JP2005037825A - 定着装置 - Google Patents

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昭典 ▲松▼野
Akinori Matsuno
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Abstract

【課題】 定着ローラを薄肉化しても、安価にしかも簡単にベアリング及びスリーブ部材の抜け止めを行うことができるようにする。
【解決手段】 ベアリング24の内周面と定着ローラ22の外周面との間には断熱スリーブ部材23が配設され、スリーブ部材には径方向外側に延びる第1のフランジ部23aと、径方向内側に延びる第2のフランジ部23bとが備えられ、第2のフランジ部は定着ローラの開口端部に対応して位置づけられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に用いられ、記録媒体上のトナー像を定着するための定着装置に関するものである。
一般に、画像形成装置で用いられる定着装置として、定着ローラ(加熱ローラ)及び加圧ローラを備え、これら定着ローラ及び加圧ローラによって、記録媒体上のトナー像を熱定着させるようにしたものがあり、この種の定着装置においては、定着ローラにヒータが内蔵されて、加熱ローラを押圧する加圧ローラとの間に記録媒体を通過させてトナー像の定着が行われる。
ここで、図7及び図8を参照すると、円筒形状の定着ローラ11内には軸方向に延びる加熱源(例えば、ハロゲンヒータ)11aが配置されている。定着ローラ11の両端部(図7及び図8には一端部のみが示されている)には略円筒形状のボス部(スリーブ部材)12が装着され、このスリーブ部材12の外周面にベアリング13が配設されて、ベアリング13は固定板部材(例えば、定着装置筐体)14にその外周面が支持され、定着ローラ11はベアリング13に回転可能に支持されている。
そして、定着の際、定着ローラ11を高温に維持するため、スリーブ部材12として断熱部材が用いられている。つまり、定着ローラ11からの放熱量を減らすため、断熱性のスリーブ部材12が定着ローラ11とベアリング13との間に装着されている。
このような定着装置においては、スリーブ部材12及びベアリング13の軸方向移動を防止するため(所謂抜け止めを防止するため)、図7及び図8に示すように、ベアリング13の外周面には定着ローラ11の軸方向内側側において鍔部13aが形成され、この鍔部13aが固定板部材14の軸方向外側面に当接している。
また、スリーブ部材12は、径方向に延びるフランジ部12aを有しており、このフランジ部12aの軸方向内側面がベアリング13の軸方向外側面に当接している。さらに、定着ローラ11の両端部には、外周に沿って延びる溝部が形成され、この溝部に、例えば、C型の抜け止め輪15が装着されて、この抜け止め輪15がスリーブ部材12に当接している。
そして、ベアリング13及び/又はスリーブ部材12が、図8において左方向に移動しようとすると、鍔部13aによってその移動が阻止され、ベアリング13及び/又はスリーブ部材12が、図8において右方向に移動しようとすると、抜け止め輪15によってその移動が阻止されることになる。
ところで、定着ローラ11の肉厚が厚い場合には、抜け止め輪15を装着するための溝部を形成することはできるが、近年、省エネ等の観点から定着ローラ11の熱容量を減らすため、定着ローラ11の薄肉化が図られており、定着ローラ11の肉厚を薄くすると、強度上の関係から溝部を形成することが難しくなってしまう。
一方、定着ロ−ラからの軸受(ベアリング)の抜け止めを行うため、定着ロ−ラの一方の端部を他の部分よりも大径に構成し、大径部の内側に軸受を配して、軸受の抜け止めを行い、軸受を大径部の端面と装置フレームとで位置決めし、反対側の軸受を駆動ギヤのフランジに押さえられた定着ギヤによって抜け止めして、装置フレームと定着ギヤとで位置決めし、軸受の抜け止め用のストッパを不用としたものがある(特許文献1参照)。
特開平9−34294号公報(段落(0011)〜段落(0012)、第2図)
上述のように、従来の定着装置では、ベアリング及びスリーブ部材の抜け止めのため、定着ローラに溝部を形成して、この溝部に抜け止め輪を装着している関係上、定着ローラを薄肉化すると、強度面から溝部を形成することが難しくなってしまう。
また、特許文献1に記載された定着装置においては、定着ロ−ラの一方の端部を他の部分よりも大径に構成する関係上、定着ローラの一部が径方向に大きくなってしまい、しかも大径部を一体化形成するとなると、定着ローラの薄肉化に反し、その分コストが上がってしまうという課題がある。
本発明の目的は、定着ローラを薄肉化しても、安価にしかも簡単にベアリング及びスリーブ部材の抜け止めを行うことができる定着装置を提供することにある。
本発明によれば、加熱源が内蔵された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとを有し、前記定着ローラと前記加圧ローラとよって記録媒体上のトナー像を前記記録媒体に定着させるための定着装置において、前記定着ローラを回転可能に支持するベアリング部材と、該ベアリング部材の内周面と前記定着ローラの外周面との間に配置された耐熱性断熱部材とを有し、前記耐熱性断熱部材には前記ベアリング部材及び前記耐熱性断熱部材自体の前記定着ローラの軸方向移動を規制する規制手段が備えられていることを特徴とする定着装置が得られる。
本発明では、前記耐熱性断熱部材は、前記定着ローラの端部に配設され、前記規制手段は前記耐熱性断熱部材に一体化的に形成され径方向外側に延びる第1のフランジ部と、前記耐熱性断熱部材に一体化的に形成され径方向内側に延びる第2のフランジ部とであり、前記第2のフランジ部は前記定着ローラの開口端部に対応して位置づけられている。
さらに、本発明では、前記第2のフランジ部は前記定着ローラ端部において前記定着ローラの内周面に沿って内側に延びた後前記径方向内側に延在する延在部を有するようにしてもよい。
さらに、本発明では、前記第2のフランジ部は前記定着ローラの開口端部を覆う閉塞面であり、該閉塞面には前記定着ローラの内部と外部とを連通する少なくとも一つの通気孔が形成されており、前記通気孔を選択的に開閉する開閉手段を有しており、例えば、前記開閉手段は、前記定着ローラの中心軸を軸として前記耐熱性断熱部材に相対的に回転可能に取り付けられ、前記閉塞面を覆うカバー部材を有し、前記カバー部材には前記相対的な回転に応じて前記通気孔を開閉する開口が形成されている。
さらに、本発明によれば、加熱源が内蔵された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとを有し、前記定着ローラと前記加圧ローラとよって記録媒体上のトナー像を前記記録媒体に定着させるための定着装置において、前記定着ローラ外周面に配置され前記定着ローラを回転可能に支持する耐熱性滑り軸受けを備え、前記耐熱性滑り軸受けは径方向外側に延びる第1のフランジ部と、径方向内側に延びる第2のフランジ部を有し、前記第2のフランジ部は前記定着ローラの開口端部に対応して位置づけられていることを特徴とする定着装置が得られる。
そして、前記加熱源は前記定着ローラの軸方向に延び前記加熱源の端部には耐熱性口金が配設されており、前第2のフランジ部で前記耐熱性口金が保持されている。
本発明の定着装置は、ベアリング部材の内周面と定着ローラの外周面との間に耐熱性断熱部材を配設して、耐熱性断熱部材にベアリング部材及び耐熱性断熱部材自体の定着ローラの軸方向移動を規制する規制手段を備えるようにしたので、定着ローラを薄肉化しても、安価にしかも簡単にベアリング部材及びスリーブ部材(耐熱性断熱部材)の抜け止めを行うことができるという効果がある。
さらに、本発明の定着装置では、規制手段が耐熱性断熱部材に一体化的に形成され径方向外側に延びる第1のフランジ部と、耐熱性断熱部材に一体化的に形成され径方向内側に延びる第2のフランジ部とを有して、第2のフランジ部を定着ローラの開口端部に対応して位置づけるようにしたので、簡単にベアリング部材及びスリーブ部材(耐熱性断熱部材)の抜け止めを行うことができるばかりでなく、定着ローラの保温性を向上できるという効果がある。
さらに、本発明の定着装置では、第2のフランジ部を定着ローラの開口端部を覆う閉塞面として、閉塞面に定着ローラの内部と外部とを連通する少なくとも一つの通気孔を形成して、通気孔を選択的に開閉するようにしたので、定着ローラ内部の熱を選択的に外部に放出できるという効果がある。
本発明の定着装置は、定着ローラを回転可能に支持する耐熱性滑り軸受けを備えて、耐熱性滑り軸受けは径方向外側に延びる第1のフランジ部と、径方向内側に延びる第2のフランジ部を有し、第2のフランジ部が定着ローラの開口端部に対応して位置づけられているので、ベアリング部材と耐熱性断熱部材とを実質的に一体化して、構成を簡単にできるばかりでなく、安価にしかも簡単にベアリング部材及び耐熱性断熱部材の抜け止めを行うことができるという効果がある。
定着装置は、加熱源が内蔵された定着ローラと、定着ローラに圧接された加圧ローラとを有しており、定着ローラと加圧ローラとよって記録媒体上のトナー像が記録媒体に定着される。定着ローラの外周面には略円筒状のスリーブ部材が配設され、スリーブ部材の外周面にはベアリングが配置されて、ベアリングによって定着ローラが回転可能に支持されている。スリーブ部材の一端(定着ローラの軸方向内側端)には径方向外側に延びる第1のフランジ部が形成され、スリーブ部材の他端(定着ローラの軸方向外側端)には径方向内側に延びる第2のフランジ部が形成されている。そして、第2のフランジ部は定着ローラの開口端部に対応して位置づけられ、定着ローラの開口面積が少なくなっている。
このようにして、第1及び第2のフランジ部によってベアリング及びスリーブ部材自体の横方向(定着ローラの軸方向)の移動を規制するようにしている。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明による定着装置の一例に用いられる定着ローラを側方から示す断面図であり、この定着装置は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置において、記録用紙(記録媒体)上に転写されたトナー像を定着する際に用いられる。定着装置は、加熱源(例えば、ハロゲンヒータ)21が内蔵された定着ローラ22を備えており、図示はしないが、定着ローラ22の外周面には加圧ローラが圧接されている。
前述のハロゲンヒータ21は、定着ローラ22の軸方向に沿って延びており、軸方向端部で図示しない支持部材で支持されている。定着ローラ22の両端部にはそれぞれ略円筒形状の断熱スリーブ部材(耐熱性断熱部材)23が装着され、これらスリーブ部材23の外周面にはそれぞれベアリング24の内周面が配設されて、ベアリング24は固定板部材(例えば、定着装置筐体)25にその外周面が支持され、定着ローラ22は一対のベアリング24によって回転可能に支持されている。
スリーブ部材23は、軸方向内側端に形成され径方向外側に突出する第1のフランジ部23aと、軸方向外側端に形成され径方向内側に突出する第2のフランジ部23bとを有しており、第1のフランジ部23aの軸方向外側面がベアリング24の軸方向内面に当接している。
さらに、ベアリング24の外周面には軸方向内側において鍔部24aが形成され、この鍔部24aが固定板部材25の軸方向内側面に当接している。また、第2のフランジ部23bはそれぞれ定着ローラ22の両端開口を塞ぐようにして、その先端がハロゲンヒータ21の近傍まで延びている。
図1において、左側(一端側)に位置するスリーブ部材23の外周面にはギア部材26の内周面が装着され、このギア部材26にはギア部材27が噛み合っている。図中、ギア部材27の左側には押さえ板部材28が配置され、押さえ部材28によってギア部材27の軸方向左側への動きが規制されている。
いま、ギア部材27に駆動力が与えられると、ギア部材26に駆動力が伝達されて、これによって、スリーブ部材23が装着された定着ローラ22はベアリング24に支持されて、軸方向回りに回転する。
上述の構成では、ベアリング24及び/又はスリーブ部材23が図1において左側に移動しようとすると、左側に位置するベアリング24及び23では、鍔部24aによって、ベアリング24の移動が阻止され、ベアリング24の移動が阻止されると、ベアリング24に当接する第1のフランジ部23aの移動が阻止される結果、スリーブ部材23の移動が阻止される。
右側に位置するベアリング24及び23では、第2のフランジ部23bが定着ローラ22の右端部に当接している結果、スリーブ部材23の移動が阻止され、スリーブ部材23の移動が阻止されると、第1のフランジ部23aによってベアリング24の移動が阻止されることになる。
一方、ベアリング24及び/又はスリーブ部材23が図1において右側に移動しようとすると、左側に位置するベアリング24及び23においては、第2のフランジ部23bが定着ローラ22の左端部に当接している結果、スリーブ部材23の移動が阻止され、スリーブ部材23の移動が阻止されると、第1のフランジ部23aによってベアリング24の移動が阻止される。
右側に位置するベアリング24及び23においては、鍔部24aによって、ベアリング24の移動が阻止され、ベアリング24の移動が阻止されると、ベアリング24に当接する第1のフランジ部23aの移動が阻止される結果、スリーブ部材23の移動が阻止されることになる。
また、上述の定着装置では、定着ローラ22の両端開口が第2のフランジ部23bで部分的に覆われているから、ハロゲンヒータ21から放射された熱が定着ローラ22の外部に逃げづらく、効果的に定着ローラ22を加熱することができる。このように、第2のフランジ部23bは抜け止め機能を有するとともに熱放出抑止機能も有している。
図2を参照して、本発明による定着装置の他の実施例について説明する。図2では、定着ローラ22の左側部分のみが示されており、右側部分が省略されている。図示の例では、スリーブ部材の形状を除いた他の部分は図1で説明した実施例と同様である(図2ではベアリング等は省略されている)。
図2に示すように、スリーブ部材31は、図1で説明した第1のフランジ部23aを有するとともに、第2のフランジ体(ここでは、第2のフランジ部である)32を有している。第2のフランジ体32は、スリーブ部材31の軸方向外側端から定着ローラ22の端面に沿って径方向下向きに延びる第1の延在部32a、第1の延在部32aの下端から定着ローラ22の内周面に沿って軸方向内側に延びる第2の延在部32b、及び第2の延在部32bの内側端から径方向内側に突出してその先端がハロゲンヒータ21の近傍まで延びる第3の延在部32cを有しており、図示のように第1及び第2の延在部32a及び32bによって定着ローラ22の端部が覆われて、実質的に第1及び第2の延在部32a及び32bによって定着ローラ端部が補強されることになる。この結果、ベアリング24(図2には示さず)で支持される定着ローラ端部の強度を強くすることができる。
なお、定着ローラ22から外部空間への熱の放出は、第3の延在部32cによって抑止されることになる。
図3はスリーブ部材のさらに他の例を示す図であり、図示のスリーブ部材は、図3(a)及び(b)に示す第1のスリーブ部(ここでは、第1のスリーブ部が耐熱性断熱部材である)42と図3(c)及び(d)に示す第2のスリーブ部(ここでは、第2のスリーブ部がカバー部材である)43とを有している。
図3(b)に示すように、第1のスリーブ部42には図1で説明した第1のフランジ部23aが形成され、第1のスリーブ部の外周面には外周に沿って溝部42aが形成されている。第1のスリーブ部42の一面(図3(b)において右側面)は閉塞(閉塞面、ここでは、この閉塞面が第2のフランジ部に相当する)されており、この閉塞面には、図3(a)に示すように、その中心部にハロゲンヒータ21(図1)が挿通される円形の穴部42bが形成されている。なお、この穴部42bの径はハロゲンヒータ21の外径よりも大きい。
さらに、前述の一面には、図3(a)に示すように、穴部42bを中心として、所定の角度間隔で一対の通気孔42c及び42dが形成されている。(通気孔の数は必要に応じて適宜増減されるが、少なくとも一つの通気孔が形成される。)
一方、図3(d)に示すように、第2のスリーブ部43の一面(図中右側面)は閉塞され、他面は開口されている。そして、開口側面において、第2のスリーブ部の外周面には径方向内側に突出する突起片部43aが形成されており、右側面には、図3(c)に示すように、その中心部を中心とする扇形の切り欠き部43bが形成され、扇形切り欠き部43bの中心には、扇形切り欠き部43bの反対方向に延びる半円弧状の切り欠き部43cが形成されている。この半円弧状切り欠き部43cの径は、前述の穴部42bの径と同一である。
第1のスリーブ部42にはその開口側から定着ローラ22(図1)の端部が挿入され、穴部42bにハロゲンヒータ21が挿入される。そして、定着ローラ22の開口端は第1のスリーブ部42によって閉塞されることになる。第1のスリーブ部42は第2のスリーブ部43の開口端側から第2のスリーブ部43に挿入されて、第1のスリーブ部42の閉塞面が第2のスリーブ部43の閉塞面に当接する。つまり、第2のスリーブ部43が第1のスリーブ部42に被せられることになる。この際、突起体43aが溝部42aに挿入されて、第2のスリーブ部43は溝部42aをガイドとして中心部回りに第1のスリーブ部42に対して相対的に回転可能となる。
ここで、図4(a)〜(c)を参照して、図4(a)に示す状態では、第1のスリーブ部42に形成された通気孔42c及び42dは第2のスリーブ部43の閉塞面によって塞がれており、一方、扇形切り欠き部43bも第1のスリーブ部42の閉塞面によって定着ローラ22の内部との連通が断たれている。この結果、定着ローラ22の内部空間の密閉状態は高くなる。
図4(a)に示す状態から時計回りに第2のスリーブ部43を回転させて、図4(b)に示すように、扇形切り欠き部43bによって通気孔42cが開放されると、この通気孔42cによって定着ローラ22の内部空間が外部と連通する。さらに、第2のスリーブ部43を時計回りに回転させて、図4(c)に示すように、扇形切り欠き部43bによって通気孔42c及び42cが開放されると、これら通気孔42c及び42dによって定着ローラ22の内部空間が外部と連通する。
このようにして、第2のスリーブ部43を回転することによって、定着ローラ端部の開放面積が変化する結果、定着ローラ端部から外部に放出される熱量を調整することができる。なお、季節に応じて第2のスリーブ部43を回動して、定着ローラ端部の開放面積を調整するようにすれば、定着ローラ温度の制御が容易となる。
図5を参照して、本発明によるさらに他の実施例について説明する。図5は定着ローラを滑り軸受けとともに示す断面図であり、図1で説明した定着装置では、スリーブ部材23の外周面にベアリング24を配設したが、図5に示す実施例では、滑り軸受け51を用いて、滑り軸受け51がスリーブ部材23及びベアリング24の両方の機能を有するようにしている。なお、図5において、図1に示す構成要素と同一の構成要素について同一の参照番号を付し、説明を省略する。
図示の滑り軸受け51の一面(図中右側面)は閉塞され、他面側は開口されており、開口面側から定着ローラ22の端部が滑り軸受け51内に挿入されている。滑り軸受け51は、例えば、PPS樹脂又は弗素樹脂製であり、その開口面端には図1で説明した第1のフランジ部23aが形成されている。閉塞面側の中心部には穴部が形成され、この穴部には、例えば、セラミック製の耐熱口金52が挿入され、この口金52によってそれぞれハロゲンヒータ21の端部が受けられている。
滑り軸受け51の外周面には固定板部材25が当接し、その軸方向内側面は第1のフランジ部23aに当接している。さらに、定着ローラ22の外周面にはギア部材53が装着され、ギア部材53を介して定着ローラ22に回転力が与えられる。なお、図示のように、ギア部材53の一面(軸方向外側面)は、図中左側に位置する滑り軸受け51の第1のフランジ部23aに当接している。
上述の定着装置によれば、定着ローラ22は滑り軸受け51によって固定板部材25に対して回転可能に支持され、しかも、ハロゲンヒータ21の端部は耐熱性口金52によって滑り軸受け51に保持されているから、定着ローラを回転駆動するとともに断熱するための構成が極めて簡単となる。また、滑り軸受け51の軸方向外側への移動は、第1のフランジ部23aが固定板部材25に当接しているから、阻止されることになる。
なお、図6に示すように、定着ローラ22の端部にキャップ部材54を被せて、定着ローラ22の開口端部を閉塞し、キャップ部材54を滑り軸受け51に挿入するようにしてもよい。この際には、キャップ部材に口金52が挿入される穴部54aが形成され、滑り軸受け51は、前述の閉塞面を有していない。
定着装置において、ベアリング部材の内周面と定着ローラの外周面との間に耐熱性断熱部材を配設して、耐熱性断熱部材にベアリング部材及び耐熱性断熱部材自体の定着ローラの軸方向移動を規制する規制手段を備えるようにしたから、定着ローラの肉厚を薄くでき、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に用いた際、省エネを達成できる。
本発明による定着装置の実施例1で用いられる定着ローラ及びその支持機構を示す断面図である。 本発明による定着装置の実施例2で用いられるスリーブ部材の構造を示す断面図である。 本発明による定着装置の実施例3で用いられるスリーブ部材の構造を示す図であり、(a)は第1のスリーブ部の平面図、(b)は第1のスリーブ部の断面図、(c)は第2のスリーブ部の平面図、(d)は第2のスリーブ部の断面図である。 図3に示す第1及び第2のスリーブ部の相対的回転を説明するための図であり、(a)は通気孔が全て塞がれた状態を示す図、(b)は通気孔の一部が開放された状態を示す図、(c)は通気孔の全てが開放された状態を示す図である。 本発明による定着装置の実施例4で用いられる定着ローラ及びその支持機構を示す断面図である。 本発明による定着装置で用いられる定着ローラ及びその支持機構の他の例を示す斜視図である。 従来の定着装置で用いられる定着ローラ及びその支持機構を示す斜視図である。 従来の定着装置で用いられる定着ローラ及びその支持機構を示す断面図である。
符号の説明
21 加熱源(ハロゲンヒータ)
22 定着ローラ
23 断熱スリーブ部材
24 ベアリング
23a,23b フランジ部
24a 鍔部
25 固定板部材
26,27 ギア部材
28 押さえ部材

Claims (7)

  1. 加熱源が内蔵された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとを有し、前記定着ローラと前記加圧ローラとよって記録媒体上のトナー像を前記記録媒体に定着させるための定着装置において、
    前記定着ローラを回転可能に支持するベアリング部材と、
    該ベアリング部材の内周面と前記定着ローラの外周面との間に配置された耐熱性断熱部材とを有し、
    前記耐熱性断熱部材には前記ベアリング部材及び前記耐熱性断熱部材自体の前記定着ローラの軸方向移動を規制する規制手段が備えられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記耐熱性断熱部材は、前記定着ローラの端部に配設され、
    前記規制手段は前記耐熱性断熱部材に一体化的に形成され径方向外側に延びる第1のフランジ部と、前記耐熱性断熱部材に一体化的に形成され径方向内側に延びる第2のフランジ部とを有し、
    前記第2のフランジ部は前記定着ローラの開口端部に対応して位置づけられていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記第2のフランジ部は、前記定着ローラ端部において前記定着ローラの内周面に沿って内側に延びた後前記径方向内側に延在する延在部を有することを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記第2のフランジ部は、前記定着ローラの開口端部を覆う閉塞面であり、
    該閉塞面には前記定着ローラの内部と外部とを連通する少なくとも一つの通気孔が形成されており、
    前記通気孔を選択的に開閉する開閉手段を有することを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  5. 前記開閉手段は、前記定着ローラの中心軸を軸として前記耐熱性断熱部材に相対的に回転可能に取り付けられ、前記閉塞面を覆うカバー部材を有し、
    前記カバー部材には前記相対的な回転に応じて前記通気孔を開閉する開口が形成されていることを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  6. 加熱源が内蔵された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとを有し、前記定着ローラと前記加圧ローラとよって記録媒体上のトナー像を前記記録媒体に定着させるための定着装置において、
    前記定着ローラ外周面に配置され前記定着ローラを回転可能に支持する耐熱性滑り軸受けを備え、
    前記耐熱性滑り軸受けは径方向外側に延びる第1のフランジ部と、径方向内側に延びる第2のフランジ部を有し、
    前記第2のフランジ部は前記定着ローラの開口端部に対応して位置づけられていることを特徴とする定着装置。
  7. 前記加熱源は、前記定着ローラの軸方向に延び前記加熱源の端部には耐熱性口金が配設されており、前第2のフランジ部で前記耐熱性口金が保持されていることを特徴とする請求項6記載の定着装置。
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