JP2005045074A - 剥離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 素子を透明基板上に接着した状態で加工する際の制約を低減し、且つ紫外光の如き短波長の光を用いることなく、比較的安価な光学系を用いて素子を透明基板から分離する。さらに、安価な透明基板を用いることによって素子の製造コストを低減する。
【解決手段】 金属層3は、パルスレーザ光Lから吸収したエネルギーによって熱を発生し、その熱により金属層3に接する樹脂層2の一部が加熱される。樹脂層2がアブレーションされる温度は、金属層3がアブレーションされる温度より低いことから、樹脂層2のうち金属層3に接する樹脂部2aがその熱によって瞬時にアブレーションされ、素子4を透明基板1から分離することができる。さらに、透明基板1として、通常のガラス基板の如き安価な基板を用いることができ、素子4の製造コストを低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板から素子を剥離する際の剥離方法に関する。さらに詳しくは、素子が樹脂層を介して基板に配置されている場合に、当該樹脂層の種類によって受ける各種制約が低減され、さらに比較的安価な設備で基板から素子を剥離することができる剥離方法に関する。
例えば、発光素子をマトリクス状に配列して画像表示装置を組み上げる場合には、従来、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)やプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)のように基板上に直接素子を形成するか、或いは発光ダイオードディスプレイ(LEDディスプレイ)のように単体のLEDパッケージを配列する場合もある。このようなLEDパッケージの如き樹脂チップを基板やフィルムに接着、又は粘着させるための接着剤や粘着材としては熱可塑性接着剤やUV硬化型粘着材を用いる場合がある。
また、素子が埋め込まれた樹脂チップや素子ととも樹脂チップに形成された配線を基板上で加工する際には、レジストの形成する場合、又はエッチング液の如き溶剤を使用する場合がある。この際、エッチング溶液に対して劣化の少ない接着剤や粘着材を用いることが重要となり、使用可能な接着剤や粘着剤の種類が制限されることもある。さらに、素子や樹脂チップを基板に接着する接着剤や粘着剤の種類によっては、基板上に配置された素子や樹脂チップの加工工程が大幅に限定されてしまうこともある。
特に、今後、素子や、素子ととも樹脂チップに形成された配線のサイズが微細化されていくにしたがい、素子や樹脂チップを基板から選択的に剥離するために上述した熱可塑性接着剤やUV硬化型粘着材(UV:Ultra Violet)を用いる方法では難しい場合がある。
そこで、耐熱性が高く、且つ薬品に対する劣化が小さい熱硬化型樹脂やUV硬化型樹脂によって、基板、又はフィルム上に素子を固定した状態で当該素子を加工し、UVレーザ光を基板の裏面側から上述したUV硬化型樹脂に照射する技術が開示されている(例えば、特許文献1。)。特許文献1に開示された技術によれば、UVレーザ光を樹脂に直接吸収させてアブレーションすることで樹脂を透明基板から選択的に剥離している。
また、特許文献2に開示された技術によれば、光吸収層をアブレーションすることによって被剥離層を基板から分離しており、光を吸収する部分とアブレーションされる部分とが同一とされている。
特開2003−98977号公報 特開平10−125930号公報
しかしながら、UV硬化型樹脂に対して基板の裏面側からUVレーザ光を照射する方法によれば、基板、又はフィルムをUVレーザ光が十分に透過する必要がある。紫外光の如き短波長の光に対して十分な光透過性を有する基板は一般に高価であり、素子の製造コストを低減することを困難とする原因の一つとされる。
さらに、UVレーザ光の如き紫外光領域の光を発生し、且つ照射するための光学系は、紫外光より長波長の光を発生して照射するための光学系に比べて通常高価である。さらに、UVレーザ光の光出力エネルギーは比較的低く、UVレーザ光をパルス光として選択的に照射した場合であっても、透明基板から樹脂を剥離するために十分なエネルギーを供給することが難しい場合もあり、素子を透明基板から剥離することを困難なものとしている。
また、光吸収層をアブレーションする場合には、照射する光を効率良く吸収するとともに、透明基板で素子を加工する際の各種加工条件に制約が生じない材料を選択することも重要となる。
そこで、本発明は、上述した実情を鑑みてなされたものであり、設備費用を低減するとともに、基板上で素子を加工する際の制約を低減することができる剥離方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる剥離方法は、樹脂層と光吸収層とを重ねて形成し、前記光吸収層に光を照射し、前記光吸収層で発生する熱を前記樹脂層に伝熱することによって当該光吸収層から前記樹脂層を剥離することを特徴とする。本発明によれば、熱によって樹脂層がアブレーションされることにより樹脂層を光吸収層から剥離することができる。例えば、UVレーザ光の如き紫外線領域の波長を有する光を用いることなく、紫外線領域より長波長の光を利用して樹脂層を剥離することができる。したがって、UVレーザ光を照射するための光学系より安価な設備を用いて樹脂層を剥離することができ、設備費用を低減することができる。
本発明にかかる剥離方法においては、前記樹脂層及び前記光吸収層が積層される基板の裏面側から前記光を照射して良く、樹脂層上に光を遮蔽する素子が形成されている場合や樹脂層中に素子が埋め込まれている場合でも光吸収層に光を照射して樹脂層を剥離することができる。また、このような樹脂層が形成される基板を光透過性を有する無機材料、又は光透過性を有する合成樹脂を主たる材料で形成しても良く、基板を透過する光を光吸収層に吸収させることにより熱を発生させ、この熱で樹脂層を剥離することができる。
本発明にかかる剥離方法においては、前記樹脂層は前記光吸収層の上側に形成され、前記樹脂層上に形成される素子のサイズに合わせて前記樹脂層が分離されていても良く、樹脂層を光吸収層から剥離することにより各素子を光吸収層から分離することができる。また、本発明にかかる剥離方法においては、前記樹脂層は前記光吸収層の下側に形成され、前記光吸収層上に形成される素子のサイズに合わせて前記光吸収層が分離されていても良く、光吸収層を基板から分離された素子の一部とすることができる。また、このような光吸収層を金属を主たる材料として形成しておき、この光吸収層によって前記素子の配線、又は電極を構成することもできる。
また、本発明にかかる剥離方法においては、前記光吸収層がアブレーションされる温度が前記樹脂層がアブレーションされる温度より高いことにより、光吸収層で発生した熱によって当該光吸収層がアブレーションされる前に樹脂層をアブレーションし、光吸収層から樹脂層を剥離することができる。また、光吸収層を金属を主たる材料として形成する場合には、光を効率良く吸収して光のエネルギーを熱に変換することができる。このような金属としては、例えば、Ti、Cr、Niから選択された一種、又は2種以上の材料であることが望ましく、光の反射を低減して効率良く光を吸収することができる。また、本発明にかかる剥離方法においては、前記光の波長が可視光、又は赤外光の波長領域にあっても良く、これら波長領域より短波長とされる紫外線を発生する設備に比べて安価な設備で光を発生させることができる。また、光吸収層に照射する光としてレーザ光を用いることができ、狭い領域に光のエネルギーを集中させ、効率良く剥離を行うことができる。特に、このような剥離方法は、特定の狭い領域の樹脂層を剥離する選択的な剥離には好適である。
本発明にかかる剥離方法は、樹脂層及び光吸収層を積層し、前記光吸収層に選択的に光を照射し、前記光吸収層のうち前記光が照射された領域に接する前記樹脂層を当該光吸収層から剥離することを特徴とする。本発明にかかる剥離方法によれば、微小な素子が樹脂層に複数配置されている場合であっても選択的に樹脂層を剥離することができ、素子を選択的に基板から分離することができる。このような剥離方法においては、前記光吸収層は、半透明であっても良く、光吸収層の上側を素子が配置されている場合でも、素子の位置を確認しながら選択的に光を光吸収層に照射して所要の領域の樹脂層を剥離することができる。
本発明にかかる剥離方法によれば、素子と透明基板との間の樹脂層に直接光を照射するのではなく、光吸収層とされる金属層で発生した熱によって当該樹脂層をアブレーションすることで金属層を樹脂層から剥離することができる。これにより、素子を透明基板から分離することができる。したがって、紫外光の如き短波長の光を用いることなく、可視光、又は赤外光の如き比較的長波長の光を用いて素子を透明基板から分離することが可能となる。このように紫外光より比較的波長の大きい光を発生して照射するための光学系は安価であり、さらに素子が接着される透明基板も紫外光を透過する高価な透明基板を用いる必要がなく、素子を透明基板から分離するための設備のコストを低減することができる。
また、素子を透明基板に接着するための接着剤や粘着剤の如き樹脂の選択枝が広がり、素子を透明基板上で加工する際のエッチング溶液に対して劣化の少ない樹脂を選択することができる。したがって、素子を透明基板上で加工する際の制約を低減することができる。
さらにまた、光吸収層として素子の配線や電極の如き金属層を兼用することにより、別途光吸収層を形成する手間を省くこともできる。よって、素子を透明基板から分離するための工程を簡略化することも可能となり、素子の製造コストを低減することも可能となる。
以下、本発明にかかる剥離方法について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
先ず、図1を参照しながら本実施形態のかかる剥離方法について詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる剥離方法の工程を示す工程断面図であり、図1(a)は透明基板1上に樹脂層2及び金属層3を介して素子4が配置された状態を示す断面図、同図(b)は透明基板1の裏面側からパルスレーザ光Lを照射する照射工程を示す工程断面図、同図(c)は樹脂層2から金属層3を剥離する剥離工程を示す断面工程図である。
図1(a)に示すように、透明基板1上には樹脂層2及び金属層3が積層され、金属層3上には素子4が形成されている。また、樹脂層2及び金属層3は素子4のサイズに合わせて素子分離溝5によって離間されている。素子4は、透明基板1上に樹脂層2、金属層3を形成した後に金属層3上に形成されていても良い。また、金属層3が形成された素子4を樹脂層2を介して透明基板1に接着しておくこともできる。
透明基板1は、後述するパルスレーザ光Lの如き光を透過する材料で形成されていれば良い。後述するように、パルスレーザ光LとしてはUVレーザ光の如き紫外線領域の波長より長波長の光を用いることから、紫外線領域の光に対して高い光透過性を有する石英基板やサファイア基板に比べて低い光透過性を有するガラス基板を透明基板1として使用することができる。このようなガラス基板は石英基板やサファイア基板にくらべて一般的に安価であることから、素子4の製造コストを低減することができる。なお、透明基板1はこれに限定されるものではなく、紫外光から赤外光までの広い波長領域の光に対して高い光透過率を有する基板であっても良い。また、素子4は透明基板1上に形成された場合に限定されず、別の基板で形成された後に、樹脂層2を介して透明基板1に接着されたものでも良い。さらに、透明基板1としては、光透過性を有する合成樹脂を主たる材料として形成されたフィルムを用いることもでき、このような合成樹脂の一例としてPET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネイト)を挙げることができる。このような合成樹脂を主たる材料とするフィルムも上述した石英基板やサファイア基板に比べて比較的安価であり、透明基板1として好適である。
樹脂層2は、素子4の下側に形成される金属層3と透明基板1とを接着する接着層であり、金属層3がアブレーションされる温度に比べて低い温度でアブレーションされる樹脂で形成される。したがって、金属層3で発生した熱によって金属層3自体の温度が上昇した際に、樹脂層2は金属層3がアブレーションされて素子4から消失する前にアブレーションされることになり、金属層3及び素子4を透明基板1から剥離することができる。このような樹脂層2は、例えば熱硬化性接着剤を硬化させることで形成されており、樹脂層2によって透明基板1に固定された素子4を透明基板1上で加工することもできる。また、樹脂層2は、金属層3がアブレーションされる温度より低い温度でアブレーションされる樹脂であれば良いことから、透明基板1上で素子4を加工する場合であっても素子4を加工するために使用する薬品に対して変質し難い材料を選択することも可能であり、樹脂層2に用いる材料の選択枝がUV硬化樹脂を用いる場合に比べて広がる。
金属層3は、樹脂層2上に形成されており、後述するパルスレーザ光Lを吸収する光吸収層である。金属層3は、例えば、Ti、Cr、Niから選択された一種、又は2種以上の金属で構成される。なお、光吸収層は、パルスレーザ光Lを殆ど反射することなく吸収し、パルスレーザ光Lのエネルギーによって熱を発生させる材料を主たる材料として形成されていれば金属層に限定されるものでなく、例えばセラミクスを主たる材料として形成することも可能である。
また、Ti、Cr及びNiは幅広い波長領域の光を吸収することができることから、光吸収層である金属層として特に好ましい材料である。したがって、Tiなどを主たる材料として金属層3を形成した場合には照射される光の波長に殆ど制限を受けることがないうえ、金属層3は効率良く光のエネルギーを吸収して熱に変換することができる。また、これら金属のうち2種以上の金属によって金属層を形成しても良い。金属層3は、素子4の配線、又は電極であっても良く、別途素子4と樹脂層2との間に金属層3を設けることなくこれら配線、又は電極を光吸収層として兼用することも可能である。
素子4は、例えば、発光素子、液晶制御素子、光電変換素子、圧電素子、薄膜トランジスタ素子、薄膜ダイオード素子、抵抗素子、スイッチング素子、微小磁気素子、微小光学素子から選ばれた素子、若しくはその部分、又はこれらの組み合わせであるが、これらに限定されず如何なる素子であって良い。
続いて、図1(b)に示すように、透明基板1の裏面側から金属層3にパルスレーザ光Lを照射する。パルスレーザ光Lは樹脂層2に殆ど吸収されず、金属層3に直接照射される。金属層3は、パルスレーザ光Lから吸収したエネルギーによって熱を発生し、その熱が金属層3から樹脂層2に伝熱することによって、金属層3に接する樹脂層2の一部が加熱される。樹脂層2がアブレーションされる温度は金属層3がアブレーションされる温度より低いことから、樹脂層2のうち金属層3に接する樹脂部2aがその熱によって瞬時にアブレーションされるとともに、樹脂層2のうちアブレーションされなかった樹脂部2bが透明基板1に接着した状態で残る。すなわち、樹脂層2のうち樹脂層2と金属層3とを接着する部分がアブレーションされることにより金属層3から樹脂層2が剥離され、金属層3は素子4側にそのまま残ることになる。したがって、金属層3を素子4に設けられた配線や電極を光吸収層として機能させることにより、素子4を透明基板1から分離した後でもそのまま本来の配線や電極として機能させることも可能である。
パルスレーザ光Lの波長は、可視光、又は赤外光の波長領域にあり、UVレーザ光(UV:Ultra Violet)の如き紫外光領域の波長に比べて長波長である。パルスレーザ光Lとしては、例えば、YAGレーザ光の高調波を用いることが可能である。YAGレーザ光は基本波として波長1064nmの波長を有するレーザ光であるが、このレーザ光を非線形光学結晶であるKDP(KH2PO4)を備える高調波ユニットに通過させることでより短波長である高調波が得られる。すなわち、エキシマレーザ光の如きUVレーザ光を用いることなく、YAGレーザ光の基本波から高調波を発生させてより短波長のレーザ光を光吸収層とされる金属層3に照射することも可能である。
さらに、パルスレーザ光Lの如き指向性の高い光を金属層3に照射することにより、指向性の低い拡散した光を用いる場合に比べてエネルギー密度を高めることができ、金属層3の微小な領域で熱を発生させる場合でも瞬時に金属層3に熱を発生させ、この微小な領域に接する樹脂層2を金属層3から剥離することが可能となる。また、パルスレーザ光Lを金属層3に瞬間的に照射することにより、金属層3の被照射領域に供給されるエネルギー密度を高めることも可能となる。したがって、UVレーザ光の如き紫外線領域の波長を有する光によって樹脂層2を直接アブレーションすることなく、金属層3で熱を発生させてこの熱によって樹脂層2の一部をアブレーションすることができ、UVレーザ光より長波長の光を用いて樹脂層2をアブレーションすることが可能となる。
さらにまた、パルスレーザ光Lを発生して金属層3に照射するための光学系は、UVレーザ光の如き紫外光領域の波長を有する光を発生させて照射するための光学系に比べて一般に安価であり、透明基板1から分離して形成される素子4の製造コストを低減することもできる。
図1(c)は、樹脂部2aがアブレーションされた後、樹脂部2bから金属層3が剥離されることによって、素子4が透明基板1から分離される工程を示す図である。樹脂部2aがアブレーションされた状態で素子4を透明基板1から分離する際には、素子4を保持部材で保持しながら樹脂部2bから素子4を分離すれば良い。また、素子4は、樹脂で被覆された樹脂形成チップであっても良く、素子4の下側に金属層3の如き光吸収層が形成されていれば如何なる構造であっても良い。例えば、素子4の上側から光を照射する際に当該素子4がこの光を遮蔽する場合であっても、透明基板1の裏面側からパルスレーザ光Lを照射することにより素子4を透明基板1から分離することができる。
なお、本実施形態においては、パルスレーザ光Lを透明基板1に配置された複数の素子4のうち特定の素子4に選択的に照射して素子4を透明基板1から分離するが、透明基板1上に形成された複数の素子4を一括して分離することも可能である。
このように、本実施形態にかかる剥離方法によれば、素子4と透明基板1との間の樹脂層2に直接光を照射するのではなく、光吸収層とされる金属層3で発生した熱によって当該樹脂層2をアブレーションすることで金属層3を樹脂層2から剥離し、素子4を透明基板1から分離することができる。したがって、紫外光の如き短波長の光を用いることなく、可視光、又は赤外光の如き比較的長波長の光を用いて素子4を透明基板1から分離することができる。このように紫外光より比較的波長の長い光を発生して照射するための光学系は安価であり、さらに素子4が剥離される透明基板1も紫外光を透過する高価な基板を用いる必要がない。したがって、素子4を透明基板1から分離するための設備のコストを低減することができ、素子の製造コストを低減することが可能となる。さらにまた、光吸収層として素子4の配線や電極の如き金属層を光吸収層として兼用することにより、別途光吸収層を形成する手間を省くこともでき、素子4を透明基板1から分離するための工程を簡略化することもできる。
特に、本実施形態で説明した剥離方法は微小な素子を基板から剥離して別の基板に移す工程に好適な剥離方法であり、例えば約100μm以下のサイズを有する素子を別基板に転写する際に安価な設備を用いて簡便に素子を基板から分離して転写することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明にかかる剥離方法の別の実施形態について説明する。図2は、本実施形態にかかる剥離方法を示す工程断面図であり、図2(a)は透明基板11上に金属層12及び樹脂層13を介して素子14が配置された状態を示す断面図、同図(b)は透明基板11の裏面側からパルスレーザ光Lを照射する工程を示す断面図、同図(c)は金属層12から樹脂層13を剥離する工程を示す断面工程図である。
図2(a)に示すように、透明基板11上に金属層12が形成され、その上に樹脂層13を介して素子14が形成されている。また、樹脂層13は素子14のサイズに合わせて素子分離溝15によって離間されている。素子14は、透明基板11上に金属層12を形成した後、樹脂層13と共に金属層12上に配置されたものでも良い。また、素子14は、金属層12上に形成された樹脂層13に素子14を別の基板から転写して接着したものでも良い。
透明基板11は、第1の実施の形態と同様に後述するパルスレーザ光Lの如き光を透過する材料で形成されていれば良く、石英やサファイアの如き光透過性が高い材料を用いることなく、通常用いられるガラス基板を使用することができる。ここで、通常用いられるガラス基板とは、紫外光の如き短波長の光に対する光透過率が低い基板であっても、可視光、又赤外光の如き紫外光に比べて比較的長波長の光に対する光透過率が高い基板である。また、透明基板11はこれに限定されるものではなく、紫外光から赤外光までの広い波長領域の光に対して高い光透過率を有する基板であっても良い。さらに、透明基板11としては、光透過性を有する合成樹脂を主たる材料として形成されたフィルムを用いることもでき、このような合成樹脂の一例としてPETを挙げることができる。
樹脂層13は、素子14と金属層12とを接着する接着層であり、金属層12がアブレーションされる温度に比べて低い温度でアブレーションされる樹脂で形成される。このような樹脂層13は、例えば熱硬化性接着剤を硬化させることで形成されており、樹脂層13によって金属層12に固定された素子14を透明基板11上で加工することもできる。樹脂層13は、金属層12がアブレーションされる温度に比べて低い温度でアブレーションされる樹脂で形成されていれば良く、素子14を透明基板11上で加工する際のエッチング溶液に対して殆ど劣化しない樹脂を選択することもでき、透明基板11に素子を配置した状態で素子14を加工する場合であっても、加工工程に殆ど制約を受けることがない。
金属層12は、透明基板11上に形成されており、後述するパルスレーザ光Lを吸収する光吸収層である。また、本実施形態にかかる剥離方法においては、透明基板11上の略全面に金属層12が形成されているが、透明基板11の所要の領域に形成されていても良い。金属層12は、例えば、Ti、Cr、Niから選択された一種、又は2種以上の金属で構成される。光吸収層は、パルスレーザ光Lを殆ど反射することなく吸収し、パルスレーザ光Lのエネルギーによって熱を発生させる材料を主たる材料として形成されていれば金属層に限定されるものでなく、例えばセラミクスを主たる材料として形成することも可能である。
また、Ti、Cr及びNiは幅広い波長領域の光を吸収することができることから、光吸収層である金属層12として特に好ましい材料である。したがって、Tiなどを主たる材料として金属層12を形成した場合には照射される光の波長に殆ど制限を受けることがないうえ、金属層12は効率良く光のエネルギーを吸収して熱に変換することができる。また、金属層12を半透明にしておくことにより、透明基板11の裏面側から素子14の位置を確認しながら選択的にパルスレーザ光Lを照射することもできる。例えば、金属層12がTi薄膜である場合には、当該Ti薄膜の膜厚を20nm程度にしておけば透明基板11の裏面側から素子14の位置を確認することができる。
素子14は、第1の実施の形態と同様に、発光素子、液晶制御素子、光電変換素子、圧電素子、薄膜トランジスタ素子、薄膜ダイオード素子、抵抗素子、スイッチング素子、微小磁気素子、微小光学素子から選ばれた素子、若しくはその部分、又はこれらの組み合わせであっても良い。また、素子14はこれら素子の限定されるものではなく、如何なる素子であって良い。
続いて、図2(b)に示すように、透明基板11の裏面側からパルスレーザ光Lを金属層12に選択的に照射する。本実施形態においては、パルスレーザ光Lを透明基板11に配置された複数の素子14のうち特定の素子14を選択的に透明基板11から分離するが、透明基板11上に形成された複数の素子14を一括して分離することもできる。
パルスレーザ光Lは、第1の実施の形態で用いたパルスレーザ光Lと同様の光を用いることができることから詳細な説明は省略するが、素子14のサイズに合わせて分離された樹脂層13の下側の金属層12aに選択的にパルスレーザ光Lを照射し、樹脂層13を金属層12から剥離する。金属層12aは吸収したパルスレーザ光Lのエネルギーに応じて熱を発生し、この熱によって樹脂層13のうち金属層12aに接する樹脂部13bがアブレーションされる。
すなわち、樹脂部13bが直接パルスレーザ光Lを吸収するのではなく、樹脂部13bに接する金属層12で発生した熱によって樹脂部13bがアブレーションされることになる。したがって、パルスレーザ光Lを吸収する材料を選択して樹脂層13を形成することなく、金属層12から樹脂層13を剥離することが可能となる。特に、パルスレーザ光Lの如き光は指向性が高いとともに光径を狭めることが可能であることから、素子14のサイズが約100μmであっても素子14のサイズに応じた狭い領域にエネルギーを供給することができる。
よって、金属層12aの如き素子14の下側のみに選択的にパルスレーザ光Lを照射して、樹脂層13bをアブレーションすることが可能となる。さらに、パルスレーザ光Lの如き指向性の高い光を金属層12aに照射することにより被照射領域に対する照射エネルギー密度を高めることができ、金属層12aの如き微小な領域で熱を発生させる場合でも瞬時に金属層12aに熱を発生させ、この微小な領域に接する樹脂層13bを金属層12aから剥離することが可能となる。また、パルスレーザ光Lを金属層12に瞬間的に照射することにより、被照射領域である金属層12aに供給されるエネルギー密度を高めることも可能となる。なお、金属層12aの加熱は瞬時に行われるため、選択的にパルスレーザ光L2が照射された金属層12aの上側に配置される素子14及び樹脂部13aを透明基板11から分離することができ、金属層12aの周囲の金属層12に殆ど熱伝導することがない。
また、第1の実施の形態と同様に、パルスレーザ光Lを発生して金属層12に照射するための光学系は、UVレーザ光の如き紫外光領域の波長を有する光を発生させて照射するための光学系に比べて一般に安価であり、透明基板1から分離して形成される素子14の製造コストを低減することもできる。さらに、金属層12は、パルスレーザ光Lが照射されることによって殆ど劣化することないため、金属層12が形成された透明基板11を繰り返し使用することができる。
このように、本実施形態にかかる剥離方法によれば、素子14と透明基板11との間の樹脂層13に直接光を照射するのではなく、光吸収層とされる金属層12で発生した熱によって当該樹脂層13をアブレーションすることで樹脂層12を金属層13から剥離し、素子14を透明基板11から分離することができる。したがって、紫外光の如き短波長の光を用いることなく、可視光、又は赤外光の如き比較的長波長の光を用いて素子14を透明基板11から分離することができる。
また、透明基板11上で素子14を加工する場合であっても、加工する際に使用するエッチング溶液の如き薬品に対して劣化し難い樹脂を樹脂層13を形成する樹脂として選択することもできる。
さらに、紫外光より比較的長波長の光を発生して照射するための光学系は安価であり、さらに素子が剥離される透明基板11も紫外光を透過する高価な基板を用いる必要がないことから、素子14を透明基板11から分離するための設備のコストを低減することができ、素子14の製造コストを低減することが可能となる。特に、本実施形態で説明した剥離方法は微小な素子14を透明基板11から剥離して別の基板に移す工程に好適な剥離方法であり、例えば約100μm以下のサイズを有する素子14を別基板に転写する際に安価な設備を用いて簡便に素子14を透明基板11から分離して転写することが可能となる。
実施例
次に、図3及び図4を参照しながら、本願発明者等が行った実験について説明する。本実験は、パルスレーザ光の最適なエネルギー密度を求めるために行われた実験の一例であり、YAGレーザ光Lを照射エネルギーを変えながら金属層32に照射し、樹脂チップ33のみを剥離するために最適な照射エネルギーを求めた。
図3及び図4は、本実験を説明するための図である。図3はYAGレーザ光Lをサファイア基板31の裏面側から照射する状態を示す断面図であり、図4は、金属層32から樹脂チップ33が剥離された状態を示す平面図である。
図3に示すように、サファイア基板31の上に離間された状態で接着された樹脂チップ33にサファイア基板31の裏面側からYAGレーザ光Lを照射する。YAGレーザ光L3の波長は約532nmであり、YAGレーザLの照射エネルギーを160〜1390mJ/cmまで変えて樹脂チップ33の剥離状態を調べた。また、YAGレーザ光Lを一回照射する際の照射エリアは、約40μm角の領域とした。また、金属層32は、Ti薄膜を膜厚が20nmとなるようにサファイア基板31上に形成した。樹脂チップ33はポリイミドによって形成し、厚さは2.5μmとした。
図4を参照しながら、実験結果について説明する。図4に示すように、YAGレーザ光Lを一回照射させた際の被照射領域は、a=40μm、b=40μmで示す領域であり、領域S,S,S,Sで示す領域に配置された樹脂チップ33に対して、照射エネルギーを変えながらYAGレーザ光Lを照射した。
本実験によれば、領域Sに接着された樹脂チップ33に照射されたYAGレーザ光Lの照射エネルギーは、約160mJ/cmであり、樹脂チップ33を剥離することができなかった。領域Sに接着された樹脂チップ33に照射されたYAGレーザ光Lの照射エネルギーは200〜400mJ/cmであり、樹脂チップ33のみを金属層32から剥離することができた。さらに、照射エネルギーを上げて領域S,Sに接着された樹脂チップ33にYAGレーザ光Lを照射した場合には、樹脂チップ33を剥離することができなかった。なお、領域S4に照射した際の照射エネルギーは約1390mJ/cmであった。
図4に示した実験結果から、ポリイミドで形成された樹脂チップ33のみをTi薄膜で形成された金属層32から剥離するためにはYAGレーザ光Lの最適な照射エネルギーは200〜400mJ/cmであることがわかった。なお、本実験に限定されず、サファイア基板31、金属層32、及び樹脂チップの材料やサイズの如き試料条件に応じて照射エネルギーを最適化すれば、光吸収層とされる金属層から樹脂層を容易に剥離することができることは勿論である。
本発明の第1の実施の形態にかかる剥離方法を示す工程断面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる剥離方法を示す工程断面図である。 本願発明者等が行った実験を説明するための断面図である。 本願発明者等が行った実験結果を示す図であり、樹脂チップが剥離された状態を示す平面図である。
符号の説明
1,11 透明基板
2,13 樹脂層
2a,2b,13a,13b 樹脂部
3,12,12a,32 金属層
4,14 素子
5,15 素子分離溝
31 サファイア基板
33 樹脂チップ
1, パルスレーザ光
YAGレーザ光

Claims (13)

  1. 樹脂層と光吸収層とを重ねて形成し、
    前記光吸収層に光を照射し、
    前記光吸収層で発生する熱を前記樹脂層に伝熱することによって当該光吸収層から前記樹脂層を剥離すること
    を特徴とする剥離方法。
  2. 前記樹脂層及び前記光吸収層が積層される基板の裏面側から前記光を照射すること
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  3. 前記基板は、光透過性を有する無機材料、又は光透過性を有する合成樹脂を主たる材料とすること
    を特徴とする請求項2記載の剥離方法。
  4. 前記樹脂層は前記光吸収層の上側に形成され、
    前記樹脂層上に形成される素子のサイズに合わせて前記樹脂層が分離されていること
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  5. 前記樹脂層は前記光吸収層の下側に形成され、
    前記光吸収層上に形成される素子のサイズに合わせて前記光吸収層が分離されていること
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  6. 前記光吸収層は金属を主たる材料として形成されて前記素子の配線、又は電極を構成すること
    を特徴とする請求項5記載の剥離方法。
  7. 前記光吸収層がアブレーションされる温度は、前記樹脂層がアブレーションされる温度より高いこと
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  8. 前記光吸収層は、金属を主たる材料とすること
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  9. 前記金属は、Ti、Cr、Niから選択された一種、又は2種以上の材料であること
    を特徴とする請求項8記載の剥離方法。
  10. 前記光吸収層に照射される光の波長は、可視光、又は赤外光の波長領域にあること
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  11. 前記光は、レーザ光であること
    を特徴とする請求項1記載の剥離方法。
  12. 樹脂層と光吸収層とを重ねて形成し、
    前記光吸収層に選択的に光を照射し、
    前記光吸収層のうち前記光が照射された領域に接する前記樹脂層を当該光吸収層から剥離すること
    を特徴とする剥離方法。
  13. 前記光吸収層は、半透明であること
    を特徴とする請求項12記載の剥離方法。
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