JP2005052121A - 農作業機 - Google Patents

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【課題】構成の簡素化を容易に図れる農作業機を提供する。
【解決手段】 農作業機1は、固定機枠2と、可動機枠6と、第1回動アーム体3と、第2回動アーム体4とを備える。第1回動アーム体3は、伝動ケースを兼ねたもので、第2回動アーム体4より長い。可動機枠6は、異なる長さの両回動アーム体3,4の回動により、前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、構成の簡素化を容易に図れる農作業機に関するものである。
従来、例えば固定機枠と、固定機枠に同じ長さの平行リンクを介して連結された連結フレームと、連結フレームに180度回動可能に取り付けられた伝動フレームと、伝動フレームにて支持された土作業部(前処理体および整畦体)とを備える農作業機(畦塗り機)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−28903号公報
しかしながら、上記従来の農作業機では、構成が複雑となりがちで、構成の簡素化を容易に図ることができないという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、構成の簡素化を容易に図ることができる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、走行車の走行により移動しながら土作業部で土作業を行う農作業機であって、走行車連結部を有する固定機枠と、前記土作業部を支持する可動機枠と、前記固定機枠に一端側が回動可能に連結され、前記可動機枠に他端側が回動可能に連結された第1回動アーム体と、この第1回動アーム体より長さが短く、前記固定機枠に一端側が回動可能に連結され、前記可動機枠に他端側が回動可能に連結された第2回動アーム体とを備え、前記可動機枠は、異なる長さの前記両回動アーム体の回動により、前記土作業部が前記走行車の前進走行に基づいて土作業をする前進作業位置、前記土作業部が前記走行車の後退走行に基づいて土作業をする後退作業位置および前記土作業部が前記走行車の後方に位置する格納非作業位置に移動するものである。
そして、同じ長さの平行リンク、連結フレームおよび伝動フレーム等を備える従来の農作業機に比べて、構成の簡素化を容易に図ることが可能となる。
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、第1回動アーム体および第2回動アーム体のいずれか一方は、伝動ケースを兼ねたものであるものである。
そして、第1回動アーム体および第2回動アーム体のいずれか一方が伝動ケースを兼ねたものであるから、その分部品点数が少なく、構成をより一層簡素化することが可能となる。
請求項3記載の農作業機は、請求項1または2記載の農作業機において、前進作業位置は、複数であるものである。
そして、前進作業位置が複数であるから、走行車の大きさ等に適切に対応することが可能となる。
請求項4記載の農作業機は、請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機において、可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動させる単一駆動手段を備えるものである。
そして、単一駆動手段からの動力で可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動させることができるため、例えば2本のシリンダを必要とする従来の構成等に比べて、構成の簡素化をより一層容易に図ることが可能となる。
請求項5記載の農作業機は、請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機において、可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に位置決めするための1本の手動式伸縮手段を備えるものである。
そして、1本の手動式伸縮手段を利用することで、可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に適切に位置決めすることが可能となる。
請求項6記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、異なる長さの両回動アーム体は、可動機枠が前進作業位置に位置した状態では交差しない状態となり、前記可動機枠が後退作業位置に位置した状態では交差した状態となるものである。
そして、異なる長さの両回動アーム体が可動機枠の位置に応じて交差したり交差しなかったりするため、可動機枠を所望の作業位置まで適切に移動させることが可能となる。
請求項7記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、異なる長さの両回動アーム体は、可動機枠が前進作業位置に位置した状態では交差した状態となり、前記可動機枠が後退作業位置に位置した状態では交差しない状態となるものである。
そして、異なる長さの両回動アーム体が可動機枠の位置に応じて交差したり交差しなかったりするため、可動機枠を所望の作業位置まで適切に移動させることが可能となる。
請求項1記載の農作業機によれば、同じ長さの平行リンク、連結フレームおよび伝動フレーム等を備える従来の農作業機に比べて、構成の簡素化を容易に図ることができる。
請求項2記載の農作業機によれば、第1回動アーム体および第2回動アーム体のいずれか一方が伝動ケースを兼ねたものであるから、その分部品点数が少なく、構成をより一層簡素化できる。
請求項3記載の農作業機によれば、前進作業位置が複数であるから、走行車の大きさ等に適切に対応できる。
請求項4記載の農作業機によれば、単一駆動手段からの動力で可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動させることができるため、例えば2本のシリンダを必要とする従来の構成等に比べて、構成の簡素化をより一層容易に図ることができる。
請求項5記載の農作業機によれば、1本の手動式伸縮手段を利用することで、可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に適切に位置決めできる。
請求項6記載の農作業機によれば、異なる長さの両回動アーム体が可動機枠の位置に応じて交差したり交差しなかったりするため、可動機枠を所望の作業位置まで適切に移動させることができる。
請求項7記載の農作業機によれば、異なる長さの両回動アーム体が可動機枠の位置に応じて交差したり交差しなかったりするため、可動機枠を所望の作業位置まで適切に移動させることができる。
本発明の農作業機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、1は農作業機で、この農作業機1は、走行車であるトラクタTに装着して使用する牽引式のものである。そして、農作業機1は、作業時にトラクタTの走行により圃場を進行方向(図示X方向)に移動しながら、土作業部5で畦塗り作業(土作業)を行う畦塗り機である。
農作業機1は、固定機枠2と、この固定機枠2に異なる長さの2本の回動アーム体つまり第1回動アーム体3および第2回動アーム体4を介して連結され土作業部5を支持する可動機枠6とを備えている。
長い方の第1回動アーム体3は、伝動ケース(チェーンケース)を兼ねた略中空状のもので、第1回動アーム体3の一端側は固定機枠2に上下方向の軸11を介して回動可能に連結され、第1回動アーム体3の他端側は可動機枠6に上下方向の軸12を介して回動可能に連結されている。
短い方の第2回動アーム体4は、長手状の単なる杆状のもので、第2回動アーム体4の一端側は固定機枠2に上下方向の軸13を介して回動可能に連結され、第2回動アーム体4の他端側は可動機枠6に上下方向の軸14を介して回動可能に連結されている。
そして、可動機枠6は、異なる長さの両回動アーム体3,4の回動により、土作業部5がトラクタTの前進走行に基づいて畦塗り作業(土作業)をする複数、例えば2つの前進作業位置(図1、図2参照)、土作業部5がトラクタTの後退走行に基づいて畦塗り作業(土作業)をする1つの後退作業位置(図4参照)、および、土作業部5がトラクタTの後方に位置する1つの格納非作業位置(図3参照)に移動する。すなわち、可動機枠6は、第1回動アーム体3および第2回動アーム体4がそれぞれ固定機枠2および可動機枠6に対して連結された状態のまま軸11,13を中心として水平方向に略沿って回動することにより、4つの位置に選択的に移動する。
なお、図1の前進作業位置は、土作業部5のトラクタ(後輪)Tに対する一側方(右側方)への突出量(オフセット量)が小となる位置であり、図2の前進作業位置は、土作業部5のトラクタTに対する一側方(右側方)への突出量が大となる位置である。
また、異なる長さの両回動アーム体3,4は、可動機枠6が前進作業位置に位置した状態では平面視で平行状となり、可動機枠6が後退作業位置に位置した状態では平面視で交差状となるものである。なお、両回動アーム体3,4は、可動機枠6が図1の前進作業位置から図2の前進作業位置に移動する場合(或いはその逆の場合)において、その途中で、一旦互いに平行(厳密な意味での平行)になる。
さらに、両回動アーム体3,4は、可動機枠6を前進作業位置から後退作業位置に移動させる際等に、機枠2,6との連結を解除する必要はない。また、土作業部5つまり後述の盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30は、可動機枠6を介して2本の両回動アーム体3,4にて支持されている。
ここで、固定機枠2は、トラクタTの作業機昇降部である3点リンク部(図示せず)に連結された走行車連結部である3点連結部16を有している。3点連結部16は、トップピン17が先端部に取着された1本のトップマスト18と、ロワピン19が先端部に取着された左右2本のロワアーム20とにて構成されている。
また、固定機枠2は、入力軸保持部(ギアボックス)21を有し、この入力軸保持部21にてトラクタTからの動力を入力する入力軸(図示せず)が回転可能に保持されている。そして、入力軸には、トラクタTのPTO軸がユニバーサルジョイントおよび伝動シャフト等を介して連結されている。
可動機枠6は、進行方向前側で畦塗り用の土を耕耘して盛り上げる回転可能な盛土体(ロータリ)23を支持しているとともに、進行方向後側で盛土体23の進行方向後方に位置して盛土体23にて盛り上げられた畦塗り用の土を元畦に押し込むように締め固めて傾斜状の畦内側面および水平状の畦上面を形成する回転可能な畦形成体(ディスク)24を支持し、かつ、盛土体23より進行方向前方に位置して畦上面を前処理する畦上面処理体30を支持している。すなわち、盛土体23と畦形成体24と畦上面処理体30とにて構成された土作業部5は移動可能な可動機枠6にて支持され、この土作業部5は両回動アーム体3,4にて支持された状態で両回動アーム体3,4の回動に基づいて可動機枠6と一体となって移動する。
盛土体23は、例えば回転軸25、回転軸25に放射状に取り付けられた複数の耕耘爪26等にて構成されている。また、畦形成体24は、例えば回転軸27、回転軸27に取着された略円錐台状の側面形成部材28、回転軸27に取着された略円筒状の上面形成部材29等にて構成されている。さらに、畦上面処理体30は、盛土体23と同様、例えば回転軸25、回転軸25に放射状に取り付けられた複数の耕耘爪26等にて構成されている。
そして、これら盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30は、いずれも、入力軸からの動力を動力伝達手段(図示せず)を介して受けて所定方向に回転する。なお、動力伝達手段は、伝動ケースを兼ねた第1回動アーム体3内に配設されたスプロケット、チェーン等にて構成されている。
また一方、農作業機1は、可動機枠6を土作業部(盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30)5とともに2つの前進作業位置、1つの後退作業位置および1つの格納非作業位置に移動させる単一駆動手段31を備えている。
単一駆動手段31は、例えば伸縮可能な1本の伸縮手段である油圧式のシリンダ(油圧シリンダ)32にて構成されている。
シリンダ32は、シリンダ本体33を有し、このシリンダ本体33にロッド34が進退可能に取り付けられている。ロッド34の先端部は、固定機枠2に上下方向の軸36を介して回動可能に取り付けられた回動体37に回動可能に連結されている。すなわち、シリンダ32の先端側は回動体37に回動可能に連結され、シリンダ32の基端側は固定機枠2に回動可能に連結されている。
そして、シリンダ32の伸縮動作に基づく回動体37の回動により、異なる長さの2本の両回動アーム体3,4がそれぞれ回動し、この回動に伴って可動機枠6が土作業部5とともに各位置に自動的に移動するようになっている。例えば、可動機枠6が前進作業位置から後退作業位置に移動する場合、或いはその逆の場合、土作業部5は180度回動し、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30の前後が逆になる。
また、農作業機1は、可動機枠6を各前進作業位置にロックする前進ロック手段41と、可動機枠6を後退作業位置にロックする後退ロック手段42と、可動機枠6を格納非作業位置にロックする格納ロック手段43とを備えている。
そして、各ロック手段41,42,43による可動機枠6に対するロックおよびロック解除は、手動によるロック操作およびロック解除操作を何ら必要とせず、1本のシリンダ32の伸縮動作に基づいて自動的に行われるようになっている。
なお、前進ロック手段41は、例えばフック46、フック46と係脱する係合ピン47等にて構成されている。後進ロック手段42は、例えばフック49、フック49と係脱する係合ピン50、係合ピン50を押えるピン押え48等にて構成されている。格納ロック手段43は、回動体37に形成された孔部51、孔部51と係合する係合ピン52等にて構成されている。なお45は格納ロック手段43を補助する補助ロック手段である。
次に、上記農作業機1の動作等を説明する。
トラクタTの前進走行により盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30で畦塗り作業を行う前進作業時には、例えば単一駆動手段31を構成するシリンダ32の縮み動作により可動機枠6を前進作業位置にロックし、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30を所定の前進作業状態に設定する(図1、図2参照)。
そして、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30が所定の前進作業状態に設定された状態で、トラクタTを前進走行させると、農作業機1が進行方向(前方)に移動し、トラクタTからの動力が入力軸から入力されて動力伝達手段を介して盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30に伝達され、これら盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30が回転する。
すると、旧畦の上面が畦上面処理体30にて前処理され、畦塗り用の土が盛土体23にて耕耘されて元畦に盛り上げられ、この元畦に盛り上げられた土が畦形成体24にて締め固められ、崩れにくい強固な新畦が形成される。
また、塗り残しがないよう圃場の端部等においてトラクタTの後退走行により盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30で畦塗り作業を行う後退作業時(リターン作業時)には、例えばシリンダ32の伸び動作により可動機枠6を後退作業位置にロックし、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30を所定の後退作業状態に設定する(図4参照)。
そして、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30が所定の後退作業状態に設定された状態で、トラクタTを後退走行させると、農作業機1が進行方向(後方)に移動し、前進作業時の場合と同様、旧畦の上面が畦上面処理体30にて前処理され、畦塗り用の土が盛土体23にて耕耘されて元畦に盛り上げられ、この元畦に盛り上げられた土が畦形成体24にて締め固められ、崩れにくい強固な新畦が形成される。
さらに、農作業機1を倉庫等の保管場所まで運搬する運搬時等の非作業時には、可動機枠6を格納非作業位置にロックし、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30を所定の格納非作業状態に設定する(図3参照)。
このとき、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30は、固定機枠2に近接した状態でトラクタTの後方に位置し、トラクタTの後方領域内に格納される。このため、トラクタTの前後バランスが比較的良好で、かつ、盛土体23、畦形成体24および畦上面処理体30がいずれもトラクタT側方へ突出していないことから、農作業機1の運搬を安全に行える。
そして、上記農作業機1によれば、固定機枠2および可動機枠6間に異なる長さの2本の回動アーム体3,4を架設した構成であるから、同じ長さの平行リンク、連結フレームおよび伝動フレーム等を備える従来の農作業機に比べて、構成の簡素化を容易に図ることができる。
また、第1回動アーム体3が土作業部5へ動力を伝達する動力伝達手段の一部を収容する伝動ケースを兼ねたものであるから、その分部品点数が少なく、構成をより一層簡素化できる。
さらに、土作業部5がトラクタTの前進走行に基づいて畦塗り作業をする前進作業位置が複数、例えば2つであるから、トラクタTの大きさ等に適切に対応できる。
また、単一駆動手段31つまりシリンダ32からの動力で可動機枠6を土作業部5とともに各位置に移動させることができ、かつ、各位置でのロックおよびロック解除をすることができるため、構成の簡素化をより一層容易に図ることができる。
さらに、可動機枠6を前進作業位置から後退作業位置に移動させる際等において、両回動アーム体3,4と機枠2,6との連結を解除する必要がないため、例えば前進作業状態から後退作業状態への切換え時の煩わしさ等を解消でき、作業状態の切換えを容易に行うことができる。
なお、土作業部5は、畦塗り作業をするものには限定されず、溝掘作業等をするもの等でもよい。
また、前進作業位置の数は、3つ以上の複数でもよく、或いは単数でもよい。
さらに、単一駆動手段31は、伸縮可能な1本のシリンダ32には限定されず、1個のモータ等でもよい。
また、農作業機1は、可動機枠6を移動させるための単一駆動手段31を備えたものには限定されず、例えば可動機枠6の位置を手動操作で切り換える手動式の構成とすることもできる。
この場合、例えば単一駆動手段(1本の伸縮手段)31に代えて、可動機枠6を各位置(例えば上述した4つの位置)に位置決めするための1本の手動式伸縮手段(図示せず)を固定機枠2および回動体37間に配設した構成とする。この手動式伸縮手段は、例えば各位置に対応した複数の孔が形成された略円筒状のシリンダ本体と、このシリンダ本体内に出し入れ可能に挿入された孔付きのロッドと、互いに一致したシリンダ本体の孔とロッドの孔に対して差し込むピンとにて構成されている。なお、手動式伸縮手段を配設する位置は、固定機枠2および回動体37間には限定されず、例えば、図示しないが、固定機枠および可動機枠間でもよく、固定機枠およびいずれか一方の回動アーム体間でも、可動機枠およびいずれか一方の回動アーム体間でもよい。
また、農作業機1は、図5および図6に示すように、可動機枠6が前進作業位置に位置した状態では平面視で交差状となり、可動機枠6が後退作業位置に位置した状態では平面視で平行状となる異なる長さの両回動アーム体3,4を備えたものでもよく、この図5および図6に示す農作業機1でも図1等に示すものと同様の作業効果を奏することができる。なおこの図5および図6に示す長い方の第1回動アーム体3は、長手状の単なる杆状のもので、第1回動アーム体3の一端側は固定機枠2に上下方向の軸11を介して回動可能に連結され、第1回動アーム体3の他端側は可動機枠6に上下方向の軸12を介して回動可能に連結されている。また、短い方の第2回動アーム体4は、伝動ケース(チェーンケース)を兼ねた略中空状のもので、第2回動アーム体4の一端側は固定機枠2に上下方向の軸13を介して回動可能に連結され、第2回動アーム体4の他端側は可動機枠6に上下方向の軸14を介して回動可能に連結されている。
また、いずれの実施の形態においても、両回動アーム体3,4が平行状になる場合とは、厳密な意味で平行になる場合でもよく、略平行に位置する場合でもよい。
本発明の農作業機の一実施の形態の前進作業時(突出量小)の平面図である。 同上農作業機の前進作業時(突出量大)の平面図である。 同上農作業機の格納非作業状態の平面図である。 同上農作業機の後進作業時の平面図である。 本発明の農作業機の他の実施の形態の前進作業時の平面図である。 同上農作業機の後退作業時の平面図である。
符号の説明
1 農作業機
2 固定機枠
3 第1回動アーム体
4 第2回動アーム体
5 土作業部
6 可動機枠
16 走行車連結部である3点連結部
31 単一駆動手段
T 走行車であるトラクタ

Claims (7)

  1. 走行車の走行により移動しながら土作業部で土作業を行う農作業機であって、
    走行車連結部を有する固定機枠と、
    前記土作業部を支持する可動機枠と、
    前記固定機枠に一端側が回動可能に連結され、前記可動機枠に他端側が回動可能に連結された第1回動アーム体と、
    この第1回動アーム体より長さが短く、前記固定機枠に一端側が回動可能に連結され、前記可動機枠に他端側が回動可能に連結された第2回動アーム体とを備え、
    前記可動機枠は、異なる長さの前記両回動アーム体の回動により、前記土作業部が前記走行車の前進走行に基づいて土作業をする前進作業位置、前記土作業部が前記走行車の後退走行に基づいて土作業をする後退作業位置および前記土作業部が前記走行車の後方に位置する格納非作業位置に移動する
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 第1回動アーム体および第2回動アーム体のいずれか一方は、伝動ケースを兼ねたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 前進作業位置は、複数である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の農作業機。
  4. 可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動させる単一駆動手段を備える
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機。
  5. 可動機枠を前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に位置決めするための1本の手動式伸縮手段を備える
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機。
  6. 異なる長さの両回動アーム体は、可動機枠が前進作業位置に位置した状態では交差しない状態となり、前記可動機枠が後退作業位置に位置した状態では交差した状態となる
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  7. 異なる長さの両回動アーム体は、可動機枠が前進作業位置に位置した状態では交差した状態となり、前記可動機枠が後退作業位置に位置した状態では交差しない状態となる
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
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