JPH1094947A - 工場物流システム - Google Patents

工場物流システム

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Publication number
JPH1094947A
JPH1094947A JP8274223A JP27422396A JPH1094947A JP H1094947 A JPH1094947 A JP H1094947A JP 8274223 A JP8274223 A JP 8274223A JP 27422396 A JP27422396 A JP 27422396A JP H1094947 A JPH1094947 A JP H1094947A
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JP
Japan
Prior art keywords
self
propelled vehicle
production
parts
production line
Prior art date
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Application number
JP8274223A
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English (en)
Inventor
Yoshio Murayama
良雄 村山
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Publication of JPH1094947A publication Critical patent/JPH1094947A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産現場の実際の進捗状況に連動し、かつ搬
送工数を削減しながら適時適量の部品供給を行なう。 【解決手段】 POPサーバ6が生産ラインMA、MB
のPOP端末7により実際の進捗状況を把握し実績が設
定値になると部品倉庫のラベルプリンタ9から必要な部
品のラベルを発行させ部品台車15の準備をさせる。ま
た自走車制御機3を経由して待機場2の自走車10にル
ート番号指令を発する。自走車はルート番号指令に基づ
いて自動走行し部品倉庫X、Y等で台車を自動連結し、
搬送先のラインサイドで自動切り離ししてまた待機場に
戻る。部品ごとに計算したアドバンス時間に対応した設
定値を用いてその時点でラベル発行するから、再計算な
どを要せずに進捗状況を精度よく反映させたタイミング
で部品供給ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場における生産
現場への部品供給や完成品あるいは半完成品等の搬送を
効率よく行なうための物流システムに関する。
【0002】
【従来の技術】工場には、生産現場での工程に必要な部
品を部品倉庫から供給し、組み立てられた製品をその生
産現場からピッキングして例えば完成品倉庫へ搬送する
などの物流が不可欠である。そして、生産現場での部品
置き場を小さくして極力スペース効率を向上させ、ある
いは工場内各部署での在庫の低減を図るため、工程に応
じた最適の供給単位や供給タクト、ピッキングのタイミ
ング等を設定し実行するよう努力が払われている。その
一環として、生産時点管理POP(Point of
Product)システムの導入がある。ここでは、生
産実績データから工程の進捗状況の自動把握を行ない、
また、不良要因別パレート分析、生産サイクル時間分
析、あるいは停止要因別分析などの各種解析が実施され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
実績データの利用は上述のような分析にとどまってお
り、分析結果等をモニタ画面などに表示することはでき
ても、その結果をただちに生産現場に反映させ得るまで
には至っていないのが現状である。すなわち、生産の実
際の進捗に合わせて部品供給や完成品引き取りを行なう
ためには、そのピッキング作業のためのラベル発行など
のタイミングを正確に把握しなければならない。そのた
めには、たとえば、個々の部品や搬送容器ごとに必要時
点から準備時間および走行時間分に相当するアドバンス
時間を差し引いた時刻にラベルを発行することになる
が、生産の進捗状況は種々の条件で変化し当初の予定時
刻と一致しなくなる場合が多い。
【0004】このために、実績が一件入る度にラベル発
行時刻の再計算をしていたのでは、多数ある対象工程に
対応できない。たとえば自動車用マフラを例として、1
日に生産する製品種類が約80種、その生産数が種類別
に12〜48で、各製品が大物、中物および小物から構
成され、大物、中物ならびに完成品の容器で決まる搬送
単位がそれぞれ9〜30、20〜100、9〜16であ
る場合、1指示(1製品)あたり搬送回数は、完成品1
〜3回、大物1〜2回、中物1回、小物1回となる。換
言すれば、1日分では完成品約160回、大物120
回、中物80回、小物80回で、その他の前処理工程等
への部品供給を除いても440回となり、稼働時間16
時間で1搬送が平均2分ごとに発生することになる。
【0005】そこで、生産現場と部品倉庫等間の物流は
実績データとは無関係にかなりの幅を見込んで行なわれ
ているのが実情で、POPシステムの本来の意義が生か
されているとは言えない。したがって、本発明は、上記
従来の問題点に鑑み、搬送工数を削減しながら、生産現
場の実際の進捗状況に連動して制御され、適時適量の部
品供給等が行なわれる工場物流システムを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の工場
物流システムは、生産ラインと部品倉庫の間を自走車が
自動走行可能に配されるとともに、生産ラインには生産
時点管理サーバと接続された生産時点管理端末が設置さ
れ、生産時点管理サーバには、部品倉庫側に設置された
出庫指示出力部と、自走車の待機場に付設され自走車に
指令を送信する自走車制御機とが接続され、生産ライン
における生産実績があらかじめ設定された値になると、
生産時点管理サーバが出庫指示出力部と自走車制御機に
指令を発し、部品倉庫では出庫指示出力部を介して出庫
指示された部品を積載した台車を準備するとともに、自
走車制御機から指令を受けた自走車が自動走行して上記
台車を生産ラインの搬送先へ搬送するよう構成されてい
るものとした。
【0007】生産時点管理サーバは、上記のあらかじめ
設定された値として、生産実績がまず第1の値になると
出庫指示出力部に出庫指示の指令を発し、生産実績が第
2の値になると自走車制御機に指令を発するものとする
のが好ましい。この際、とくに第1の値は、生産ライン
に残っている部品の個数が、部品倉庫における上記台車
の準備時間、自走車による搬送時間およびこれに余裕時
間を加えたものを当該生産ラインのタクト時間で除した
値と等しくなる実績数とし、第2の値は、生産ラインに
残っている部品の個数が、自走車による搬送時間および
これに余裕時間を加えたものを当該生産ラインのタクト
時間で除した値と等しくなる実績数とするのが望まし
い。上記のあらかじめ設定された値は、部品ごとに設定
することができる。
【0008】また、自走車はガイドラインにそって走行
するとともに、ガイドラインには待機場が設けられ、自
走車制御機はこの待機場に待機する自走車に指令を送出
するようになし、生産時点管理サーバから自走車制御機
への指令は、部品を積載した台車を引き取るべき部品倉
庫および搬送先に対応するルート番号であって、自走車
はルート番号に対応する部品倉庫および搬送先を含む経
路情報を格納したメモリを備えることができる。搬送元
としては上記の部品倉庫のほかさらに完成品搬送のため
生産ラインを含むことができ、この場合搬送先には完成
品倉庫を含むことができる。さらに、自走車は台車の自
動連結機構や自動切り離し機構を備えているのが好まし
い。
【0009】
【作用】生産ラインからは生産時点管理端末を介して常
時その生産実績が生産時点管理サーバに出力されてい
る。生産実績があらかじめ設定された値になると、生産
時点管理サーバは出庫指示出力部に対して当該生産ライ
ンに必要な所定の部品の出庫指示指令を発信する。これ
を受けて部品倉庫では指示された部品を積載した台車を
自走車によるピッキングのために準備する。生産時点管
理サーバはさらに自走車制御機に指令を送る。この指令
を受けて待機場の自走車は発進し、上記部品倉庫と生産
ラインの搬送先を通る所定の経路を走行して、上記台車
のピッキングおよび搬送を実行する。
【0010】生産時点管理サーバから出庫指示出力部へ
指令を発する生産実績の設定値を第1の値、自走車制御
機への指令を発する設定値を第2の値とし、とくに、第
1の値は生産ラインに残っている部品の個数が、部品倉
庫における上記台車の準備時間、自走車による搬送時間
およびこれに余裕時間を加えたものを当該生産ラインの
タクト時間で除した値と等しくなる数とし、第2の値は
生産ラインに残っている部品の個数が、自走車による搬
送時間およびこれに余裕時間を加えたものを当該生産ラ
インのタクト時間で除した値と等しくなる数とすること
により、最適のタイミングで生産ラインに供給あるいは
補充される。これらの設定値は、各部品の供給単位や特
性に応じて部品ごとに設定することにより、生産ライン
にそっての各部品置き場のスペース等が平準化される。
【0011】また、自走車制御機への指令をルート番号
とし、自走車がこれに対応する経路情報を格納したメモ
リを備えることにより、自走車に汎用性をもたせること
ができ、特定の自走車を選択する必要なくいずれの自走
車でも待機場に待機する自走車に指令を与えて適時に搬
送させることができる。さらに、自走車は台車の自動連
結機構や自動切り離し機構を備えることにより、倉庫や
搬送先での人手が省かれる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて実施例により説明する。図1は実施例のシステム系
統図である。複数の生産ラインにおけるそれぞれの所定
の工程に必要な部品を荷揚げ、荷捌きする部品倉庫が設
けられるとともに、完成品倉庫が設けられている。ここ
では簡単のため、部品倉庫は大物部品、中物部品および
小物部品別に分かれたX、YおよびZからなるものと
し、生産ラインはMA、MBの2系統が示されている。
部品倉庫では外部から搬入された各部品があらかじめ設
定された供給単位で部品台車に積載された状態で準備さ
れる。
【0013】部品倉庫X、Y、Z、生産ラインMA、M
Bおよび完成品倉庫Wの間は、自走車10(10a、1
0b)に牽引される台車15によって部品あるいは完成
品が搬送される。このため、フロアには自走車10を案
内するガイドライン1が敷設されている。なお、生産ラ
インによって、上記部品には他の工場などで組み立てら
れた半製品を含み、また完成品も同じく他の工場等へ向
けての半製品が含まれる。生産ラインMA、MBのライ
ンサイドには各部品の組み付け工程の近傍および完成品
のラインオフ部の近傍にそれぞれのラインサイド置き場
が設定されている。ガイドライン1には各ラインサイド
置き場に対応して図示しないマーカが付設されている。
また、部品倉庫X、Y、Zおよび完成品倉庫Wについて
も同様にそれぞれマーカが付設されている。
【0014】ガイドライン1上には自走車10の待機場
2が設けられ、この待機場2に隣接して自走車制御機3
が設置されている。自走車制御機3は待機場2の最先頭
に位置する自走車10aに対して光通信によって指令信
号を発する。指令信号は例えば搬送する部品や完成品の
ピッキング場所および搬送先を含んだルート番号とさ
れ、自走車10には種々のルート番号に対応する上記ピ
ッキング場所、搬送先ならびに走行経路の情報が格納さ
れたメモリを備える自走制御装置11が搭載されてい
る。
【0015】さらに自走車10は、台車15との自動連
結および自動切り離し機能を備えている。自走車制御機
3からの指令信号に基づいて、自走車10は上記ガイド
ライン1にそって自動走行し、部品等のピッキング場所
に至るとそこに準備してある部品等が積載された台車1
5を自動連結して牽引し、目的のラインサイド置き場等
に達すると、その部位のマーカを検知して、牽引してき
た台車15を自動切り離しする。その後、ガイドライン
1にそって走行し待機場2に戻る。なお、この戻りの間
にさらに他のラインサイド置き場から完成品のピッキン
グを行ない搬送する場合もある。
【0016】自動連結、切り離し機構の一例を図2に示
す。自走車10に設置した基台21から垂直に立ち上が
るシャフト22の上端に、水平方向に延びるアーム23
が固定され、このアーム23の先端に下方に延びるロッ
ド24が設けられている。基台21内にはモータによる
駆動機構が設けられ、シャフト22を回動および上下伸
縮可能となっている。これにより、アーム23はシャフ
トまわりに旋回し、その先端のロッド24が上昇下降す
る。一方、台車15の前部にはフックリング16が設け
られている。
【0017】連結にあたっては、台車15はそのフック
リング16が自走車10の走行路に臨むようにセットし
て配置されるとともに、自走車10はアーム23を右ま
たは左に張り出させ、かつ上昇させて状態で台車15の
セット位置に近づく。とくに図2の(a)に示されるよ
うに、台車15のセット位置に到達すると自走車10は
停車し、そのアーム23を下降させる。これによりアー
ム先端のロッド24を台車のフックリング16に係合さ
せて、自走車10と台車15が連結される。自走車10
と台車15の連結後、(b)のように、自走車の走行開
始とともにアーム23は後方へ旋回するよう駆動され、
真後ろに向いた点で停止する。台車15は自走車10の
進行方向にそって略前後に整列して牽引される。
【0018】部品の搬送先に達すると、図2の(c)の
ように、自走車10はアーム23を駆動して上昇させ
る。これにより、アーム先端のロッド24が台車15の
フックリング16からはずれて、台車15と自走車10
とは切り離され、以後、自走車は単独走行する。このよ
うに、台車15と自走車10の連結、切り離しがモータ
駆動によるアーム23の旋回、上昇下降により行なえる
から、上記自走車の停止、モータ駆動をガイドラインの
マーカを検知して制御することにより、連結、切り離し
が自動化される。
【0019】上記の各生産ラインMA、MB、部品倉庫
X、Y、Z、完成品倉庫Wならびに自走車制御機2は、
POPサーバ6との間でネットワークを形成している。
生産時点管理サーバとしてのPOPサーバ6は、メイン
コンピュータ5とともに図示しない本社コンピュータと
接続されている。メインコンピュータ5は本社コンピュ
ータから生産計画1日分を受取り、当日の生産順序づけ
を行ない、各生産ラインMA、MBに生産指示を出す。
各生産ラインMA、MBには設備の生産時点管理端末と
してのPOP端末7(7a、7b)が設置され、それぞ
れのラインの生産指示および実際状況をモニタに表示す
るとともに、その生産進捗状況のデータがオンラインで
POPサーバ6へ出力される。POPサーバ6は、完成
信号を受けるごとに反応し所定条件時に作動する生産実
績更新、生産実績送信、ラベル発行および自走車発車要
求の各プログラムを備えている。
【0020】また、各部品倉庫X、Y、Zには出庫指示
出力部としてのラベルプリンタ9(9a、9b、9c)
が設置され、POPサーバ6からの指令により部品ピッ
キングの準備として各部品の要求数量等が印字されたラ
ベルをプリント出力する。このラベル発行のタイミング
は部品別に設定され、ラインサイド置き場等に残ってい
る部品の個数が、部品倉庫における準備時間、自走車の
ピッキングまでの時間、ラインサイドまでの搬送時間、
そしてこれらに余裕時間を加えたものをタクト時間で除
した値となったときとして求められる。
【0021】これにより、POPサーバ6は各ラインM
A、MBの生産進捗に応じて各部品倉庫X、Y、Zで部
品供給の準備をさせるとともに、自走車制御機3から自
走車10に指令を発して、所定の倉庫で準備された部品
台車15をピッキングさせ、必要なラインサイドへその
台車を牽引搬送させ、また同様にして、完成品wを完成
品倉庫Wへ搬送させる。生産ラインMA、MBの進捗状
況に応じて、各自走車10は個別に自走車制御機3から
ルート番号の指令を受け、ガイドライン1にそって同時
に複数台が走行可能である。部品台車搬送におけるPO
Pサーバ6から自走車制御機3への指令のタイミング
は、ラインサイド置き場等に残っている部品の個数が、
自走車10のピッキングおよび搬送の走行時間に余裕時
間を加えたものをタクト時間で除した値となったときと
するのが好ましい。
【0022】次に上記システムのネットワークによる制
御について説明する。ここでは、生産ラインMAで部品
番号(部番)AAA−1を生産し、生産ラインMBでは
部品番号(部番)BBB−1を生産する。POPサーバ
6は設備POP端末7a、7bからの完成信号に基づい
て、逐次その生産実績更新プログラムにより実績値を更
新するとともに、本社コンピュータからの送信指令に従
いあるいは適時間隔で生産実績送信プログラムを作動さ
せ本社へ生産状況のデータを送信する。生産ラインMA
では部番AAA−1を16個生産するものとし、とくに
これに用いる大物部品aa−1については8個単位で供
給しまた完成品も8個ごとに引き取るものとする。この
ため、POPサーバ6にはつぎのようなモードが設定し
てある。
【0023】まず、部番AAA−1が4個生産される
と、部品aa−1のピッキング用のラベルを発行する。
つぎに部番AAA−1の生産実績が5になると、自走車
10に大物の部品倉庫Xから部品aa−1の搬送を行な
わせる。そして、生産実績が8になると、自走車10に
完成品倉庫Wから生産ラインMAへ空容器の台車を牽引
して向かわせ、生産ラインMAで空容器台車を切り離
し、かわりに完成品を載せた台車をピッキングして完成
品倉庫Wへ搬送させる。
【0024】図3はネットワーク上の各部位の状態と自
走車の状態を模式的に示す図である。生産ラインMA
に、部番AAA−1についての生産数量の指示数(指
示)が16で、その生産実績(実績)が3、また生産ラ
インMBには部番BBB−1についての指示が12で、
その実績が7となっている状態が示されている。これら
の情報は対応するPOP端末7、8のほかメインコンピ
ュータ5で表示され確認することができる。 いま、自
走車10は待機場2に待機中である。
【0025】この状態から、生産ラインMAで1個の製
造が完了するごとに、図4に示すように、生産ラインM
AのPOP端末7から完成信号aがPOPサーバ6へ発
信される。POP端末7aでは実績数が4となり、PO
Pサーバ6でもその生産実績更新プログラムにより部番
AAA−1の実績が4となる。POPサーバ6は部番A
AA−1の実績が4となると、続いて、図5に示すよう
に、ラベル発行プログラムが作動してラベルプリンタ9
aへ部品aa−1についての出庫指示の指令bを発信す
る。
【0026】これにより、図6のように、ラベルプリン
タは部品aa−1のラベルをプリントアウトする。大物
の部品倉庫Xの担当者は、このラベルの指示に基づいて
8個の部品aa−1を積載した部品台車15を自走車1
0が通過する指定場所にセットする。
【0027】さらに生産が進んで生産ラインMAの実績
数が5となると、POPサーバ6では、POP端末7a
からの完成信号を受けて前述のように生産実績更新プロ
グラムにより実績が更新されるとともに、図7に示すよ
うに、自走車発車要求プログラムにより制御機指令cと
して自走車制御機3へルート番号R1を発信する。これ
により、自走車制御機3は図8に示すように待機場2の
先頭位置に待機中の自走車10(10a)に対して、光
通信により上記ルート番号R1を送出する。
【0028】ルート番号R1を受けた自走車10はピッ
キングのため走行を開始し、図9に矢示するように進
み、大物の部品倉庫X前の指定場所で部品aa−1を積
載した部品台車を自動連結する。 次に、台車を連結し
た自走車10は、図10の矢示のように進み、生産ライ
ンMAのラインサイドで部品台車を自動切り離しする。
その後自走車10はルート番号で指示されたルートを走
行して待機場2に戻る。なお、指示されるルート番号に
よっては、生産ラインMAのラインサイドで部品台車を
自動切り離ししたあと、前回搬送して空になった台車が
所定位置にセットしてあればその空台車を自動連結し、
所定の部品倉庫へその台車を搬送する。
【0029】生産ラインMAの生産がさらに進んで、部
番AAA−1の実績が8となると、図11にまとめて示
すように、POPサーバ6は自走車発車要求プログラム
により自走車制御機3へルート番号R3を発信し、これ
を受けて自走車制御機3は待機場2に待機中の自走車1
0に対して、光通信により上記ルート番号R3を送出す
る。
【0030】ルート番号R3を受けた自走車10は走行
を開始し、図12に矢示するように進み、完成品倉庫W
の指定場所で空容器台車を自動連結する。 次に、台車
を連結した自走車10は、図13の矢示のように進み、
生産ラインMAのラインサイドで空容器台車を自動切り
離し、次いで完成品を積載した完成品台車を自動連結す
る。そして、図14に矢示するように走行して完成品倉
庫Wに至り、完成品台車を切り離す。その後、自走車1
0は図15に矢示のように経路により待機場2に戻る。
【0031】上記では部品供給について大物部品aa−
1に関してのみ説明したが、生産ラインMAで使用され
る他の中物、小物部品についても同様である。また、こ
こでは生産ラインMAの生産が進捗する間、生産ライン
MBの進捗が止まっているが、生産ラインMBで同様の
速度で部番BBB−1の生産が進む場合にも、その実績
がそれぞれの部品に対応した設定値に到達するごとに、
上記と同様にPOPサーバ6からラベルプリンタ9への
指令や、自走車制御機3への所定ルート番号の指令が発
信され、これに基づいて待機場2に待機する自走車10
が所定の部品倉庫から部品台車をラインサイドへ牽引搬
送し、あるいは完成品台車を完成品倉庫へ搬送する。
【0032】さらに、たとえば生産ラインMAで部番A
AA−1の生産が進み、次に部番AAA−2の生産に移
る場合にも、部番AAA−1の生産実績が所定値になっ
たとき部番AAA−2のための部品aa−2のラベル発
行が実行され、上述と同様の搬送制御が行なわれる。
【0033】本実施例は以上のように構成され、POP
サーバ6が生産ラインのPOP端末7(7a、7b)に
より実際状況を把握し、生産の進展にしたがって部品ご
とに設定された生産実績に至ると、順次次に必要な部品
のラベル発行、当該部品のピッキング場所および搬送先
を通過するためのルート番号指令を行なうとともに、自
走車制御機3を経て待機場2で上記ルート番号指令を受
けた自走車10が自動走行して、ピッキング場所で部品
台車を自動連結し搬送先のラインサイドで自動切り離し
し、また待機場2に戻るものとなっている。すなわち、
部品、容器ごとの準備時間、走行時間を考慮して計算し
たアドバンス時間をそのまま使用し、これに対応する実
績値に至った時点でラベル発行するから、再計算のため
に個々の生産進度を気にする必要がなく、いわゆるパー
ソナルコンピュータを用いて、生産現場の進捗状況を精
度よく反映させたピッキング、搬送のタイミングとする
ことができる。
【0034】また、部品や完成品を搬送する自走車10
は指示されたルートを自動走行し、部品や完成品の台車
15を自動連結、自動切り離しするから、各倉庫やライ
ンサイドでは台車15を指定場所にセットする作業のみ
となり、大幅な搬送工数の削減が得られる。自走車10
の台車15との自動連結、自動切り離し機構は適宜の機
構を採用することができ、実施例で一例を示したように
マーカを検知して自走車10側で作動するもののほか、
ラインサイド側から作動信号を発信あるいは機械的に係
合して自走車の連結、切り離し機構を作動させるもので
もよい。
【0035】なお、実施例では上記のように自走車10
が自動連結、自動切り離し機構を備えるものとなってい
るが、これに限定されず、工場の態勢によっては倉庫お
よびラインサイドで作業員によって台車との連結、切り
離しが行なわれてもよいことはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の工場物流システ
ムは、生産ラインの生産時点管理端末から生産時点管理
サーバへの出力に基づいて生産実績が設定値になると、
部品倉庫の出庫指示出力部と自走車制御機に指令を発
し、部品倉庫では出庫指示された部品を積載した台車を
準備する一方、自走車制御機から指令を受けた自走車が
自動走行して上記台車をピッキングし生産ラインの搬送
先へ搬送するものとしたので、生産現場の実際の進捗状
況を精度よく反映させたタイミングで生産ラインへの供
給部品のピッキング、搬送が行なわれる。この際、進捗
状況の変化に応じて逐次供給タイミング等の計算を繰り
返す必要がないので、安価なパーソナルコンピュータで
システムを構築することができる。
【0037】とくに、上記生産実績の設定値を出庫指示
出力部への指令には第1の値、自走車制御機への指令に
は第2の値とし、第1の値は生産ラインに残っている部
品の個数が、部品倉庫における部品積載台車の準備時
間、自走車による搬送時間およびこれに余裕時間を加え
たものを生産ラインのタクト時間で除した値と等しくな
る数とし、第2の値は生産ラインに残っている部品の個
数が、自走車による搬送時間およびこれに余裕時間を加
えたものを生産ラインのタクト時間で除した値と等しく
なる数とすることにより、生産ラインへの供給、補充が
最適のタイミングで行なわれる。そして、これらの設定
値を各部品の供給単位や特性に応じて部品ごとに設定す
ることにより、生産ラインにそっての各部品置き場のス
ペース等が平準化される。
【0038】また、自走車は待機場を含むガイドライン
にそって走行し、自走車制御機からの指令は待機場にい
る自走車へのルート番号とし、自走車がこれに対応する
経路情報を格納したメモリを備えることにより、特定の
自走車を選択する必要なく待機場に待機する自走車に適
時に指令を与えて、同時に複数の搬送を効率良く実現す
ることができる。さらに、自走車が台車の自動連結機構
や自動切り離し機構を備えることにより、倉庫や搬送先
での人手が省かれ、工場全体としての搬送工数が削減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム系統図である。
【図2】自走車と台車の自動連結、切り離し機構の一例
を示す図である。
【図3】実施例におけるネットワーク上の各部位の状態
と自走車の状態を模式的に示す説明図である。
【図4】生産ラインのPOP端末から完成信号がPOP
サーバへ発信される状態を示す説明図である。
【図5】POPサーバからラベルプリンタへ出庫指示が
発信される状態を示す説明図である。
【図6】ラベルプリンタのプリントアウト状態を示す説
明図である。
【図7】POPサーバから自走車制御機へルート番号が
発信される状態を示す説明図である。
【図8】自走車制御機から自走車に対してルート番号が
送出される状態を示す説明図である。
【図9】自走車が部品台車連結のため走行して部品倉庫
に到達している状態を示す説明図である。
【図10】台車を連結した自走車が生産ラインに到達し
ている状態を示す説明図である。
【図11】POPサーバから自走車制御機へルート番号
が発信され、自走車制御機から自走車に対してルート番
号が送出される状態を示す説明図である。
【図12】自走車が空台車連結のため完成品倉庫に到達
している状態を示す説明図である。
【図13】自走車が完成品台車を連結のため生産ライン
に到達している状態を示す説明図である。
【図14】完成品台車を連結した自走車が完成品倉庫に
到達している状態を示す説明図である。
【図15】自走車が完成品倉庫から走行して待機場に戻
った状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガイドライン 2 待機場 3 自走車制御機 5 メインコンピュータ 6 POPサーバ(生産時点管理サーバ) 7 POP端末(生産時点管理端末) 9 ラベルプリンタ(出庫指示出力部) 10 自走車 15 台車 16 フックリング 21 基台 22 シャフト 23 アーム 24 ロッド MA、MB 生産ライン X、Y、Z 部品倉庫 W 完成品倉庫 a 完成信号 b 出庫指示の指令 c 制御機指令

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ライン(MA、MB)と部品倉庫
    (X、Y、Z)の間を自走車(10)が自動走行可能に
    配されるとともに、前記生産ラインには生産時点管理サ
    ーバ(6)と接続された生産時点管理端末(7)が設置
    され、前記生産時点管理サーバには、前記部品倉庫側に
    設置された出庫指示出力部(9)と、前記自走車の待機
    場(2)に付設され自走車に指令を送信する自走車制御
    機(3)とが接続され、前記生産ラインにおける生産実
    績があらかじめ設定された値になると、前記生産時点管
    理サーバが前記出庫指示出力部と自走車制御機に指令を
    発し、部品倉庫では出庫指示出力部を介して出庫指示さ
    れた部品を積載した台車を準備するとともに、自走車制
    御機から指令を受けた自走車が自動走行して前記台車を
    前記生産ラインの搬送先へ搬送するよう構成されている
    ことを特徴とする工場物流システム。
  2. 【請求項2】 前記生産時点管理サーバ(6)は、前記
    あらかじめ設定された値として、前記生産実績がまず第
    1の値になると前記出庫指示出力部(9)に出庫指示の
    指令を発し、生産実績が第2の値になると前記自走車制
    御機(3)に指令を発するものであることを特徴とする
    請求項1記載の工場物流システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の値は、前記生産ラインに残っ
    ている部品の個数が、部品倉庫における前記台車の準備
    時間、自走車による搬送時間およびこれに余裕時間を加
    えたものを当該生産ラインのタクト時間で除した値と等
    しくなる実績数とし、第2の値は、前記生産ラインに残
    っている部品の個数が、自走車による搬送時間およびこ
    れに余裕時間を加えたものを当該生産ラインのタクト時
    間で除した値と等しくなる実績数とすることを特徴とす
    る請求項2記載の工場物流システム。
  4. 【請求項4】 前記あらかじめ設定された値は、部品ご
    とに設定されているものであることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の工場物流システム。
  5. 【請求項5】 前記自走車(10)は工場内に敷設され
    たガイドライン(1)にそって走行するとともに、該ガ
    イドラインに待機場(2)が設けられ、前記自走車制御
    機(3)は前記待機場に待機する自走車に指令を送出
    し、前記生産時点管理サーバ(6)から自走車制御機へ
    の指令は、前記部品を積載した台車(15)を引き取る
    べき部品倉庫および搬送先に対応するルート番号であっ
    て、前記自走車はルート番号に対応する前記部品倉庫お
    よび搬送先を含む経路情報を格納したメモリを備えてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の工
    場物流システム。
  6. 【請求項6】 前記部品倉庫および搬送先には、さらに
    完成品搬送のため生産ラインおよび完成品倉庫が含まれ
    ることを特徴とする請求項5記載の工場物流システム。
  7. 【請求項7】 前記自走車が前記台車の自動連結機構を
    備えていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    または6記載の工場物流システム。
  8. 【請求項8】 前記自走車が前記台車の自動切り離し機
    構を備えていることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載の工場物流システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6733243B2 (en) 2001-10-18 2004-05-11 Renesas Technology Corp. Method of interbay transportation
KR101313171B1 (ko) * 2011-11-24 2013-09-30 삼성중공업 주식회사 해양 구조물의 설치부재 공급방법
KR20190123024A (ko) * 2018-04-23 2019-10-31 한국전자통신연구원 유연 생산 라인 관리 시스템 및 그 방법
CN114084558A (zh) * 2021-11-18 2022-02-25 镇江茗驰电气有限公司 一种基于agv的智能制造物料转运系统
CN115302291A (zh) * 2022-08-19 2022-11-08 珠海格力精密模具有限公司 一种机床加工自动线的高效加工方法、装置及介质

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