JP2003075053A - ガラス管ヒータおよびガラス管ヒータを備えた冷蔵庫 - Google Patents
ガラス管ヒータおよびガラス管ヒータを備えた冷蔵庫Info
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- JP2003075053A JP2003075053A JP2001263269A JP2001263269A JP2003075053A JP 2003075053 A JP2003075053 A JP 2003075053A JP 2001263269 A JP2001263269 A JP 2001263269A JP 2001263269 A JP2001263269 A JP 2001263269A JP 2003075053 A JP2003075053 A JP 2003075053A
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Abstract
除霜するガラス管ヒータの安全性を高めることを目的と
する。 【解決手段】 可燃性冷媒を適用した冷凍サイクルの冷
却器61の近傍に、ガラス管71と、ヒータ70と、前
記ガラス管71の両端面に設けたキャップ72と、リー
ド線73からなるガラス管ヒータ66を配置し、前記ガ
ラス管71の全面を覆うように保護部材76を取り付け
たものであり、万が一可燃性冷媒が漏洩して着火し、ガ
ラス管71が破損しても、保護部材76によりガラス管
71の飛散を防止できる。
Description
した冷凍サイクルの冷却器の除霜を行うガラス管ヒータ
及びこのガラス管ヒータを備えた冷蔵庫に関するもので
ある。
使用した冷蔵庫に関するものとしては、特開平8−54
172号公報が挙げられる。
庫を説明する。
あり、図5は、同冷蔵庫の除霜ヒータの斜視図である。
図4、図5において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵庫本体
1の内部にある冷凍室、3は冷蔵庫本体1の内部にある
冷蔵室、4は冷凍室扉、5は冷蔵室扉、6は冷凍室2と
冷蔵室3を仕切る仕切壁、7は冷凍室2内の空気を吸い
込む冷凍吸込口、8は冷蔵室3内の空気を吸込む冷蔵室
吸込口、9、10は冷気を吐出する吐出口、11は冷却
器、12は冷気を循環させるファン、13は蒸発器11
と冷凍室2を仕切る冷却器仕切壁、14は桶、15は排
水口、16は除霜手段としてのガラス管ヒータで、鉄ク
ロム線をコイル状にしたヒータ20とガラス管21とキ
ャップ22と、キャップ22の両端面に、ヒータ20と
接続したリード線23とからなる。
て接触するときに発する蒸発音を防止するための屋根で
ある。また、18は圧縮機、19は圧縮機の上部に設け
られた蒸発皿である。
蔵室3を冷却する場合は、冷却器11に冷媒が流通して
冷却器11が冷却される。これと同じくしてファン12
の作動により、冷凍室吸込口7や冷蔵室吸込口8から冷
凍室2や冷蔵室3の昇温空気を冷却器11に送り、そこ
で熱交換して冷却されて吐出口9、10から冷却風を冷
凍室2内や冷蔵室3内に送り冷却する。ここで、冷却器
11と熱交換する空気は、冷凍室扉4および冷蔵室扉5
の開閉による高温外気の流入や冷凍室2および冷蔵室3
の保存食品の水分の蒸発等により高湿化された空気であ
ることから、その空気より低温である冷却器11に空気
中の水分が霜となって着霜する。このように、冷却器1
1が着霜すると着霜量が増加するに従って冷却器11表
面と熱交換する空気との伝熱が阻害されると共に通風抵
抗となって風量が低下するために熱通過率が低下して冷
却不足が発生する。
クロム線に通電される。それにより放射される放射熱
で、冷却器11や桶14や排水口15付近に着いた霜を
水に融解する。また、このようにして融解した除霜水の
一部は直接桶14に落ち、その他は屋根17により除霜
手段16を避けて桶14に落ちて排水口15から庫外に
排水される。
来の構成は、冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた場合、
何らかの要因で可燃性冷媒が庫内に漏れ、ヒータ20に
通電されると、可燃性冷媒に着火し、ガラス管21が破
損し、多方面に飛散して不安全になる危険性が生じる。
燃性冷媒を使用した冷蔵庫の安全性向上を図る冷蔵庫を
提供することを目的とする。
の発明は、可燃性冷媒を適用した冷凍サイクルの冷却器
近傍に配置され、ガラス管と、ヒータと、前記ガラス管
の両端面に設けたキャップと、リード線からなるガラス
管ヒータにおいて、前記ガラス管全面を覆うように保護
部材を取り付けたものであり、万が一可燃性冷媒が漏洩
することにより、除霜時のヒータ通電により着火温度以
上になって可燃性冷媒に着火しガラス管が破損しても、
保護部材によりガラス管の飛散を防止できる。
の発明において、保護部材は、金属メッシュからなるも
のであり、ヒータからの輻射熱を阻害することなく、ガ
ラス管の飛散を防止できる。
2に記載の発明において、保護部材を、ガラス管の両端
面に設けたキャップで固定したものであり、保護部材を
確実に固定できるとともに、組立も容易にできる。
の発明において、ガラス管ヒータの両端面に設けたキャ
ップは、ガラス管固定部と保護部材固定部を一体に成形
したものであり、コストを低減できるとともに、取付ば
らつきを低減することができる。
求項4のいずれか一項に記載のガラス管ヒータを備えた
冷蔵庫であり、可燃性冷媒を使用した冷蔵庫の安全性が
向上する。
タおよび冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しな
がら説明する。
態1によるガラス管ヒータの要部斜視図、図2は、同実
施の形態のガラス管ヒータの要部断面図である。図3
は、同実施の形態のガラス管ヒータを除霜手段として用
い、冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入した冷蔵庫の要部
の縦断面図である。
体、52は冷蔵庫本体51の内部にある冷凍室、53は
冷蔵庫本体51の内部にある冷蔵室、54は冷凍室扉、
55は冷蔵室扉、56は冷凍室52と冷蔵室53を仕切
る仕切壁、57は冷凍室52内の空気を吸い込む冷凍吸
込口、58は冷蔵室53内の空気を吸込む冷蔵室吸込
口、59は冷凍用吐出口、60は冷蔵用冷却器、60a
は冷蔵用ファン、60bは冷蔵用吐出口である。61は
冷凍用冷却器、62は冷気を循環させる冷凍用ファン、
63は冷凍用冷却器61と冷凍室52を仕切る冷却器仕
切壁、64は桶、65は排水口、66は除霜手段として
のガラス管ヒータで、冷凍用冷却器61の近傍である下
方に配置している。
に設けられた蒸発皿である。そして、冷却器61、圧縮
機68を含む冷凍サイクルには可燃性冷媒、たとえばイ
ソブタンが封入されている。
線あるいはニッケルクロム線をコイル状にしたヒータ7
0とガラス管71とシリコンゴムからなるキャップ72
と、キャップ72の両端面に、ヒータ70と接続したリ
ード線73とからなる。74は円盤状の位置決め板で、
ヒータ70とガラス管71の間隔を一定に位置決めして
いる。75は、ヒータ70とリード線73を接続してい
るカシメ部である。76は、ガラス管71の全面を覆う
ように取り付けた保護部材で、金属メッシュから構成さ
れている。77は、ガラス管71の上部に配置した屋根
で、端部のツメ77aと、キャップ72の上面の差込部
78とで係合、支持され、除霜水がガラス管ヒータ66
に直接滴下して接触するときに発する蒸発音を防止して
いる。80は支持体で、キャップ72の一部に設けた回
り止め部79とで、ガラス管ヒータ66を所定位置に支
持している。
の高い、高純度の石英ガラスや不透明石英ガラスを用い
ている。
様にキャップ72で両端を固定している。そして、ガラ
ス管ヒータの両端面に設けたキャップ72は、ガラス管
固定部81と保護部材固定部82を一体に成形してい
る。
る場合、冷凍用冷却器61、あるいは冷蔵用冷却器60
に冷媒を選択的に流して各冷却器が冷却される。そし
て、冷凍用ファン62、冷蔵用ファン60aの作動によ
り、冷凍室吸込口57、冷蔵室吸込口58から冷凍室5
2、冷蔵室53の昇温空気を冷凍用冷却器61、冷蔵用
冷却器60に送り、そこで熱交換して冷却されて冷凍用
吐出口59、冷蔵用吐出口60bから冷気を冷凍室52
内、冷蔵室53内に送り冷凍室52、冷蔵室53を独立
して冷却する。
60と熱交換する空気は、冷凍室扉54、冷蔵室扉55
の開閉による高温外気の流入や冷凍室52、冷蔵室53
の保存食品の水分の蒸発等により高湿化された空気であ
ることから、その空気より低温である冷凍用冷却器6
1、冷蔵用冷却器60に空気中の水分が霜となって着霜
する。このように、冷凍用冷却器61、冷蔵用冷却器6
0が着霜すると着霜量が増加するに従って冷凍用冷却器
61、冷蔵用冷却器60表面と熱交換する空気との伝熱
が阻害されると共に通風抵抗となって風量が低下するた
めに熱通過率が低下して冷却不足が発生する。
らなる除霜手段66に、リード線73を介して、ヒータ
70に通電される。それにより放射される放射熱で、冷
凍用冷却器61や桶64や排水口65付近に着いた霜を
水に融解する。また、このようにして融解した除霜水の
一部は直接桶64に落ち、その他は屋根77により除霜
手段66を避けて桶64に落ちて排水口65から庫外に
排水される。なお、ガラス管71の表面温度は、可燃性
冷媒の発火点温度以下で、安全率を考慮して、発火点か
ら100℃程低い温度に制御している。
71の全面を覆うように保護部材76を取り付けている
ので、万が一可燃性冷媒が漏洩し、除霜時にヒータ70
に通電されることにより着火温度以上となって可燃性冷
媒に着火してガラス管が破損しても、保護部材によりガ
ラス管の飛散を防止でき、安全性を高めることができ
る。
なるので、ヒータからの輻射熱を阻害することなく、除
霜性能を確保した上で、ガラス管の飛散を防止できる。
端面に設けたキャップ72で固定したものであり、保護
部材76とガラス管71の距離を一定にながら確実に固
定でき、外れなどを未然に防止できる。さらに、ガラス
管ヒータ66の組立もキャップ72にはめ込むだけなの
で容易にできることになる。
たキャップ72は、ガラス管固定部81と保護部材固定
部82を一体に成形したものであり、コストを低減でき
るとともに、組立時の取付ばらつきを低減することがで
き、安定した品質を確保できる。
凍温度帯を独立して冷却する冷蔵庫において、冷凍用冷
却器61の近傍にガラス管ヒータ66を配したもので説
明したが、加えて、冷蔵用冷却器60の近傍にもガラス
管ヒータ66を配してもよい。これにより、庫内を区画
壁にて冷蔵温度帯と冷凍温度帯に区画し、冷蔵温度帯に
は冷蔵用冷却器を、冷凍温度帯には冷凍用冷却器を設
け、可燃性冷媒を適用した冷凍サイクルで、冷蔵温度帯
と冷凍温度帯を独立して冷却する冷蔵庫において、冷蔵
用冷却器と冷凍用冷却器の近傍に配したガラス管ヒータ
66の破損によるガラス管飛散防止を図ることができ
る。
凍温度帯を独立して冷却する冷蔵庫で説明したが、1つ
の冷却器で冷蔵温度帯と冷凍温度帯を冷却する冷蔵庫に
おいて、冷却器の近傍にガラス管ヒータ66を配して
も、上記と同様の効果を得られることはもちろんであ
る。
明は、可燃性冷媒を適用した冷凍サイクルの冷却器近傍
に配置され、ガラス管と、ヒータと、前記ガラス管の両
端面に設けたキャップと、リード線からなるガラス管ヒ
ータにおいて、前記ガラス管全面を覆うように保護部材
を取り付けたものであり、万が一可燃性冷媒が漏洩して
除霜時に着火し、ガラス管が破損しても、保護部材によ
りガラス管の飛散を防止でき、安全性を高めることがで
きる。
に記載の発明において、保護部材は、金属メッシュから
なるものであり、ヒータからの輻射熱を阻害することな
く、除霜性能を確保した上で、ガラス管の飛散を防止で
きる。
または2に記載の発明において、保護部材を、ガラス管
の両端面に設けたキャップで固定したものであり、保護
部材を確実に固定できるとともに、組立も容易にでき
る。
に記載の発明において、ガラス管ヒータの両端面に設け
たキャップは、ガラス管固定部と保護部材固定部を一体
に成形したものであり、コストを低減できるとともに、
組立時の取付ばらつきを低減することができ、安定した
品質を確保できる。
から請求項4のいずれか一項に記載のガラス管ヒータを
備えた冷蔵庫であり、可燃性冷媒を使用した冷蔵庫の安
全性が向上する。
要部斜視図
て用い、冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入した冷蔵庫の
要部の縦断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 可燃性冷媒を適用した冷凍サイクルの冷
却器近傍に配置され、ガラス管と、ヒータと、前記ガラ
ス管の両端面に設けたキャップと、リード線からなるガ
ラス管ヒータにおいて、前記ガラス管全面を覆うように
保護部材を取り付けたことを特徴とするガラス管ヒー
タ。 - 【請求項2】 保護部材は、金属メッシュからなること
を特徴とする請求項1に記載のガラス管ヒータ。 - 【請求項3】 保護部材を、ガラス管の両端面に設けた
キャップで固定したことを特徴とする請求項1または請
求項2に記載のガラス管ヒータ。 - 【請求項4】 ガラス管ヒータの両端面に設けたキャッ
プは、ガラス管固定部と保護部材固定部を一体に成形し
たことを特徴とする請求3に記載のガラス管ヒータ。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか一項に
記載のガラス管ヒータを備えた冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263269A JP2003075053A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | ガラス管ヒータおよびガラス管ヒータを備えた冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263269A JP2003075053A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | ガラス管ヒータおよびガラス管ヒータを備えた冷蔵庫 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003023804A Division JP2003202177A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | ガラス管ヒータおよびガラス管ヒータを備えた冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003075053A true JP2003075053A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19090053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001263269A Pending JP2003075053A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | ガラス管ヒータおよびガラス管ヒータを備えた冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003075053A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2789940A4 (en) * | 2011-12-06 | 2015-06-03 | Panasonic Corp | FRIDGE |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001263269A patent/JP2003075053A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2789940A4 (en) * | 2011-12-06 | 2015-06-03 | Panasonic Corp | FRIDGE |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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