JP2005067403A - 車載運転補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転者が、車載機器の操作を停車時間中に行うことができるのかを容易に判断することができる車載運転補助装置を提供すること。
【解決手段】 車載運転補助装置1に、ディスプレイ14と、停車時間に関するデータを取得する停車時間取得手段12と、自車両が停止するかどうかを判断する自車状態取得手段10と、自車両の運転者が自車両に搭載される車載機器の操作を開始してから完了するまでの操作完了時間に関するデータを取得する操作時間取得手段11と、自車両が停止すると判断された場合には、操作時間取得手段11及び停車時間取得手段12により取得されたデータに基づいて、操作完了時間と停車時間とが反映された反映情報をディスプレイ14に表示させる情報提供手段13と、を備えさせた。
【選択図】 図1
【解決手段】 車載運転補助装置1に、ディスプレイ14と、停車時間に関するデータを取得する停車時間取得手段12と、自車両が停止するかどうかを判断する自車状態取得手段10と、自車両の運転者が自車両に搭載される車載機器の操作を開始してから完了するまでの操作完了時間に関するデータを取得する操作時間取得手段11と、自車両が停止すると判断された場合には、操作時間取得手段11及び停車時間取得手段12により取得されたデータに基づいて、操作完了時間と停車時間とが反映された反映情報をディスプレイ14に表示させる情報提供手段13と、を備えさせた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両に搭載される車載運転補助装置に関する。
従来より、車両に搭載される車載運転補助装置が知られている(例えば、特許文献1)。
当該技術では、車載運転補助装置が搭載される車両(以下、「自車両」と称する)の停止時に先行車両の発進を検知して、自車両の乗員に対して警報を発する。これにより、運転者は、自車両に搭載される車載機器を操作(例えば、スイッチ操作)していた場合であっても、速やかに運転操作に戻ることができる。
特開平8−276806号公報
しかし、当該技術は、自車両が停止してから発進するまでの停車時間を提示するものではなかったので、運転者にとっては、車載機器の操作が停車時間中に行うことができるのかを判断することが容易でなかった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、運転者が、車載機器の操作を停車時間中に行うことができるのかを容易に判断することができる車載運転補助装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、自車両に搭載される車載運転補助装置において、提示手段と、自車両が停止してから発進するまでの停車時間に関するデータを取得する停車時間取得手段と、自車両の状態に関するデータを取得し、当該取得されたデータに基づいて、自車両が停止するかどうかを判断する自車状態取得手段と、自車両の運転者が自車両に搭載される車載機器の操作を開始してから完了するまでの操作完了時間に関するデータを取得する操作時間取得手段と、自車状態取得手段により自車両が停止すると判断された場合には、操作時間取得手段及び停車時間取得手段により取得されたデータに基づいて、操作完了時間と停車時間とが反映された反映情報を提示手段に提示させる情報提供手段と、を備えることを主な特徴とする。
本願特許請求の範囲に記載の発明では、主に、以下の効果を得ることができる。即ち、車載運転補助装置は、操作完了時間と停車時間とが反映された反映情報を提示する。これにより、運転者は、操作完了時間が停車時間より短いかどうか、言い換えれば、車載機器の操作を停車時間内に完了することができるかどうかを容易に把握することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態(請求項1、2に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図4に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置1の機能を概略的に説明する。ここで、図1は車載運転補助装置1の構成を示すブロック図であり、図4は、ディスプレイ14に表示されるメニュー画像(反映情報)の一例を示す説明図である。
以下、本発明の第1の実施の形態(請求項1、2に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図4に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置1の機能を概略的に説明する。ここで、図1は車載運転補助装置1の構成を示すブロック図であり、図4は、ディスプレイ14に表示されるメニュー画像(反映情報)の一例を示す説明図である。
車載運転補助装置1は、図示しない車両(以下、「自車両」と称する)に搭載される。なお、自車両には、各種車載機器として、ナビゲーション装置(以下、「カーナビ」と称する)、エアコン、電子メール送受信装置、オーディオ、及びテレビが搭載される。
そして、車載運転補助装置1は、自車両が停止した際に、自車両の運転者が車載機器の操作を開始してから完了するまでの操作完了時間と、自車両が停止してから発進するまでの停車時間とを操作の種類毎に比較する。そして、当該比較の結果に基づいて、図4に示すように、停車時間内に完了する操作と停車時間内に完了しない操作とを区別して表示する。
次に、図1〜図4に基づいて、車載運転補助装置1の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。なお、図2は、操作完了時間が記録された表データを示す説明図である。また、図3は、ディスプレイ14に表示されるメニュー画像の一例を示す説明図である。
車載運転補助装置1は、自車状態取得手段10と、操作時間取得手段11と、停車時間取得手段12と、情報提供手段13と、ディスプレイ14を備える。
自車状態取得手段10は、図示しない車速センサ、ジャイロセンサ等を備え、これらのセンサから与えられる信号に基づいて、自車両の状態(例えば、走行状態及び進行方向)に関するデータを取得する。そして、当該取得されたデータに基づいて、自車両が停止するかどうかを判断する。この結果、停止すると判断した場合には、停車信号を生成して情報提供手段13に出力する。
操作時間取得手段11は、図2に示す表データを記憶する。当該表データは、運転者が行う操作毎に、操作完了時間、即ち運転者が車載機器の操作を開始してから完了するまでの時間を記録する。なお、各操作は複数の階層に分かれており、運転者は、ディスプレイ14に表示されるメニュー画像(図3に示すように、当該メニュー画像には操作項目アイコンが描かれる)に従って、以下ようにして車載機器の操作を行う。
即ち、運転者は、最初の階層では、ディスプレイ14に表示されるメニュー画像から希望の操作項目(例えば、「カーナビ」)アイコンを図示しない入力手段(キーボード等)を用いて選択する。これにより、次の階層に進む。次の階層では、ディスプレイ14に表示される操作項目アイコンから必要な操作項目アイコンを選択するか、または必要なデータを入力する。これにより、次の階層に進む。以後の階層では、同様の選択操作または入力操作を行うことで、次の階層に進む。そして、最後の階層では、同様の選択操作または入力操作を行い、当該操作により車載機器が動作(例えば、エアコンが始動する、または、カーナビにおいて目的地がディスプレイ14に表示される等)したことを確認することで、最後の階層の操作を完了する。即ち、車載機器の操作を完了する。
したがって、操作完了時間は、運転者が各階層の操作を開始してから完了するまでの操作時間(本実施の形態では、階層の種類によらず3〔s〕となる)に、当該操作の階層数を乗じることで算出される。例えば、運転者が電子メールを受信する操作を行う場合、操作完了時間は、2*3=6〔s〕となる。なお、階層に応じて操作時間を変更しても良い。
操作時間取得手段11は、当該表データから、操作完了時間に関するデータのうち、情報提供手段13から与えられたデータ要求信号に対応するデータを取得し、当該取得されたデータに関する操作完了時間信号を生成して情報提供手段13に出力する。
停車時間取得手段12は、信号機の状態(例えば、信号機の位置、信号機の道路に対する向き、信号機の制御タイミング、停車時間、矢印灯の有無、及び当該矢印灯の種類)に関するデータが記録された信号機データベースを記憶する。ここで、停車時間とは、自車両が信号機で停車してから発進するまでの時間を意味する。また、停車時間は、制御タイミング(例えば、赤、青、黄信号の点灯タイミング)等に応じて設定される。
そして、情報提供手段13から位置信号を与えられた際に、当該位置信号及び信号機データベースに基づいて、自車両の位置近傍の信号機を検出し、さらに、当該検出された信号機の状態に関するデータを取得する。そして、当該取得されたデータに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段13に出力する。なお、停車時間取得手段12に通信手段を備えさせてもよい。この場合、停車時間取得手段12は、信号機データベースを保持するセンタ局と通信を行うことで、当該信号機データベースに記録されるデータを取得する。また、停車時間については、停車時間取得手段12が、位置信号及び信号機データベースに基づいて算出するようにしても良い。
情報提供手段13は、ナビゲーション機能や通信機能等を備える。したがって、例えば、運転者の操作(例えば、図2及び図4に示すように、ディスプレイ14に表示される操作項目から「カーナビ」、「ルート設定」、及び「名前」を選択し、その後、「姓名」を入力する操作)に応じて自車両位置を検出する。そして、自車両位置と、自車両位置から目的地までの経路と、自車両位置周辺の地図とが描かれた地図画像をディスプレイ14に表示する。また、運転者の操作(例えば、図2及び図4に示すように、ディスプレイ14に表示される操作項目から「メール」及び「送信」を選択する操作や、当該操作項目から「メール」及び「受信」を選択する操作)に応じて電子メールの送受信を行い、受信された電子メールの内容をディスプレイ14に表示する。
また、自車状態取得手段10から停車信号を与えられた場合には、自車両の位置、進行方向、及び現在走行中の道路を検出し、当該検出された自車両の位置等に関する位置信号を生成して停車時間取得手段12に出力する。
また、停車時間取得手段12から与えられた信号機データ信号に基づいて、自車両が信号機で停止しているかどうかを判断する。この結果、信号機で停止していると判断した場合には、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。ここで、当該操作項目としては、例えば、図3に示すように、「カーナビ」、「車両情報」、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」がある。そして、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段11に出力する。
そして、当該信号機データ信号と、操作時間取得手段11から与えられた操作完了時間信号と、に基づいて、操作完了時間と停車時間とを操作の種類毎に比較する。
そして、当該決定された操作項目に含まれる運転者の操作を、停車時間内に完了する操作(即ち、操作完了時間が停車時間以下となる操作)と、停車時間内に完了しない操作(即ち、操作完了時間が停車時間よりも長くなる操作)とに区別する。
そして、当該区別された各操作を、当該決定された各操作項目のうち、当該各操作に対応する操作項目に分類する。例えば、電子メールを送受信する操作は、「メール」という操作項目に分類される。
そして、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、両方の操作を含む操作項目とが区別されるように、メニュー画像を生成する。特に、両方の操作を含む操作項目については、当該操作項目内で最長の操作完了時間を有する操作と、最短の操作完了時間を有する操作とのそれぞれに対する比較結果(操作完了時間と停車時間との比較結果)が明確になるようにメニュー画像を生成する。そして、当該生成されたメニュー画像をディスプレイ14に表示させる。
例えば、図4に示すように、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目(図4に示す例では、「カーナビ」)アイコンを、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目(図4に示す例では、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」)アイコンよりも濃い色で描く。また、両方の操作を含む操作項目(図4に示す例では、「車両情報」)アイコンについては、当該アイコンの一部分と他の部分とを異なる色で描く。したがって、当該一部分が最長の操作完了時間を有する操作に対応し、他の部分が最短の操作完了時間を有する操作に対応する。これにより、メニュー画像を生成する。
次に、車載運転補助装置1による処理の手順を図5に示すフローチャートに沿って説明する。
図5に示すステップS10にて、自車状態取得手段10は、車速センサ等から与えられる信号に基づいて、自車両が停止するかどうかを判断する。この結果、停止する場合には、ステップS11に進み、停止しない場合(ステップS10にてNO)には、ステップS10の処理を繰り返す。
ステップS11にて、自車状態取得手段10は、停車信号を生成して情報提供手段13に出力する。次いで、情報提供手段13は、自車状態取得手段10から停車信号を与えられた際に、自車両の位置、進行方向、及び現在走行中の道路を検出し、当該検出された自車両の位置等に関する位置信号を生成して停車時間取得手段12に出力する。
次いで、ステップS12にて、停車時間取得手段12は、情報提供手段13から与えられた位置信号と、信号機データベースとに基づいて、自車両の位置近傍の信号機を検出し、さらに、当該検出された信号機の状態に関するデータを取得する。次いで、当該取得されたデータに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段13に出力する。
次いで、ステップS13にて、情報提供手段13は、停車時間取得手段12から与えられた信号機データ信号に基づいて、自車両が信号機で停止しているかどうかを判断する。この結果、信号機で停止する場合には、ステップS14に進み、停止しない場合(ステップS13にてNO)には、車載運転補助装置1は、本処理を終了する。
ステップS14にて、情報提供手段13は、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。次いで、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段11に出力する。
次いで、操作時間取得手段11は、図2に示す表データから、操作完了時間に関するデータのうち、情報提供手段13から与えられたデータ要求信号に対応するデータを取得し、当該取得されたデータに関する操作完了時間信号を生成して情報提供手段13に出力する。
次いで、ステップS15にて、情報提供手段13は、停車時間取得手段12から与えられた信号機データ信号と、操作時間取得手段11から与えられた操作完了時間信号と、に基づいて、操作完了時間と停車時間とを操作の種類毎に比較する。
次いで、上述した処理により、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、両方の操作を含む操作項目とが区別されて描かれたメニュー画像(図4参照)を生成して、ディスプレイ14に表示させる。次いで、運転者は、当該表示に従って、車載機器を操作する。その後、車載運転補助装置1は、本処理を終了する。
以上により、第1の実施の形態では、車載運転補助装置1は、操作完了時間と停車時間とが反映されたメニュー画像を表示する(図4参照)。これにより、運転者は、操作完了時間が停車時間より短いかどうか、言い換えれば、車載機器の操作を停車時間内に完了することができるかどうかを容易に把握することができる。したがって、運転者は、停車時間内に完了する操作を行う場合、当該操作は停車時間内に完了することを把握しているので、余裕を持って操作を行うことができる。また、運転者は、停車時間内に完了しない操作を行わないようにすることができるので、操作中に先行車が発進してしまったり、信号機の色が変わってしまうといったことを回避することができる。
また、図4に示すように、メニュー画像には、具体的には、停車時間内に完了する操作項目と、停車時間内に完了しない操作項目とが区別されて描かれる。即ち、車載運転補助装置1は、停車時間内に完了する操作と、停車時間内に完了しない操作とを区別して表示する(図4参照)。したがって、運転者は、停車時間内に完了する操作と、停車時間内に完了しない操作とを容易に把握することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態(請求項1に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図6に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置2の機能を概略的に説明する。ここで、図1は車載運転補助装置2の構成を示すブロック図であり、図6は、ディスプレイ24に表示されるメニュー画像の一例を示す説明図である。
次に、本発明の第2の実施の形態(請求項1に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図6に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置2の機能を概略的に説明する。ここで、図1は車載運転補助装置2の構成を示すブロック図であり、図6は、ディスプレイ24に表示されるメニュー画像の一例を示す説明図である。
車載運転補助装置2は、自車両に搭載される。なお、自車両には、各種車載機器として、カーナビ、エアコン、電子メール送受信装置、オーディオ、及びテレビが搭載される。
そして、車載運転補助装置2は、自車両が停止した際に、操作完了時間と停車時間とを操作の種類毎に比較し、当該比較の結果に基づいて、図6に示すように、停車時間内に完了する操作と停車時間内に完了しない操作とを区別して表示する。さらに、現在停車中には完了しないが、次の停車時に完了すると期待される操作を、他の操作と区別して表示する。
次に、図1及び図6に基づいて、車載運転補助装置2の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。
図1に示すように、車載運転補助装置2は、自車状態取得手段20と、操作時間取得手段21と、停車時間取得手段22と、情報提供手段23と、ディスプレイ24を備える。
自車状態取得手段20、操作時間取得手段21、停車時間取得手段22、及びディスプレイ24は、それぞれ第1の実施の形態における自車状態取得手段10、操作時間取得手段11、停車時間取得手段12、及びディスプレイ14と同様のものである。
情報提供手段23は、情報提供手段13と同様に、ナビゲーション機能や通信機能を備える。また、自車状態取得手段20から停車信号を与えられた場合には、自車両の位置、進行方向、及び現在走行中の道路を検出し、当該検出された自車両の位置等に関する位置信号を生成して停車時間取得手段22に出力する。
また、停車時間取得手段22から与えられた信号機データ信号に基づいて、自車両が信号機で停止しているかどうかを判断する。この結果、信号機で停止していると判断した場合には、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。ここで、当該操作項目としては、例えば、図3に示すように、「カーナビ」、「車両情報」、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」がある。そして、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段11に出力する。
そして、当該信号機データ信号と、操作時間取得手段21から与えられた操作完了時間信号と、に基づいて、操作完了時間と停車時間とを操作の種類毎に比較する。
そして、当該決定された操作項目に含まれる運転者の操作を、停車時間内に完了する操作(即ち、操作完了時間が停車時間以下となる操作)と、停車時間内に完了しない操作(即ち、操作完了時間が停車時間よりも長くなる操作)とに区別する。
さらに、停車時間内に完了しない操作が存在する場合には、停車時間取得手段22から与えられた信号機データ信号と、情報提供手段23が有するナビゲーション機能に基づいて、自車両が次に停止する位置、即ち、次の信号機の位置を検出する。さらに、自車両の現在位置から当該次の信号機までの距離、及び自車両の現在位置から当該次の信号機までを結ぶ道路の法定速度等を検出する。
そして、当該検出された距離及び法定速度等に基づいて、自車両が発進してから自車両が次の信号機に到達するまでの移動時間を算出する。そして、当該算出された移動時間と第1の基準時間(当該基準時間は予め定められ、例えば30〔s〕となる)とを比較する。この結果、移動時間が第1の基準時間以下となる場合には、自車両が次の信号機でも停止して、運転者により継続した操作がなされると期待できるものとする。そして、信号機データ信号及び操作完了時間信号に基づいて、停車時間内に完了しない操作を、次の停車時に完了する(2回継続操作で完了する)と期待される操作と、完了しないと期待される操作とに区別する。例えば、当該操作の操作完了時間が、自車両の一回あたりのおおよその停車時間の2倍以下である場合には、当該操作は次の停車時に完了すると期待される。一方、当該操作の操作完了時間が、自車両の一回あたりのおおよその停車時間の2倍より長い場合には、当該操作は次の停車時に完了しないと期待される。
そして、上述した処理により区別された各操作を、上述した処理により決定された操作項目のうち、当該各操作に対応する操作項目に分類する。
そして、上述した移動時間が第1の基準時間よりも長い場合には、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、両方の操作を含む操作項目とが区別されるように、メニュー画像を生成する。
一方、上述した移動時間が第1の基準時間以下となる場合には、停車時間内に完了しない操作(次の停車時に完了しないと期待される操作を含む)のみを含む操作項目と、次の停車時に完了すると期待される操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、これらの操作を含む操作項目と、が区別されるように、メニュー画像を生成する。例えば、図6に示すように、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目(図6に示す例では、「カーナビ」)アイコンを、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目(図6に示す例では、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」)アイコンよりも濃い色で描く。また、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目アイコンの外枠部分を、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目アイコンの外枠部分よりも細い線で描く。また、次の停車時に完了すると期待される操作のみを含む操作項目(図6に示す例では、「車両情報」)アイコンの外枠部分を、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目アイコンの外枠部分と同じ太さで描く。また、次の停車時に完了すると期待される操作のみを含む操作項目アイコンの色を、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目アイコンと同じ色とする。これにより、メニュー画像を生成する。そして、これらの処理により生成されたメニュー画像をディスプレイ24に表示させる。
次に、車載運転補助装置2による処理の手順を図7に示すフローチャートに沿って説明する。
図7に示すステップS200〜ステップS204にて、車載運転補助装置2は、図5に示すステップS10〜ステップS14と同様の処理を行う。
次いで、ステップS205〜ステップS206にて、情報提供手段23は、停車時間取得手段22から与えられた信号機データ信号と、操作時間取得手段21から与えられた操作完了時間信号と、に基づいて、操作完了時間と停車時間とを操作の種類毎に判断する。この結果、停車時間内に完了しない操作が存在する場合にはステップS207に進み、存在しない場合には、ステップS210に進む。
ステップS207にて、情報提供手段23は、運転者の操作を、停車時間内に完了する操作と、停車時間内に完了しない操作とに区別する。次いで、停車時間取得手段22から与えられた信号機データ信号と、情報提供手段23が有するナビゲーション機能に基づいて、自車両が次に停止する位置、即ち、次の信号機の位置を検出する。さらに、自車両の現在位置から当該次の信号機までの距離、及び自車両の現在位置から当該次の信号機までを結ぶ道路の法定速度等を検出する。
次いで、当該検出された距離及び法定速度に基づいて、自車両が発進してから自車両が次の信号機に到達するまでの移動時間を算出する。そして、当該算出された移動時間と第1の基準時間とを比較する。この結果、移動時間が第1の基準時間以下となる場合には、自車両が次の信号機でも停止して、継続した操作がなされると期待できるものとして、ステップS208に進む。一方、移動時間が第1の基準時間よりも長い場合には、ステップS210に進む。
ステップS208にて、情報提供手段23は、信号機データ信号及び操作完了時間信号に基づいて、停車時間内に完了しない操作のうち、次の停車時に完了する(2回継続操作で完了する)と期待される操作が存在するかどうかを判断する。この結果、存在する場合にはステップS209に進み、存在しない場合にはステップS210に進む。
ステップS209にて、情報提供手段23は、停車時間内に完了しない操作を、次の停車時に完了すると期待される操作と、完了しないと期待される操作とに区別する。
次いで、上述した処理により、停車時間内に完了しない操作(次の停車時に完了しないと期待される操作を含む)のみを含む操作項目と、次の停車時に完了すると期待される操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、これらの操作を含む操作項目と、が区別されるように、メニュー画像を生成して、ディスプレイ24に表示させる。次いで、運転者は、ディスプレイ24の表示に従って車載機器を操作する。その後、車載運転補助装置2は、本処理を終了する。
ステップS210にて、情報提供手段13は、上述した処理により、停車時間内に完了しない操作(次の停車時に完了しないと期待される操作を含む)のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、両方の操作を含む操作項目とが区別されるように、メニュー画像を生成して、ディスプレイ24に表示させる。次いで、運転者は、ディスプレイ24の表示に従って車載機器を操作する。その後、車載運転補助装置2は、本処理を終了する。
以上により、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるほか、以下の効果を得ることができる。即ち、車載運転補助装置2は、次の停車時に完了すると期待される操作が存在する場合には、当該操作を他の操作と区別して表示する(図6参照)。
これにより、運転者は、次の停車時に完了すると期待される操作を容易に把握することができる。したがって、運転者は、次の停車時に完了すると期待される操作を行う場合、当該操作は次の停車時に完了しうることを把握しているので、操作中に信号機が青になったり先行車両が発進した場合であっても、あわてることなく操作を中断することができる。
また、運転者は、次の停車時に完了すると期待される操作を行うことができるので、操作中断後再開することができないこと、即ち操作の無駄が発生することを防止することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態(請求項1、3、4に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図8に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置3の機能を概略的に説明する。ここで、図1は車載運転補助装置3の構成を示すブロック図であり、図8は、ディスプレイ34に表示されるメニュー画像の一例を示す説明図である。
次に、本発明の第3の実施の形態(請求項1、3、4に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図8に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置3の機能を概略的に説明する。ここで、図1は車載運転補助装置3の構成を示すブロック図であり、図8は、ディスプレイ34に表示されるメニュー画像の一例を示す説明図である。
車載運転補助装置3は、自車両に搭載される。なお、自車両には、各種車載機器として、カーナビ、エアコン、電子メール送受信装置、オーディオ、及びテレビが搭載される。そして、車載運転補助装置3は、自車両が停止した際に、図8に示すように、操作完了時間と停車時間とを段階的に表示する。
次に、図1、図8及び図9に基づいて、車載運転補助装置3の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。
車載運転補助装置3は、自車状態取得手段30と、操作時間取得手段31と、停車時間取得手段32と、情報提供手段33と、ディスプレイ34を備える。
自車状態取得手段30、操作時間取得手段31、停車時間取得手段32、及びディスプレイ34は、それぞれ第1の実施の形態における自車状態取得手段10、操作時間取得手段11、停車時間取得手段12、及びディスプレイ14と同様のものである。
情報提供手段33は、情報提供手段13と同様に、ナビゲーション機能や通信機能を備える。また、自車状態取得手段30から停車信号を与えられた場合には、自車両の位置、進行方向、及び現在走行中の道路を検出し、当該検出された自車両の位置等に関する位置信号を生成して停車時間取得手段32に出力する。
また、停車時間取得手段32から与えられた信号機データ信号に基づいて、自車両が信号機で停止しているかどうかを判断する。この結果、信号機で停止していると判断した場合には、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。ここで、当該操作項目としては、例えば、図3に示すように、「カーナビ」、「車両情報」、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」がある。そして、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段11に出力する。また、ナビゲーション機能により、現在時刻を把握する。そして、当該現在時刻、信号機データ信号、及び操作時間取得手段31から与えられた操作完了時間信号に基づいて、当該決定された操作項目に含まれる操作について、所要時間及び残り時間と、第2〜第3の基準時間とを比較する。ここで、所要時間とは、現在から操作の完了までに必要な時間を意味し、残り時間とは、現在から自車両が発進するまでの時間を意味する。また、第2〜第3の基準時間は予め定められ、第2の基準時間は第3の基準時間よりも長くなる。
そして、各操作を以下のようにして3つの区分に分類する。即ち、所要時間が第2の基準時間よりも長い操作を第1の区分に分類し、所要時間が第2の基準時間以下で第3の基準時間より長い操作を第2の区分に分類する。また、所要時間が第3の基準時間以下の操作を第3の区分に分類する。同様の方法により、残り時間を第1〜第3の区分のうち、何れかの区分に分類する。
そして、上述した処理により決定された操作項目に含まれる運転者の操作を、当該決定された操作項目のうち、当該各操作に対応する操作項目に分類する。
そして、当該決定された操作項目のアイコン等を以下のように描くことで、メニュー画像を生成する。即ち、図8に示すように、操作項目に第1の区分に属する操作が含まれる場合、当該操作項目アイコン(図8に示す場合では、「カーナビ」アイコン)の外枠部分を太線で描く。また、操作項目に第2の区分に属する操作が含まれる場合、当該操作項目アイコン(図8に示す場合では、「車両情報」アイコン)の外枠部分を普通線(太線よりも細い線)で描く。また、操作項目に第3の区分に属する操作が含まれる場合、当該操作項目アイコン(図8に示す場合では、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」のアイコン)の外枠部分を細線(普通線よりも細い線)で描く。また、停車時間が第1の区分に属する場合、メニュー画像の外枠部分を太線で、停車時間が第2の区分に属する場合(図8に示す場合)、メニュー画像の外枠部分を普通線で、停車時間が第3の区分に属する場合、メニュー画像の外枠部分を細線で描く。そして、当該生成されたメニュー画像をディスプレイ34に表示させる。これにより、所要時間と残り時間とを段階的に表示させる。
また、図9に示すように、残り時間が第4の基準時間(当該第4の基準時間は予め定められ、第3の基準時間よりも短くなる)以下となった場合、即ち、自車両の発進が近くなってきた場合には、メニュー画像を点滅させる。
車載運転補助装置3による処理の手順は、車載運転補助装置1による処理の手順と同様なので、説明を省略する。
以上により、第3の実施の形態では、車載運転補助装置3は、所要時間と残り時間とを段階的に表示するので、運転者は、各操作が停車時間内に終了するかどうかを直感的に把握することができる。したがって、運転者は、各操作が停車時間内に終了するかどうかを容易に把握することができる。
また、運転者は、停車時間内に完了する操作のみを選択して行うことができるので、操作中に停車時間が終了することを回避することができる。したがって、運転者は、安心して操作を行うことができる。
また、車載運転補助装置3は、自車両の発進が近くなってきた場合には、メニュー画像を点滅させるので、運転者は、自車両の発進が近くなってきたことを容易に把握することができる。
また、自車両の発進時点を明確に示さないので、運転者がディスプレイ34の表示のみに従って自車両を発進させることを防止することができる。
次に、車載運転補助装置3の変形例を説明する。本変形例では、車載運転補助装置3は、所要時間と残り時間とを段階的に表示する代わりに、所要時間と残り時間との差を段階的に表示する。
具体的には、情報提供手段33は、停車時間取得手段32から与えられた信号機データ信号に基づいて、自車両が信号機で停止しているかどうかを判断する。この結果、信号機で停止していると判断した場合には、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。そして、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段11に出力する。また、ナビゲーション機能により、現在時刻を把握する。そして、当該現在時刻、信号機データ信号、及び操作時間取得手段31から与えられた操作完了時間信号に基づいて、決定された操作項目に含まれる操作に関して、所要時間と残り時間との差を算出し、当該算出された差を第5〜第6の基準時間とを比較する。ここで、第5〜第6の基準時間は予め定められ、第5の基準時間は第6の基準時間よりも長くなる。
そして、各操作を以下のようにして3つの区分に分類する。即ち、差が第5の基準時間よりも長い操作を第1の区分に分類し、差が第5の基準時間以下で第6の基準時間より長い操作を第2の区分に分類する。また、差が第6の基準時間以下の操作を第3の区分に分類する。
そして、当該決定された操作項目のアイコン等を以下のように描くことで、メニュー画像を生成する。即ち、図8に示すように、操作項目に第1の区分に属する操作が含まれる場合、当該操作項目アイコン(図8に示す場合では、「カーナビ」アイコン)の外枠部分を太線で描く。また、操作項目に第2の区分に属する操作が含まれる場合、当該操作項目アイコン(図8に示す場合では、「車両情報」アイコン)の外枠部分を普通線(太線よりも細い線)で描く。また、操作項目に第3の区分に属する操作が含まれる場合、当該操作項目アイコン(図8に示す場合では、「エアコン」、「メール」、「オーディオ」、及び「テレビ」のアイコン)の外枠部分を細線(普通線よりも細い線)で描く。そして、当該生成されたメニュー画像をディスプレイ34に表示させる。これにより、所要時間と残り時間との差を段階的に表示する。
本変形例では、車載運転補助装置3は、所要時間と残り時間との差を段階的に表示するので、運転者は、所要時間と残り時間とを段階的に表示する場合に比して、各操作が停車時間内に終了するかどうかをより直感的に把握することができる。
なお、本第3の実施の形態では、アイコンの外枠部分の太さを段階的に変化させることで、停車時間、操作完了時間、及びこれらの時間の差を段階的に表示することとしたが、例えば、当該アイコンの外枠部分の色を段階的に変化させても、同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態(請求項5〜7に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置4の機能を概略的に説明する。
次に、本発明の第4の実施の形態(請求項5〜7に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置4の機能を概略的に説明する。
車載運転補助装置4は、自車両に搭載される。なお、自車両には、各種車載機器として、カーナビ、エアコン、電子メール送受信装置、オーディオ、及びテレビが搭載される。また、ディスプレイ34は動画を表示可能となっており、車載機器の操作には、当該動画の視認が含まれる。
そして、車載運転補助装置4は、自車両が停止した際に、動画の表示速度を上げ、表示速度を上げても停車時間内に動画の表示が完了しない場合には、自車両が発進する前に動画の表示を停止し、自車両が発進後に再度停止した際に、動画の表示を再開する。また、動画の表示を再開する際には、当該動画を、動画の表示を停止した時点の内容よりも前の内容から表示する。
次に、図1に基づいて、車載運転補助装置4の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。
車載運転補助装置4は、自車状態取得手段40と、操作時間取得手段41と、停車時間取得手段42と、情報提供手段43と、ディスプレイ44を備える。
自車状態取得手段40、操作時間取得手段41、停車時間取得手段42、及びディスプレイ44は、それぞれ第1の実施の形態における自車状態取得手段10、操作時間取得手段11、停車時間取得手段12、及びディスプレイ14と同様のものである。ただし、操作時間取得手段41に記憶される表データには、「動画視認」という階層も記録される。ここで、「動画視認」の操作に必要な操作時間は、当該操作において視認される動画の表示時間にほぼ一致する。
情報提供手段43は、情報提供手段13と同様に、ナビゲーション機能や通信機能を備える。また、自車状態取得手段40から停車信号を与えられた場合には、自車両の位置、進行方向、及び現在走行中の道路を検出し、当該検出された自車両の位置等に関する位置信号を生成して停車時間取得手段42に出力する。
また、各種動画データを記憶しており、運転者が「動画視認」の操作を行う際には、当該操作に対応する動画をディスプレイ44に表示させる。また、当該動画の表示速度を必要に応じて変更する。
また、停車時間取得手段42から与えられた信号機データ信号に基づいて、自車両が信号機で停止しているかどうかを判断する。この結果、信号機で停止していると判断した場合には、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。そして、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段11に出力する。そして、信号機データ信号と、操作時間取得手段41から与えられた操作完了時間信号と、に基づいて、以下の処理を行う。なお、本第4の実施の形態では、操作完了時間には、「動画視認」を含む操作を開始してから完了するまでの時間も含まれる。
即ち、情報提供手段43は、情報提供手段13による処理と同様の処理により、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、これらの操作を含む操作項目と、が区別されるように、メニュー画像を生成して、ディスプレイ44に表示させる。
また、メニュー画像に含める操作項目の中に「動画視認」が含まれる場合、当該「動画視認」を含む操作の操作完了時間について、最短の操作完了時間を算出する。そして、当該算出された最短の操作完了時間をメニュー画像に含めてディスプレイ44に表示させる。ここで、最短の操作完了時間とは、情報提供手段43が動画の表示速度を最も速い表示速度に変更した場合での操作完了時間を意味する。一方、後述する通常の操作完了時間とは、動画の表示速度が初期設定の表示速度となる場合での操作完了時間を意味する。
そして、情報提供手段43は、運転者が「動画視認」を含む操作を行う場合には、通常の操作完了時間と停車時間とを比較する。この結果、通常の操作完了時間が停車時間よりも長い場合には、動画の表示が停車時間内に終了するように、表示速度を上げる。
そして、表示速度を上げることで動画の表示が停車時間内に終了するかどうかを判断する。この結果、表示速度を上げれば動画の表示が停車時間内に終了する場合、運転者が「動画視認」操作を行う際に、表示速度を上げた状態で動画をディスプレイ44に表示させる。
一方、情報提供手段43は、表示速度を上げても停車時間中に動画の表示が終了しない場合には、信号機データ信号と、情報提供手段43が有するナビゲーション機能に基づいて、自車両が次に停止する位置、即ち、次の信号機の位置を検出する。さらに、自車両の現在位置から当該次の信号機までの距離、及び自車両の現在位置から当該次の信号機までを結ぶ道路の法定速度等を検出する。
そして、当該検出された距離及び法定速度等に基づいて、自車両が発進してから自車両が次の信号機に到達するまでの移動時間を算出する。そして、当該算出された移動時間と第1の基準時間(当該第1の基準時間は、上述したように例えば30〔s〕となる)とを比較する。この結果、移動時間が第1の基準時間以下となる場合には、自車両が次の信号機でも停止して、継続した操作がなされると期待できるものとする。
この場合、さらに、今回の停車時間と次回のおおよその停車時間との合計時間を算出し、当該合計時間と通常の操作完了時間とを比較する。この結果、当該合計時間が通常の操作完了時間よりも長い場合には、運転者が「動画視認」操作を行う際に、ディスプレイ44に動画を表示させ、自車両が発進する前に動画の表示をディスプレイ44に中断させる。そして、次に自車両が停止した際に、当該動画の表示をディスプレイ44に再開させる。なお、情報提供手段43は、再開させる際には、動画の表示を中断させる時点での動画の内容よりも前の内容から、表示を再開させる。また、動画の表示速度を、動画の表示が次回の停車時間内に終了できる範囲内で任意に変更しても良い。
一方、通常の操作完了時間が合計時間よりも長い場合、または、移動時間が第1の基準時間よりも長い場合には、動画の表示速度を最も速い表示速度に設定する。そして、運転者が「動画視認」操作を行う際に、動画の表示を当該設定された表示速度でディスプレイ44に表示させ、自車両が発進する前に動画の表示をディスプレイ44に中断させる。そして、次に自車両が停止した際に、当該動画の表示をディスプレイ44に再開させる。なお、情報提供手段43は、動画の表示を再開させる際には、動画の表示を中断させる時点での動画の内容よりも前の内容から、表示を再開させる。また、表示を再開させた際における表示速度は、再開時における停車時間内に動画の表示が終了するように設定されることが望ましい。
次に、車載運転補助装置4による処理の手順を図10に示すフローチャートに沿って説明する。
図10に示すステップS300〜ステップS304にて、車載運転補助装置4は、図5に示すステップS10〜ステップS14と同様の処理を行う。
次いで、ステップS305にて、情報提供手段43は、メニュー画像に含める操作項目の中に「動画視認」が含まれるかどうかを判断する。この結果、含まれる場合にはステップS306に進み、含まれない場合には、ステップS307に進む。
ステップS306にて、情報提供手段43は、「動画視認」を含む操作の操作完了時間について、最短の操作完了時間を算出する。次いで、ステップS307に進む。
ステップS307にて、情報提供手段43は、情報提供手段13による処理と同様の処理により、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、これらの操作を含む操作項目と、が区別されるように、メニュー画像を生成して、ディスプレイ44に表示させる。また、ステップS306の処理において、最短の操作完了時間を算出した場合には当該最短の操作完了時間をメニュー画像に含めてディスプレイ44に表示させる。次いで、運転者は、ディスプレイ44の表示に従って車載機器の操作を行う。
次いで、ステップS308にて、情報提供手段43は、運転者による入力操作等に基づいて、運転者が「動画視認」を含む操作を行うかどうかを判断する。この結果、行う場合にはステップS309に進み、行わない場合には、車載運転補助装置4は、本処理を終了する。
ステップS309〜ステップS310にて、情報提供手段43は、通常の操作完了時間と停車時間とを比較し、通常の操作完了時間が停車時間よりも長い場合には、動画の表示が今回の停車時間内に終了するように表示速度を上げる。
次いで、情報提供手段43は、表示速度を上げることで動画の表示が今回の停車時間内に終了するかどうかを判断する。この結果、終了する場合には、ステップS311に進み、終了しない場合には、ステップS312に進む。
ステップS311にて、情報提供手段43は、運転者が「動画視認」操作を行う際に、表示速度を上げた状態でディスプレイ44に動画を表示させる。その後、車載運転補助装置4は本処理を終了する。
ステップS312にて、情報提供手段43は、信号機データ信号と、情報提供手段43が有するナビゲーション機能に基づいて、自車両が次に停止する位置、即ち、次の信号機の位置を検出する。さらに、自車両の現在位置から当該次の信号機までの距離、及び自車両の現在位置から当該次の信号機までを結ぶ道路の法定速度等を検出する。
次いで、当該検出された距離及び法定速度等に基づいて、自車両が発進してから自車両が次の信号機に到達するまでの移動時間を算出する。そして、当該算出された移動時間と第1の基準時間とを比較する。この結果、移動時間が第1の基準時間以下となる場合には、さらに、今回の停車時間と次回のおおよその停車時間との合計時間を算出し、当該合計時間と通常の操作完了時間とを比較する。
これらの結果、当該合計時間が通常の操作完了時間よりも長い場合には、ステップS314に進む。一方、通常の操作完了時間が合計時間よりも長い場合、または移動時間が第1の基準時間よりも長い場合(即ち、次の停車時までに時間がかかると予測される場合)には、ステップS313に進む。
ステップS313にて、情報提供手段43は、動画の表示速度を最も速い表示速度に設定する。次いで、運転者が「動画視認」操作を行う際に、動画の表示を当該設定された表示速度でディスプレイ44に表示させ、自車両が発進する前に動画の表示をディスプレイ44に中断させる。その後、次に自車両が停止した際に、当該動画の表示をディスプレイ44に再開させる。なお、再開させる際には、動画の表示を中断させる時点での動画の内容よりも前の内容から、表示を再開させる。その後、車載運転補助装置4は本処理を終了する。
ステップS314にて、情報提供手段43は、動画の表示時間を、動画の表示が次回の停車時間内に終了できる範囲内で任意に変更する。
次いで、ステップS315にて、情報提供手段43は、運転者が「動画視認」操作を行う際に、動画を当該設定された表示速度でディスプレイ44に表示させ、自車両が発進する前に動画の表示をディスプレイ44に中断させる。その後、次に自車両が停止した際に、当該動画の表示をディスプレイ44に再開させる。なお、再開させる際には、動画の表示を中断させる時点での動画の内容よりも前の内容から、表示を再開させる。その後、車載運転補助装置4は本処理を終了する。
以上により、本第4の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるほか、以下の効果を得ることができる。即ち、車載運転補助装置4は、車載機器の操作に「動画視認」が含まれ、且つ、通常の操作完了時間が停車時間よりも長い場合には、動画の表示速度を上げる(図10に示すステップS309〜ステップS311参照)。したがって、運転者は、通常の操作完了時間が停車時間よりも長い場合であっても、停車時間内に動画の内容をより多く視認することができる。
特に、本第4の実施の形態では、車載運転補助装置4は、表示速度を上げることで動画の表示が停車時間内に終了する場合には、動画の表示が停車時間内に終了するように動画の表示速度を上げる(ステップS309〜ステップS311参照)。したがって、この場合、運転者は、今回の停車時間内に動画の全ての内容を視認することができる。
また、車載運転補助装置4は、動画の表示時間を上げても停車時間内に動画の表示が完了しない場合には、自車両が発進する前に動画の表示を停止し、自車両が発進後再度停止した際に、動画の表示を再開する。
これにより、運転者は、今回の停車時間内に動画の一部しか視認することができなくても、次の停車時に残りの部分を視認することができるので、動画の内容をより多く視認することができる。
ここで、次の停車までに時間がかかると予測される場合には、動画の表示を中断すると動画情報の一体性が損なわれて、動画の内容が運転者に正確に伝わらない可能性がある。そこで、車載運転補助装置4は、次の停車までに時間がかかると予測される場合には、今回の停車時間内に最も速い表示速度で動画を表示する(ステップS313参照)。したがって、運転者は、このような場合であっても、動画の内容を正確に把握することができる。
また、車載運転補助装置4は、動画の表示を再開する場合、動画の表示を中断した時点の動画の内容よりも前の内容から動画を表示する。したがって、運転者は、前回の停車時に視認した動画の内容を容易に思い出すことができるので、動画の内容を正確に把握することができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態(請求項1、8に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図4に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置5の機能を概略的に説明する。
次に、本発明の第5の実施の形態(請求項1、8に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図4に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置5の機能を概略的に説明する。
車載運転補助装置5は、自車両に搭載される。なお、自車両には、各種車載機器として、カーナビ、エアコン、電子メール送受信装置、オーディオ、及びテレビが搭載される。
そして、車載運転補助装置5は、自車両が停止した際に、自車両の運転者が車載機器の操作を完了するために必要な操作完了時間と、自車両が停止してから発進するまでの停車時間とを操作の種類毎に比較する。そして、当該比較の結果に基づいて、図4に示すように、停車時間内に完了する操作と停車時間内に完了しない操作とを区別して表示する。ここで、車載運転補助装置5は、信号機に矢印灯が備えられているかどうかに応じて停車時間を変更する。
次に、図1に基づいて、車載運転補助装置5の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。
車載運転補助装置5は、自車状態取得手段50と、操作時間取得手段51と、停車時間取得手段52と、情報提供手段53と、ディスプレイ54を備える。
自車状態取得手段50、操作時間取得手段51、及びディスプレイ54は、それぞれ、第1の実施の形態における自車状態取得手段10、操作時間取得手段11、及びディスプレイ14と同様のものである。
停車時間取得手段52は、信号機の状態に関するデータが記録された信号機データベースを記憶する。なお、矢印灯を備える信号機の停車時間は、信号機の通常の制御タイミング(例えば、赤、青、黄信号の点灯タイミング)の他、当該矢印灯の制御タイミング(例えば、直進を示す矢印灯、右折を示す矢印灯、または左折を示す矢印灯の点灯タイミング)に応じて設定される。一方、矢印灯がない信号機の停車時間は、当該信号機の通常の制御タイミングに応じて設定される。
そして、停車時間取得手段52は、情報提供手段53から位置信号を与えられた際に、当該位置信号及び信号機データベースに基づいて、自車両の位置近傍の信号機を検出し、さらに、当該検出された信号機の状態に関するデータを取得する。そして、当該取得されたデータに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段53に出力する。
ここで、当該検出された信号機に矢印灯が備えられている場合には、情報提供手段53がナビゲーション機能により経路誘導を行っているかどうかを判断する。この結果、行っている場合には、経路要求信号を生成して情報提供手段53に出力する。
そして、情報提供手段53から与えられた経路信号に基づいて、自車両が直進、右折、または左折するかを判断する。
一方、情報提供手段53がナビゲーション機能による経路誘導を行っていない場合には、情報提供手段53から与えられた位置信号に基づいて、自車両がどの車線で停止しているのかを判断する。そして、当該判断の結果に基づいて、自車両が直進、右折、または左折するかを判断する。なお、ウインカーの作動状態を検出し、当該検出されたウインカーの作動状態に基づいて、自車両がどの車線で停止しているのかを判断してもよい。
これらの処理の結果、自車両が直進する場合には、停車時間として、自車両が停止してから青信号または直進を示す矢印灯が点灯するまでの停車時間を信号機データベースから取得する。また、自車両が右折する場合には、停車時間として、自車両が停止してから青信号または右折を示す矢印灯が点灯するまでの停車時間を信号機データベースから取得する。また、自車両が左折する場合には、停車時間として、自車両が停止してから青信号または左折を示す矢印灯が点灯するまでの停車時間を信号機データベースから取得する。
そして、当該取得されたデータに関する停車時間信号を生成して情報提供手段53に出力する。なお、第1の実施の形態と同様の通信手段を停車時間取得手段52に備えさせてもよい。また、停車時間については、停車時間取得手段52が、位置信号、経路信号及び信号機データベースに基づいて算出するようにしても良い。
情報提供手段53は、情報提供手段13と同様の処理を行うほか、以下の処理を行う。即ち、停車時間取得手段52から経路要求信号が与えられた場合には、ナビゲーション機能において設定された経路に基づいて、自車両が停止している交差点での経路に関する経路信号を生成して停車時間取得手段52に出力する。
次に、車載運転補助装置5による処理の手順を図11に示すフローチャートに沿って説明する。
図11に示すステップS400〜ステップS403にて、車載運転補助装置5は、図5に示すステップS10〜ステップS13と同様の処理を行う。
次いで、ステップS404にて、停車時間取得手段52は、ステップS402の処理において矢印灯を備える信号機を検出したかどうかを判断する。この結果、検出した場合にはステップS405に進み、検出しない場合にはステップS410に進む。
ステップS405にて、停車時間取得手段52は、情報提供手段53がナビゲーション機能により経路誘導を行っているかどうかを判断する。この結果、行っている場合にはステップS406に進み、行っていない場合にはステップS407に進む。
ステップS406にて、停車時間取得手段52は、経路要求信号を生成して情報提供手段53に出力する。次いで、情報提供手段53は、停車時間取得手段52から経路要求信号が与えられた際に、ナビゲーション機能において設定された経路に基づいて、自車両が停止している交差点での経路に関する経路信号を生成して停車時間取得手段52に出力する。その後、ステップS408に進む。
一方、ステップS405の処理において、情報提供手段53がナビゲーション機能による経路誘導を行っていない場合には、ステップS407にて、停車時間取得手段52は、情報提供手段53から与えられた位置信号に基づいて、自車両がどの車線で停止しているのかを判断する。
ステップS408にて、停車時間取得手段52は、情報提供手段53から与えられた経路信号またはステップS407での判断結果に基づいて、自車両が直進、右折、または左折するかを判断する。その後、ステップS409に進む。
ステップS409にて、停車時間取得手段52は、ステップS408における判断の結果、自車両が直進する場合には、停車時間として、自車両が停止してから青信号または直進を示す矢印灯が点灯するまでの停車時間を信号機データベースから取得する。また、自車両が右折する場合には、停車時間として、自車両が停止してから青信号または右折を示す矢印灯が点灯するまでの停車時間を信号機データベースから取得する。また、自車両が左折する場合には、停車時間として、自車両が停止してから青信号または左折を示す矢印灯が点灯するまでの停車時間を信号機データベースから取得する。
次いで、当該取得されたデータに関する停車時間信号を生成して情報提供手段53に出力する。その後、ステップS410に進む。
ステップS410にて、情報提供手段53は、運転者による入力操作等に応じて、メニュー画像に含める操作項目を決定する。次いで、当該決定された操作項目に関するデータ要求信号を生成して、操作時間取得手段51に出力する。
次いで、操作時間取得手段51は、図2に示す表データから、操作完了時間に関するデータのうち、情報提供手段53から与えられたデータ要求信号に対応するデータを取得し、当該取得されたデータに関する操作完了時間信号を生成して情報提供手段53に出力する。
次いで、ステップS411にて、情報提供手段53は、停車時間取得手段52から与えられた信号機データ信号(停車時間信号を与えられた場合には、停車時間信号)と、操作時間取得手段51から与えられた操作完了時間信号と、に基づいて、操作完了時間と停車時間とを操作の種類毎に比較する。
次いで、情報提供手段13による処理と同様の処理により、停車時間内に完了しない操作のみを含む操作項目と、停車時間内に完了する操作のみを含む操作項目と、両方の操作を含む操作項目とが区別されて描かれたメニュー画像(図4参照)を生成して、ディスプレイ54に表示させる。次いで、運転者は、当該表示に従って、車載機器を操作する。その後、車載運転補助装置5は、本処理を終了する。
以上により、第5の実施の形態では、車載運転補助装置5は、信号機が矢印灯を備える場合、矢印灯の点灯状態及び自車両の進行方向に応じて停車時間を変更する(ステップS409参照)。したがって、自車両が矢印灯を備える信号機で停止している場合であっても、正確な停車時間を検出することができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態(請求項1、9に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図12及び図4に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置6の機能を概略的に説明する。
次に、本発明の第6の実施の形態(請求項1、9に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図12及び図4に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車載運転補助装置6の機能を概略的に説明する。
車載運転補助装置6は、自車両に搭載される。なお、自車両には、各種車載機器として、カーナビ、エアコン、電子メール送受信装置、オーディオ、及びテレビが搭載される。
そして、車載運転補助装置6は、自車両が停止した際に、自車両の運転者が車載機器の操作を完了するために必要な操作完了時間と、自車両が停止してから発進するまでの停車時間とを操作の種類毎に比較する。そして、当該比較の結果に基づいて、図4に示すように、停車時間内に完了する操作と停車時間内に完了しない操作とを区別して表示する。ここで、車載運転補助装置6は、自車両前方に障害物が存在するかどうかに応じて停車時間を変更する。
次に、図12に基づいて、車載運転補助装置6の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。
車載運転補助装置6は、自車状態取得手段60と、操作時間取得手段61と、停車時間取得手段62と、情報提供手段63と、ディスプレイ64と、自車前方監視手段65を備える。
自車状態取得手段60、操作時間取得手段61、情報提供手段63、及びディスプレイ64は、それぞれ、第1の実施の形態における自車状態取得手段10、操作時間取得手段11、情報提供手段13、及びディスプレイ14と同様のものである。
自車前方監視手段65は、例えばレーザレーダ等であり、自車両前方の状態を検出し、当該検出された状態に関する前方監視信号を生成して停車時間取得手段62に出力する。
停車時間取得手段62は、信号機の状態に関するデータが記録された信号機データベースを記憶する。そして、停車時間取得手段62は、情報提供手段63から位置信号を与えられた際に、当該位置信号及び信号機データベースに基づいて、自車両の位置近傍の信号機を検出し、さらに、当該検出された信号機の状態に関するデータを取得する。
そして、自車前方監視手段65から与えられた前方監視信号に基づいて、自車両前方に障害物が存在するかどうかを判断する。この結果、存在する場合には、さらに、当該障害物が自車両前方を横断するもの(例えば、横断歩道を歩く歩行者)であるかどうかを判断する。この結果、障害物が自車両前方を横断するものである場合には、前方監視信号に基づいて、障害物が自車両前方の横断を開始してから完了するまでの時間、即ち横断時間を算出する。
そして、信号機データベースから取得されたデータに含まれる停車時間と、横断時間とを比較する。この結果、停車時間が横断時間以上である場合には、当該取得されたデータに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段63に出力する。一方、停車時間が横断時間より短い場合には、当該取得されたデータに含まれる停車時間を横断時間に一致するように延長する。そして、当該データに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段63に出力する。
次に、車載運転補助装置6による処理の手順を図13に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、車載運転補助装置6は、図5に示すステップS10〜ステップS11と同様の処理を行う。
次いで、図13に示すステップS60にて、自車前方監視手段65は、自車両前方の状態を検出し、当該検出された状態に関する前方監視信号を生成して停車時間取得手段62に出力する。
次いで、停車時間取得手段62は、情報提供手段63から位置信号を与えられた際に、当該位置信号及び信号機データベースに基づいて、自車両の位置近傍の信号機を検出し、さらに、当該検出された信号機の状態に関するデータを取得する。
次いで、自車前方監視手段65から与えられた前方監視信号に基づいて、自車両前方に障害物が存在するかどうかを判断する。この結果、存在する場合にはステップS61に進み、存在しない場合にはステップS64に進む。
ステップS61にて、停車時間取得手段62は、当該障害物が自車両前方を横断するものであるかどうかを判断する。この結果、障害物が自車両前方を横断するものである場合にはステップS62に進み、横断するものではない場合には、ステップS64に進む。
ステップS62にて、停車時間取得手段62は、前方監視信号に基づいて横断時間を算出する。
次いで、ステップS63にて、停車時間取得手段62は、信号機データベースから取得されたデータに含まれる停車時間と、横断時間とを比較する。この結果、停車時間が横断時間以上である場合にはステップS64に進み、停車時間が横断時間より短い場合には、ステップS65に進む。
ステップS64にて、停車時間取得手段62は、ステップS60の処理において取得されたデータに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段63に出力する。次いで、車載運転補助装置6は、図5に示すステップS13〜ステップS15の処理を行い、その後、本処理を終了する。
一方、図13に示すステップS63の処理において停車時間が横断時間より短い場合には、ステップS65にて、停車時間取得手段62は、ステップS60の処理において取得されたデータに含まれる停車時間を横断時間に一致するように延長する。次いで、当該データに関する信号機データ信号を生成して情報提供手段63に出力する。次いで、車載運転補助装置6は、図5に示すステップS13〜ステップS15の処理を行い、その後、本処理を終了する。
以上により、第6の実施の形態では、車載運転補助装置6は、障害物が検出された場合には、当該障害物が自車両前方の横断を開始してから完了するまでの横断時間を算出し、当該算出された横断時間が取得されたデータが示す停車時間よりも長い場合には、当該停車時間を延長する。したがって、自車両前方に障害物が存在するために、信号機が青になっても自車両が発進できない場合であっても、車載運転補助装置6は、正確な停車時間を算出することができる。言い換えれば、自車両の停車時における実情に応じた停車時間を算出することができる。
なお、第1〜第6の実施の形態に係る技術を互いに組み合わせても良いことはもちろんである。
また、本第1〜第6の実施の形態では、表示画面に反映情報を表示する(例えば、図4に示すように、反映情報としてメニュー画像を表示する)こととしたが、当該反映情報を音声にて出力するようにしても良い。
1〜6…車載運転補助装置
10、21、31、41、51、61…自車状態取得手段
11、21、31、41、51、61…操作時間取得手段
12、22、32、42、52、62…停車時間取得手段
13、23、33、43、53、63…情報提供手段
14、24、34、44、54、64…ディスプレイ
65…自車前方監視手段
10、21、31、41、51、61…自車状態取得手段
11、21、31、41、51、61…操作時間取得手段
12、22、32、42、52、62…停車時間取得手段
13、23、33、43、53、63…情報提供手段
14、24、34、44、54、64…ディスプレイ
65…自車前方監視手段
Claims (9)
- 自車両に搭載される車載運転補助装置において、
提示手段と、
自車両が停止してから発進するまでの停車時間に関するデータを取得する停車時間取得手段と、
自車両の状態に関するデータを取得し、当該取得されたデータに基づいて、自車両が停止するかどうかを判断する自車状態取得手段と、
自車両の運転者が自車両に搭載される車載機器の操作を開始してから完了するまでの操作完了時間に関するデータを取得する操作時間取得手段と、
前記自車状態取得手段により自車両が停止すると判断された場合には、前記操作時間取得手段及び前記停車時間取得手段により取得されたデータに基づいて、前記操作完了時間と前記停車時間とが反映された反映情報を前記提示手段に提示させる情報提供手段と、を備えることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項1記載の車載運転補助装置において、
前記情報提供手段は、前記反映情報として、前記操作のうち、前記停車時間内に完了する操作内容と、前記停車時間内に完了しない操作内容と、を区別して前記提示手段に提示させることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項1または2記載の車載運転補助装置において、
前記情報提供手段は、前記反映情報として、現在から前記操作の完了までの所要時間と、現在から自車両が発進するまでの残り時間と、を段階的に前記提示手段に提示させることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の車載運転補助装置において、
前記情報提供手段は、前記反映情報として、現在から前記操作の完了までの所要時間と、現在から自車両が発進するまでの残り時間と、の差を段階的に前記提示手段に提示させることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の車載運転補助装置において、
前記情報提供手段は、前記反映情報として動画を前記提示手段に提示させることが可能であり、前記車載機器の操作に当該動画の視認が含まれ、且つ、前記操作完了時間が前記停車時間よりも長い場合には、前記動画の提示速度を上げることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項5記載の車載運転補助装置において、
前記情報提供手段は、前記動画の提示速度を上げても前記停車時間内に前記動画の提示が完了しない場合には、前記動画の提示開始後自車両が発進する前に前記動画の提示を前記提示手段に中断させ、自車両が発進後再度停止した際に、前記動画の提示を前記提示手段に再開させることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項6記載の車載運転補助装置において、
前記情報提供手段は、前記動画の提示を前記提示手段に再開させる際には、前記動画を、前記提示手段が前記動画の提示を中断した時点の内容よりも前の内容から前記提示手段に提示させることを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載の車載運転補助装置において、
前記停車時間取得手段は、矢印灯が設置してある交差点で自車両が停止する場合には、自車両がどの車線で停止するのかを判断し、当該判断結果に応じて前記停車時間に関するデータを取得することを特徴とする車載運転補助装置。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載の車載運転補助装置において、
自車両前方に存在する障害物を検出する自車前方監視手段を備え、
前記停車時間取得手段は、前記自車前方監視手段により前記障害物が検出された場合には、当該障害物が自車両前方の横断を開始してから完了するまでの横断時間を算出し、当該算出された横断時間が前記取得されたデータが示す停車時間よりも長い場合には、当該停車時間を延長することを延長することを特徴とする車載運転補助装置。
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