JP2005038310A

JP2005038310A - 商品購入方法およびシステム

Info

Publication number: JP2005038310A
Application number: JP2003276501A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Mimaki; 正三巻
Original assignee: NEC Infrontia Corp
Current assignee: NEC Platforms Ltd
Priority date: 2003-07-18
Filing date: 2003-07-18
Publication date: 2005-02-10

Abstract

【課題】小売店舗等における顧客に対する商品の情報提供および顧客の商品購入情報を簡単確実に収集する商品購入方法およびシステムを提供する。
【解決手段】店舗１０側および顧客２０側に備えられたＰＣ１２、１３、２１に抜き挿し可能な買物カードＳＣを媒介として、来店時および精算時に店舗１０および顧客２０間で商品情報の収集および提供を行う。これにより、顧客２０は、必要な情報を得て迅速に希望する商品の買物ができ、店舗１０では必要なマーケティング情報が収集可能である。
【選択図】図１

Description

本発明は商品購入方法およびシステムに関し、特に一般消費者である顧客を相手に営業する小売店舗等が顧客との間で情報の収集提供を行い円滑な買物支援等を行う商品購入（又は販売）方法およびシステムに関する。

一般消費者を顧客とする店舗では、店舗から顧客への商品および価格情報を定期的又は不定期で収集・提供して、できる限り多くの顧客を誘引すると共に多くのリピータ顧客を獲得し、更に顧客が快適に買物できる環境を提供することが成功のために不可欠である。

店舗から顧客への商品や価格情報は、従来もっぱら新聞等への折り込み広告、その営業圏内の家庭のポストへのチラシの配布、ポップ広告（購買時点広告、即ち消費者が商品を購入する店舗の店頭に掲示される広告）により行われている。

斯かる技術分野において、いくつかの従来技術が提案又は開示されている。例えば、買物リストの入力を顧客側で予め行うためのリスト入力手段を使用して、顧客が来店時にこのリストを買物用端末に表示することによりレジでの行列を解消すると共に店舗側では、これにより顧客の動向分析を行うことが開示されている（例えば、特許文献１参照。）。また、スマートカード等の顧客の個人用記憶装置と小売施設内の販売時点情報管理（ＰＯＳ）端末装置との間で通信を行い、顧客の買物支援を行うと共に情報分析を行う技術が開示されている（例えば、特許文献２参照。）。

特開２００２−２８８７４０号公報（第６頁、第１図）特開２０００４０１８１号公報（第８−９頁、第１図）

しかし、上述の如き従来技術では、希望する商品に関する情報を真に希望する顧客に対して店舗が効率的に提供することは困難であり、また顧客がどの時点で購入商品を決定したか、購入を判断する具体的な価格基準はいくらか、更にある商品を継続して購入するか又は頻繁に変えるかの消費行動パターン等のマーケティング情報を直接把握することが困難であった。

本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、顧客が買物時に簡単に携帯でき且つ上述の如き課題を解決又は軽減する商品購入方法およびシステムを提供することを目的とする。

前述の課題を解決するため、本発明による商品購入方法およびシステムは、次のような特徴的な構成を採用している。

（１）顧客が各種の商品を揃える店舗で買物カードを使用して希望する商品を選択して買物する商品購入方法において、
前記買物カードには前記顧客による前回までの購入実績情報と共に前記顧客が新たに購入を検討する商品の商品名、メーカおよび価格等の購入条件情報が予め書き込まれ、前記買物カードの前記購入条件情報に基づき前記店舗から必要な情報の提供を受けて買物が実行される商品購入方法。

（２）前記店舗は、前記顧客の購入条件情報に基づき購入推奨リストを前記顧客に提供し、該購入推奨リストを参照して前記顧客が商品の購入の判断材料を提供する上記（１）の商品購入方法。

（３）前記購入条件情報の作成のために、前記顧客の購入実績情報を利用可能にする上記（１）又は（２）の商品購入方法。

（４）前記購入条件情報には、購入要求度および購入額の上限が設定される上記（１）、（２）又は（３）の商品購入方法。

（５）前記店舗は、前記顧客の買物カードの購入条件情報および購入の有無を含む情報をマーケティング情報として収集する上記（１）乃至（４）の何れかの商品購入方法。

（６）種々の商品を揃える店舗に、顧客が来店して希望する商品を選択して購入する商品購入システムにおいて、
前記顧客がＰＣ等を使用して前記店舗で購入を希望する商品の購入条件情報を書き込む携帯可能な買物カードと、前記店舗側に備えられ、前記顧客の買物カードの購入条件情報を読み取り、購入推奨リストを前記顧客に提供するＰＣ等の情報提供手段と、前記購入推奨リスト等を参考にして前記顧客が購入を決定した商品を精算するＰＣ等を含む精算手段とを備える商品購入システム。

（７）前記ＰＣ等は、インターネットを介して前記店舗の店舗サーバにアクセス可能に構成される上記（６）の商品購入システム。

本発明の商品購入方法およびシステムによると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。即ち、店舗側の商品のうち各顧客が希望する商品に関するメーカ名、商品名、価格情報等を顧客に選択的且つタイムリに情報提供することが可能であるので、宣伝効果が高い。また、顧客からは、購入条件や購入意思に加え、実際に何を購入したのかの情報をフィードバックさせることにより、商品マーケティング情報を得ることが可能である。

以下、本発明による商品購入方法およびシステムの好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。

先ず、図１は、本発明の好適実施形態である買物カードを使用する商品購入システムの説明図である。この商品購入システムは、店舗１０、この店舗１０を利用する顧客２０およびインターネット３０に接続された店舗サーバ３１により構成される。

ここで、各顧客２０は、スマートカード等の半導体集積回路（ＩＣ）により形成された薄型且つ軽量の取り外し可能なカード（以下、買物カードという）ＳＣが接続されるＰＣ（パーソナルコンピュータ）２１を有し、このＰＣ２１はインターネット３０に接続可能であるものとする。また、店舗３０には、ＰＯＳ（Point of Sales）端末１１および買物カードＳＣが接続可能であると共にインターネット３０に接続可能な複数のＰＣ１２、１３を有するものとする。

買物カードＳＣには、ＰＣ１２、１３又は２１を使用して顧客２０および店舗１０で情報の書き込みおよび読み込みが行われる。即ち、ＰＣ１２、１３および２１は、それぞれ買物カードＳＣに情報の読み書き可能であると共にインターネット３０に接続され、店舗サーバ３１から処理プログラムおよび最新のデータが適用される。買物カードＳＣは、図１中に矢印で示す買物カードＳＣの循環的流れＬに従い、情報の書き込み、読み出しがサイクリックに行われ、店舗１０又は顧客２０に情報の収集又は提供がなされる。

図１の商品購入システムにおいて、顧客２０側のＰＣ２１は、主として顧客２０が店舗１０外（例えば、顧客２０の自宅等）で購入条件情報２２を入力できるようにするために構成されている。尚、この機能は、店舗１０側に設置されたＰＣ１２により兼用することも可能である。ＰＣ１２、１３および２１は、それぞれインターネット３０に接続可能であり、インターネット３０に存在する店舗サーバ３１から処理プログラムおよび商品情報をリアルタイムで受け取り可能に構成されている。顧客２０側のＰＣ２１では、顧客２０が商品の購入条件情報２２を入力し、その購入条件情報２２が買物カードＳＣに書き込まれる。

顧客２０は、購入条件情報２２が書き込まれた買物カードＳＣをＰＣ２１から抜き取り、店舗１０へ持参する。店舗１０側に設置されたＰＣ１２に装着（挿入接続）すると、買物カードＳＣに書き込まれた顧客２０の購入条件情報２２に基づいて、店舗１０側が提供する購入推奨リスト１４がＰＣ１２に出力される。店舗１０側は、買物カードＳＣがＰＣ１２に装着された時点で、顧客２０の来店情報を得ることができる。顧客２０は、購入推奨リスト１４を参考にして商品の選定（買い物）を行う。選定が終わると、ＰＯＳ端末１１にて精算を行う。このＰＯＳ端末１１と連動するように接続された別のＰＣ１３から買物カードＳＣに購入実績情報１５が書き込まれる。

次に、図１に示す本発明の買物カードを使用する商品購入システムの動作を、図２乃至図８を参照して詳細に説明する。先ず、顧客２０のＰＣ２１による購入条件情報２２の書き込み動作を、図２のフローチャートを参照して説明する。例えば、インターネット３０を介して店舗サーバ３１から処理プログラムＡをダウンロードして処理動作を開始する（ステップＡ１）。顧客２０側に設置されたＰＣ２１に買物カードＳＣを装着する（ステップＡ２）。買物カードＳＣから購入実績情報１５がロードされる（ステップＡ３）。このときの、購入実績情報１５とは、具体的には、図５に示される内容で、例えば以前の買物で購入した商品の製品分類、製品名、メーカ名、価格、数量、購入額および購入日付等のデータがＰＣ２１にデータロードされる。

ステップＡ４〜Ａ７では、顧客２０が購入しようとする商品を選択し、購入条件を入力する処理である。即ち、購入希望商品を選択し（ステップＡ４）、選択完了・確定か否か判断する（ステップＡ５）。完了しない場合（ステップＡ５：Ｎｏ）には、ステップＡ４へ戻り他の商品を選択する。他方、完了の場合（ステップＡ５：Ｙｅｓ）には、購入要求度、購入上限価格を入力する（ステップＡ６）。そして、入力完了・確定か判断する（ステップＡ７）。この際に、図６に示す如く、購入実績情報１５に対して追加して入力する場合には、ＰＣ２１の画面に製品分類の候補となるリスト形式メニューが表示され、その中から択一する。図６の例では、「入浴剤」が選択された場合を示す。

図２のステップＡ４およびＡ５では、購入希望商品を選択していく。選択が完了すると、これらに対する購入要求度（○、△および×、即ち、高、中および低）、購入数量、１個当りの購入額上限を入力する。図６を参照して説明すると、ＡＢＣ洗剤については、購入要求度が○であり、００／１／１５に１個当り５００円であった実績に対して１個当り４５０円であれば、２個購入することを示している。ＨＩＪ石鹸については、購入要求度は×であり、「購入しない」ことを入力したことになる。新規に入力した製品分類の「入浴剤」は、購入要求度は△である。この△の意味は、後述する購入額上限に余裕がある場合又は後述する全体購入条件１６で要求度を指定された場合、購入推奨リスト１４に出力される。このようにして、図２中の処理が終了すると（ステップＡ８）、買物カードＳＣへ購入条件情報２２の書き込みを行う（ステップＡ９）。そして、処理プログラムＡを停止し、買物カードＳＣをＰＣ２１から抜き取り（ステップＡ１０）、処理プログラムＡを終了する（ステップＡ１１）。

次に、店舗１０側のＰＣ１２における動作を、図３および図７を参照して説明する。先ず、処理プログラムＢを、インターネット３０を介して店舗サーバ３１からダウンロードして処理を開始する（ステップＢ１）。買物カードＳＣを店舗１０のＰＣ１２に装着することにより、処理プログラムＢが起動する（ステップＢ２）。次に、上述したプログラムＡの処理を実施したか否か判定する（ステップＢ３）。ＰＣ２１での購入条件情報２２の入力が未実施の場合又は追加の場合には、処理プログラムＡが実行される（ステップＢ４）。買物カードＳＣから購入条件情報２２がＰＣ１２にロードされ、ＰＣ１２は顧客２０に対して、全体購入用要求度（○・△）および購入額上限の入力を促す（ステップＢ５およびＢ６）。図７の全体購入条件１６では、今回の買物では△以上（即ち、○および△）を購入希望とし、その際の購入額の上限は１，５００円であるとしている。

次に、全体購入条件１６が入力された購入条件情報２２に対して、店舗１０側は、持っているデータベースにアクセスし（ステップＢ８）、商品価格および在庫情報を照会し（ステップＢ７）、その結果を画面表示する（ステップＢ９）。表示されるのは、図７の購入推奨リスト１４の内容である。そして、全体購入条件１６の再入力の可否を判断する（ステップＢ１０）。再入力が必要であれば（ステップＢ１０：Ｙｅｓ）、上述したステップＢ６へ戻る。この内容で良ければ（ステップＢ１０：Ｎｏ）、購入品推奨リスト１４をプリンタ出力し（ステップＢ１１）、紙に印字する（ステップＢ１２）。プリンタから購入推奨リスト１４が出力されると、処理プログラムＢが停止終了し、ＰＣ１２から買物カードＳＣを抜き取る（ステップＢ１３）。そして、図３の処理プログラムＢの処理動作が終了する（ステップＢ１４）。

次に、店舗１０側のＰＣ１３およびＰＯＳ端末１１での精算処理およびプログラムＣの処理動作を図４および図８を参照して説明する。先ず、図４の左側には、ＰＯＳ端末１１等で行われる精算処理のフローチャートを示す。この精算処理が開始すると（ステップＣ１）、精算処理が行われ（ステップＣ２）、購入実績元情報である商品分類・商品名・価格・数量が逐一記憶される（ステップＣ３およびＣ４）。そして、未精算の購入品の有無を判断する（ステップＣ５）。未精算購入品があれば（ステップＣ５：Ｙｅｓ）、上述したステップＣ２へ戻り、なければ（ステップＣ５：Ｎｏ）、精算処理は終了する（ステップＣ６）。

一方、図４の右側のフローチャートを参照して、プログラムＣの処理動作を説明する。プログラムＣをロードして処理を開始する（ステップＣ７）。買物カードＳＣをＰＣ１３に装着し、プログラムＣを起動する（ステップＣ８）。上述したステップＣ３の一時記憶から、購入推奨リスト１４での商品分類と一致する商品があれば、購入実績元情報をＰＣ１３に取り込む（ステップＣ９）。そして、買物カードＳＣに購入実績情報１５として書き込む（ステップＣ１０）。これを各商品に繰り返し行い（ステップＣ１１およびＣ１２）、買物カードＳＣをＰＣ１３から抜き取り（ステップＣ１３）、図４の処理を終了する（ステップＣ１４）。

図８は、図４の処理動作において買物カードＳＣに書き込まれた（又は更新された）購入実績情報１５の１例を示す。即ち、商品分類、製品名、メーカ名、価格、数量、購入額および購入日付等が新たに書き込まれる。

以上、本発明による商品購入方法およびシステムの好適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。

本発明を適用する買物カードを使用する商品購入システムの好適実施形態のシステム構成図である。図１に示すシステムのＰＣ２１又はＰＣ１２による買物カードへの購入条件情報書き込み動作の処理動作を説明するフローチャートである。図１に示すシステムのＰＣ１２による処理動作を示すフローチャートである。図１に示すシステムのＰＣ１３による処理動作を示すフローチャートである。図１に示すシステムの購入実績情報の１例を示す図である。図１に示すシステムの購入条件情報の１例を示す図である。図３に示すフローチャートの説明に使用する具体例を示す図である。更新された購入実績情報の１例を示す図である。

符号の説明

１０店舗
１１ＰＯＳ端末
１２、１３、２１ＰＣ（コンピュータ）
２０顧客
３０インターネット
３１店舗サーバ
ＳＣ買物カード

Claims

顧客が各種の商品を揃える店舗で買物カードを使用して希望する商品を選択して買物する商品購入方法において、
前記買物カードには前記顧客による前回までの購入実績情報と共に前記顧客が新たに購入を検討する商品の商品名、メーカおよび価格等の購入条件情報が予め書き込まれ、前記買物カードの前記購入条件情報に基づき前記店舗から必要な情報の提供を受けて買物が実行されることを特徴とする商品購入方法。
前記店舗は、前記顧客の購入条件情報に基づき購入推奨リストを前記顧客に提供し、該購入推奨リストを参照して前記顧客が商品の購入の判断材料を提供することを特徴とする請求項１に記載の商品購入方法。
前記購入条件情報の作成のために、前記顧客の購入実績情報を利用可能にすることを特徴とする請求項１又は２に記載の商品購入方法。
前記購入条件情報には、購入要求度および購入額の上限が設定されることを特徴とする請求項１、２又は３に記載の商品購入方法。
前記店舗は、前記顧客の買物カードの購入条件情報および購入の有無を含む情報をマーケティング情報として収集することを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記載の商品購入方法。
種々の商品を揃える店舗に、顧客が来店して希望する商品を選択して購入する商品購入システムにおいて、
前記顧客がＰＣ等を使用して前記店舗で購入を希望する商品の購入条件情報を書き込む携帯可能な買物カードと、前記店舗側に備えられ、前記顧客の買物カードの購入条件情報を読み取り、購入推奨リストを前記顧客に提供するＰＣ等の情報提供手段と、前記購入推奨リスト等を参考にして前記顧客が購入を決定した商品を精算するＰＣ等を含む精算手段とを備えることを特徴とする商品購入システム。
前記ＰＣ等は、インターネットを介して前記店舗の店舗サーバにアクセス可能に構成されることを特徴とする請求項６に記載の商品購入システム。