視を行う。
マイコン40は、CPU41、メモリ42およびタイマ43を備えている。メモリ42には、残量記憶部42aおよび異常履歴記憶部42bなどが設けられていると共に、盗難閾値Qsh1および漏洩閾値Qsh2などが予め記憶されている。
図3(a)に示すように、残量記憶部42aには、各地下タンクNo. ごとに残量と当該残量を傍受した時刻とが互いに関連付けられて記憶される。
図3(b)に示すように、異常履歴記憶部42bには、盗難や漏洩と判別した時刻、タンクNo. 、残量および前回残量との差分が順次記憶される。
マイコン40には、たとえば、ブザーなどからなる警報装置44が図示しないインターフェイスを介して接続されている。
監視方法:
つぎに、本システムにおける燃料油の監視方法について図5のフローチャートに基づいて説明する。
図5に示すように、本システムがスタートすると、監視装置4がLAN内の全ての通信内容の傍受を開始すると共に、ステップS0に進む。
ステップS0では、CPU41がタイマ43からの計時信号に基づき、所定時間(たとえば、30秒)経過したか否かの判別を行う。所定時間を越えている場合には、計時を0から再スタートさせると共に、ステップS1に進む。一方、所定時間が経過していない場合には、計時を続けてステップS3に進む。なお、CPU41は、初回に限り、計時を0からスタートさせてステップS3に進む。
ステップS1では、監視装置4のCPU41が油面検出器6からの油位信号に基づき地下タンクLi の燃料油の残量を算出して、ステップS2に進む。
ステップS2では、CPU41が当該残量に、タイマ43から受信した当該残量の検出された時刻およびタンクNo. を関連付けて、残量記憶部42aに記憶させ、ステップS3に進む。なお、残量記憶部42aの記憶内容は、古い値から順に、新たな値に書き換えられ、常に最近複数回の値が記憶される。
ステップS3では、監視装置4がPOS端末5と給油制御装置7との通信を傍受して知った給油状況のうち、POS端末5から給油制御装置7に給油許可電文が発信されたか否かの判別を行う。監視装置4が給油許可電文を受信しない場合、すなわち、燃料油の給油が行われていない非稼働時であると判断した場合には、ステップS4に進む。一方、給油許可電文を傍受した場合には、ステップS11に進む。
非稼働時の処理;
ステップS4では、CPU41が図3(a)に示す残量記憶部42aから、当該地下タンクLi における今回計測時Ti および前回計測時刻Ti-1 に対応する残量をそれぞれ読み出し、前述の(I) 式に基づき第1減少量ΔQ1を算出して、ステップS5に進む。
ステップS5では、盗難か否かの判別が行われる。CPU41がメモリ42から盗難閾値Qsh1を読み出し、前記第1減少量ΔQ1と盗難閾値Qsh1との比較を行う。第1減少量ΔQ1が盗難閾値Qsh1を越える場合には、盗難と判別してステップS6に進む。一方、第1減少量ΔQ1が盗難閾値Qsh1以下の場合には、ステップS7に進む。
ステップS6では、CPU41が、図3(b)に示す異常履歴記憶部42bに、今回計測時の日時Ti 、当該タンクNo. Li 、当該残量および第1減少量ΔQ1を互いに関連付けて記憶させると共に、警報装置44のブザーを鳴らし警報を発してステップS0に戻る。
ステップS7では、CPU41が残量記憶部42aから、当該地下タンクLi における今回計測時Ti の残量と所定時間前の時刻Ti-j に対応する残量を読み出し、前述の(II)式に基づき第2減少量ΔQ2を算出して、ステップS8に進む。
ステップS8では、漏洩か否かの判別が行われる。CPU41がメモリ42から漏洩閾値Qsh2を読み出し、前記第2減少量ΔQ2と漏洩閾値Qsh2との比較を行う。第2減少量ΔQ2が漏洩閾値Qsh2を越える場合には、漏洩と判別してステップS6に進む。一方、第2減少量ΔQ2が漏洩閾値Qsh2以下の場合には、ステップS0に戻る。
なお、ステップS6では、CPU41が異常履歴記憶部42bに、今回計測時の日時Ti 、当該タンクNo. Li 、当該残量と共に、第2減少量ΔQ2を互いに関連付けて記憶させる。
このように、給油中でない非稼働時(非営業時)に短い時間の間において燃料油の残量が減少した場合には、タンクからの漏れではなく盗難と判断することができる。一方、比較的長時間の間に燃料油が減少した場合には、タンクからの漏れであると判断することができる。盗難ないし漏洩と判断した場合には、当該地下タンクLi のNo. 、残量および減少量と共に日時が異常履歴記憶部42bに記憶される。
したがって、盗難の場合には、不正な給油の日時や盗難された量(減少量)などを特定することができる。また、盗難が発生した日時を特定できるから、当該日時に該当するPOS端末の状態の記録を調べることにより、どのようにして盗難が行われたのか(たとえば、盗難時にPOS端末5の電源がOFFされたのか、あるいは、POS端末5が非連動状態に設定され、給油量の記録がされない状態で行われたのかなど)を特定することができる。
ここで、前記閾値Qsh1,Qsh2は、油面検出器6の精度や燃料油の温度による体積変化などを考慮して予め余裕を持った値に設定する必要がある。しかし、盗難判別の場合には、比較的短時間の間隔で残量が計測されるため、燃料油の体積の経時的な変化が著しく少ない。したがって、正確な残量を得ることにより、盗難判別を正確に行うことができる。
また、本システムでは、燃料油の残量を知るための既存の残量監視装置を用いて、盗難の監視を行うので、別途、監視装置を設ける必要がなく、従来から存在するシステムのソフトを変更するだけで容易に盗難の監視を行なうことが可能となる。
給油時の処理;
ステップS11では、監視装置4がPOS端末5と給油制御装置7との通信を傍受して知った給油状況のうち、給油制御装置7からPOS端末5に給油終了電文が発信された場合には、ステップS12に進む。
ステップS12では、監視装置4が前記給油終了電文と共に、給油制御装置7からPOS端末5に発信される給油量を傍受して、ステップS13に進む。
ステップS13では、CPU41が残量記憶部42aから当該地下タンクLi に関する過去の残量を読み出し、各残量から前記給油量を減算した残量(以下、「減算残量」という)を算出し、ステップS14に進む。
ステップS14では、残量記憶部42aの過去の残量を消去すると共に、減算残量を記憶させてステップS0に戻る。すなわち、過去の残量が、それぞれ当該残量から給油の減算された減算残量に書き換えられる。これは、漏洩判別において漏洩であると誤って判別されるのを防ぐためである。
その後、ステップS3において、非稼働時であると判別された場合には、ステップS4以降の処理が実行され、盗難および漏洩判別が行われる。
ここで、前記ステップS14において、残量記憶部42aには、給油量が減算された減算残量が記憶されている。そのため、前記盗難および漏洩判別では、給油開始から給油終了までの給油量を除いた単位時間当たりの残量の減少量ΔQ1,ΔQ2が用いられる。したがって、当該減少量ΔQ1,ΔQ2と所定の閾値Qsh1,Qsh2との比較を行うことにより、給油中を含むあらゆる場合において、盗難や漏洩などの判別を行うことができる。
なお、監視装置4は、POS端末5の電源をOFFに設定しても、POS端末5に連動して停止することがないように、POS端末5とは別の電源により駆動されるのが好ましい。燃料油の盗難の記録がPOS端末に記録されないように、POS端末5を停止させることも考えられるからである。
また、監視装置4は盗難などの監視の他に、地下タンクLi の燃料油の残量に基づき、荷降し量を算出することにより、トータル的なタンク残量管理装置とすることも可能である。
なお、前述の実施例1では、盗難や漏洩の発生した場合にのみ、異常履歴記憶部42bへの記憶を行うようにしたが、地下タンクLi ごとに日時や残量、減少量などを逐次記憶させるようにしてもよい。
また、必ずしも警報装置44を設ける必要はない。さらに、盗難時や漏洩時には、電話回線などを通じて管理者に当該事項を自動的に通報するようにしてもよい。
図6は第2実施例を示す。
図6におけるステップS21,S22は、給油時の処理を示しており、前述の第1実施例におけるステップS11〜S14に対応している。ステップS3(図5)において、監視装置4が、POS端末5から給油制御装置7への給油許可電文を傍受した場合には、ステップS21に進む。
ステップS21では、監視装置4が給油制御装置7からPOS端末5への給油終了電文を傍受したか否かの判別が行われ、給油終了電文を傍受した場合には、ステップS22に進む。
ステップS22では、当該地下タンクLi に対応する残量記憶部42aの記憶内容を全て消去(0クリア)し、ステップS0に戻る。
その他の構成は、前述の第1実施例と同様であり、その詳しい説明および図示を省略する。
このように、本第2実施例では、燃料油を給油している地下タンクLi があると判別した場合に、当該地下タンクLi における給油前の残量を消去し、給油後に検出した新たな値に基づいて監視を行う。したがって、給油終了後の残量の変化に基づいてのみ盗難か否かの判断を行うので、給油による燃料油の残量の減少を盗難と誤って判断するおそれがなくなる。
本発明は、POSシステムを備えた給油所システムに用いることができる。
本発明の実施例1を示す給油所システムの概略レイアウト図である。 監視装置および油面検出器を示す概略構成図である。 メモリの記憶内容を示す図表である。 盗難時および漏洩時の残量の変化を表すグラフである。 監視方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2を示す監視方法のフローチャートである。
符号の説明
4:監視装置
5:POS端末
6:油面検出器
7:給油制御装置
Li :地下タンク
Qsh1:盗難閾値
Ui :給油装置
ΔQ1:第1減少量

Claims (5)

  1. 燃料油を貯留する地下タンクからの燃料油の盗難を監視する給油所の盗難監視システムであって、
    地下タンクから燃料油を汲み上げて給油を行う給油装置による燃料油の給油を制御する給油制御装置と、
    前記地下タンクごとに設置された油面検出器からの信号に基づいて当該地下タンクの燃料油の残量を知る残量の監視装置と、
    前記給油制御装置からの給油量の情報および前記監視装置からの残量を入力として、給油所の売上および在庫を管理するPOS端末とを備え、
    前記給油制御装置、監視装置およびPOS端末が互いにLANで通信可能とされ、
    前記監視装置が前記POS端末と給油制御装置の通信を傍受して知った給油状況と、燃料油の残量の変化とに基づいて、燃料油の盗難を監視できるようにした給油所の盗難監視システム。
  2. 請求項1において、
    前記POS端末と前記給油制御装置との通信を傍受した結果、燃料油の給油を行っていない地下タンクがあると判断した場合に、当該地下タンクにおける燃料油の単位時間当たりの減少量が所定の閾値よりも大きいときには、盗難であると判断するようにした給油所の盗難監視システム。
  3. 請求項1もしくは2において、
    前記POS端末と前記給油制御装置との通信を傍受した結果、燃料油を給油している地下タンクがあると判断した場合に、当該地下タンクについては、給油開始から給油終了までの間の給油量を除いて単位時間当たりの残量の減少量を求め、当該減少量が前記所定の閾値よりも大きいときには、盗難であると判断するようにした給油所の盗難監視システム。
  4. 請求項1もしくは2において、
    前記POS端末と前記給油制御装置との通信を傍受した結果、燃料油を給油している地下タンクがあると判断した場合に、当該地下タンクについては、給油終了後の残量の変化に基づいて盗難か否かの判断を行うようにした給油所の盗難監視システム。
  5. 請求項2、3もしくは4において、
    前記盗難であると判断した場合には、当該燃料タンクの残量の履歴を記憶させるようにした給油所の盗難監視システム。
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