JP7435065B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、トナー画像を転写紙等の記録媒体に定着するための定着装置を備えている。定着装置では、例えば、定着部材(定着ローラや定着ベルト)に、加熱部材を内蔵した加圧部材(加圧ローラ)が圧接することによりニップ部が形成され、該ニップ部を記録媒体が通過することによって担持されたトナーが溶融し、記録媒体上にトナー画像が定着される。
加圧ローラ内部に配設される加熱部材として、ハロゲンヒータが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。ハロゲンヒータはガラス製の外表面を有し、破損しやすいことが知られている。また、加圧ローラ周方向における温度ムラを抑制するために、中空の加圧ローラ内部の中心に精度よく配置されることが必要となる。
一方、加圧ローラは、ローラ軸が軸受部材(玉軸受け:ボールベアリング)に回転可能に支持された構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2には、ボールベアリングを保持する樹脂のホルダを有した構成において、ホルダの変形や破損防止を防止する技術として、ローラの軸を保持するホルダが、嵌合溝を形成するフランジ部からローラの軸方向へ伸びた壁部と、該壁部からローラの軸に対して垂直な方向へ伸びたリブ部とを有する構成が開示されている。
ところで、ハロゲンヒータも加圧ローラも消耗品であるため、一定期間の使用後に新しい部材へ交換が行われる。
ハロゲンヒータを加圧ローラの中心に正確に配置するために、ハロゲンヒータと加圧ローラの軸受け部材との位置関係を規定する固定部材を設ける態様等が考えられるが、上述のように部品交換の都度、組み付けの正確な位置精度が要求されるため、メンテナンスを行うサービスマンの作業性やレイバーコストの増大が課題となる。
そこで本発明は、メンテナンス時に中空の加圧部材の内部に加熱部材を位置精度高く配設することができ、かつサービスマンの作業性向上及びレイバーコストの低減を実現可能な定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の定着装置は、定着部材と、前記定着部材に当接して回転する中空の加圧部材と、前記加圧部材の内部に配設される加熱部材と、を備える定着装置であって、前記加圧部材および前記加熱部材を保持するホルダ部材と、前記加圧部材を回転自在に支持する軸受部材とをさらに備え、前記ホルダ部材は、前記軸受部材の外周面に倣った曲面を有し前記軸受部材と当接する曲面当接部を備え、前記軸受部材は、フランジを有し、前記フランジにより前記加圧部材の回転軸方向において内側領域と外側領域とに区分され、前記内側領域と前記外側領域とが非対称であり、前記ホルダ部材は、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記外側領域に当接する外側領域当接部と、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記内側領域に当接する内側領域当接部とを有し、前記外側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向に沿った外周面と当接し、前記内側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向と直交する表面と当接し、前記ホルダ部材の前記内側領域当接部は、前記加圧部材の回転軸と直交する平面を有する平板状であることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、定着部材と、前記定着部材に当接して回転する中空の加圧部材と、前記加圧部材の内部に配設される加熱部材と、を備える定着装置であって、前記加圧部材および前記加熱部材を保持するホルダ部材と、前記加圧部材を回転自在に支持する軸受部材とをさらに備え、前記ホルダ部材は、前記軸受部材の外周面に倣った曲面を有し前記軸受部材と当接する曲面当接部を備え、前記軸受部材は、フランジを有し、前記フランジにより前記加圧部材の回転軸方向において内側領域と外側領域とに区分され、前記フランジは、前記軸受部材の外周面の幅方向の中心に対してずれた位置に配置され、前記ホルダ部材は、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記外側領域に当接する外側領域当接部と、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記内側領域に当接する内側領域当接部とを有し、前記外側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向に沿った外周面と当接し、前記内側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向と直交する表面と当接し、前記ホルダ部材の前記内側領域当接部は、前記加圧部材の回転軸と直交する平面を有する平板状であることを特徴とする。
本発明によれば、メンテナンス時に中空の加圧部材の内部に加熱部材を位置精度高く配設することができ、かつサービスマンの作業性向上及びレイバーコストの低減を実現可能な定着装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る定着装置が画像形成装置に搭載された状態を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る定着装置の外観を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る定着装置を上下のユニットに分割した状態を模式的に示す斜視図である。 加圧部材の両端部を模式的に示す説明図であり(A)は斜視図、(B)は駆動側側面図、(B)は操作側側面図である。 加圧部材の駆動側端部(A)及び操作側端部(B)を模式的に示す斜視図である。 加圧部材の駆動側端部(A)及び操作側端部(B)を模式的に示す側面図である。 ホルダ部材を構成する第1のブラケット及び第2のブラケットの模式図であり、(A)は駆動側の第1ブラケット、(B)は駆動側の第2ブラケット、(C)は操作側の第1ブラケット、(D)は操作側の第2ブラケットをそれぞれ示す。 第2のブラケットと軸受部材との当接を説明する模式図であり、(A)は駆動側、(B)は操作側の図である。 駆動側(A)及び操作側(B)の軸受部材とホルダ部材を示す説明図である。
以下、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図1を参照して説明する。
図1は画像形成装置を示す概略構成図であり、具体的にはモノクロ画像を形成可能な複写印刷機である。また、PC接続によりプリンタとしても機能する。
なお、本実施形態の画像形成装置は複写機であるため、スキャナとして機能する原稿読取部を有しているが、PCオンライン出力専用機、所謂プリンタバージョン等でコントローラを内蔵する場合は原稿読取部を省略しても良い。
以下、本実施形態の画像形成装置の概略構成及び動作について説明する。
画像形成装置10は、照明装置、光学系及びCCDイメージセンサ等を内部に収めたスキャナユニット104を有する。
スキャナの上方には原稿自動読み取り装置(以下、「ADFユニット」という(ADF:Auto Document Feeder))103を設けている。ADFユニット103は原稿を自動搬送し、コンタクトガラスの読取面に原稿を送る。
オペレータはスキャナユニット104上部のコンタクトガラス、またはADFユニット103に原稿をセットし、操作パネル101上の機能選択キーでモードを選択し、液晶画面の表示内容を確認しつつ、テンキーやファンクションキー等を操作して所望の画像形成条件を設定する。なお、画像形成装置は、オペレータに動作状況を示すコールライト100を備えている。
スキャナユニット104で読み取られた画像信号は、SBU(Sensor Board Unit)にてA/D(Analog/Digital)変換された後、レーザ書き込みユニット112からのレーザ光として照射される。レーザ光はレーザ書き込みユニット112のシリンダレンズにより集光され、ポリゴンミラーにより主走査方向にライン走査され、感光体ドラム116上に静電潜像を形成する。
現像ユニット113は、感光体ドラム116の周囲にクリーニングユニット114、帯電チャージャを備えている。感光体ドラム116上の帯電には、帯電チャージャ115が用いられる。
帯電チャージャ115には、PSU(Power Supply Unit)からリセプタクル、電極端子、導電性軸受け等を介して高電圧が印加される。
トナー補給ユニット(トナーボトル)111から随時供給されるトナーと、予め現像ユニット113内に充填されていた現像剤は、内部の搬送スクリューにより攪拌混合されつつ現像ローラへと運ばれる。磁力により静電吸着しているトナーはマイナスに帯電している。
現像ローラに担持された二成分現像剤は,現像ローラ下方に配設されたドクタブレードやケーシング等の現像剤穂立ち規制部材によって適量規制された後、その二成分中の摩擦帯電したトナーがバイアス電圧に依り感光体ドラム116上へと移動し、静電潜像に応じて選択的に付着する。
現像ユニット113内部のトナー濃度は、底面位置に配置されたトナー濃度センサによってその帯電量から検出される。
転写後の感光体ドラム116上に残存する未転写のトナーは、クリーニングユニット114内に設けられたクリーニングブレードで掻き落とされ、廃トナーボトル125へと搬送、回収される。
また、現像ユニット113の周囲には、トナー飛散を防止するためのマイラーやスポンジ状材料からなる入口シールが適宜設けられている。
感光体ドラム116上のトナーで形成された顕像は、中間転写ベルトユニット105上に一旦転写される。
用紙搬送部117により搬送されレジストローラ部を通過した転写紙は、中間転写ベルトユニット105と二次転写ユニット118のニップ間を通過する際、二次転写ローラからのプラス帯電により中間転写ベルトユニット105上のトナーが転写される。
転写後の中間転写ベルトユニット105上に残存する未転写のトナーは、ベルトクリーニングユニット106内のクリーニングブレードで掻き落とされ、廃トナーボトル125へと搬送、回収される。
転写ローラには、PSUからリセプタクル、電極端子、導電性軸受け等を介して高電圧が印加される。
印刷環境や転写紙の種類等に起因した変動を抑制するために、定電流制御されると共に、転写電流は給紙トレイ、転写紙サイズ及び紙厚等に応じて適宜切り替えが行われる。
また、転写ローラに付着したトナーによって転写紙の裏汚れが生じるのを防止するために、所定のタイミングで転写ローラにマイナスバイアスを印加し、付着したトナーを中間転写ベルトユニット105に戻すようにすることができる。これにより、転写ローラがクリーニングされる。
トナーが転写された転写紙は、定着装置(定着ユニット)11に搬送され、一定の温度と圧力を加えてトナー画像が用紙上に熱融着される。
定着装置11内の定着ローラには、サーミスタを設けて表面温度検出を行い、ヒータのON/OFF制御を行っている。サーミスタは、接触型であっても非接触型であってもよい。また、温度過昇防止の為に温度ヒューズが設けられている。
本実施形態の定着装置11は、定着部材、定着部材に当接して回転する中空の加圧部材43、及び加圧部材43の内部に配設される加熱部材45を備える。定着部材は、内部に熱源を有する加熱ローラ49、定着ローラ48、および加熱ローラ49と定着ローラ48に張架される定着ベルト47を備える。
加圧部材43は定着ベルト47との間にニップ部を形成する。ニップ部はカムにより加圧脱圧が制御されている。
なお、定着装置11のその他の構成については後述する。
トナー画像が熱融着された転写紙は、定着分離板により加熱ローラ及び定着ベルトから分離された後、反転排紙ユニット109を経て、または設定条件に応じて両面印刷された後、排紙トレイ126に排出される。なお、後処理装置等が接続されている場合は、その接続された装置の転写紙入口へ搬送される。
また、画像形成装置は、本体移動用キャスタ127を備えている。
本実施形態の画像形成装置10は、上述の構成及び動作により、電子写真方式による画像形成が行われる。
次に、本発明に係る定着装置11の構成について図2~図4に基づき説明する。
本実施形態の定着装置11は、図2に示すように、画像形成装置10内部のスライドレール12に載置され、画像形成装置10の外部へ引出し可能に搭載されている。
図3は、図2のスライドレール12上から取り外された状態の定着装置11を示している。定着装置11は、図2に示した引出し方向の画像形成装置10側にカバー部材30を備えている。
図4に示すように、定着装置11は、上部の分離ユニット13及び加熱ユニット14と、下部の加圧ユニット15とに分割される。
加圧ユニット15は、加圧部材(加圧ローラ)43を備えている。
なお、加熱ユニット14は、図1に示す定着部材(定着ベルト47、定着ローラ48、加熱ローラ49)を備える。
定着装置11のメンテナンス(例えば、構成部品の交換等)の手順の一例を説明する。
まず、図2に示す画像形成装置10の印刷動作の停止後、スライドレール12に載置された定着装置11を引出す。このとき、定着装置11が十分に冷却されてから引出すことが好ましい。
次に、定着装置11をスライドレール12から取り外し、作業スペース上に静置し、メンテナンス作業を開始する。
定着装置11は、各ユニットを結合している締結ネジを外すことにより、図4に示すように分離ユニット13及び加熱ユニット14と、加圧ユニット15とに上下分割することができる。
定着装置11を各ユニットに分割した後、目的のユニットに対して部品交換など必要なメンテナンス(例えば、ヒータ交換等)を行う。
メンテナンス作業が終了した後は、各ユニットを結合し、定着装置11をスライドレール12に載置し、画像形成装置10内に収容する。
以下、本実施形態の定着装置について説明する。
以下、加圧部材43の両端部を説明するにあたり、一方のギアを備えた画像形成装置本体側を「駆動側」、他方の画像形成装置からの引出方向手前側を「操作側」という。
図5は、加圧部材43の両端部を模式的に示す説明図であり、(A)は斜視図、(B)は駆動側側面図、(B)は操作側側面図である。なお、図5中、矢印D1は用紙Pの搬送方向、矢印D2は画像形成装置本体側、矢印D3は引出し方向手前側を示す。
また、図6は駆動側端部(A)及び操作側端部(B)を模式的に示す斜視図であり、図7は駆動側端部(A)及び操作側端部(B)を模式的に示す側面図である。
本実施形態の定着装置は、定着部材と、定着部材に当接して回転する中空の加圧部材(加圧ローラ)43と、加圧部材43の内部に配設される加熱部材45とを備え、加圧部材43および加熱部材45を保持するホルダ部材50,51と、加圧部材43を回転自在に支持する軸受部材(ボールベアリング)42をさらに備える。
ホルダ部材50,51は、軸受部材42と加熱部材45の位置関係を規定し、スリーブ挿通部53において加圧部材43のスリーブ46を保持する。
軸受部材42はフランジ44を有し、フランジ44により加圧部材43の回転軸方向において内側領域と外側領域とに区分される。
フランジ44は、軸受部材42の外周面の幅方向の中心に対してずれた位置に配置されている。これにより、軸受部材42の内側領域と外側領域とが非対称となる。
なお、内側領域とはフランジ44に対して加圧部材43に近い側の領域であり、外側領域とはフランジ44に対して加圧部材43から離れた側の領域である。
フランジ44により区分される軸受部材42の外周面の各領域が軸受部材42の幅方向において中心に対して非対称であることにより、取付け方向が規定されるため、逆向きに取付ける等の組立て時の誤操作を防止することができる。
ホルダ部材(50,51)は、軸受部材42のフランジ44で区分された外側領域に当接する外側領域当接部501と、軸受部材42のフランジ44で区分された内側領域に当接する内側領域当接部500とを有する。
外側領域当接部501は、軸受部材42の外周面と当接し、内側領域当接部500は、軸受部材42の加圧部材43の回転軸と直交する表面と当接する。
加圧部材43は、一方端側(駆動側)にギア41を備え、両端側(駆動側及び操作側)からはヒータハーネス40が延出している。
ホルダ部材は、軸受部材42と対向する領域に開口部52を有する第1のブラケット50と、第1のブラケット50の開口部52に嵌合し、着脱可能に固定される第2のブラケット51を有する。
図5(B)及び図5(C)に示すように、第1のブラケット50は、加圧部材43のスリーブ46を保持するスリーブ挿通部53を有する。
また、第2のブラケット51は、後述するハーネス通過部503において、加熱部材45のヒータハーネス40との接続部を保持する。
本実施形態において、第1のブラケット50が内側領域当接部500を備え、第2のブラケット51が外側領域当接部501を備える。
なお、図中、一方端側(例えば、駆動側)の軸受部材を42a、他端側(例えば、操作側)の軸受部材を42bとして示しているが、以下文中において共通する内容については単に軸受部材42として表す。他の部材に関する符合の表記についても同様に表す。
図8は、ホルダ部材を構成する第1のブラケット50及び第2のブラケット51の模式図であり、(A)は駆動側の第1ブラケット50a、(B)は駆動側の第2ブラケット51a、(C)は操作側の第1ブラケット50b、(D)は操作側の第2ブラケット51bをそれぞれ示している。
図9は、第2のブラケット51と軸受部材42との当接を説明する模式図であり、(A)は駆動側、(B)は操作側をそれぞれ示している。
図8(B)、図8(D)、図9(A)及び図9(B)に示すように、ホルダ部材(本実施形態では第2のブラケット51)は、軸受部材42の外周面に倣った曲面Rを有し軸受部材42と当接する曲面当接部を備えている。すなわち、本実施形態では、外側領域当接部501が曲面当接部である。
一方、図8(A)及び図8(C)に示す第1のブラケット50の内側領域当接部500は、加圧部材43の回転軸と直交する平面(平坦面)を有する平板状である。
図10は、軸受部材42とホルダ部材(50,51)を示す説明図であり、(A)は駆動側を示し、(B)は操作側を示している。
図10に示すように、軸受部材42は、外周面にフランジ44を有し、該フランジ44により区分された回転軸方向の内側領域と外側領域とが非対称である。
図10(A)の例では、フランジ44で区分された軸受部材42外周面の外側領域の幅(回転軸方向の長さ)L1と内側領域の幅(回転軸方向の長さ)L2は、L1>L2の関係である。つまり、フランジ44を挟んで軸受部材42の外側領域と内側領域の長さが異なる。言い換えると、加圧部材43の軸方向において、軸受部材42の外周面の中心位置に対して、フランジ44はずれた位置に配置されている。また、各領域は側面からみて非対称とも言える。
同様に、図10(B)の例では、フランジ44で区分された軸受部材42外周面の外側領域の幅(回転軸方向の長さ)L3と内側領域の幅(回転軸方向の長さ)L4は、L3>L4の関係である。つまり、フランジ44を挟んで軸受部材42の外側領域と内側領域の長さが異なる。言い換えると、加圧部材43の軸方向において、軸受部材42の外周面の中心位置に対して、フランジ44はずれた位置に配置されている。また、各領域は側面からみて非対称とも言える。
このように、フランジ44により区分される軸受部材42の外周面の各領域が幅方向において中心に対して非対称である(軸受部材42の外周面の幅方向中心位置に対して、フランジ44がずれた位置に配置されている)ことにより、取付け方向が規定されるため、逆向きに取付ける等の組立て時の誤操作を防止することができる。
図10に示すように、外側領域当接部501は、軸受部材42の加圧部材43の軸方向に平行な外周面と当接し、内側領域当接部500は、軸受部材42の回転軸と直交する表面と当接する。
上述のように、加圧部材43の軸方向で長さが異なる軸受部材42の外側領域と内側領域に対し、ホルダ部材の当接部(内側領域当接部500,外側領域当接部501)が異なる態様で当接することで、応力を分散しつつ、上下方向(高さ方向:回転軸方向と直交する方向)及び左右方向(回転軸方向)のがたつき等を生じることなく、確実に保持固定することができる。
第1のブラケット50は、内側領域当接部500により軸受部材42の内側領域を支持し、これにより軸受部材42の左右方向(回転軸方向)に保持力がかかる。
一方、第2のブラケット51は、曲面Rを有する外側領域当接部501により軸受部材42の外側領域を支持し、これにより軸受部材42の上下方向(高さ方向:回転軸と直交する方向)及び回転方向に保持力がかかる。
ホルダ部材は、加圧部材43の回転軸方向と直交する方向において軸受部材42と対向する領域に開口部52を有する第1のブラケット50と、第1のブラケット50の開口部52に嵌合し、着脱可能に固定される第2のブラケット51を有する。
第1のブラケット50と第2のブラケット51とを固定する手段としては、例えば、ネジ等の締結部材や、面ファスナー等が挙げられる。これらのうち、図6、図7及び図10に示すようにネジ60を用いた固定が好ましい。
加圧部材43の回転軸方向におけるホルダ部材の曲面当接部(本実施形態では外側領域当接部501)の幅は、軸受部材42の外側領域の幅(図10(A)のL1、図10(B)のL3)よりも大きいことが好ましい。
すなわち、図10に示したように、曲面部はフランジ44により区分された軸受部材42の外周面の幅(回転軸方向の長さ)が大きい領域と当接し、かつ当該領域の幅よりも大きいことが好ましい。
一方、ホルダ部材の内側領域当接部500は、軸受部材42のフランジ44で区分された内側領域において、軸受部材42の回転軸と直交する表面と、平面形状部で当接する。
上述の構成により、軸受部材42の外周面に対し略均一に面圧がかかるため、軸受部材の変形による摺動不良の発生などを防止することができる。また、ホルダ部材の取付け時において、取付け方向の誤りを回避することができる。
また、ホルダ部材は、加圧部材43の回転軸方向の端面と当接する端面保持部502を有する。
本実施形態の定着装置では、図7及び図10に示すように、第2のブラケット51が、外側領域当接部501及び端面保持部502を備えている。
なお、端面保持部502の形状及び鉛直方向(回転軸と直交する方向)の長さは、ヒータハーネス40に干渉せず、かつ加圧部材43の端面を支持可能であれば特に限定されない。
本実施形態の定着装置が備えるホルダ部材(50,51)によれば、軸受部材42の上下方向(高さ方向:回転軸と直交する方向)、左右方向(回転軸方向)、及び回転方向のいずれに対しても保持する力がバランスよくかかるため、保持する加熱部材45を加圧部材43内部の中心に高い位置精度で配設することができるとともに、取付け時における取付け方向の誤りを防ぐことができる。
上述のように、本実施形態の定着装置によれば、メンテナンス時に中空の加圧部材43の内部に加熱部材45を位置精度高く配設することができ、かつサービスマンの作業性向上及びレイバーコストの低減を実現することができる。
10 画像形成装置
11 定着装置(定着ユニット)
12 スライドレール
13 分離ユニット
14 加熱ユニット
15 加圧ユニット
30 カバー部材
40 ヒータハーネス
41 駆動ギア
42 軸受部材(ボールベアリング)
43 加圧部材(加圧ローラ)
44 フランジ
45 加熱部材
46 スリーブ
50 第1のブラケット(ホルダ部材)
51 第2のブラケット(ホルダ部材)
52 開口部
53 スリーブ挿通部
500 内側領域当接部
501 外側領域当接部(曲面当接部)
502 端面保持部
503 ハーネス通過部
D1 用紙搬送方向
D2 画像形成装置本体側
D3 引出し方向手前側
L1、L3 軸受部材外側領域の幅
L2、L4 軸受部材内側領域の幅
R 曲面
特開2001-134125号公報 特開2011-75860号公報

Claims (8)

  1. 定着部材と、前記定着部材に当接して回転する中空の加圧部材と、前記加圧部材の内部に配設される加熱部材と、を備える定着装置であって、
    前記加圧部材および前記加熱部材を保持するホルダ部材と、前記加圧部材を回転自在に支持する軸受部材とをさらに備え、
    前記ホルダ部材は、前記軸受部材の外周面に倣った曲面を有し前記軸受部材と当接する曲面当接部を備え、
    前記軸受部材は、フランジを有し、前記フランジにより前記加圧部材の回転軸方向において内側領域と外側領域とに区分され、前記内側領域と前記外側領域とが非対称であり、
    前記ホルダ部材は、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記外側領域に当接する外側領域当接部と、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記内側領域に当接する内側領域当接部とを有し、
    前記外側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向に沿った外周面と当接し、
    前記内側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向と直交する表面と当接し、
    前記ホルダ部材の前記内側領域当接部は、前記加圧部材の回転軸と直交する平面を有する平板状であることを特徴とする定着装置。
  2. 定着部材と、前記定着部材に当接して回転する中空の加圧部材と、前記加圧部材の内部に配設される加熱部材と、を備える定着装置であって、
    前記加圧部材および前記加熱部材を保持するホルダ部材と、前記加圧部材を回転自在に支持する軸受部材とをさらに備え、
    前記ホルダ部材は、前記軸受部材の外周面に倣った曲面を有し前記軸受部材と当接する曲面当接部を備え、
    前記軸受部材は、フランジを有し、前記フランジにより前記加圧部材の回転軸方向において内側領域と外側領域とに区分され、
    前記フランジは、前記軸受部材の外周面の幅方向の中心に対してずれた位置に配置され
    前記ホルダ部材は、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記外側領域に当接する外側領域当接部と、前記軸受部材の前記フランジで区分された前記内側領域に当接する内側領域当接部とを有し、
    前記外側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向に沿った外周面と当接し、
    前記内側領域当接部は、前記軸受部材の前記回転軸方向と直交する表面と当接し、
    前記ホルダ部材の前記内側領域当接部は、前記加圧部材の回転軸と直交する平面を有する平板状であることを特徴とする定着装置。
  3. 前記ホルダ部材は、
    前記軸受部材と対向する領域に開口部を有する第1のブラケットと、前記第1のブラケットの前記開口部に嵌合し、着脱可能に固定される第2のブラケットを有し、
    前記第1のブラケットが前記内側領域当接部を備え、前記第2のブラケットが前記外側領域当接部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記ホルダ部材の前記外側領域当接部が、前記曲面当接部であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記回転軸方向における前記ホルダ部材の前記曲面当接部の幅が、前記軸受部材の前記外側領域の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記加圧部材の回転軸方向における前記軸受部材の前記外側領域の幅が、前記内側領域の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記ホルダ部材は、前記加圧部材の回転軸方向の端面と当接する端面保持部を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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