JP2005051561A - 原稿給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密着型イメージセンサ及び読取ローラを備える原稿給送装置において、簡単に密着型イメージセンサ及び読取ローラを清掃することができるようにする。
【解決手段】 密着型イメージセンサの下側にはガイドユニット34が配置され、このガイドユニットには読取ローラが支持されている。ガイドユニットの下側には装置筐体10aの下面を形成する原稿マット部材45が配設されて、原稿マット部材及びガイドユニットはそれぞれ装置筐体の後端側を回動支点として装置筐体の前端側で開放される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に用いられ、読取ローラとこの読取ローラに対向する密着型イメージセンサとを備えて、読取ローラと密着型イメージセンサとの間を通過する原稿上の画像を密着型イメージセンサで読み取る原稿給送装置に関するものである。
一般に、原稿給送装置において、読取ローラと密着型イメージセンサとの間を通過する原稿上の画像を密着型イメージセンサで読み取って画像データを得るようにしたものがあり、このような原稿給送装置では、読取ローラ及び密着型イメージセンサが紙粉で汚れることが多く、読取ローラ及び密着型イメージセンサが紙粉等で汚れると、画像形成の際、画像上にスジ等が入ってしまう。このため、定期的に密着型イメージセンサ及び読取ローラを清掃する必要がある。
ところで、読取ローラ及び密着型イメージセンサとは密接しているため、読取ローラ及び密着型イメージセンサを清掃する際には、読取ローラと密着型イメージセンサとを離間させる必要があるが、清掃する際には、原稿読取装置の下面を取り外した後、読取ローラが支持されたガイドフレーム体を取り外し、読取ローラと密着型イメージセンサとを離間させ、清掃を行っている。このため、読取ローラ及び密着型イメージセンサの清掃が極めて面倒であり、特に、ユーザが読取ローラ及び密着型イメージセンサを清掃することは極めて困難であった。
一方、原稿給送装置に内蔵される画像読取装置のメンテナンス性を向上させるため、原稿給送装置が下方の画像読取装置に対して開閉自在に取り付けられる上方ユニットを構成して、上方ユニットは、原稿シートの一方の面の画像を読み取るための第1のイメージセンサと、イメージセンサの読取面と対向して搬送される原稿シートを読取面側に押圧するためのバックアップガイドとを収納して、バックアップガイドが上方ユニットにおいて下方の画像読取装置側に着脱可能に取り付けられ、上方ユニットは、画像読取装置の上に閉じられたときに、画像読取装置における原稿シートの他方の面の画像を読み取るための第2のイメージセンサを下方に配置するプラテンに接して、バックアップガイドがプラテンに当接するプラテンカバーの内側に配置されるようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2002−152462公報(段落(0019)〜段落(0033)、第1図〜第3図)
上述のように、従来の原稿給送装置においては、ユーザが容易に読取ローラ及び密着型イメージセンサを露出させて、読取ローラ及び密着型イメージセンサを清掃することが難しく、しかも、読取ローラが保持されたガイドフレーム体を原稿給送装置筐体から取り外す際、誤ってガイドフレーム体を落下させてしまうことがある。
いずれにしても、従来の原稿給送装置においては、簡単に読取ローラ及び密着型イメージセンサを露出させることができないという課題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、密着型イメージセンサ及び読取ローラを極めて容易に露出させて、簡単に密着型イメージセンサ及び読取ローラを清掃することのできる原稿給送装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、読取ローラと、該読取ローラに対向して配置された密着型イメージセンサとを備え前記読取ローラと前記密着型イメージセンサとの間を通過する原稿上の画像を前記密着型イメージセンサで読み取って画像データを得る画像読取部と、該画像読取部を支持する装置筐体とを有する原稿給送装置において、前記密着型イメージセンサの下側に配置され前記読取ローラを支持するガイドユニットと、前記ガイドユニットの下側に位置して前記装置筐体の下面を形成する原稿マット部材と、前記原稿マット部材を前記装置筐体の後端側で回動可能に支持するヒンジ手段と、前記ガイドユニットを前記装置筐体の後端側で回動可能に支持するガイドユニット支持手段とを有し、前記原稿マット部材及び前記ガイドユニットがそれぞれ前記装置筐体の後端側を回動支点として前記装置筐体の前端側で開放されるようにしたことを特徴とする。
本発明では、前記ヒンジ手段は予め規定された回動角度で前記原稿マット部材を回動規制するようにしており、前記ガイドユニット支持手段は、前記ガイドユニットを前記装置筐体の後端側を回動支点として回動するガイドユニット回動手段と、前記ガイドユニットの回動速度を規制する速度規制手段とを有している。
また、本発明では、前記ガイドユニット回動手段は、例えば、前記ガイドユニットの後端側に配置され前記ガイドユニットを回動可能に支持する支持軸体を備え、前記速度規制手段は前記支持軸体に装着され、前記ガイドユニットが下向きに回動するにつれて圧縮される捩りバネ部材を有している。また、前記速度規制手段として前記ガイドユニットが回動する際のトルクを規制するトルクリミッタ機構を用いるようにしてもよい。
以上のように、本発明の原稿給送装置は、密着型イメージセンサの下側に配置されて読取ローラを支持するガイドユニットとガイドユニットの下側に位置して装置筐体の下面を形成する原稿マット部材とがそれぞれ装置筐体の後端側を回動支点として装置筐体の前端側で開放されるようにしたので、密着型イメージセンサ及び読取ローラを極めて容易に露出させて、簡単に密着型イメージセンサ及び読取ローラの清掃を行うことができるという効果がある。
さらに、本発明では、ガイドユニットを装置筐体の後端側を回動支点として回動して開く際、ガイドユニットの回動速度が規制されるようにしたので、ユーザはガイドユニットに手などを添える必要がなく、しかもガイドユニットに衝撃が加わることもない。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
まず、図1を参照して、ここでは、図示の原稿自動給送装置(オートフィーダ)10は、画像形成装置(例えば、複写機)とともに用いられ、画像形成装置(図示せず)本体の上面側に配置される。そして、原稿自動給送装置10は、原稿給紙トレイ(シート積載部)11及び原稿給送機構(シート給送機構)12を備えており、原稿給紙トレイ11上には原稿束が載置される。原稿給送機構12では、原稿給紙トレイ11上に載置された原稿束から原稿を一枚ずつ分離して、原稿を第1の画像読取位置GP1に搬送する。
そして、第1の画像読取位置GP1でスキャナユニット(図示せず)によって原稿の一面上の画像が読み取られた後、原稿は第2の原稿読取位置GP2に送られる。第2の原稿読取位置GP2には画像読取装置13が配置されており、画像読取装置13によって原稿の他面上の原稿が読み取られる。そして、原稿は排紙ローラ対16によって原稿給紙トレイ11の下側に配置された原稿排紙トレイ15に排紙される。
図示の原稿自動給送装置10は両面印刷に対応したものであり、片面印刷の際には、例えば、第1の画像読取位置GP1でのみ原稿上の画像が読み取られることになる。なお、図示はしないが、画像形成装置においては、原稿読取によって得られた画像データに基づいて、感光体ドラム等の像担持体を露光して、像担持体上に静電潜像を形成する。そして、現像装置によって静電潜像を現像した後、像担持体上のトナー像を記録用紙に転写し、記録用紙上のトナー像を定着して、排紙トレイに排紙する。
図1に示すように、原稿給送機構12は原稿給紙トレイ11の後側(原稿搬送方向下流側)に配置されており、原稿給送機構12には、原稿給紙ローラ部(以下単に給紙ローラ部と呼ぶ)14が備えられており、この原稿給紙ローラ部14は、ローラハウジング14a、ピックアップローラ(ピックアップコロ)14b、フィード機構14c、及び分離ローラ14dを有している。さらに、原稿給送機構12は、フィード機構14cの下流側に配置された原稿送り部20を有しており、この原稿送り部20は、大径の駆動ローラ21と小径の従動ローラ22〜24とを備えている。従動ローラ22〜24の周面は駆動ローラ21の周面に当接している。そして、原稿は原稿送り部20によって第1の原稿読取位置GP1に送られた後、第2の原稿読取位置GP2を通過して、排紙ローラ16によって原稿排紙トレイ15に排紙される。
画像読取装置13は、読取ローラ31及び密着型イメージセンサ32を備えて、密着型イメージセンサ32は読取ローラ31に僅かな隙間(例えば、3mm程度)をおいて対向しており、読取ローラ31と密着型イメージセンサ32との間を原稿が通過して、原稿上の画像が密着型イメージセンサ32で読み取られる。図示の密着型イメージセンサ32はセンサ筐体(センサフレーム)32aに支持されており、このセンサフレーム32aの一端面側(図1において奥側)は、原稿自動給送装置筐体(以下装置筐体と呼ぶ)10aに支持点部10bによって遊嵌されている。また、読取ローラ31は前述の従動ローラ24及び原稿排紙ローラ対16の一方とともにガイドフレーム体33に支持されてガイドユニット34が形成されている。
図2を参照すると、図2は密着型イメージセンサ32及びガイドユニット34を前側から示す側面図であり、センサフレーム32aは前述のようにして、装置筐体10aに支持されている。一方、読取ローラ31はガイドフレーム体33(図1)に支持されており、読取ローラ31の軸31aの後端(図2において右端)はガイドフレーム体33に回転可能に遊嵌されている。そして、軸31aの内側に位置する軸受け(図示せず)に鍔部(図示せず)が形成され、この鍔部の外径は読取ローラ31の外径よりも若干大きい。鍔部が密着型イメージセンサ32の下面に当接して、密着型イメージセンサ32は読取ローラ31に僅かな隙間をおいて対向している。また、軸31aは読取ローラ保持部材38に回転可能に保持されており、この読取ローラ保持部材38はガイドフレーム体33に支持されている。さらに、センサフレーム32aの前端側には下方に延びる読取ローラ位置決め部材39が取り付けられており、この読取ローラ位置決め部材39によって後述するようにして、読取ローラ31の軸31aがセンサフレーム32aに対して位置決めされる。
密着型イメージセンサ32にはガラス板(透明部材)32bが嵌めこまれて、このガラス板32bが読取ローラ31の周面に密着している。読取ローラ保持部材38には原稿搬送方向(図5に実線矢印で示す方向)に平行に延びる長穴38aが形成されており、この長穴38aに軸31aが挿入されている。読取ローラ保持部材38の一端(図5において右端)は支点軸部材38bによってガイドフレーム体33に回動可能に取り付けられており、この支点軸部材38bを支持する軸支持部材40が後述するようにして解除方向に回動すると、ガイドユニット34が下方に下がる。
図2に示すように、読取ローラ位置決め部材39は一対の中空突起体39a及び39bを有しており、図示のように、ガラス板32bが読取ローラ31の周面に密着している際には、中空突起体39a及び39bによって軸31aが挟持されて、中空突起体39a及び39bによって軸31a(つまり、読取ローラ31)の位置決めが行われる。
図3は密着型イメージセンサ32及びガイドユニット34を後側から示す側面図であり、読取ローラ31の軸31aは軸支持部材41によって、ガイドフレーム体33に支持されている。つまり、図3に示すように、軸支持部材41の一端側(図中右端側)には開口部41aが形成され、この開口部41aに軸31aの端部が遊嵌されている。軸支持部材41は図示のように略鉤型形状であり、その中央部には支点軸部材38bが装着されている。
軸支持部材41は支点軸部材38bに回動可能に支持されており、軸支持部材41の端部(図3に符号42で示す穴の部分)にはコイルバネ(図示せず)が架けてあり、軸支持部材41はコイルバネによって反時計方向に付勢されている。つまり、読取ローラ31を密着型イメージセンサ32側に付勢している。そして、後述するように、ガイドユニット34の取り付け解除を行うと、支持ステー43aに回動可能に支持された支持軸体43回りにガイドユニット34が下方に移動し、読取ローラ31とガラス板32b(密着型イメージセンサ32)との密着が解除されることになる。なお、支持軸体43に装着された捩りバネ部材44はガイドユニット34の下方への移動の際の衝撃を和らげる作用をする。また、ガイドユニット34を外して下げた際、この付勢に対して読取ローラ31の上方への動きを規制する当り役割を、軸支持部材41は持っている。
また、軸支持部材41の他端はガイドフレーム体33の後面に取り付けられた支持部材42に支持されている。そして、後述するように、ガイドユニット34の取り付け解除を行うと、ガイドユニット34は支持軸体43を支点として下方に回動し、読取ローラ31とガラス板32b(密着型イメージセンサ32)との密着が解除されることになる。なお、支持軸体43に装着された捩りバネ部材44はガイドユニット34の下方への移動の際の衝撃を和らげる作用をする。
図4を参照して、図4は原稿自動給送装置10を下側から見た斜視図であり、装置筐体10aの下面には原稿マット部材45が配置され、この原稿マット部材45は装置筐体10aの後端側でヒンジ機構45aによって回動可能に支持されている。さらに、原稿マット部材45の内側面には複数の磁石体45bが配設され、これら磁石体45bによって原稿マット体45は装置筐体10aに装着されている。ヒンジ機構45aは原稿マット部材45の後側には取り付けられた一対の腕部451を有しており、これら腕部451は装置筐体10aの後側に形成された開口穴452に挿入されて、装置筐体10aに回動可能に支持されている。そして、この腕部451には腕部451の回動を規制するストッパー45cが形成されている(図7も参照)。いま、原稿マット部材45の前端側を手で下向きに引くと、磁石体45bと装置筐体10aとの固定状態が外れて、ヒンジ機構45aによって原稿マット部材45が下向きに回動する。この際には、ヒンジ機構45aに設けられたストッパー45cによって原稿マット部材45は所定の回動角度で停止することになる。
図5も参照すると(図5は読取ローラ位置決め部材39を除いて示す側面図である)、ガイドユニット34の下面には解除レバー46が備えられており、解除レバー46を図中実線矢印で示す方向にスライドさせると、解除レバー46に備えられた押圧部46aが軸支持部材40の下端を実線矢印で示す方向に押圧する。軸支持部材40は、装置筐体10aに回動可能に取り付けられ、コイルバネ(図示せず)によって支点軸40aを中心として反時計方向に付勢されている。押圧部46aは上記の付勢に抗して軸支持部材40を時計回りに回動される。つまり、軸支持部材40の下端側は破線矢印で示す方向に支点軸40a回りに回動する。この結果、軸支持部材40の上端側は一点鎖線矢印で示す向きに回動することになる。そして、解除後にはコイルバネによって軸支持部材40は元の位置に戻る。ガイドユニット34をセットする際には、支点軸部材38bは軸支持部材40の傾斜部に当接しつつ上昇し、これに伴って軸支持部材40は時計回りに回動退避する。支点軸部材38bが所定の位置までくると、軸支持部材40はコイルバネの力で反時計方向に回動して係止部に収まる。
これによって、支点軸部材38bが軸支持部材40から外れて、ガイドユニット34は支持軸体43に回りに回動して下方に移動して、図6に示す状態となって(図4も参照)。読取ローラ31と密着型イメージセンサ32が離間する。なお、装置筐体10aにはガイドフレーム体33の位置決めを行う位置決め板部材47が備えられている。図3で説明した支持軸体43は支持ステー43aに支持されており、前述のようにして、支持軸体43回りにガイドユニット34が下向きに回動する。支持軸体43及び支持ステー43aは装置筐体10aの後端側に設けられているから、ガイドユニット34は装置筐体10aの後端側を回動支点として回動することになる。
この結果、原稿マット部材45及びガイドユニット34ともに装置筐体10aの後端側を回動支点として下向きに回動することになるから、図4に示すように、ガイドユニット34は原稿マット部材45に邪魔されることがなく、ガイドユニット34を大きく回動させることができ、読取ローラ31と密着型イメージセンサ32を大きく開くことができ、読取ローラ31の周面及び密着型イメージセンサ32のガラス板32bを容易に清掃することができる。
図7を参照すると、前述したように、支持軸体43には捩りバネ部材44が装着されており、捩りバネ部材44の一端44aは、図示のように、装置筐体10aに当接している。一方、図示はしないが支持ステー43aが取り付けられたサイドユニット(図示せず)に当接している。つまり、捩りコイルバネ44の両端はそれぞれ異なるフレームに当接していることになる。この結果、前述のように、支持軸体43回りにガイドユニット34が下向きに回動する際、捩りバネ部材44があたかも緩衝部材及びストッパーとして作用し、ユーザがガイドユニット34を手で押さえる等の処置を取らなくても、回動の際ガイドユニット34に衝撃が加わることはない。つまり、捩りバネ部材44はガイドユニット34が下向きに回動するにつれて圧縮され、この結果、ガイドユニット34の下向きへのカイド速度が規制されることになる。
さらに、図8に示すように、トルクリミッタ51を用いるようにしてもよい。図示のように、ガイドフレーム体33には切り起こし支持部52が形成されており、この切り起こし支持部52にはトルクリミッタ51が装着されている。このトルクリミッタ51にはギア53が装着され、装置筐体10a(図1)側に回動支点101で回動可能に取り付けられた支持板部102に形成されたラック103とギア53がかみ合って、これによって、トルクリミッタ機構54が構成されている(なお、図8には読取ローラ31は示されていない)。
ガイドユニット34が支持軸体43回りに下向き回動する際には、前述のように捩りバネ部材44によってガイドユニット34はゆっくりと下向きに回動することになるが、ガイドユニット34は重いので(特に、大型の画像形成装置で用いられる原稿給送装置ではガイドユニット34はかなり重い)、捩りバネ部材44のみでは不十分なことがある。
ところが、上述のようにして、トルクリミッタ機構54を設けると、ガイドユニット34が支持軸体43回りに回動する際、ガイドユニット34の回動に連れて支持板部102も回動支点回りに回動し、この際、ギア53がラック103に沿って移動しつつ回転することになる。ギア53の回転速度はガイドユニット34の下方への移動速度に比例するから、つまり、所定のトルクを超えるトルクがトルクリミッタ51に掛かると、トルクリミッタ51によってガイドユニット34の下方への回動速度が抑えられることになる。この結果、重いガイドユニット34でもゆっくりと回動することになって、ガイドユニット34に衝撃が加わることはない。
なお、上述の説明から明らかなように、原稿自動給送装置10は原稿マット部材45を装置筐体10aの後端側で回動可能に支持するヒンジ手段と、ガイドユニット34を装置筐体の後端側で回動可能に支持するガイドユニット支持手段とを有していることになり、さらに、ガイドユニット支持手段は、ガイドユニット34を装置筐体10aの後端側を回動支点として回動するガイドユニット回動手段と、ガイドユニット34の回動速度を規制する速度規制手段とを有していることになる。
密着型イメージセンサの下側に配置され読取ローラを支持するガイドユニットと、ガイドユニットの下側に位置して装置筐体の下面を形成する原稿マット部材とをそれぞれ装置筐体の後端側を回動支点として装置筐体の前端側で開放するようにしたから、原稿給送装置ばかりでなく、画像読取装置(画像読取部)を備える他の機器にも適用できる。
本発明による原稿自動給送装置の実施例1を前面側から示す断面図である。 図1に示す原稿自動給送装置において、密着型イメージセンサ及びカイドユニットを部分的に前側から示す図である。 図1に示す原稿自動給送装置において、密着型イメージセンサ及びカイドユニットを部分的に後側から示す図である。 図1に示す原稿自動給送装置を、原稿マット部材及びガイドユニットを開いた状態で下側から見た斜視図である。 図1に示す原稿自動給送装置において、読取ローラと密着型イメージセンサとの離間を説明するため側面図である。 図1に示す原稿自動給送装置において、読取ローラと密着型イメージセンサとが離間された状態を示す斜視図である。 図1に示す原稿自動給送装置において、ガイドユニットの回動支点である支持軸体及び捩りコイル部材とを下方から示す斜視図である。 図1に示す原稿自動給送装置において、ガイドユニットの回動速度を規制するトルクリミッタ機構を示す斜視図である。
符号の説明
10 原稿自動給送装置
11 原稿給紙トレイ(シート積載部)
12 原稿給送機構(シート給送機構)
13 画像読取装置
14 原稿給紙ローラ部
15 原稿排紙トレイ
16 排紙ローラ対
31 読取ローラ
32 密着型イメージセンサ
32a センサ筐体(センサフレーム)
33 ガイドフレーム体
34 ガイドユニット
38 読取ローラ保持部材
39 読取ローラ位置決め部材
40,41 軸支持部材
42 支持部材
43 支持軸体
44 捩りバネ部材
45 原稿マット部材
46 解除レバー
51 トルクリミッタ
54 トルクリミッタ機構

Claims (5)

  1. 読取ローラと、該読取ローラに対向して配置された密着型イメージセンサとを備え前記読取ローラと前記密着型イメージセンサとの間を通過する原稿上の画像を前記密着型イメージセンサで読み取って画像データを得る画像読取部と、該画像読取部を支持する装置筐体とを有する原稿給送装置において、
    前記密着型イメージセンサの下側に配置され前記読取ローラを支持するガイドユニットと、
    前記ガイドユニットの下側に位置して前記装置筐体の下面を形成する原稿マット部材と、
    前記原稿マット部材を前記装置筐体の後端側で回動可能に支持するヒンジ手段と、
    前記ガイドユニットを前記装置筐体の後端側で回動可能に支持するガイドユニット支持手段とを有し、
    前記原稿マット部材及び前記ガイドユニットがそれぞれ前記装置筐体の後端側を回動支点として前記装置筐体の前端側で開放されるようにしたことを特徴とする原稿給送装置。
  2. 前記ヒンジ手段は、予め規定された回動角度で前記原稿マット部材を回動規制するようにしたことを特徴とする請求項1記載の原稿給送装置。
  3. 前記ガイドユニット支持手段は、前記ガイドユニットを前記装置筐体の後端側を回動支点として回動するガイドユニット回動手段と、
    前記ガイドユニットの回動速度を規制する速度規制手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿給送装置。
  4. 前記ガイドユニット回動手段は、前記ガイドユニットの後端側に配置され前記ガイドユニットを回動可能に支持する支持軸体を備え、
    前記速度規制手段は前記支持軸体に装着され、前記ガイドユニットが下向きに回動するにつれて圧縮される捩りバネ部材を有することを特徴とする請求項3記載の原稿給送装置。
  5. 前記速度規制手段は、前記ガイドユニットが回動する際のトルクを規制するトルクリミッタ機構であることを特徴とする請求項3記載の原稿給送装置。
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