JP2005055004A - 冷蔵庫 - Google Patents

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芳輝 菊地
Kenichi Arakawa
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Hitachi Home and Life Solutions Inc
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Abstract

【課題】可燃性冷媒を用いた冷蔵庫において、内管をガラス管とし、外管を金属管とした除霜用ヒ−タの信頼性を向上させる。
【解決手段】可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルの蒸発器と、前記蒸発器の下方に配置された除霜用ヒ−タとを備えた冷蔵庫であって、前記除霜用ヒ−タは、金属抵抗体からなるヒ−タ線と、前記ヒ−タ線を内部に配置したガラス管と、前記ガラス管の外周に配置された金属管とを有し、前記ガラス管と前記金属管とはセラミック製の金属管用キャップにより離間して設置されたことを特徴とする冷蔵庫。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫の構造を図9、図10を用いて説明する。31は冷蔵庫本体、この冷蔵庫本体31は内部に冷凍室32、冷蔵室33を有している。34は冷凍室32の前面開口部を閉塞する冷凍室扉であり、35は冷蔵室扉である。36は冷凍室背部に形成された冷却室37内に設けられた蒸発器、この蒸発器36は圧縮機、凝縮器等と冷凍サイクルの一部を構成する。冷凍サイクルの蒸発器36内を通る冷媒が蒸発器36表面に接触する空気から熱を奪って蒸発し、これによって冷却された空気が冷気として循環ファン(図示せず)により冷凍室、冷蔵室に送り出されるように構成されている。蒸発器36が蒸発器36周辺の空気中から熱を奪って冷凍室32、冷蔵室33内を冷却する際に、運転中に蒸発器36の表面に着霜する。そのため、蒸発器36の下方に除霜用ガラス管ヒータ38を備え、除霜用ガラス管ヒータ38の輻射熱により蒸発器36に付着されている霜を溶かして除去するように構成されている。
【0003】
係る冷蔵庫の冷媒には、HFC系冷媒が使用されてきたが、HFC系冷媒が地球温暖化などの環境問題となることから、地球温暖化係数の低い炭化水素系冷媒が用いられるようになっている。この炭化水素系冷媒は可燃性冷媒である。
【0004】
炭化水素系冷媒を使用した冷凍サイクルにおいて、可燃性冷媒が庫内に洩れると、庫内が密閉された状態となっているため、可燃性冷媒が除霜用ガラス管ヒータ38の周辺または冷凍室32、冷蔵室33内に溜まり易く、除霜用ガラス管ヒータ38の表面温度が可燃性冷媒の発火温度(400℃〜500℃)に上昇した場合には、漏れた可燃性冷媒が引火する可能性がある。
【0005】
これを解決するための冷蔵庫として、ガラス管表面温度が可燃性冷媒の発火温度未満となるように多重ガラス管構造としている。この除霜用ガラス管ヒータ38は、両端が密閉され且つ内部が真空にされた円筒状ガラス管39と、このガラス管内に組込まれたヒータ線40と上記円筒状ガラス管39を覆う外ガラス管41と前記円筒状ガラス管39と外ガラス管41端部を密閉シールするガラス管用キャップ42とを備えて構成されている。即ち両端がガラス管用キャップ42で密閉された円筒状の多重ガラス管内に金属抵抗体からなるヒータ線40が組込まれた構造となっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−257831号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
可燃性冷媒を使用する冷蔵庫の除霜用ヒータは万一の事故を考慮し、二重のガラス管にすることが提案されているが、二重のガラス管であった場合、外側のガラス管に割れ等の損傷があると、一重の従来から使用されている除湿用のヒータと変りなく、可燃性冷媒対応の除湿用ヒータとならなかった。即ち、二重のガラス管ヒータの場合、製造元より冷蔵庫アッセンブリメーカ迄の間の運搬荷扱い時に衝撃でガラスの損傷の恐れがあることは勿論、冷蔵庫メーカに於いても、運搬、組立等の工程を経る為これまた衝撃で該ガラス管に損傷を与える可能性があることは勿論、冷蔵庫のサービス時、サービスマンが、上記除霜用ヒータの周りの部品脱着時に該ガラス管に周囲の部品或いは工具類をぶつけ割れ等の損傷を与える可能性があった。
【0008】
そのため二重管の外側管を金属管にすることでこの問題を解決することが考えられるが、内管をガラス管とし、外管を金属管とした除霜用ヒ−タを想定した場合には種々の課題が生じる。例えば、金属管はガラス管と違い熱伝導性が良く、ガラス管と金属管をゴム材のキャップで固定した場合には、ゴム材の耐熱温度が低いため使用することが難しいこと等が挙げられる。
【0009】
本発明の目的は、上述した課題を解決し信頼性のある除霜用ヒ−タを搭載した冷蔵庫を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を解決するため、本発明の冷蔵庫は、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルの蒸発器と、蒸発器の下方に配置された除霜用ヒ−タとを備えた冷蔵庫であって、除霜用ヒ−タは、金属抵抗体からなるヒ−タ線と、ヒ−タ線を内部に配置したガラス管と、ガラス管の外周に配置された金属管とを有し、ガラス管と金属管とはセラミック製の金属管用キャップにより離間して設置されたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の本発明の一実施例は、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルの蒸発器と、前記蒸発器の下方に配置された除霜用ヒ−タとを備えた冷蔵庫であって、前記除霜用ヒ−タは、金属抵抗体からなるヒ−タ線と、前記ヒ−タ線を内部に配置したガラス管と、前記ガラス管の外周に配置された金属管とを有し、前記ガラス管と前記金属管とはセラミック製の金属管用キャップにより離間して設置されたことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、熱伝導性の良い金属管からの熱及びガラス管を通しての熱によりキャップが溶けることなく、キャップを介して熱が外部に伝わっていくのを抑制することが出来る。
【0012】
請求項2に記載の本発明の一実施例は、請求項1において、前記金属管は前記ガラス管より短く形成され、前記金属管用キャップは、前記ガラス管を内部に挿入可能な中空部と、前記金属管の内周と当接させて前記金属管を取付ける当接部と、端部に突出部を有し、前記突出部には前記ガラス管の端部を支持するゴム製のガラス管用キャップが取付けられていることを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、金属管用キャップを簡単な構成にすることが出来、ガラス管をゴム製のガラス管用キャップで密に固定することが可能となる。
請求項3に記載の本発明の一実施例は、請求項1又は2において、前記除霜用ヒ−タの上方には、除霜の際に前記蒸発器から前記金属管に落下する水を遮断する屋根を設けたことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、蒸発器からの除霜水が除霜用ヒ−タに当たり、蒸発音が発生するのを抑制でき、さらに除霜用ヒ−タの金属管に除霜水があたることによる金属管の変形を抑制することが出来る。
【0013】
請求項4に記載の本発明の一実施例は、請求項3において、前記屋根は金属製であり、前記屋根の長手方向にリブを一体に形成したことを特徴とする冷蔵庫である。
【0014】
この構成により、熱せられた屋根に除霜水が当たり、屋根が変形するのをリブにより抑制することが出来る。
【0015】
請求項5に記載の本発明の一実施例は、請求項3又は4において、前記屋根の端部には鉛直方向に伸びる取付脚を前記屋根と一体に設け、前記取付脚には前記除霜用ヒ−タの一端を支持可能な板状部材を備えたことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、除霜用ヒ−タを、屋根と一体に設けた取付脚や板状部材により支持固定することを可能にできる。
【0016】
請求項6に記載の本発明の一実施例は、請求項5において、合成樹脂製の樋に一体に形成された脚に前記除霜用ヒ−タを載置し、前記屋根の前記取付脚の下端は、前記樋と接触するか又は微小な隙間をあけて設置されていることを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、除霜用ヒ−タの熱により合成樹脂で形成された脚が熱で溶けた場合でも、迅速に屋根の取付脚で除霜用ヒ−タを支持することで、除霜用ヒ−タが直接樋と接触することを防止することが出来る。
【0017】
請求項7に記載の本発明の一実施例は、請求項6において、前記樋にアルミ板を配置し、前記アルミ板の上方に前記除霜用ヒ−タを設置したことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、屋根の取付脚が樋上のアルミ板に接触しても、除霜用ヒ−タの熱が取付脚から直接合成樹脂で形成された樋に伝達されないでアルミ板を介して伝達されるため、局所的な温度上昇とならず、樹脂製の樋の損傷を抑えることが出来る。
【0018】
また、屋根の取付脚下端部が樋と近接した位置にあるため、アルミ板上に生じた霜も容易に溶けるため除霜時間の短縮を図ることが出来る。
【0019】
請求項8に記載の本発明の一実施例は、請求項7において、前記ガラス管内に配置された前記ヒ−タ線の巻線開始部を前記ガラス管用キャップの側端から40mm以上離した位置にしたことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、ヒ−タ線の発熱時に金属管用キャップの外側に位置しているゴム製のガラス管用キャップがヒ−タ線の発熱する熱で損傷しないようにすることが出来る。
【0020】
請求項9に記載の本発明の一実施例は、請求項8において、前記金属管用キャップと前記ガラス管用キャップを凹凸の組み合せにより嵌合させ、前記ガラス管用キャップに前記金属管用キャップの外周を覆う覆い部を設けたことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、蒸発器から除霜時に垂れ落ちる除霜水がガラス管用キャップと金属管用キャップとの間から内部に進入することを防止できる。
【0021】
請求項10に記載の本発明の一実施例は、請求項9において、前記金属管の一端部と前記金属管用キャップとの当接部に、除霜の際に前記蒸発器より落下する水がかからないように前記金属管用キャップに鍔部を設けたことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、除霜水が金属管内に入るのを抑制することが出来る。
【0022】
請求項11に記載の本発明の一実施例は、請求項1〜10のいずれか1項において、前記金属管の表面温度が前記ヒ−タ線の発熱時に前記可燃性冷媒の発火点未満の温度になるように前記金属管と前記ガラス管とを離間して設置したことを特徴とする冷蔵庫である。
この構成により、可燃性冷媒が漏洩する事態が生じても、除霜ヒ−タの表面で可燃性冷媒の発火が生じにくくすることができる。
【0023】
(実施例)
以下、図面を参照しながらこの発明に一実施形態について具体的に説明する。
【0024】
図1は冷蔵庫の縦断面図である。冷蔵庫2は、冷蔵庫本体1及び扉3〜5により食品などの貯蔵するための貯蔵室(庫内)10〜12を構成している。貯蔵室10〜12は、通常、扉3〜5が閉められて密閉された状態となっている。なお、各貯蔵室10〜12は冷気通路を介して連通されている。冷蔵庫本体1は外箱101、断熱材103及び内箱102からなっている。冷蔵庫本体1の前面には冷蔵室扉3、野菜室扉4、冷凍室扉5が取付けられ、冷蔵室10、野菜室11、冷凍室12が形成されている。
【0025】
冷蔵庫2は、庫内を冷却するために、冷凍サイクル、冷却用ファン8、及び電動ダンパー9などを備えている。冷凍サイクルは、圧縮機6、凝縮器(図示せず)、減圧装置(図示せず)、蒸発器7などを配管で接続して構成されている。冷凍サイクル内に封入される冷媒としては、漏洩しても地球温暖化に影響を与えないとされるR290(プロパン)やR600a(イソプタン)などの炭化水素系冷媒が用いられている。これらの炭化水素系冷媒は可燃性冷媒である。圧縮機6は冷蔵庫本体1の背面下部に形成された機械室104内に配置されている。蒸発器7は、プレートフィンチューブ型熱交換器で構成され、庫内(具体的には冷凍室12の背面部に形成された蒸発器設置用ダクト内)に配置されている。
【0026】
冷却用ファン8は、蒸発器7で冷却された冷気を各貯蔵室10〜12に循環するように、蒸発器7の上方に配置されている。なお、冷却用ファン8は羽根とモータとから構成されている。電動ダンパー9は蒸発器7からの冷気の供給量を調節するように冷気通路の途中に回動可能に設けられている。
【0027】
蒸発器7の近傍には除霜用ヒータ13が設けられている。この除霜用ヒータ13は、蒸発器7に着霜した霜を効率よく取り除くために、蒸発器7の下方に配置されている。具体的には、除霜用ヒータ13は蒸発器7の直下に対向して横長に設けられている。
【0028】
かかる冷蔵庫の除霜は、冷凍サイクルの運転を停止すると共に、除霜用ヒータ13に通電することにより、除霜用ヒータ13からの放射熱で蒸発器7に付着した霜を加熱して融解することにより行われる。除霜用ヒータ13は制御部18及びセンサー(図示せず)により通電をオン、オフ制御される。
【0029】
次に、図2〜図5を参照しながら、除霜用ヒータ13の具体的構成に関連してさらに説明する。
【0030】
除霜用ヒータ13は、ヒータ線14と、内管であるガラス管15と、シリコンゴム製のガラス管用キャップ17と、外管である金属管16とセラミック製で熱絶縁性を持つ金属管用キャップ19とを備えて構成されている。
【0031】
ヒータ線14は、金属抵抗体からなっており、ガラス管15内に収納されている。ガラス管用キャップ17は、ガラス管15内を密閉すると共に、ヒータ線14に繋がれるリード線14cを覆うように設けられている。ガラス管16は、ガラス管15の外部を覆ってガラス管15との間に空間を有し、二重管を形成している。金属管用キャップ19は、金属管16の端部開口部とガラス管用キャップ17との間に介在されると共に、金属管16とガラス管15との間の空間を閉鎖し且つ空間寸法を決定するように離間させることが出来るものである。ガラス管用キャップ17及び金属管用キャップ19はガラス管15及び金属管16の両端部にほぼ対称に設けられている。従って、金属管16はガラス管15より短く作られているものである。
【0032】
ここで金属管16の一例として、熱効率・熱伝導率の良い押出成形等で作られたアルミニウム管で形成されたものを用いて説明する。アルミニウム管にすることで、除霜用ヒータ13の軽量化及び除霜性能の向上が図れる。即ち、アルミニウムは鉄(比重7・87)銅(比重8.93)などの金属材料に比べて比重2.71と約3分の1で軽量である。また、熱伝導性においても鉄の約3倍(アルミニウム:180kcal/m・hr・℃、鉄:47kcal・m・hr・℃)と良好であり、除霜ヒータ13の外管とすることで、除霜ヒータ13の表面温度を均一化することができ、除霜時間の短縮及び省エネに繋がる。さらには、アルミニウムは空気中では緻密で安定な酸化皮膜を生成し、この皮膜が腐食を防止するので、蒸発器7から滴下する除霜水などの接触によるさびの発生を抑制する、更にガラス管と比較して信頼性を向上することができる。しかも、アルミニウムは加工性に優れているため押出し成形が可能で、低コストの除霜ヒータ13の提供が可能となる。
【0033】
上記除霜用ヒータ13は、金属管16の表面温度がヒータ線14の発熱時に可燃性冷媒の発火点未満の温度になるように設定されている。これによって、冷凍サイクル内の可燃性冷媒が漏れたとしても、除霜ヒータ13によって可燃性冷媒に引火されることがなく、安全性を向上できる。
【0034】
次に、除霜用ヒータ13の端部の具体的構造に関連して図4〜図7をもって説明する。
【0035】
金属管用キャップ19には上述したようにセラミック材料が用いられている。これによって、熱伝導性の良い金属管16からの熱及びガラス管15を通しての熱によりゴム製のガラス管用キャップ17が加熱されて過度に温度上昇することが防止される。
【0036】
本発明の一実施例は、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルの蒸発器7と、蒸発器7の下方に配置された除霜用ヒ−タ13とを備えた冷蔵庫であって、除霜用ヒ−タ13は、金属抵抗体からなるヒ−タ線14と、ヒ−タ線14を内部に配置したガラス管15と、ガラス管15の外周に配置された金属管16とを有し、ガラス管15と金属管16とはセラミック製の金属管用キャップ19により離間して設置されたことを特徴とする。この構成により、熱伝導性の良い金属管16からの熱及びガラス管15を通しての熱によりキャップ(17,19)が溶けることなく、キャップを介して熱が外部に伝わっていくのを抑制することが出来る。
また、本発明の一実施例は、金属管16はガラス管15より短く形成され、金属管用キャップ19は、ガラス管15を内部に挿入可能な中空部33と、金属管16の内周と当接させて金属管16を取付ける当接部32と、端部に突出部27を有し、突出部27にはガラス管の端部を支持するゴム製のガラス管用キャップ17が取付けられていることを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、金属管用キャップ19を簡単な構成にすることが出来、ガラス管15をゴム製のガラス管用キャップ17で密に固定することが可能となる。
【0037】
特に、金属管用キャップ19は蒸発器7の直下近傍に対向して設けられているために吸水率が小さいことが必要であると共に、ガラス管15及び金属管16からガラス管用キャップ17への熱移動を防ぐために熱伝導率が小さいこと(換言すれば、熱絶縁性を有すること)が必要であり、さらには蒸発器7の冷却及びヒータ線14の加熱の断続による影響を少なくするために熱膨張係数が小さく且つ耐熱衝撃性に強いことが必要である。このために、本実施例では、金属管用キャップ19として碍子を用いることにより、これらの要求を満足させている。
【0038】
冷蔵庫2では蒸発器7及び除霜用ヒータ13により冷熱・加熱運転が繰り返されるため、金属管16とガラス管15との間の空間に空気中の水分及びゴムキャップ17付近に付着した水滴が管内に吸い込まれ、内部に溜まってしまい、ガラス管15の破損などに至る可能性がある。そのため、本実施例では金属管用キャップ19の下部に水を排出するための排水溝20が設けられている。これによって、金属管16とガラス管15との間に水分が吸込まれたとしても、排水溝20から水が抜け出るようになっているので、内部空間に溜まってガラス管15を破損することを防止できる。この排水溝20は金属管用キャップ19と金属管16の当接面にわたって形成されている。また、ガラス管15は、内部空間に進入する水分による劣化を防ぐため、強化ガラスが用いられている。
【0039】
金属管用キャップ19は、その側面をガラス管用キャップ17の側面に当接させると共に、ガラス管用キャップ17に設けられた覆い部17aが金属管用キャップ19の側端にオーバーラップし、蒸発器7から除霜時に垂れ落ちる除霜水がガラス管用キャップ17と金属管用キャップ19との間から内部に進入することが防止される。
【0040】
本発明の一実施例は、金属管用キャップ19とガラス管用キャップ17を凹凸の組み合せにより嵌合させ、ガラス管用キャップ17に金属管用キャップ19の一部又は全部の外周を覆う覆い部17aを設けたことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、蒸発器7から除霜時に垂れ落ちる除霜水がガラス管用キャップ17と金属管用キャップ19との間から内部に進入することを防止できる。
【0041】
又、ガラス管用キャップ17には金属管用キャップ19に設けられた凹部23に嵌合する複数の突出部22が設けられ、位置出し及び、金属管用キャップの回転を防止する。
【0042】
金属管用キャップ19の他方側部には、ガラス管15及び金属管16の挿入を容易にする為のテーパー25が設けられているので、それぞれの管の挿入がし易く、挿入の際における金属管用キャップ19の破損を防止することができる。
【0043】
金属管16と金属管用キャップ19との保持において、金属管16の側端部に空間26を形成している。この空間26は金属管16の端部と金属管用キャップ19の壁面との間に形成されている。この空間26は、金属管16が熱膨張で変形して端部が伸びる寸法より大きく設定されているので、金属管16がヒータ線14による加熱及び蒸発器7による冷却で熱膨張・熱収縮してもそれを吸収することができる。
【0044】
次に図4、図5に於いて、ヒータ線14に付いて説明する。
【0045】
本発明のヒータ線の巻線開始部14aは図にも示す如く、金属管用キャップ19から30mm以上離れた所に位置している。これはヒータ線14の発熱時金属管用キャップ19の外側に位置しているゴム製のガラス管用キャップ17が上記ヒータ線14の発熱する熱で損傷しない寸法とするためである。
【0046】
即ち、先の巻線開始部14aはゴム製のガラス管用キャップ17から見ると40mm以上離れている所に位置しているものである。
本発明の一実施例は、ガラス管15内に配置されたヒ−タ線14の巻線開始部14aをガラス管用キャップ17の側端から40mm以上離した位置にしたことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、ヒ−タ線の発熱時に金属管用キャップ19の外側に位置しているゴム製のガラス管用キャップ17がヒ−タ線の発熱する熱で損傷しないようにすることが出来る。
【0047】
そして、この巻線開始部14aは丁度蒸発器7の側端延長部付近に位置している。もともと上記ヒータ線14aが発熱する熱を必要とする所は蒸発器7のフィン部7aであり、この部分に着いた霜を融解させる為のものである。
【0048】
この為除霜用ヒータ13のヒータ線14は巻線開始部14aをこの蒸発器7のフィン部7aからとしている。勿論フィン部7aの外側に当るU曲げパイプ部7b(蒸発器7を通して入る空気)にも多少の霜は付着するがこの部分に着く霜の量は限られる。
【0049】
この為除霜用ヒータ13が発熱する熱の一部が、ここに回ればU曲げパイプ部7bの除霜は処理出来るものである。換言すると、巻線開始部14aは蒸発器7(フィン部7a)に対向して設けられる。
【0050】
尚、巻線開始部14aを境にヒータ線14の直線部14b、金属管用キャップ19、ガラス管用キャップ17の先端17bまでの距離がほぼ蒸発器7の曲げパイプ部7bに相当している。
【0051】
30は金属製の屋根であり、材料はアルミニウムである。このため熱伝導性が良く、蒸発器にも効率良く熱を伝達することができる。この屋根30は、このことにより除霜用ヒータ13発熱時蒸発器7に付着した霜が除霜水となって蒸発器7より滴下し、除霜用ヒータ13に直接当るのを防止する。このことによって除霜水が除霜用ヒータ13に当り蒸発音を発生するのを防止する。又、発明者の実験によれば、除霜水が金属管16に当たることにより金属管が上方に凸の弓形に変形することが分かった。従って屋根30は、この変形を防止するうえでも効果的な方法であることが分かる。この屋根30は金属管16と金属管用キャップ19の突き合せ部及び金属管16と金属管用キャップ19の突き合せ部及び金属管用キャップ19とガラス管用キャップ17の合せ部より除霜水が金属管16内等に入るのも抑制できる。
【0052】
本発明の一実施例は、除霜用ヒ−タ13の上方には、除霜の際に蒸発器7から金属管16に落下する水を遮断する屋根30を設けたことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、蒸発器7からの除霜水が除霜用ヒ−タ13に当たり、蒸発音が発生するのを抑制でき、さらに除霜用ヒ−タ13の金属管16に除霜水があたることによる金属管の変形を抑制することが出来る。
28は除霜水を庫外に排出する際一時的に受ける桶である。この桶28は合成樹脂で形成されており、先の除霜水用ヒータ13を取付ける脚28a等を一体に成形している。そして除霜用ヒ−タ13のガラス管用キャップ17のところを脚28aが支持するようになっている。
【0053】
上記実施例の冷蔵庫によれば、次のような効果を奏する。
【0054】
ガラス管15及び金属管16を備えた二重管構造とすると共に、除霜ヒータ13の表面温度が可燃性冷媒の発火しない温度に設定されているので、可燃性冷媒が漏洩する事態が生じても、除霜ヒータ13の表面で可燃性冷媒の発火温度に至らない。
【0055】
本発明の一実施例は、金属管16の表面温度がヒ−タ線14の発熱時に可燃性冷媒の発火点未満の温度になるように金属管16とガラス管15とを離間して設置したことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、可燃性冷媒が漏洩する事態が生じても、除霜ヒ−タの表面で可燃性冷媒の発火が生じにくくすることができる。
【0056】
また、金属管用キャップ19に金属管16を取付けることで、ガラス管15の破損時にもガラス管が周囲に飛びちるのを防止することが出来る。
【0057】
さらには、熱伝導性の良い金属管16を使用することにより、除霜ヒータ13の表面温度が均一化され、効率の良い除霜が可能であり、除霜時間の短縮に繋がる。また、除霜時間の短縮により省エネにも繋がる。
【0058】
さらには、セラミック製の金属管用キャップ19を使用することで、ガラス管用ゴムキャップ17の過度な温度上昇を防止することができるため、ガラス管用キャップ17の劣化を防止することができる。
【0059】
さらには、また金属管用キャップ19の下部に排水溝20を設けることにより、ガラス管用キャップ17側への除霜水の浸入を防止することができ、仮に水が浸入しても排水溝20より吐出されるため、ガラス管15の破損を防止することができる。
【0060】
次に図6〜図8をもって金属管用キャップ19と金属管16との関係を詳細に説明する。
図6に於いて19は内部中空のリブ状金属管用キャップである。この金属管用キャップ19は先にも記述した如く金属管16の内側に差し込まれる。挿入部19aを有している。この挿入部19aの長さL1により、可燃性冷媒が漏れた時金属管16内に可燃性冷媒が入るのを抑える。
【0061】
更にこの挿入部19aの肉厚により金属管16とガラス管15間に作られる空間は決定される。この為この挿入部19a肉厚は金属管16の表面温度が可燃性冷媒の発火点温度未満になる肉厚になるように設計されている。
また、この挿入部19a下端に設けられた排水溝20部を利用し金属管16側に設けた段押し部16aを位置させることにより金属管16内に入った水を排水させることが出来ると同時に金属管用キャップ19と金属管16との回り止めを行なうものである。
【0062】
更にテーパ25を挿入部19a先端に設けておくことにより、金属管16、ガラス管15の挿入を容易にしているものである。
【0063】
図7は蒸発器7と除霜用ヒータ13間に設けられた屋根30を示す。この屋根30は図4に示す如く、ガラス管用キャップ17に取付脚30aを利用して取付けられている。そして金属管16に除霜水が直接当り、蒸発音を発するのを防止する。これと同時に加熱された金属管に除霜水が直接当り、金属管16が変形するのを防止する。
【0064】
即ち、金属管16に除霜水が除霜の度に当ると、その当る部分は瞬間的に温度が下がる為金属管16が収縮する。
この結果上記金属管16は上側に反る現象が発生する。上記屋根30はこれを防止するものである。
勿論この屋根30は、蒸発器7より滴下する除霜水が金属管16、ガラス管15内に入るのも防止する。
屋根30は金属製(アルミニウム)であり、屋根30の長手方向にはリブ31が一体に形成されている。これにより、熱せられた屋根に除霜水が当たって変形するのをリブにより抑制することが出来る。
【0065】
30bは取付脚30bに囲まれた取付穴を示す。この空間30aは先に説明したガラス管用キャップ17の外形に近い形をしている。30cは樋28に設けた脚28a(図4)が除霜用ヒータ13が発熱する熱で損傷するのを取付脚30aと共に防止する板状部材である。
この板状部材30cは屋根30をガラス管用キャップ17に取付ける際、90度折り曲げておき、取付後元の位置(図に示す位置)に戻されるものである。
【0066】
このことを更に詳説すると、冷蔵庫は不特定多数の人に使われる製品である為に、各種の想定試験が設計段階で行われている。この中には使用者が100Vと200Vを間違えて冷蔵庫を運転させた時どうなるかと云う試験項目がある。
上記説明した金属管16を備えた除霜用ヒータ13の場合、次の現象が想定される、
(1)金属管16の上部が溶け、一部に穴が明く。
(2)ガラス管用キャップ17が熱で損傷する。
(3)除霜用ヒータ13を支える樋28側の脚28aが熱で損傷する。
等である。この内、金属管16の天井が溶け一部に穴が明く点については、穴が明いた後は金属管16内の空気が外部にその穴を通して吐き出される為にそれ以後の致命的事故には発展しないが、ガラス管用キャップ17が熱で損傷したり、樋28側の脚28aが熱で損傷する点については、それ以後、致命的な事後に発展する可能性を持っている。
【0067】
本実施例は、この点をも考慮しているものである。即ち、ガラス管用キャップ17の温度上昇対策としては、金属製(アルミ製)の屋根30の取付脚30aをガラス管用キャップ17に取付け、この取付脚30aは勿論、屋根30を放熱板として仂かせるようにしたものである。
又、樋28側の脚28aの熱損傷については、上記脚28aを取付脚30aと板状部材30cで除霜用ヒータ13側から来る熱を遮断するようにしたものである。
勿論上記200V通電対策としては、冷蔵庫側としては蒸発器7等に温度ヒューズ等を取付けておき、危険温度に達した時には、電源を遮断する構成はとっているが、上記例は、危険温度に達する迄の間の対策として必要となるものである。本実施例では、図4に示す樋28側に貼られるアルミ板21(アルミテープを含む)を上記屋根30の取付脚30a下端に位置させておく点である。
即ち、除霜用ヒータ13を支える脚28aが熱で損傷し、樋側に除霜用ヒータ13が下って来た時でも、上記除霜用ヒータ13は先の取付脚30a及び板状部材30cにより樋28上に保持される。この時、取付脚30aの熱が樋28側に伝えられることとなるが、アルミ板21があることにより、局部熱な温度上昇とならず樹脂製の樋28は損傷せず、致命的な事故には発展しないようにすることが出来る。
【0068】
本発明の一実施例は、屋根30の端部には鉛直方向に伸びる取付脚30aを屋根30と一体に設け、取付脚30aには除霜用ヒ−タ13の一端を支持可能な板状部材30cを備えたことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、除霜用ヒ−タ13を、屋根30と一体に設けた取付脚30aや板状部材30cにより支持固定することを可能にできる。
【0069】
又、本発明の一実施例は、合成樹脂製の樋28に一体に形成された脚28aに除霜用ヒ−タ13を載置し、屋根30の取付脚30aの下端は、樋28と接触するか又は微小な隙間をあけて設置されていることを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、除霜用ヒ−タの熱により合成樹脂で形成された脚28aが熱で溶けた場合でも、迅速に屋根30の取付脚30aで除霜用ヒ−タを支持することで、除霜用ヒ−タが直接樋と接触することを防止することが出来る。ここで、「微小な隙間」とは、屋根の取付脚で除霜用ヒ−タを支持しても下方の樋がヒ−タの熱によって溶けない程度の距離である。
【0070】
又、本発明の一実施例は、樋28にアルミ板21を配置し、アルミ板21の上方に除霜用ヒ−タ13を設置したことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、屋根30の取付脚30aが樋上のアルミ板21に接触しても、除霜用ヒ−タ13の熱が取付脚30aから直接合成樹脂で形成された樋28に伝達されないでアルミ板21を介して伝達されるため、局所的な温度上昇とならず、樹脂製の樋の損傷を抑えることが出来る。また、屋根の取付脚下端部が樋と近接した位置にあるため、アルミ板21上に生じた霜も容易に溶けるため除霜時間の短縮を図ることが出来る。
【0071】
尚、図4に於いて、取付脚30a対向部に部分的な補助アルミ板29を取付けることも考えられるが、特に樋28の排水口(図示せず)部を加熱する為に現状適用されているアルミ板21を延長して、取付脚30a対向部に位置させるのが効果的である。
【0072】
次に図8に於いて、図8に示すものは、金属管用キャップに鍔部19bを設けた例を示すものである。即ちこの鍔部19bは除霜水が空間26より挿入部19aを通して、金属管16内に除霜水が入るのを抑制するものである。この鍔部19bは金属管用キャップ19と同時に成形されているものである。
本発明の一実施例は、金属管16の一端部と金属管用キャップ19との当接部32に、除霜の際に蒸発器より落下する水がかからないように金属管用キャップ19に鍔部19bを設けたことを特徴とする冷蔵庫である。この構成により、除霜水が金属管内に入るのを抑制することが出来る。
【0073】
以上の如く金属管とガラス管との位置決めに熱絶縁性セラミック材料よりなる金属管用キャップを設けたので、従来一般に使用されているガラス管用キャップのゴム材を使うことが出来るものである。即ち、ゴム製のガラス管用キャップは成形性も良く、且つガラス管とのシール構造も良い上、コストも安価なものである。
【0074】
これと共に二重のガラス管ヒータのもう一つの課題であった製造時或いは組立時の損傷及び万一の事故時のガラス管飛散と云う課題を解消出来るものである。更に、ガラス管を金属管用キャップの中空部に差し込み、端部を金属管用キャップより突出させ、その突出部にガラス管用キャップを取付けると共に、上記ガラス管より短く形成された金属管を金属管用キャップに取り付け、更に上記ガラス管内に配設されたヒータ線の巻線開始部を上記ガラス管用キャップの側端と40mm以上離したものであるから、ゴム製のガラス管用キャップが熱で損傷することはなく、シール構造の良いガラス管用キャップが得られることは勿論、効率の良い除霜が行なえるものである。
【0075】
更に、金属管用キャップとガラス管用キャップを凹凸等の組み合せにより結合させると共に、ガラス管用キャップに金属管用キャップ側端を覆う覆い部を設けたものであるから、両キャップの位置出しが確実になることは勿論、両者の結合部より除霜水が管内に入るのを最小にすることが出来るものである。
更に金属管用キャップと金属管との当接部を蒸発器より滴下する除霜水より保護する為に金属管用キャップに鍔部を設けたものであるから、蒸発器より滴下する除霜水が金属管内に入るのを最小にすることが出来るものである。
【0076】
更に、ガラス管用キャップに屋根の脚を取り付けると共に、その脚を樋近くまで延長させ、その脚先端に対応する樋部にアルミ板等を設けたものであるから、万一使用者が間違えて200Vのコンセントに冷蔵庫のプラグを差し込み除霜用ヒ−タを支える脚28aが損傷しても除霜用ヒ−タは倒れることなく上記取付
脚30aに支えられ樋28上に位置する。このことにより大事故に発展する事が防止出来るものである。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、内管をガラス管とし、外管を金属管とした除霜用ヒ−タの信頼性を向上した冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の除霜用ヒータの断面拡大図である。
【図4】図1の除霜用ヒータ取付部を正面側より見た説明図である。
【図5】図4中の除霜用ヒータの部分断面図である。
【図6】図5に示す金属管固定用金属キャップの説明図である。
【図7】図4に示す屋根の要部傾斜図である。
【図8】金属管用キャップの一実施例である。
【図9】従来例を示す冷蔵庫の要部縦断面図である。
【図10】図9に示す除霜用ヒータの正面図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体、2…冷蔵庫、3…冷蔵室扉、4…野菜室扉、5…冷凍室扉、6…圧縮機、7…蒸発器、7a…フィン部、7b…U曲げパイプ部、8…冷却用ファン、9…電動ダンパー、10…冷蔵室、11…野菜室、12…冷凍室、13…除霜用ヒータ、14…ヒータ線、14a…巻線開始部、14b…直線部、14c…リード線、15…ガラス管、16…金属管、16a…段押し部、17…ガラス管用キャップ、17a…覆い部、17b…先端、18…制御部、19…金属管用キャップ、19a…挿入部、19b…鍔部、20…排水口、21…アルミ板、22…凸部、23…凹部、24a…保持面、24b…シール面、25…テーパー、26…空間、27…突出部、28…樋、28a…脚、29…補助アルミ、30…屋根、30a…取付脚、30b…取付穴、30c…板状部材、31…リブ、32…当接部、33…中空部、101…外箱、102…内箱、103…断熱材、104…機械室。

Claims (11)

  1. 可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルの蒸発器と、前記蒸発器の下方に配置された除霜用ヒ−タとを備えた冷蔵庫であって、前記除霜用ヒ−タは、金属抵抗体からなるヒ−タ線と、前記ヒ−タ線を内部に配置したガラス管と、前記ガラス管の外周に配置された金属管とを有し、前記ガラス管と前記金属管とはセラミック製の金属管用キャップにより離間して設置されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、前記金属管は前記ガラス管より短く形成され、前記金属管用キャップは、前記ガラス管を内部に挿入可能な中空部と、前記金属管の内周と当接させて前記金属管を取付ける当接部と、端部に突出部を有し、前記突出部には前記ガラス管の端部を支持するゴム製のガラス管用キャップが取付けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1又は2において、前記除霜用ヒ−タの上方には、除霜の際に前記蒸発器から前記金属管に落下する水を遮断する屋根を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3において、前記屋根は金属製であり、前記屋根の長手方向にリブを一体に形成したことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項3又は4において、前記屋根の端部には鉛直方向に伸びる取付脚を前記屋根と一体に設け、前記取付脚には前記除霜用ヒ−タの一端を支持可能な板状部材を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項5において、合成樹脂製の樋に一体に形成された脚に前記除霜用ヒ−タを載置し、前記屋根の前記取付脚の下端は、前記樋と接触するか又は微小な隙間をあけて設置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項6において、前記樋にアルミ板を配置し、前記アルミ板の上方に前記除霜用ヒ−タを設置したことを特徴とする冷蔵庫。
  8. 請求項7において、前記ガラス管内に配置された前記ヒ−タ線の巻線開始部を前記ガラス管用キャップの側端から40mm以上離した位置にしたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 請求項8において、前記金属管用キャップと前記ガラス管用キャップを凹凸の組み合せにより嵌合させ、前記ガラス管用キャップに前記金属管用キャップの外周を覆う覆い部を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  10. 請求項9において、前記金属管の一端部と前記金属管用キャップとの当接部に、除霜の際に前記蒸発器より落下する水がかからないように前記金属管用キャップに鍔部を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項において、前記金属管の表面温度が前記ヒ−タ線の発熱時に前記可燃性冷媒の発火点未満の温度になるように前記金属管と前記ガラス管とを離間して設置したことを特徴とする冷蔵庫。
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