JP2005042761A - 伸縮自在シャフト - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮自在シャフトのスプライン嵌合の摺動抵抗を小さくしつつ、摩耗等を生じたスプライン嵌合のがたつきの防止を長期間にわたり達成する。
【解決手段】本伸縮自在シャフトとしての車両用操舵装置用の中間軸2では、雌スプライン16を形成した筒状の外軸部13に、雄スプライン15を形成した内軸部14を挿入してなる。外軸部13の開口端18から所定長さのスリット21を形成することにより、弾性的に縮径可能な縮径可能部23を形成する。この縮径可能部23を弾性的に締め付ける締め付け部材25を設ける。縮径可能部23は、締め付け部材25の締め付けによる撓み量を増大させるための薄肉部33を部分的に含む。縮径可能部23を撓み易くして、スプライン嵌合のより大きな摩耗量に追従し、がたつきなく締め付け部材25の締め付け力を弱くできる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【技術分野】
この発明は、車両用操舵装置等に用いられる伸縮自在シャフトに関する。
【0002】
【背景技術】
伸縮自在シャフトには、筒状の外軸部と、これに嵌合される内軸部とを有するものがある。内軸部および外軸部は、互いに相対摺動できるように、互いにスプライン嵌合される。
また、従来の伸縮自在シャフトには、スプライン嵌合にがたつきを生じないようにするがたどり機能を有するものがある。すなわち、上述の外軸部の端部には、開口端に開放されて軸方向に所定長さで延びる複数のスリットが形成され、これとともに、スリット間に片持ち状の弾性変形可能な複数の舌片が形成される。舌片は、断面形状が軸方向について一定で円弧形状をなす。舌片の外周には、この外周を弾力的に締め付ける締め付け部材が嵌められる。この締め付け部材の締め付け力により舌片が弾性変形し、外軸部の端部が縮径し、スプライン嵌合にがたつきが生じないようにする(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭63−17862号公報(第1図)
【特許文献2】
特開昭62−106127号公報(第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、経年変化が進行すると、スプライン歯の摩耗量が大きくなるので、その摩耗量に比べて舌片の弾性撓み量が不十分になり、スプライン嵌合にがたつきが生じるようになる。
そこで、がたつきが生じない期間を長くしたいという要望に応えるべく、舌片の弾性撓み量をより大きな摩耗量に追従できるように、締め付け部材の締め付け力を強くすることが考えられる。しかし、締め付け力を強くすると、スプライン嵌合の摺動抵抗が大きくなる。
【0005】
そこで、この発明の目的は、スプライン嵌合の摺動抵抗を小さくできて、しかも、がたつきをより長期間にわたり防止できる伸縮自在シャフトを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための第1の発明の伸縮自在シャフトは、雌スプラインを軸方向に形成した筒状の外軸部に、雌スプラインに係合する雄スプラインを軸方向に形成した内軸部を挿入してなる伸縮自在シャフトにおいて、上記筒状の外軸部の開口端から軸方向に所定長さで延びるスリットを形成することで外軸部の開口端から上記所定長さの領域に設けられる弾性的に縮径可能な縮径可能部と、この縮径可能部の周囲を取り囲んでこれを弾性的に締め付ける締め付け部材とを備え、上記縮径可能部は、締め付け部材の締め付けによって撓み易くするための薄肉部を部分的に含むことを特徴とする。この発明によれば、縮径可能部がスプライン嵌合のより大きな摩耗量に追従できる。その結果、摩耗を生じても、がたつきをより長期間にわたり防止でき、しかも、弱い締め付け力の締め付け部材を用いて摺動抵抗を小さくできる。また、部分的な薄肉部は、縮径可能部全体を薄肉に形成する場合に比べて、容易且つ安価に形成できる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、上記薄肉部は周方向に延びる溝により形成され、締め付け部材は溝よりも開口端側に配置されることを特徴とする。この発明によれば、締め付け部材の締め付け力により、縮径可能部を効果的に撓ませることができる。従って、より一層長期間にわたるがたつきの防止や、摺動抵抗を小さくすることにとって好ましい。
第3の発明は、第1または第2の発明において、上記雄スプラインおよび雌スプラインの少なくとも一方の歯面の少なくとも一部は、合成樹脂部材により被覆形成されることを特徴とする。この発明によれば、金属部材同士の接触を抑制できるので、金属部材同士の接触に起因する異音の発生を抑制できる。万一、合成樹脂部材にへたり(経年変化や塑性変形)を生じることがあるとしても、第1の発明の作用と同様にして、縮径可能部がへたりに追従できる。従って、へたりに起因するがたつきをより一層長期間にわたり防止できる。
【0008】
第4の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、上記縮径可能部は、締め付け部材が嵌合する嵌合部を有し、外軸部の外周に上記嵌合部よりも大径であって締め付け部材を仮保持可能な仮保持部が、外軸部に設けられることを特徴とする。この発明によれば、例えば、組み付け時に、締め付け部材を締め付け状態で仮保持部に仮保持することができる。仮保持部は高剛性なので、仮保持状態の締め付け部材の締め付け力を受け止めて、この締め付け力が縮径可能部にかかることを抑制できる。その結果、仮保持状態でスプライン嵌合の摺動抵抗を低減でき、例えば、伸縮自在シャフトを組み付け易くできる。
【0009】
【発明を実施するための最良の形態】
以下では、この発明の一実施形態の伸縮自在シャフトとしての中間軸を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、上述の中間軸を設けた車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。
図1を参照して、車両用操舵装置1は中間軸2を有する。中間軸2は、インターミディエイトシャフトとも呼ばれて、車輪(図示せず)を操向するためにステアリングホイール3に加えられる操舵トルクを、一方の端部4aにステアリングホイール3を連結されるステアリングシャフト4から、車輪を操向するための舵取り機構5へ伝達する。
【0010】
車両用操舵装置1は、操舵トルクを伝達する上述のステアリングシャフト4と、このステアリングシャフト4を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム6とを有する。ステアリングシャフト4の他方の端部4bに、第1および第2の自在継手7,8を有する本中間軸2等を介して上述の舵取り機構5の回転軸9が連結される。ステアリングホイール3が操舵されると、その操舵トルクがステアリングシャフト4等を介して舵取り機構5に伝達され、これにより車輪を操向することができる。
【0011】
ステアリングシャフト4は、一端にステアリングホイール3を連結するアッパシャフト10と、ロアシャフト11とを有する。アッパシャフト10とロアシャフト11とは、ステアリングシャフト4の軸方向Sに沿って互いに相対移動自在に且つ一体回転するように、スプライン嵌合により互いに連結されている。
車両用操舵装置1では、ステアリングコラム6を位置調節可能に車体12(一部のみ図示)に支持して、ステアリングホイール3の位置を調節できるようにされている。位置調節に伴いステアリングシャフト4の他方の端部4bの位置が変化することがある。また、走行時に舵取り機構5の位置が変化することがある。このような位置の変化を吸収できるように、中間軸2は伸縮自在とされる。
【0012】
以下、中間軸2が、本発明の伸縮自在シャフトである場合に則して説明するが、後述するように、本発明の伸縮自在シャフトをステアリングシャフト4に適用してもよい。
中間軸2は、上述の第1の自在継手7と、外軸部13と、内軸部14と、上述の第2の自在継手8とを有し、これらを一体回転可能に互いに連結している。
図2および図3Aを参照して、中間軸2は、筒状の外軸部13と内軸部14とを同一軸線上に有し、外軸部13に内軸部14を挿入してなる。両軸部13,14は、中間軸2の軸方向Sに相対摺動自在に互いにスプライン嵌合される。
【0013】
内軸部14は、鋼等の金属部材により形成される中空軸からなる。内軸部14の外周に、雄スプライン15が軸方向Sに延びて形成される。雄スプライン15は、軸方向Sに所定長さで延びる多数のスプライン歯15a(一部のみ図示)を有する。
外軸部13は、雄スプライン15と係合する雌スプライン16を有する。雌スプライン16は、外軸部13の内周17に形成され、外軸部13の開口端18からその軸方向Sに所定長さで延びる多数のスプライン歯16a(一部のみ図示)を有する。
【0014】
図3Bおよび図4を参照して、外軸部13は、筒状に形成された金属部材19と、この金属部材19の内周に被覆される合成樹脂部材20とを有する。金属部材19は、外軸部13の主要な形状を鋼等により形成する。合成樹脂部材20は、下地としての金属部材19の表面にコーティング加工されてなる被膜からなる。合成樹脂部材20は、外軸部13の内周17を周方向Tに連続して形成し、外軸部13の内周17を軸方向Sについて開口端18から所定距離L1までの領域に連続して形成する。所定距離L1は、回転力伝達時のスプライン嵌合の最大嵌合長に等しく設定される。回転力の伝達時に中間軸2が伸縮するのに伴い、内軸部14が外軸部13内に最も深くまで入り込むときに、軸方向Sについて、上述の所定距離L1の領域にある雌スプライン16の歯面16aと雄スプライン15の歯面15aとが互いに当接する。
【0015】
合成樹脂部材20は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、二硫化モリブデン(MoS2)、フッ素化合物等の固体潤滑剤の一種または複数種を含み、低摩擦特性を有する。また、合成樹脂部材20は、バインダーとしての合成樹脂を含んでも良い。
図2および図3Aを参照して、外軸部13は、筒状をなし、外軸部13の開口端18から切り込み端21aまで軸方向Sに平行に直線状に所定長さL2で延びるスリット21を形成される。
【0016】
スリット21は複数例えば、4つを設けられ、周方向Tについて均等に配置され、複数のスリット21は互いに同様に形成される。スリット21は、開口端18、内周17、および外周22に開放される。
外軸部13は、弾性的に縮径可能な縮径可能部23と、周方向Tに連続した円筒形状をなす主体部24とを有する。
主体部24は、縮径可能部23に隣接し開口端18から離れて設けられる。
【0017】
縮径可能部23は、スリット21を形成することにより外軸部13に形成され、外軸部13の開口端18から上記所定長さL2の領域R2に設けられる。この領域R2は、図4においてスリット21の切り込み端21aを含む軸方向に直交する仮想平面RLよりも開口端18側となる左側の領域である。
縮径可能部23は、主体部24から延設される片持ち状の弾性片部からなり、スリット21の数に応じた数、本実施形態では複数例えば4つが設けられる。弾性片部はスリット21により分割された断面円弧状をなす。
【0018】
図2と図4を参照して、中間軸2は、外軸部13の縮径可能部23の周囲を取り囲んで縮径可能部23を弾性的に締め付ける締め付け部材25を備える。
締め付け部材25は、ばね鋼等の弾性部材により形成され、一周を超えて延びる円弧形状をなす。一対の円弧端25a,25bは、互いに周方向Tに嵌まり合う凹凸形状に形成される。一方の円弧端25aの先端からは、径方向外方に延設される延設部25cが設けられる。他方の円弧端25bの先端は二股に分かれていて、分かれた先端から径方向外方に延設される2つの延設部25dがそれぞれ設けられる。延設部25c,25dは、締め付け部材25を拡径するための操作部として機能する。両円弧端25a,25bの先端から周方向Tについて所定長さの部分同士が、軸方向Sからみて互いに重なり合っている。円弧端25a,25bの重なり合う部分の周方向Tの長さを短くするように延設部25c,25d同士を互いに接近させることにより、締め付け部材25を拡径することができ、締め付け部材25を外軸部13に容易に装着することができる。自然状態の締め付け部材25の内径は、外軸部13の外周22の外径よりも小さくされ、締め付け部材25は、弾性変形して拡径された状態で、外軸部13の外周22に嵌められる。これにより、締め付け部材25は、外軸部13を径方向内方に弾力的に締め付けるようになっている。
【0019】
縮径可能部23の外周22は、開口端18に近接し周方向Tに延びる第1の溝26と、スリット21の切り込み端21aに近接し周方向Tに延びる第2の溝27と、開口端18と第1の溝26との間に設けられる第1の大径部28と、第1の溝26および第2の溝27の間に設けられる第2の大径部29とを有する。第2の大径部29の外径は、主体部24の外径と等しく形成され、第1の大径部28よりも大径に形成される。第1の溝26は、第2の溝27よりも開口端18寄りに形成される。
【0020】
第1の溝26は、締め付け部材25が嵌合し開口端18に近接する嵌合部30と、軸方向Sについての嵌合部30の両側に設けられ径方向外方に延びる円弧形状をなす2つの段部31,32とを有する。2つの段部31,32が、外軸部13に対する締め付け部材25の相対移動を規制する位置規制部として機能し、締め付け部材25の脱落や位置ずれを防止する。嵌合部30は、自然状態の締め付け部材25の内径よりも大きく形成される。
【0021】
本実施の形態では、縮径可能部23は、締め付け部材25の締め付けによって撓み易くするための薄肉部33を部分的に含み、これとともに、薄肉部33よりも厚肉の厚肉部34を部分的に含む。
厚肉部34は、薄肉部33と軸方向Sに並び、第1の溝26を形成する。
薄肉部33は第2の溝27により形成される。第2の溝27は、スリット21の切り込み端21aに対応する縮径可能部23の基端部に設けられ、断面矩形をなし、外周22と両側のスリット21とに開放される。第2の溝27の底面と、外軸部13の内周17との間に薄肉部33が形成される。薄肉部33は、外軸部13の主体部24よりも薄肉とされ、縮径可能部23における嵌合部30を形成する部分23aよりも薄肉とされる。薄肉部33の外径は、外軸部13の主体部24の外径よりも小さく、且つ嵌合部30の外径よりも小さくされる。薄肉部33の断面形状は、第2の溝27の溝幅に相当する軸方向Sの区間において一定とされる。
【0022】
嵌合部30および締め付け部材25は、軸方向Sについて、薄肉部33および第2の溝27から離れて且つこれらよりも開口端18側に配置される。
図5A,図5Dを参照して、中間軸2の組立途中において、内軸部14と外軸部13とを互いに嵌合し且つ締め付け部材25を嵌合部30に装着していない状態では、外軸部13の縮径可能部23および主体部24と、内軸部14とは、周方向Tおよび径方向に遊びを互いに持っていて、両スプライン15,16の歯面15b,16b同士の間に隙間を開けることができるようにされている。
【0023】
図5B,図5Eを参照して、締め付け部材25を嵌合部30に装着した状態では、締め付け部材25の付勢により薄肉部33が主に撓み変形し、縮径可能部23の厚肉部34が縮径する。これにより、雄スプライン15と雌スプライン16との歯面15b,16b同士が互いに当接して、雄スプライン15と雌スプライン16とががたつきなく噛み合う。
図5C,図5Fを参照して、締め付け部材25を嵌合部30に装着した後に経年変化を経た状態では、例えば、雌スプライン16の歯面16bの合成樹脂部材20の膜厚が薄くなり、へたりを生じることがある。へたりを生じる場合であっても、膜厚の減少に追従して、薄肉部33がより大きく変形する。これに伴い、縮径可能部23の撓み量は、組立完了直後の撓み量の値D1(図5Eを参照)よりも大きな値D2(D2>D1)となり、縮径可能部23の内径は、組立完了直後の内径よりも小さくなる。その結果、雄スプライン15と雌スプライン16とのがたつきのない噛み合いが維持される。
【0024】
また、小トルク伝達時には、外軸部13の縮径可能部23と内軸部14とががたつきなく噛み合い、大トルク伝達時には、外軸部13の縮径可能部23および主体部24と内軸部14とががたつきなく噛み合う。
このように本発明の実施形態によれば、図5E,Fに示すように、仮に合成樹脂部材20にへたりや摩耗を生じても、薄肉部33により縮径可能部23が撓み易くなり、スプライン嵌合のより大きなへたり量やより大きな摩耗量に追従できる。その結果、がたつきをより長期間にわたり防止できる効果を得る。しかも、この効果を得るための締め付け部材25に、新品状態で締め付け力の弱いものを用いることができるので、スプライン嵌合の摺動抵抗を小さくできる。
【0025】
摺動抵抗を小さくできることにより、通例、スプライン嵌合の摩耗量を小さくできる。その結果、摩耗が生じてもがたつきが生じないで済む期間をより一層長くすることができる。
また、締め付け力を弱めることにより、合成樹脂部材20にへたりを生じにくくできる。その結果、へたりが生じてもがたつきが生じないで済む期間をより一層長くすることができる。
【0026】
また、薄肉部33を部分的に設けることにより、縮径可能部23の全体を薄肉に形成する場合に比べて、薄肉部33を容易に形成することができるので、薄肉部33の肉厚をより一層薄くできる。その結果、縮径可能部23をより一層撓み易くできる。しかも、薄肉部33を安価に形成することができる
さらに、締め付け部材25の締め付け力を弱めることができることにより、締め付け部材25における変形量と締め付け力との関係を容易に調節できる。すなわち、締め付け力が大きくなると、締め付け部材25が大型化する傾向にあり、限られたスペースに配置する場合に、締め付け部材25の設計の自由度が低下する。一方、上述のように締め付け力を小さくできることにより、締め付け部材25の設計の自由度が高まるので、上述の関係を容易に調節することができる。例えば、締め付け部材25の変形量の所定変化量に対する締め付け力の変化量を小さくでき、使用開始時と、長期間が経過して摩耗量等が大きくなったときとを比べて、締め付け力があまり変化しないようにできる。
【0027】
また、摩耗やへたり等が生じてもがたつきが生じないですむ期間を従来と同程度にし、締め付け部材25の締め付け力をより一層弱めることもできる。
図4を参照して、薄肉部33を設けたことにより、縮径可能部23の撓み量を所定量で得るためのスリット21の長さを短くすることもできる。これに伴い、中間軸2の軸方向Sの長さが同じ場合に、外軸部13の主体部24と内軸部14の対応する部分との嵌合長を長くできる結果、主体部24と内軸部14との間で伝達できる最大トルクに相当するスプライン歯の捩じり強度を高くできる。
【0028】
縮径可能部23を撓み易くする点では、複数のスリット21を設けることが、また、薄肉部33を全ての縮径可能部23に設けることが、有利である。
周方向Tに延びる第2の溝27により薄肉部33を安価に形成できる。
また、締め付け部材25を第2の溝27よりも開口端18側に配置することにより、締め付け部材25の締め付け力による薄肉部33の回りの曲げモーメントを大きくでき、縮径可能部23を効果的に撓ませて、例えば、撓み量をより大きくすることができる。従って、より一層長期間にわたるがたつきの防止や、摺動抵抗を小さくすることにとって好ましい。また、開口端18側の締め付け部材25と基端側の薄肉部33とを離すことがより好ましい。
【0029】
図3Bと図4を参照して、雌スプライン16の歯面16bの少なくとも一部が合成樹脂部材20により形成されることにより、外軸部13および内軸部14の金属部材同士の接触を抑制できるので、金属部材同士の接触に起因する異音の発生を抑制できる。また、合成樹脂部材20が低摩擦特性を有する場合には、摺動抵抗をより一層小さくすることができる。
合成樹脂部材20が外軸部13の内周17の一部分のみを形成し、より好ましくは、スプライン歯16aの一部分のみを形成するようにした。これにより、合成樹脂により外軸部13の内周17の全体を形成する場合に比べて、通例高価な低摩擦特性の合成樹脂部材20の合成樹脂材料の使用量を少なくでき、外軸部13を安価にできる。しかも、合成樹脂部材20を、摺動抵抗の低減やがたどりに寄与する所定距離L1の上述の領域に重点的に配置して、摺動抵抗を小さくすることを少量の合成樹脂部材20により効果的に達成できる。
【0030】
図6を参照して、外軸部13の主体部24は、組立等のために、締め付け部材25の少なくとも一部を仮保持可能な仮保持部35を有する。この仮保持部35は、外軸部13の縮径可能部23に近接して設けられ嵌合部30よりも大径の大径部からなる。
仮保持部35は、スリット21の切り込み端21aに隣接し、スリット21のない剛性の高い主体部24に設けられる。仮保持部35にある外周22の部分は、第2の大径部29の外径と等しいかまたは若干量大きくされている。仮保持部35にある外周22の部分は、開口端18からは遠い側にある締め付け部材25の一方の端縁25eを締め付け状態で仮保持し、仮保持された締め付け部材25は第2の溝27に被さり、締め付け部材25の他方の端縁25fが第2の大径部29にある外周22の部分に締め付け状態で乗り上げて受けられている。
【0031】
主体部24に仮保持部35を設けることにより、例えば、中間軸2を車両に組み付ける時に、締め付け状態の締め付け部材25の少なくとも一部を仮保持部35に仮保持することができる。仮保持部35は高剛性なので、仮保持状態の締め付け部材25の締め付け力を受け止めて、この締め付け力が縮径可能部23にかかることを抑制できる。その結果、仮保持状態でのスプライン嵌合の摺動抵抗を低減でき、例えば、手動操作で中間軸2を伸縮でき、中間軸2を組み付け易くできる。
【0032】
図1を参照して、例えば、中間軸2を車体に組み付ける際には、中間軸2の第1の自在継手7をステアリングシャフト4の端部4bに連結して位置規制した状態で、中間軸2の第2の自在継手8を舵取り機構5の回転軸9に連結するために、中間軸2を伸縮させている。この伸縮の前に、図6に示すように締め付け部材25を仮保持部35に仮保持しておくことにより、中間軸2を容易に伸縮できて、第2の自在継手8と回転軸9とを容易に連結できる。連結後に締め付け部材25を仮保持部35から嵌合部30に移動させ装着する。
【0033】
締め付け部材25の一部である端縁25fが第2の大径部29に乗り上げた状態で締め付け部材25の残りの一部である端縁25eが仮保持部35に仮保持される場合には、仮保持部35から嵌合部30への締め付け部材25の移動時に締め付け部材25が第2の溝27の縁部と引っ掛かる虞がない。例えば、締め付け部材25を僅かに拡径させるだけで、軽くスライドさせることができる。
次に、上述の実施形態の変形例を説明する。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については説明を省略して同じ符号を付しておく。
【0034】
図7に示すように、外軸部13に代えて外軸部36を用いてもよい。外軸部36は、筒状部材からなる合成樹脂部材37と、この合成樹脂部材37を一体回転可能に支持する金属部材38とを有する。金属部材38は、内周の開口端18寄りの部分に同心の保持孔38aを有し、この保持孔38a内に合成樹脂部材37を嵌合状態で保持する。また、合成樹脂部材37は、内周37aに雌スプライン16を形成され、円筒面形状の外周37bを有し、軸方向Sについて所定長さで形成される。この所定長さは、開口端18から締め付け部材25の一方の端縁25eの位置までの長さに等しく設定される。合成樹脂部材37は、外軸部36の内周17の一部分のみを、また、雌スプライン16の一部分のみを形成して、安価にできる。
【0035】
また、合成樹脂部材20,37に代えて、雄スプライン15の歯面15aの一部を形成する合成樹脂部材(図示せず)を設けることも考えられる。また、この雄スプライン15を形成する合成樹脂部材と、合成樹脂部材20,37とを併用することも考えられる。雄スプライン15を形成する合成樹脂部材は、合成樹脂部材20と同様に、異音抑制、摺動抵抗低減等の効果を同様に発揮する。
また、両スプライン15,16の歯面15a,16a全体を、上述の上記合成樹脂部材のみによりまたは金属部材のみにより形成することも考えられる。金属部材のみの場合には、金属部材同士の摩耗に追従して、より長期間にわたるがたつきの防止と、摺動抵抗の低減とを達成できる。
【0036】
薄肉部33を、外軸部13の内周17に形成した溝(図示せず)と外軸部13の外周22との間に形成してもよいし、外軸部13の内周17に形成した溝と第2の溝26との間に形成してもよい。
仮保持部35は、締め付け部材25の内周の全体をこれに当接して仮保持し、締め付け部材25が第2の溝27に被さらないようにしてもよい。また、仮保持部35は、縮径可能部23に隣接するものの他、縮径可能部23との間に若干の距離を開けるものも考えられ、縮径可能部23に近接して設けるのがよい。
【0037】
図示しないが、嵌合部30に装着された締め付け部材25と第2の溝27との少なくとも一部同士が径方向からみたときに互いに重なるように配置することや、外軸部13の外周22を軸方向Sについて一定の外径に形成することや、仮保持部35を省略することや、締め付け部材25をその円弧端25a,25b同士が互いに嵌まりあわないようなC字形形状に形成することも考えられる。
また、上述したように本発明の伸縮自在シャフトを、ステアリングシャフト4に適用し、このステアリングシャフト4を中間軸30と同様の構成にしてもよい。その場合、外軸部としてのアッパシャフト11の端部は、外軸部13の端部と同様に形成され、また、内軸部としてのロアシャフト12の端部は、内軸部14の端部と同様に形成されることになる。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の伸縮自在シャフトとしての中間軸を含む車両用操舵装置の概略構成の側面図である。
【図2】図1に示す中間軸の主要部の分解斜視図である。
【図3】図2に示す中間軸の主要部の横断面図であり、図4に示す IIIA− IIIA断面を図3Aに示し、図3Aに示す IIIB部の拡大図を図3Bに示す。
【図4】図2に示す中間軸の主要部の縦断面図であり、図3Aに示すIV−IV断面を示す。
【図5】図2に示す中間軸の主要部の動作を説明するための模式図であり、締め付け部材の装着前の状態を図5Aと図5Dに、締め付け部材の装着直後の状態を図5Bと図5Eに、経年変化の生じた状態を図5Cと図5Fに示し、図5A、図5Bおよび図5Cは図3Bに相当する部分を示し、図5D、図5Eおよび図5Fは図4の上半分に図示された部分に相当する部分を示す。
【図6】図2に示す中間軸の主要部の拡大断面図であり、締め付け部材を仮保持する状態を示す。
【図7】本発明の一実施形態の変形例の伸縮自在シャフトとしての中間軸の主要部の断面図であり、図2の主要部に相当する部分を示す。
【符号の説明】
2 中間軸(伸縮自在シャフト)
4 ステアリングシャフト(伸縮自在シャフト)
13,36 外軸部
14 内軸部
15 雄スプライン
15b 雄スプラインの歯面
16 雌スプライン
16b 雌スプラインの歯面(一方の歯面)
18 外軸部の開口端
20 合成樹脂部材
21 スリット
22 外軸部の外周
23 縮径可能部
25 締め付け部材
27 第2の溝(薄肉部を形成する溝)
30 嵌合部
33 薄肉部
35 仮保持部
L2 スリットの所定長さ
R2 スリットの所定長さの領域
S 軸方向
T 周方向

Claims (4)

  1. 雌スプラインを軸方向に形成した筒状の外軸部に、雌スプラインに係合する雄スプラインを軸方向に形成した内軸部を挿入してなる伸縮自在シャフトにおいて、
    上記筒状の外軸部の開口端から軸方向に所定長さで延びるスリットを形成することで外軸部の開口端から上記所定長さの領域に設けられる弾性的に縮径可能な縮径可能部と、この縮径可能部の周囲を取り囲んでこれを弾性的に締め付ける締め付け部材とを備え、
    上記縮径可能部は、締め付け部材の締め付けによって撓み易くするための薄肉部を部分的に含むことを特徴とする伸縮自在シャフト。
  2. 請求項1に記載の伸縮自在シャフトにおいて、上記薄肉部は周方向に延びる溝により形成され、締め付け部材は溝よりも開口端側に配置されることを特徴とする伸縮自在シャフト。
  3. 請求項1または2に記載の伸縮自在シャフトにおいて、上記雄スプラインおよび雌スプラインの少なくとも一方の歯面の少なくとも一部は、合成樹脂部材により被覆形成されることを特徴とする伸縮自在シャフト。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の伸縮自在シャフトにおいて、上記縮径可能部は、締め付け部材が嵌合する嵌合部を有し、外軸部の外周に上記嵌合部よりも大径であって締め付け部材を仮保持可能な仮保持部が、外軸部に設けられることを特徴とする伸縮自在シャフト。
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