JP2005044099A - 部品供給システム、制御装置及び制御方法 - Google Patents

部品供給システム、制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005044099A
JP2005044099A JP2003202505A JP2003202505A JP2005044099A JP 2005044099 A JP2005044099 A JP 2005044099A JP 2003202505 A JP2003202505 A JP 2003202505A JP 2003202505 A JP2003202505 A JP 2003202505A JP 2005044099 A JP2005044099 A JP 2005044099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
component
cart
area
guided vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003202505A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Matsuura
恭 松浦
Tatsuro Morimoto
達郎 森本
Hiromoto Morio
宏基 森尾
Tetsuya Nakamura
哲也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003202505A priority Critical patent/JP2005044099A/ja
Publication of JP2005044099A publication Critical patent/JP2005044099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/60Electric or hybrid propulsion means for production processes

Abstract

【課題】部品庫から生産ラインへ部品を供給するにあたり、作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減し、部品の搬送・供給の効率化を向上すること。
【解決手段】部品を搭載した台車200が複数配置された部品エリアA乃至Dから、台車200を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車100と、無人搬送車100の運行制御を行う制御システムXと、を備え、部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された台車200の部品エリアA乃至Dにおける配置と、を示す供給情報を設定しておき、この供給情報に基づいて無人搬送車100の運行制御を行う。無人搬送車100が指定された台車200を搬送すれば済むので、部品の積み込み作業及び台車セットの準備作業を不要とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生産ライン上の各種工作機械等に部品を搬送・供給する技術に関し、特にその自動化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の生産ラインに代表される生産工場の現場では、生産ラインで必要とされる各種部品を部品庫から生産ラインに対して効率的に供給することが要求される。このような部品の供給の効率化を図るため、部品庫から生産ラインへ部品を搬送するにあたり、無人搬送車を採用したシステムが普及している(例えば、特許文献1)。
【0003】
この無人搬送車は、例えば、その制御装置からの指令に基づいて自走し、部品が搭載された台車を牽引することで部品庫から生産ラインへ部品を搬送するものであり、生産スケジュールに応じて供給タイミングを適宜設定できるため、生産スケジュールの管理を容易化すると共に作業員を削減し、部品供給の効率化を図ることができる。
【0004】
【特許文献1】特開平10−94947号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような無人搬送車を採用したシステムであっても、部品庫において所定部品の積み込みを行った台車を、無人搬送車が通過する指定場所にセットする作業は人手に依存しているのが実情である。このため、作業員は生産スケジュールに応じて、略リアルタイムで部品庫から必要な部品を選択し台車に積み込み、その台車を指定場所にセットする作業を強いられており、その負担の軽減が要望されている。また、作業員によって習熟の度合や能力も異なるため、厳格な生産スケジュールの立案が容易ではなく、更に人為的ミスが生じる可能性も否定できない。
【0006】
従って、本発明の目的は、作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減し、部品の搬送・供給の効率化を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、部品を搭載した台車が複数配置された部品エリアから、前記台車を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車と、前記無人搬送車の運行制御を行う制御装置と、を備えた部品供給システムであって、前記制御装置が、前記部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された前記台車の前記部品エリアにおける配置と、を示す供給情報を記憶する記憶手段と、前記供給情報に基づいて、搬送する前記台車と搬送先の前記部品供給先とを指定して、前記部品エリアから前記台車を前記部品供給先へ搬送するように、前記無人搬送車に対して運行指示を出力する運行指示手段と、を備えた部品供給システムが提供される。
【0008】
本発明の部品供給システムは、前記制御装置が前記供給情報に基づいて前記無人搬送車に対して運行指示を与え、前記無人搬送車が部品エリアから生産エリアに対して、部品を搭載した台車を搬送する。そして、前記供給情報には供給する部品が搭載された前記台車の前記エリアにおける配置を示す情報が含まれる。
【0009】
すなわち、本発明では各部品を搭載する台車の部品エリアにおける配置を予め設定しておくことで、部品の供給時にはその部品が搭載された台車を前記無人搬送車が搬送すればよい。このため、作業者は部品エリアにおける台車の配置と各台車に搭載すべき部品の種類のみを予め管理しておけば足り、部品の供給時に略リアルタイムで必要な部品を選択して台車に積み込み、その台車を指定場所へセットする準備作業が不要となり、更に、積み込み準備作業が不要となる結果、生産スケジュールに対する作業員の習熟度や能力の影響がほとんどなく、また、人為的ミスも減少する。
【0010】
従って、本発明は作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減することができると共に部品の搬送・供給の効率化を向上することができる。なお、例えば、各部品を部品メーカから納入してもらうにあたり、部品メーカに対して予め各部品を搭載すべき台車を指定し、これに搭載するようにしてもらえば、作業者は各部品が各台車に適切に搭載されているかだけを管理すればよいので、作業者の負担は一層軽減される。
【0011】
本発明においては、前記無人搬送車は、前記台車を牽引するために、前記無人搬送車と前記台車とを解除自在に連結する連結部を有することが望ましい。この構成を採用することで、人手を介さずに自動的に前記無人搬送車が前記台車を選択的に牽引し、搬送することができ、作業者の負担が一層軽減される。
【0012】
また、本発明においては、前記運行指示手段は、前記台車が前記部品供給先へ搬送された後、当該台車を前記部品エリアの元の位置へ搬送するように、前記無人搬送車に対して運行指示を出力することもできる。この構成を採用することで、前記台車を繰り返し循環して利用することができる。
【0013】
また、本発明においては、前記部品供給先が、前記生産エリアに配設された部品棚であってもよい。この構成を採用することで、生産エリアの作業員は必要な部品を台車から部品棚へ簡易に移送できる。
【0014】
また、本発明においては、更に、前記部品エリアにおける各々の前記台車の配置及び各々の前記台車に搭載された部品の種類を示す部品情報を作成する部品情報作成手段を備えてもよい。この構成を採用することで、台車の配置と搭載部品の種類を定める前記部品情報を作成する作業者の負担を軽減することができる。
【0015】
この場合、更に、前記部品情報作成手段により作成された前記部品情報に基づいて、部品メーカに対して納入を希望する部品と、当該納入を希望する部品を搭載すべき前記部品エリア内の前記台車の位置と、が特定された発注情報を作成する発注情報作成手段を備えることもできる。上述した通り、本発明は、各部品を部品メーカから納入してもらうにあたり、部品メーカに対して予め各部品を搭載すべき台車を指定し、これに搭載するようにしてもらえば、作業者の負担は一層軽減されるが、このようにする場合において、部品メーカに対する指示を行う作業者の負担を軽減することができる。
【0016】
この場合、更に、前記発注情報を部品メーカに通知する通知手段を備えることもできる。この構成を採用することで部品メーカに対して前記発注情報を簡易に通知することができる。
【0017】
また、本発明によれば、部品を搭載した台車が複数配置された部品エリアから、前記台車を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車の運行制御を行う制御装置であって、前記部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された前記台車の前記部品エリアにおける配置と、を示す供給情報を記憶する記憶手段と、前記供給情報と前記部品情報とに基づいて、搬送する前記台車と搬送先の前記部品供給先とを指定して、前記部品エリアから前記台車を前記部品供給先へ搬送するように、前記無人搬送車に対して運行指示を出力する運行指示手段と、を備えた制御装置が提供される。
【0018】
本発明の制御装置は、前記部品情報と前記供給情報とに基づいて前記無人搬送車に対して運行指示を与え、前記無人搬送車が部品エリアから生産エリアに対して、部品を搭載した台車を搬送する。そして、前記供給情報には供給する部品が搭載された前記台車の前記エリアにおける配置を示す情報が含まれる。
【0019】
すなわち、本発明では各部品を搭載する台車の部品エリアにおける配置を予め設定しておくことで、部品の供給時にはその部品が搭載された台車を前記無人搬送車が搬送すればよい。このため、作業者は部品エリアにおける台車の配置と各台車に搭載すべき部品の種類のみを予め管理しておけば足り、部品の供給時に略リアルタイムで必要な部品を選択して台車に積み込み、その台車を指定場所へセットする準備作業が不要となり、更に、積み込み準備作業が不要となる結果、生産スケジュールに対する作業員の習熟度や能力の影響がほとんどなく、また、人為的ミスも減少する。
【0020】
従って、本発明は作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減することができると共に部品の搬送・供給の効率化を向上することができる。なお、例えば、各部品を部品メーカから納入してもらうにあたり、部品メーカに対して予め各部品を搭載すべき台車を指定し、これに搭載するようにしてもらえば、作業者は各部品が各台車に適切に搭載されているかだけを管理すればよいので、作業者の負担は一層軽減される。
【0021】
また、本発明によれば、部品を搭載した台車が複数配置された部品エリアから、前記台車を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車の運行制御を行う制御方法であって、前記部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された前記台車の前記部品エリアにおける配置と、を示す供給情報を設定する工程と、前記供給情報に基づいて、搬送する前記台車と搬送先の前記部品供給先とを指定して、前記部品エリアから前記台車を前記部品供給先へ搬送するように前記無人搬送車に対して運行指示を出力する工程と、を備えた制御方法が提供される。
【0022】
本発明の制御方法は、前記部品情報と前記供給情報とに基づいて前記無人搬送車に対して運行指示を与え、前記無人搬送車が部品エリアから生産エリアに対して、部品を搭載した台車を搬送する。そして、前記供給情報には供給する部品が搭載された前記台車の前記エリアにおける配置を示す情報が含まれる。
【0023】
すなわち、本発明では各部品を搭載する台車の部品エリアにおける配置を予め設定しておくことで、部品の供給時にはその部品が搭載された台車を前記無人搬送車が搬送すればよい。このため、作業者は部品エリアにおける台車の配置と各台車に搭載すべき部品の種類のみを予め管理しておけば足り、部品の供給時に略リアルタイムで必要な部品を選択して台車に積み込み、その台車を指定場所へセットする準備作業が不要となり、更に、積み込み準備作業が不要となる結果、生産スケジュールに対する作業員の習熟度や能力の影響がほとんどなく、また、人為的ミスも減少する。
【0024】
従って、本発明は作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減することができると共に部品の搬送・供給の効率化を向上することができる。なお、例えば、各部品を部品メーカから納入してもらうにあたり、部品メーカに対して予め各部品を搭載すべき台車を指定し、これに搭載するようにしてもらえば、作業者は各部品が各台車に適切に搭載されているかだけを管理すればよいので、作業者の負担は一層軽減される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。図1(a)は本発明の一実施形態に係る部品供給システムを利用した生産システムの概略図である。この生産システムでは、まず、生産エリアと、当該生産エリア内の生産ラインL1及びL2において用いられる複数種類の部品を搭載した台車200が複数配置された4つの部品エリアA乃至Dと、にエリア分けされている。
【0026】
本実施形態において生産エリアは、生産ラインL1及びL2の2つの生産ラインを例示しており、それぞれの生産ラインL1及びL2の両側にはその生産ラインで使用する部品を一時的に収容する複数の部品棚が生産ラインに沿って配設されている。本実施形態の場合、部品エリアA乃至Dから搬送される部品がこの部品棚に一旦移載され、生産ラインL1、L2の作業者が必要に応じて部品棚から部品を取り出すことになる(図1(b))。こうすることで、生産エリアの作業員は必要な部品を台車200から部品棚へ簡易に移送できる。
【0027】
次に、本実施形態の場合、各部品エリアA乃至Dにおいてそれぞれ9台の台車200がマトリックス状に整列配置可能とされており、これらが一種の部品庫を構成している。各部品エリアA乃至Dには、そのエリアに割り当てられた各台車200の定位置が設定されている。図2(a)は各部品エリアA乃至Dに設定された台車200の配置の設定を示す図である。同図において、例えば、識別子「A1−2」と示された位置は、部品エリアAに属し、かつ、1列目・2行目の位置であることを示している。本実施形態では、各列3台の台車200が直列的に連結され、3台同時に対応する位置から生産エリアに搬送されて部品を供給し、その後、対応する元の位置に戻ってくることになる。
【0028】
次に、図1(a)に戻り、本実施形態では台車200は無人搬送車100に牽引されて搬送される。無人搬送車100は、制御システムXから無線により送信される運行指示により制御され、直列的に連結された3台の台車100を選択的に部品エリアA乃至Dから生産エリアへ搬送するものであり、先頭の台車100と連結されてこれらを牽引する。生産エリア及び各部品エリアA乃至Dの床上には、これらを跨って無人搬送車100が走行する軌道を規定する誘導ラインが設けられており、無人搬送車100はこの誘導ラインに沿って移動することになる。
【0029】
この誘導ラインは、無人搬送車100が循環的に生産エリア及び部品エリアA乃至Dの各所を移動できるように無端状に構成されている。このため、部品エリアA乃至Dから生産エリアのある位置へ台車200を搬送した後、無人搬送車100は後進等することなく、前進するのみでその台車200を元の位置へ搬送することが可能となる。生産エリア内における誘導ライン上の所定の箇所には停止ポインタが設けられている。本実施形態では、部品エリアA乃至Dから生産エリアに対する部品の供給先を各部品棚に設定しており、各部品棚に対応してこの停止ポインタが配設されている。無人搬送車100はこの停止ポインタを基準として走行を停止することになる。
【0030】
図3(a)は無人搬送車100と台車200の構成を示す側面図である。同図においては、無人搬送車100の後端に1台の台車200が連結されているが、上述した通り、本実施形態ではこの台車200には2台の台車がそれぞれ接続されることになる。まず、無人搬送車100の構成について説明する。
【0031】
無人搬送車100の前面には障害物センサ106が設けられている。この障害物センサ106は無人搬送車100の前方の障害物を検知するセンサであり、例えば、進行中に前方に障害物が現れると緊急停止等が行われる。ラインセンサ107は誘導ラインを読み取るためのセンサである。情報読取センサ108は、停止ポインタ等、床上に設けられた誘導ライン以外の情報を読み取るセンサであり、停止ポインタの他、例えば、床上の各箇所に設けられた番地板からその位置を示す番地データ等を読み取る。
【0032】
駆動輪110は左右に一対設けられ、図示しない駆動源に付勢されて回転して無人搬送車100を走行させると共に無人搬送車100の進行方向を変える。補助輪111は回転自在に設けられており、これを左右に一対設けられる。連結具112は無人搬送車100の後部に設けられており、台車200を牽引するために台車200を解除自在に連結するための構成である。詳細は後述する。
【0033】
次に、無人搬送車100の電気系の構成について説明する。図3(b)はそのブロック図である。CPU101は無人搬送車100全体の制御を司るプロセッサである。ROM(リードオンリメモリ)102は無人搬送車100の制御プログラムの他、固定的なデータを記憶するメモリである。RAM(ランダムアクセスメモリ)103はCPU101によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。これらのROM102及びRAM103としては、他の記憶手段を採用してもよいことはいうまでもない。
【0034】
モータ制御回路104は駆動輪を回転駆動する駆動源(同図ではモータ)を制御する回路でありCPU101の指令に基づいて駆動源を制御する。インターフェース105は、上述した各センサ106乃至108の検出結果をCPU101に出力する。通信装置109は無線通信により制御システムXと情報通信を行うための装置である。本実施形態では制御システムXと無人搬送車100との間の情報通信を無線通信により行うが、情報通信が可能であれば他の方式でもよいことは言うまでもない。なお、図示しないが無人搬送車100にはこの他にも警報器やバッテリー等が設けられる。
【0035】
次に図3(a)に戻り、台車200の構成について説明する。台車200は車輪201を左右に3つずつ、合計6輪備えた天秤台車であって、中央の車輪のみ固定輪とすることで内輪差が小となると共に常時4つの車輪が床に設置する構成としている。台車200の前方には無人搬送車100の連結具112と連結される連結具202が設けられている。これらの構成について図3(c)も併せて参照して説明する。図3(c)は連結部分の平面視図である。
【0036】
まず、連結具112は無人搬送車100の後端に固定されたブラケット112aとブラケット112aに一端が固定された左右一対のL字型の支持部材112bと、支持部材112bの他端に固定されたフック112cとからなる。フック112cは左右方向に延びた棒状の部材であり、両端から中央に向けてなだらかに曲折されており、中央部には半円形の窪み112c’が形成されている。
【0037】
次に、連結具202は台車200の前面に固定された左右一対のブラケット202aと、ブラケット202a間で回転自在に軸支された支持棒202bと、支持棒202bに一端が固定され、支持棒202b回りに回動自在に設けられた支持板202cとを備える。支持板202cの中央部には軸202dの一端が取付けられており、軸202dの他端には補助輪202eが設けられており、これらにより支持板202cが支持されている。また、支持板202cの他端には垂直方向にピン202fが設けられており、これが連結具112の窪み112c’に係合することにより無人搬送車100と台車200とが連結される。
【0038】
ここで、図4を参照して連結具112と連結具202との連結・解除動作について説明する。本実施形態では上記構成の連結具112と連結具202を備えたことにより、人手を介さずに無人搬送車100と台車200との連結、解除を行うことができる。まず、台車200が、中央の固定輪である車輪201が床に設置された図示しない車輪止め部材で位置決めされて静止した状態で、図4(a)に示すように連結具112のフック112cの端部がピン202fの側方に位置するように無人搬送車100を移動させる。
【0039】
次に、同図の矢印の方向に無人搬送車100を移動させ、フック112cの端部とブラケット112aの端部との隙間からピン202fをこれらの間に挿入する(図4(b))。続いて図4(b)の矢印の方向に無人搬送車100を移動させ、フック112cの窪み112c’にピン202fが向かうようにする(図4(c))。更に続いて図4(c)の矢印の方向に無人搬送車100を移動させ、ピン202fをフック112cの窪み112c’に落とし込む(図4(d))。これにより両者が係合し、図4(d)の矢印の方向に無人搬送車100を移動させると、台車200の中央の固定輪である車輪201が上述した車輪止め部材を乗り越え、無人搬送車100が前進する限り、台車200が無人搬送車100に対してピン202f回りに回動可能な状態を維持したまま台車200を牽引することが可能となる。
【0040】
このように本実施形態の連結構造では人手を介さずに無人搬送車100と台車200とを連結することができ、しかも、無人搬送車100は進路は変更するものの、前進するのみで台車200を連結することができる。なお、両者を解除する場合も同様の考え方により、台車200を元の位置に移動させて固定輪である中央の車輪201を上述した車輪止め部材で位置決めした後、無人搬送車100を移動させてピン202fをフック112cの端部とブラケット112aの端部との隙間から逃がすことで、人手を介さず、しかも進路は変更するものの、無人搬送車100を前進するのみで台車200との連結を解除することができる。
【0041】
次に、制御システムXの構成について説明する。図2(b)は制御システムXの構成例を示す図である。制御システムXは、無人搬送車100の運行制御を行う制御装置として機能するコンピュータ10と、供給スケジュール情報の立案等を支援するコンピュータ20と、からなる。コンピュータ10とコンピュータ20とはLAN(ローカルエリアネットワーク)により情報通信可能に接続されており、ディスプレイ、キーボード等を供えた汎用的なパーソナルコンピュータを用いることができる。
【0042】
コンピュータ20は通信回線(同図ではインターネットを例示)を介して各部品メーカの端末と情報通信が可能となっており、Eメール等により各部品メーカに対して部品の発注を行うことができる。また、各種DB(データベース)21はコンピュータ20に内蔵の、又は、外部のハードディスク等の記憶手段に構築され、供給スケジュール情報の立案等に必要な各種の情報が蓄積されている。コンピュータ10は供給スケジュール情報DB(データベース)11と、通信装置12と、を備える。
【0043】
通信装置12は無人搬送車100と無線通信により情報通信を行うための装置であり、無人搬送車100に対して運行指示を出力する場合等に用いられる。供給スケジュール情報DB11は、コンピュータ10に内蔵の、又は、外部のハードディスク等の記憶手段に構築され、生産エリア内の部品供給先に供給する部品の種類と、部品エリアA乃至Dにおけるその部品が搭載された台車200の配置とを示す供給情報を含む供給スケジュール情報が蓄積されている。
【0044】
本実施形態では、この供給スケジュール情報において、各部品を搭載する台車200の部品エリアA乃至Dにおける配置を予め設定しておき、部品の供給時にはその部品が搭載された台車200を無人搬送車100が自動的に牽引して部品エリアA乃至Dから生産エリアへ搬送するようにしている。
【0045】
このため、作業者は部品エリアA乃至Dにおける台車200の配置と各台車200に搭載すべき部品の種類のみを予め管理しておけば足り、部品の供給時に略リアルタイムで必要な部品を選択して台車200に積み込み、その台車を無人搬送車100が通過する指定場所へセットする準備作業が不要となり、更に、積み込み準備作業が不要となる結果、生産スケジュールに対する作業員の習熟度や能力の影響がほとんどなく、また、人為的ミスも減少する。従って、作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減することができると共に部品の搬送・供給の効率化を向上することができる。
【0046】
なお、後述する通り、本実施形態では、各部品を部品メーカから納入してもらうにあたり、部品メーカに対して予め各部品を搭載すべき台車200を指定し、これに搭載するように通知を行うので作業者は各部品が各台車200に適切に搭載されているかだけを管理すればよく、作業者の負担は一層軽減される。
【0047】
図5は供給スケジュール情報の例を示す図である。同図において、「No.」は、各部品の供給処理の1単位を示しており、無人搬送車100に対する運行指示を設定する順番を示す番号である。「供給タイミング」は、対象となる部品が生産エリア内の供給先に供給すべき時間を示しており、この時間までに対象となる部品をその供給先に搬送することになる。「供給先」は対象となる部品の供給先を示しており、図1(a)のいずれかの停止ポインタが設定される。
【0048】
「台車配置」は、対象となる部品を搭載した台車200の部品エリアA乃至D上の配置を示しており、その台車200について図2(a)に示した識別子のいずれかが設定される。「部品ID」は対象となる部品の種類を特定する情報である。部品名は、「部品ID」で示された部品の一般名称を示し、「部品メーカ」はその供給元を示す。このような情報群からなる供給スケジュール情報は、後述するように事前に設定される。
【0049】
<無人搬送車の運行制御>
次に、係る構成からなるシステムにおいて、無人搬送車100による部品の供給時の処理について説明する。図6はコンピュータ10により実行される無人搬送車100の運行制御処理を示すフローチャートである。S1では供給スケジュール情報DB11から「No.」の順に一単位分の供給スケジュール情報を取得する。S2では、S1で読み取った供給スケジュール情報に設定されている部品を搬送する無人搬送車100をいずれか一つ選択する。この選択では、無人搬送車100の現在位置、「台車配置」で設定されている台車200を「供給先」に搬送するのに要する時間、各無人搬送車100の稼動状況(本処理で対象となる部品の搬送時間中、他の部品を搬送中か空きか等)等から見て、供給スケジュール情報に設定されている「供給タイミング」に間に合うように、設定された部品を搭載した台車200を供給先へ搬送可能な無人搬送車100を選択する。
【0050】
なお、無人搬送車100の現在位置は、情報読取センサ108の検出結果を無人搬送車100から随時コンピュータ10へ送信させておくことでコンピュータ10が確認できる。また、台車200を搬送するのに要する時間は、本実施形態の場合、無人搬送車100の移動経路が誘導ラインにより規定されるので移動経路を特定することにより算出できる。
【0051】
S3ではS2で選択した無人搬送車100に関する運行条件を設定する。ここでは、供給スケジュール情報に基づき、搬送する台車200の指定(「台車配置」)、搬送先である前記部品供給先の指定(「供給先」)の他、搬送開始予定時間、供給先への到着予定時間、供給先から部品エリアA乃至D内の元の位置へ台車200を返送する場合のその開始予定時刻及び到着予定時刻、移動経路等が設定される。設定結果は、各無人搬送車100毎にコンピュータ10内のハードディスク等において管理され、別の「No.」の処理におけるS2の無人搬送車選択処理等において参照される。
【0052】
本実施形態では、台車200を部品エリアA乃至Dから生産エリアの供給先へ搬送した後、これを部品エリアA乃至Dの元の場所へ戻すようにしている。このようにすることで同じ台車200を新たな部品を搭載して繰り返し利用することができる。なお、本実施形態では、台車200を部品エリアA乃至Dから生産エリアに搬送した無人搬送車100と同じ無人搬送車を用いて台車200を元の位置へ戻すことを想定しているが、必ずしも同じ無人搬送車100を用いる必要はなく、例えば、台車200を供給先へ供給後、部品を部品棚に作業者が移載している間に、その無人搬送車100を別の台車200の搬送に用い、作業者の移載が終了した時に空いている別の無人搬送車100を用いてその台車200を元の位置へ戻すようにしてもよい。
【0053】
次に、S4ではS2で選択した無人搬送車100がS3で設定した運行条件にて運行するように、当該無人搬送車100に対して通信装置12による無線通信により運行指示を出力(送信)する。運行指示を受信した無人搬送車100は、これをRAM103に格納し、直ちに又は後で運行条件で示された通りに移動し、部品エリアA乃至Dから「台車配置」で指定された台車200を「供給先」で指定された部品供給先へ搬送することになる。以上により、処理の一単位が終了する。その後、S1に戻り、次の「No.」の供給スケジュール情報について処理を行い、上述した処理を繰り返すことで各無人搬送車100に各台車200の搬送を順次割り当てることになる。
【0054】
このように本実施形態では、各台車200に搭載される部品の種類と対応づけて、部品エリアA乃至D内における各台車200の配置(図2(a))が設定されているので、その対応関係に従って各部品を各台車200に予め搭載しておけば、従来のように作業者による準備作業が不要となり、略全自動で部品エリアA乃至Dから生産エリアに部品を供給することができ、部品の搬送・供給の効率化を大幅に向上することができる。
【0055】
<供給スケジュール情報の設定等>
次に、上述した無人搬送車100の運行制御の前提となる、供給スケジュール情報等の設定について説明する。本実施形態ではコンピュータ20によりこの設定等を行う。図7はコンピュータ20により実行される供給スケジュール情報等設定処理を示すフローチャートであり、供給スケジュール情報の他に、部品メーカに対する各部品の発注や、生産ラインL1及びL2の作業者のための作業編成表の作成を行う。
【0056】
S11では生産スケジュールの設定を行う。ここでは、生産エリアにおいて生産する加工製品、その数量及び生産完了日の設定を行う。生産スケジュールは、例えば、生産管理部門により作成され、社内LANを介してデータをダウンロードすること等によりコンピュータ20に入力、設定される。
【0057】
S12では生産条件を設定する。ここでは、コンピュータ20のオペレータが、S11で設定された生産スケジュールに応じて、使用する生産ラインL1及びL2や部品エリアA乃至Dの選択、生産期間等を入力し設定する。S13ではS12で設定された生産条件に基づいて、S11で設定した生産スケジュールの遂行を実現するために必要な各生産ラインL1及びL2の稼働時間を算出する。
【0058】
S13では生産する加工製品に必要な部品の種類を抽出する。各加工製品に必要な部品のリストは、例えば、各種DB21に蓄積され、コンピュータ20が加工製品に応じてここから抽出する。S15では、生産する加工製品の総量に応じて、S14で抽出された各部品の必要量を算出する。S17では、S16で算出した各部品の必要量に基づき、当該部品を部品メーカから納入してもらうにあたり、納入1回あたりの部品数(納入数)及び納入回数を算出する。これらの納入数及び納入回数は、主として部品メーカの供給能力や部品エリアA乃至Dの部品の保管容量に依存するが、その情報は例えば各種DB21に蓄積され、コンピュータ20が当該情報をここから抽出することで算出される。
【0059】
S18では、各部品について部品エリアA乃至Dから生産エリアの供給先に対する供給回数を算出する。この供給回数は主として部品エリアA乃至Dの部品の保管容量や生産ラインL1及びL2の部品の受容能力に依存するが、その情報は例えば各種DB21に蓄積され、コンピュータ20が当該情報をここから抽出することで算出される。S19では、各部品をどの台車200に搭載するか否かの割り当てが決定される。各台車200には同じ種類の部品を搭載するようにしてもよいし、複数種類の部品を混載するようにしてもよい。
【0060】
S20ではS19の割り当ての結果に従って、部品情報を作成する。この部品情報は、各部品エリアA乃至Dにおける各々の台車200の配置及び各々の台車200に搭載された部品の種類を示すものである。図8(a)は部品情報の一例を示す図である。同図に示すように、部品情報には対象となる期間及び時間と共に、各部品の種類(部品ID)と、これが搭載される台車200の各部品エリアA乃至D内の配置がリスト形式で示されている。更に、各部品の部品名及び部品メーカが示されている。このような部品情報の作成を自動化することで、作業者の負担を軽減することができる。
【0061】
S21ではS20で作成した部品情報に基づき各部品の納入時刻を決定する。ここではS20で作成した部品情報に示された期間及び時刻において、各部品が対応する部品エリアA乃至D内の台車200への搭載が完了しているように各部品の納入時刻が決定される。このS21の次の処理は、内部の作業者に関連する処理S22乃至S24と、部品メーカに関連する処理S25及びS26とに処理が分かれる。
【0062】
まず、S22では部品エリアA乃至Dから生産エリアに対する各部品の供給サイクルを決定する。すなわち、各部品を生産エリア内の各供給先へ供給する時間が決定される。S23ではS22の決定結果に基づき、供給スケジュール情報が設定される。供給スケジュール情報は図5を参照して上述した通りであり、S20で作成した部品情報に基づいて作成され、当該部品情報に対して、供給タイミング、供給先、及びNo.が付される。設定された供給スケジュール情報はLANを介してコンピュータ10へダウンロードされ、供給スケジュール情報DB11に蓄積される。S24では作業編成表が作成される。作業編成表は、S23で設定された供給スケジュール情報に基づいて作成され、各生産ラインL1及びL2の作業者が遂行すべき作業のスケジュールが示されたもので、各部品の供給時間等が示される。作業編成表は例えば印刷されて各作業者に配布されるか、或いは、各生産ラインL1及びL2に配置されたコンピュータに社内LAN等を介してダウンロードされ、表示される。以上により処理が終了する。
【0063】
次に、S25及びS26の処理を説明する。まず、S25では各部品メーカに対して発注すべき部品等を示した発注情報が作成される。発注情報は、S20で作成された部品情報に基づいて、各部品メーカに対して納入を希望する部品と、当該納入を希望する部品を搭載すべき部品エリアA乃至D内の台車200の位置と、が特定されたものであり、更に、S21で決定された各部品の納入時刻が付される。すなわち、発注情報は部品情報を各部品メーカ毎にソートして納入時刻を付加することで作成される。図8(b)は発注情報の一例を示す図である。
【0064】
同図に示すように、発注情報は発注先である部品メーカ単位で作成され、納入を希望する部品の種類(部品ID)及び名称(部品名)と、納入を希望する部品を搭載すべき台車200の位置を示す「納入位置」と、各部品の「数量」、「納入日」及び「納入時刻」が特定されている。
【0065】
次に、S26ではS25で作成した発注情報を各部品メーカに対して通知し、部品の発注を行う。発注の通知を自動化することで簡易にこの通知を行うことができる。本実施形態では、この通知は各部品メーカの端末に対してインターネットを介したEメールにより行うことができる。また、この通知は、例えば、本システムの会社のWebページ上に発注情報を掲載し、各部品メーカにその端末から当該Webページにアクセスさせて通知することもできる。更に、コンピュータ20からFAXによる通知も可能である。
【0066】
発注通知を受けた各部品メーカは、その後、通知により指定された「納入日」及び「納入時刻」に指定された部品を納入することになるが、この際、「納入位置」に示された台車200上に当該部品を直接搭載させる。こうすることで、本来部品エリアA乃至Dにおいて部品の積み込み作業及び台車セットの準備作業を行うべき作業者は、これらの作業を行うことが不要となり、部品が納入された時点で既に準備作業が終了していることになり、当該作業者は各部品が対応する各台車200に適切に搭載されているか否かを管理すれば足り、大幅に作業負担を軽減できる。この場合、各台車200には搭載すべき部品を特定した看板等を設けておくことで、部品を納入する者が台車200を間違うおそれを低減できる。
なお、上記実施形態では、図7のフローチャートのS21のタイミングで部品情報に基づいて各部品の納入時刻を決定しているが、これに替えて、部品メーカと調整して予め各部品毎に納入時刻を設定しておき、このデータをDB21に蓄積して利用することも可能である。この方式を採用した場合、S21の処理が不要となる。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたとおり本発明によれば、作業員によって所定部品を積み込んだ台車を指定場所へセットする準備作業を必要とせず、作業員の負担を軽減し、部品の搬送・供給の効率化を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る部品供給システムを利用した生産システムの概略図、(b)は部品供給時の作業の態様を示す図である。
【図2】(a)は各部品エリアA乃至Dに設定された台車200の配置を示す図、(b)は制御システムXの構成例を示す図である。
【図3】(a)は無人搬送車100と台車100の構成を示す側面図、(b)は無人搬送車100の電気系の構成を示すブロック図、(c)は無人搬送車100と台車200との連結部分の平面視図である。
【図4】(a)乃至(d)は無人搬送車100と台車200との連結動作の例を示す説明図である。
【図5】供給スケジュール情報の例を示す図である。
【図6】コンピュータ10により実行される無人搬送車100の運行制御処理を示すフローチャートである。
【図7】コンピュータ20により実行される供給スケジュール情報等設定処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)は部品情報の例を示す図、(b)は発注情報の例を示す図である。
【符号の説明】
X 制御システム
A乃至D 部品エリア
10、20 コンピュータ
100 無人搬送車
200 台車

Claims (9)

  1. 部品を搭載した台車が複数配置された部品エリアから、前記台車を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車と、前記無人搬送車の運行制御を行う制御装置と、を備えた部品供給システムであって、
    前記制御装置が、
    前記部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された前記台車の前記部品エリアにおける配置と、を示す供給情報を記憶する記憶手段と、
    前記供給情報に基づいて、搬送する前記台車と搬送先の前記部品供給先とを指定して、前記部品エリアから前記台車を前記部品供給先へ搬送するように、前記無人搬送車に対して運行指示を出力する運行指示手段と、
    を備えた部品供給システム。
  2. 前記無人搬送車は、
    前記台車を牽引するために、前記無人搬送車と前記台車とを解除自在に連結する連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の部品供給システム。
  3. 前記運行指示手段は、
    前記台車が前記部品供給先へ搬送された後、当該台車を前記部品エリアの元の位置へ搬送するように、前記無人搬送車に対して運行指示を出力することを特徴とする請求項1に記載の部品供給システム。
  4. 前記部品供給先が、前記生産エリアに配設された部品棚であることを特徴とする請求項1に記載の部品供給システム。
  5. 更に、
    前記部品エリアにおける各々の前記台車の配置及び各々の前記台車に搭載された部品の種類を示す部品情報を作成する部品情報作成手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の部品供給システム。
  6. 更に、
    前記部品情報作成手段により作成された前記部品情報に基づいて、部品メーカに対して納入を希望する部品と、当該納入を希望する部品を搭載すべき前記部品エリア内の前記台車の位置と、が特定された発注情報を作成する発注情報作成手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の部品供給システム。
  7. 更に、
    前記発注情報を部品メーカに通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の部品供給システム。
  8. 部品を搭載した台車が複数配置された部品エリアから、前記台車を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車の運行制御を行う制御装置であって、
    前記部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された前記台車の前記部品エリアにおける配置と、を示す供給情報を記憶する記憶手段と、
    前記供給情報と前記部品情報とに基づいて、搬送する前記台車と搬送先の前記部品供給先とを指定して、前記部品エリアから前記台車を前記部品供給先へ搬送するように、前記無人搬送車に対して運行指示を出力する運行指示手段と、
    を備えた制御装置。
  9. 部品を搭載した台車が複数配置された部品エリアから、前記台車を選択的に生産エリアの各部品供給先へ搬送する無人搬送車の運行制御を行う制御方法であって、
    前記部品供給先に供給する部品の種類と、その部品が搭載された前記台車の前記部品エリアにおける配置と、を示す供給情報を設定する工程と、
    前記供給情報に基づいて、搬送する前記台車と搬送先の前記部品供給先とを指定して、前記部品エリアから前記台車を前記部品供給先へ搬送するように前記無人搬送車に対して運行指示を出力する工程と、
    を備えた制御方法。
JP2003202505A 2003-07-28 2003-07-28 部品供給システム、制御装置及び制御方法 Pending JP2005044099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003202505A JP2005044099A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 部品供給システム、制御装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003202505A JP2005044099A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 部品供給システム、制御装置及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005044099A true JP2005044099A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34262204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003202505A Pending JP2005044099A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 部品供給システム、制御装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005044099A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184762A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Toyota Boshoku Corp 無人搬送システム
JP2010082793A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Honda Motor Co Ltd 生産ライン
JP2010222129A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 台車搬送管理システム
JP2013069234A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Honda Logistics Inc 供給計画作成システム
WO2022004163A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 日本電気株式会社 情報処理装置、移動体制御システム、及び情報処理方法
JP2022016578A (ja) * 2018-07-13 2022-01-21 株式会社ダイフク 物品仕分け設備
US11440734B2 (en) 2019-03-18 2022-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Article transport system
WO2023281849A1 (ja) * 2021-07-08 2023-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動ロボット到着通知システムおよび移動ロボット到着通知方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184762A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Toyota Boshoku Corp 無人搬送システム
JP2010082793A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Honda Motor Co Ltd 生産ライン
JP2010222129A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 台車搬送管理システム
JP2013069234A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Honda Logistics Inc 供給計画作成システム
JP2022016578A (ja) * 2018-07-13 2022-01-21 株式会社ダイフク 物品仕分け設備
JP7226512B2 (ja) 2018-07-13 2023-02-21 株式会社ダイフク 物品仕分け設備
US11440734B2 (en) 2019-03-18 2022-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Article transport system
WO2022004163A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 日本電気株式会社 情報処理装置、移動体制御システム、及び情報処理方法
WO2023281849A1 (ja) * 2021-07-08 2023-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動ロボット到着通知システムおよび移動ロボット到着通知方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10087000B2 (en) Pallet-conveyor system
US20240069536A1 (en) Automated Manufacturing Facility and Methods
JP2005044099A (ja) 部品供給システム、制御装置及び制御方法
JPH08168941A (ja) ワーク供給システム
JP5417034B2 (ja) ピッキングシステム
JP2003170319A (ja) 生産システム及びモータの製造方法
JP2560302B2 (ja) 無人車を用いた生産方式
WO2022009479A1 (ja) 自動作業システム
JP6187382B2 (ja) 物品搬送設備
JPH1094947A (ja) 工場物流システム
JP2611225B2 (ja) 無人搬送車
JP4624317B2 (ja) コードリーダを用いた部品認識装置及び部品認識方法
JP2003131715A (ja) 生産指示装置、生産指示方法および生産指示プログラム
JP2005177905A (ja) 組立ラインシステム
JP2000203704A (ja) 搬送車両の制御装置
JP3797102B2 (ja) 倉庫設備
JP5158431B2 (ja) 在庫管理システム
JPH0543005A (ja) 荷取扱い設備
JP3677830B2 (ja) 搬送システムにおける作業指示装置
JP2001075609A (ja) 生産ラインバッチ構成方法および装置
JP2007254147A (ja) 搬送システム
JP2002167014A (ja) 自動倉庫および自動倉庫の出庫方法
JP2003076422A (ja) 荷役システム
JPH0826412A (ja) 走行搬送装置の選択制御装置
JPH09272611A (ja) 自動倉庫の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090508