JP2005056050A - 調理情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 適切なタイミングで料理を顧客に提供できるようにするとともに、同時に調理できる料理がある場合には同時に調理を行うことを可能とし、効率的に調理を行い、調理時間を短縮すること。
【解決手段】 顧客が料理1、料理2、料理3を注文した場合、顧客に提供する料理の優先順位を定め、最初に顧客に提供する料理(例えば料理1)の調理開始時間を注文を受け付けてから所定の時間内になるように決定するとともに、調理を終了し顧客に料理を提供できる時間が一定間隔になるように、料理1、料理2、料理3の調理開始時間を決定する。また、同時に調理できる料理がある場合には同時に調理を行うことで効率的に調理を行い、調理時間を短縮する。これにより、顧客が食事をしやすいタイミングで料理を提供することができ、顧客に満足感を与えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はレストラン等の飲食店舗等に設置される、顧客に料理を提供する際の調理支援を行う調理情報表示システムに関する。
飲食店において、どのように調理を行うかについては様々な形態が存在する。一例として数十人規模の顧客が訪れる飲食店においては調理人が一人若しくは二人という場合も少なくない。調理人が一人の場合には、複数の顧客の料理を同時平行して調理を行う。そのため、混雑時において注文料理数が大幅に多くなると、どの顧客のどの料理をどのタイミングで調理したらよいかの判断が困難となる場合があった。
例えば、サラダとパスタを注文した顧客がいるとする。
この場合サラダを最初に提供し、その後パスタを提供するのが通常であると考える場合が多い。又、サラダの提供後数分後にパスタを提供することが望ましく、サラダとパスタの提供間隔が非常に空いてしまうと、顧客の食事をするリズムが狂ってしまい、快く食事をすることができないという状況が生じ得る。サラダを食べ終わったにもかかわらず、依然としてなかなかパスタが提供されなければ顧客の食事が中断してしまい顧客満足度が低下すると考えられるからである。
しかし店が混雑しておりその他の注文料理も同時に調理しなければならない場合には、いつ頃サラダとパスタの調理を開始すれば個々の料理を望ましいタイミングで顧客に提供できるかの判断が難しい。最初にサラダを提供し、しかるべきタイミングの後にパスタを提供するという顧客が食事をしやすいタイミングに料理を提供できるかが判断しづらい。そして、この状態を放置しておくと顧客に料理を提供するタイミングが遅れたり、サラダを提供する前にパスタを提供することにもなりかねない。
さらに以上のような状況の下で複数の顧客の料理を調理する場合には、後に注文した顧客の料理が先に注文した顧客の料理よりも先に出来上がってしまい、顧客間で不公平となる場合も起り得る。これは調理人が二人の場合でも店の混雑時においては基本的に変らない。
経験が豊富な調理人であれば、ある程度自分の頭の中で整理して調理を行うことができるが、経験が浅い調理人ではどの順番で調理を行えば効率的に調理を行うことができるか判断に迷うことが多い。
ところで、料理提供順序という問題のみを取り上げると、調理効率が落ちてしまい全体として料理提供時間が延びてしまい結果的に顧客不満足という結果に陥る可能性もある。 適切なタイミングで料理を顧客に提供できるようにした調理支援システムとして、例えば特許文献1に記載のものが提案されている。
特許文献1に記載のものは、注文品に提供すべき優先順位をつけ、優先順位順に調理することで適切な調理タイミングで提供するものである。
特開2002−183272
上記特許文献1に記載のものによれば、適切な順序で料理を提供することはできるが、複数の料理を一定の間隔で、遅れることなく提供することができるとは限らない。
すなわち、顧客に提供すべき料理の順序が守られるように調理することはできるが、例えば1品目についてはすぐに顧客に提供できたが、2品目については提供するのに時間がかってしまい、1品目と2品目の間隔が空いてしまう等、顧客が不満に感じてしまう場合もあり、このような場合については考慮されていない。
さらに上記公知例が行っているあらかじめ料理に優先順位をつけておくということは通常どこでも行われていることである。
以上のように、従来のものは適切な順序で料理を提供することはできるが、複数の料理を一定の間隔で、遅れることなく提供することができず、顧客が不満を感じてしまうこともあった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、顧客毎に、顧客が注文した複数の料理の提供間隔を一定時間内に保つことにより、適切なタイミングで料理を顧客に提供できるようにするとともに、同時に調理できる料理がある場合には同時に調理を行うことを可能とし、効率的に調理を行い、調理時間を短縮することである。
上記課題を解決するため、本発明においては、料理の注文情報を送信する注文端末と、上記注文端末から上記注文情報を受信する受信部と、上記注文情報を格納する記憶部と、上記注文料理の調理開始時間および終了時間を含む調理情報を表示するディスプレイを備えた中央装置とを備えた調理情報表示システムにおいて、上記記憶部に格納された注文情報の各注文料理品目について、調理開始時間および終了時間を決定する調理開始/終了時間決定手段を設け、決定した調理開始時間および終了時間を上記ディスプレイに表示する。
上記調理開始/終了時間決定手段は、複数の料理の提供間隔を一定時間内に保つように個々の料理の調理開始時間及び調理終了時間を決定する。また、各顧客に対しては、最初に提供する料理品目の調理開始時間を、注文を受け付けてから、所定の閾値内の時間帯に入るように決定する。
例えば、図1に示すように、顧客が料理1、料理2、料理3を注文した場合、顧客に提供する料理の優先順位を定め、最初に顧客に提供する料理(例えば料理1)の調理開始時間を注文を受け付けてから所定の時間内になるように決定する。また、調理を終了し顧客に料理を提供できる時間が一定間隔になるように、料理1、料理2、料理3の調理終了時間を決定し、各料理の調理時間から各料理の調理開始時間を決定する。
また、同時に調理できる料理がある場合には同時に調理を行うことで効率的に調理を行い、調理時間を短縮するようにする。
これにより、顧客に食事をしやすいタイミングで料理を提供することができ、顧客に満足感を与えることができる。
具体的には、以下のように構成することができる。
(1)前記調理開始/終了時間決定手段は、以下のようにして調理開始時間を決定する。 顧客から注文を受けたとき、優先順位が一位の注文料理の調理開始時間を、該注文を受けてから予め設定された第1の閾値内の時間帯に設定する。
また、優先順位が一つ高い料理の調理終了時刻から予め設定された第2の閾値の時間帯内に入るように、次の優先順位の料理の調理終了時刻を決定するとともに、次の優先順位の料理の調理開始時間を、各料理の調理時間と、上記調理終了時間とから決定する。
(2)予め設定された第1の閾値の時間内に、一又は複数の顧客が互いに同一料理又は同時に調理が可能な料理を注文した場合、各顧客が注文した料理の調理開始時間を同時刻とする。これにより、効率的に調理を行うことができ、調理時間を短縮することができる。(3)調理開始時間を過ぎても調理が開始されない場合に、調理人に注意を喚起し、また、調理終了時間を過ぎても調理が終了しない場合に、調理人に、注意を喚起する通知手段を設ける。
(4)上記注文端末を、顧客からの料理の注文を入力する入力部と、入力された注文料理情報を送信する送信部と、顧客別に注文料理情報を受信する受信部と、上記顧客別の注文料理情報をディスプレイに表示する表示部とから構成し、また、上記中央装置に、調理開始時間および終了時間を含む顧客別の調理情報を、上記注文端末に送信する送信部を設け、注文端末に顧客別の調理情報を表示できるようにする。
(5)上記注文端末を、顧客からの注文を入力する入力部と、入力された注文データを送信する送信部と、顧客別に注文料理情報を受信する受信部と、上記顧客別注文料理情報をディスプレイに表示する表示部を備えた店員用注文端末と、各顧客テーブルに備え付けられ、各顧客が注文した注文情報を表示するための表示部を備えた顧客テーブルディスプレイとから構成し、上記中央装置に、調理開始時間および終了時間を含む顧客別の調理情報を、上記店員用注文端末と顧客テーブルディスプレイに送信する送信部を設け、注文端末に顧客別の調理情報を表示できるようにするとともに、テーブルディスプレイに顧客が注文した料理の調理情報を表示できるようにする。
本発明においては以下の効果を得ることができる。
(1)顧客が食事しやすい順番で料理を提供し、その提供間隔を一定にすることで、顧客の食事ペースを一定に保つことができる。このため、顧客はストレスなく食事をすることが可能となる。
(2)顧客から注文を受けたとき、優先順位が一位の注文料理の調理開始時間を、該注文を受けてから予め設定された第1の閾値内の時間帯に設定し、また、優先順位が一つ高い料理の調理終了時刻から予め設定された第2の閾値の時間帯内に入るように、次の優先順位の料理の調理終了時刻を決定するとともに、次の優先順位の料理の調理開始時間を、調理時間テーブルに記憶された各料理の調理時間と、上記調理終了時間とから決定することにより、各料理の調理終了時間同士を一定時間内に抑えることができ、一定のペースを保ちつつ顧客に料理を提供することが可能となる。
また、上記のように決定した調理開始時間を表示することで、調理人は、各料理の調理開始時間、調理終了時間を知ることができ、効率的かつ円滑に調理を行うことができる。さらに、混み合う時間帯、比較的すいている時間帯に合わせて上記第1の閾値、第2の閾値を調整すれば、状況に応じて適切なタイミングで料理を提供することができる。
(3)予め設定された第1の閾値の時間内に、一又は複数の顧客が互いに同一料理又は同時に調理が可能な料理を注文した場合、各顧客が注文した料理の調理開始時間を同時刻とすることにより、効率的に調理を行うことができ、調理時間を短縮することができる。
(4)調理開始時間を過ぎても調理が開始されない場合や調理終了時間を過ぎても調理が終了しない場合に、調理人に注意を喚起することにより、調理の遅延等を防ぎ、適切なタイミングで料理を提供することが可能となる。
(5)上記注文端末を、顧客からの料理の注文を入力する入力部と、入力された注文料理情報を送信する送信部と、顧客別に注文料理情報を受信する受信部と、上記顧客別の注文料理情報をディスプレイに表示する表示部とから構成し、また、中央装置から調理開始時間および終了時間を含む顧客別の調理情報を、上記注文端末に送信することにより、注文端末に顧客別の調理情報を表示することができ、店員は調理の進行状況を確認することができる。
(6)注文端末を、顧客からの注文を入力する入力部と、入力された注文データを送信する送信部と、顧客別に注文料理情報を受信する受信部と、上記顧客別注文料理情報をディスプレイに表示する表示部を備えた店員用注文端末と、各顧客テーブルに備え付けられ、各顧客が注文した注文情報を表示するための表示部を備えた顧客テーブルディスプレイとから構成し、上記中央装置から、調理開始時間および終了時間を含む顧客別の調理情報を、上記店員用注文端末、顧客テーブルディスプレイに送信することにより、顧客は顧客テーブルディスプレイを見ることで、自分の注文した料理の調理状況等を確認することができ、また店員は顧客全体の料理の調理状況を把握することができる。
図2は本発明の第1の実施例の調理情報表示システムの全体構成を示す図である。
同図において、1は店員が所持する注文端末であり、顧客からの注文料理を入力する入力部1aと、注文データを中央装置に送信する送信部1bを備える。
2は例えば厨房等に置かれた中央装置であり、中央装置2は上記注文端末1から送られる注文情報を受信する受信部21と処理部22と、上記注文料理や後述する各種テーブルを格納する記憶部23と、調理開始時間等を表示するディスプレイ24から構成される。 図3は、上記中央装置2の機能構成を示すブロック図である。
同図において、21は上記受信部、23は上記記憶部であり、記憶部23には、同図に示すように各種テーブル、データが格納される。処理部22は、注文端末から送られてくる注文料理の調理の開始時間、終了時間を決定する調理開始/終了時間決定部22aと、決定された調理開始時間、調理終了時間をディスプレイ24に表示するための表示部22bと、調理開始時間を過ぎても調理が開始されない場合、あるいは、調理終了時間が過ぎても調理が終了しない場合に調理人に注意を喚起する通知部22cから構成される。
上記記憶部23には、予め、基本メニューデータテーブルAと、調理時間テーブルBと、閾値テーブルCが格納されている。
上記基本メニューデータテーブルAには、図6(a)に示すように料理IDと料理名と料理の優先順位が格納されており、調理時間テーブルBには図6(b)に示すように各料理の調理に要する時間が格納されている。また、閾値テーブルCには、図6(c)に示すように閾値Th1(最初の注文を受けてから最初の調理開始までの時間)、閾値Th2(顧客に提供する料理の調理終了予定時間と次に顧客に提供する料理の調理終了予定時間の差)が格納されている。この閾値Th1,Th2は、店の混雑情報等に応じて適宜設定される。
上記中央装置は、CPUと記憶部と入力手段を備えたパソコン等のコンピュータで実現することができ、上記調理開始時間、調理終了時間を決定する処理等は、ソフトウェアで実現することができる。
図4は本実施例の中央装置における処理を示す基本フロー、図5は本実施例の調理時間の決定方法を説明する図であり、同図により本実施例の基本的な処理の流れについて説明する。
なお、以下では前提として、顧客は3名であり顧客A、顧客B、顧客Cは別々の個人客とする。また、調理人は一人とし、すべての料理の調理を一人で行うものとする。そのため、注文料理が多い場合には複数の異なる料理の調理を並行して行うこととなる。顧客A、顧客B、顧客Cの注文はファーストオーダーとし、それぞれ顧客毎にすべての注文を同時に行ったものとし、追加注文はないものとする。
図4において、まず、注文端末1から送信される顧客の注文料理を受信する(図4のステップS1)。
顧客が注文した料理名と注文時間は、図7に示すようにデータDとして前記記憶部23に格納される。
次いで、注文した料理品目の優先順位を決定する(図4のステップS2)。優先順位は、前記基本メニューデータテーブルAに記憶されており、顧客が注文した料理について、上記基本メニューデータテーブルAを参照して、優先順序順に料理を並び変え、図8(a)に示すようにデータEを作成する。またこれと同時に、図8(b)に示すように、データF(同一料理表)を作成する。データFには、後述するように、調理開始時間、調理終了時間が決定された料理名と、同時に料理する数と、料理のキーと調理開始時間と、調理終了時間が書き込まれる(この段階ではまだ書き込まれていない)。
次に注文した料理の内、注文時刻がもっともはやく、調理優先順位が最も高い料理の調理開始時間及び調理終了時間を決定する(図4のステップS3)。
すなわち、前記図5に示すように、注文から予め設定された閾値Th1(4分;前記図6(c)参照)内に入るように、優先順位一位の料理品の調理開始時間が決定され、前記図6(b)に示す調理時間テーブルBに記憶されたその料理品の調理時間から、調理終了時間を決定される。この調理開始時間と調理終了時間はデータEに書き込まれる。また、データFには、この料理名と同時に料理する数(この段階では1)と、料理のキーと上記調理開始時間と、調理終了時間が書き込まれる。
なお、上記閾値Th1内に、同時に調理できる料理がある場合には、調理開始時間を同一にすることで同時に調理するようにして効率を上げる。すなわち、その料理も同じ調理開始時間とし、上記データFに書き込む(この場合は上記同時に料理する数が2となる)。
ついで、注文した料理の内、優先順位2位以下の料理品のそれぞれの調理開始時間、調理終了時間を決定する(図4のステップS4)。
すなわち、図5に示すように、優先順位2位の料理品の終了時間が、上記優先順位一位の料理品の終了時間から予め定められた閾値Th2(6分;前記図6(c)参照)内に入るように優先順位2位の料理品の終了時間を決定し、調理時間テーブルBに記憶されたその料理品の調理時間から、調理開始時間を決定する。この調理開始時間と調理終了時間はデータEに書き込まれる。また、データFには、この料理名と同時に料理する数と、料理のキーと上記調理開始時間と、調理終了時間が書き込まれる。
なお、この場合も、同時に調理できる料理がある場合には、後述するように、その料理も同じ調理開始時間とし、上記データFに書き込む。
同様に、優先順位3位の料理品の終了時間が、上記優先順位2位の料理品の終了時間から予め定められた閾値2内に入るように優先順位3位の料理品の終了時間を決定し、その料理品の調理時間(予め設定されている)から、調理開始時間を決定する。
以下同様に、各注文料理の調理終了時間を決定し、その料理の調理時間から調理開始時間を決定する。
図8に示す例では、各顧客の注文料理の調理開始時間及び終了時間が次のように決定される。
まず、顧客Aの大根サラダ(優先順位1位)の調理開始時間及び調理終了時間を決定する。ここで調理開始時間は、大根サラダの注文時刻から予め定められた時間内に調理を開始するための範囲(閾値Th1;4分;前記図6(c))内とする。
そして、この範囲に同じ調理すべき料理がない場合には注文時間から閾値の半分の時間の経過時点を調理開始時間とする。この場合には、閾値Th1の範囲内に同じ料理の調理予定はないので、大根サラダの調理開始時間は閾値Th1の半分の時間経過後となり、前記図5に示したように、17:02と決定される。大根サラダの調理時間は前記図6(b)に示した調理時間テーブルBより6分であるので調理終了時間は17:08と決定される。この調理開始時間、調理終了時間は図9(a)に示すようにデータEに書き込まれ、また図9(b)に示すようにデータFに書き込まれる。
次に顧客Aのポテト(優先順位2位)の調理開始時間及び調理終了時間を決定する。
優先順位がすぐ上(この場合は優先順位1位の大根サラダ)の調理終了後から予め定められた時間内(閾値Th2;6分;前記図6(c))を調理終了時間とするように調理終了時間を決定する。
ここで、閾値Th2の範囲(図5のX2からX1)内を調理終了時間とする同じ料理がある場合にはその料理と同時に調理することとする。また、同時に調理できる料理がない場合には閾値Th2の範囲(図5のX2からX1)の半分の時間の経過時点をポテトの調理終了時間と決定する。
この場合には、閾値Th2の範囲内で同時に調理できる料理はないのでポテトの調理終了時間は、大根サラダの調理終了時間17:08に閾値Th2の半分の値(3分)を加算した17:11を調理終了時間と決定する。
また、前記図6(b)に示した調理時間テーブルBよりポテトの調理時間は6分であるので、調理開始時間は17:05と決定される。この調理開始時間、調理終了時間は上記と同様、データE、データFに書き込まれる。
同様の操作で優先順位3位の軟骨揚げの調理開始時間及び調理終了時間を決定する。優先順位がすぐ上(この場合は優先順位2位のポテト)の調理終了時間は17:11であり閾値Th2は6分なので、軟骨揚げの調理終了時間の取り得る範囲は17:11から17:17の範囲内である。
この範囲内で同時に調理できる料理があるか否か判断する。そうすると同時に調理できる料理はないので、軟骨揚げの調理終了時間は閾値Th2の半分の値の経過後である17:14と決定される。また、前記図6(b)に示した調理時間テーブルBより、軟骨揚げの調理時間は11分なので、調理開始時間は17:03と決定される。
このような操作を繰り返すことにより、顧客Aの全ての料理の調理開始時間及び調理終了時間を決定される。
上記のように決定された調理開始時間および調理終了時間は、図10(a)に示すようにデータEに書き込まれる。また、この段階でデータFは図10(b)に示すようになっている。
以上のようにして顧客Aの調理開始時間および調理終了時間が決定されたら、上記と同様の操作を行い、注文時間が2番目にはやい顧客Bの注文した料理の調理開始時間及び調理終了時間を決定する。
例えば図10では顧客Bの優先順位1位の料理は大根サラダである。閾値Th1(この場合4分)より調理開始時間は17:01から17:05の間に決定される。
ここで、この範囲内において同時に調理できる料理があるか否か判断すると、顧客Aの注文した料理(大根サラダ)が17:02を調理開始時間としている。
これは顧客Aの大根サラダと同時に調理できるものであるため、顧客Bの大根サラダの調理開始時間を顧客Aの大根サラダの調理開始時間17:02と同時刻に設定する。また、調理終了時間は図5より17:08と決定される。
この調理開始時間及び調理終了時間はデータEに書き込まれる。また、図10(b)に示したデータFの大根サラダの数は2となる。
次に、優先順位2位のトマトサラダの調理開始時間及び調理終了時間を決定する。
優先順位がすぐ上(この場合は優先順位1位の大根サラダ)の調理終了時間は17:08であるので、閾値Th2(6分)より、トマトサラダの調理終了時間の取り得る範囲は17:08から17:14の間である。この範囲で他に同時に調理できる料理があるか判断すると、ないので閾値2の半分の値経過時である17:11をトマトサラダの調理終了時間に決定する。調理開始時間は17:05となる。
優先順位3位のポテトの調理開始時間及び調理終了時間を決定する。優先順位がすぐ上(この場合は優先順位2位のトマトサラダ)の調理終了時間は17:11である。閾値Th2(6分)よりポテトの調理終了時間が取り得る範囲は17:11から17:17の間である。
この範囲内で同時に調理できる料理があるか否か判断すると、顧客Aの注文したポテトの調理終了時間が17:11であり、顧客Bのポテトと同時に調理することが可能である。そこで顧客Bのポテトの調理終了時間は17:11と決定される。図5より調理開始時間は17:05と決定される。
上記のようにして決定された調理開始時間及び調理終了時間は、データEに書き込まれる。また、データFにはトマトサラダが追加され、また、データFのポテトの数が2となる。
顧客Cについても上記と同様な操作を行い、調理開始時間および調理終了時間を決定する。
顧客Cの優先順位1位の料理は大根サラダであるが、顧客Cの大根サラダの調理開始時間は閾値Th1(この場合4分)より17:03から17:07の間であり、顧客A,Bが注文した大根サラダと同時に調理ができないので、データFに既に格納されている大根サラダの数を増加せず、大根サラダをデータFに新たに追加する。
一方、顧客Cが注文したポテトは顧客A,Bが注文したポテトと同時に料理でき、また顧客Cが注文したナポリタンは顧客Bが注文したナポリタンと同時に同時に調理ができるので、データFのポテトの数が3となり、またナポリタンの数が2となる。
このようにして顧客Bの全ての料理、顧客Cの料理の調理開始時間及び調理終了時間を決定されると、図11(a)に示すようにデータEに調理開始時間及び調理終了時間が書き込まれ、また、図11(b)に示すようにデータF(同一料理表)は、全ての料理を調理開始順に並べられて整理される。
上記データFから、図12(a)に示す調理順表示テーブルTが作成され、また、上記データEから図12(b)に示す提供順監視テーブルSが作成され、図13に示すように中央装置2のディスプレイ24に表示される。
調理人は、上記ディスプレイ24の表示内容から、調理すべき順番及びタイミング、数量を簡単に把握することができる。
また、上記ディスプレイ24にタッチパネル等の入力手段を設け、調理人が各料理の調理を開始したとき、また、調理を終了したとき、調理開始、調理終了を入力するようにすれば、上記のように決定された各料理の調理開始時間および調理終了時間と、実際の調理開始時間と調理終了時間を比較して、調理が予定通り行われたかを監視することができる。また、ディスプレイ上に調理の進行状況をより分かりやすく表示することができる。
そして、調理開始時間を過ぎても調理が開始されない場合や調理終了時間を過ぎても調理が終了しない場合に、処理部22に設けられた前記通知部22cにより、調理人に注意を喚起することにより、調理の進行をスムースにすることができる。
図14〜図17は本実施例の詳細処理を示すフローチャートである。
図14〜図16は本実施例の中央装置2における処理の流れを示し、図17は中央装置2に設けられた通知部22cにおける処理の流れを示す図である。
図14〜16において、まず、注文端末1からの顧客注文データの受信を待ち(図14のステップS1)、顧客注文データを受信すると、顧客注文データD(図7参照)を作成する(ステップS2)。
ついで、基本メニューデータテーブル(図6(a)参照)を参照して、顧客注文データを優先順位順に並び替え、顧客別注文データE(図10(a)参照)を作成する。また、同一料理表(データF;図10(b)参照)を作成する(ステップS3,S4)。
ステップS5において、N=1とする。ここで、Nは顧客の料理の内、提供する順番の優先順位である。
次に同一料理表(図10(b)参照、以下データFという)を参照し、{〔(調理開始時間)−(注文時間)〕<閾値Th1}を満たす調理開始時間をもつ料理があるかを調べる(ステップS6,S7)。なければ、注文受信時から閾値Th1の平均時間後に調理を開始させることとし、〔(注文時間)+(閾値Th1)/2〕を調理開始時間とし(ステップS11)、データFの直後(最後)に上記料理のデータを挿入する(ステップS12)。
また、{〔(調理開始時間)−(注文時間)〕<=閾値Th1}を満たす調理開始時間をもつ料理がある場合には、同一料理(あるいは同時に調理できる料理)であるかを調べる(ステップS8)。
同一料理(あるいは同時に調理できる料理)の場合には、データFの該当する料理の数を1増加させる(ステップS9)。また、同一料理(あるいは同時に調理できる料理)でない場合には、その料理をデータFの直後(最後)に挿入する(ステップS10)。
そして、最初の調理開始時間と調理終了時間をデータEに格納する(ステップS13)。
次に図15のフローに行き、NをN+1とし(ステップS14)、{〔(N+1)位の調理終了時間〕−〔(N)位の調理終了時間〕<=閾値Th2}を満たす(N+1)位の調理終了時間の最も遅い時間をX1,最も遅い時間をX2とする(ステップS15)。なお、優先順位がN+1位の料理を、上記のように「(N+1)位」と略記する。
次いで、{〔X2−(N+1)位の調理時間〕<=(調理開始時間α)<=〔X1−(N+1)位の調理時間〕}を満たすαを持つ料理がデータF内に存在するかを調べる(ステップS16)。なければ、{〔(N)位の調理終了時間+閾値Th2/2〕−〔(N+1)位の調理時間〕}を〔N+1〕位の料理の調理開始時間とする(ステップS20)。 また、データFの直後(最後)に上記料理のデータを挿入する(ステップS21)。
また、上記αを持つ料理が存在する場合には、その料理が上記顧客の注文料理と同一料理(あるいは同時に調理できる料理)であるかを調べる(ステップS17)。
同一料理がある場合には前記したように調理開始時間を同一にすることで同時に調理するようにして効率を上げる。すなわち、同一料理(あるいは同時に調理できる料理)の場合には、データFの直後(最後)に上記料理のデータを挿入せず、データFの該当する料理の数を1増加させる(ステップS18)。
また、同一料理(あるいは同時に調理できる料理)でない場合には、その料理をデータFの直後(最後)に挿入する(ステップS19)。
そして、(N+1)位の調理開始時間と調理終了時間をデータEに格納する(ステップS22)。
ついで、全ての注文料理をデータFに格納したかを調べ(ステップS23)、格納されていない場合には、ステップS14に戻り上記処理を繰り返す。また、全ての注文料理をデータFに格納したら図16のフローに行く。
図16のフローにおいて、まずデータFより前記図12(a)に示す調理順表示テーブルTを作成し、また、上記データEから図12(b)に示す提供順監視テーブルSを作成する(ステップS24)。そしてテーブルTとテーブルSを中央装置2のディスプレイ24に表示する(ステップS26、ステップS27)。
次いで、調理終了の料理があるかを調べ(ステップS28)、調理終了の料理があれば、調理終了の料理情報をデータFに送り、ディスプレイ24に表示された調理順表示テーブルTの内、調理終了料理を反転表示する(ステップS29)。
また、調理終了の料理情報をデータEに送り(ステップS30)、ディスプレイ24に表示された提供順監視テーブルSの内、調理終了料理を反転表示し(ステップS31)。処理を終了する。
次に、中央装置2に設けられた通知部22cの動作について説明する。
前記中央装置2のディスプレイ24にタッチパネル等の入力手段を設け、調理人が各料理の調理を開始したとき調理の開始を入力し、また、各料理の調理を終了したとき、調理の終了を入力できるようにしておく。
そして、中央装置2の処理部22は前記記憶部23に格納されたデータFを参照して、各料理の調理が調理開始時間に開始され、調理終了時間に終了したかを監視する。
そして、図17(a)のフローに示すように、調理開始時刻と現在時刻を比較し、調理開始時間を経過しても調理が開始されない場合、当該料理に視覚効果を施す。例えば、ディスプレイ上に表示される料理を点滅表示させる。あるいは音、音声等で通知するようにしてもよい。
また、図17(b)のフローに示すように、調理終了時刻と現在時刻を比較し、調理終了時間を経過しても調理が終了しない場合、当該料理に視覚効果を施す。例えば、上記のようにディスプレイ上に表示される料理を点滅表示させる。あるいは、音、音声等で通知するようにしてもよい。
図18は本発明の第2の実施例の調理情報表示システムの全体構成を示す図であり、本実施例は、前記した注文端末1に、入力部、送信部に加えて受信部、表示部を設けて、中央装置2から調理情報を上記注文端末1に送信し、注文端末の表示部に表示するようにしたものである。
図18において、1は注文端末であり、この注文端末1には、入力部1a、送信部1bに加えて、受信部1c、表示部1dが設けられている。
また、中央装置2には、前記図2に示したものに加えて送信部25が設けられている。その他の構成および動作は前記第1の実施例と同様であり、中央装置2の処理部22は、注文端末1からの顧客の注文を受信し、前記実施例で説明したように、各料理の調理開始時間、調理終了時間を決定し、中央装置2のディスプレイ24に表示する。
また、これと同時に、中央装置2は上記送信部25から、注文端末1に提供順監視テーブルS(前記図12(b)参照)を送信する。
注文端末1はこのデータを受信すると、注文端末1の表示部1dに表示する。これにより、顧客から注文を受ける店員は、顧客全体の調理の進行状況等を確認することができ、顧客からの問い合わせ等に対して迅速に対応することができる。
図19は本実施例の処理を示すフローチャートであり、図19は前記図16以降の処理を示しており、それ以前の図14、図15に示した処理は前記第1の実施例と同じである。
図19のステップT1〜T4で前記したように調理順表示テーブルTと提供順監視テーブルSを作成し、テーブルTとテーブルSを中央装置2のディスプレイ24に表示する。次いで、提供順監視テーブルSのデータを中央装置2の送信部25から注文端末1に送信し、注文端末1のディスプレイに上記テーブルSを表示する(ステップT5)。
次に、前記図16と同様、調理終了の料理があるかを調べ(ステップT6)、調理終了の料理があれば、調理終了の料理情報をデータFに送り、中央装置2のディスプレイ24に表示された調理順表示テーブルTの内、調理終了料理を反転表示する(ステップT7)。
また、調理終了の料理情報をデータEに送り(ステップT8)、ディスプレイ24に表示された提供順監視テーブルSの内、調理終了料理を反転表示する(ステップT9)。 さらに、上記テーブルSが更新されたかを調べ(ステップT10)、更新されていなければステップT2に戻り、更新されていればテーブルSの更新情報を注文端末ディスプレイに送信し(ステップT11)、注文端末ディスプレイ表示において、調理済料理データを反転表示させ(ステップT12)、処理を終了する。
図20は本発明の第3の実施例の調理情報表示システムの全体構成を示す図であり、本実施例は、顧客のテーブルにテーブルディスプレイを設け、テーブルディスプレイに調理情報を表示できるようにしたものである。
図20において、1は注文端末(店員用注文端末)であり、この注文端末1には、入力部1a、送信部1b、受信部1c、表示部3dが設けられている。また、顧客のテーブルには、受信部3aと表示部3bを備えたテーブルディスプレイ3が設けられる。
また、中央装置2には、前記図2に示したものに加えて送信部25が設けられている。その他の構成および動作は前記第1の実施例と同様であり、中央装置2の処理部22は、注文端末1からの顧客の注文を受信し、前記実施例で説明したように、各料理の調理開始時間、調理終了時間を決定し、中央装置2のディスプレイ24に表示する。
これと同時に、中央装置2は上記送信部25から、提供順監視テーブルS(前記図12(b)参照)を注文端末1および顧客のテーブルに設置されたテーブルディスプレイ3に送信する。
注文端末1はこのデータを受信すると上記第2の実施例と同様、表示部1dに提供順監視テーブルSを表示する。また、同様に、このデータは、各顧客のテーブルに設置されたテーブルディスプレイ3でも受信され、各テーブルディスプレイ3には、当該テーブルの顧客が注文した料理の調理の進行状況が表示される。
これにより、店員は、顧客全体の料理の調理進行状況等を確認することができ、また、各顧客は自分の注文した料理の調理進行状況を確認することができる。
本発明の概要を説明する図である。 本発明の第1の実施例のシステムの全体構成を示す図である。 中央装置の処理部のブロック図である。 本発明の第1の実施例の中央装置における処理を示す基本フローである。 本発明における調理時間の決定方法を説明する図であり、 基本メニューテーブルA、調理時間テーブルB、閾値テーブルCを示す図である。 顧客注文データDを示す図である。 顧客別注文データ(データE)と同一料理表(データF:初期状態)を示す図(1)である。 顧客別注文データ(データE)と同一料理表(データF)を示す図(2)である。 顧客別注文データ(データE)と同一料理表(データF)を示す図(3)である。 顧客別注文データ(データE)と同一料理表(データF)を示す図(4)である。 調理順表示テーブルTと提供順監視テーブルSを示す図である。 ディスプレイの表示画面の例を示す図である。 本発明の第1の実施例の詳細処理を示すフローチャート(1)である。 本発明の第1の実施例の詳細処理を示すフローチャート(2)である。 本発明の第1の実施例の詳細処理を示すフローチャート(3)である。 本発明の第1の実施例の詳細処理を示すフローチャート(4)である。 本発明の第2の実施例のシステムの全体構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例のシステムの全体構成を示す図である。
符号の説明
1 注文端末
1a 入力部
1b 送信部
1c 受信部
1d 表示部
2 中央装置
21 受信部
22 処理部
23 記憶部
24 ディスプレイ
25 送信部
3 テーブルディスプレイ

Claims (9)

  1. 顧客からの料理の注文を受付けたとき、該料理の注文情報を送信する注文端末と、
    上記注文端末から上記注文情報を受信する受信部と、
    上記注文情報を格納する記憶部と、
    上記記憶部に格納された注文情報の各注文料理品目について、調理開始時間および終了時間を決定する調理開始/終了時間決定手段と、
    上記注文料理の調理開始時間および終了時間を含む調理情報を表示するディスプレイを備えた中央装置とから構成され、
    上記調理開始/終了時間決定手段は、同一顧客が注文した複数の料理品目については、当該顧客への提供間隔が一定時間内を保つように、また各顧客に対しては、最初に提供する料理品目の調理開始時間を、注文を受け付けてから所定の定められた閾値内の時間帯内に入るように調理開始時間および調理終了時間を決定する
    ことを特徴とした調理情報表示システム。
  2. 上記調理開始/終了時間決定手段は、
    各顧客毎に注文料理を予め設定された優先順位の順序に並べ替え、
    優先順位が一位の注文料理の調理開始時間を、該注文を受けてから予め設定された第1の閾値内の時間帯に設定し、
    優先順位が一つ高い料理の調理終了時間から予め設定された第2の閾値の時間帯内に入るように、次の優先順位の料理の調理終了時間を決定するとともに、次の優先順位の料理の調理開始時間を、上記調理終了時間及び各料理の調理時間とから決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理情報表示システム。
  3. 上記調理開始/終了時間決定手段は、予め設定された第1の閾値の時間内に、一又は複数の顧客が互いに同一料理又は同時に調理が可能な料理を注文した場合、
    各顧客が注文した料理の調理開始時間を同時刻とする
    ことを特徴とした請求項2記載の調理情報表示システム。
  4. 調理開始時間を過ぎても調理が開始されない場合に、調理人に注意を喚起する通知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1,2または請求項3記載の調理情報表示システム。
  5. 調理終了時間を過ぎても調理が終了しない場合に、調理人に、注意を喚起する通知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1,2,3または請求項4記載の調理情報表示システム。
  6. 上記注文端末は、顧客からの料理の注文を入力する入力部と、
    入力された注文料理情報を送信する送信部と、
    顧客別に注文料理情報を受信する受信部と、
    上記顧客別の注文料理情報をディスプレイに表示する表示部を備え、
    上記中央装置は、調理開始時間および終了時間を含む顧客別の調理情報を、上記注文端末に送信する送信部を備えた
    ことを特徴とした請求項1,2,3,4または請求項5記載の調理情報表示システム。
  7. 上記注文端末は、顧客からの注文を入力する入力部と、
    入力された注文データを送信する送信部と、
    顧客別に注文料理情報を受信する受信部と、
    上記顧客別注文料理情報をディスプレイに表示する表示部を備えた店員用注文端末と、 各顧客テーブルに備え付けられ、各顧客が注文した注文情報を表示するための表示部を備えた顧客テーブルディスプレイとから構成され、
    上記中央装置は、調理開始時間および終了時間を含む顧客別の調理情報を、上記店員用注文端末と顧客テーブルディスプレイに送信する送信部を備えた
    ことを特徴とした請求項1,2,3,4,5または請求項6記載の調理情報表示システム。
  8. 上記注文端末から顧客の料理の注文情報を受信する受信部と、
    上記注文情報を格納する記憶部と、
    上記記憶部に格納された注文情報の各注文料理品目について、調理開始時間および終了時間を決定する調理開始/終了時間決定手段と、
    上記注文料理の調理開始時間および終了時間を含む調理情報を表示するディスプレイを備え、
    上記調理開始/終了時間決定手段は、同一顧客が注文した複数の料理品目については、当該顧客への提供間隔が一定時間内を保つように、各顧客に対しては、最初に提供する料理品目の調理開始時間を、注文を受け付けてから所定の定められた閾値内の時間帯内に入るように調理開始時間および調理終了時間を決定する
    ことを特徴とした調理情報表示装置。
  9. 注文端末から、顧客の料理の注文情報を受信し、該注文情報を記憶装置に格納し、該記憶装置に格納された注文情報の各料理品目について、調理開始/終了時間を決定し、調理人に通知するプログラムであって、
    上記プログラムは、各顧客毎に注文料理を予め設定された優先順位の順序に並べ替える処理と、
    顧客から注文を受けたとき、優先順位が一位の注文料理の調理開始時間を、該注文を受けてから予め設定された第1の閾値内の時間帯に設定する処理と、
    優先順位が一つ高い料理の調理終了時間から予め設定された第2の閾値の時間帯内に入るように、次の優先順位の料理の調理終了時間を決定する処理と、
    上記次の優先順位の料理の調理開始時間を、上記調理終了時間及び各料理の調理時間から決定する処理と、
    上記のように決定された調理開始時間および終了時間をディスプレイ装置に表示させる処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする調理開始/終了時間を決定するプログラム。
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