JP2005054672A - エンジンの燃料供給制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの運転姿勢では負圧発生部から負圧導管への負圧の伝達を阻害せず,エンジンを運転停止状態で一定角度以上傾けたときには,エンジン内部の潤滑オイルが負圧導管側へ流出することを防止する。
【解決手段】弁ハウジング40に,負圧作動室45と,該室での負圧の発生・消失に伴い開・閉動作する負圧応動型制御弁60とを設け,この制御弁60を,燃料タンクT及び気化器C間の燃料通路に介裝し,また負圧作動室45を負圧導管57を介してエンジンEの負圧発生部1aに連通した,エンジンの燃料供給制御装置において,負圧発生部1a及び負圧導管57間を接続する接続部にオイル流出防止手段80を設け,このオイル流出防止手段80は,エンジンEが一定角度以上に傾けられると,負圧発生部1aから受け入れた潤滑オイルOにより負圧発生部1a及び負圧導管57の間を遮断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は,弁ハウジングに,負圧作動室を画成するダイヤフラムを取り付け,このダイヤフラムに,前記負圧作動室での負圧の発生・消失に伴う該ダイヤフラムの往・復動により開・閉動作する制御弁を連結し,この制御弁を,燃料タンク内の燃料油面下及びエンジンの燃料供給部間を連通する燃料通路系に介裝し,前記負圧作動室を負圧導管を介してエンジンの負圧発生部に連通した,エンジンの燃料供給制御装置の改良に関する。
かゝるエンジンの燃料供給制御装置は,例えば下記特許文献1に開示されているように,既に知られている。
実公平2−27145号公報
特に汎用エンジンでは,運搬時や格納時などに大きく傾けたり倒したりすることがあり,こうした場合,従来の燃料供給制御装置を備えたものでは,エンジン内部の潤滑オイルが負圧発生部から負圧導管側に流出していく虞がある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,エンジンの運転姿勢では負圧発生部から負圧導管への負圧の伝達を阻害せず,エンジンを運転停止状態で一定角度以上傾けたときには,エンジン内部の潤滑オイルが負圧導管側へ流出することを防止するようにした,エンジンの燃料供給制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,弁ハウジングに,負圧作動室を画成するダイヤフラムを取り付け,このダイヤフラムに,前記負圧作動室での負圧の発生・消失に伴う該ダイヤフラムの往・復動により開・閉動作する制御弁を連結し,この制御弁を,燃料タンク内の燃料油面下及びエンジンの燃料供給部間を連通する燃料通路系に介裝し,前記負圧作動室を負圧導管を介してエンジンの負圧発生部に連通した,エンジンの燃料供給制御装置において,前記負圧発生部及び負圧導管間を接続する接続部にオイル流出防止手段を設け,このオイル流出防止手段は,エンジンの運転姿勢では,前記負圧発生部及び負圧導管の間を連通するが,エンジンが一定角度以上に傾けられると,前記負圧発生部から受け入れた潤滑オイルにより前記負圧発生部及び負圧導管の間を遮断するように構成されることを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記オイル流出防止手段を,前記負圧発生部及び前記負圧導管の間を接続する接続管の中心部に配置されて前記負圧導管に連なる内筒と,この内筒の先端開口部を覆う端壁を有して,この内筒及び前記接続筒間に同心状に配置される外筒とで構成し,前記接続筒及び外筒の対向周面間には前記負圧発生部に連通する外側通気間隙を画成し,また前記外筒及び内筒の対向周面間には,前記外筒の端壁との反対側で前記外側通気間隙及び内筒間を連通する内側通気間隙を画成し,前記接続筒,内筒及び外筒をエンジンの運転姿勢では略水平に配置したことを第2の特徴とする。
尚,前記負圧発生部及び燃料供給部は,後述する本発明の実施例中のクランク室1a及び気化器Cにそれぞれ対応し,また前記ダイヤフラムは第2ダイヤフラム42に対応し,前記制御弁は第2制御弁60に対応し,前記負圧作動室は第2負圧作動室45に対応する。
本発明の第1の特徴によれば,エンジンの運転姿勢では,オイル流出防止手段は,負圧発生部及び負圧導管の間を連通するので,エンジンの運転中,負圧発生部に発生する負圧を負圧導管を通して負圧作動室に伝達し,それにより制御弁を開弁して燃料タンクからエンジンの燃料供給部への燃料供給を行うことができる。
またエンジンが運搬時や格納時に一定角度以上に傾けられると,オイル流出防止手段は,負圧発生部から受け入れた潤滑オイルにより負圧発生部及び負圧導管の間を遮断するので,密閉状態の負圧作動室に連なる負圧導管では空気が動き得ないことから,上記オイルの負圧導管への流出を防ぐことができる。
また本発明の第2の特徴によれば,エンジンの運転姿勢では,オイル流出防止手段において,外側通気間隙及び内側通気間隙が負圧発生部及び負圧導管の間を連通し,エンジンの運転中,負圧発生部に発生する負圧を負圧導管を通して負圧作動室に確実に伝達することができる。しかも外側通気間隙及び内側通気間隙は筒状をなしているので,エンジン内部の潤滑オイルのミストが多少浸入しても,それによって塞がれることはない。
またエンジンが運搬時や格納時に一定角度以上に傾けられた場合には,オイル流出防止手段において,負圧発生部から受け入れた潤滑オイルが外側通気間隙及び内側通気間隙を塞ぐことになるから,密閉状態の負圧作動室に連なる負圧導管では空気が動き得ないことから,上記オイルの負圧導管への流出を防ぐことができる。
しかも内筒及び外筒からなるオイル流出防止手段は構造が簡単で安価に得ることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る,燃料タンク付きバーチカル型エンジンの側面図,図2は図1中の気化器周辺部の平面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は図1中の燃料タンクの要部拡大縦断面図,図5は図3中の複合制御弁の拡大縦断面図(エンジン運転停止状態で示す。),図6は複合制御弁の,燃料タンク内昇圧時の作用説明図,図7は複合制御弁の,燃料タンク内減圧時の作用説明図,図8は複合制御弁の,エンジン運転時の作用説明図,図9は図5の9−9線断面図,図10は図2の10−10線断面図,図11は図2中のオイル流出防止手段の作用説明図,図12は本発明の第2実施例を示す,図3との対応図,図13は本発明の第3実施例を示す,図3との対応図,図14は本発明の第4実施例に係る,燃料タンク付きホリゾンタル型エンジンの側面図,図15は図14の要部拡大縦断面図である。
先ず,図1〜図11に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
図1及び図2において,符号Eは,4サイクル・バーチカル型の汎用エンジンを示す。即ち,このエンジンEのクランクケース1に支持されるクランク軸2は鉛直方向に配置されて,その出力端部をクランクケース1の下方へ突出させている。クランクケース1の上部には,燃料タンクT及びリコイルスタータ4が取り付けられる。
クランクケース1の一側には,シリンダ軸線を水平にしたシリンダブロック5が連設され,このシリンダブロック5の先端に接合されたシリンダヘッド6の一側面に気化器Cが取り付けられる。
図3において,気化器Cは,シリンダヘッド6の吸気ポート6aに吸気道11を連ねる気化器本体10と,この気化器本体10の下面に接合される,フロート室12aを有するフロート室体12と,フロート室12a内の燃料油面下を吸気道11のベンチュリ部に連通する燃料ノズル13と,吸気道11をその上流側で開閉するチョーク弁14と,吸気道11をその下流側で開閉するスロットル弁15と,フロート室体12の燃料入口16を開閉してフロート室12aの貯留燃料の油面を一定に制御するフロート弁17とを備えており,燃料ノズル13は,気化器本体10の下部に形成されるノズル支持筒10aに保持される。上記フロート室体12の一側には,燃料タンクTのエアベント系の開閉,並びに燃料タンクTからフロート室12aに至る燃料通路系の開閉をエンジンEの運転状態に応じて自動的に制御する複合制御弁Vが設けられる。それについては後述する。
図4において,燃料タンクTの天井壁一側部に形成された給油口筒20は,その外周に螺合するタンクキャップ21により密閉される。給油口筒20の内面には,通気孔22が開口し,この通気孔22は,燃料タンクT内を上下に延びて,その底壁を貫通する内側エアベント管23に連通し,この内側エアベント管23の下端部に,燃料タンクT下方に配管される外側エアベント管24の一端が接続される。内側エアベント管23は燃料タンクTと一体に形成される。
而して,燃料タンクT内に配置される内側エアベント管23は,他物との接触から保護されることになる。またエアベント管を燃料タンクTの上方に延出させる必要がないから,燃料タンクTの外観を良好に保つことができる。
タンクキャップ21には,燃料タンクT内の上部空間3と通気孔22との間に介在する気液分離手段25が設けられる。この気液分離手段25は仕切り部材26と,連続気孔を持つウレタンフォーム等からなる多孔質部材27とから構成される。その仕切り部材26はゴム等の弾性材からなるもので,下方に摺鉢状に凹入した上端壁28aを有して給油口筒20内に配置される円筒部28と,この円筒部28の上端から半径方向外方に突出して,タンクキャップ21の端壁と給油口筒20の端面との間に挟持されるフランジ部29とを備えており,円筒部28の下端部には,給油口筒20の下端部内周面に密接するシールビード28bが形成される。また上端壁28a及びフランジ部29には小孔30,31がそれぞれ穿設される。この仕切り部材26は,給油口筒20内を,燃料タンクT内の上部空間3に連なる内側室32と,この内側室32を円筒部28を挟んで囲繞する外側室33と,これら内側及び外側室32,33に小孔30,31を介してそれぞれ連通する上部室35とに区画するもので,前記通気孔22は外側室33に開口するように配置される。
前記多孔質部材27は,上端壁28aの小孔30を覆うように上部室35にセットされる。また上端壁28aには,小孔30を囲むようにして内側室32側,即ち下方へ突出する筒状の波除34が連設される。
而して,通気孔22と燃料タンクT内の上部空間3とは,外側室33,小孔31,上部室35,多孔質部材27,小孔30及び内側室32を介して相互に連通し,燃料タンクT内の呼吸を可能にする。一方,燃料タンクT内の燃料が波立ちにより内側室32に浸入しても,波除34により小孔30への浸入を防ぐことができる。若し,その燃料が小孔30を通過して上部室35に浸入したときは,その燃料は多孔質部材27により吸収され,多孔質部材27の吸液能が飽和状態になれば,摺鉢状の上端壁28aに沿って小孔30へ流れ,燃料タンクT内に滴下する。こうして,燃料タンクT内の燃料が外側の小孔31を通って外側室33に達することはなく,したがって通気孔22への燃料浸入を防ぐことができる。
さて,前記複合制御弁Vについて図5により説明する。
複合制御弁Vの弁ハウジング40は,第1ブロック40a,第2ブロック40b及び第3ブロック40cを順次重ね,接合して構成される。その際,第1ブロック40a及び第2ブロック40b間に第1ダイヤフラム41の外周縁部が,また第2ブロック40b及び第3ブロック40c間に第2ダイヤフラム42の外周縁部がそれぞれ挟持される。そして,第1ブロック40a及び第1ダイヤフラム41間には大気室43が,また第1ダイヤフラム41及び第2ブロック40b間には第1負圧作動室44が,第2ブロック40b及び第2ダイヤフラム42間には第2負圧作動室45がそれぞれ画成される。また第2ダイヤフラム42及び第3ブロック40c間には燃料室46がそれぞれ画成される。
第1ブロック40aの一側には大気入口管47が一体に形成され,これに,フィルタ48付きの大気入口管47が接続され,大気室43が常時,大気圧に保たれるようになっている。また第1ブロック40aの他側壁には,内端を大気室43に開口する大気導入管49が一体に形成され,この大気導入管49の外端には,前記外側エアベント管24の他端が接続される。
大気導入管49の内端部は,大気室43側に突出する第1弁座51に形成され,この第1弁座51と協働して大気導入管49を開閉する第1弁体52が第1ダイヤフラム41の中心部に形成され,この第1弁体52を第1弁座51側に付勢する第1戻しばね53が第1ダイヤフラム41及び第2ブロック40b間に縮設される。上記第1弁体52及び第1弁座51により,大気導入管49を開閉する第1制御弁50が構成される。
第1ブロック40a及び大気導入管49間の隔壁には,燃料タンクT内が所定圧力以下に減圧したときのみ開弁して,大気室43から大気導入管49への空気の流れを許容するリリーフ弁54が設けられる。
第2ブロック40bには,第1負圧作動室44に連通する負圧導入管55が連結され,この負圧導入管55と,エンジンEのクランクケース1に形成されて,そのクランク室1aに通ずる負圧取り出し管56とが負圧導管57により接続される。
図5及び図9に示すように,第2ブロック40b及び負圧導入管55の連結部にはチェック弁65が設けられる。このチェック弁65は,第2ブロック40b及び負圧導入管55間に挟持される弁座板66及び弾性弁板67からなっている。弁板67は,弁座板66の,負圧導入管55側に配置されて,弁座板66の前後の圧力差に応じて弁座板66の弁孔66aを開閉する。したがって,チェック弁65,負圧導入管55から第1負圧作動室44への負圧の伝達のみを許容する。即ち,負圧導入管55側の圧力が第1負圧作動室44側より低いとき開弁し,負圧導入管55側の圧力が第1負圧作動室44側より高いとき閉弁する。上記弁座板66には,弁板67の開閉動作に関係なく,負圧導入管55及び第1負圧作動室44間を常時連通する絞り孔68が穿設される。この絞り孔68は,弁板67の弁孔66aに臨む部分に設けることもできる。
第2ブロック40bには,第1及び第2負圧作動室44,45間を連通するオリフィス58が穿設される。
第3ブロック40cには燃料導入管70が一体に形成され,この燃料導入管70には,燃料タンクT内の底部(図4参照)に連なる燃料導管71が接続される。また第3ブロック40cには,前記フロート室体12の燃料入口16に接続される燃料出口72が設けられる。
上記燃料導入管70の,燃料室46に開口する内端は,燃料室46側に突出する第2弁座61に形成され,この第2弁座61と協働して燃料導入管70を開閉する第2弁体62が第2ダイヤフラム42の中心部に形成され,この第2弁体62を第2弁座61との着座方向に付勢する第2戻しばね63が縮設される。この第2戻しばね63のセット荷重は,第1戻しばね53のそれより大きく設定される。上記第2弁体62及び第2弁座61により,燃料導入管70を開閉する第2制御弁60が構成される。
この複合制御弁Vの作用について説明する。
〔エンジンEの運転停止時(図5参照)〕
エンジンEの運転停止状態では,クランク室1aは大気圧状態となるから,クランク室1aに絞り孔68を介して連通する第1及び第2負圧作動室44,45も大気圧となる。その結果,第1及び第2ダイヤフラム41,42は,第1及び第2戻しばね63,63のセット荷重により第1及び第2弁座51,61側にそれぞれ付勢され,第1及び第2弁体52,62が第1及び第2弁座51,61にそれぞれ着座し,即ち第1及び第2制御弁50,60が共に閉弁して,大気導入管49及び燃料導入管70をそれぞれ遮断する。
一方,燃料タンクT内が略大気圧状態にあれば,第1弁体52の第1弁座51への着座を阻害しないと共に,常閉型のリリーフ弁54が閉弁して,大気導入管49及び大気室43間の連通を遮断している。
こうして,大気導入管49及び燃料導入管70が遮断されると,燃料タンクTから気化器Cへの燃料の無用な流下を防ぐと共に,燃料タンクT内で発生した蒸発燃料の大気への放出を防ぐことができる。
〔燃料タンクT内の昇圧時(図6参照)〕
上記のようにエンジンEが運転停止状態にあるとき,燃料タンクTが太陽熱等により加熱され,その内圧が所定値以上に上昇すると,その圧力により第1弁体52が第1戻しばね53のセット荷重に抗して第1弁座51から離座し,即ち第1制御弁50が開弁して,大気導入管49を大気室43に開放するので,燃料タンクT内の圧力の過度の増加分が大気に解放されることになり,内部の過度の昇圧による燃料タンクTの膨張変形を防ぐことができる。
〔燃料タンクT内の減圧時(図7参照)〕
例えば寒冷地において,エンジンEが運転停止状態にあって,燃料タンクTが外気により冷却され,その内部の圧力が所定値以下に低下したすると,リリーフ弁54がその前後の圧力差により開弁して,大気室43から大気導入管49への空気の流れを許容するので,燃料タンクT内に大気が補充され,内部の過度の減圧により燃料タンクTの収縮変形を防ぐことができる。
〔エンジンEの運転時(図8参照)〕
エンジンEの運転中は,ピストンの往復運動に伴いクランク室1aにおいて正圧と負圧を交互に繰り返す強力な圧力脈動が起こり,それが負圧導管57及び負圧導入管55を通してチェック弁65へと伝達する。そのチェック弁65は,正圧の伝達時には閉じ,負圧伝達時に開くので,結局,負圧のみがチェック弁65を通過して先ず第1負圧作動室44に伝達し,次いで通孔58を経て第2負圧作動室45へと伝達し,第1及び第2負圧作動室44,45を,気化器Cのスロットル弁15の開度変化等に影響されることなく,等しく安定した高い負圧状態に保つことができる。
尚,この場合,絞り孔68を通して,第1及び第2負圧作動室44,45からクランク室1a側へリークする負圧が存在するが,その負圧のリーク量は,クランク室1aから第1及び第2負圧作動室44,45に導入される負圧に比して極めて少ないので,無視することができる。
こうして第1負圧作動室44が所定の負圧状態になると,第1ダイヤフラム41が第1戻しばね53のセット荷重に抗して第1負圧作動室44側に引かれて第1弁体52を第1弁座51から離座させ,即ち第1制御弁50が開弁して大気導入管49を開放するので,燃料タンクT内の上部空間3は外気を自由に呼吸し得る状態となり,また第2負圧作動室45が所定の負圧状態になると,第2ダイヤフラム42が第2戻しばね63のセット荷重に抗して第2負圧作動室45側に引かれて第2弁体62を第2弁座61から離座させ,即ち第2制御弁60が開弁して燃料導入管70を開放するので,燃料タンクT内の燃料は,燃料導管71,燃料導入管70及び燃料室46を通して,気化器Cのフロート室12aに供給される。
ところで,エンジンEの始動時には,クランク室1aからの負圧が最初に第1負圧作動室44に伝達され,次いで第1負圧作動室44からオリフィス58を介して第2負圧作動室45に伝達されること,並びに第1戻しばね53のセット荷重が第2戻しばね63のそれより小さく設定されていることにより,第1ダイヤフラム41が先ず第1制御弁50を開弁して大気導入管49を開通し,その後で第2ダイヤフラム42が第2制御弁60を開弁して燃料導入管70を開通するので,エンジンEの運転停止中に,第1制御弁50の閉弁により燃料タンクT内に多少とも残留していた正圧又は負圧を,先ず大気に解放した後,気化器Cへの燃料供給を開始することになり,燃料タンクT内の残圧による燃料過剰供給又は供給不足を防いで,エンジンEの良好な始動性を確保することができる。
大気導入管49及び燃料導入管70の開通タイミングを上記のように制御するために,この実施例では,
(1) 負圧導入管55を第1負圧作動室44に連通すると共に,第1及び第2負圧作動室44,45間をオリフィス58を介して相互に連通すること。
(2) 第1弁体52を閉じ方向に付勢する第1戻しばね53のセット荷重を,第2弁体62を閉じ方向に付勢する第2戻しばね63のセット荷重より小さく設定すること。
上記(1) 及び(2) の両方を採用しているが,その何れか一方のみの採用でも上記のタイミング制御は可能である。尚,(2) のみの採用時には,第1及び第2負圧作動室44,45は,それらを区画することなく,一つの負圧作動室に構成される。
ところで,上記のように燃料タンクTのエアベント系の開閉と,燃料タンクTから気化器Cへの燃料供給系の開閉とを制御する複合制御弁Vは,単一の弁ハウジング40と,その内部に設けられる第1及び第2ダイヤフラム41,42,並びに第1及び第2制御弁50,60とで構成されるので,この構成は簡単であり,比較的安価に提供することができる。しかも,第1及び第2ダイヤフラム42は,第1及び第2負圧作動室44,45を挟んで対向配置されるので,複合制御弁Vのコンパクト化を図ることができる。
また第2ブロック40b及び負圧導入管55の嵌合連結部にチェック弁65が挟持されるので,チェック弁65も複合制御弁Vに組み込まれることになり,エンジンの燃料供給制御装置の一層の簡素化を図ることができ,しかもチェック弁65の組み付け性が良好となる。
次に,図2,図10及び図11において,前記負圧導管57の上流端には,前記負圧取り出し管56の内周面に嵌合する接続筒57aが一体に形成されており,これら負圧取り出し管56及び接続筒57aは通常,水平位置に保たれる。接続筒57aには,エンジンEの運搬時や格納時,エンジンEの如何なる姿勢においても,クランク室1aから負圧導管57への潤滑オイルの流出を防ぐオイル流出防止手段80が設けられる。
このオイル流出防止手段80は,負圧導管57の内周面に嵌合固定されて接続筒57aの中心部に配置され,両端を開放した内筒81と,この内筒81及び接続筒57a間に同心状に配置される外筒82とからなっている。外筒82は,内筒81の先端に間隔を開けて対向する端壁82aを有しており,その端壁82aの外面から外筒82の外周面にかけて十字状若しくは放射状のリブ83が形成され,このリブ83が,接続筒57aの開口端部内周の内向き肩部87に係合することで,外筒82は接続筒57aの底部に保持される。また上記リブ83が接続筒57aの内周面に当接することで接続筒57a及び外筒82間に外側通気間隙84が画成される。また外筒82及び内筒81間にも,内筒81内に連通する内側通気間隙85が画成される。さらに外筒82の先端には,上記両通気間隙84,85間を連通する複数の切欠き86が設けられる。
而して,エンジンEの運転中は,図11(A)に示すように,通常,負圧取り出し管56は略水平に保たれおり,クランク室1aと負圧導管57との間は,接続筒57a,外筒82及び内筒81の各間の通気間隙84,85及び切欠き86を通して連通され,圧力脈動の負圧導管57への伝達を可能にする。この状態では,クランク室1a内の潤滑オイルOのミストが多少とも両通気間隙84,85の下部に浸入して溜まった場合でも,それによってクランク室1aと負圧導管57との連通が遮断されることはない。
エンジンEの運搬時や格納時に,エンジンEを一定角度以上に傾けると,図11(B)及び(C)に示すように,負圧取り出し管56も傾き,若しくは逆さになり,クランク室1a内の潤滑オイルOが接続筒57a内に流入して,外側通気間隙84を埋め,更に内側通気間隙85の下部を埋めると,そのオイルにより内筒81とクランク室1aとの連通が断たれ,しかも内筒81が負圧導管57を介して連通する第1及び第2負圧作動室44,45は,大気とは遮断された密閉室であるから,負圧導管57内では空気は動かず,したがって内側通気間隙85の下部を埋めたオイルは内筒81の上端開口部までは上昇し得ず,内筒81及び負圧導管57へのオイルの流出を防ぐことができる。
しかも内筒81及び外筒82からなるオイル流出防止手段80は構造が簡単で安価に得ることができる。
次に,図12に示す本発明の第2実施例について説明する。
気化器Cにおいて,気化器本体10の,燃料ノズル13を支持するノズル支持筒10aに,燃料ノズル13の下端が臨む小燃料室75が形成され,フロート室12a及び小燃料室75間を結ぶ弁筒76がノズル支持筒10aの一側に連設される。
一方,複合制御弁Vの弁ハウジング40では,第1実施例のような第3ブロック40cは使用せず,第2ブロック40bと,これを接合するフロート室体12の外側面との間に第2ダイヤフラム42が挟持され,この第2ダイヤフラム42に,前記弁筒76内に摺動可能に嵌装されるピストン状の第2弁体62が付設される。この第2弁体62は,その先端部外周面に軸方向の連通溝77を備えている。上記第2弁体62及び弁筒76により,フロート室12a及び燃料ノズル13間を開閉する第2制御弁60が構成される。
この第2実施例においては,負圧導入管49は,第1及び第2負圧作動室44,45に均等に連通するようになっている。したがって前述のように,エンジンEの始動時に,第1制御弁50を,第2制御弁60に先んじて開弁するためには,前記(2) の手段,即ち第1戻しばね53のセット荷重を,第2戻しばね63のセット荷重より小さく設定することを採用すればい。
またフロート弁17により開閉される燃料入口16には,燃料導管71が直接接続される。
而して,第2負圧作動室45に負圧が導入され,第2ダイヤフラム42が第2負圧作動室45側に往動すると,第2弁体62も往動して,連通溝77の一部をフロート室12aに露出させ,この連通溝77を介してフロート室12a及び燃料ノズル13間が連通される。したがって,フロート室12aから燃料ノズル13への燃料流入が許容される。また第2負圧作動室45から負圧が消失して,第2ダイヤフラム42がフロート室12a側に復動すると,それと共に復動する第2弁体62の連通溝77が弁筒76内に隠れることにより,フロート室12a及び燃料ノズル13間の連通が遮断される。
その他の構成は,前記第1実施例と基本的に変わりがないので,図12中,第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
次に,図13に示す本発明の第3実施例について説明する。
気化器Cのフロート室体12底面に複合制御弁Vが取り付けられる。気化器本体10のノズル支持筒10aの下端面は第2弁座61に形成され,この第2弁座61と協働する第2弁体62がからー78を介して第2ダイヤフラム42に連結される。これら第2弁体62及び第2弁座61により,ノズル支持筒10a下部の小燃料室75とフロート室12aとの間を開閉する第2制御弁60が構成される。
第2弁体62及びからー78との間に挟持されたダイヤフラム74は,フロート室体12の底面と弁ハウジング40の第3ブロック40cとの間に外周部を挟持され,これによってフロート室12a及び第3ブロック40c間が遮断される。しかし,このダイヤフラム74を廃止して,第2ダイヤフラム42をフロート室12a内の燃料に曝すこともできる。
この第3実施例においても,フロート弁17により開閉される燃料入口16には,燃料導管71が直接接続される。
而して,第2負圧作動室45に負圧が導入され,第2ダイヤフラム42が第2負圧作動室45側に往動すると,第2弁体62も往動して,第2弁座61から離座して,フロート室12a及び燃料ノズル13間が連通される。したがって,フロート室12aから燃料ノズル13への燃料流入が許容される。また第2負圧作動室45から負圧が消失して,第2ダイヤフラム42がフロート室12a側に復動すると,それと共に復動する第2弁体62が第2弁座61に着座するので,フロート室12a及び燃料ノズル13間の連通が遮断される。
その他の構成は,前記第1実施例と基本的に変わりがないので,図13中,第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
最後に,図14に示す本発明の第4実施例について説明する。
エンジンEは,クランク軸2を水平に配置したホリゾンタル型に構成され,そのクランク軸2を支持するクランクケース1の一側に連設されるシリンダブロック5は水平に近い角度に傾斜配置され,それに接合されるシリンダヘッド6の一側面に気化器Cが取り付けられる。
クランクケース1の上部に燃料タンクTが搭載され,この燃料タンクTの底面に複合制御弁Vが取り付けられる。この複合制御弁Vでは,燃料タンクT内の底面に突設される燃料ストレーナ79が燃料導入管70に直接的に接続される。また燃料タンクTを上下に貫通する内側エアベント管23は,弁ハウジング40に形成された,前記第1実施例の大気導入管49に対応する大気導入凹部49′に下端を直接開口させている。
また内側エアベント管23の上端は,燃料タンクTの給油口筒20の,タンクキャップ21との螺合部に開口し,その螺合部に存在する螺旋状の隙間を介して燃料タンクT内の上部空間3に連通する。上記螺旋状の隙間は,気液分離手段として機能して,燃料タンクT内の波立ち燃料の内側エアベント管23への浸入を阻止する。
複合制御弁Vの燃料室46に連なる燃料導管71は気化器Cの燃料入口に直接接続される。
その他の構成は前記第1実施例と同様であるので,図14中,第1実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の第1実施例に係る,燃料タンク付きバーチカル型エンジンの側面図 図1中の気化器周辺部の平面図 図2の3−3線断面図 図1中の燃料タンクの要部拡大縦断面図 図3中の複合制御弁の拡大縦断面図(エンジン運転停止状態で示す。) 複合制御弁の,燃料タンク内昇圧時の作用説明図 複合制御弁の,燃料タンク内減圧時の作用説明図 複合制御弁の,エンジン運転時の作用説明図 図5の9−9線断面図 図2の10−10線断面図 図2中のオイル流出防止手段の作用説明図 本発明の第2実施例を示す,図3との対応図 本発明の第3実施例を示す,図3との対応図 本発明の第4実施例に係る,燃料タンク付きホリゾンタル型エンジンの側面図 図14の要部拡大縦断面図
符号の説明
C・・・・・・・気化器(燃料供給部)
E・・・・・・・エンジン
T・・・・・・・燃料タンク
1a・・・・・・クランク室(負圧発生部)
40・・・・・・弁ハウジング
42・・・・・・ダイヤフラム(第2ダイヤフラム)
45・・・・・・負圧作動室(第2負圧作動室)
77・・・・・・負圧導管
57a・・・・・接続筒
60・・・・・・制御弁(第2制御弁)
80・・・・・・オイル流出防止手段
81・・・・・・内筒
82・・・・・・外筒
82a・・・・・端壁
84・・・・・・外側通気間隙
85・・・・・・内側通気間隙

Claims (2)

  1. 弁ハウジング(40)に,負圧作動室(45)を画成するダイヤフラム(42)を取り付け,このダイヤフラム(42)に,前記負圧作動室(44,45)での負圧の発生・消失に伴う該ダイヤフラム(42)の往・復動により開・閉動作する制御弁(60)を連結し,この制御弁(60)を,燃料タンク(T)内の燃料油面下及びエンジン(E)の燃料供給部(C)間を連通する燃料通路系に介裝し,前記負圧作動室(45)を負圧導管(57)を介してエンジン(E)の負圧発生部(1a)に連通した,エンジンの燃料供給制御装置において,
    前記負圧発生部(1a)及び負圧導管(57)間を接続する接続部にオイル流出防止手段(80)を設け,このオイル流出防止手段(80)は,エンジン(E)の運転姿勢では,前記負圧発生部(1a)及び負圧導管(57)の間を連通するが,エンジン(E)が一定角度以上に傾けられると,前記負圧発生部(1a)から受け入れた潤滑オイル(O)により前記負圧発生部(1a)及び負圧導管(57)の間を遮断するように構成されることを特徴とする,エンジンの燃料供給制御装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの燃料供給制御装置において,
    前記オイル流出防止手段(80)を,前記負圧発生部(1a)及び前記負圧導管(57)の間を接続する接続管(57a)の中心部に配置されて前記負圧導管(57)に連なる内筒(81)と,この内筒(81)の先端開口部を覆う端壁(82a)を有して,この内筒(81)及び前記接続筒(57a)間に同心状に配置される外筒(82)とで構成し,前記接続筒(57a)及び外筒(82)の対向周面間には前記負圧発生部(1a)に連通する外側通気間隙(84)を画成し,また前記外筒(82)及び内筒(81)の対向周面間には,前記外筒(82)の端壁(82a)との反対側で前記外側通気間隙(84)及び内筒(81)間を連通する内側通気間隙(85)を画成し,前記接続筒(57a),内筒(81)及び外筒(82)をエンジン(E)の運転姿勢では略水平に配置したことを特徴とする,エンジンの燃料供給制御装置。
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