JP2005059967A - シート処理装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】整合性を悪化させることなく、シート幅寸法のばらつきに対応させる。
【解決手段】一対の整合部材144a、144bのうち、一方の整合部材144aをバネ145を介在させて支持し、二つの整合板の退避位置から整合位置への到達は、他方の整合部材144bの方が早くなるように制御する。また、シートを整合して整合位置で停止した二つの整合板は、先ず一方の整合部材144aから退避位置への移動を開始する。
【選択図】 図19

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等の画像形成装置から搬出されるシートを一枚ずつ幅方向から整合してシート束にするシート処理装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シートの幅方向(シートが搬出される方向と交差する方向)を整合する方法には、一対の整合部材のうちの一方を整合基準として停止させておき、他方の整合部材で搬出されたシートを整合基準である一方の整合部材に向かって突き当てて整合するやり方がある。
【0003】
例えば、図42に示すような処理トレイ30に逐次排出されるシートPを、二つの整合板(前整合板41、奥整合板42)の挟み動作で整合するものである。二つの整合板は、各々独立した駆動手段により駆動され、前整合板41を停止させて基準とし、奥整合板42で排出されるシートPを前整合板41に突き当て整合させる整合モード(整合位置PS12、PS22)、または奥整合板42を基準として前整合板41により整合させる整合モード(整合位置PS11、PS21)を有する。このような整合動作は特開2000−159422に詳しく記載されているので、ここでは説明を省略する。
【0004】
一方、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる定型サイズ紙においては、裁断時の環境等の影響によりシート裁断寸法に誤差が生ずる。シート幅寸法としては±1mm程度のばらつきが見られる。従って、このシート幅寸法のばらつきも吸収した形で整合性を確保しなければならない。
【0005】
上記問題を解決するために一対の整合板のうちの一方(前整合板41)とその駆動手段との間にバネ48を介在させて支持している。これはシート幅寸法のばらつきを有するシートを整合する際、シート幅寸法のばらつきをバネ48の撓みで吸収させ、シート及び整合板の駆動手段にストレスを与えないようにするためである。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−159422号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシート処理装置においては、バネ48で支持されている側の整合板41を基準にして整合を行う場合には、整合されるシートの剛性、バネ48の経年変化等により、整合基準位置が一定しないという問題があった。
【0008】
また、基準側の整合板41にシートを突き当てた他方の整合板42がシートから離れるときにバネ48の復元力により、基準側の整合板41が一旦整合されたシートを跳ね返してしまい、整合性が維持できないという問題があった。
【0009】
さらに、排出後のシートが若干傾いて基準側である一方の整合板41に突き当てられた場合、他方の整合板の移動により発生するモーメントによって傾きの補正を行おうとすると、シートの後端も後端ストッパ31に位置決めされるようになっているため、基準側の整合板41と後端ストッパ31にシートが拘束されて、傾き補正がしづらいという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、整合性を悪化させることなく、シート幅寸法のばらつきに対応できるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排出されたシートが積載されるシート排出積載手段と、前記シート排出積載手段に排出されたシートを、シート排出方向に対して交差するシート幅方向の整合位置で整合する一対の整合部材と、前記一対の整合部材を各々独立して移動させる一対の駆動手段と、前記一対の整合部材のうち、一方の整合部材と前記一方の整合部材に対応する駆動手段との間に介在する弾性部材と、前記一対の駆動手段を駆動制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、シート幅よりもやや広い退避位置から前記整合位置へ前記一対の整合部材の各々を前記シート幅方向に移動させて整合する際、常に前記一対の整合部材のうち、前記弾性部材が介在しない他方の整合部材が整合基準となるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記制御手段は、前記一方の整合部材の前記整合位置への移動完了が、前記他方の整合部材の前記整合位置への移動完了よりも遅くなるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記制御手段は、前記一対の整合部材の前記整合位置への移動開始が各々異なるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記制御手段は、前記一対の整合部材の前記整合位置への移動速度が各々異なるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記制御手段は、前記一方の整合部材が前記整合位置からの移動を開始して所定距離を移動後、前記他方の整合部材の前記整合位置からの移動を開始するよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記所定距離は、前記弾性部材の撓みによる前記一方の整合部材の移動距離以上であることを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記整合位置は、前記排出位置と、前記排出されたシートを前記排出位置から前記一方の整合部材側に寄せて整合する位置と、前記排出されたシートを前記排出位置から前記他方の整合部材側に寄せて整合する位置の少なくとも1つを含むことを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、シートに画像を形成する画像形成手段と、上記のいずれかに記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0020】
なお、本発明の実施の形態についての説明では、シート処理装置を画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に構成された、オプション的な装置である場合を例に説明する。ただし、本発明の実施の形態に係るシート処理装置は、画像形成装置内に一体的に備えられる場合にも適用されることは言うまでもないが、以下に説明するシート処理装置と、機能的に異なることは特にないので、その説明は省略する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図である。なお、具体的にシート処理装置は、例えばフィニッシャである。
【0022】
(画像形成装置)
複写機100は、装置本体101とシート処理装置119とで構成されている。装置本体101の上部には、原稿給送装置102を装備している。原稿Dは原稿載置部103に載置され、給送部104により1枚ずつ順次分離されてレジストローラ対105に供給される。続いて原稿Dは、レジストローラ対105によって一旦停止され、ループが形成されることにより斜行が矯正される。その後原稿Dは、導入パス106を通り、読取位置108へ導かれる。読取位置108を通過するときに原稿表面に形成されている画像が読み取られる。読取位置108を通過した原稿Dは、排出パス107を通過して、排出トレイ109上に排出される。
【0023】
また、原稿Dの表裏両面を読み取る場合には、まず上記のようにして読取位置108を通過させて原稿Dの一方の面の画像が読み取られ、その後排出パス107を通り反転ローラ対110によってスイッチバック搬送され、表裏反転した状態で再度レジストローラ対105に送られる。
【0024】
そして、上記一方の面の画像が読み取られたときと同様にして、レジストローラ対105で斜行が矯正されて、導入パス106を通って読取位置108で他方の面の画像が読み取られる。そして原稿Dは、排出パス107を通り排出トレイ109へ排出される。
【0025】
一方、読取位置108を通過する原稿Dの画像には、光源111の光が照射される。原稿から反射した反射光は、ミラー112によって光学素子113(CCDあるいは他の素子)に導かれ、画像データとして変換される。そして、この画像データに基づいたレーザ光を、画像形成手段である例えば感光体ドラム114に照射して潜像を形成する。なお、図示しないが、上記ミラー112によって反射光を、直接感光体ドラム114に照射して潜像を形成するように構成することもできる。感光体ドラム114に形成された潜像は、さらに図示しないトナー供給装置から供給されたトナーによってトナー像が形成される。
【0026】
カセット115には、紙、あるいはプラスチックフィルム等のシートである記録媒体が積載されている。シートは記録信号に応じてカセット115から送り出されて、レジストローラ対150により、タイミングをはかって感光体ドラム114と転写器116との間に進入する。そして転写器116によって、感光体ドラム114上のトナー像がシート上に転写される。トナー像が転写されたシートは定着器117を通過する間に、定着器117の加熱加圧によってトナー像が定着される。
【0027】
シートの両面に画像を形成する場合、定着装置117によって片面に画像が定着されたシートは、定着装置117の下流側に設けられた両面パス118を通って再度、感光体ドラム114と転写器116との間に送り込まれて、シートの裏面にもトナー像が転写される。そして、定着装置117でトナー像が定着されて外部(フィニッシャ119側)に排出される。
【0028】
図2は、複写機全体の制御ブロック図である。複写機100は、CPU回路部200によって制御されるようになっている。CPU回路部200内には、複写機各部のシーケンス、すなわち制御手順が記憶されているROM202と、種々の情報が必要に応じて一時的に記憶されるRAM203が設けられている。原稿給送装置制御部204は、原稿給送装置102の原稿送り動作を制御するようになっている。イメージリーダ制御部205は、光源111等を制御して、原稿の読み取りを制御するようになっている。画像信号制御部206は、イメージリーダ制御部205の読み取り情報、あるいは外部のコンピュータ207から送られてくる画像情報を外部I/F208を介して受信し、その情報を処理して、プリンタ制御部209に処理信号を送るようになっている。プリンタ制御部209は、画像信号制御部206からの画像処理信号に基づいて感光ドラム114等を制御して、シートに画像が形成できるようにする。
【0029】
操作部210は、ユーザが複写機を使用するときのシートサイズ情報や、シートに対してどのような処理を施すか、例えばステイプル処理をする情報等を入力できるようになっているとともに、複写機の装置本体101やシート後処理装置であるフィニッシャ119の動作状態等の情報を表示できるようになっている。フィニッシャ制御部211は、シート後処理装置であるフィニッシャ119内の動作を制御するようになっている。FAX制御部212は、複写機をファクシミリとして使用することができるように、他のファクシミリとの信号の授受が行えるように制御している。
【0030】
(シート処理装置)
図3は、シート処理装置119の構成を示す側面断面図である。図4は、各駆動系を示した側面断面図である。
【0031】
図3に示されるように、シート処理装置119はシート束を製本する機能を備えており、シート束の縁の近くを綴じるステイプラユニット132と、シート束の中央を綴じるステイプラユニット138と、このステイプラユニット138によって綴じられたシート束の綴じ位置の部分を折り曲げてシート束を冊子状にする折りユニット139等を備えている。
【0032】
本実施形態のシート処理装置119は、ステイプラユニット132によるシート束処理時に、シートを真っ直ぐな状態で複数枚重ねて溜める(バッファする)バッファユニット140を備えている。
【0033】
このバッファユニット140は、シートを真っ直ぐな状態で複数枚重ねて溜めるようになっているので、従来の、例えばシートをバッファローラに巻きつけて溜める機構と異なり、扁平にすることができるので、シート処理装置を小形化、軽量化することができる。さらに、シートを真っ直ぐな状態で溜めることができるので、バッファローラの場合と異なって、シートを丸めることがないので、シートの取り扱いが容易になり、シートの処理時間を短縮することができる。
【0034】
後端アシスト134は、図5に示すように、後端アシストモータM4によって、正転、逆転するベルト142に設けられている。後端アシスト134もストッパ131と同様にU字を横向きにした形成になっており、シートの後端に対して平行になっている。
【0035】
図6は、シート処理装置の制御ブロック図である。図7は、シート処理装置の動作を説明するための、フローチャートである。図8乃至図10は、後端アシスト134の移動速度と揺動ローラ対127のシート搬送速度との関係が経過時間に対して変化する様子を示したものである。図8は、後端アシスト134と揺動ローラ対127とでシート束を送り出す、単独束出しシーケンスを表す図である。図9は、後端アシスト134と揺動ローラ対127との始動速度が異なる場合の束出し制御を表す図である。図10は、後端アシスト134、揺動ローラ対127、第1搬送ローラ対126でシート束とバッファユニット140に溜めたバッファシートとを同時に搬送する、同時束出しシーケンスを表す図である。シート処理装置119は、図2、図6に示される、フィニッシャ制御部211によって制御される。フィニッシャ制御部211のCPU221内には、複写機の装置本体のCPU回路部200からの指示に基づいて動作するシート処理装置119のシーケンス等が記憶されているROM222と、シート処理装置119を制御するのにその都度必要な情報が記憶されるRAM223等を設けてある。
【0036】
また、フィニッシャ制御部211には、後述する紙面検知レバー133の動作に基づいて作動する紙面検知センサ224が接続されている。CPU221は、紙面検知センサ224のシート検知信号に基づいて、スタックトレイ128の昇降を制御する。
【0037】
さらに、フィニッシャ制御部211は、入口ローラ対121、バッファローラ124、および第1排紙ローラ対126を回転させる入口搬送モータM2、揺動ローラ対127及び戻しローラ130を回転させる束出しモータM3、あるいは束出しモータM3の回転を揺動下ローラ127bに伝達したり、遮断したりする束下クラッチCL等の作動を上記シーケンスに基づいて制御する。
【0038】
なお、図2のCPU回路部200とフィニッシャ制御部211は、一体であってもよい。
【0039】
図4に示す、束下クラッチCLは、後述する揺動下ローラ127bと戻しローラ130とが共通の束出しモータM3によって回転するので、揺動下ローラ127bと戻しローラ130とでシート、またはシート束を搬送する際、スリップ、あるいは両方のローラにシート搬送速度差が発生した場合には、搬送されるシート、またはシート束にしわを生じさせたり、破損させたりするおそれがあるので、速度差を吸収するために設けてある。
【0040】
(シート束を綴じて排出する動作の説明)
複写機100の操作部210(図2参照)において、シート綴じ処理が選択されると、CPU回路部200は、装置本体の各部を制御して複写機を複写動作に移らせるとともに、フィニッシャ制御部211にシート綴じ処理信号を送る。
【0041】
なお、図11乃至図17に基づく動作説明は、操作部210にユーザによって入力されたシートサイズ情報に基づいて、シートの長さが長いとCPU回路200が判断した場合(例えば、A3サイズのような場合)、あるいはシートの種類の情報によって、シートが厚紙、薄紙、タブ紙、カラ−紙等のように、通常のシートと異なる属性を備えた特殊シートである場合のものである。すなわち、図11乃至図17に基づく動作説明は、先行するシート束をスタックトレイ128に排出してから、処理トレイ129にバッファユニット140からのバッファシートを積載する動作を開始する場合のものである。なお、シートの長さや、特殊シートであるか否かに関係なく、以下に説明する動作を行ってもよいことは勿論である。
【0042】
フィニッシャ制御部211は、シート綴じ処理信号に基づいて、入口搬送モータM2、束出しモータM3を始動させる。また、フィニッシャ制御部211は、バッファローラ離間プランジャSL1(図4参照)を作動させて、バッファローラ124を搬送下ガイド板123bから離し、さらに不図示のプランジャを作動させて、揺動ローラ対127の揺動上ローラ127aを揺動下ローラ127bから離してある。なお、入口搬送モータM2、束出しモータM3の始動停止は、シートの動きに合わせて逐一制御されるようにしてもよい。
【0043】
複写機100(図1参照)の装置本体101の排出ローラ対120から送られてきた1枚目のシートは、図3、図4に示す受取ローラ対137の搬送フラッパ122の案内とによって、入口ローラ対121に搬送される。受取ローラ対137は、上記排出ローラ対120を回転させる共通搬送モータM1によって回転するようになっている。
【0044】
図11(a)に示すように、入口ローラ対121は、入口搬送モータM2(図4参照)によって回転して、1枚目のシートP1を搬送する。シートP1は、搬送上ガイド板123aと搬送下ガイド板123bとからなる搬送ガイド板123の案内によって第1排紙ローラ対126へ搬送される。
【0045】
シートP1は、図11(b)に示すように、第1排紙ローラ対126の回転によってさらに搬送されて、図12(a)に示すように、スタックトレイ128に放出される。シートP1は、図12(b)に示すように、スタックトレイ128と処理トレイ129とに跨って落下する。その後、図13(a)(b)に示すように、揺動上ローラ127aが不図示のプランジャによって下降して、揺動下ローラ127bとでシートを挟む。
【0046】
このとき揺動上ローラ127aは、束出しモータM3(図4参照)によってすでに矢印方向に回転している。さらに、処理トレイ129に接離自在な戻しローラ130も束出しモータM3(図4参照)によって、矢印方向に回転している。ところで、揺動下ローラ127bは、1枚目の積載動作時には、束下クラッチCL(図4参照)の作動によって駆動が連結されているが、2枚目以降はオフして空転するようになっている。これは、1枚目のシートを処理トレイ129に積載した後に、2枚目以降のシートが積載されるとき揺動下ローラ127bが回転していると、積載済みの1枚目のシートをさらにストッパ131側に押し込んで、しわを生じさせるおそれがあるためである。
【0047】
図14(a)に示すように、揺動ローラ対127と戻しローラ130との回転によって、1枚目のシートP1が右下がりの処理トレイ129上を矢印方向に滑り降りる。そのとき、後端アシスト134は、待機位置に待機している。そして、シートP1がストッパに当接する前に、揺動上ローラ127aがシートP1から離れる。シートP1は、戻しローラ130によってストッパ131に突き当てられる。その後、シートの幅整合が一対の前整合板144a、奥整合板144b(図5参照)によって行われる。
【0048】
以下、後続のシートも同様にして、処理トレイ129に積載される。図15に示すように、処理トレイ129に所定枚数のシートが積載されると、図3、図4に示すステイプラユニット132によって、積載された束状のシートが綴じられる。なお、シート束には、ステイプラユニット132によって綴じ処理を施す代わりに、不図示のパンチユニットによって孔あけ処理を施してもよい。
【0049】
図7、図16(a)に示すように、揺動上ローラ127aが不図示のプランジャによって下降して、揺動下ローラ127bとでシートを挟む(S101)。束下クラッチCLが作動して(S102)、約150msec経過後(S103)、整合板144がシート束から退避し(S104)、スタックトレイ128が、紙面検知レバー133によって検知される位置に移動して、排出されてくるシート束を受け取りやすい位置に待機している(S105)。
【0050】
図16(b)に示すように、揺動上ローラ127aは揺動下ローラ127bとでシート束Pを挟んで矢印方向に回転するとともに、後端アシスト134はシート束Pの後端を押して、シート束をスタックトレイ128に排出する。
【0051】
このとき、図10に示すように、揺動ローラ対127と後端アシスト134の起動時(T1)及び起動速度(132mm/sec)が同じで、同じ加速終了速度(500mm/sec)に同じ時間(T2)に到達すれば、揺動ローラ対127と後端アシスト134は、シート束に引っ張り力や圧縮力を加えるようなことがなく、シート束を排出することができる(S106)。
【0052】
しかし、図9に示すように、後端アシスト134の起動速度が、後端アシストモータM4の回転力を後端アシスト134に伝達するベルト142、143(図5参照)等によって、揺動ローラ対127の起動速度より速い場合がある(仮に、300mm/secとする)。このような場合、揺動ローラ対127のシート搬送速度が300mm/secになる時間T3まで、後端アシスト134は移動を開始しないで停止していて、揺動ローラ対127のシート搬送速度になると、移動を開始する。すなわち、後端アシスト134は、揺動ローラ対127が始動してから(T3−T1)=ΔT時間後に始動する(S107)。なお、揺動ローラ対127の方が、後端アシスト134より起動速度が速い場合は、逆に、揺動ローラ対127の起動時をΔTだけ遅くする。もし、後端アシスト134の起動速度と、揺動ローラ対127の起動速度とが同じときには、ΔTは零である。
【0053】
このように、始動時にΔTの時間差を設けると、揺動ローラ対127と後端アシスト134とに起動速度の差が有っても、揺動ローラ対127と後端アシスト134は、シート束に引っ張り力や圧縮力を加えるようなことがなく、シート束を排出することができる。また、揺動ローラ対127によるローラの擦れ痕がシートに付いて、シート束の品質や、シート上に形成された画像の品質を低下させるようなことがない。
【0054】
シート束は、揺動ローラ対127、後端アシスト134、及び戻しローラ130によって、スタックトレイ128の側に送り出しを開始される(S108)。後端アシスト134は、約15mm移動した時点(S109)で、元の位置(ホームポジション)に戻る(S110、図12における「HP出し制御」に相当する動作)。シート束は、図17に示すように、揺動ローラ対127によって、スタックトレイ128上に排出される。その後、揺動ローラ対127の揺動上ローラ127aが揺動下ローラ127bから離れた時点で、一連のシート束排出動作が終了する(S111,S112)。
【0055】
図16(b)において、先行するシート束が排出され始めたとき、次のシート束の最初のシートが入口ローラ対121に送り込まれてきている。
【0056】
本実施形態のシート処理装置119は、後端アシスト134がシート束の後端を押してシート束を搬送するので、シート束の表面にローラを圧接回転させてシート束を排出する場合と異なって、シート束の表面に傷を付けることなく、確実に搬送することができる。
【0057】
(ステイプラユニット)
図18乃至図41に基づいてステイプラユニット132を説明する。
【0058】
ステイプラユニット132は、積載手段である例えば処理トレイ129に送り込まれて、位置決め部材である例えばストッパ131a,131b(図20参照)と、整合部材である例えば一対の整合板144a、144bとで整合されたシート束を綴じるようになっている。
【0059】
ストッパ131a,131b(図20参照)は、U字を横向きにした断面形状に形成されて、処理トレイ129に送り込まれたシートの後端(図18の右側端部)を受け止めて整合するようになっている。ストッパ131a,131bは、シートの後端に対して平行になっている。一対の整合板144a、144bは、処理トレイ129のシート積載面に突出して、処理トレイ129に送り込まれたシートを両側から整合するようになっている。前整合板144a、奥整合板144bは、シートの側端に平行になっている。ストッパ131a,131bと整合板144a,144bは、シートに接触する面が互いに直角な向きに移動板161a、161bに設けてある。前整合板144aと移動板161aとの間には圧縮バネ145が介在しており、前整合板144aはシートに接近する方向に付勢されながら、移動板161aに対してシートの整合方向に移動自在に設けてある。これにより、仮に整合時、整合板144a,114bの間隔よりシートのほうが幅広であっても、バネ145のストローク分L0(本実施例では3mm)は吸収することができる(図19)。従って、整合位置における整合板間隔より3mm分幅広のシートに対しては、シートや後述する整合板の駆動にストレスを与えることはない。
【0060】
なお上記のバネ145は、圧縮バネであるが、板バネ等の弾性を有するものであれば良く、これに限定されるものではない。
【0061】
整合板144a、144bが処理トレイ129に積載されたシートの幅(シート搬送方向に対して交差する方向の長さ)に合わせて前整合モータM5、奥整合モータM6によって移動して、シートを両側から挟んでシートの幅を整合するとき、ストッパ131aは整合板144aと,ストッパ131bは144bと一体に移動して、いかなるシートサイズにおいてもシートの後端を確実に整合できる位置に移動するようになっている。仮に、ストッパ131a及び131bの位置を固定した構成にすると、最大幅のシートの後端が斜めにならないように整合するためにストッパ131a及び131bを離して設ける必要があるが、この位置が固定されていると、ストッパ131aと131bの距離よりも短い幅のシートの後端がストッパ131a及び131bに当接せず後端を整合できないこととなり、逆に最小幅のシートの後端を整合できる位置にストッパ131a及び131bを固定して設けると、最大幅のシートの後端がストッパ131a及び131bに当接してもシートの後端が斜めになって整合できないこととなるからである。
【0062】
移動板161a,161bには、ラック162a、162bを設けてある。一方のラック162aには、前整合モータM5のピニオン163が噛み合っている。他方のラック162bは、奥整合モータM6によって回転するピニオン164に噛合している。
【0063】
そして移動板161a、161bは不図示のフォトセンサーによりそれぞれ位置が検出され、前記のモータにより、所望の位置に整合板144a、144bを移動することができる。
【0064】
次に整合板144a、144bによる整合動作を「前コーナー綴じモード」「2箇所綴じモード」「奥コーナー綴じモード」に分けて説明する。
【0065】
「前コーナー綴じモード」
前述したように第1排紙ローラ対126でシートを処理トレイ129に排出する前に、奥整合板144bは排出されるシートからL1(f)、前整合板144aは排出されるシートからL2(f)+L3(f)だけ離れた退避位置で待機している(図26)。L1(f)、L2(f)は10mm、L3は4mmであり、排出されるシートが整合板144a、144bに衝突しない為の退避量である。
【0066】
シートが第1排紙ローラ対126により処理トレイ129に排出された後、揺動ローラ対127及び戻しローラ130でシート後端がストッパ131a、131bに突き当たり静定されると、シートからL1(f)だけ離れた位置で待機していた奥整合板144bはシートを前整合板144aへ突き当てるように移動を開始する。そして奥整合板144bは、L1(f)+L2(f)+L4の距離を移動して整合位置で停止する(図27)。L4は約1.5mmとする。
【0067】
一方、シートからL2(f)+L3(f)だけ離れた位置で待機していた前整合板144aもシートに近づく方向に移動を開始し、L3(f)の距離を移動した後、整合位置で停止する(図28)。シートは排出位置から前整合板144a側へ寄せられて整合される。
【0068】
この時、二つの整合板の退避位置から整合位置への到達は、奥整合板144bの方が早くなるように制御されている。高生産性を達成させるには、整合時間を短縮させる必要があり、この場合、前記整合位置への到達はほぼ同時であることが望ましい。このように、常に弾性部材の入っていない側の整合部材を基準として整合するようにすることで、安定した整合性を確保することができる。
【0069】
また、本実施例では二つの整合板の移動距離には差が有り、奥整合板144bの方が長く設定されている。そこで整合位置への到達を上記タイミングに制御する為には、前整合板144aの整合位置への移動開始タイミングを遅らせる、もしくは前整合板144aの整合位置への移動速度を遅くすることによってなされる。
【0070】
上述したように奥整合板144bの移動距離はL1(f)+L2(f)+L4、前整合板144aの移動距離はL3(f)である為、整合位置で停止している二つの整合板の間隔は規定シート幅より押し込み量L4(1.5mm)だけ狭い。従って、規定シート幅寸法より1.5mm短いシートまでは、二つの整合板で挟み込むことができる為、シートを確実に整合することができる。またシート幅が広い方向では、規定シート幅寸法よりバネストトークL0から押し込み量L4を差し引いた1.5mmまでは対応可能である。このとき整合板間隔より広いシート幅分は、バネ145を圧縮して吸収している。
【0071】
次に、シートを整合して整合位置で停止した二つの整合板は、先ず前整合板144aから退避位置への移動を開始する。そして移動量L3(f)を移動して前記の退避位置まで戻ると(図29)、続いて奥整合板144bの退避位置への移動(距離L1(f)+L2(f)+L4)が開始される(図30)。なお奥整合板144bの退避位置への移動は、前整合板144aが前記バネストロークL0分を移動した後、直ちに開始されても良い。規定シート幅寸法に対して1.5mm分幅広のシートであっても、前記バネストロークL0分を移動すると前整合板144aとシート側端は完全に離間する。
【0072】
このように、整合位置で圧縮されたバネ側の前整合板144aを先にシートから離すことで、圧縮されたバネ145の復元力でシートを蹴りだして整合を乱すことはない。
【0073】
整合板が退避位置に移動すると、再び第1排紙ローラ対126でシートが排出されて、同様の整合動作がなされる。以上の整合動作を束の最終紙まで繰り返し行った後、ステイプラ166で針綴じされる。
【0074】
なお上記の実施例は、押し込み量L4を奥整合板144bの移動で行っていたが、上述したタイミング(二つの整合板の整合及び退避動作)等の条件を保っていれば、前整合板144aの移動で行っても何ら問題はない。
【0075】
また、上述のように処理トレイ上129上に排出されたシートに対し、二つの整合板で双方向からシートを押す動作となる為、仮に排出後のシートが若干傾いて静定していても、二つの整合板の動作によるモーメントがシートの略中心まわりに作用し、容易に傾きを補正する。これにより、ストッパ131a,131b及び二つの整合板144a、144bで確実に整列させることができる。
【0076】
「2箇所綴じモード」
第1排紙ローラ対126でシートを処理トレイ129に排出する前に、奥整合板144bは排出されるシートからL1(d)、前整合板144aは排出されるシートからL2(d)だけ離れた退避位置で待機している(図31)。L1(d)、L2(d)は10mmであり、排出されるシートが整合板144a、144bに衝突しない為の退避量である。
【0077】
シートが第1排紙ローラ対126により処理トレイ129に排出された後、揺動ローラー対127及び戻しローラ130でシート後端がストッパ131a、131bに突き当たり静定されると、シートから同じ距離だけ離れて待機していた奥整合板144b及び前整合板144aは、同時にシートを押す方向に移動を開始する。そして奥整合板144bは、L1(d)の距離を移動して整合位置で停止し、前整合板144aはL2(d)+L4の距離を移動して整合位置で停止する(図32)。L4は約1.5mmとする。シートは排出位置と同じ位置で整合される。
【0078】
この時二つの整合板の退避位置から整合位置への到達は、奥整合板144bの方が早くなるように制御されている。本実施例では、移動開始が同時のため、二つの整合板の移動速度が同一の場合、移動距離の短い奥整合板144bが必然的に先に整合位置に到達することとなる。なお上記した条件を満たしていれば、二つの整合板の整合速度もしくは移動開始タイミングが異なっていても何ら問題は無い。
【0079】
前記したように、奥整合板144bの移動距離はL1(d)、前整合板144aの移動距離はL2(d)+L4である為、整合位置で停止している二つの整合板の間隔はシート幅より押し込み量L4(1.5mm)だけ狭い。従って、規定幅寸法より1.5mm短いシートまでは、二つの整合板で挟み込むことができる為、シートを確実に整合することができる。また幅が広い方向では、規定幅寸法よりバネストロークL0から押し込み量L4を差し引いた1.5mmまでは対応可能である。このとき、整合板間隔より広いシートの長さ分はバネ145を圧縮して吸収している。
【0080】
次にシートを整合して整合位置で停止した二つの整合板は、前述した「前コーナー綴じモード」と同様に、前整合板144aから退避位置への移動を開始する。そして移動量L2(d)+L4を移動して前記の退避位置まで戻ると(図33)、続いて奥整合板144bの退避位置への移動(距離L1(d))が開始される(図34)。なお奥整合板144bの退避位置への移動は、前整合板144aが前記のバネストロークL0分を移動した後、直ちに開始されても良い。
【0081】
このように、整合位置で圧縮されたバネ側の前整合板144aを先にシートから離すことで、圧縮されたバネ145の復元力でシートを蹴りだして整合を乱すことはない。
【0082】
整合板が退避位置に移動すると、再び第1排紙ローラ対126でシートが排出されて、同様の整合動作がなされる。
【0083】
以上の整合動作を束の最終紙まで繰り返し行った後、ステイプラ166で針綴じされる。
【0084】
また上述のように処理トレイ上129上に排出されたシートに対し、二つの整合板で双方向からシートを押す動作となる為、仮に排出後のシートが若干傾いて静定していても、二つの整合板の動作によるモーメントがシートの略中心まわりに作用し、容易に傾きを補正する。これにより、ストッパ131a,131b及び二つの整合板144a、144bで確実に整列させることができる。
【0085】
「奥コーナー綴じモード」
第1排紙ローラ対126でシートを処理トレイ129に排出する前に、奥整合板144bは排出されるシートからL1(r)、前整合板144aは排出されるシートからL2(r)だけ離れた退避位置で待機している(図35)。L1(r)、L2(r)は10mmであり、排出されるシートが整合板144a、144bに衝突しない為の退避量である。
【0086】
シートが第1排紙ローラ対126により処理トレイ129に排出された後、揺動ローラ対127及び戻しローラ130でシート後端がストッパ131a、131bに突き当たり静定されると、シートからL1(r)だけ離れた位置で待機していた奥整合板144bは停止状態を継続し、シートからL2(r)だけ離れた位置で待機していた前整合板144aはシートに近づく方向に移動を開始し、L1(r)+L2(r)+L4の距離を移動した後、整合位置で停止する(図36)。シートは排出位置から奥整合板144b側へ寄せられて整合されている。
【0087】
このように前整合板144aの移動距離はL1(r)+L2(r)+L4である為、整合位置で停止している二つの整合板の間隔はシート幅より押し込み量L4(1.5mm)だけ狭い。従って、規定幅寸法より1.5mm短いシートまでは、二つの整合板で挟み込むことができる為、シートを確実に整合することができる。また幅が広い方向では、規定幅寸法よりバネストトークL0から押し込み量L4を差分した1.5mmまでは対応可能である。このとき整合板間隔より広いシートの長さ分はバネ145が圧縮して吸収している。
【0088】
次にシートを整合して整合位置で停止している前整合板144aは退避位置へ移動する(距離L1(r)+L2(r)+L4))(図37)。
【0089】
この場合も、整合位置で圧縮されたバネ側の前整合板144aがシートから離れるため、圧縮されたバネ145の復元力でシートを蹴りだして整合を乱すことはない。
【0090】
前整合板144aが退避位置に移動すると、再び第1排紙ローラ対126でシートが排出されて、同様の整合動作がなされる。
【0091】
以上の整合動作を束の最終紙まで繰り返し行った後、ステイプラ166で針綴じされる。
【0092】
また、上記した「奥コーナー綴じモード」の実施例においては、整合時に奥整合板144bは常時退避位置で停止させていたが、整合移動させても良い。その説明を以下に記す。
【0093】
前述と同様に、奥整合板144bは排出されるシートからL1(r)+L3(r)、前整合板144aは排出されるシートからL2(r)だけ離れた退避位置で待機している(図38)。L1(r)、L2(r)は10mm、L3(r)は4mmであり、排出されるシートが整合板144a、144bに衝突しない為の退避量である。
【0094】
シートが第1排紙ローラ対126により処理トレイ129に排出された後、揺動ローラー対127及び戻しローラ130でシート後端がストッパ131a、131bに突き当たり静定されると、シートからL1(r)+L3(r)だけ離れた位置で待機していた奥整合板144bはシートに近づく方向へ移動を開始する。奥整合板144bは、L3(r)の距離を移動して整合位置で停止する。L4は約1.5mmとする。
【0095】
一方シートからL2(r)だけ離れた位置で待機していた前整合板144aも奥整合板144bの移動と同時にシートに近づく方向に移動を開始し、L1(r)+L2(r)+L4の距離を移動した後、整合位置で停止する(図39)。シートは排出位置から奥整合板144b側へ寄せられて整合される。
【0096】
この時二つの整合板の整合位置への到達は、奥整合板144bの方が早くなるように制御されている。本実施例では、移動開始が同時のため、二つの整合板の移動速度が同一の場合、移動距離の短い奥整合板144bが必然的に先に整合位置に到達することとなる。なお上記した条件を満たしていれば、二つの整合板の整合速度もしくは移動開始タイミングが異なっていても何ら問題は無い。
【0097】
前記したように前整合板144aの移動距離はL1(r)+L2(r)+L4である為、整合位置で停止している二つの整合板の間隔はシート幅より押し込み量L4(1.5mm)だけ狭い。従って、規定幅寸法より1.5mm短いシートまでは、二つの整合板で挟み込むことができる為、シートを確実に整合することができる。また幅が広い方向では、規定幅寸法よりバネストトークL0から押し込み量L4を差し引いた1.5mmまでは対応可能である。このとき整合板間隔より広いシートの長さ分はバネ145が圧縮して吸収している。
【0098】
次にシートを整合して整合位置で停止した二つの整合板は、先ず前整合板144aから退避位置への移動を開始する。そして移動量L1(r)+L2(r)+L4を移動して前記の退避位置まで戻ると(図40)、続いて奥整合板144bの退避位置への移動(距離L3(r))が開始される(図41)。なお奥整合板144bの退避位置への移動は、前整合板144aが前記のバネストロークL0分を移動した後、直ちに開始されても良い。
【0099】
このように、整合位置で圧縮されたバネ側の前整合板144aを先にシートから離すことで、圧縮されたバネ145の復元力でシートを蹴りだして整合を乱すことはない。
整合板が退避位置に移動すると、再び第1排紙ローラ対126でシートが排出されて、同様の整合動作がなされる。
【0100】
以上の整合動作を束の最終紙まで繰り返し行った後、ステイプラ166で針綴じされる。
【0101】
なお上記の実施例は、押し込み量L4を前整合板144aの移動で行っていたが、上述したタイミング(二つの整合板の整合及び退避動作)等の条件を保っていれば、奥整合板144b奥整合板144bの移動で行っても何ら問題はない。
【0102】
また上述のように処理トレイ上129上に排出されたシートに対し、二つの整合板で双方向からシートを押す動作となる為、仮に排出後のシートが若干傾いて静定していても、二つの整合板の動作によるモーメントがシートの略中心まわりに作用し、容易に傾きを補正する。これにより、ストッパ131a、131b及び二つの整合板144a、144bで確実に整列させることができる。
【0103】
以上説明したL1,L2,L3,L4の数値は一例であって、これに限定するものではない。
【0104】
後端アシスト134は、前述したように、図5、図18に示すように、後端アシストモータM4によって、正転、逆転するベルト142に設けてある。後端アシスト134もストッパ131a,131bと同様にU字を横向きにした形成になっており、シートの後端に対して平行になっている。
【0105】
ステイプラ166は、図18に示す支持板168上に支持ローラ167、167によって支持され、処理トレイ129の後端に沿って形成したガイド溝170(図3、図22参照)に係合させた不図示のガイドローラの案内とによって、図21、図22、図23に示すように、処理トレイ129の後端に沿って、移動するようになっている。ステイプラユニット132は、図25に示すステイプルシフトモータM7によって移動するようになっている。
【0106】
ステイプラ166は、図21、図24に示すようにシートの前角の位置(図24(A1))にいるとき、その角を綴じ(前コーナー綴じモード)、図22、図24に示すようにシート後端の中間位置(図24(B1)(B2))にいるとき、その後端を2箇所綴じし(2箇所綴じモード)、図23、図24に示すようにシートの奥角の位置(図24(A2))にいるとき、そのシートの奥角を綴じる(奥コーナー綴じモード)ようになっている。なおステイプラ166は上述したシートの整合動作がなされる前に書くとじモードに対応した位置へ移動する。処理トレイ129上のシートはステイプラ166の開口部166aに入り込むように整合される。従って整合動作が終了すると、直ちに綴じ動作を行うことができる。図24において、「○」印の(a)、(c)、(e)、(g)の領域は、シート束を綴じることのできる領域である。「×」印の(b)、(d)、(f)の領域は、ストッパ131a、131b、後端アシスト134と重なる領域であり、シート束を綴じることのできない領域である。従って、(b)と(f)の領域はストッパ131a、131bの移動に伴い移動する。
【0107】
ステイプラ166は、図18に示すように、針をシート束に打ち込む上顎171と、シート束に打ち込まれた針の先端が曲がるように受け止めるアンビル172とを有している。上顎171は、図25に示すステイプルモータM8によって、アンビル172に対して接近離間するようになっている。ステイプラ166は、通常、図18に示すように、アンビル172から離れて、ステイプラ166に開口部166aを形成している。開口部166aは、前述したように、ステイプラ166が処理トレイ129に沿って移動したとき、ステイプラ166がシートの後端、ストッパ131a,131b、後端アシスト134を通過できるだけのスペースを有している。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シートの幅方向に互いに接近離間する一対の整合部材のうちの少なくとも一方の整合部材とそれに対応する駆動手段との間に弾性部材を設け、シート幅よりもやや広い退避位置から整合位置への一方の整合部材の到達を、他方の整合部材の到達よりも遅くなるようにしたので、常に弾性部材の入っていない側の整合部材を基準として整合することができ、安定した整合性を保ちつつ、シート幅寸法のばらつきにも対応することができる。
【0109】
また本発明によれば、整合位置で圧縮された弾性部材の入っている側の整合板の退避動作を先に開始させ、圧縮された弾性部材のストローク以上移動させて完全にシート側端から離間させた後、弾性部材の入っていない側の整合部材を退避動作を開始するようにしたので、圧縮された弾性部材の復元力でシートを蹴りだして整合を乱すことはない。
【0110】
さらに、二つの整合板で双方向からシートを押す動作となる為、仮に排出後のシートが若干傾いて静定していても、二つの整合板の動作によるモーメントがシートの略中心まわりに作用するので、容易に傾きを補正して確実に整列させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置である複写機の正面概略断面図である。
【図2】図1の複写機の制御ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態のシート処理装置の正面概略断面図である。
【図4】本発明の実施形態のシート処理装置の各駆動系を示した正面概略断面図である。
【図5】本発明の実施形態のシート処理装置の主要部の拡大図である。
【図6】図3のシート処理装置の制御ブロック図である。
【図7】図3のシート処理装置において、シート束を排出するときの動作説明用のフローチャートの図である。
【図8】後端アシストと揺動ローラ対との動作タイミングを説明するための図である。
【図9】後端アシストと揺動ローラ対との動作タイミングを説明するための図である。
【図10】後端アシストと揺動ローラ対と第1排紙ローラ対との動作タイミングを説明するための図である。
【図11】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図である。
【図12】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図であり、図11に続く動作説明用の図である。
【図13】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図であり、図12に続く動作説明用の図である。
【図14】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図であり、図13に続く動作説明用の図である。
【図15】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図であり、3枚のシートが処理トレイに積載された状態の図である。
【図16】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図であり、図15に続く動作説明用の図である。
【図17】シート処理中にシートを溜めなくても済む場合のシート処理装置の動作説明用の図であり、シート束を処理トレイからスタックトレイに排出した状態の図である。
【図18】本発明の主要部であるステイプラユニットの正面図である。
【図19】処理トレイの部分とステイプラユニットとの平面図である。
【図20】処理トレイの部分を下方から見た斜視図である。
【図21】ステイプラがシートの前角を綴じるときの状態斜視図である。
【図22】ステイプラがシートの後端を綴じるときの状態斜視図である。
【図23】ステイプラがシートの奥角を綴じるときの状態斜視図である。
【図24】ストッパ又は後端アシストにステイプルが干渉するのを検知する動作を説明するための図である。
【図25】ステイブラユニットの制御ブロック図である。
【図26】前コーナー綴じモード時の整合板の待機状態を表す図である。
【図27】前コーナー綴じモード時の奥整合板の退避位置から整合位置への移動を表す図である。
【図28】前コーナー綴じモード時の前整合板の退避位置から整合位置への移動を表す図である。
【図29】前コーナー綴じモード時の前整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図30】前コーナー綴じモード時の奥整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図31】2箇所綴じモード時の整合板の待機状態を表す図である。
【図32】2箇所綴じモード時の整合板の退避位置から整合位置への移動を表す図である。
【図33】2箇所綴じモード時の前整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図34】2箇所綴じモード時の奥整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図35】奥コーナー綴じモード時の整合板の待機状態を表す図である。
【図36】奥コーナー綴じモード時の前整合板の退避位置から整合位置への移動を表す図である。
【図37】奥コーナー綴じモード時の前整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図38】奥コーナー綴じモード時の整合板の待機状態を表す図である。
【図39】奥コーナー綴じモード時の整合板の退避位置から整合位置への移動を表す図である。
【図40】奥コーナー綴じモード時の前整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図41】奥コーナー綴じモード時の奥整合板の整合位置から退避位置への移動を表す図である。
【図42】従来の装置を説明する図である。
【符号の説明】
P シート
PS11、PS12、PS21、PS22 整合位置
30 処理トレイ
31 後端ストッパ
41、42 整合板
48 バネ
100 複写機
101 装置本体
119 シート処理装置
121 入口ローラ対
122 搬送フラッパ
123 搬送ガイド板
123a 搬送上ガイド板
123b 搬送下ガイド板
124 バッファローラ
126 第1搬送ローラ対
127 揺動ローラ対
128 スタックトレイ
129 処理トレイ
130 戻しローラ
131 ストッパ
132 ステイプラユニット
133 紙面検知レバー
134 後端アシスト
137 受取ローラ対
138 ステイプラユニット
139 折りユニット
140 バッファユニット
142,143 ベルト
144a、144b 整合板
145 圧縮バネ
161a、161b 移動板
162a、162b ラック
163、164 ピニオン
166 ステイプラ
167 支持ローラ
168 支持板
170 ガイド溝
171 上顎
172 アンビル
200 CPU回路部
202 ROM
203 RAM
206 画像信号制御部
207 外部コンピュータ
208 外部I/F
209 プリンタ制御部
210 操作部
211 フィニッシャ制御部
M2 入口搬送モータ
M3 束出しモータ
M4 後端アシストモータ
M5 前整合モータ
M6 奥整合モータ
M7 ステイプルシフトモータ
M8 ステイプルモータ
CL 束下クラッチ

Claims (15)

  1. 排出されたシートが積載されるシート排出積載手段と、
    前記シート排出積載手段に排出されたシートを、シート排出方向に対して交差するシート幅方向の整合位置で整合する一対の整合部材と、
    前記一対の整合部材を各々独立して移動させる一対の駆動手段と、
    前記一対の整合部材のうち、一方の整合部材と前記一方の整合部材に対応する駆動手段との間に介在する弾性部材と、
    前記一対の駆動手段を駆動制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、シート幅よりもやや広い退避位置から前記整合位置へ前記一対の整合部材の各々を前記シート幅方向に移動させて整合する際、常に前記一対の整合部材のうち、前記弾性部材が介在しない他方の整合部材が整合基準となるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記一方の整合部材の前記整合位置への移動完了が、前記他方の整合部材の前記整合位置への移動完了よりも遅くなるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記一対の整合部材の前記整合位置への移動開始が各々異なるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記一対の整合部材の前記整合位置への移動速度が各々異なるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記一方の整合部材が前記整合位置からの移動を開始して所定距離を移動後、前記他方の整合部材の前記整合位置からの移動を開始するよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記所定距離は、前記弾性部材の撓みによる前記一方の整合部材の移動距離以上であることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  7. 前記整合位置は、前記排出位置と、前記排出されたシートを前記排出位置から前記一方の整合部材側に寄せて整合する位置と、前記排出されたシートを前記排出位置から前記他方の整合部材側に寄せて整合する位置の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成手段と、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    排出されたシートが積載されるシート排出積載手段と、
    前記シート排出積載手段に排出されたシートを、シート排出方向に対して交差するシート幅方向の整合位置で整合する一対の整合部材と、
    前記一対の整合部材を各々独立して移動させる一対の駆動手段と、
    前記一対の整合部材のうち、一方の整合部材と前記一方の整合部材に対応する駆動手段との間に介在する弾性部材と、
    前記一対の駆動手段を駆動制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、シート幅よりもやや広い退避位置から前記整合位置へ前記一対の整合部材の各々を前記シート幅方向に移動させて整合する際、常に前記一対の整合部材のうち、前記弾性部材が介在しない他方の整合部材が整合基準となるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記一方の整合部材の前記整合位置への移動完了が、前記他方の整合部材の前記整合位置への移動完了よりも遅くなるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記一対の整合部材の前記整合位置への移動開始が各々異なるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記一対の整合部材の前記整合位置への移動速度が各々異なるよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記一方の整合部材が前記整合位置からの移動を開始して所定距離を移動後、前記他方の整合部材の前記整合位置からの移動を開始するよう、前記一対の駆動手段を制御することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記所定距離は、前記弾性部材の撓みによる前記一方の整合部材の移動距離以上であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記整合位置は、前記排出位置と、前記排出されたシートを前記排出位置から前記一方の整合部材側に寄せて整合する位置と、前記排出されたシートを前記排出位置から前記他方の整合部材側に寄せて整合する位置の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のシート処理装置。
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JP2008074623A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Xerox Corp 固定エッジによる縁揃えシステム
JP2020019655A (ja) * 2019-11-07 2020-02-06 株式会社東芝 シート後処理装置

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