JP2005050726A - 電極用ペーストの製造方法および電極用ペースト組成物 - Google Patents
電極用ペーストの製造方法および電極用ペースト組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005050726A JP2005050726A JP2003282712A JP2003282712A JP2005050726A JP 2005050726 A JP2005050726 A JP 2005050726A JP 2003282712 A JP2003282712 A JP 2003282712A JP 2003282712 A JP2003282712 A JP 2003282712A JP 2005050726 A JP2005050726 A JP 2005050726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paste
- average particle
- carbon black
- electrode
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/88—Processes of manufacture
- H01M4/8825—Methods for deposition of the catalytic active composition
- H01M4/8828—Coating with slurry or ink
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/8605—Porous electrodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/90—Selection of catalytic material
- H01M4/92—Metals of platinum group
- H01M4/925—Metals of platinum group supported on carriers, e.g. powder carriers
- H01M4/926—Metals of platinum group supported on carriers, e.g. powder carriers on carbon or graphite
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/8647—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells consisting of more than one material, e.g. consisting of composites
- H01M4/8652—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells consisting of more than one material, e.g. consisting of composites as mixture
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/8663—Selection of inactive substances as ingredients for catalytic active masses, e.g. binders, fillers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/8663—Selection of inactive substances as ingredients for catalytic active masses, e.g. binders, fillers
- H01M4/8673—Electrically conductive fillers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Inert Electrodes (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【解決手段】触媒金属が担持されたカーボンブラックと、高分子電解質と、有機溶剤と、必要に応じてこれらの各成分とともに炭素繊維および水から選ばれる少なくとも1つの成分とを攪拌混合することにより前記カーボンブラックを微粒化して、この混合溶液中に分散する粒子の平均粒子径が所定値となるまで攪拌を行い、次いで前記混合溶液に分散剤を添加して攪拌混合することにより、所定の平均粒子径を有する粒子が均一に分散した電極用ペーストを得る。
【選択図】なし
Description
次いで前記混合溶液に分散剤を添加して攪拌混合することにより、所定の平均粒子径を有する粒子が均一に分散したペーストを得ることを特徴としている。
次いで前記混合溶液に分散剤を添加して攪拌混合することにより、0.2〜5.0μmの平均粒子径を有する粒子が均一に分散したペーストを得ることを特徴としている。
0.2〜5.0μmの平均粒子径を有する粒子が均一に分散していることを特徴としている。
めに保存安定性に優れるとともに、分散粒子が適切な平均粒子径を有しているので発電性能を得るために充分な細孔容積を有する触媒層を形成することができる。
<触媒金属>
触媒金属(水素還元触媒)としては、白金、パラジウム、金、ルテニウム、イリジウムなどの貴金属触媒が好ましく用いられる。また、貴金属触媒は合金あるいは異種金属からなる触媒の混合物などのように2種以上の元素が含まれるものであってもよい。
<カーボンブラック>
上記の触媒金属を担持するカーボンブラックとしては、オイルファーネスブラック、チャネルブラック、ランプブラック、サーマルブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラックが、電子伝導性と比表面積の大きさの点から好ましく用いられる。
<高分子電解質>
本発明で用いられる高分子電解質としては、触媒層内のプロトン伝導性を向上させる観点から、プロトン交換基を有するポリマーが好ましい。このプロトン交換基としては、例えば、スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸基などを挙げることができる。また、このようなプロトン交換基を有するポリマーとしては、特に限定されないが、フルオロアルキルエーテル側鎖とフルオロアルキル主鎖とから構成されるプロトン交換基を有するポリマー、スルホン化ポリアリーレンなどが好ましく用いられる。また、プロトン交換基を有するフッ素原子を含むポリマー、エチレンまたはスチレンを共重合したプロトン交換基を有するポリマーなども使用することができ、これらの共重合体やブレンドであってもよい。
<有機溶剤>
本発明で用いられる有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、2−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、n−ブチルアルコール、2−メチル−1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、2−メチル−2−ブタノール、3−メチル−2−ブタノール、2,2−ジメチル1−プロパノール、シクロヘキサノール、1−ヘキサノール、2−メチル
−1−ペンタノール、2−メチル−2−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノール、1−メチルシクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メチルシクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、フラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピランジオキサン、ブチルエーテル、フェニルエーテル、イソペンチルエーテル、ジエトキシエタン、ビス(2−メトキシエチル)エーテル、ビス(2−エトキシエチル)エーテル、シネオール、ベンジルエチルエーテル、アニソール、フェネトール、アセタール、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2−ヘキサノン、4−メチル−2−ペンタノン、2−ヘ
プタノン、2,4−ジメチル−3−ペンタノン、2−オクタノン、酢酸−n−ブチル、酢
酸イソブチル、酢酸sec-ブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、3−メトキシブチルアセタート、酪酸メチル、酪酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、ジメチルスルホキシド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどを挙げるこ
とができ、これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
<分散剤>
本発明で用いられる分散剤としては、例えば、オレイン酸・N−メチルタウリン、オレイン酸カリウム・ジエタノールアミン塩、アルキルエーテルサルフェート・トリエタノールアミン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート・トリエタノールアミン塩、特殊変成ポリエーテルエステル酸のアミン塩、高級脂肪酸誘導体のアミン塩、特殊変成ポリエステル酸のアミン塩、高分子量ポリエーテルエステル酸のアミン塩、特殊変成燐酸エステルのアミン塩、高分子量ポリエステル酸アミドアミン塩、特殊脂肪酸誘導体のアミドアミン塩、高級脂肪酸のアルキルアミン塩、高分子量ポリカルボン酸のアミドアミン塩などのアニオン界面活性剤;
ベンジルジメチル{2−[2−(P−1,1,3,3−テトラメチルブチルフェノオキシ
)エトオキシ]エチル}アンモニウムクロライド、オクタデシルアミン酢酸塩、テトラデ
シルアミン酢酸塩、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂トリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシジメチルベンジルアンモニウムクロライド、テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、1−ヒドロキシエチル−2−牛脂イミダゾリン4級塩、2−ヘプタデセニル−ヒドロキシエチルイミダゾリン、ステアラミドエチルジエチルアミン酢酸塩、ステアラミドエチルジエチルアミン塩酸塩、トリエタノールアミンモノステアレートギ酸塩、アルキルピリジウム塩、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ポリアクリルアミドアミン塩、変成ポリアクリルアミドアミン塩、パーフルオロアルキル第4級アンモニウムヨウ化物などのカチオン界面活性剤;
ジメチルヤシベタイン、ジメチルラウリルベタイン、ラウリルアミノエチルグリシンナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタイン、アミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン、レシチン、3−[ω−フルオロアルカノイル−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、N−[3−(パーフルオロオクタンスルホンアミド)プロピル]−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチレンアンモニウムベタインなどの両性界面活性剤;
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:1型)、牛脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)、牛脂肪酸ジエタノールアミド(1:1型)、オレイン酸ジエタノールアミド(1:1型)、ヒドロキシエチルラウリルアミン、ポリエチレングリコールラウリルアミン、ポリエチレングリコールヤシアミン、ポリエチレングリコールステアリルアミン、ポリエチレングリコール牛脂アミン、ポリエチレングリコール牛脂プロピレンジアミン、ポリエチレングリコールジオレイルアミン、ジメチルラウリルアミンオキサイド、ジメチルステアリルアミンオキサイド、ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド、パーフルオロアルキルアミンオキサイド、ポリビニルピロリドンなどの非イオン界面活性剤などを挙げることができ、これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。中でも、アニオン性またはカチオン性の界面活性剤を用いることが好ましく、また、分子量5,000〜30,000の界面活性剤を用いることが好ましい。
<水>
本発明の電極用ペースト組成物には、必要に応じてさらに水を添加することができる。
<炭素繊維>
本発明に係る電極用ペースト組成物では、必要に応じてさらに炭素繊維を添加することができる。
ンポバー系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、気相成長炭素繊維などを挙げることができ、中でも、気相成長炭素繊維が好ましい。
低減することができる。
が0.2μm未満であると、触媒層を形成した際に充分な発電性能を得るための細孔容積を確保することが困難となり、また、5.0μmを超えると、ペーストの塗布性が低下し、また、電極が脆くなって電極構造が維持できなくなることがある。
[実施例1]
ペーストAの調製
110mlのガラス瓶に直径9.5mmのナイロンボール(商品名:ナイロン球、アズワン株式会社製)55gを入れるとともに、白金担持カーボンブラック粒子(Pt:46質量%担持/カーボンブラック54質量%)3.47gと、蒸留水5.61gと、Nafion(商品名:Dupont社製)の20.6%水−アルコール溶液(水:アルコール=20:60)12.84gと、n−プロピルアルコール21.05gと、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工株式会社製)0.95gとを加えて、これらをウエーブローターで60rpm×30分間攪拌した後、得られた混合溶液へ分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.079gを加え、さらにウエーブローターで60rpm×30分間攪拌して、粘度300cp(25℃)のペーストAを得た。
[実施例2]
ペーストBの調製
110mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)55gを入れるとともに、白金担持カーボンブラック粒子(Pt:46質量%担持/カーボンブラック54質量%)3.47gと、蒸留水5.61gと、Nafion(商品名、Dupont社製)の20.6%水−アルコール溶液(水:アルコール=20:60)12.84gと、n−プロピルアルコール21.05gと、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工株式会社製)0.95gとを加えて、これらをウエーブローターで60rpm×30分間攪拌した後、得られた混合溶液へ分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.079gを加え、さらにウエーブローターで60rpm×30分間攪拌して、粘度350cp(25℃)のペーストBを得た。
[比較例1]
ペーストCの調製
110mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)55gを入れるとともに、白金担持カーボンブラック粒子(Pt:46質量%担持/カーボンブラック54質量%)3.47gと、蒸留水5.61gと、Nafion(商品名、Dupont社製)の20.6%水−アルコール溶液(水:アルコール=20:60)12.84gと、n−プロピルアルコール21.05gと、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工株式会社製)0.95gとを加えて、これらをウエーブローターで60rpm×30分間攪拌した後、得られた混合溶液へ分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.079gを加え、さらにウエーブローターで60rpm×70分間攪拌し、粘度650cp(25℃)のペーストCを得た。
[比較例2]
ペーストDの調製
110mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)55gを入れるとともに、白金担持カーボンブラック粒子(Pt:46重量%担持/カーボンブラック54質量%)3.47gと、蒸留水5.61gと、N
afion(商品名、Dupont社製)の20.6%水−アルコール溶液(水:アルコール=20:60)12.84gと、n−プロピルアルコール21.05gと、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工株式会社製)0.95gとを加えて、これらをウエーブローターで200rpm×70分間攪拌した後、得られた混合溶液へ分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.079gを加え、さらにウエーブローターで200rpm×60分間攪拌し、粘度1000cp(25℃)のペーストDを得た。
[比較例3]
ペーストEの調製
110mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)55gを入れるとともに、白金担持カーボンブラック粒子(Pt:46重量%担持/カーボンブラック54質量%)3.47gと、蒸留水5.61gと、Nafion(商品名、Dupont社製)の20.6%水−アルコール溶液(水:アルコール=20:60)12.84gと、n−プロピルアルコール21.05gと、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工株式会社製)0.95gと、分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.079gとを加えて、これらをウエーブローターで60rpm×90分間攪拌し、粘度900cp(25℃)のペーストEを得た。
[比較例4]
ペーストFの調製
110mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)55gを入れるとともに、白金担持カーボンブラック粒子(Pt:46重量%担持/カーボンブラック100質量%)3.47gと、蒸留水5.61gと、Nafion(商品名、Dupont社製)の20.6%水−アルコール溶液(水:アルコール=20:60)12.84gと、n−プロピルアルコール21.05gと、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工株式会社製)0.95gとを加えて、これらをウエーブローターで200rpm×60分間攪拌し、粘度1400cp(25℃)のペーストFを得た。
(保存安定性評価)
ペーストA〜Fをそれぞれ50ccのガラス瓶に充填し、室温で1週間静置した後、ガラス瓶上部位置のペースト(上部液)および下部位置のペースト(下部液)をそれぞれ0.5cc採取し、95℃×10minの条件でホットプレートで乾燥させ、上部液および下部液の固形分濃度を比較して、粒子沈降の有無を確認した。
(粘度測定)
レオメーターを用いて、シェアーレート75sec-1で10秒間保持した後の粘度を測
定した。
(平均粒子径測定)
水銀ポロシメータを用いた水銀圧入法による粒度分布解析により、電極塗布膜が、球形粒子が密に並んだ構造から成ると仮定することで、平均粒子径を算出した。
(細孔分布・細孔容積測定)
カーボンペーパー上にペーストA〜Fを白金塗布量が0.5mg/cm2となるように
ドクターブレードを用いて塗布し、成膜した。これを95℃で10分間加熱乾燥し、電極を形成した。
膜厚35μmのNafion膜を1枚用意し、これを上記の方法で形成した2枚の電極で挟み、ホットプレスを40kg/cm2の圧力で、160℃×15minの条件で行っ
て成形し、電極接合体を作製した。次いで、この電極接合体を2枚のチタン製の集電体で挟み、さらにその外側にヒーターを配置し、有効面積25cm2の燃料電池を組み立てた
。
Claims (7)
- 触媒金属が担持されたカーボンブラックと、高分子電解質と、有機溶剤とを攪拌混合することにより前記カーボンブラックを微粒化して、この混合溶液中に分散する粒子の平均粒子径が所定値となるまで攪拌を行い、
次いで前記混合溶液に分散剤を添加して攪拌混合することにより、所定の平均粒子径を有する粒子が均一に分散したペーストを得ることを特徴とする電極用ペーストの製造方法。 - 触媒金属が担持されたカーボンブラックと、高分子電解質と、有機溶剤とを攪拌混合することにより前記カーボンブラックを微粒化して、この混合溶液中に分散する粒子の平均粒子径が1.0〜20μmの所定値となるまで攪拌を行い、
次いで前記混合溶液に分散剤を添加して攪拌混合することにより、0.2〜5.0μmの平均粒子径を有する粒子が均一に分散したペーストを得ることを特徴とする請求項1に記載の電極用ペーストの製造方法。 - 前記各成分とともに炭素繊維を攪拌混合して前記カーボンブラックを微粒化し、次いでこの混合溶液に分散剤を添加することを特徴とする請求項1または2に記載の電極用ペーストの製造方法。
- 前記各成分とともに水を攪拌混合して前記カーボンブラックを微粒化し、次いでこの混合溶液に分散剤を添加することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電極用ペーストの製造方法。
- 触媒金属が担持されたカーボンブラックと、高分子電解質と、有機溶剤と、分散剤とを含み、
0.2〜5.0μmの平均粒子径を有する粒子が均一に分散していることを特徴とする電極用ペースト組成物。 - さらに、炭素繊維を含むことを特徴とする請求項5に記載の電極用ペースト組成物。
- さらに、水を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の電極用ペースト組成物。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282712A JP4064890B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 電極用ペーストの製造方法 |
DE602004027975T DE602004027975D1 (de) | 2003-07-30 | 2004-07-29 | Herstellungsverfahren von Elektrodenpaste |
EP04018008A EP1503439B1 (en) | 2003-07-30 | 2004-07-29 | Process of producing electrode paste |
US10/901,052 US20050026029A1 (en) | 2003-07-30 | 2004-07-29 | Process of producing electrode paste and electrode paset compositon |
CA002476055A CA2476055A1 (en) | 2003-07-30 | 2004-07-29 | Process of producing electrode paste and electrode paste composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282712A JP4064890B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 電極用ペーストの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005050726A true JP2005050726A (ja) | 2005-02-24 |
JP4064890B2 JP4064890B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=33535680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003282712A Expired - Fee Related JP4064890B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 電極用ペーストの製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050026029A1 (ja) |
EP (1) | EP1503439B1 (ja) |
JP (1) | JP4064890B2 (ja) |
CA (1) | CA2476055A1 (ja) |
DE (1) | DE602004027975D1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007010730A1 (ja) | 2005-07-15 | 2007-01-25 | Jsr Corporation | 固体高分子型燃料電池用電極電解質 |
JP2007179858A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 触媒層形成用ペースト組成物及びそれを用いた触媒層転写シート |
JP2007250366A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用電極の触媒層 |
US8349994B2 (en) | 2007-05-18 | 2013-01-08 | Jsr Corporation | Electrode electrolyte for polymer-type fuel cell, and use thereof |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005081352A1 (en) * | 2004-02-18 | 2005-09-01 | Polyfuel, Inc. | Catalyst ink, process for making catalyst ink and for preparing catalyst coated membranes |
DE102004024844A1 (de) * | 2004-05-13 | 2005-12-08 | Volkswagen Ag | Elektrodenpaste zur Herstellung einer Katalysatorschicht für eine elektrochemische Zelle sowie Verfahren zur Herstellung einer Katalysatorschicht |
WO2006082981A1 (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-10 | Gs Yuasa Corporation | 触媒担持粉末、及びその製造方法 |
EP2273591B1 (en) * | 2005-03-30 | 2017-05-31 | Umicore Ag & Co. Kg | Ink for producing catalyst layers |
US20130096215A1 (en) * | 2011-10-18 | 2013-04-18 | GM Global Technology Operations LLC | Hydrophobic Onium Salt Addition to Fuel Cell Electrode Inks for Improved Manufacturability |
CN112737412B (zh) * | 2020-12-25 | 2023-06-23 | 海南大学 | 一种三明治结构的木基蒸发-水伏协同发电器件的制备方法 |
CN114622245A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-06-14 | 中国科学院长春应用化学研究所 | 一种用于水电解制氢的催化剂浆料及其制备方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0227661A (ja) | 1988-07-15 | 1990-01-30 | Fuji Electric Co Ltd | 燃料電池用電極触媒層 |
US5211984A (en) * | 1991-02-19 | 1993-05-18 | The Regents Of The University Of California | Membrane catalyst layer for fuel cells |
US5330860A (en) * | 1993-04-26 | 1994-07-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Membrane and electrode structure |
JP3869568B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2007-01-17 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池用電極 |
JP4093439B2 (ja) | 1999-08-27 | 2008-06-04 | 松下電器産業株式会社 | 高分子電解質型燃料電池用電極の製造法 |
KR100427166B1 (ko) * | 1999-08-27 | 2004-04-14 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 고분자 전해질형 연료전지 |
WO2001094668A1 (fr) | 2000-06-06 | 2001-12-13 | Toagosei Co., Ltd. | Electrode a diffusion gazeuse, procede de fabrication similaire et pile a combustible l'utilisant |
ATE447775T1 (de) * | 2001-03-07 | 2009-11-15 | Panasonic Corp | Polymer-elektrolyttyp-brennstoffzelle und verfahren zur herstellung |
WO2002075834A1 (fr) * | 2001-03-15 | 2002-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Procede de realisation de corps de connexion d'electrode a film electrolytique pour pile a combustible |
JP2003059505A (ja) | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 燃料電池の製造方法 |
US7094492B2 (en) * | 2001-10-11 | 2006-08-22 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrode for polymer electrolyte fuel cell |
ATE421775T1 (de) * | 2002-07-31 | 2009-02-15 | Umicore Ag & Co Kg | Wässrige katalysatortinten und ihre verwendung für die herstellung von mit katalysator beschichteten substraten |
WO2004036678A1 (en) * | 2002-10-16 | 2004-04-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Manufacturing process for fuel cell, and fuel cell apparatus |
WO2004109837A2 (en) * | 2002-10-31 | 2004-12-16 | Carbon Nanotechnologies, Inc. | Fuel cell electrode comprising carbon nanotubes |
DE602004010444T2 (de) * | 2003-02-20 | 2008-04-30 | Jsr Corp. | Elektrodenpastenzusammensetzung |
-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003282712A patent/JP4064890B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-07-29 US US10/901,052 patent/US20050026029A1/en not_active Abandoned
- 2004-07-29 EP EP04018008A patent/EP1503439B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-07-29 DE DE602004027975T patent/DE602004027975D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2004-07-29 CA CA002476055A patent/CA2476055A1/en not_active Abandoned
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007010730A1 (ja) | 2005-07-15 | 2007-01-25 | Jsr Corporation | 固体高分子型燃料電池用電極電解質 |
US8043762B2 (en) | 2005-07-15 | 2011-10-25 | Jsr Corporation | Polyphenylene-containing electrode paste |
US8399148B2 (en) | 2005-07-15 | 2013-03-19 | Jsr Corporation | Varnish for a solid polymer fuel cell |
JP2007179858A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 触媒層形成用ペースト組成物及びそれを用いた触媒層転写シート |
JP2007250366A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用電極の触媒層 |
US8349994B2 (en) | 2007-05-18 | 2013-01-08 | Jsr Corporation | Electrode electrolyte for polymer-type fuel cell, and use thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050026029A1 (en) | 2005-02-03 |
EP1503439A2 (en) | 2005-02-02 |
EP1503439B1 (en) | 2010-07-07 |
JP4064890B2 (ja) | 2008-03-19 |
DE602004027975D1 (de) | 2010-08-19 |
EP1503439A3 (en) | 2007-09-26 |
CA2476055A1 (en) | 2005-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3608053B2 (ja) | 電池用触媒組成物、ガス拡散層及びこれらを備えた燃料電池 | |
JP5269919B2 (ja) | 燃料電池用触媒組成物及びその用途 | |
EP2680352B1 (en) | Carbon Substrate for Gas Diffusion Layer, Gas Diffusion Layer using the same, and Electrode for Fuel Cell comprising the Gas Diffusion Layer | |
KR100723280B1 (ko) | 중합체 전해질 연료 전지용 기체 확산 구조물 및 기체확산 전극 | |
JP5326185B2 (ja) | ガス拡散電極用材料及びその製造方法 | |
JP2007080726A (ja) | 電極−膜接合体 | |
JP4064890B2 (ja) | 電極用ペーストの製造方法 | |
JP3960973B2 (ja) | 電池用触媒組成物、ガス拡散層及びこれらを備えた燃料電池 | |
CN114361474B (zh) | 一种气体扩散电极及其制备方法、以及燃料电池 | |
JP2007026819A (ja) | 電極−膜接合体 | |
JP2006278232A (ja) | 多孔質電極触媒層およびその製造方法 | |
JP2003036860A (ja) | 電極基材およびその製造方法並びにそれを用いた燃料電池 | |
Brodt et al. | Nanofiber fuel cell electrodes I. Fabrication and performance with commercial Pt/C catalysts | |
EP1450424B1 (en) | Electrode paste composition | |
JP6819688B2 (ja) | 膜−電極接合体の製造方法、これから製造された膜−電極接合体およびこれを含む燃料電池 | |
JP7310855B2 (ja) | 触媒層 | |
JP4985737B2 (ja) | 燃料電池用のマイクロポーラス層付きガス拡散電極、マイクロポーラス層付き触媒層、触媒層付きガス拡散電極、膜−電極接合体及び固体高分子形燃料電池 | |
JP2005116338A (ja) | 高分子電解質型燃料電池及びそのガス拡散電極の製造方法 | |
JP2007115637A (ja) | 燃料電池用貴金属触媒、燃料電池用電極触媒、燃料電池用電極触媒の製造方法、および、燃料電池用膜電極接合体 | |
JP4438408B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP2004273434A (ja) | 電極用ペースト組成物 | |
JP2022016876A (ja) | 燃料電池用膜電極接合体及び固体高分子形燃料電池 | |
JP2006294267A (ja) | 燃料電池電極形成用触媒インク | |
JP7552132B2 (ja) | 燃料電池用膜電極接合体及び固体高分子形燃料電池 | |
JP2007242535A (ja) | 電解質膜−電極接合体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070724 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4064890 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |