JP2005052270A - パチンコ機の遊技球誘導構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ステージ上に飛入する先行遊技球と後続遊技球との関係において転動経路が形成されるように設けることにより、ステージの下方に配置される入賞口への入賞確率を変化させるようにしたパチンコ機の遊技球誘導構造を提供することにある。
【解決手段】 遊技領域に打ち込まれた遊技球が同領域に配置された入賞口に入賞することにより遊技を進行するパチンコ機において、遊技領域rに打ち込まれた遊技球が飛入して転動することができるステージ15を(始動)入賞口5の上方に配置すると共に当該ステージ15に遊技球が保留可能な保留部(透孔18a,18b)を設け、その保留部に遊技球が保留されているときには、同保留部に遊技球が保留されていない場合に比較して入賞口5への入賞確率が高くなるように構成した。
【選択図】 図2
【解決手段】 遊技領域に打ち込まれた遊技球が同領域に配置された入賞口に入賞することにより遊技を進行するパチンコ機において、遊技領域rに打ち込まれた遊技球が飛入して転動することができるステージ15を(始動)入賞口5の上方に配置すると共に当該ステージ15に遊技球が保留可能な保留部(透孔18a,18b)を設け、その保留部に遊技球が保留されているときには、同保留部に遊技球が保留されていない場合に比較して入賞口5への入賞確率が高くなるように構成した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、遊技球を入賞口へ誘導するステージを図柄表示装置又は中央役物に備えたパチンコ機の遊技球誘導構造に関するものである。
一般的なパチンコ機は、遊技盤の遊技領域に通過ゲートと、普通図柄表示部及び特別図柄表示部を備えた図柄表示装置と、始動入賞装置及び大入賞装置等を設け、遊技領域に打ち込まれたパチンコ球が通過ゲートを通過することにより普通図柄表示部に所定図柄を表して停止させ、一定時間のみパチンコ球が入賞し易い開放状態とされた始動入賞装置にパチンコ球が入賞することにより図柄表示装置の特別図柄表示部を作動させ、その特別図柄表示部が所定の図柄を表して停止すると「大当たり」と言われる特別遊技状態が発生して大入賞装置の大入賞口をパチンコ球を受け入れる開放状態とし、所定の条件に基づいてその開放状態が所定回数だけ繰り返されて多量の景品球を放出することができるような構造とされている。
かかるパチンコ機の図柄表示装置の前面側には、ステージを下方に備えた飾り枠部材を取り付けることが知られている。例えば、特開2000−346080号公報には、左右両端を高くした弧状の第1の遊技球通路を備えた第1ステージの後側に、第2の遊技球通路を備えた第2ステージを隣接し、その第1の遊技球通路と第2の遊技球通路とを平行に設け、第2の遊技球通路を転動する遊技球を第1の遊技球通路に誘導するための複数の誘導溝を第2ステージの中央に並設し、第2の遊技球通路を転動する遊技球転動方向に変化をもたせることにより遊技の興趣を向上させる遊技球誘導構造が開示されている。
また、特開2002−369919号公報には、左右方向に延びる振り分け台の上面に遊技球を入賞口方向へ誘導する複数の誘導路を左右方向に設け、その振り分け台を前後に並設してステージを形成し、複数の振り分け台の1つを左右方向に反復往復作動させることによりステージの下方に配置される入賞口の方向へ流下する遊技球の流路を多様化するという遊技球振り分け構造が開示されている。
上記公開特許公報に記載の遊技球誘導構造や遊技球振り分け構造は、遊技球の転動方向に変化をもたせることが可能と理解される。しかし、ステージ上の遊技球の転動状況は一過性であって、先行遊技球と後続遊技球との関係において新たな転動経路を生ずる機会を演出するように工夫されたものではない。
特開2000−346080号公報
特開2002−369919号公報
本発明の目的は、ステージ上に飛入する先行遊技球と後続遊技球との関係において転動経路が形成されるように設けることにより、ステージの下方に配置される入賞口への入賞確率を変化させるようにしたパチンコ機の遊技球誘導構造を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、遊技領域に打ち込まれた遊技球が同領域に配置された入賞口に入賞することにより遊技を進行するパチンコ機において、遊技領域に打ち込まれた遊技球が飛入して転動することができるステージを前記入賞口の上方に配置すると共に当該ステージに遊技球が保留可能な保留部を設け、その保留部に遊技球が保留されているときには、同保留部に遊技球が保留されていない場合に比較して前記入賞口への入賞確率が高くなるように構成したことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、遊技領域に打ち込まれた遊技球が同領域に配置された入賞口に入賞することにより遊技を進行するパチンコ機において、遊技領域に打ち込まれた遊技球が飛入して転動することができるステージを前記入賞口の上方に配置し、そのステージに、遊技球が保留可能な保留部を所定間隔をおいて少なくとも二箇所設け、前記ステージ上に飛入する遊技球が前記保留部に夫々保留されることにより、後続遊技球の前記入賞口への入賞を補助する転動経路が、その保留された遊技球の間に形成されるように構成したことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載のパチンコ機の遊技球誘導構造において、前記保留部に保留された遊技球を、所定条件の成立に基づいて該保留部から脱出させる遊技球解放手段を設けたことを特徴とするものである。
同様の目的を達成するために請求項4に記載した発明は、請求項3に記載のパチンコ機の遊技球誘導構造において、前記パチンコ機には複数の遊技状態を有し、その遊技状態の何れかに応じて前記所定条件が変更されるように構成したことを特徴とするものである。
(請求項1の発明)
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、保留部に遊技球が保留されているときにステージの下方に配置される入賞口への入賞確率が高くなるように構成されていることから、斬新で一層面白みのある遊技を行うことができる。
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、保留部に遊技球が保留されているときにステージの下方に配置される入賞口への入賞確率が高くなるように構成されていることから、斬新で一層面白みのある遊技を行うことができる。
(請求項2の発明)
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、ステージ上に飛入する先行遊技球と後続遊技球との関係において転動経路が形成されることによりステージの下方に配置される入賞口への入賞確率が高くなるように構成しているので、遊技の興趣を一層高めることができる。
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、ステージ上に飛入する先行遊技球と後続遊技球との関係において転動経路が形成されることによりステージの下方に配置される入賞口への入賞確率が高くなるように構成しているので、遊技の興趣を一層高めることができる。
(請求項3の発明)
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、例えばステージの下方に配置される入賞口に所定個数の遊技球が入賞すること等の所定条件の成立に基づいて保留部から遊技球を外方へ脱出させるように構成しているので、遊技の興趣を一層高めることができる。
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、例えばステージの下方に配置される入賞口に所定個数の遊技球が入賞すること等の所定条件の成立に基づいて保留部から遊技球を外方へ脱出させるように構成しているので、遊技の興趣を一層高めることができる。
(請求項4の発明)
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、通常遊技状態と特別遊技状態の異なる遊技状態に応じて遊技球の保留時間等の所定条件が変更されるように構成し、従来の電動入賞装置(チューリップ)に相当する機能を果たすことができるので、遊技の興趣を一層高めることができる。
本発明のパチンコ機の遊技球誘導構造は、通常遊技状態と特別遊技状態の異なる遊技状態に応じて遊技球の保留時間等の所定条件が変更されるように構成し、従来の電動入賞装置(チューリップ)に相当する機能を果たすことができるので、遊技の興趣を一層高めることができる。
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は遊技球誘導構造を備えた遊技盤の正面図、図2は遊技球誘導構造の要部を示す斜視図、図3は遊技球解放手段の斜視図、図4は遊技球誘導構造の要部を示す側面図、図5は図4における遊技球解放手段の作動状態を説明する側面図、図6はパチンコ機の電子制御部のブロック図、図7〜図9はステージ上に飛入する遊技球が保留部に保留されて転動経路が形成される状況を示す説明図であって、図7はワープ通路を通過した遊技球がステージ上に現われる状態を示す説明図、図8は遊技球が保留部に夫々保留される状態を示す説明図、図9は後続の遊技球が転動経路を通過する状態を示す説明図、図10は保留部にある遊技球が所定時間経過した場合における遊技球の解放制御処理の順序を示すフローチャート、図11は遊技球の保留が検出されてから入賞球が所定個数に達した場合における遊技球の解放制御処理の順序を示すフローチャート、図12は遊技状態と保留時間が異なる場合における遊技球の解放制御処理の順序を示すフローチャート、図13は遊技状態と入賞個数が異なる場合における遊技球の解放制御処理の順序を示すフローチャートである。
図1に示すように、このパチンコ機は、遊技盤1の盤面に誘導レール2により囲まれた遊技領域rに、図柄表示装置3と、その図柄表示装置3の直下方に配置された始動入賞口5と、図示しないソレノイド56により開閉扉6aを開閉自在に設けた大入賞装置6と、複数の普通入賞口7等を設けている。しかして、このパチンコ機は、遊技領域rに打ち込まれたパチンコ球が通過ゲート(図示せず)を通過することにより普通図柄表示部に所定図柄を表して停止させ、一定時間を開放状態とされた始動入賞口5にパチンコ球が入賞することにより、図柄表示装置3の特別図柄表示部3aを作動させ、その特別図柄表示部3aが所定図柄を表して停止すると「大当たり」と言われる特別遊技状態が発生して大入賞装置6の大入賞口をパチンコ球を受け入れる開放状態とし、所定の条件に基づいてその開放状態が所定回数だけ繰り返されて多量の景品球を放出することができるように構成された公知のパチンコ機と同様な構造とされている。
このパチンコ機の遊技球誘導構造では、図柄表示装置3の前面側に取り付けられる飾り枠部材10を構成の一部としている。図1、図2に示すように、その飾り枠部材10は、遊技盤1の盤面に固定される基板11の中央部に横長の四角い窓12を形成すると共に該窓12を囲むように周壁部13が一体に形成されていて、基板11の左側前面に飛入口14が設けられている。15は周壁部13の下辺に相当する箇所であって、左右端を高くし中央をやや低くした緩やかな弧状のステージである。その飛入口14に流入した遊技球は、ワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれるように設けられている。
そのステージ15には、遊技球を保留可能な保留部としての二つの透孔18a,18bが正面から見て左右方向に所定間隔をおいて並設されている。それら透孔18a,18bの大きさについては、遊技球の直径寸法よりも少し小径寸法とする。また、前記所定間隔については、透孔18a,18bに夫々保留された遊技球の間を他の遊技球が1個だけ通過し得る程度の寸法に設けるものとする。
図3において、21a,21bは遊技球の重さによって接点を閉じる機械式スイッチを内蔵した遊技球検出器である。この遊技球検出器21a,21bは、前記ステージ15の下面に垂設された案内板19に上下方向に移動自由に支持された取付片20に固定されている。また、遊技球検出器21a,21bの上面に設けられた突起部22a,22bが、前記透孔18a,18bに臨むように配置されている。
遊技球解放手段25は、所定条件の成立に基づいて取付片20を上方移動させることにより、前記透孔18a,18bに保留される遊技球を外方へ脱出させるものである。26は前記図柄表示装置3のケース下部に垂設された左右一対の支持片3aに後端を軸支されて上下方向に揺動可能とされた作動杆であって、この作動杆26の前端に形成された係合溝27は前記取付片20の後端に係合されている。28は図柄表示装置3のケース下部に設置されたプランジャー式ソレノイド29によって水平方向に進退自在に設けられた四角形形状の枠片であり、この枠片28の前端部28aは作動杆26の下面に当接するように設けられている。
図5に示すように、この遊技球解放手段25は、ソレノイド29の駆動によって枠片28を後退移動させて作動杆26を上方へ揺動させることにより、前記遊技球検出器21a,21bの突起部22a,22bによって透孔18a,18bに保留される遊技球を突き上げてステージ15の前端縁に向けて脱出させるように設けられている。他方、ソレノイド29が非駆動状態の場合には、図4に示すように、ソレノイド29のコイルバネ29aの弾発力で枠片28を前進移動させて作動杆26を下方位置に待機させることにより、突起部22a,22bが透孔18a,18bから没して遊技球を保留可能に設けられている。
つぎに、かかる構成になるパチンコ機の遊技球誘導構造における基本的な作用について説明する。
遊技者により遊技領域rに打ち込まれた遊技球aが盤面に設置された障害釘(図示せず)に当接しつつ飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球aはワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれ(図7)、そのままステージ15から落下するか、二つのうちの何れかの透孔18a(又は18b)に保留される。ついで、新たに飛入する遊技球が他方の透孔18b(又は18a)に保留されて、二つの透孔18a,18bに遊技球b,cが夫々保留されたときには(図8)、図9に示すように、後続の遊技球dの始動入賞口5への入賞を補助する転動経路xが二つの遊技球b,cの間に形成される。しかして、一定の保留時間が経過するか、始動入賞口5への入賞球が所定数に達する等の所定条件が成立したときに、透孔18a,18bに保留された遊技球は、遊技球解放手段25の作動により突起部22a,22bにて突き上げられて外方へ脱出させられる。
遊技者により遊技領域rに打ち込まれた遊技球aが盤面に設置された障害釘(図示せず)に当接しつつ飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球aはワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれ(図7)、そのままステージ15から落下するか、二つのうちの何れかの透孔18a(又は18b)に保留される。ついで、新たに飛入する遊技球が他方の透孔18b(又は18a)に保留されて、二つの透孔18a,18bに遊技球b,cが夫々保留されたときには(図8)、図9に示すように、後続の遊技球dの始動入賞口5への入賞を補助する転動経路xが二つの遊技球b,cの間に形成される。しかして、一定の保留時間が経過するか、始動入賞口5への入賞球が所定数に達する等の所定条件が成立したときに、透孔18a,18bに保留された遊技球は、遊技球解放手段25の作動により突起部22a,22bにて突き上げられて外方へ脱出させられる。
ここで、このパチンコ機の電子制御部について簡単に説明する。
図6において、この電子制御部には、ハード及びソフトウェアーの制御を司る基本回路が設けられた主制御基板50を備えている。その主制御基板50は、中央処理装置(CPU)、その中央処理装置が実行する各種乱数発生手段・大当たり処理制御等の各種制御プログラム等を記憶させたメモリー(ROM)、中央装置が制御プログラムを実行するときにそのメモリー(ROM)から読み出される内容等を一時的に記憶させるためのメモリー(RAM)等から構成されている。そして、主制御基板50には、前記始動入賞口5に入賞した遊技球を検出する始動スイッチ52と、前記大入賞装置6への入賞球を計数するカウントスイッチ53と、その大入賞装置6内に設けられた継続入賞口への入賞球を検出する特定領域スイッチ54と、前記遊技球検出器21a,21bがインターフェース51を介して接続されている。
なお、中央処理装置(CPU)では、大当たり判定制御、大当たり動作制御等が実行される。
図6において、この電子制御部には、ハード及びソフトウェアーの制御を司る基本回路が設けられた主制御基板50を備えている。その主制御基板50は、中央処理装置(CPU)、その中央処理装置が実行する各種乱数発生手段・大当たり処理制御等の各種制御プログラム等を記憶させたメモリー(ROM)、中央装置が制御プログラムを実行するときにそのメモリー(ROM)から読み出される内容等を一時的に記憶させるためのメモリー(RAM)等から構成されている。そして、主制御基板50には、前記始動入賞口5に入賞した遊技球を検出する始動スイッチ52と、前記大入賞装置6への入賞球を計数するカウントスイッチ53と、その大入賞装置6内に設けられた継続入賞口への入賞球を検出する特定領域スイッチ54と、前記遊技球検出器21a,21bがインターフェース51を介して接続されている。
なお、中央処理装置(CPU)では、大当たり判定制御、大当たり動作制御等が実行される。
さらに、その主制御基板50には、図柄表示装置3と、始動入賞口5の開閉翼片を作動させるソレノイド55と、大入賞装置6の開閉扉6aを開閉作動させるソレノイド56と、遊技球解放手段25のソレノイド29がインターフェース52を介して夫々接続されている。それらの装置や電子部品には、図示しない各々の基板に、中央処理装置(CPU)やメモリー(ROM,RAM)を夫々備えており、図柄表示、点灯報知等の遊技に伴う処理制御を適時に行うように設けられている。この電子制御部のブロック図は、一般的なパチンコ機の電子制御部の構成とほぼ同様であることから、これ以上詳しくは述べない。
このパチンコ機の遊技球誘導構造において、保留部(透孔)に保留される遊技球の解放制御処理方法の実施例(1)〜(4)を各フローチャートに基づいて説明する。
(実施例1)
図10には、保留部にある遊技球が所定時間経過した場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技球が遊技領域rに打ち込まれることにより遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S71,YES)、当該透孔に対応する遊技球検出器21a(又は21b)により保留状態にあることを検出され、図示しないタイマー手段により保留時間が計測される(S72)。
(3)新たに飛入する遊技球が他方の透孔18b(又は18a)に保留されて、二つの透孔18a,18bに遊技球b,cが夫々保留されたときには(図8)、後続する遊技球dの始動入賞口5への入賞を補助する転動経路xがそれら遊技球b,cの間に形成される(図9)。よって、このときには、その転動経路xの下方に配置される始動入賞口5への入賞確率が高くなる。
(4)前記保留時間が所定時間に達すると(S73,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S74)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
図10には、保留部にある遊技球が所定時間経過した場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技球が遊技領域rに打ち込まれることにより遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S71,YES)、当該透孔に対応する遊技球検出器21a(又は21b)により保留状態にあることを検出され、図示しないタイマー手段により保留時間が計測される(S72)。
(3)新たに飛入する遊技球が他方の透孔18b(又は18a)に保留されて、二つの透孔18a,18bに遊技球b,cが夫々保留されたときには(図8)、後続する遊技球dの始動入賞口5への入賞を補助する転動経路xがそれら遊技球b,cの間に形成される(図9)。よって、このときには、その転動経路xの下方に配置される始動入賞口5への入賞確率が高くなる。
(4)前記保留時間が所定時間に達すると(S73,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S74)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
(実施例2)
図11には、遊技球の保留が検出されてから入賞球が所定個数に達した場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技者により遊技球が遊技領域rに打ち込まれると遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S81,YES)、当該透孔に対応する遊技球検出器21a(又は21b)により保留状態にあることを検出されて始動入賞口5への入賞球数が計測される(S82)。
(3)新たに飛入する遊技球が他方の透孔18b(又は18a)に保留されて、二つの透孔18a,18bに遊技球b,cが夫々保留されたときには(図8)、後続する遊技球dの始動入賞口5への入賞を補助する転動経路xがそれら遊技球b,cの間に形成される(図9)。このときには、実施例1の場合と同様に始動入賞口5への入賞確率が高くなる。
(4)入賞球数が所定個数に達すると(S83,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S84)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
図11には、遊技球の保留が検出されてから入賞球が所定個数に達した場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技者により遊技球が遊技領域rに打ち込まれると遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S81,YES)、当該透孔に対応する遊技球検出器21a(又は21b)により保留状態にあることを検出されて始動入賞口5への入賞球数が計測される(S82)。
(3)新たに飛入する遊技球が他方の透孔18b(又は18a)に保留されて、二つの透孔18a,18bに遊技球b,cが夫々保留されたときには(図8)、後続する遊技球dの始動入賞口5への入賞を補助する転動経路xがそれら遊技球b,cの間に形成される(図9)。このときには、実施例1の場合と同様に始動入賞口5への入賞確率が高くなる。
(4)入賞球数が所定個数に達すると(S83,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S84)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
(実施例3)
図12には、遊技状態と保留時間が異なる場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技球が遊技領域rに打ち込まれることにより遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S91,YES)、現在進行中の遊技が通常遊技状態か、特別遊技状態か否かが判定される(S92)。
(3)通常遊技状態(S92,YES)であれば保留時間を3秒(S93)、特別遊技状態(S92,NO)であれば保留時間を10秒(S94)にセットされ、その保留時間の計測が開始される(S95)。
(4)(3)の保留時間が経過すると(S96,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S97)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
図12には、遊技状態と保留時間が異なる場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技球が遊技領域rに打ち込まれることにより遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S91,YES)、現在進行中の遊技が通常遊技状態か、特別遊技状態か否かが判定される(S92)。
(3)通常遊技状態(S92,YES)であれば保留時間を3秒(S93)、特別遊技状態(S92,NO)であれば保留時間を10秒(S94)にセットされ、その保留時間の計測が開始される(S95)。
(4)(3)の保留時間が経過すると(S96,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S97)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
(実施例4)
図13には、遊技状態と入賞個数が異なる場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技球が遊技領域rに打ち込まれることにより遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S101,YES)、現在進行中の遊技が通常遊技状態か、特別遊技状態か否かが判定される(S102)。
(3)通常遊技状態(S102,YES)であれば保留球解放条件としての入賞球数を3個(S103)、特別遊技状態(S102,NO)であれば入賞球数を10個(S104)にセットされ、始動入賞口5への入賞球数の計測が開始される(S105)。
(4)(3)の入賞球数が所定個数に達すると(S106,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S107)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
図13には、遊技状態と入賞個数が異なる場合における遊技球の解放制御処理の順序を説明するフローチャートを示す。
(1)遊技球が遊技領域rに打ち込まれることにより遊技が開始される。遊技球が飾り枠部材10の飛入口14に流入すると、その遊技球はワープ通路16を通って出口17から排出されてステージ15に導かれる。
(2)ステージ15上に飛入する遊技球が何れかの透孔18a(又は18b)に保留されると(S101,YES)、現在進行中の遊技が通常遊技状態か、特別遊技状態か否かが判定される(S102)。
(3)通常遊技状態(S102,YES)であれば保留球解放条件としての入賞球数を3個(S103)、特別遊技状態(S102,NO)であれば入賞球数を10個(S104)にセットされ、始動入賞口5への入賞球数の計測が開始される(S105)。
(4)(3)の入賞球数が所定個数に達すると(S106,YES)、遊技球解放手段25が作動し(S107)、保留された遊技球は突起部22a,22bによって突き上げられて外方へ脱出させられる。
1・・・遊技盤
r・・・遊技領域
3・・・図柄表示装置
5・・・始動入賞口(入賞口)
10・・・飾り枠部材
14・・・飛入口
15・・・ステージ
18a,18b・・・透孔(保留部)
21a,21b・・・遊技球検出器
22a,22b・・・突起部
25・・・遊技球解放手段
29・・・ソレノイド
x・・・転動経路
r・・・遊技領域
3・・・図柄表示装置
5・・・始動入賞口(入賞口)
10・・・飾り枠部材
14・・・飛入口
15・・・ステージ
18a,18b・・・透孔(保留部)
21a,21b・・・遊技球検出器
22a,22b・・・突起部
25・・・遊技球解放手段
29・・・ソレノイド
x・・・転動経路
Claims (4)
- 遊技領域に打ち込まれた遊技球が同領域に配置された入賞口に入賞することにより遊技を進行するパチンコ機において、
遊技領域に打ち込まれた遊技球が飛入して転動することができるステージを前記入賞口の上方に配置すると共に当該ステージに遊技球が保留可能な保留部を設け、その保留部に遊技球が保留されているときには、同保留部に遊技球が保留されていない場合に比較して前記入賞口への入賞確率が高くなるように構成したことを特徴とするパチンコ機の遊技球誘導構造。 - 遊技領域に打ち込まれた遊技球が同領域に配置された入賞口に入賞することにより遊技を進行するパチンコ機において、
遊技領域に打ち込まれた遊技球が飛入して転動することができるステージを前記入賞口の上方に配置し、そのステージに、遊技球が保留可能な保留部を所定間隔をおいて少なくとも二箇所設け、前記ステージ上に飛入する遊技球が前記保留部に夫々保留されることにより、後続遊技球の前記入賞口への入賞を補助する転動経路が、その保留された遊技球の間に形成されるように構成したことを特徴とするパチンコ機の遊技球誘導構造。 - 前記保留部に保留された遊技球を、所定条件の成立に基づいて該保留部から脱出させる遊技球解放手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機の遊技球誘導構造。
- 前記パチンコ機には複数の遊技状態を有し、その遊技状態の何れかに応じて前記所定条件が変更されるように構成したことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ機の遊技球誘導構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003284639A JP2005052270A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | パチンコ機の遊技球誘導構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003284639A JP2005052270A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | パチンコ機の遊技球誘導構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005052270A true JP2005052270A (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=34364501
Family Applications (1)
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JP2003284639A Pending JP2005052270A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | パチンコ機の遊技球誘導構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005052270A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006093135A1 (ja) | 2005-02-28 | 2006-09-08 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | 蛍光体とその製造方法、及びそれを用いた発光素子 |
JP2008043397A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Taiyo Elec Co Ltd | 遊技機 |
-
2003
- 2003-08-01 JP JP2003284639A patent/JP2005052270A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006093135A1 (ja) | 2005-02-28 | 2006-09-08 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | 蛍光体とその製造方法、及びそれを用いた発光素子 |
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