JP2005066199A - ミシンの糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン - Google Patents

ミシンの糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン Download PDF

Info

Publication number
JP2005066199A
JP2005066199A JP2003303373A JP2003303373A JP2005066199A JP 2005066199 A JP2005066199 A JP 2005066199A JP 2003303373 A JP2003303373 A JP 2003303373A JP 2003303373 A JP2003303373 A JP 2003303373A JP 2005066199 A JP2005066199 A JP 2005066199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
threading
sewing machine
holding mechanism
upper thread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003303373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4273403B2 (ja
Inventor
Yasuhiko Kawaguchi
保彦 川口
Taiichi Noguchi
泰一 野口
Masashi Kato
雅士 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2003303373A priority Critical patent/JP4273403B2/ja
Publication of JP2005066199A publication Critical patent/JP2005066199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4273403B2 publication Critical patent/JP4273403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

【課題】 糸通しする上糸の途中部を保持するための小型のミシンの糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシンを提供する。
【解決手段】 糸通し用糸保持機構42は、布押え部材41の脚部47に固定された弾性糸保持板55を有する。弾性糸保持板55は、脚部47に沿って配設された延設板部56と、下端に設けられた延出部57と、延出部57から上方且つ後方へ延びるガイド部58と、下端から所定の高さに形成された係合部59とを有する。下方から延出部57に掛けられた上糸が上方へ引かれると、ガイド部58にガイドされて上糸の糸端側が脚部47と延設板部56により挟持されると共に糸通しフックに掛けられ、係合部59に係合されて上糸の上方への移動が規制される。
【選択図】 図7

Description

本発明は糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシンに関し、特に、上糸の途中部を挟持可能で小型のミシンの糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシンに関するものである。
従来、ミシンの縫針に糸を通す作業を軽減するために、種々の糸通し機構及び糸通し用糸保持機構が提案されている。例えば、特許文献1には以下のような糸通し機構及び糸通し用糸保持機構が記載されている。まず、この糸保持機構においては、糸駒から延びる上糸が糸案内溝に誘導されると、その上糸が糸係止部に係止されると共に糸把持部(糸通し用糸保持機構に相当)に把持され、更に、上糸の先端は、糸切断部に切断されて糸保持部に保持される。糸通しする場合には、鉛直軸回りに回動される糸係止部によって上糸が縫針の針孔近傍に移動され、糸係止部の反対側から針孔に挿通されたフックに上糸が係合され、このフックが針孔を抜けることで上糸が針孔に通される。更に、糸把持部は、上糸の緊張を保持するために、糸係止部の回動に連動して、同じ鉛直軸の回りを逆方向に回動される。
特開平8−173676号公報
しかし、特許文献1の糸把持部は、鉛直軸から延びる支持部材の先端に設けられているため、糸把持部及び糸把持部のための構成に必要なスペースを大きくなるといった問題が生じる。また、この糸把持機構は、上糸の緊張を保つために支持部材と共に鉛直軸の回りに回動させる必要があり、糸把持部及び支持部材を回動させるための大きな回動スペースが必要となる。特に、多針式ミシンにおいては、複数の針棒が隣接するので、特許文献1に記載の糸把持部を適用することは到底不可能である。
本発明の目的は、糸通しする上糸を保持するための小型のミシンの糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシンを提供することにある。
請求項1の発明は、布押え足部と布押え足部から上方に延びる脚部を有する布押え部材と、縫針の針孔に糸通しフックを進退させることによって前記針孔の近傍に案内された上糸を前記針孔に糸通しする糸通し機構と、前記針孔の近傍に案内された上糸の糸端を保持する糸端保持機構とを備えたミシンの糸通し用糸保持機構において、前記脚部に固定され、前記布押え部材と協動して前記上糸を挟持可能な弾性糸保持板を備えたものである。
このミシンの糸保持機構によれば、縫針の針孔に糸通し機構の糸通しフックを進退させて針孔に上糸を糸通しするために、糸通しフックに掛けられて針孔の近傍に案内され若しくは糸通しフックに掛けるために針孔の近傍に案内された上糸であって、糸端保持機構により糸端が保持された上糸の途中部が、布押え部材の脚部に固定された弾性糸保持板と布押え部材との協動によって挟持される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記弾性糸保持板は、前記脚部に沿って配設された延設板部を備え、この延設板部と前記脚部との間に前記上糸を挟持可能に構成されたものである。このミシンの糸保持機構によれば、糸通しするために針孔の近傍に案内された上糸の途中部が、脚部に沿って配設された延設板部と脚部との協動によって挟持される。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記弾性糸保持板には、下端部から所定高さの位置に上糸を係合させる係合部が形成されたものである。このミシンの糸通し用糸保持機構によれば、弾性糸保持板と布押え部材により挟持された上糸は、弾性糸保持板の下端部から所定高さの位置に形成された係合部に係合される。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の発明において、前記弾性糸保持板は、その下端において前記脚部より前方に延出する延出部を備えたものである。このミシンの糸通し用糸保持機構によれば、弾性糸保持板の下端に脚部より前方に延出するように形成された延出部に上糸が掛けられて、弾性糸保持板と脚部により挟持される。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記弾性糸保持板は、前記糸通しフックに上糸を案内するために、前記延出部の下端より後方且つ上方に傾斜したガイド部を備えたものである。このミシンの糸通し用糸保持機構によれば、延出部に掛けられた上糸が、弾性糸保持板の延出部の下端より後方且つ上方に傾斜したガイド部に案内されて糸通しフックに掛けられる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5に記載のミシンの糸通し用糸保持機構を備えたものである。
このミシンによれば、請求項1〜5と同様の作用を得ることができる。
請求項1の発明によれば、布押え部材とその布押え部材に固定された弾性糸保持部材との協動により上糸の途中部を挟持するので、糸通し用糸保持機構を小型化及び簡単化することができる。また、縫針の近傍に設けられた布押え部材と弾性糸保持板により上糸を挟持することで、糸通しフックにより上糸が引かれても上糸の挟持が解除されることがなく、それ故、上糸が弛んで糸通しフックから外れることがないので、一度糸通しフックに掛けられた上糸を確実に糸通しすることができる。
請求項2の発明によれば、脚部と脚部に沿って延設板部を配設することで、糸通し用糸保持機構を更に小型化及び簡単化することができる。
請求項3の発明によれば、布押え部材と弾性糸保持板とに挟持された上糸が係合部に係合されるので、上糸が際限なく上方へ移動するのを防ぎ、所望の位置で上糸を挟持することができる。
請求項4の発明によれば、延出部に上糸を掛けられて上糸が挟持されるので、上糸を簡単に挟持することができる。
請求項5の発明によれば、延出部に掛けられた上糸がガイド部により案内されて糸通しフックに掛けられるので、糸通しフックへの糸掛け作業を簡単化することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1〜5と同様の効果を奏することができる。
糸通しする上糸を保持するための小型のミシンの糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシンを提供するという本発明の目的を、布押え部材の脚部に固定され、布押え部材と協動して上糸を挟持可能な弾性糸保持板を備えることで達成した。
本発明の実施例について説明する。本実施例は、6本の縫針を有する多針式ミシンに本発明を適用した一例である。尚、図1に矢印で示す作業者が位置する方向を前方とし、作業者から見て左右を左右とする。
図1,図2に示すように、多針式ミシンMを支持する左右1対の支持部1と、支持部1の後瑞部に立設する脚柱部2と、脚柱部2の上端部から前方へ延びるアーム部3と、アーム部3の先端部に左右方向に移動可能に設けられ6本の縫針10を有する針棒ケース4と、アーム部3の途中部に設けられた操作パネル5と、脚柱部2から前方へ延びるシリンダベッド部6と、刺繍枠保持機構7などを備えている。
図3,図4に示すように、アーム部3には、縫針10の針孔11に上糸Tを通すための糸通し機構12と、上糸Tを糸引きするための糸引き機構13などが設けられている。
糸通し機構12は、糸通しフック20を縫針10の針孔11に進退させて針孔11の近傍に案内された上糸Tを針孔11に糸通しするためのものである。図3,図5に示すように、糸通し機構12は、パルスモータからなる糸通しモータ15と、ガイドラック16と、ガイドフレーム17と、第1,第2リンク部材18,19と、左右1対のフックガード20aによりガードされた糸通しフック20などを備えている。
上糸Tを糸通しする場合には、図6に実線で示す待機位置に糸通しフック20が位置する状態から、糸通しモータ15が図3の矢印Aの方向に回転駆動され、糸通しモータ15の出力ギヤ15aに係合されているガイドラック16の前端部のラック部21を介してガイドラック16に駆動力が伝達され、ガイドラック16はアーム部3のフレーム22に固定されガイド溝23に係合された上下1対のガイドピン24によってガイドされつつ下方へ移動される。ガイドラック16が下方へ移動されると、ガイドラック16の下端部に回動可能に連結されガイドフレーム17の右方に配設された第1リンク部材18は、その先端部に設けられた第1被ガイドピン25がガイドフレーム17のガイド溝26にガイドされつつ移動される。
第1リンク部材18の移動によって、ガイドフレーム17の左方に配設され第1リンク部材18に第1被ガイドピン25によって連結された第2リンク部材19は、ガイド溝26に挿通されて第2リンク部材19に固定された第1,第2被ガイドピン25,28がガイド溝26にガイドされつつ移動され、図3に示すように、第2リンク部材19の前端部に固定された糸通しフック20が縫針10の針孔11に挿通される。図8,図9に示すように、糸通しフック20に上糸Tが掛けられると、上記と逆方向に糸通しモータ15が駆動されて、糸通しフック20が針孔11から抜かれて上糸Tが針孔11に通され、図6に鎖線で示す糸引き位置で糸通しフック20が停止された状態で、後述する糸引き機構13により上糸Tが引かれて糸通しされる。尚、ガイドラック16の下端部には、上端がフレーム22に固定されたガタツキ防止用のバネ29が連結されている。
図3〜図5に示すように、糸引き機構13は、パルスモータからなる駆動モータ31と、セクターギヤ32と、糸引き部材33と、リンク部材34と、ガイド部材35などを有する。糸通しにおいて糸引きする場合には、糸通しフック20が図6の鎖線で示す糸引き位置で待機している状態で、駆動モータ31が図4の矢印Bの方向へ回転駆動されて、駆動モータ31の出力軸31aに係合されたセクターギヤ32が回動され、この駆動力がリンク部材34を介して糸引き部材33に伝達され、図6に実線で示す待機位置に位置する糸引き部材33は、図6の鎖線で示す位置までガイド部材35によってガイドされつつ下方且つ前方へ駆動され、糸引き部材33の先端部に形成されたフック部33aが糸通しフック20と針孔11との間に形成された糸ループL(図10参照)の間に挿入され、糸引き部材33のフック部33aに上糸Tが掛けられる。この後、上記と逆方向に駆動モータ31が回動されて糸引き部材33が上記と逆方向に駆動され、上糸Tは糸引き部材33の軌道状に設けられたマジックテープ(登録商標)等からなる糸保持テープ37に受け渡されて保持される。
一方、糸引き機構13は、糸替えの場合にも上糸Tを糸引きするが、その場合には、上糸Tが針孔11から下方へ垂れているので、フック部33aが縫針10の鉛直下方に達するまで駆動されて、糸引きされる。
尚、駆動モータ31は、ミシンモータ(図示略)から針棒38への駆動力の伝達を切断する針棒釈放機構39をも駆動させるが本願とは直接関係ないので説明を省略する。
針棒ケース4には、縫針10が下端部に装着された針棒38と、加工布を押えるための布押え部材41と、糸端保持機構40と、糸通し用糸保持機構42(以下、糸保持機構42)等が設けられている。尚、針棒38,糸端保持機構40,布押え部材41,糸保持機構42は、夫々6個若しくは6本設けられている。
6本の針棒38は、針棒ケース4と共に左右方向に移動されて、所望の針棒38が選択され、その針棒38がミシンモータ(図示略)から伝達された駆動力により縫針10と共に上下に往復駆動され、シリンダベッド部6に設けられた糸輪捕捉器(図示略)と縫針10との協動により縫目が形成される。
糸端保持機構40は、糸通しフック20に掛けられ、針孔11の近傍に案内された上糸Tの糸端を切断し保持するためのものである。図2に示すように、糸端保持機構40は、針棒ケース4のフレーム4aに固定された固定板48に上端部が固定され、正面視にて略L字状に形成された板状部材50を有する。板状部材50は、その屈曲位置に上糸Tを切断するための刃部49を有し、板状部材50の右端には、板状部材50と固定板48との間に上糸Tを案内するために前方へ屈曲された案内部51が形成されている。糸端保持機構40に上糸Tの糸端を保持させる場合には、案内部51の後方に案内部51の右方から左方へ上糸Tを移動させると、上糸Tが板状部材50と固定板48との間に誘導されて挟持され、上糸Tが刃部49まで移動されたら上糸Tの糸端を前方へ移動させることで、上糸Tが刃部49により切断される(図2参照)。
図7,図8に示すように、布押え部材41の上端部は、固定部材43を介して針棒38に摺動可能に支持されている摺動部材44に固定されている。布押え部材41は、加工布を押圧するための布押え足部46と、この布押え足部46の左端部から上方に延びる脚部47を有する。
糸保持機構42は、布押え部材41との協動により上糸Tを挟持するためのものである。図7〜図9に示すように、糸保持機構42は、布押え部材41の脚部47の右側、即ち、布押え足部46側に上端部がピン60により取り付けられた板バネ状の弾性糸保持板55を有する。弾性糸保持板55は、脚部47に沿って配設された延設板部56を備え、この延設板部56と脚部47との協動により、弾性糸保持板55と脚部47との間に形成された僅かな隙間で上糸Tが挟持される。
弾性糸保持板55の下端には、脚部47よりも前方へ延出され上糸Tが最初に掛けられる延出部57が形成され、弾性糸保持板55の下端部には、延出部57の下端から後方且つ上方に傾斜し上糸Tを糸通しフック20へとガイドするためのガイド部58が設けられている。
弾性糸保持板55の下端部から所定高さの位置の後瑞部に上糸Tが係合される係合部59が形成されている。この係合部59は、糸通しフック20に掛けられて上方に引かれる上糸Tを係合させて、脚部47と弾性糸保持板55との間に挟持された上糸Tが係合部59よりも上方へ移動するのを防ぐためのものである。
次に、縫針10の針孔11に挿通された糸通しフック20への上糸Tの糸掛けについて説明する。まず、アーム部3の上面に載置された糸駒(図示略)から延びる上糸Tが天秤61などに掛けられ、その上糸Tの糸端側が左方になるように、下方から延出部57に上糸T(図9に示す上糸T')が掛けられる。次に、ガイド部58に掛けられた上糸Tの糸端側を上方へ引くと、ガイド部58にガイドされて上糸Tが上方且つ後方へ移動されて、糸端側の上糸Tが脚部47と延設板部56との間に挟持され、図8,図9に示すように、糸通しフック20に掛けられると共に係合部59に係合される。その後、上述したように上糸Tの糸端を糸端保持機構40により保持させる。
糸通しフック20に掛けられて、糸端保持機構40及び糸保持機構42に保持された上糸Tは、糸保持機構42により上糸Tが挟持されて緊張を保たれたままの状態で糸通しフック20の後方への駆動によって針孔11に通され、その後、図6の鎖線及び図10に示すように、糸保持機構42に上糸Tの途中部が挟持されて上糸Tが緊張を保った状態で、糸通しフック20と針孔11との間に形成された糸ループLの間に糸引き部材33のフック部33aが挿入されてフック部33aに上糸Tが掛けられ、糸引き部材33により糸引きされて糸保持テープ37により保持される。
以上説明した糸保持機構42の作用及び効果について説明する。
糸保持機構42は、布押え部材41に弾性糸保持板55を取り付けただけの構成で、糸通しフック20に掛けられた上糸Tを、脚部47と脚部47に取り付けられた弾性糸保持板55の延設板部56との協動で挟持できるように構成されているので、糸保持機構42を非常に小型化及び簡単化することができる。特に、本実施例のように縫針10が近接して設けられた多針式ミシンMにおいては、このように小型化された糸保持機構42は、有効である。
糸通しフック20により上糸Tが引かれて糸端保持機構40に上糸Tの保持が解除されても、糸保持機構42により上糸Tが保持されているので、糸通しフック20に掛けられた上糸Tの緊張が緩むことがないため、糸通しフック20から上糸Tが外れることがなく、糸通しフック20に掛けられた上糸Tが確実に糸通しされる。また、糸保持機構42が縫針10の近傍に設けられているため、針孔11に通された上糸Tが糸通しフック20により引き位置まで引かれても糸保持機構42による上糸Tの糸保持状態が保たれ、糸ループLが垂れることなく糸通しフック20により保持されるので、糸引き部材33のフック部33aに確実に上糸Tを掛けることができる。
弾性糸保持板55の下端部には、延出部57及びガイド部58が形成されているので、上糸Tの脚部47と弾性糸保持板55との間への誘導と、糸通しフック20への糸掛けとを同時に且つ簡単に行うことができる。弾性糸保持板55には、下端から所定の高さの位置に係合部59が形成されているので、糸端保持機構40に保持させるために上糸Tを上方へ引いても、上糸Tの途中部が係合部59に係合されるので、上糸Tが上方へ行き過ぎるのを防ぐことができる。
次に、上述の実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1)上述の実施例においては、多針式ミシンMに糸保持機構42を適用したが、多針式ミシンに限定されるものではなく、糸通しフックにより上糸を糸通しするミシンであれば適用することが可能である。
2)上述の実施例においては、脚部47と弾性糸保持板55により上糸Tを挟持したが、布押え足部と弾性糸保持板により上糸を挟持してもよい。
3)上述の実施例においては、上糸Tを布押え部材41と弾性糸保持板55により挟持すると共に、糸通しフック20に上糸Tが掛けられたが、布押え部材と弾性糸保持板により挟持された上糸が他の機構により糸通しフックに掛けられるように構成しても良い。
尚、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施の形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更の形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る多針式ミシンMの全体図である。 針棒ケースの正面図である。 針棒ケース及びアーム部前端部の右側面の内部構造図である。 針棒ケース及びアーム部前端部の左側面の内部構造図である。 糸通し機構及び糸引き機構の正面図視による構造図である。 糸通しフック及び糸引き部材の駆動説明図である。 布押え部材及び糸保持機構の右側面図である。 布押え部材及び糸保持機構の正面図である。 糸通しフックに掛けられた上糸の糸掛け状態を説明する図である。 針孔に通された上糸の糸ループを説明する図である。
符号の説明
M 多針式ミシン
T 上糸
10 縫針
11 針孔
12 糸通し機構
20 糸通しフック
40 糸端保持機構
41 布押え部材
42 糸通し用糸保持機構
46 布押え足部
47 脚部
55 弾性糸保持板
56 延設板部
57 延出部
58 ガイド部
59 係合部

Claims (6)

  1. 布押え足部と布押え足部から上方に延びる脚部を有する布押え部材と、縫針の針孔に糸通しフックを進退させることによって前記針孔の近傍に案内された上糸を前記針孔に糸通しする糸通し機構と、前記針孔の近傍に案内された上糸の糸端を保持する糸端保持機構とを備えたミシンの糸通し用糸保持機構において、
    前記脚部に固定され、前記布押え部材と協動して前記上糸を挟持可能な弾性糸保持板を備えたことを特徴とするミシンの糸通し用糸保持機構。
  2. 前記弾性糸保持板は、前記脚部に沿って配設された延設板部を備え、この延設板部と前記脚部との間に前記上糸を挟持可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸通し用糸保持機構。
  3. 前記弾性糸保持板には、下端部から所定高さの位置に上糸を係合させる係合部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のミシンの糸通し用糸保持機構。
  4. 前記弾性糸保持板は、その下端において前記脚部より前方に延出する延出部を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のミシンの糸通し用糸保持機構。
  5. 前記弾性糸保持板は、前記糸通しフックに上糸を案内するために、前記延出部の下端より後方且つ上方に傾斜したガイド部を備えたことを特徴とする請求項4に記載のミシンの糸通し用糸保持機構。
  6. 請求項1乃至5に記載のミシンの糸通し用糸保持機構を備えたミシン。





JP2003303373A 2003-08-27 2003-08-27 糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン Expired - Fee Related JP4273403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003303373A JP4273403B2 (ja) 2003-08-27 2003-08-27 糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003303373A JP4273403B2 (ja) 2003-08-27 2003-08-27 糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005066199A true JP2005066199A (ja) 2005-03-17
JP4273403B2 JP4273403B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=34407387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003303373A Expired - Fee Related JP4273403B2 (ja) 2003-08-27 2003-08-27 糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4273403B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3183740U (ja) * 2013-03-18 2013-05-30 株式会社精研 帽子用刺繍機の布押さえ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104652052B (zh) * 2015-02-26 2017-03-15 常州智谷机电科技有限公司 吸线装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3183740U (ja) * 2013-03-18 2013-05-30 株式会社精研 帽子用刺繍機の布押さえ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4273403B2 (ja) 2009-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3818509B2 (ja) ミシン、糸通し制御プログラム及び糸通し制御用記録媒体
US10443169B2 (en) Sewing machine
JP4376207B2 (ja) 刺繍枠支持装置
JP3821098B2 (ja) ミシン
JP4273403B2 (ja) 糸通し用糸保持機構及びそれを備えたミシン
JP3994391B2 (ja) ミシン及び糸通し制御プログラム
KR20030088369A (ko) 재봉기
JP4232096B2 (ja) 多針ミシンの上糸ガイド構造
JP2917320B2 (ja) ミシンの糸端処理装置
JPH0739669A (ja) 刺繍ミシンの上糸切断装置
JP2004222895A (ja) ミシン及びこのミシンの針取付具
JP2000008265A (ja) 多針式ミシンの糸絡み防止装置
JP3661948B2 (ja) ミシン
JP2001200465A (ja) タフトミシン
JP2939809B2 (ja) ミシンの糸切断装置
JP4898180B2 (ja) 環縫ミシンの糸切り装置
JPH11262592A (ja) 糸端保持手段を備えた多針ミシン
JPS61179191A (ja) ミシン
JP4181005B2 (ja) ミシンの再起動方法
JPS61272090A (ja) 縦振り複数針二重環縫いミシンの糸切断方法並びにその装置
JP2000042279A (ja) 多針刺繍ミシンの休止上糸保持装置
JP2004222918A (ja) ミシン、アクチュエータ制御用制御プログラム及びアクチュエータ制御用記録媒体
JP5209528B2 (ja) 多針ミシン
JP5374406B2 (ja) シークイン供給装置を備える多針ミシン
JPH09299677A (ja) 多針ミシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090205

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4273403

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees