JP2007154678A - 流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体機械において、シャフトとインペラとを締まりばめにより相互結合する際の、両者間の軸線方向への相対位置ずれを、簡易な構成により確実に防止する。
【解決手段】流体機械10は、シャフト12とインペラ14との間に設けられ、シャフトの予め定めた位置にインペラを位置決めする位置決め部18と、位置決め部に隣接して軸穴16の中に設けられ、シャフトとインペラとの間に締まりばめを形成する嵌合部20と、嵌合部に隣接して軸穴の中に設けられ、シャフトとインペラとの間に隙間を形成する遊挿部22とを備える。焼きばめ及び冷やしばめの少なくとも一方の手法によってシャフトをインペラに固定する際に、位置決め部の作用によりインペラをシャフト上の軸線方向所定位置に正確に位置決めした状態で、シャフトとインペラとを、嵌合部における締まりばめにより強固に結合させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体機械に関し、特に、シャフトとインペラとが締まりばめにより相互結合される流体機械に関する。
レーザ発振器で使用される送風機のような高速回転型の流体機械においては、シャフト(回転軸)にインペラを精度良く強固に取り付ける必要がある。そこで従来、例えば特許文献1に記載されるように、インペラをシャフトに焼きばめすることで、両者の高速回転中に生じ得る周方向への相対的変動を防止し、安定した高速回転を遂行できるようにしている。また、特許文献2に記載されるように、インペラに設けられる軸穴の一部分のみを、焼きばめによりシャフトに嵌合させる構成も知られている。特許文献2にはさらに、インペラを、そのガス入口側を上に向けて定盤に載せ、その状態で、インペラの軸穴のガス入口側に設けた嵌合部を加熱して拡径し、シャフトをインペラの上方から軸穴に所定位置まで挿入した時点で、加熱を解除して焼きばめを完了させる手法が記載されている。
特開平7−63193号公報(図2) 特開2004−60460号公報(図1、図2)
従来の流体機械において、インペラをシャフトに焼きばめする構成では、一般に、インペラの収縮時にインペラとシャフトとが最初に係合した箇所が基準となって両者の相互固定位置が決まり、その後にインペラが完全に収縮してシャフトに強固に固定される。このとき、シャフト上でのインペラの固定位置(すなわち最初の係合箇所の位置)は、それぞれの加工精度のばらつき等に起因して、正確に予測することが一般に困難である。したがって、シャフト上でインペラを、予め定めた軸線方向位置に正確に位置決めして固定することが困難になり、結果として、流体機械の作動信頼性や性能に悪影響を及ぼすことが懸念される。
例えば、インペラに隣接して軸シールや軸受が設置される構成では、シャフト上でのインペラの軸線方向位置が設定位置からずれていると、その影響で軸シールや軸受の軸線方向位置も設定位置からずれることになる。特に、軸受に位置ずれが生じると、シャフトの高速回転中に異常振動を発生し、軸受や流体機械本体に損傷を招ずる恐れもある。このような問題は、前述した特許文献1に記載されるような、インペラを軸穴の全体でシャフトに固定する構成だけでなく、前述した特許文献2に記載されるような、インペラを軸穴の一部分でシャフトに固定する構成においても、シャフト上でのインペラの固定位置(すなわち最初の係合箇所の位置)の特定が困難であるという理由から、同様に起こり得るものである。
このような問題を解決するために、焼きばめ工程に際し、インペラが完全に収縮するまでの間、インペラとシャフトとをプレス機械等で拘持することにより、両者間の軸線方向への相対位置ずれを防止する方策が採られる場合がある。また、インペラの収縮完了までの時間を短縮する目的で、専用の冷却機構を用意する場合もある。しかし、これらプレス機械や冷却機構等の付帯設備は、流体機械の製造コストを増加させる要因となり得る。
本発明の目的は、シャフトとインペラとが締まりばめにより相互結合される流体機械において、シャフトとインペラとを結合する際の両者間の軸線方向への相対位置ずれを、簡易な構成により確実に防止でき、以って、安全性及び作動信頼性に優れた安価でかつ高性能の流体機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シャフトと、シャフトが挿入される軸穴を有するインペラとを具備し、インペラがシャフトに締まりばめにより結合される流体機械において、シャフトとインペラとの間に設けられ、シャフトの予め定めた位置にインペラを位置決めする位置決め部と、位置決め部に隣接して軸穴の中に設けられ、シャフトとインペラとの間に締まりばめを形成する嵌合部と、嵌合部に隣接して軸穴の中に設けられ、シャフトとインペラとの間に隙間を形成する遊挿部と、を具備することを特徴とする流体機械を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流体機械において、位置決め部が、シャフト及びインペラとは別体の部材を具備する流体機械を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の流体機械において、位置決め部が、シャフト及びインペラの少なくとも一方の一部分を具備する流体機械を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体機械において、嵌合部及び遊挿部が、シャフトの外径とインペラの軸穴の内径との少なくとも一方を、軸線方向に沿って変化させることにより形成される流体機械を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、焼きばめ及び冷やしばめの少なくとも一方の手法によってシャフトをインペラに固定する際に、位置決め部に隣接してインペラの軸穴内に嵌合部を設けたことにより、シャフト上でのインペラの固定位置(すなわち最初の係合箇所の位置)を容易かつ確実に特定して、嵌合部における締まりばめを達成することができる。そして、軸穴内に嵌合部に隣接して遊挿部を設けたことで、嵌合部における締まりばめ後のシャフトの膨張方向及びインペラの収縮方向を規定の方向に制御することができる。その結果、シャフトとインペラとを相互結合する際の両者間の軸線方向への相対位置ずれを、簡易な構成により確実に防止して、シャフト上でのインペラの軸線方向位置精度を向上させるとともに、インペラに隣接してシャフトに取り付けられる他部品の軸線方向位置精度も向上させることができる。したがって、安全性及び作動信頼性に優れた安価でかつ高性能の流体機械が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、インペラに隣接してシャフトに取り付けられる他部品を流用して位置決め部を構成できるので、加工工数及び部品点数を削減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、位置決め部による安定した位置決め機能を維持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、嵌合部及び遊挿部を極めて簡易に構成できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による流体機械10のシャフト12とインペラ14とを示す。図示実施形態による流体機械10は、遠心式送風機の構成を有するものであり、インペラ14の羽根構造及びハウジング(図示せず)の構造はいずれも公知のものを使用できるから、その説明を省略する。なお本発明は、遠心式送風機に限らず、他の様々な流体機械にも適用できる。
流体機械10は、シャフト12と、シャフト12が挿入される軸穴16を有するインペラ14とを備え、インペラ14がシャフト12に締まりばめにより結合される構成を有する。流体機械10はさらに、シャフト12とインペラ14との間に設けられ、シャフト12の予め定めた位置にインペラ14を位置決めする位置決め部18と、位置決め部18に隣接して軸穴16の中に設けられ、シャフト12とインペラ14との間に締まりばめを形成する嵌合部20と、嵌合部20に隣接して軸穴16の中に設けられ、シャフト12とインペラ14との間に隙間を形成する遊挿部22とを備える。
シャフト12は、シャフト12及びインペラ14の回転軸線Aに沿って階段状に外径を変化させて延びる段付円筒状の外周面12aを有し、その軸線方向所定位置にインペラ14が同心配置で固定される。インペラ14の軸穴16は、シャフト12及びインペラ14の回転軸線Aに沿って同一内径で延びる円筒状の内周面16aを有する。インペラ14を固定したシャフト12は、その軸線方向所定位置に取り付けた軸受24を介して、図示しないハウジングに回転可能に支持される。インペラ14と軸受24との間には、軸シール26が、シャフト12の軸線方向所定位置に固定的に設置される。
シャフト12の外周面12aは、軸受24及び軸シール26が設置される円筒状の大径部分28と、大径部分28に軸線方向へ隣接して配置され、回転軸線Aに略直交する第1環状肩面12bを介して僅かに縮径した円筒状の中径部分30と、中径部分30に軸線方向へ隣接して配置され、回転軸線Aに略直交する第2環状肩面12cを介して僅かに縮径した円筒状の小径部分32とを含む。軸シール26は、シャフト12の大径部分28に嵌合する円筒状の基部34を有し、基部34が、その軸線方向一端(図で上端)で、シャフト12の第1環状肩面12bに整合して配置されるとともに、その軸線方向他端(図で下端)で軸受24に隣接して配置される。インペラ14は、軸穴16の内周面16aの、軸線方向一端(図で下端)から所定長さに渡る第1領域36で、シャフト12の中径部分30に固定される。インペラ14の軸穴内周面16aの残りの領域(第2領域)38は、シャフト12の小径部分32に非接触に配置される。
図示実施形態では、位置決め部18は、シャフト12の第1環状肩面12bと、シャフト12及びインペラ14のいずれとも別体の部材である軸シール26の基部34とを含んで構成される。インペラ14は、軸穴16の軸線方向一端(図で下端)から、シャフト12の小径部分32及び中径部分30を順次受容して、軸穴16の軸線方向一端の開口に隣接する軸線方向端面の環状領域14aで、シャフト12の第1環状肩面12bと軸シール26の基部34の軸線方向一端面(図で上端面)とに当接される。その状態で、インペラ14は、シャフト12上の軸線方向所定位置に正確に位置決めされる。
また、図示実施形態では、嵌合部20は、シャフト12の外周面12aの中径部分30と、軸穴16の内周面16aの第1領域36との協働により構成される。嵌合部20における締まりばめ構造は、インペラ14を加熱してシャフト12に取り付ける「焼きばめ」と、シャフト12を冷却してインペラ14に取り付ける「冷やしばめ」との、少なくとも一方の手法(すなわち併用も含む)によって確保することができる。シャフト12の中径部分30の外径と軸穴16の第1領域36の内径とは、所望強度の締まりばめ構造を達成するに十分な締め代を確保するように設定される。また、シャフト12の中径部分30の軸線方向寸法は、シャフト12に対するインペラ14の軸線の傾きを排除するに十分な大きさに設定される。さらに、図示実施形態では、遊挿部22は、シャフト12の外周面12aの小径部分32と、軸穴16の内周面16aの第2領域38との協働により構成される。
上記構成を有する流体機械10では、焼きばめ及び冷やしばめの少なくとも一方の手法によってシャフト12をインペラ14に固定する際に、まず、シャフト12の小径部分32及び中径部分30を順次、インペラ14の軸穴16に挿入して、位置決め部18(シャフト12の第1環状肩面12b及び軸シール26の基部34)にインペラ14の軸線方向端面の環状領域14aを当接させることで、インペラ14をシャフト12上の軸線方向所定位置に正確に位置決めすることができる。その状態で放置すれば、焼きばめの場合には加熱したインペラ14が収縮し、また冷やしばめの場合には冷却したシャフト12が膨張して、嵌合部20(シャフト12の中径部分30及び軸穴16の第1領域36)においてシャフト12とインペラ14とが最初に係合する。このとき、インペラ14の自重又は軽度の外力により、インペラ14の環状領域14aが位置決め部18に当接した状態を簡単に維持することができるので、インペラ14をシャフト12上の軸線方向所定位置に位置決めした状態で、シャフト12とインペラ14とが嵌合部20の任意箇所において最初に係合することになる。
続いて、相互接触したシャフト12とインペラ14とが熱交換することで、シャフト12の膨張とインペラ14の収縮とが実質的に同時進行して、嵌合部20における締まりばめが完了する。その後に生じるシャフト12の膨張とインペラ14の収縮とは、図1に矢印で示すように互いに逆方向へ進行するが、そのような逆方向への両者の熱変形は、遊挿部22(シャフト12の小径部分32及び軸穴16の第2領域38)の存在により円滑に行われる。そして、シャフト12及びインペラ14の双方の熱変形が終了した時点で、シャフト12へのインペラ14の取付作業が完了する。このようにしてシャフト12に取り付けられたインペラ14は、軸線方向への位置精度が極めて高いものとなる。
このように、流体機械10においては、焼きばめ及び冷やしばめの少なくとも一方の手法によってシャフト12をインペラ14に固定する際に、位置決め部18に隣接して軸穴16内に嵌合部20を設けたことにより、シャフト12上でのインペラ14の固定位置(すなわち最初の係合箇所の位置)を容易かつ確実に特定して、嵌合部20における締まりばめを達成することができる。そして、軸穴16内に嵌合部20に隣接して遊挿部22を設けたことで、締まりばめ後のシャフト12の膨張方向及びインペラ14の収縮方向を規定の方向に制御することができる。その結果、シャフト12とインペラ14とを相互結合する際の両者間の軸線方向への相対位置ずれを、簡易な構成により確実に防止して、シャフト12上でのインペラ14の軸線方向位置精度を向上させるとともに、シャフト12に取り付けられる軸受24や軸シール26等の他部品の軸線方向位置精度も向上させることができる。したがって流体機械10は、安全性及び作動信頼性に優れた安価でかつ高性能のものとなる。
なお、シャフト12とインペラ14との締まりばめを、焼きばめ及び冷やしばめの少なくとも一方の手法によって確保する上記構成では、シャフト12とインペラ14とが、互いに熱収縮率の異なる材料から作製されることが、締まりばめ作用を促進する観点で有利である。
上記した流体機械10において、位置決め部18は、軸シール26の基部34(すなわちシャフト12及びインペラ14とは別体の部材)と、シャフト12の第1環状肩面12b(すなわちシャフト12の一部分)との、いずれか一方のみによって構成することもできる。インペラ14に隣接してシャフト12に取り付けられる軸シール26等の他部品を流用して位置決め部18を構成すれば、加工工数及び部品点数を削減することができる。他方、シャフト12及びインペラ14の少なくとも一方の一部分によって位置決め部18を構成すれば、安定した位置決め機能を維持することができる。
また、嵌合部20及び遊挿部22は、シャフト12の外周面12aの径寸法とインペラ14の軸穴16の内周面16aの径寸法との少なくとも一方を、軸線方向に沿って変化させることにより形成することができる。このような構成によれば、嵌合部20及び遊挿部22を極めて簡易に構成できる。以下、図2〜図5を参照して、上記した流体機械10の各種変形例を説明する。なお、図2〜図5では、図1の流体機械10に対応する構成要素に共通の参照符号を付して、重複説明を省略する。
図2に示す変形例では、シャフト12の外周面12aに、前述した中径部分30に代えて、第1環状肩面12bから小径部分32に至る間で外径寸法を漸減させるテーパ部分40を設けている。テーパ部分40は、第1環状肩面12bに隣接する部位で、インペラ14の軸穴16の、位置決め部18側の開口端に隣接する前述した第1領域36の末端部分36aに締まりばめ状態で係合して、嵌合部20を構成する。この構成では、嵌合部20における締まりばめの締め代を十分に確保することで、所要強度の嵌合を達成できるとともに、位置決め部18(シャフト12の第1環状肩面12b及び軸シール26の基部34)の作用により、シャフト12に対するインペラ14の軸線の傾きを排除できる。このような構成によっても、図1に示す流体機械10と同等の作用効果が奏される。
図3に示す変形例では、シャフト12の外周面12aから、前述した中径部分30及び第2環状肩面12cを省略して、大径部分28と小径部分32とが第1環状肩面12bを介して隣接する形状にする一方、インペラ14の軸穴16の内周面16aを、小径の円筒面からなる前述した第1領域36と、第1領域36よりも大径の円筒面からなる前述した第2領域38とを含む、段付円筒状に形成している。インペラ14の軸穴16の第1領域36は、シャフト12の小径部分32の、第1環状肩面12bに隣接する基端領域42に締まりばめ状態で係合して、嵌合部20を構成する。この構成では、嵌合部20における締まりばめの締め代及び軸線方向長さを十分に確保することで、所要強度の嵌合を達成できるとともに、シャフト12に対するインペラ14の軸線の傾きを排除できる。このような構成によっても、図1に示す流体機械10と同等の作用効果が奏される。
図4に示す変形例では、シャフト12の外周面12aを、図3の構成と同様に大径部分28と小径部分32とが第1環状肩面12bを介して隣接する形状にする一方、インペラ14の軸穴16の内周面16aに、大径の円筒面からなる前述した第2領域38と、第2領域38から位置決め部18側の開口端に至る間で内径寸法を漸減させるテーパ領域44とを設けている。軸穴16のテーパ領域44は、位置決め部18側の開口端に隣接する部位で、シャフト12の小径部分32の、第1環状肩面12bに隣接する末端部分32aに締まりばめ状態で係合して、嵌合部20を構成する。この構成では、嵌合部20における締まりばめの締め代を十分に確保することで、所要強度の嵌合を達成できるとともに、位置決め部18(シャフト12の第1環状肩面12b及び軸シール26の基部34)の作用により、シャフト12に対するインペラ14の軸線の傾きを排除できる。このような構成によっても、図1に示す流体機械10と同等の作用効果が奏される。
図5に示す変形例では、軸シール26を併用する前述した位置決め部18に代えて、インペラ14の軸穴16の内部に、シャフト12及びインペラ14の双方の一部分からなる位置決め部46を採用している。具体的には、シャフト12の外周面12aを、大径部分28と小径部分32とが第1環状肩面12bを介して隣接する形状にするとともに、大径部分28を軸シール26の基部34から突出するように延長してインペラ14の軸穴16に挿入する構成としている。他方、インペラ14の軸穴16の内周面16aを、軸シール26側の開口端に隣接する大径の第1領域36と、反対側の開口端に隣接する大径の第2領域38と、第1領域36及び第2領域38の間に位置する小径の第3領域48とを含む、段付円筒状に形成している。インペラ14の軸穴16の第1領域36と第3領域48との間には、軸線Aに略直交する環状肩面16bが形成される。インペラ14の軸穴16の環状肩面16bは、シャフト12の第1環状肩面12bと協働して、位置決め部46を構成する。また、インペラ14の軸穴16の第3領域48は、シャフト12の小径部分32の、第1環状肩面12bに隣接する基端領域50に締まりばめ状態で係合して、嵌合部20を構成する。
上記構成では、焼きばめ及び冷やしばめの少なくとも一方の手法によってシャフト12をインペラ14に固定する際に、まず、シャフト12の小径部分32及び大径部分28を順次、インペラ14の軸穴16に挿入して、シャフト12の第1環状肩面12bとインペラ14の軸穴16の環状肩面16bとを相互に当接させることで、位置決め部46の作用によりインペラ14をシャフト12上の軸線方向所定位置に正確に位置決めすることができる。その状態で、嵌合部20(シャフト12の小径部分32の基端領域50及び軸穴16の第3領域48)において締まりばめを完了させることで、インペラ14を、シャフト12上の軸線方向所定位置に正確に位置決めした状態で、シャフト12に取り付けることができる。なお、嵌合部20において相互接触したシャフト12とインペラ14とが熱交換する間の両者の熱変形は、図5に矢印で示す方向へ進行することになる。この構成においても、軸穴16内に位置決め部46と嵌合部20とを互いに隣接して設けたことにより、シャフト12上でのインペラ14の固定位置(すなわち最初の係合箇所の位置)を容易かつ確実に特定して、嵌合部20における締まりばめを達成することができる。その結果、図1に示す流体機械10と同等の作用効果が奏される。
本発明の一実施形態による流体機械のシャフトとインペラとを示す断面図である。 図1の流体機械の変形例を示す断面図である。 図1の流体機械の他の変形例を示す断面図である。 図1の流体機械のさらに他の変形例を示す断面図である。 図1の流体機械のさらに他の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 流体機械
12 シャフト
12a 外周面
12b 第1環状肩面
12c 第2環状肩面
14 インペラ
16 軸穴
16a 内周面
18、46 位置決め部
20 嵌合部
22 遊挿部
24 軸受
26 軸シール
28 大径部分
30 中径部分
32 小径部分
34 基部
36 第1領域
38 第2領域
40 テーパ部分
42、50 基端領域
44 テーパ領域
48 第3領域

Claims (4)

  1. シャフトと、該シャフトが挿入される軸穴を有するインペラとを具備し、該インペラが該シャフトに締まりばめにより結合される流体機械において、
    前記シャフトと前記インペラとの間に設けられ、該シャフトの予め定めた位置に該インペラを位置決めする位置決め部と、
    前記位置決め部に隣接して前記軸穴の中に設けられ、前記シャフトと前記インペラとの間に前記締まりばめを形成する嵌合部と、
    前記嵌合部に隣接して前記軸穴の中に設けられ、前記シャフトと前記インペラとの間に隙間を形成する遊挿部と、
    を具備することを特徴とする流体機械。
  2. 前記位置決め部が、前記シャフト及び前記インペラとは別体の部材を具備する、請求項1に記載の流体機械。
  3. 前記位置決め部が、前記シャフト及び前記インペラの少なくとも一方の一部分を具備する、請求項1又は2に記載の流体機械。
  4. 前記嵌合部及び前記遊挿部が、前記シャフトの外径と前記インペラの前記軸穴の内径との少なくとも一方を、軸線方向に沿って変化させることにより形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体機械。
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