JP2005048858A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐久性を向上させ、軽量でコンパクトに構成し、また、差動制限力を強化する。
【解決手段】 デフケース3と、ベベルギア式の差動機構9と、デフケース3に移動自在に連結されたプレッシャーリング5,5と、ピニオンシャフト23とプレッシャーリング5,5との間に設けられたカム機構7,7と、デフケース3とサイドギヤ27,29との間に配置された摩擦クラッチ11,11とを備え、サイドギア27,29に受圧部31,33を設け、プレッシャーリング5,5がカム機構7,7により受圧部31,33を介してサイドギア27,29を摩擦クラッチ11,11に押圧し、締結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デファレンシャル装置に関する。
特許文献1に図3のようなデファレンシャル装置501が記載されている。
このデファレンシャル装置501は、デフケース503、一対のプレッシャーリング505,505、カム507,507、ベベルギヤ式の差動機構509、一対の多板クラッチ511,511、一対の皿ばね513,513などから構成されている。
差動機構509は、ピニオンシャフト515、ピニオンシャフト515に支承されたピニオンギア517、ピニオンギア517と噛み合った一対の出力側サイドギア519,521から構成されている。各プレッシャーリング505はそれぞれデフケース503に対して軸方向移動自在に連結されており、各カム507は各プレッシャーリング505とピニオンシャフト515との間にそれぞれ設けられている。また、各多板クラッチ511はデフケース503と各サイドギア519,521との間に配置されている。
各プレッシャーリング505には、各サイドギア519,521の背面に、スカート部523,525がそれぞれ形成されており、スカート部523,525とサイドギア519,521はそれぞれの軸方向投影が互いに重なるようにオーバーラップしている。また、各皿ばね513はスカート部523,525とサイドギア519,521との間にそれぞれ配置されている。
エンジンの駆動力は、デフケース503と各プレッシャーリング505と各カム507とを介してピニオンシャフト515から差動機構509に伝達され、サイドギヤ519,521から左右の車輪側に伝達される。
このとき、伝達トルクを受けて各カム507が作動し、各プレッシャーリング505はそのカムスラスト力によって各多板クラッチ511を押圧すると共に、サイドギヤ519,521は、ピニオンギア517との噛み合いスラスト力により、各皿ばね513と各プレッシャーリング505(スカート部523,525)とを介して各多板クラッチ11を押圧する。
各多板クラッチ11が締結されると、その摩擦抵抗によってトルク感応型の差動制限機能が得られ、差動機構509の差動が制限されることにより、デファレンシャル装置501に大きな駆動力が掛かる発進時や加速時などには、差動制限力が強化されて、車両の操縦性や安定性が向上する。
特開2002−156022号公報(図3)
デファレンシャル装置501のように、カム機構のカムスラスト力とサイドギアの噛み合い反力とによって摩擦クラッチを押圧するデファレンシャル装置には、従来、プレッシャーリングがカムスラスト力によって摩擦クラッチを押圧し、これとは別に、サイドギアが噛み合い反力によって摩擦クラッチを押圧する構成があり、また、デファレンシャル装置501のように、プレッシャーリングがカムスラスト力によって摩擦クラッチを押圧し、サイドギアが噛み合い反力により、プレッシャーリング(スカート部)を介して摩擦クラッチを押圧する構成がある。
しかし、プレッシャーリングとサイドギアが別々に摩擦クラッチを押圧する前者の構成では、摩擦クラッチの押圧点が2個所になる上に、プレッシャーリングとサイドギアの押圧力が異なるから、摩擦クラッチのプレートに偏摩耗が生じる恐れがある。
また、サイドギアの噛み合い反力より比較的大きいカム機構のカムスラスト力を受けるプレッシャーリングの場合、押圧面積が半分になると、摩耗による耐久性の低下の恐れがある。
また、サイドギアが、プレッシャーリング(スカート部)を介して摩擦クラッチを押圧する後者の構成では、各プレッシャーリング505に、サイドギア519,521が押圧するためのスカート部523,525が必要であり、その厚みだけデファレンシャル装置501が軸方向に大型になり、重量が増加している。
デファレンシャル装置が大型化すると、これを収容するケース(例えば、デフキャリヤ)も大型化し、重量が増加し、車載性が低下する。
また、デファレンシャル装置には、常に、コンパクト化と軽量化に対する要求があると共に、差動制限力を大きくしたいという要求がある。
そこで、この発明は、カム機構のカムスラスト力によりプレッシャーリングを介して差動制限用の摩擦クラッチを締結するデファレンシャル装置において、耐久性を向上させると共に、軽量、コンパクトに構成し、あるいは、差動制限力を大きくすることを目的とする。
本発明の第1の特徴は、原動機からの駆動力を受けて回転するデフケースと、ピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフト上に支承されたピニオンギヤと、前記ピニオンギヤと噛み合った一対の出力側サイドギヤとを有し、駆動力を各サイドギヤから車輪側に配分するベベルギア式の差動機構と、デフケースに対して軸方向に相対移動可能に連結されたプレッシャーリングと、ピニオンシャフトとプレッシャーリングとの間に設けられ、伝達トルクを受けて作動するカム機構と、デフケースとサイドギヤとの間に配置され、前記カム機構のカムスラスト力と、サイドギアの噛み合い反力とを受けて作動し、差動機構の差動回転を制限する摩擦クラッチとを備えたデファレンシャル装置であって、前記サイドギアに、受圧部を設け、前記プレッシャーリングに生じるカムスラスト力が前記受圧部を介して摩擦クラッチに入力することである。
本発明の第2の特徴は、請求項1に記載されたデファレンシャル装置において、前記プレッシャーリングと前記サイドギアの受圧部との間にコーンクラッチを設け、プレッシャーリングが前記カム機構のカムスラスト力によってサイドギアを押圧すると前記コーンクラッチが締結され、前記差動機構の差動制限力が強化されることである。
第1の特徴を備えた本発明のデファレンシャル装置は、プレッシャーリングとサイドギアが別々に摩擦クラッチを押圧することによって摩擦クラッチの押圧点が2個所になる従来の構成と異なり、摩擦クラッチに偏摩耗が生じる恐れ、及び、押圧面積が半減することによるプレッシャーリングの摩耗と耐久性の低下を防止することができる。
また、サイドギアがプレッシャーリングのスカート部を介して摩擦クラッチを押圧する従来の構成と異なって、プレッシャーリングのスカート部が不要になるから、それだけデファレンシャル装置が軽量でコンパクトになり、収容ケース(例えば、デフキャリヤ)の大型化と重量増加、及び、収容ケースを含むデファレンシャル装置の車載性低下が防止される。
また、サイドギアが摩擦クラッチと接触して押圧する本発明の構成では、受圧部を設けたことによってサイドギアの押圧面が広くなるから、それだけ耐久性が向上し、差動制限機能が安定する。
また、デファレンシャル装置の容積を同一に保てば、プレッシャーリングのスカート部の容積分だけ摩擦クラッチを大型にし、差動制限力を強化することができる。
第2の特徴を備えた本発明のデファレンシャル装置は、プレッシャーリングとサイドギアの受圧部との間に形成されたコーンクラッチが、カム機構のカムスラスト力によって締結され、差動機構に対する差動制限力が強化される。
また、プレッシャーリングとサイドギアが、コーンクラッチによって互いにセンターリングされ、軸方向と径方向の両方に位置を保持されることにより、ガタや振動が軽減される。
〔第1実施形態〕
図1によってリヤデフ1(第1実施例のデファレンシャル装置)の説明をする。なお、左右の方向はリヤデフ1を用いた車両及び図1での左右の方向である。
この車両の動力系は、エンジン(原動機)、トランスミッション、プロペラシャフト、リヤデフ1(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分するデファレンシャル装置)、後車軸、左右の後輪、左右の前輪などから構成されている。そして、エンジンの駆動力はトランスミッションからリヤデフ1に伝達され、リヤデフ1から前車軸を介して左右の前輪に配分される。
本実施形態のリヤデフ1は、原動機からの駆動力を受けて回転するデフケース3と、ピニオンシャフト23と、ピニオンシャフト23上に支承されたピニオンギア25と、ピニオンギア25と噛み合った一対の出力側サイドギア27,29とを有し、駆動力を車輪側に配分する差動機構9と、デフケース3に対して移動自在に連結された一対のプレッシャーリング5と、ピニオンシャフト23と各プレッシャーリング5との間に設けられ、伝達トルクを受けて作動するカム機構7と、デフケース3と各サイドギア27,29との間に配置され、カム機構7のカムスラスト力と、サイドギア27,29の噛み合い反力とを受けて作動し、差動機構9の差動回転を制限する一対の摩擦クラッチ11とを備えている。
また、本実施形態では、サイドギア27,29に、受圧部31,33を設け、
各プレッシャーリング5が、各カム機構7のカムスラスト力により受圧部31,33を介してサイドギア27,29を各摩擦クラッチ11に押圧し、締結するように構成されている。
摩擦クラッチ11,11の偏摩耗、及び、押圧面積が半減することによるプレッシャーリング5,5の摩耗と耐久性低下などを防止すると共に、各プレッシャーリング5にスカート部が形成された場合のスカート部だけ軽量でコンパクト化され、収容ケース(デフキャリヤ)の大型化と重量増加、及び、デフキャリヤを含むリヤデフ1の車載性低下を防止する。
また、プレッシャーリングのスカート部の容積分だけ摩擦クラッチ11,11を大型にすれば、差動制限力を強化することもできる。
図1に示すように、リヤデフ1は、デフケース3、プレッシャーリング5,5、カム7,7(カム機構)、ベベルギヤ式の差動機構9、多板クラッチ11,11(摩擦クラッチ)、皿ばね13,13から構成されている。リヤデフ1はデフキャリヤ(不図示)に収容されており、このデフキャリヤの内部にはオイル溜りが設けられている。
デフケース3はベアリングによって左右のボス部15,17をデフキャリヤに支承されている。また、デフケース3にはリングギヤ(不図示)が固定されており、このリングギヤはトランスミッションの出力ギアと噛み合ってエンジン側に連結され、デフケース3はエンジンの駆動力によって回転駆動される。デフケース3の内周には、軸方向のラグ溝19が周方向等間隔に4本形成されている。
各プレッシャーリング5は、外周に設けられた4箇の凸部21を上記のラグ溝19にそれぞれ係合することにより、デフケース3に軸方向移動自在に連結されている。
カム7,7は、差動機構9のピニオンシャフト23の先端部分と各プレッシャーリング5との間に形成されており、デフケース3の回転は各プレッシャーリング5からカム7,7を介してピニオンシャフト23に伝達され、差動機構9に入力する。
差動機構9は、4本のピニオンシャフト23と、各ピニオンシャフト23上に回転自在に支承されたピニオンギヤ25と、左右から各ピニオンギヤ25と噛み合った出力側のサイドギヤ27,29とで構成されている。
サイドギヤ27,29にはそれぞれ受圧部31,33が径方向の外側に突き出して形成されており、各プレッシャーリング5は受圧部31,33を介して各サイドギア27,29を軸方向の外側に押圧する。
各ピニオンシャフト23はハブ35を中心にして放射状に、周方向等間隔に設けられている。左サイドギヤ27のボス部37にはハブ部材39が溶接されており、左サイドギヤ27はハブ部材39を介してハブ35の内周に支承されている。また、右サイドギア29はボス部41によってデフケース3の支承部43に支承されている。ハブ部材39とボス部41は左右の車軸にそれぞれスプライン連結されており、各車軸を介して左右の後輪側に連結されている。
また、各プレッシャーリング5には4箇所に球面ワッシャ部45が形成されており、これらの球面ワッシャ部45は各ピニオンギヤ25の背面を支持し、その遠心力と噛み合い反力とを受けている。
各多板クラッチ11はデフケース3の内周とボス部37,41(サイドギヤ27,29)の外周との間にそれぞれ設けられている。5枚のアウタープレート47はデフキャリヤのラグ溝19に係合しており、4枚のインナープレート49はボス部37,41に設けられたラグ溝51,53にそれぞれ係合している。
各皿ばね13は、デフケース3と各多板クラッチ11との間に配置され所定の寸法にまで撓められており、各多板クラッチ11を押圧してイニシャルトルクを与えている。各多板クラッチ11にはこのイニシャルトルクによって、伝達トルクや差動回転速度とは無関係に、一定の差動制限力が発生する。
次にリヤデフ1の動作と作用について説明する。
デフケース3を回転させるエンジンの駆動力は、各プレッシャーリング5から各カム7を介してピニオンシャフト23に伝達され、ピニオンギヤ25からサイドギヤ27,29に配分され、左右の後輪に伝達される。また、発進時、加速時、悪路走行中などで後輪間に駆動抵抗差が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギヤ25の自転によって左右の後輪に差動配分される。
また、車両の走行中は、前進走行と後進走行の両方で、ピニオンギヤ25との噛み合いによってサイドギヤ27,29に噛み合いスラスト力が生じ、サイドギヤ27,29及び受圧部31,33はこの噛み合いスラスト力によって各多板クラッチ11をデフケース3との間で押圧して締結し、差動制限力を与える。
さらに、各カム7は各プレッシャーリング5からピニオンシャフト23に伝達されるトルクを受けて作動し、そのカムスラスト力により、受圧部31,33を介してサイドギヤ27,29を各多板クラッチ11に押圧して締結し、差動制限力を強化する。
このように、伝達トルクに比例して大きくなるサイドギヤ27,29の噛み合い反力と各カム7のカムスラスト力によって各多板クラッチ11が締結されることにより、その摩擦抵抗によってトルク感応型の差動制限機能が発生し、差動機構9の差動が制限される。特に、リヤデフ1に大きな駆動力が掛かる発進時や加速時などには、トルク感応型差動制限機能によって大きな差動制限力が得られ、車両の操縦性や安定性が向上する。
また、発進時、加速時、悪路走行時などのように、前輪の一方が大きく空転しトルク感応型差動制限機能が低下するような条件下でも、上記のように、各皿ばね13によって各多板クラッチ11に与えられるイニシャルトルクにより、悪路走破性、発進性、加速性などの低下が防止され、車体の挙動が安定し、操縦性が大きく向上する。
デフケース3には開口55,57,59が設けられていると共に、ボス部15,17の内周には螺旋状のオイル溝が設けられている。デフキャリヤに設けられたオイル溜りのオイルは、デフケース3の回転に伴ってこれらの開口55,57,59と螺旋状オイル溝からデフケース3に流出入し、多板クラッチ11,11、支承部43、各ギヤ25,27,29の噛み合い部、ピニオンシャフト23とピニオンギヤ25との摺動面、球面ワッシャ部45、各プレッシャーリング5とサイドギア27,29(受圧部31,33)との摺動面などを充分に潤滑・冷却し、耐久性を高めている。
[リヤデフ1の効果]
リヤデフ1は、上記のように構成されたことによって次のような効果が得られる。
各プレッシャーリング5がサイドギア27,29に設けられた受圧部31,33を介してサイドギア27,29を各多板クラッチ11に押圧し締結するように構成したから、プレッシャーリングとサイドギアが別々に摩擦クラッチを押圧することによって摩擦クラッチの押圧点が2個所になる従来の構成と異なり、摩擦クラッチに偏摩耗が生じる恐れ、及び、押圧面積が半減することによるプレッシャーリングの摩耗と耐久性低下などから解放される。
また、サイドギアがプレッシャーリングのスカート部を介して摩擦クラッチを押圧する従来の構成と異なって、プレッシャーリングのスカート部が不要になるから、それだけリヤデフ1が軽量でコンパクト化され、デフキャリヤの大型化と重量増加、及び、デフキャリヤを含むリヤデフ1の車載性低下が防止される。
また、受圧部31,33を設けたことによってサイドギア27,29の押圧面が広くなり、それだけ耐久性が向上し、差動制限機能が安定する。
また、リヤデフ1の容積を同一に保てば、プレッシャーリングのスカート部の容積分だけ多板クラッチ11の容量を大きくし、差動制限力を強化することができる。
[第2実施形態]
図2によってリヤデフ101(第2実施例のデファレンシャル装置)を説明する。以下、リヤデフ1と同機能の部材に同一の符号を与えて引用しながら、相違点を説明する。
[リヤデフ101の特徴、構成、動作]
リヤデフ101は、リヤデフ1において、各プレッシャーリング5とサイドギア27,29の受圧部31,33との間にそれぞれコーンクラッチ103,105が形成されており、
各プレッシャーリング5が各カム7のカムスラスト力によってサイドギア27,29を押圧すると、上記のように各多板クラッチ11が締結されると共に、コーンクラッチ103,105が締結され、差動制限力が強化される。
[リヤデフ101の効果]
リヤデフ101は、上記のように構成されたことによって次のような効果が得られる。
コーンクラッチ103,105によって多板クラッチ11,11の差動制限力(トルク感応型の差動制限機能)が強化され、リヤデフ101に大きな駆動力が掛かる発進時や加速時などで、車両の操縦性や安定性がさらに向上する。
また、コーンクラッチ103,105によるセンターリング機能、及び、位置を保持によって、各プレッシャーリング5とサイドギア27,29のガタや振動が軽減される。
これに加えて、リヤデフ101は第1実施例のリヤデフ1と同等の効果が得られる。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
なお、本発明において、摩擦クラッチは多板クラッチに限らず、単板クラッチや円錐クラッチのように他の形式でもよい。
また、本発明のデファレンシャル装置は、リヤデフに限らず、フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分するデファレンシャル装置)やセンターデフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪に配分するデファレンシャル装置)に用いることができる。
本発明の第1実施例を示す断面図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 リヤデフ(デファレンシャル装置)
3 デフケース
5,5 プレッシャーリング
7,7 カム(カム機構)
9 ベベルギア式の差動機構
11,11 多板クラッチ(摩擦クラッチ)
23 ピニオンシャフト
25 ピニオンギア
27,29 出力側サイドギア
31,33 サイドギア27,29に設けられた受圧部
101 リヤデフ(デファレンシャル装置)
103,105 コーンクラッチ

Claims (2)

  1. 原動機からの駆動力を受けて回転するデフケースと、ピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフト上に支承されたピニオンギヤと、前記ピニオンギヤと噛み合った一対の出力側サイドギヤとを有し、駆動力を車輪側に配分するベベルギア式の差動機構と、デフケースに対して軸方向に相対移動可能に連結されたプレッシャーリングと、ピニオンシャフトとプレッシャーリングとの間に設けられ、伝達トルクを受けて作動するカム機構と、デフケースとサイドギヤとの間に配置され、前記カム機構のカムスラスト力と、サイドギアの噛み合い反力とを受けて作動し、差動機構の差動回転を制限する摩擦クラッチとを備えたデファレンシャル装置であって、
    前記サイドギアに、受圧部を設け、前記プレッシャーリングに生じるカムスラスト力が前記受圧部を介して摩擦クラッチに入力することを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 請求項1に記載されたデファレンシャル装置であって、
    前記プレッシャーリングと前記サイドギアの受圧部との間に、コーンクラッチを設け、プレッシャーリングが前記カム機構のカムスラスト力によってサイドギアを押圧すると前記コーンクラッチが締結され、前記差動機構の差動制限力が強化されることを特徴とするデファレンシャル装置。
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