JP2005041588A - 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理方法 - Google Patents

画像形成装置、シート処理装置およびシート処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】挿入するシートが重送した場合でも、システム全体を停止させずにリカバリー動作が可能で、信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】プリンタ部のカセットから給紙されたシート上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成されたシートを排出するスタックトレイと、プリンタ部から出力される一束の出力物における複数の任意の位置にシートを挿入する挿入手段と、挿入されるシートの重送を検知する重送検知手段と、シートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入されるようにリカバリー動作を実行する制御手段とを有する。
【選択図】 図21

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成部で画像形成されたシートの出力物に、挿入手段を用いて特定のシートを挿入してシート束を形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機などの画像形成装置では、表紙モード、合紙モードなどのモードが設けられ、シート束の先頭頁、最終頁または途中頁に、画像形成装置に設けられたカセット又は手差しトレイからシートを挿入することが可能なように制御されている。
【0003】
画像形成装置に設けられたカセット又は手差しトレイから挿入されたシートを挿入する方法では、挿入されたシートは画像が形成されるシートと同じ搬送路を搬送されて排紙される。その搬送路の途中には、定着部が配置されており、挿入されたシートは定着部を通過することになる。
【0004】
特に、カラー画像形成装置の場合、挿入されたシートが定着部を通過する際に熱圧を受けて出力画像の品位が損なわれることがある。さらに、挿入されるシートがカラー画像形成装置で出力されたシートの場合、出力シートに付着したオイルなどで給紙機構の搬送が低下して、シートの搬送に対する信頼性を著しく低下させることもある。
【0005】
そこで、挿入するシートを供給するシートフィーダを後処理装置に設け、このシートフィーダから挿入すべきシートを供給する装置が出現している(例えば、特許文献1〜3を参照。)。これらの装置では、所望のタイミングでシートフィーダからシートを挿入し、後処理装置内の処理トレイに搬送して積載する。さらに、後処理装置に接続された画像形成装置本体から出力されたシートも後処理装置内に搬送し、処理トレイに搬送して積載する。
【0006】
以上のように、画像形成部で画像形成されたシートの出力物に、特定の挿入手段を用いてシートを挿入しシート束を形成する様々な装置が知られている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭60−180894号公報
【特許文献2】
特開昭60−191932号公報
【特許文献3】
特開昭60−204564号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
挿入するシートは、シートの種類が多様であったり画像形成されたシートであったりして分離・搬送する動作を行う際に、安定性の点で通常のシートとは違いが生じる。挿入するシートは、シートフィーダで1枚ずつ分離され給紙されるはずが、2枚同時に給紙されてしまう、“重送現象”が発生する場合が多くある。挿入されるシートがシート束の複数箇所に挿入される場合には挿入するシートの順番が狂ってしまい、それ以降作成されるシート束が不完全なものになってしまうという問題である。
【0009】
そこで、本発明は、挿入するシートが重送した場合でも、システムを停止させずに、信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シートを収納するシート収納手段と、前記シート収納手段に収納されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシート上に、画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で画像形成されたシートを排出する排出手段と、前記排出手段に出力される一束の出力物における複数の任意の位置に、シートを挿入する挿入手段と、前記挿入手段により挿入されるシートの重送を検知する重送検知手段と、前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入されるように前記挿入手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】
さらに、前記挿入手段により挿入されたシートを退避する退避手段を有し、前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、重送しているシートを前記退避手段に退避させるとともに、前記重送検知手段で検知された直前のシートと同じシートが退避されるまで前記挿入手段により挿入される後続のシートを前記退避手段に退避させることを特徴とする。
【0012】
さらに、前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、前記シート収納手段からシートを搬送する動作を中断することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、画像形成装置に接続可能なシート処理装置において、前記画像形成装置から出力される一束の出力物における複数の任意の位置に、シートを挿入する挿入手段と、前記挿入手段により挿入されるシートの重送を検知する重送検知手段とを有し、前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入される所定の処理を実行することを特徴とする。
【0014】
さらに、前記挿入手段により挿入されたシートを退避する退避手段を有し、前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、重送しているシートを前記退避手段に退避させるとともに、前記重送検知手段で検知された直前のシートと同じシートが退避されるまで前記挿入手段により挿入される後続のシートを前記退避手段に退避させることを特徴とする。
【0015】
さらに、前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、前記画像形成装置の動作を中断させることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、画像形成装置に接続可能なシート処理装置のシート処理方法において、前記画像形成装置から出力される一束の出力物における複数の任意の位置に、シートを挿入する挿入ステップと、前記挿入ステップにより挿入されるシートの重送を検知する重送検知ステップと、前記重送検知ステップでシートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入される所定の処理を実行する処理ステップを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態について図面を用いて説明する。図1は、複写装置1000の構成を示す断面図である。複写装置1000は、イメージリーダ部200、プリンタ部300、原稿給送部100、折り処理部400、フィニッシャ500を有する。
【0018】
原稿給送部100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚づつ左方向へ給紙する。給紙された原稿は、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から右へ搬送されて、外部の排紙トレイ112に排紙される。このとき、スキャナユニット104は所定の読み取り位置に保持されている。原稿は、所定の読み取り位置に保持されたスキャナユニット104によって読み取られる。この読み取り方法は、原稿流し読みと呼ばれている。
【0019】
この他の読み取り方法として、原稿が原稿給送部100によりプラテンガラス102上に搬送され、所定の位置に停止された状態で、スキャナユニット104を左から右へ走査させることによって読み取りを行うことも可能である。この読み取り方法は、原稿固定読みと呼ばれている。
【0020】
原稿がプラテンガラス102上を左から右に通過するとき、原稿がスキャナユニット104のランプ103に照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107およびレンズ108を介してイメージセンサ109に導かれる。
【0021】
イメージセンサ109で読み取られた原稿の画像データは、所定の画像処理が施されてビデオ信号に変換される。そして、そのビデオ信号は、プリンタ部300の露光制御部110に送られる。
【0022】
プリンタ部300の露光制御部110は、ビデオ信号に基づいてレーザ光を変調して出力する。出力されたレーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視化される。
【0023】
一方、シートは、カセット114、115、手差し給紙部125、両面搬送パス124のいずれかからレジストローラ126まで搬送される。そして、シートの先端がレジストローラ126まで達したところで、レジストローラ126を所定のタイミングで駆動する。所定のタイミングは、レーザ光の照射開始と同期したタイミングである。さらに、シートは感光ドラム111と転写部116との間に搬送されて、感光ドラム上111に形成された現像剤像が転写部116によりシートに転写される。
【0024】
現像剤像が転写されたシートは搬送ベルトを介して定着部117に搬送され、定着部117で定着処理が行われる。定着部117を通過したシートは、フラッパ121により一旦反転パス122に導かれ、そのシートの後端がフラッパ121を通過した後に、シートはスイッチバックして排出ローラ118に搬送される。そして、シートは排出ローラ118によりプリンタ部300から排出される。これによって、シートは現像剤像が転写された面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出されることになる。このようにシートが排紙されることは反転排紙と呼ばれている。
【0025】
フェイスダウンでシートをプリンタ部300から排出することにより、先頭頁から画像形成処理が行われる場合、例えば、原稿給送部100で読み取った画像を形成する場合や、コンピュータからの画像データにより画像を形成する場合、プリンタ部300から排出されたシートの順序を正しい頁順(原稿と同じ頁順)にすることができる。
【0026】
手差給紙部125から給送されるOHPシートなどの硬いシートに対して画像形成処理を行うときは、その硬いシートは反転パス122に導かれることなく、現像剤像が転写された面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118によりプリンタ部300から排出される。
【0027】
さらに、シートの両面に画像形成を行う場合は、定着部117を通過したシートは、排出ローラ118に搬送され、そのシートの後端がフラッパ121を通過した後にスイッチバックしてフラッパ121により両面搬送パス124に導かれる。
【0028】
プリンタ部300から排出されたシートは、折り処理部400に送られる。折り処理部400は、シートをZ形に折りたたむ折り処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイズのような大きいサイズのシートに対して折り処理が設定されている場合は、プリンタ部300から排出されたシートに対して折り処理部400で折り処理が行われる。一方、折り処理が設定されていない場合は、プリンタ300から排出されたシートに対して折り処理が行われずに、シートがフィニッシャ500に送られる。
【0029】
フィニッシャ500の上部には、インサータ900が設けられている。インサータ900は、プリンタ部300のカセット114,115から給紙されるシートに対して、そのシートの先頭頁、最終頁、または途中頁に別のシートを挿入するためのものである。インサータ900から給紙されるシートは、プリンタ部300のカセット114,115から給紙されるシートの先頭頁に表紙として挿入されたり、シートとシートの間となる途中頁に合紙として挿入されたりする。なお、プリンタ部300から出力される出力物の1束に対してシート間の所定の位置に複数のシートをそれぞれ挿入することが可能である。
【0030】
フィニッシャ500では、プリンタ部300で画像形成処理されたシートやインサータ900からのシートからなるシート束に対して製本処理(綴じ処理や穴あけ処理など)が行われる。
【0031】
図2は、複写装置1000を制御するコントローラの構成を示すブロック図である。CPU回路部150は、CPU151、ROM152、RAM153を有している。CPU151は、ROM152に格納されている制御プログラムおよび操作部154の設定に従って、原稿給送制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、外部I/F209、プリンタ制御部301、折り処理制御部401、フィニッシャ制御部501を制御する。RAM153は、制御データを一時的に記憶したり、制御のための演算処理の作業領域として用いたりするメモリである。操作部154は、複写装置1000でユーザが操作しやすい位置に設けられている。
【0032】
原稿給送制御部101は原稿給送部100を、イメージリーダ制御部201はイメージリーダ部200を、プリンタ制御部301はプリンタ部300を、折り処理制御部401は折り処理部400を、フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500をそれぞれ制御する。イメージリーダ制御部201は、イメージセンサ109で読み取られたアナログ画像信号を画像信号制御部202に出力する。画像信号制御部202は、アナログ画像信号をデジタル信号に変換して画像処理を行い、さらにそのデジタル信号をビデオ信号に変換してからプリンタ制御部301に出力する。プリンタ制御部301は、入力されたビデオ信号を露光制御部110に出力する。
【0033】
操作部154は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部などを有している。ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号がCPU回路部150に出力されるとともに、CPU回路部150からの信号に対応する情報が表示部に表示される。外部I/F209は、複写装置1000と外部のコンピュータ210とのインターフェイスである。外部I/F209は、コンピュータ210からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データに変換して画像信号制御部202に出力する。
【0034】
折り処理制御部401は折り処理部400に搭載され、CPU回路部150と通信を行うことによって折り処理部400の制御を行う。同様に、フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500に搭載され、CPU回路部150と通信を行うことによってフィニッシャ500の制御を行う。
【0035】
次に、折り処理部400およびフィニッシャ500の構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、図1の折り処理部400およびフィニッシャ500の構成を示す断面図である。
【0036】
折り処理部400は、プリンタ部300から排出されたシートをフィニッシャ500に導くための搬送パス402を有する。搬送パス402には、搬送ローラ対403、404が設けられている。また、搬送パス402の近傍に設けられたフラッパ410は、搬送ローラ対403により搬送されたシートを折りパス420またはフィニッシャ500へ搬送することを切り替える。
【0037】
折り処理を行う場合は、シートが折りパス420に搬送されるようにフラッパ410を切り替える。折りパス420に導かれたシートは、折りローラ421まで搬送され、Z形に折りたたまれる。一方、折り処理を行わない場合は、シートがフィニッシャ500に搬送されるようにフラッパ410を切り替える。シートはプリンタ部300から搬送パス402を介してフィニッシャ500に直接搬送される。
【0038】
フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送された複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、シート束の後端をステイプルするステイプル処理、シートの後端付近に孔あけをするパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理などのシートの後処理を行う。
【0039】
フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたシートを装置内部に導くための入口ローラ対502を有する。入口ローラ対502の下流には、シートをフィニッシャパス552、または第1製本パス553に導くためのフラッパ551が設けられている。
【0040】
フィニッシャパス552に導かれたシートは、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に搬送される。搬送ローラ対503とバッファローラ505は正逆転可能なように構成されている。
【0041】
入口ローラ対502と搬送ローラ対503の間には、入口センサ531が設けられている。また、入口センサ531の上流近傍において、第2製本パス554がフィニッシャパス552から分岐している。以下、この分岐点を分岐Aと呼ぶ。分岐Aは、入口ローラ対502から搬送ローラ対503にシートを搬送する際には、搬送ローラ対503が設けられている搬送パスのみに搬送するように構成されている。また、搬送ローラ対503が逆方向に回転してシートを搬送ローラ対503側から入口センサ531側に搬送する際には、第2製本パス554のみに搬送するように構成されている。つまり、分岐Aはワンウェイ機構を有する分岐である。
【0042】
搬送ローラ対503とバッファローラ505間には、パンチユニット550が設けられている。パンチユニット550は必要に応じて動作させ、搬送ローラ対503を介して搬送されたシートの後端付近に穴あけ(穿孔)処理を行う。
【0043】
バッファローラ505は、搬送ローラ対503を介して搬送されたシートを所定枚数巻き付けることが可能なローラである。シートは、バッファローラ505の外周に設けられている押下コロ512、513、514により巻き付けられる。バッファローラ505に巻き付けられたシートは、バッファローラ505が回転する方向に搬送される。
【0044】
押下コロ513と押下コロ514間には、フラッパ510が設けられており、押下コロ514の下流にはフラッパ511が設けられている。フラッパ510は、バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してノンソートパス521に導くか、またはソートパス522に導くかを切り替えるためのものである。
【0045】
フラッパ511は、バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してソートパス522に導くか、またはバッファローラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス523に導くかを切り替えるためのものである。
【0046】
フラッパ510によりノンソートパス521に導かれたシートは、排出ローラ対509を介してサンプルトレイ701上に排紙される。ノンソートパス521の途中には、ジャムなどを検出するための排紙センサ533が設けられている。
【0047】
一方、フラッパ510によりソートパス522に導かれたシートは、搬送ローラ506、507を介して中間トレイ(以下、処理トレイという)630上に積載される。処理トレイ630上に束状に積載されたシートは、操作部154からの設定に応じて整合処理、ステイプル処理などが行われ、その後に、排出ローラ680a、680bによりスタックトレイ700上に排出される。ステイプル処理は、ステイプラ601により行われる。なお、スタックトレイ700は、上下方向に自走可能なように構成されている。
【0048】
第1製本パス553、または第2製本パス554からのシートは、搬送ローラ対813を介して収納ガイド820に収納される。このとき、シートの先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。搬送ローラ対813の上流側には、製本入口センサ817が設けられており、シートが通過することを検出するためのセンサである。また、収納ガイド820の途中には2対のステイプラ818が設けられており、ステイプラ818はそれに対向する位置にあるアンビル819と協働して、シート束の中央を綴じるように構成されている。
【0049】
ステイプラ818の下流側には折りローラ対826が設けられており、折りローラ対826と対向する位置には突出し部材825が設けられている。突出し部材825を収納ガイド820に収納されたシート束に向けて突出すことにより、シート束は折りローラ対826間に押し出され、折りローラ対826によって折りたたまれる。排紙ローラ827を介してサドル排出トレイ832に排出される。排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830が配置されている。
【0050】
また、ステイプラ818で綴じられたシート束を折る場合は、ステイプル処理終了後に、シート束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置になるように、位置決め部材823を制御する。ここで、ステイプル処理時の位置から所定距離だけ下降させることにより、ステイプル処理を行った位置を中心にしてシート束をきれいに折りたたむことができる。
【0051】
フィニッシャ500の上部に設けられているインサータ900は、トレイ901に積載されたシートをプリンタ部300に搬送することなく、サンプルトレイ701、スタックトレイ700、サドルトレイ832のいずれかに排紙させるための給紙機構である。トレイ901にシートを積載するときは、ユーザにフェイスアップの状態になるように挿入用のシートをセットさせる。トレイ901に積載されたシート束は、1枚づつ順次分離され、フィニッシャパス552、または製本パス553に搬送される。
【0052】
トレイ901に積載されたシート束は、給紙ローラ902により、搬送ローラ903および分離ベルト904で構成される分離部に搬送される。分離部では、トレイ901に積載されたシート束の最上部の記録紙から1枚づつ分離される。そして、分離されたシートは分離部に近接する引き抜きローラ対905により搬送パス908へ搬送され、搬送ローラ対906を介して入口ローラ502へ搬送される。
【0053】
インサータ900からのシートを搬送するための搬送パス908は、入口ローラ対502の上流側近傍で、プリンタ部300からのシートを搬送するための搬送パス402と合流するようになっている。給紙ローラ902と搬送ローラ903の間には、シートがセットされたか否かを検知するための用紙セットセンサ910が設けられている。また、引き抜きローラ対905の近傍には、引き抜きローラ対905によりシートが搬送されたか否かを検知する給紙センサ907が設けられている。さらに、搬送パス908の途中には、重送検知センサ950が設けられている。重送検知センサ950は、トレイ901から搬送されてきたシートが2枚以上の重なり合った状態(重送状態)であるか否かを検出するためのセンサである。
【0054】
シートの重送状態の検出する重送検出処理は、重送検知センサ950を用いてシートの厚みを求め、その求められたシートの厚みを基準値と比較して重送状態であるか否かを判別するものである。
【0055】
ここでは、重送検知センサ950を基にシートの厚みを求めて重送を検出できる構成を採用したが、他の重送検知方法でもよい。
【0056】
次に、フィニッシャ500を駆動制御するためのフィニッシャ制御部501の構成について図4を参照しながら説明する。図4は、図2のフィニッシャ制御部501の構成を示すブロック図である。
【0057】
フィニッシャ制御部501は、図4に示すように、CPU511、ROM512、RAM513などで構成されるCPU回路部510を有する。CPU回路部510は、通信IC514を介して複写装置1000の本体側に設けられたCPU回路部150と通信してデータ交換を行い、CPU回路部150からの指示に基づいてROM512に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。
【0058】
フィニッシャ500の駆動制御を行う際は、CPU回路部510に各種センサからの検出信号が入力される。各種センサには、入口センサ531、製本入口センサ817、製本排紙センサ830、給紙センサ907、用紙セットセンサ910、重送検知センサ950などがある。用紙セットセンサ910は、インサータ900のトレイ901上にシートがセットされているか否かを検知するためのセンサである。重送検知センサ950は、トレイ901から搬送されてきたシートが2枚以上重なり合った状態(重送状態)で搬送されているか否かを検出するためのセンサである。
【0059】
CPU回路部510には、ドライバ520が接続されている。そのドライバ520はCPU回路部510からの信号に基づいて、各種のモータ、ソレノイド及びクラッチCL1、CL10を駆動させている。
【0060】
各種のモータとしては、入口ローラ対502、搬送ローラ対503、搬送ローラ対906の駆動源である入口モータM1、バッファローラ505の駆動源であるバッファモータM2、搬送ローラ対506、排出ローラ対507、排出ローラ対509の駆動源である排紙モータM3、排出ローラ680a,680bを駆動する束排出モータM4、搬送ローラ対813の駆動源である搬送モータM10、シート位置決め部材823の駆動源である位置決めモータM11、突出し部材825、折りローラ対826、排紙ローラ対827の駆動源である折りモータM12、インサータ900の給紙ローラ902、搬送ローラ903、分離ベルト904、引き抜きローラ対905の駆動源である給紙モータM20がある。
【0061】
入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3はステッピングモータからなり、励磁パルスレートを制御することによって各モータで駆動するローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転させたりすることができる。さらに、入口モータM1、バッファモータM2はドライバ520により正逆のそれぞれの回転方向に駆動可能である。
【0062】
搬送モータM10、位置決めモータM11はステッピングモータからなり、折りモータM12はDCモータからなる。なお、搬送モータM10は、入口モータM1と速度同期してシート搬送が可能なように構成されている。給紙モータM20は、ステッピングモータからなり、入口モータM1と速度同期してシート搬送が可能なように構成されている。
【0063】
ソレノイドには、切替フラッパ510の切り替えを行うソレノイドSL1、切替フラッパ511の切り替えを行うソレノイドSL2、切替フラッパ551の切り替えを行うソレノイドSL10、インサータ900の給紙シャッタ(不図示)を駆動するソレノイドSL20、インサータ900の給紙ローラ902を昇降駆動させるソレノイドSL21がある。
【0064】
クラッチには、折りモータM12の駆動を突出し部材825に伝達するためのクラッチCL1、給紙モータM20の駆動を給紙ローラ902に伝達するためのクラッチCL10がある。
【0065】
次に、図5を参照して、複写装置1000の動作モードを設定する方法に関して説明する。図5(a)、図5(b)および図(c)は、複写装置1000の操作部154の表示パネルに表示される画面を示したものである。表示される画面はタッチパネルであり、実行させたい機能を選択することにより設定することができる。
【0066】
複写装置1000は、ノンソートモード、ソートモード、ステイプルソートモード(綴じモード)、製本モードなどの動作モードを有する。さらに、表紙や最終紙あるいは途中にシートを挿入することが可能である表紙モードや合紙モードを有する。このような動作モードは、ユーザにより操作部154で選択され、設定される。
【0067】
図5(a)は、ノンソートモード、ソートモード、ステイプルソートモード(綴じモード)、製本モードなどの動作モードを選択することができる画面である。図5(b)は、表紙モード、合紙モードにおいて、挿入シートをインサータ900から給紙するか、手差し給紙部125から給紙するかを選択して設定する画面である。さらに、図5(c)は、表紙モード、合紙モードにおいて、挿入シートを何枚目に挿入するかを設定する画面である。挿入シートを表紙のみに給紙する場合は「1」のみ選択し、挿入したいシートが複数あるときは挿入したい複数の箇所を選択して設定することができる。例えば、3枚目と6枚目にシートを挿入したい場合は、「3」と「6」を選択し、設定する。
【0068】
次に、インサータ900およびプリンタ300からフィニッシャ500内の処理トレイ630へのシートの搬送の流れについて、図6から図11を参照しながら説明する。図6から図11は、図1の複写装置1000のインサータ900およびプリンタ部300からシートが搬送され、インサータ900からのシートとプリンタ部300からのシートがフィニッシャ500の処理トレイに収納される際のシートの流れを説明するための図である。
【0069】
シートCを表紙としてプリンタ部300から搬送されるシートに対して挿入する場合は、図6(b)に示すように、シートCの束がインサータ900のトレイ901にセットされる。このとき、シートCの束は、図6(a)に示すように、画像が形成されている面(おもて面)が上向きで綴じ位置が操作者から見て左になるようにセットされ、図に示す矢印の方向へ給紙される。シートCの束のセット状態は、原稿給送部100における原稿のセット状態と同じであり、シートCの束のセットを行うときの操作性を向上させることができる。
【0070】
シートCの束がトレイ901にセットされ、操作部154でスタートキー(不図示)が押下されると、図7に示すように、インサータ900のトレイ901にセットされているシートCの束の最上部にあるシートC1が、搬送ローラ903および分離ベルト904により分離され、搬送パス908に搬送される。このとき、フラッパ551はシートがフィニッシャパス552に搬送されるように切り替えられている。よって、シートC1は、搬送パス908から入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552へ導かれることになる。さらに、シートC1の先端が入口センサ531により検知されると、プリンタ部300から画像が形成されたシート(図8に示すシートP1)の給送が開始される。
【0071】
そして、図8に示すように、プリンタ部300から搬送されたシートP1がフィニッシャ500に導かれるとともに、シートC1はバッファローラ505を介してソートパス522に導かれる。このとき、フラッパ510、511は、シートがソートパス522に搬送されるように切り替えられている。
【0072】
ソートパス522に導かれたシートC1は、図9に示すように、処理トレイ630に搬送される。このとき、プリンタ部300から搬送されるシートP1は、フィニッシャパス522に導かれている。シートP1は、図10に示すように、シートC1と同様に、バッファローラ505を介してソートパス522に導かれ、処理トレイ630に搬送される。さらに、シートP1に続くシートP2がフィニッシャパス552内に導かれ、バッファローラ505を介して処理トレイ630に搬送される。そして、図11に示すように、シートP1、P2はすでに処理トレイ630に収納されているシートC1に積み重ねられる。
【0073】
ここで、プリンタ部300から搬送されるシートP1、P2は、鏡像処理が施された画像が形成され、反転排紙により排紙されているので、シートC1と同様に画像が形成された面(おもて面)を下向きにしてかつその綴じ位置をステイプラ601側に向けて処理トレイ630に収納される。また、図11には示していないが、2部目を作成する場合は、現在の束を構成するシートP1、P2などのプリンタ部300から搬送されるシートが搬送されている間に、インサータ900から給紙されるシート(挿入紙)を搬送パス908に搬送して、搬送ローラ対906の手前で待機させるように構成されている。この構成により、生産性を向上させることができる。
【0074】
次に、製本モード(パンフレットモード)時の製本処理について図12を参照しながら説明する。図12は、図1の複写装置1000における製本モード時の製本処理を説明するための図である。製本処理は、操作部154の表示パネルで製本モードを選択することにより実行される。操作部154で製本モードが選択されると、原稿給送部100にセットされた原稿は、その先頭頁から順に読み取られ、読み取られた原稿の画像を順にハードディスク206に記憶するとともに、読み取られた原稿の枚数をカウントする。原稿の読み取り処理が終了すると、読み取られた原稿画像を次の式(1)により分類し、画像形成順序や画像形成位置を決定する。
M=n×4−k ・・・(1)
(Mは原稿枚数を示し、nは1以上の整数でシート枚数を示す。さらに、kは0、1、2、3のうちのいずれかの値とする)。
【0075】
読み取り原稿枚数が8枚の場合を例にして、製本モード時における画像形成処理を説明すると、図12(a)に示すように、ハードディスク206には8頁分の原稿画像データ(R1からR8)を読み取った順番で記憶されている。
【0076】
そして、画像データ(R1からR8)に対して、式(1)に基づいて画像形成順や画像形成位置が決定される。これにより、図12(b)に示すように、1頁目のシートP1の第1面(表面)には、その左半分にR4画像、右半分にR5画像が形成される。そして、シートP1は両面搬送パス124に導かれ、再び、転写部116に搬送される。転写部116に搬送されたシートP1の第2面(裏面)の左半分にR6画像、右半分にR3画像が形成される。
【0077】
両面に画像が形成されたシートP1は、そのままの状態でプリンタ部300から排出され、フィニッシャ500の第1製本パス553に搬送される。シートP1は、図12(c)に示すように、R6画像およびR3画像が形成されている第2面(裏面)を上向きにかつR6画像を先頭にして図に示す矢印の方向に搬送される。
【0078】
同様にして、2頁目のシートP2には、第1面(表面)に対して、その左半分にR2画像、右半分にR7画像が形成される。そして、シートP2は両面搬送パス124に導かれ、再び、転写部116に搬送される。転写部116に搬送されたシートP2の第2面(裏面)の左半分にR8画像、右半分にR1画像が形成される。
【0079】
両面に画像形成されたシートP2は、そのままの状態でプリンタ部300から排出され、フィニッシャ500の第1製本パス553に送られる。シートP2は、図12(c)に示すように、R8画像およびR1画像が形成されている第2面(裏面)を上向きにかつR8画像を先頭にして図に示す矢印の方向に搬送される。
【0080】
シートP1、P2は、フィニッシャ500の第1製本パス553を介して収納ガイド820に導かれて収納される。収納ガイド820は、図12(d)に示すように、シートP1が突出し部材825側に、シートP2が折りローラ対826側になるように収納され、シートP1、P2の第1面(おもて面)が突出し部材825側に向けられて収納されるように構成されている。このとき、シートP1、P2の収納ガイド820での位置決めは、位置決め部材823により行われる。
【0081】
さらに、製本モード時の製本処理において、インサータ900およびプリンタ部300からのシートがフィニッシャ500の収納ガイド820へ搬送されるシートの搬送の流れについて、図13から図20を参照しながら説明する。図13から図19は、図1の複写装置1000のインサータ900およびプリンタ部300からシートが搬送され、インサータ900からのシートとプリンタ部300からのシートがフィニッシャ500の収納ガイド820へ一旦収納され、サドルトレイ832に収納される際のシートの流れを説明するための図である。図20は、図3のフィニッシャ500の折り処理および綴じ処理により製本化された出力物の例を示す図である。
【0082】
シートC1を表紙としてプリンタ部300から搬送されるシートに対して挿入して製本化する場合は、図13(b)に示すように、シートC1を含む束がインサータ900のトレイ901にセットされる。このとき、シートC1を含む束は、図13(a)に示すように、画像Rおよび画像Fが形成されている面(おもて面)を上向きにしてトレイ901にセットされ、画像Fを先頭にして給送される。シートC1を含む束のセット状態は、原稿給送部100における原稿のセット状態と同じであり、シートC1を含む束のセットを行うときの操作性を向上させることができる。
【0083】
シート束C1がトレイ901にセットされ、操作部154のスタートキー(不図示)が押下されると、図14に示すように、インサータ900のトレイ901にセットされているシートC1を含む束の最上部にあるシートC1が、搬送ローラ903および分離ベルト904により分離され、搬送パス908に搬送される。このとき、フラッパ551はシートがフィニッシャパス552に搬送されるように切り替えられている。よって、シートC1は、搬送パス908から入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552に導かれることになる。さらに、シートC1の先端が入口センサ531により検知されると、プリンタ部300から画像が形成されたシート(図15に示すシートP)の給送が開始される。
【0084】
そして、図15に示すように、プリンタ部300から搬送されたシートPがフィニッシャ500に導かれるとともに、シートC1はバッファローラ505を介してノンソートパス521に導かれる。このとき、フラッパ510はノンソートパス521に搬送されるように切り替えられている。
【0085】
さらに、シートC1がノンソートパス521に導かれ、そのシートC1の後端が入口センサ531を通過するまで搬送されると、図15に示すように、シートC1は一旦停止される。このとき、プリンタ部300から搬送されるシートPは、フィニッシャ500に導かれる。そして、シートC1が停止された状態のうちに、シートP1は、図16に示すように、フラッパ551により第1製本パス553に導かれて収納ガイド820に搬送され、シートP1に続くシートP2が同様に第1製本パス553に導かれる。このとき、シートC1に続く用紙C2は、搬送ローラ903および分離ベルト904により分離され、搬送ローラ対906の手前まで搬送されて、所定枚数のシートが収納ガイド820に収納されるまで待機される。
【0086】
所定枚数のシートPが収納ガイド820に搬送されると、図17に示すように、シートC1が反転して搬送され、分岐Aおよび第2製本パス554を経由して収納ガイド820に搬送される。このとき、シートC1は、図18に示すように、画像R側を先頭にして搬送され、そして既に収納ガイド820に収納されているシートPの束に重ね合わされて収納される。シートC1が収納ガイド820に収納されると、すでに搬送ローラ対906の手前まで搬送されているシートC1に続くシートC2の給送が開始される。ここで、例えば、シートC2が所定のサイズと異なるサイズであるような不適切な用紙であるときには、図19に示すように、図16に示す状態で一旦停止させることなく、サンプルトレイ701に排出される。
【0087】
収納ガイド820においてシートC1がシートPの束に重ね合わされて収納された後は、シートC1とシートPの束からなるシート束に対して突出し部材825が突出され、このシート束が折りローラ対826に向けて押し出される。そして、このシート束が折りローラ対826によりシート束の中央部(画像面の画像境界部分)で折りたたまれてサドル排出トレイ832に排出される。
【0088】
このようにして折りたたまれて排紙される状態は、図20(b)に示すように、シートC1の画像Fが表紙頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各シートPの画像が頁順に配置されることになり、またシートC1、シートPにおける各画像の向きが一致される。
【0089】
このように、インサータ900からのシートC1の給紙制御、プリンタ部300からのシートPの搬送制御により、製本化された状態ではシートC1の画像Fが表紙頁に、画像Rが最終頁に配置される。また、各シートPの画像が頁順に配置されるとともに、その画像の向きがすべて一致されるので、インサータ900からの給紙されたシートPの印刷品位およびプリンタ部300から搬送されたシートの耐久性を損なわずに、プリンタ部300からの搬送されたシートとインサータ900から給紙されたシートとを合せて製本化することができる。
【0090】
なお、収納ガイド820においてシートC1がシートPの束に重ね合わされて収納された状態で、ステイプラ818によりそのシート束を中央部で綴じることもできる。
【0091】
次に、複写装置1000で合紙・表紙・裏表紙等を挿入する挿入モードのシート挿入処理について、図21のフローチャートを参照しながら説明をする。図21は、複写装置1000のシート挿入処理の制御を示すフローチャートである。
【0092】
プリンタ部300から出力される出力物の所定の位置(シート間)にインサータ900を用いてシートを挿入することによって、1束のシート束を作成する場合について詳述する。例えば、1束のシート束が6枚のシートである際に、そのうち2、3、6枚目はインサータ900から給紙されたシートで、1、4、5枚目はプリンタ部300で画像形成されて出力されたシートで構成されている。以下の説明では、このように1束が6枚のシートで構成されたシート束を例として説明する。
【0093】
インサータ900から挿入するシートを1束のシート束のうち何番目にするかは、複写装置1000の操作部154より設定可能であり、1束のシート束の所定のシート間に複数枚のシートを挿入する設定も可能である。
【0094】
また、複数のシート束を作成する場合、挿入される順序に1束分づつ重ねてインサータ900のトレイ901にセットする。上述の例で言えば、シート束の1束目の2、3、6枚目のシート、次に2束目の2、3、6枚目のシートという順序でインサータ900から給紙されるようにトレイ901にセットする。この場合、原稿は、図22のように、原稿給送装置100の原稿トレイに1,4,5枚目が積載され、挿入されるシートは、図23のように、2,3,6枚目の3枚を1組として作成するシートをシート束分だけ積み重ねられてインサータ900のトレイ901に積載される。
【0095】
以下に、図21を用いてシート挿入処理について詳述する。まず、複写装置1000の操作部154で、プリンタ部300から出力される出力物に対してインサータ900から給紙されたシートを挿入する挿入箇所(任意のシート間)を設定させる。設定終了後に、コピースタートキーがONされたかどうかを判定する(S151)。S151では、コピースタートキーがONされるまで待機する。
【0096】
コピースタートキーがONされたら、作成されるシート束ために、プリンタ部300で画像形成されるシートとインサータ900から挿入されるシートの給紙タイミングが複写装置1000のCPU回路部150によって調整される(S152)。
【0097】
複写装置1000のCPU回路部150は、作成されるシート束の1枚目のシートがインサータから挿入されるシートであるかどうかを判断する(S153)。上述の例で言えば、1枚目のシートはプリンタ部300で給紙される(S154)。S154では、プリンタ部300にあるカセット114、115から給紙されたシートは、レジストローラ126まで搬送されて斜行補正され転写部116へと搬送される。そして、処理トレイ630に排出される。処理トレイ630に排出されたシートは、最終的にはスタックトレイ700に排出される。
【0098】
S153でインサータ900からの給紙タイミングである判断されると(上記の例では2枚目のシート)、複写装置1000のCPU回路部150はフィニッシャ500のフィニッシャ制御部501に対して、インサータ900がシートの挿入処理を開始するように給紙命令を出力する。そして、インサータ900より挿入されるべきシートが給紙される(S155)。
【0099】
S155で、インサータ900より挿入されたシートが重送状態であるかを検出するために、重送検知センサ950を用いて重送検出処理が実行される。この重送検出処理では、インサータ900より挿入されたシートの厚さを測定し、その測定データをもとにしてシートが重送しているかどうかを判定する。ここでは、重送の判定は複写装置1000のCPU回路部150で行っても、フィニッシャ制御部501で行ってもどちらでもよい。
【0100】
その具体的な方法の一例を紹介する。複数のシート束の1束目を作成する時に、インサータ900から挿入されるシートの厚さを重送検知センサ950によって測定し、挿入されるシートごとに測定データをRAM153に記憶する(d1、d2・・・dn、但し1〜nはシート数)。この記憶されたシートの厚さデータが、次のシート束以降のシートの重送を検出するための基準値として使用する。つまり、挿入されるシートごとに重送検知センサ通過時にシートの厚さを測定し、その測定データ(例えば、n枚目の測定データXn)は、RAM513に記憶されているデータdnと比較される。なお、重送検知処理の方法はこれに限定されるものではなく、他の方法でもよい。
【0101】
S156の重送検出処理の結果、インサータ900から挿入されるシートが重送しているかどうかを確認する(S157)。S157で、インサータ900から挿入されるシートが重送していると判断されない場合、シートを処理トレイ630に搬送する(S158)。
【0102】
さらに、複写装置1000のCPU回路部150は、処理トレイ630に排出されるシートがシート束の最終シートであるか否かを判断する(S159)。S159で、最終シートでないと判断された場合は、処理をS152に戻す。
【0103】
それに対して、S159で、シート束の最終シートであると判断された場合は、処理トレイ630からスタックトレイ700にシート束を排紙する(S160)。なお、処理トレイ630に排紙されたシート束をスタックトレイ700に排紙する前に、ステイプラ818によりシート束に対して綴じ処理を実行することも可能である。
【0104】
S161で、設定された複数のシート束がすべて排出されたかどうかが判定される。S161でNOであれば、S152に戻り、S161でYESであれば、一連の処理を終了する。
【0105】
次に、S157でインサータ900から挿入されるシートが重送していると確認された場合の処理について説明する。この際に、プリンタ部300から出力されたシートおよびプリンタ部300から出力される前のシート(すでに給紙部から搬送されたシート)は、複写装置1000の搬送動作再開可能な位置に一時停止される。
【0106】
S157でシートが重送していると確認された場合、重送していたシートが何枚であるかを検出するための重送枚数判定処理を実行する。重送枚数判定処理について説明する。
【0107】
上述した例のように挿入されるシートがシート束の2,3,6枚目の3枚である場合に、3枚目のシートが挿入された際に重送していると検出されたと仮定する。そして、その検出されたシートの厚さX3が
d3+βd6<X3<d3+d6+βd2
を満たす場合、3枚目と6枚目に挿入される2枚のシートが重送したと判断できる。ここでは、β=0.5としている。
【0108】
一般的に言えば、インサータ900から挿入されるシートがn枚1組で構成され、m枚目のシートの重送枚数がt枚かどうかを判定する場合、
dm+d(m+1)+・・・+βd(m+t−1)<Xm<dm+d(m+1)+・・・+βd(m+t)
の条件を満たすかどうかで判定できる。
【0109】
前述したように、RAM153に記憶されたシートの厚さデータの基準値を利用することにより、重送したシートの枚数を判定できる。
【0110】
S162の重送枚数判定処理の結果、3枚目と6枚目に挿入されるシートが2枚重送したと判定された場合、重送が発生したシートは使用できないため、重送したシートを正常に排出されている処理トレイ630上に排出されないように、サンプルトレイ701へ排出される(S163)。
【0111】
さらに、インサータ900のトレイ901に置かれた挿入されるべきシートに対して、空送り処理がフィニッシャ制御部501の指示に基づいて実行される(S164)。この空送り処理は、重送検知処理で重送していると検知されたシートをサンプルトレイ701に排出するとともに、インサータ900から挿入される後続のシートを重送が検出される直前のシートと同じシートが排出されるまで排出する処理である。
【0112】
3枚目と6枚目に挿入されるシートが重送される場合、重送されたシートをサンプルトレイ701に排出される。そして、次のシート束に挿入される2枚目のシートもサンプルトレイ701に排出される。すなわち、シート束n部目のm枚目に挿入されるシートが重送される場合、(n+1)部目の(m−1)枚目に挿入されるシートまでがサンプルトレイ701に排出される。
【0113】
このような空送り処理を行うことによって、インサータ900のトレイ901に置かれた挿入されるべきシートの状態が、重送を検知する前と同様な状態に再現することができ、処理トレイ630上のシート束に対して継続動作を行うことができる。なお、この空送り処理が実行されている間、プリンタ部300の給紙カセットから給紙されるシートに対する給紙動作および画像形成動作は中断されている。
【0114】
S164で、重送されるシートおよび次のシート束への挿入に不必要なシートがサンプルトレイ701に排出されると、複写装置1000のシステムはシート束の最初に挿入されるべき3枚目のシートから挿入処理動作が再開される(S152)。
【0115】
以上のような実施の形態では、空送り処理の際に、プリンタ部300から出力されたシートおよびプリンタ部300から出力される前のシートは、複写装置1000の搬送動作再開可能な位置に一時停止された状態としていたが、以下の実施の形態を採用してもよい。
【0116】
インサータ900のトレイ901から挿入されたシートが重送状態にあると検出された場合、重送したシートとともに、すでにプリンタ部300のカセットから給紙されたシートもサンプルトレイ701に排出してもよい。画像形成動作(プリンタ部の動作)再開時には、サンプルトレイ701に排出されたシートの画像が再度画像形成される。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、挿入されるシートが重送した場合でも、自動的にリカバリー処理を行うことができ、ユーザに対して使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写装置の構成を示す断面図
【図2】複写装置を制御するコントローラの構成を示すブロック図
【図3】折り処理部およびフィニッシャの構成を示す断面図
【図4】フィニッシャ制御部の構成を示すブロック図
【図5】複写装置の操作部の表示画面
【図6】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図7】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図8】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図9】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図10】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図11】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図12】複写装置における製本モード時の製本処理を説明する図
【図13】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図14】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図15】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図16】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図17】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図18】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図19】フィニッシャ内におけるシート搬送動作を示す図
【図20】フィニッシャの折り処理および綴じ処理により製本化された出力物の例を示す図
【図21】複写装置のシート挿入処理の制御を示すフローチャート
【図22】挿入処理時に原稿給送装置に載置された原稿を示す図
【図23】挿入処理時にインサータに載置されたシートを示す図
【符号の説明】
100 原稿給送部
101 原稿給送制御部
150 CPU回路部
151 CPU
152 ROM
153 RAM
154 操作部
200 イメージリーダ部
201 イメージリーダ制御部
202 画像信号制御部
209 外部I/F
300 プリンタ部
301 プリンタ制御部
400 折り処理部
401 折り処理制御部
500 フィニッシャ
501 フィニッシャ制御部
630 処理トレイ
700 スタックトレイ
701 サンプルトレイ
900 インサータ
901 トレイ
950 重送検知センサ
1000 複写装置

Claims (7)

  1. シートを収納するシート収納手段と、
    前記シート収納手段に収納されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシート上に、画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で画像形成されたシートを排出する排出手段と、
    前記排出手段に出力される一束の出力物における複数の任意の位置に、シートを挿入する挿入手段と、
    前記挿入手段により挿入されるシートの重送を検知する重送検知手段と、
    前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入されるように前記挿入手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記挿入手段により挿入されたシートを退避する退避手段を有し、
    前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、重送しているシートを前記退避手段に退避させるとともに、前記重送検知手段で検知された直前のシートと同じシートが退避されるまで前記挿入手段により挿入される後続のシートを前記退避手段に退避させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、前記シート収納手段からシートを搬送する動作を中断することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置に接続可能なシート処理装置において、
    前記画像形成装置から出力される一束の出力物における複数の任意の位置に、シートを挿入する挿入手段と、
    前記挿入手段により挿入されるシートの重送を検知する重送検知手段とを有し、
    前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入される所定の処理を実行することを特徴とするシート処理装置。
  5. 前記挿入手段により挿入されたシートを退避する退避手段を有し、
    前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、重送しているシートを前記退避手段に退避させるとともに、前記重送検知手段で検知された直前のシートと同じシートが退避されるまで前記挿入手段により挿入される後続のシートを前記退避手段に退避させることを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。
  6. 前記重送検知手段でシートが重送していると検知した場合、前記画像形成装置の動作を中断させることを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
  7. 画像形成装置に接続可能なシート処理装置のシート処理方法において、
    前記画像形成装置から出力される一束の出力物における複数の任意の位置に、シートを挿入する挿入ステップと、
    前記挿入ステップにより挿入されるシートの重送を検知する重送検知ステップと、
    前記重送検知ステップでシートが重送していると検知した場合、1束の出力物に挿入されるべき複数のシートのそれぞれが所定の位置に挿入される所定の処理を実行する処理ステップを有することを特徴とするシート処理方法。
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