JP2006326643A - 調芯位置決め機構および調芯位置決め方法 - Google Patents

調芯位置決め機構および調芯位置決め方法 Download PDF

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Abstract

【課題】円形の孔内に配置される管を位置決めの微調整を容易に行うことができる調芯位置決め機構および調芯位置決め方法を提供する。
【解決手段】 位置決めプレートは、外側プレート孔14が外周に対して偏芯して形成された円環形状の外側プレート13と、先端部32が嵌合される内側プレート孔11が外周に対して偏芯して形成された円環形状の内側プレート12とを有し、外側プレート13は固定型孔15に嵌合し、内側プレート12は外側プレート13の外側プレート孔14に嵌合する構成となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は円形の孔内に配置される管を位置決めするための調芯位置決め機構および調芯位置決め方法に関するものである。
従来、円形の孔内において管または軸の位置決めを必要とする機構部品は多々ある。図5は、ブロック110に形成された円形の孔111内に同じく円形断面の管112が同心円上に位置し、孔111および管112により形成されるトーラス形状の空間に、孔111および管112とに対して隙間がないようにプレート113が嵌め込まれた状態を示す模式的な平面図である。
このような構造は、例えば金属射出成形機において、製品以外の不要な部分を極力低減させ、金属製作コストが高価にならないようなノズル装置として、特許文献1に開示されている。図6に図5の構造を有する従来の金属射出成形機の一例の模式的断面図を示す。
金属射出成形機は、外周部にヒータ221が設置された加熱シリンダ202と、その先端に取り付けられ金型内部まで挿入可能な延長ノズル203とを有する。固定型204に形成された孔243には、位置決めプレート241が嵌合している。延長ノズル203の先端部232は、この孔243内に嵌合されている位置決めプレート241に対して嵌合する。
延長ノズル203の先端部232は位置決めプレート241に形成された孔に挿入され、位置決めプレート241と先端部232との熱膨張差によって先端部232の外周隙間をシールして溶融金属の流出および噴出を防止している。
固定型204に設けられたテーパ部242は、延長ノズル203の中間部に設けられたテーパ部231が当接し、金属射出成形機のタッチ力を受け止めている。
また、位置決めプレート241は固定型204の製品突き出し機構251が設けられた可動型205側から固定型204に取り付けられる構造となっている。
このような構造において、固定型204と位置決めプレート241との間、また、位置決めプレート241と延長ノズル203の先端部232との間にはスムーズに嵌合できる以上の隙間を持たせることは、溶融金属の流出および噴出を防止する観点から避けなければならない。また、位置決めプレート241の形状は、孔243と先端部232との相対的な位置の影響を大きく受ける。
なお、図6の孔243は図5では孔111に相当し、図6の先端部232は図5では管112に相当し、図6の位置決めプレート241は図5ではプレート113に相当する。
特開2003−94158号公報
上記のような構成において位置決めプレート241の形状は、孔243と先端部232との相対的な位置の影響を受ける。よって、孔243に対する先端部232の偏芯量毎に複数の位置決めプレート241を用意することを避けるために、孔243に対して先端部232が完全に同芯状にあるのが好ましい。
しかしながら金属射出成形機においては、加熱シリンダ202の組み付け時の誤差や、加熱シリンダ202の周方向の温度差によって発生する熱応力による加熱シリンダ202の湾曲などにより、加熱シリンダ202の先端に取り付けられた延長ノズル203の先端部232の芯については多少のズレを生じてしまう。よって、通常、金属射出成形機にはノズル芯調整機構が設けられているが、数ミリメートル単位のズレを調整することを目的とするものが多い。一方、先端部232と位置決めプレート241との隙間から常識的に溶湯が侵入しない最大隙間は、数10マイクロメートル程度である。つまり、通常のノズル芯調整機構を用いて、先端部232と位置決めプレート241との隙間に溶湯が侵入しない範囲内に収めるべく、先端部232と孔243とを同芯とする調整は非常に難しいものとなる。
したがって、固定型204の位置決めプレート241の外周部と嵌合する孔243と、延長ノズル203の先端部232の同芯化のための位置決めは、延長ノズル203の中間部に設けられたテーパ部231と固定型204に設けられたテーパ部242との嵌合により行うこととなる。よって、延長ノズル203側のテーパ部231と固定型204側のテーパ部242とは高い精度の加工が必要となる。また、それぞれのテーパ部231、242から先端部232と位置決めプレート241との嵌合部に至るまでの構成品の寸法精度も高いものが求められることとなる。しかしながら、これらを勘案すると、孔243と先端部232の同芯度を常に数10マイクロメートルの範囲内で保つことは困難を極め、現実的ではない。
その対策として、固定型204の孔243と位置決めプレート241の外周部との隙間を大きくする手法が採用されている。すなわち、固定型204の孔243に対して、先端部232の偏芯量分だけオフセットさせて位置決めプレート241を取り付けることによって、位置決めプレート241と先端部232とを嵌合させるものである。
しかしながら、この手法では固定型204と位置決めプレート241の間に、元来の隙間量と孔243に対する先端部232の偏芯量とを合わせた隙間を生じてしまう。よって、溶融金属が金型外部には流出しないものの、固定型204と位置決めプレート241との隙間に溶融金属が浸入してしまい、位置決めプレート241が固定型204から分解できなくなる、もしくは成形中の型開き時における成形品206の固定型204への残留などが発生することがある。
溶融金属の浸入による弊害を回避するため、図7のように延長ノズル203の中間部に設けられたテーパ部231を、延長ノズル203とは別構成のブッシュ233とし、ブッシュ233と延長ノズル203との間に隙間を設けた構成とするか、もしくは図8のように延長ノズル203の中間部と固定型204の接触部250を垂直当て形状とし、上述したノズル芯調整機構により同芯調整を行う構成としても、この調整作業は前述のように難しく、運転準備作業時間が長くなることがある。
そこで、本発明は、円形の孔内に配置される管を位置決めの微調整を容易に行うことができる調芯位置決め機構および調芯位置決め方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の調芯位置決め機構は、管を円形の孔内にて位置決めする、孔と管との間に配置される位置決め部材を有する調芯位置決め機構において、位置決め部材が、周方向に複数に分割された、内周が外周に対して偏芯している円環形状の円環部材を有し、径方向に最も外側の円環部材の外周が孔に嵌合し、径方向に最も内側の円環部材の内周に管の外周が嵌合していることを特徴とする。
上記の通り、位置決め部材は複数に分割されており、また、各円環部材は、内周が外周に対して偏芯している。これにより、各円環部材間における偏芯方向がなす角度とその方向を調整することで、管が嵌合する円環部材の内周の位置を調整することができる。つまり、本発明の調芯位置決め機構は、各円環部材の回転角によって、円形の孔に対する、管が嵌合する孔位置を調整することができるので、その微調整が容易となる。
また、本発明の調芯位置決め機構は、位置決め部材の分割面がテーパ形状となっているものであってもよい。
本発明の調芯位置決め方法は、本発明の調芯位置決め機構を用いた調芯位置決め方法であって、各円環部材間における偏芯方向がなす角度を調整することにより、孔の中心に対する、最も内側の円環部材の内周の中心の偏芯量を調整し、各円環部材を回転させることにより偏芯方向を調整することを特徴とする。
本発明の調芯位置決め機構は、固定型に形成された固定型孔に嵌合され、金属射出成形機のシリンダ先端部に取り付けられた延長ノズルの先端部が嵌合される、固定型用の位置決めプレートを有する調芯位置決め機構において、位置決めプレートは、外側プレート孔が外周に対して偏芯して形成された円環形状の外側プレートと、延長ノズルの先端部が嵌合される内側プレート孔が外周に対して偏芯して形成された円環形状の内側プレートとを有し、外側プレートは固定型孔に嵌合し、内側プレートは外側プレートの外側プレート孔に嵌合することを特徴とする。
上記の通り本発明の調芯位置決め機構は、位置決めプレートが、円環形状の外側プレートおよび内側プレートの2つのプレートからなり、各プレートの孔は偏芯して形成されている。また、外側プレートを固定型孔に嵌合させ、内側プレートを外側プレート孔に嵌合させた構成としているので、各プレートの回転角によって、延長ノズルの先端部が嵌合される内側プレート孔の孔位置を固定型孔に対して容易に微調整することができる。また、固定型孔に対する延長ノズルの先端部の偏芯量の分だけ固定型孔と位置決めプレートとの間に隙間を設ける構成でないため、隙間に溶融金属が浸入してしまうこともない。さらに、各プレートも嵌合、すなわち、溶融金属が浸入するほどの隙間無く嵌め合わされているので各プレート間に溶融金属が浸入することもない。
以上のように、本発明によれば、複数の偏芯した円環部材の偏芯方向がなす角度とその方向を調整することで管が嵌合する孔位置を調整するので、その微調整が容易となる。
また、本発明の位置決めプレートは、固定型孔と位置決めプレートとの間に溶融金属が浸入してしまうことがなく、先端部が嵌合される内側プレート孔の孔位置を固定型孔に対して容易に微調整することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態を適用した金属射出成形機および固定型の構成を示す側断面図である。
[金属射出成形機]
金属射出成形機は、外周部にヒータ21が設置された加熱シリンダ2と、そのシリンダ先端部23に取り付けられ金型内部まで挿入可能な延長ノズル3と、加熱シリンダ2内に回転可能に収納されたスクリュ22とを有する。延長ノズル3は後述する内側プレート12の内側プレート孔11に嵌合される先端部32と、シリンダ先端部23に当接して取り付けられる取付端33と、先端部32と取付端33との間に形成されたテーパ部31とを有する。
[金型]
金型1は、固定型孔15が形成された固定型4と、固定型4に対して移動可能な可動型5とからなる。固定型4の固定型孔15内には内側プレート12および外側プレート13を有する位置決めプレート10と、延長ノズル3のテーパ部31に対応する位置がテーパ形状に形成された固定型側テーパ部42とが嵌め込まれている。位置決めプレート10は固定型孔15の可動型5側に嵌め込まれ、固定型側テーパ部42は固定型孔15の延長ノズル3が進入してくる側に嵌め込まれている。位置決めプレート10の端部と固定型側テーパ部42の端部とは固定型孔15内で互いに当接している。また、固定型孔15の可動型5に面する側には段部43が形成されており、この段部43には位置決めプレート10を固定するための押さえプレート16が嵌め込まれている。
可動型5には成形された成形品6を突き出すための突出機構51が設けられている。
[位置決めプレート]
図2に、固定型に取り付けられた位置決めプレートを可動型側から見た一部拡大図を示す。
位置決めプレート10は、外側プレート13と内側プレート12とを有し、内側プレート12は外側プレート13に形成されている外側プレート孔14に嵌合している。言い換えれば、位置決めプレート10は、外側プレート13と内側プレート12に周方向に分割されてなるものである。
外側プレート13の形状は、円環形状、いわゆるトーラス形状となっており、孔部分となる外側プレート孔14は、本実施形態においては、外側プレート13の外周部に対して1mm偏芯させている。
また、外側プレート孔14は、外側プレート13が固定型孔15に取り付けられた状態で、固定型孔15内に向けて広がるようにテーパ面が形成されている。すなわち、外側プレート孔14内に嵌合する内側プレート12が固定型側テーパ部42へと押し付けられる方向のテーパ面が形成されている。言い換えれば、固定型孔15に取り付けられた状態で外側プレート孔14の小径側が可動型5側に配置され、大径側は固定型側テーパ部42に配置されている状態となる。
また、外側プレート13における外側プレート孔14の小径側には押さえプレート16を取り付けるための受け部14aが形成されている。
内側プレート12の形状も外側プレート13と同様にトーラス形状となっており、孔部分となる内側プレート孔11は、本実施形態においては、内側プレート12の外周部に対して1mm偏芯させている。この偏芯させて形成している内側プレート孔11は、ストレート形状であり、延長ノズル3の先端部32が嵌合する。一方、内側プレート12の外周部は、テーパ面が形成されている。すなわち、内側プレート12は外側プレート13の外側プレート孔14に嵌合して用いられるので、外側プレート孔14のテーパ面に対応したテーパ面が形成されている。
外側プレート13の外周は固定型孔15に嵌合、すなわち、溶融金属が浸入するほどの隙間無く嵌め合わされているので、外側プレート13と固定型孔15との間に溶融金属が浸入してくることはない。
また、内側プレート12も、外側プレート13の外側プレート孔14に嵌合しているので、内側プレート12と外側プレート13との間に溶融金属が浸入してくることはない。
さらに、後述するように、延長ノズル3の先端部32は、内側プレート12の内側プレート孔11に嵌合しているので先端部32と内側プレート12との間に溶融金属が浸入してくることはない。
[固定型、外側プレートおよび内側プレートの嵌め合わせ]
本実施形態の位置決めプレート10は、外側プレート13の外側プレート孔14と、内側プレート12の内側プレート孔11とはそれぞれ偏芯して形成されている。このため、固定型孔15に対しての嵌め合わせ方によって、内側プレート孔11の位置を変更させることができ、延長ノズル3の先端部32に対する相対的な位置調整を行うことが可能である。
図2〜図4を用いて固定型4への位置決めプレート10の嵌め合わせについて説明する。図2〜図4はいずれも固定型に取り付けられた位置決めプレートを可動型側から見た一部拡大図であり、図2は延長ノズルの先端部と固定型孔との芯位置が同芯の場合、図3は芯位置が天方向に2mmずれている場合、図4は芯位置が天方向に1mmずれている場合をそれぞれ示している。なお、図2〜図4中、「天」は金属射出成形機を設置した際の天方向を指し、「地」は設置面方向、すなわち、地面方向を指している。
まず、延長ノズル3の先端部32と固定型孔15との芯位置が同芯となっている場合における嵌め合わせについて図2を用いて説明する。この場合、外側プレート13は、固定型孔15に対して外側プレート孔14の偏芯方向が矢印A(天方向)となるように嵌合させる。そして、この状態の外側プレート孔14内に、偏芯方向を矢印B方向(地方向、すなわち、矢印Aに対して反対方向)とした内側プレート12を嵌合させる。このように外側プレート孔14の偏芯方向と内側プレート12の偏芯方向とを180°ずらして嵌合させることで内側プレート孔11の芯位置は固定型孔15と同芯となる。これにより、内側プレート孔11内に延長ノズル3の先端部32を隙間なく嵌合させることができ、先端部32と内側プレート12との間に溶融金属の浸入を防止することができる。
次に、延長ノズル3の先端部32と固定型孔15との芯位置が天方向に2mmずれている場合における嵌め合わせについて図3を用いて説明する。この場合、外側プレート13は、固定型孔15に対して外側プレート孔14の偏芯方向が矢印Aとなるように嵌合させる。そして、この状態の外側プレート孔14内に、偏芯方向を同じく矢印A方向として内側プレート12を嵌合させる。このように外側プレート孔14の偏芯方向と内側プレート12の偏芯方向をいずれも同じ天方向に向けて嵌合させることで内側プレート孔11の芯位置は固定型孔15の芯位置に対して天方向に2mmずれることとなる。これにより、内側プレート孔11内に延長ノズル3の先端部32を隙間なく嵌合させることができる。
次に、延長ノズル3の先端部32と固定型孔15との芯位置が天方向に1mmずれている場合における嵌め合わせについて図4を用いて説明する。この場合、外側プレート13は、固定型孔15に対して外側プレート孔14の偏芯方向が天方向から時計方向に60°回転させた矢印D方向となるようにして嵌合させる。そして、この状態の外側プレート孔14内に、偏芯方向が天方向から反時計方向に60°回転させた矢印C方向として内側プレート12を嵌合させる。図4に示すように、各孔11、14の偏芯位置を左右対称に60°ずつずらすことで内側プレート孔11の芯位置は固定型孔15の芯位置に対して天方向に1mmずれることとなる。これにより、内側プレート孔11内に延長ノズル3の先端部32を隙間なく嵌合させることができる。
なお、本発明は、図2〜図4を用いて説明した、外側プレート孔14および内側プレート孔11の偏芯方向の組み合わせ例に限定されるものではないことは言うまでもない。すなわち、延長ノズル3の先端部32と固定型孔15と芯位置のずれ量、ずれ方向に応じて各孔11、14の偏芯方向を変えることで固定型孔15と位置決めプレート10との間に隙間を生じさせることなく延長ノズル3の先端部32を隙間なく嵌合させることができる。
また、各プレートに形成された孔の偏芯量も本実施形態ではそれぞれ1mmとして説明したがこれに限定されるものではなく、1mm未満であってもよいし、1mm以上であってもよい。偏芯量を1mm未満とすることで芯位置のずれ量、ずれ方向に対する微調整がより容易となる。また、偏芯量を1mm以上とした場合には、芯位置のずれ量が大きい場合に容易に対応可能である。
さらに、各孔の偏芯量を同じにするのではなく、異なる偏芯量とするものであってもよい。
また、本実施形態では位置決めプレート10が外側プレート13と内側プレート12との2つに分割された例を示したが、これに限定されるものではなく、3つ以上に分割されているものであってもよい。
以上、説明したように本実施形態の位置決めプレート10は、偏芯した孔が形成された複数の円環形状のプレートで構成している。つまり、偏芯して形成された外側プレート孔14を有する外側プレート13を固定型孔15に嵌合させ、偏芯して形成された内側プレート孔11を有する内側プレート12を外側プレート孔14に嵌合させた構成としている。よって、加熱シリンダ2の先端に取り付けられた延長ノズル3の先端部32の芯が固定型4の固定型孔15の芯に対してずれてしまった場合でも、各プレート12、13間における偏芯方向がなす角度とその方向を調整することで先端部32が嵌合される内側プレート孔11の孔位置を固定型孔15に対して容易に微調整することができる。また、固定型孔に対する先端部の偏芯量の分だけ固定型孔と位置決めプレートとの間に隙間を設ける構成でないため、隙間に溶融金属が浸入してしまうこともない。
本発明の一実施形態を適用した金属射出成形機および固定型の構成を示す側断面図である。 固定型に取り付けられた位置決めプレートを可動型側から見た一部拡大図であり、延長ノズルの先端部と固定型孔との芯位置が同芯となっている場合における位置決めプレートの嵌め合わせを説明するための平面図である。 延長ノズルの先端部の芯位置が固定型孔の芯位置に対して天方向に2mmずれている場合における位置決めプレートの嵌め合わせを説明するための平面図である。 延長ノズルの先端部の芯位置が固定型孔の芯位置に対して天方向に1mmずれている場合における位置決めプレートの嵌め合わせを説明するための平面図である。 円形の孔内の同心円上に軸が配置され、孔および軸により形成されるトーラス形状の空間にプレートが嵌め込まれた構造を示す模式的な平面図である。 図5に示す構造を有する従来の金属射出成形機の一例の模式的断面図である。 ブッシュと延長ノズルとの間に隙間を設けてノズル芯調整機構により同芯調整を行う従来の金属射出成形機の一例の模式的断面図である。 固定型と延長ノズルの接触部を垂直当て形状とし、ノズル芯調整機構により同芯調整を行う従来の金属射出成形機の一例の模式的断面図である。
符号の説明
1 金型
2 加熱シリンダ
3 延長ノズル
4 固定型
5 可動型
6 成形品
10 位置決めプレート
11 内側プレート孔
12 内側プレート
13 外側プレート
14 外側プレート孔
14a 受け部
15 固定型孔
16 押さえプレート
21 ヒータ
22 スクリュ
23 シリンダ先端部
31 テーパ部
32 先端部
33 取付端
42 固定型側テーパ部
43 段部
51 突出機構

Claims (4)

  1. 管を円形の孔内にて位置決めする、前記孔と前記管との間に配置される位置決め部材を有する調芯位置決め機構において、
    前記位置決め部材は、周方向に複数に分割された、内周が外周に対して偏芯している円環形状の円環部材を有し、径方向に最も外側の前記円環部材の外周が前記孔に嵌合し、径方向に最も内側の前記円環部材の内周に前記管の外周が嵌合していることを特徴とする調芯位置決め機構。
  2. 前記位置決め部材の分割面がテーパ形状となっている、請求項1に記載の調芯位置決め機構。
  3. 請求項1または2に記載の調芯位置決め機構を用いた調芯位置決め方法であって、
    前記各円環部材間における偏芯方向がなす角度を調整することにより、前記孔の中心に対する、最も内側の前記円環部材の内周の中心の偏芯量を調整し、前記各円環部材を回転させることにより偏芯方向を調整することを特徴とする調芯位置決め方法。
  4. 固定型(4)に形成された固定型孔(15)に嵌合され、金属射出成形機のシリンダ先端部(23)に取り付けられた延長ノズル(3)の先端部(32)が嵌合される、固定型用の位置決めプレート(10)を有する調芯位置決め機構において、
    前記位置決めプレート(10)は、外側プレート孔(14)が外周に対して偏芯して形成された円環形状の外側プレート(13)と、前記先端部(32)が嵌合される内側プレート孔(11)が外周に対して偏芯して形成された円環形状の内側プレート(12)とを有し、前記外側プレート(13)は前記固定型孔(15)に嵌合し、前記内側プレート(12)は前記外側プレート(13)の前記外側プレート孔(14)に嵌合することを特徴とする調芯位置決め機構。
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