JP2005047121A - 印刷原版用パンチ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の印刷原版用パンチ装置は、矩形状印刷原版に位置決め用の孔もしくは凹部を形成するためのパンチを有するパンチ装置であって、該パンチ装置の原版の載るテーブルには、前記原版の位置決めを行う位置決め装置を具備しており、該位置決め装置は、原版に印刷された前記レジスタマークを画像検出する検出手段と、前記原版の隣り合う2辺に対応する位置に配置された受け部材と、前記受け部材に接触する前記色版の2辺と反対の辺それぞれに対して押圧力を与える押圧手段と、前記受け部材を可動し印刷原版に前後左右および回転の動作を付与する調整手段と、あらかじめ設定された色版のパンチ位置と前記検出手段により検出した位置とのずれを解消すべく、前記調整手段を制御する制御回路とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
本発明は、絵柄とともに見当合わせ用レジスタマークが露光現像された矩形状印刷原版に位置決め用の孔もしくは凹部を形成するためのパンチを有するパンチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、多色印刷技術においては多色印刷機に印刷原版を装着するときの色版間の相対位置決め精度の確保が重要な課題である。そして通常、位置決めのためには、絵柄と同時に露光現像されたレジスタマークを基準として、色版に正確な位置決め用の孔もしくは凹部を形成する必要があるが、これらの孔もしくは凹部を形成するためのパンチ装置においても、当然のこととして位置決め精度が要求される。
この要求を満たすものとして、レジスタマークをCCDカメラ等の受光手段で検出したデータからパンチ位置を補正する手段を有する装置が特許文献1ないし3などに開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭58−36333
【特許文献2】
特開平4−229268
【特許文献3】
特開平6−250406
【0004】
特許文献1のパンチ装置は、印刷原版をその一部がパンチ部に臨むように載置するライトテーブルを縦横移動自在に配置し、絵柄と同時に現像露光されたレジスタマークを検出する受光手段と、受光手段をライトテーブル上で縦横自在に移動させる移動手段と、受光結果に対応して印刷原版が載置されたライトテーブルを縦横自在に移動させる移動手段を備えている。
【0005】
このパンチ装置では、まず基準となる初版の色版を1辺がパンチ部に臨むようにライトテーブルにセットしたのち、受光手段を縦横に移動させて色版のレジスタマークと対向する位置に配置する。そして受光手段の受光結果に応じてライトテーブルが移動し、受光手段の中心とレジスタマークを合わせたのちパンチが作動しパンチ孔が形成される。その後の色版に対しては、初版の位置に受光手段を固定したままで同様の動作を行うことで色版間の位置決め精度を確保している。
【0006】
特許文献2のパンチ装置は、受光手段は公知例を踏襲しつつ、予めコンピュータに記憶された基準位置と検出されたレジスタマークの差異を表示盤上で確認しながらセンター出し機構と版上げ機構を操作することにより補正し印刷原版の位置決めを行っている。
【0007】
特許文献3のパンチ装置は、受光手段は公知例を踏襲しつつ、印刷原版の中心線基準で見当合わせを行ったのち原版とパンチ手段を相対移動することにより位置決め精度を確保している。相対移動とは初版はパンチ手段を移動し、2版目以降は記憶され固定された初版のパンチ手段位置に対し原版を吸着した位置決めアームをX−Y−θ動かすことにより行われる。
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上述の特許文献に開示されるCCD等の受光手段による装置では、高精度の位置決めとインラインで自動化の両立を図る場合、構造が複雑となり装置が高価になるという問題がある。特許文献1と3では印刷原版をテーブルや位置決めアームに担持させたのち担体であるテーブルやアームを受光結果に応じX−Y−θ作動させることで位置決めを行う。この担体に自動で色版を搬入、排出する手段を組み込みと機構が複雑になり、動作の累積誤差によりCCD等の受光手段の解像度に機構の動作精度が追従し難くなるという問題がある。
【0009】
特許文献2と3では位置決めにセンター出し機構を使用する。特許文献2では、1方向は色版の対向する外側面を拘束し機械的にセンタリングされた状態で位置決めされ、CCDによる補正手段を経ないので印刷原版の外形精度の影響を受け、高精度の位置決めが難しい。また、印刷原版の位置は、2箇所のレジスタマークを認識し基準に合わせること、すなわちCCD2箇所で確定可能だが、特許文献3ではセンタリング状態を確認するため第3のCCDが必要になるとともに、精度を追求しようとすると演算処理が複雑になり、結果として装置が高価になるという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、高速製版の自動化にも対応出来るように構造を単純化し、位置決め精度と動作速度を安価な手段で確保できる印刷原版用パンチ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者らは、コストと動作速度およびCCDを使用した場合の位置決め精度の問題を検討し、印刷原版の2辺に対応する位置に受け部材を配置し、この受け部材そのものをCCDの受光手段で検出したデータと連動し可動させることで構造を簡略化出来るとともに高精度化が図れ、また色版の特定色を基準として他の色版を合わせることで色版セット毎に一層の高精度位置決めが可能となり、さらに印刷原版とテーブル間の摩擦抵抗を減ずることで前述の受け部材の可動に対応し印刷原版が精度良く追従できることを見いだし本発明に至った。
【0012】
すなわち本発明の印刷原版用パンチ装置は、絵柄とともに見当合わせ用レジスタマークが露光現像された矩形状印刷原版に位置決め用の孔もしくは凹部を形成するためのパンチを有するパンチ装置であって、該パンチ装置の原版の載るテーブルには、前記原版の位置決めを行う位置決め装置を具備しており、該位置決め装置は、原版に印刷された前記レジスタマークを画像検出する検出手段と、前記原版の隣り合う2辺に対応する位置に配置された受け部材と、前記受け部材に接触する前記色版の2辺と反対の辺それぞれに対して押圧力を与える押圧手段と、前記受け部材を可動し印刷原版に前後左右および回転の動作を付与する調整手段と、あらかじめ設定された色版のパンチ位置と前記検出手段により検出した位置とのずれを解消すべく、前記調整手段を制御する制御回路とを有することを特徴とするものである。
【0013】
本発明のパンチ装置の印刷原版の載るテーブルには、前記印刷原版の位置決めを行う位置決め装置を備え、該位置決め装置は、原版に露光現像されたレジスタマークを画像検出する検出手段と、原版の受け部材および押圧手段と、受け部材を可動し印刷原版を所定の位置に動かし調整する調整手段と、調整手段を制御する制御回路から構成される。受け部材は印刷原版の隣り合う2辺それぞれに接触しパンチ動作の基準位置を確保する。このように隣り合う2辺のそれぞれに接触する受け部材を備えるのは、矩形状印刷原版では2辺の位置が決まれば印刷原版の位置決めができるからである。例えば、所定の辺をその辺に対応する受け部材に接触させその辺の平行位置を定めてから、これに隣り合う他辺をその辺に対応する受け部材に接触するまで動かせば、印刷原版を所定位置へ仮載置することができる。ここで印刷原版を受け部材へ接触させるには押圧手段を作動させて行うことができる。
【0014】
このように仮載置された印刷原版は、前記レジスタマークを画像検出する検出手段からの位置と予め設定された基準位置との差を解消すべく、制御回路にて演算処理し調整手段を制御する。このとき、印刷原版の2辺に対応した位置に配置された受け部材そのものを動かすことにより印刷原版の微動調整を行い、所定位置への印刷原版の載置を完了する。
微動調整手段としては専用の位置決めアームやX−Y−θテーブルによらず、受け部材に調整手段の機能を併用させるので装置の構造を簡素化できるとともに、作動部が少なくなるので総合的な動作精度も向上できる。さらに、印刷原版をテーブル面へ搬入搬出する手段も容易に組込むことができるので、露光現像装置やスタッカ−などの前後装置と連動したインラインのパンチ装置としても都合が良い。
【0015】
上記の受け部材は位置決め時印刷原版と接触しながら可動するので、摩擦の少ない回転自在に支持された円筒状のピン体が好ましい。また、調整手段としては例えば制御回路からの信号にもとづきステッピングモータ等で受け部材が連結されたボールネジ等を動かしておこなう。印刷原版の隣り合う2辺に対応する位置に配置され、可動する受け部材の数は動作誤差を少なくし演算処理を簡単にするため必要最小限であることがより好ましい。それには例えば、印刷原版の位置は1辺が2点、隣り合う他の1辺が1点の計3点で位置が確定できるので3点受けとし、それぞれの受け部材を印刷原版に対し直交する方向に可動させ、その3点の可動量の組み合わせることで印刷原版を任意にX−Y−θ、すなわち平面状上で直交する座標X−Yで表される方向の動作と、回転方向θの動作により調整できるようにする。
【0016】
本発明の印刷原版用パンチ装置においては、画像検出視野内の原版に色の種別を認識できる印を設けて特定の色版を初版とし、色版セット毎にこれを基準として後続の他の原版の位置決め調整する調整手段を有している。例えば画像検出手段としてのCCDカメラの視野内に版の色の種別を識別出来る図柄を入れておけば、レジスタマークの位置検出と同時に色版の種別も認識できるので、版色のセット毎にパンチ位置を高精度にあわせることが可能となる。例えば、最初に処理する色版を記録して初版とし基準とする。以降、順次処理する版は次に初版と同じ識別図柄のものが流れてくるまでは初版基準でパンチの位置決めを行う。初版と同じ図柄を処理する毎にそれぞれ基準としておけば、印刷機にかける色版セット毎、例えば8色刷りであれば8枚の色版間の高精度な位置決めが保証され印刷機の段取り調整作業時間を低減できる。
【0017】
本発明の印刷原版用パンチ装置においては、テーブルには印刷原版とテーブル面との間に部分的に空間を形成して摩擦力を低減する摩擦低減部材が配置されていることが好ましい。印刷原版としては通常一片が数十cmから百数十cmの矩形で厚さ約0.3mmの平滑なアルミニウム薄板が使用されており、薄くて面積が広いので外力で位置決めをしようとすると数ミクロン単位の弾性変形の問題を解決しなくてはならない。具体的にいうと、2辺の受け部材に印刷原版を接触させるために反対側の2辺から押圧手段で押圧するとき、印刷原版とテーブル間には摩擦抵抗が働いているが、押圧力は薄い印刷原版が弾性変形しない値で、且つ摩擦力以上に設定しなければならない。摩擦力は、表面粗さと自重に依存するものとテーブル面と印刷原版間に発生する真空吸引力によるものに分かれる。両方の摩擦力への対策として、まず印刷原版とテーブル間に部分的に空間を形成することで真空破壊し両者間に発生する真空吸引による摩擦抵抗から開放する。同時に、接触面には例えば平滑な表面肌の金属、セラミック、樹脂部材や表面を減磨処理された部材を用いてさらに摩擦抵抗を低減するのが好ましい。ここで摩擦低減部材の上面は、印刷原版の位置決めを行う時に載置するテーブル面と同一面かやや高めに設定しておく。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、パンチ精度を維持しつつ、構造を単純化することで装置の動作速度を改善するとともに安価なパンチ装置が実現でき製販装置の自動化にとって欠くことのできない技術となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の最良の1実施形態を図面により具体的に説明する。
図1は本発明実施形態の印刷原版のパンチ装置の平面図、図2はその側面断面図、図3は本発明実施形態の受け部材と調整手段を兼ねる先端位置決めピンの詳細側面図、図4は本発明実施形態の押圧手段の一つである傾動ピンの詳細断面図、図5は搬送ベルトの作動を示す詳細図、図6は本発明実施形態の横方向押圧手段であるプッシャと、横方向受け部材と調整手段を兼ねる側端位置決めピン及び検出手段の詳細図であり、図9はタッチパネルとディスプレー配置を示す図である。また、図7は本パンチ装置で処理される大版であるW1と小版であるW2の2種類のワークとそのレジスタマークの配置を示す図、図8は本発明形態の初版認識をするためのレジスタマークである。図10〜図15は本発明形態のパンチ装置の動作を示すフローチャート、図16は検知手段と制御回路の構成を示すブロック図である。
【0020】
まず図1において、本発明実施形態の印刷原版のパンチ装置の基本構成は、テーブル1、印刷原版搬入搬出手段であるベルトコンベア10、受け部材と縦方向調整手段を兼ねる第1、第2先端位置決めピン21、22、側端位置決めピン27、28、29、30、縦方向押圧手段である傾動ピン31、横方向移動手段と押圧手段であるプッシャ37、横方向移動手段であるプッシャ42、画像検出手段であるCCDカメラ6、7及びパンチユニット41からなる。
【0021】
印刷原版(以下ワークという)Wを載置する平板のテーブル1は、図6に示すフレーム2により平面に支持されている。テーブル1は4分割され、その間に印刷原版の搬入搬出手段である3本のコンベア10が設けられ、ワークWは図の左側から搬入され右側に排出される。
【0022】
4分割テーブルのうちパンチユニットに近いテーブル1aはフラットなテーブルで図示しないバキューム吸着装置を有し、テーブル面に載置されたワークWを吸引してテーブル上に位置決めされた位置に固定するようになっている。他のテーブル1b,1cの表面にはフッ化樹脂加工された摩擦低減用部材60が複数設置され、ワーク移動の摩擦抵抗を減じ、また、多数の摩擦低減用部材60間に形成される空間によりワークが薄い場合でもテーブルに吸着されるのを防止するようになっている。これらのテーブル1b,1c上の摩擦低減部材60の上面はパンチユニットに近いテーブル1aと同一平面もしくはやや高めとなるよう設定されている。
【0023】
テーブル1には、載置される図7に示すワークWの一方の端面側に、ワークの側端の位置決めをする大版W1用側端位置決めピン27、30と小版W2用側端位置決めピン28、29が間隔をおいて設けられている。4本の側端位置決めピンは図2に示す移動ラム45に取り付けられ、横方向調整手段47により連結ピン46を介して横方向の位置決めがされる。小版W2用側端位置決めピンは、大版W2の位置決めのとき干渉しないよう大版W1用位置決めピン27、30の線上から所定量僅かに後退させてある。テーブル1へのワークの進行方向の先端側(以下単に先端、後端という)に、前記側端位置決めピン27〜30から近い側から大版W1用として第1、第2先端位置決めピン21、22が、小版用として第1、第2、第3先端位置決めピン21、23、24が設けられている。このとき先端位置決めピン21はステッピングモータとねじ機構などからなる駆動手段により縦方向移動が可能であり大版と小版の縦方向の位置決めを兼ねている。また、テーブルに載置されたワークの後端の位置に前記先端位置決めピン21とワークをはさみ対向するように、縦方向移動手段と押圧手段を兼ねる傾動ピン31が設けられている。そして、大版用側端位置決めピン27、30側に2個のパンチユニット41、同じく小版用側端位置決めピン28、29側に2個のパンチユニットと41と第2プッシャ42が設けられ、その反対側の位置に第1プッシャ37が設けられている。また、それぞれの先端および側端位置決めピンは、ワークがテーブル上に搬入されたとき図示しないセンサー機構によりワークの大きさを自動で判別し、対応するピンのみ作動するようにしている。
【0024】
搬入搬出手段の3本のコンベア10は、図5に示すようにベルト11がテーブル1の先端側に設けられた駆動ホイール12と後端側に設けられた従動ホイール13との間に懸架され、駆動ホイール12が図示しないモータにより回転駆動される。そして、駆動ホイール12と従動ホイール13は、軸12a,13aをそれぞれ支点として揺動するアーム14の先端に回転自在に軸支され、アーム14がエアシリンダなどの駆動手段15により揺動駆動されて駆動ホイール12と従動ホイール13が上下駆動されるようになっている。これにより、ワークWを装置に搬入・搬出する際にはベルト11がテーブル面から上に上昇し、ワークWがテーブル1に載置される状態ではベルト11はテーブル面からわずかに下がった状態となっている。
【0025】
第1、第2、第3先端位置決めピン21、22、23の先端は同形で、図3に詳細を示すようにピンローラ16が上下移動ラム17の軸中心に回転自在に軸支されている。第2、第3先端位置決めピン22、23、24の上下移動ラム17は、フレーム2の図示しないサブフレームに固定された駆動部により上下駆動されて、ピンローラ16がテーブル1の面から突出したり沈下したりするようになっており、また第1先端位置決めピン21の移動ラム17はねじ機構20を介しステッピングモータにより駆動される縦方向移動ラム19に固定された駆動部18により同じく上下動し、ピンローラ16をテーブル面から出没可能としている。そして、ベルト11が上昇してワークを搬出するときはワークの搬出を妨げない位置に沈下するようになっている。また、第1、第2、第3先端位置決めピン21〜24とワークの間の電気的導通を検出してワークの接触を検知する図16の検知手段52、53が設けられている。
【0026】
側端位置決めピン27、28、29、30は先端位置決めピン21と同様にピンローラが回転自在に軸支されており、固定軸が常にピンローラがテーブル1の面から突出した状態で横方向移動ラム45に固定されている。また、大版、小版用それぞれ2本の側端位置決めピン27〜30とワークの間の電気的導通を検出してワークの接触を検知する図16の検知手段54、55が設けられている。
【0027】
縦方向の押圧手段を構成する傾動ピン31は、図4に詳細を示すようにピンローラ33が傾動アーム34の一端の軸34aに回転自在に軸支されている。傾動アーム34はピン3aに揺動自在に軸支され、他端のピン34bがエアシリンダなどの駆動手段35に係合して傾動駆動される。傾動アーム34は、スプリング36によりピンローラ33がワークを進行方向に押圧するように付勢されている。
待機時には図の鎖線のようにピンローラ33がテーブル1面から沈下した位置にある。テーブル1の面にワークWが載置されると、駆動手段35によりピンローラ33が実線の垂直位置に傾動駆動され、ワークWの後端を押し、ワークの先端を先端位置決めピン21、22または21,23,24に当接させるまで移動する。そして、ピンローラ33が直立した位置で、ピンローラ33がワークWの後端を押し、スプリング36のばね力をもって一定荷重でワークWを先端位置決めピン21、22に押圧するようになっている。このように、傾動ピン31はワークの縦移動手段と押圧手段とを兼ねている。
【0028】
図6に示す第1プッシャ37は、ワークWがテーブル面に載置された状態で、押圧手段の一つであるラム39によりワークWを側端位置決めピン27、28、29、30に当接させるように動作するもので、ラム39がねじ機構38の駆動手段により突き出し、引き込みするように駆動される。ラム39はスプリング40のばね力をもって一定荷重でワークWを側端位置決めピン27、30または28、29に押圧するようになっている。このように、第1プッシャ37はワークの横移動手段と押圧手段とを兼ねている。
図1に示す第2プッシャ42は、ラム43によりワークWを側端位置決めピン27〜30から引き離すように動作するもので、ラム43が図示しないねじ機構などの駆動手段により突き出し、引き込みするように駆動される。
【0029】
レジスタマーク61を画像検出する手段であるCCDカメラ6、7は、図1、図2、図6に示すようにテーブルのパンチ側上方に左右1対の形で配置される。左右のCCDカメラ6、7は、それぞれ図6に示すねじ機構9を介しステッピングモータ56により駆動される移動ラム8に固定され、ワークがテーブルに搬入されるとき図示しないセンサーにより版の大きさが認識されて自動的に版の大きさに対応したレジスタマーク位置の上方に配置される。レジスタマーク61は、図8に示すように予め大版、小版ともパンチ側の辺から同じ位置である線Wb上に、ワークの進行方向Waの版中心Wcに対し左右一対設けてあるので、CCDカメラ6,7の版の大きさに対応した動きはワークの進行方向、すなわち縦方向のみですむようにしてある。ワークがテーブルに搬入され、自動的に版に対応する先端および側端位置決めピンと傾動ピン31、第一プッシャ37で押圧され仮位置決めされたとき、図8に示すレジスタマーク61と初版認識マーク62がカメラの視野のほぼ半分程度に収まるよう予め設定してある。
【0030】
CCDカメラ6、7は、外部光の影響を避けるため近傍に配置されたパンチユニット41とともにカバー49で覆い、カバー手前には図7に示すタッチパネル4とモニター5が配置されている。タッチパネル4のタッチキーを操作することで、自動運転時の初期設定や手動操作時の各種指示入力を行う。モニター5には、予めカメラ視野中心に縦横線が直行する十字線を基準線として入れておき、これに検出したレジスタマーク61の中心座標61aを重ねて表示するようになっており、レジスタマークの検出結果や位置調整結果の確認および監視とができるようにしてある。
【0031】
初版として流す1種類のワークには、例えば図9に示すような他色の版と異なる識別絵柄を初版認識マーク62としてレジスタマーク近傍に入れてある。ここではレジスタマーク61として田の字を採用し、田の字の十字線の交点座標61aを検出して位置決めに使用し、田の字の中にあるAマークを検出して初版認識させている。次に同じ初版認識マーク61のワークが流れてくるまでは、この版を基準としてパンチ位置調整を行う設定としてある。すなわち、例えば4色刷りの場合は4枚のワークを1セットとして正確なパンチ穿孔が可能となるようにしてある。
【0032】
パンチユニット41は、大版用、小版用それぞれ2台が所定の位置に配置されており、通常のパンチ往復型のパンチユニットが使用され、所定の形状のパンチ孔が穿孔される。
【0033】
検知手段と制御回路の構成を図16に示す。制御回路50は、あらかじめ入力されたプログラムと後述する検知手段の信号によりプッシャなどの装置を駆動するCPUからなる。
【0034】
検知手段は、大きくワークの移動と仮位置決めにかかわる手段と、ワークのレジスタマークを検知する手段に分かれる。ここで版の大きさにかかわらず基本動作は同じなので大版を例に説明する。前者の検知手段は、ワークをテーブル上に搬入するときワークの大きさを判別する図示しない検知手段と、先端位置決めピン21、22とワークの接触を電気的導通により検知する縦検知手段52、53と、側端位置決めピン27、30とワークとの接触を電気的導通により検知する横検知手段54、55からなる。そして、ワークがそれぞれの位置決めピンのいずれか一つに導通を検知すれば近接を検知し、両方のピンに導通を検知すれば接触と検知する。
【0035】
縦検知手段52、53の検知値によりCPUは縦移動および押圧手段である傾動ピン31をプログラムされたように駆動し、横検知手段54、55の検知値によりCPUは横移動および押圧手段である第1プッシャ37をプログラムされたように駆動する。そして、CPUはプログラムされたスケジュールによりコンベア11の上下動、搬入・搬出の動作、パンチユニット41の作動、先端位置決めピン21、22の上下動、第2プッシャ42の作動などの制御を行うようになっている。
【0036】
以下、上記本発明構成のパンチ装置の動作について、代表して自動運転で大版に穿孔する1例を図10のフローチャートを用いて説明する。まず、待機位置において、コンベア10のベルト11はテーブルの上位置にあり、第1、第2先端位置決めピン21、22は突出位置にあり、傾動ピン31は沈下位置にあり、第1プッシャ37、第2プッシャ42は引き込み位置にある。
【0037】
この状態で図の左側から図示しない供給装置により、コンベア10のベルト11上にワークWが供給され、ベルト11が回転してワークWを装置に搬入される(STEP1)。このとき図示しないセンサーにより大版であることが識別されて、予め初期入力された位置までCCDカメラ6、7が移動し待機する(STEP2)。同時に先端位置決めピン21と22が上昇し、同時に先端位置決めピンは大版の所定の位置まで移動する。ワークの先端が第1、第2先端位置決めピン21、22に近接するまで移動(STEP3)したところでベルト11が停止して下降し、ワークWをテーブル1上に載置する(STEP4)。
【0038】
続いて、傾動ピン31が傾動してテーブル面から突出し、ピンローラ33がワークWの後端を押して(STEP5)、ワークの先端を第1、第2先端位置決めピン21、22に当接させスプリング36のばね力により一定荷重で押圧する。これにより、先端位置決めピン21、22と後端のピンローラ33によりワークWが規制される(STEP6)。
【0039】
ここで、横移動手段である第1プッシャ37によりワークを押して仮位置決めして(STEP7)、その側端を側端位置決めピン27、30に近接または接触させる。(STEP8)。
【0040】
そして、側端位置決めピンから遠い位置の第2先端位置決めピン22をテーブル面から沈下させてワークの規制を開放する(STEP9)。この側端位置決めピンから近い側の第1先端位置決めピン21と傾動ピン31とでワークを規制した状態で、プッシャ37によりワークを押して(STEP10)、その側端を側端位置決めピン27、30に近接または当接するまでワークを移動したのち、押圧手段であるラム39のスプリング40の付勢力により一定荷重でワークWを側端位置決めピン27、30に押圧し、ワークの外形基準での最終位置決めをする(STEP11)。こうすると、ワークは第2先端位置決めピン22に干渉されることなく、第1先端位置決めピン21と、押圧手段を兼ねる傾動ピン31、および側端位置決めピン27、30と押圧手段であるラム39だけで位置決めされるので、ワークが傾くことがなく精度の高い位置決めができる。
【0041】
ここで、ワークが各ピンに正常に当接したかどうかは、前述の電気的導通による縦・横検知手段52、53、54、55により検知されるので、正確な位置決めができる。
【0042】
この状態でSTEP21以下に詳述する手順でCCDカメラにてレジスタマークを読み取って最終的な位置補正を行い、テーブル1に設けられた図示しないバキューム吸着による固定手段によりワークWを吸着してテーブルに固定する(STEP12)。
【0043】
ワークWをテーブルに固定してパンチユニット41を作動し、ワークWに所定のパンチングをする(STEP13)。パンチングが完了すると、第1プッシャ37を引き込み(STEP14)、第1先端位置決めピン21と傾動ピン31をテーブル面から沈下させる(STEP15)。続いてテーブルのバキューム吸着を開放してワークの固定を解き、第2プッシャ42を作動し、ワークWを押し返して側端位置決めピン27、28から引き離す(STEP16)。プッシャ42を引き込みとともにコンベア10のベルト11を上位置に上昇させ(STEP17)、回転してワークを装置から搬出する(STEP18)。
【0044】
ワークを搬出すると、コンベア10のベルト11は回転したまま待機させて(STEP19)終了する。以上の位置決め動作は、手動自動運転や、ワークの搬入搬出を手動で行い位置決めは自動で行う半自動運転にも適用される。これにより簡単に精度の高いパンチングができる。なお、コンベア10のベルト11は停止して待機してもよい。
【0045】
ここで、STEP12の画像検出と位置補正動作の詳細を図11のフローチャートに従い以下に説明する。
まず、CCDカメラで、STEP11までの手順で位置決めされたワークのレジスタマーク中心61a座標と初版認識マーク62の有無を検出する(STEP21、22)。初版認識マーク62が検出された場合は、STEP23からSTEP33までの手順で基準となる初版の位置データの確定作業を行う。プッシャ37と傾動ピン31の押し込みを解除し(STEP23)、側端位置決めピン27、30を、CPUで演算され指示された補正量作動させ、CCDカメラ6、7の視野中心に表示された十字マークのX軸と検出されたレジスタマークのX軸61xを左右とも一致させる(STEP24)。
【0046】
プッシャ37、傾動ピン31を押し込みワークが変形しない外力で拘束した状態とし(STEP25)、次に、左右のCCDカメラをそれぞれねじ機構9を介しステッピングモータ56により動かし、検出されたレジスタマークのY軸62yとカメラ視野中心のY軸を左右とも一致させる(STEP26)。ここで、CCDカメラ6、7と側端位置決めピン27、30が固定された状態(STEP27)で、ワークをテーブルに真空吸引し固定する(STEP28)。
【0047】
吸着時、ワークが僅かに動くなどミクロン単位でのずれが出てないか最終確認として再度CCDカメラからの画像を再度取り込み(STEP29)、レジスタマーク中心61aとカメラの視野中心が一致していることを確認する(STEP30)。このとき、実用上差し支えないときは、ずれの許容量を予め設定しておき誤差が許容値内であれば、CCDカメラと先端位置決めピン21、側端位置決めピン27、30の位置データを保存しておき(STEP33)、STEP13以下のパンチ穿孔工程に移行する。
【0048】
誤差が許容値を外れる場合は、真空吸引を解除し(STEP31)、リトライ工程として再びSTEP23に移行する。リトライ回数はカウントされ、予め設定したリトライ許容回数を超える場合はエラー表示され動作保留となるようにしておき、手動運転に切り替えるか初期設定変更などの処置を行う。装置は自動運転するために予め調整してあり、初版の場合は動作が簡単なので誤差が出ることは少ないと考えられるのでリトライ許容回数は通常は1回までとしておいたほうが好ましい。
【0049】
本発明実施形態では、装置の動作速度を優先して図7に示すレジスタマーク配置とし、パンチ41とレジスタマーク61間の距離を極力小さくし、Y軸方向の誤差を無視しえるようにしたことでCCDカメラ6、7の移動をX軸のみとした。しかしながら、本発明である受け部材と押圧手段で位置決めしたのち検出画像データにより受け部材そのものを可動させ位置決め調整する手段は、一般的に用いられている各辺のセンタにレジスタマークがあるものにも容易に応用が可能である。この場合は、パンチとレジスタマークまでY方向の距離があるので、累積動作誤差の影響を排除するためCCDカメラをY軸方向にも可動させるようにし、XY2軸制御としたほうが好ましい。
【0050】
STEP22で初版マークが検出されないときは以下の手順で、初版基準に合わせ穿孔する動作に移行する。まず、STEP33で保存された位置データを読み出す(STEP34)。続いてプッシャ37と傾動ピン31の押込みを解除し(STEP35)、3点位置決めの基準である先端位置決めピン21と側端位置決めピン27、30を読み出された初版の位置データのところまで可動させ(STEP36)、プッシャ37と傾動ピン31を押込む(STEP37)。
【0051】
初版データの位置に仮位置決めされたワークは、図12に示す粗位置決め確認手順を経て図13に示す最終位置決め手順に移行する。
まず、初版データにもとづき仮位置決めされたワークからレジスタマークの画像データを取り込み(STEP41)、予め設定された基準内にマーク中心点61aが入っているか判定をする(STEP42)。ここで基準内であればSTEP51以下の最終位置決め手順に移行し、万が一基準内に入ってないときは以下の補正動作に移行する。
【0052】
STEP42で確認されたずれ量を補正するため、プッシャ37と傾動ピン31の押込みを解除し(STEP43)、側端位置決めピン27、30をずれ分可動させY方向を矯正する(STEP44)とともに、先端位置決めピン21をずれ分可動させX方向を矯正する(STEP45)。引き続きプッシャ37と傾動ピン31を押込み(STEP46)、レジスタマークのセンタ座標61aを画像取り込み、再度ずれ量を求める(STEP47)。このとき、基準内であればSTEP51以下の最終位置決め手順に移行し、まだ外れていればリトライ手順に移行する。
【0053】
STEP43以下のリトライ手順に移行するときには、リトライ回数が予め設定した基準内であるか判定し(STEP48)、超える場合はエラー表示され動作保留となる。通常、最終位置決め精度が10μmレベルとした場合、粗位置決めの判定精度は20〜30μmレベルが好ましい。図11までの手順を踏んであれば、STEP42で粗位置決めが基準外となることは突発事故以外は想定しにくいが、より高い最終位置決めをする場合は粗位置決めも通常の最終位置決めレベルの精度が必要となるので、STEP43以下のルーティンは予め組み込んでおくのが好ましい。さらに、最終位置決めの要求精度がそれほど高くない場合は、図12のSTEP41以下の粗位置決め自体を省略し、図13に示すSTEP51以下の最終位置決めに直ちに進んでも良い。
【0054】
粗位置決めが完了したワークは真空吸引され(STEP51)たのち、STEP52からSTEP60までの最終位置決め手順に入る(STEP51〜60)。この手順は、ワークを吸着した状態で判定すること、押圧した状態で微調整すること、および判定基準としての誤差許容レンジがより狭いことを除けば、粗位置決めの動作手順と基本的には同じである。最終位置決めに当たってはワークがパンチングされるときの状態、すなわち吸着状態であるのが好ましい。また、手順を踏んだ上での最終位置決めにおける微調整はしなくてもよいかしても僅かであることと、プッシャ37および傾動ピン31の押圧力は予めワークが弾性変形しない値に設定されていることから、本ルーティンを踏襲すればより高いパンチング位置精度が期待できる。しかしながら、例えば全自動のインラインに供用され、精度より動作速度が優先される場合は、本ルーティンを省略し図12の粗位置決めルーティンにおいて判定基準をやや厳しくし、合格後吸着してSTEP13のパンチング動作に移行するようにしてもよい。
【0055】
レジスタマークの中心点61aの座標取り込み方法について図14の手順を説明する。精度をそれほど要求されない場合は1回の画像データ取り込みでもよいが、本発明の主旨である動作速度と精度を両立させる場合、例えば数μmレベルの位置精度が必要なときは振動の影響を加味しSTEP61からSTEP64の手順を踏む。データは複数回、好ましくは10回程度取り込み(STEP62)、イレギュラーな最大最小値を除外し(STEP63)、残りの平均値でもって座標値としてある。このとき、データ取り込み数と最大最小値からの除外数は使用環境に応じ任意に設定できるようにしておくのが好ましい。
【0056】
ここで、誤差計算時のY軸補正手段を図15に示すルーティンで説明する。本実施形態ではY方向は任意に調整可能だが、X方向は初版でCCDカメラ6、7の位置は固定される。その後、第2版以降何らかの要因、例えば温度変化でワークの熱膨張/収縮が起きたときには左右のレジスタマーク間距離がミクロン単位で変動することが想定される。その場合の対処方法として、最終位置決めの誤差判定手順であるSTEP53とSTEP59の誤差計算は図15に示すルーティンを採用している。予め右カメラ6のY軸を合わせるようプログラムされており、まずSTEP71からSTEP74で、右カメラ6のY座標から順に左カメラ7のX座標を判定し、いずれも判定基準内であればSTEP13のパンチング工程に移行する。また、ワークのレジスタマーク間距離変動のしわ寄せを受ける左カメラの7のX座標値、すなわちY軸のずれがSTEP74で基準外であればSTEP75以下のセンタリング動作を行う。
【0057】
左カメラのY軸基準からのずれ量から、基本的には0であるべき右カメラのY軸基準のずれ量を差し引きその2分の1の値を求める(STEP75)。この値が予め目標精度を勘案して定められた所定の基準値を外れる場合はSTEP54以下のリトライ工程に移行し、基準値以内であれば吸着を解除し(STEP77)、STEP78からSTEP80の手順でX方向のみの補正を行う。STEP75で計算された量を可動したのち再度吸着し(STEP81)画像データを取り込み(STEP82)、補正が正しく行われたかSTEP71以下の手順で確認を行う。このとき、本ルーティンにおける画像取り込み回数を計数しておき(STEP83)、予め設定された回数を超える場合はエラー表示され動作保留になるようにしておく。通常はここまでに手順を追っているので回数取り込み判定基準は1回で十分である。
【0058】
以上説明したように本発明の印刷原版のパンチ装置によれば、位置決めするときに印刷原版の受け部材そのものを、CCDカメラからの画像検出データにもとづき補正動作させているので、簡単な装置構造で高精度な穿孔が可能となる。
【0059】
さらに、印刷原版のレジスタマークに特定の色版に対して初版認識マークを入れ、これを検出して基準の版とし、後続の他色の版をこれにあわせることで色版セット毎の高精度な穿孔ができるようになった。
【0060】
さらに、テーブル上には摩擦低減部材を配置するとともに、印刷原版とテーブル間に部分的に空間を形成するので真空状態が解除され、印刷原版が弾性変形しない最小限の押し圧力を設定できるようになり一層正確な位置決めが可能となる。
【0061】
本実施形態ではインラインの自動機用としたが、これに限定されることなく人手で印刷原版を搬入搬出し自動で位置決めおよび穿孔される半自動のパンチ装置や、CCDカメラで検出した画像をモニターで見ながら手動で位置決めおよび穿孔する場合にも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上述べたように本発明の印刷版のパンチ装置によれば、簡易で保守が容易な構造で精度の高いパンチ動作ができるので、装置のコストが低減でき、ひいては多色刷りの印刷コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明実施形態の印刷版のパンチ装置の平面図
【図2】図1の側面断面図
【図3】本発明実施形態の受け部材である第1先端位置決めピンの詳細図
【図4】本発明実施形態の押圧手段である傾動ピンの詳細断面図
【図5】搬送ベルトの作動を示す詳細図
【図6】本発明実施形態の横方向押圧手段であるプッシャと、検出手段を表す図
【図7】印刷原版のレジスタマークの配置を表す図
【図8】本発明実施形態の初版認識マークを表す図
【図9】装置のタッチパネルとモニターの配置を表す平面図
【図10】制御部の全体の流れを示すフローチャート
【図11】制御部の初版の位置補正動作を示すフローチャート
【図12】制御部の2版目以降の粗位置補正動作を示すフローチャート
【図13】制御部の2版目以降の最終位置補正動作を示すフローチャート
【図14】制御部の座標取り込み動作を示すフローチャート
【図15】制御部の誤差計算時のY軸補正動作を示すフローチャート
【図16】制御部の全体の構成を示すブロック
【符号の説明】
【0064】
1 テーブル、2 フレーム、4 タッチパネル、5 モニター、6 右CCDカメラ、7 左CCDカメラ、10 ベルトコンベア、11 ベルト、16 ピンローラ、21 第1先端位置決めピン、22 第2先端位置決めピン、27、28 側端位置決めピン、31 傾動ピン、33 ピンローラ、34 傾動アーム、37 第1プッシャ、39 ラム、41 パンチユニット、42 第2プッシャ
Claims (3)
- 絵柄とともに見当合わせ用レジスタマークが露光現像された矩形状印刷原版に位置決め用の孔もしくは凹部を形成するためのパンチを有するパンチ装置であって、該パンチ装置の原版の載るテーブルには、前記原版の位置決めを行う位置決め装置を具備しており、該位置決め装置は、原版に印刷された前記レジスタマークを画像検出する検出手段と、前記原版の隣り合う2辺に対応する位置に配置された受け部材と、前記受け部材に接触する前記原版の2辺と反対の辺それぞれに対して押圧力を与える押圧手段と、前記受け部材を可動し印刷原版に前後左右および回転の動作を付与する調整手段と、あらかじめ設定された原版のパンチ位置と前記検出手段により検出した位置とのずれを解消すべく、前記調整手段を制御する制御回路とを有することを特徴とする印刷原版用パンチ装置。
- 画像検出視野内の原版に種別を認識できる印を設けて特定の色版を初版とし、色版セット毎にこれを基準として後続の他の原版の位置決め調整する調整手段を有する請求項1に記載の印刷原版用パンチ装置。
- 前記テーブルには、印刷原版とテーブル面との間に部分的に空間を形成して摩擦力を低減する摩擦低減部材が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷原版用パンチ装置。
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2003
- 2003-07-28 JP JP2003280644A patent/JP2005047121A/ja not_active Withdrawn
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