JP2002228013A - Acc型ラビリンスシール - Google Patents

Acc型ラビリンスシール

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JP2002228013A
JP2002228013A JP2001025519A JP2001025519A JP2002228013A JP 2002228013 A JP2002228013 A JP 2002228013A JP 2001025519 A JP2001025519 A JP 2001025519A JP 2001025519 A JP2001025519 A JP 2001025519A JP 2002228013 A JP2002228013 A JP 2002228013A
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projecting
labyrinth seal
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Masahiro Kobayashi
雅博 小林
Masayoshi Sasaki
公良 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気タービン、圧縮機、ガスタービン等の回
転機械の回転軸部に使用されるクリアランス制御式ラビ
リンスシールにおいて、シールクリアランスをミニマム
に安定保持できるようにしたものを提供することを課題
とする。 【解決手段】 回転軸側及び静止側のシール部材のう
ち、何れか一方を切削性の良いアブレイダブル材を介在
させて構成したことにより、万一運転中に何らかの要因
で両者が接触することがあても、同接触部でアブレイダ
ブル材が容易に切削されて曲がり変形に至る様な発熱は
抑止され、同変形による振動等の不具合発生を防止し、
シールクリアランスをミニマムに保持可能として、安定
操業を図る様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービン、圧
縮機、ガスタービン等の回転機械の回転軸部に使用され
るクリアランス制御式ラビリンスシールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の回転機械の回転軸部に使用されて
いる軸シールの概要について、図4及び図5に基づいて
説明する。
【0003】図4は従来の回転機械の回転軸部に使用さ
れている軸シールの一例である固定式ラビリンスシール
の縦断側面図、図5は他の例であるクリアランス制御式
ラビリンスシール(Active Clearance Cntrol の頭文字
から、以下これをACC型ラビリンスシールと呼ぶ)の
縦断側面図である。
【0004】図4に示す様に、従来の固定式ラビリンス
シールでは、回転機械の回転軸1の回りに微小な間隙で
接するように所定位置に固定され、複数列の突形シール
片で形成された固定型ラビリンスシール52が回転機械
のケーシング55に設けられている。
【0005】また、図5に示す様に、従来のACC型ラ
ビリンスシールは、回転軸1の回りに微小間隙で接する
ように独立的に配置された独立型ラビリンスシール53
が、その外周側に差動機構54を介してケーシング55
に装着されている。
【0006】そして、系内の所定位置において検出され
る差圧、温度、遠心力等のファクターを基にして、制御
部56による制御で差動機構54を半径方向に移動さ
せ、回転軸1と独立型ラビリンスシール53のクリアラ
ンスを適正値に制御するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
軸シールを採用する蒸気タービン、圧縮機、ガスタービ
ン等の回転機械では、一般に定格回転速度域で回転軸1
が静定回転するように設計されており、起動後間もなく
回転速度が上昇中に回転軸1の振動レベルが最大になる
速度域(以下これを危険速度域と呼ぶ)が存在し、回転
軸1はこの危険速度域を経て定格回転速度域に達するこ
とになる。
【0008】このため図4に示した固定式ラビリンスシ
ールでは、振動レベルが大きくなる危険速度域通過時に
合わせてクリアランスを設定する必要があり、これによ
り定格回転運転時のシールクリアランスを最小に保持で
きないという問題がある。
【0009】また図2に示したACC型ラビリンスシー
ルでは、その定格回転運転時のクリアランスをコントロ
ールしてこれを小さくすることが可能ではあるが、定格
回転運転中に何らかの他の要因により、ラビリンスシー
ルと回転軸との接触が発生した場合、接触部からの熱に
よりロータが曲がり変形し、振動が大きくなって機械を
停止させる等の問題がある。
【0010】本発明は、このような従来の軸シールにお
ける問題点を解消し、回転機械の軸シール機能を改善
し、シールクリアランスをミニマムに安定保持できるよ
うにした軸シールとして、ACC型ラビリンスシールを
提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、回
転軸側のシール部材に対峙する静止側のシール部材を半
径方向に移動調節可能としたACC型ラビリンスシール
において、前記シール部材の何れか一方を切削性の良い
アブレイダブル材を介在させて構成したACC型ラビリ
ンスシールを提供するものである。
【0012】すなわち同第1の手段によれば、回転軸側
及び静止側のシール部材のうち、何れか一方を切削性の
良いアブレイダブル材を介在させて構成しているので、
仮に運転中に何らかの要因で両者が接触することがあて
も、同接触部でアブレイダブル材が容易に切削されるこ
とにより、曲がり変形に至る様な発熱は抑止され、同変
形による振動等の不具合発生を防止し、シールクリアラ
ンスをミニマムに保持可能として、安定操業を図る様に
したものである。
【0013】また、本発明は第2の手段として、前記第
1の手段において、前記回転軸側のシール部材はシール
部周面に複数列の突形シール片を形成し、前記静止側の
シール部材はリングシールベース面に前記突形シール片
の先端と対向してアブレイダブル材製シール部材を設け
て構成したACC型ラビリンスシールを提供するもので
ある。
【0014】すなわち同第2の手段によれば、回転軸側
に形成した複数列の突形シール片の先端と対向して、静
止側のリングシールベース面にアブレイダブル材製シー
ル部材を設けているので、仮に運転中に何らかの要因で
前記突形シール片の先端とアブレイダブル材製シール部
材とが接触することがあても、静止側のアブレイダブル
材製シール部材が容易に切削されることにより、曲がり
変形に至る様な発熱は抑止され、同変形による振動等の
不具合発生を防止し、シールクリアランスをミニマムに
保持可能として、安定操業を図る様にしたものである。
【0015】また、本発明は第3の手段として、前記第
1の手段において、前記静止側のシール部材はリングシ
ールベ−スの内周と一体に複数列の突形シール片を形成
し、同突形シール片の先端に一定厚さのアブレイダブル
材製シール部材を設けて構成したACC型ラビリンスシ
ールを提供するものである。
【0016】すなわち同第3の手段によれば、静止側に
形成した複数列の突形シール片の先端には、一定厚さの
アブレイダブル材製シール部材を設けているので、アブ
レイダブル材の使用量を少なく抑えた上で、万一前記突
形シール片の先端が回転軸側のシール部材と接触するこ
とがあっても、前記突形シール片の先端のアブレイダブ
ル材製シール部材が容易に切削されることにより、曲が
り変形に至る様な発熱は抑止され、同変形による振動等
の不具合発生を防止し、シールクリアランスをミニマム
に保持可能として安定操業を図り、しかも回転軸側のシ
ール部の加工を不要にすると共に静止側のシール部の加
工を容易化し、設計製作の効率化を図る様にしたもので
ある。
【0017】更にまた、本発明は第4の手段として、前
記第1の手段において、前記静止側のシール部材はリン
グシールベ−スの内周と一体に複数列の突形シール片を
形成し、前記回転軸側のシール部材は前記突形シール片
の先端と対向する回転軸周面に一定厚さのアブレイダブ
ル材製シール部材を設けて構成したACC型ラビリンス
シールを提供するものである。
【0018】すなわち同第4の手段によれば、回転軸側
で回転軸周面に一定厚さのアブレイダブル材製シール部
材を設け、これに対向して静止側でリングシールベ−ス
の内周に複数列の突形シール片を設けたことにより、回
転軸側のシール構造を簡素化して加工、取付け等の容易
化を図った上、万一接触が生じても同回転軸側のアブレ
イダブル材製シール部材が容易に切削され、曲がり変形
に至る様な発熱は抑止され、同変形による振動等の不具
合発生を防止し、シールクリアランスをミニマムに保持
可能として、安定操業を図る様にしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態について
図1に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るA
CC型ラビリンスシールの縦断側面図である。
【0020】すなわち、本実施の形態においては、回転
軸側に設置されるシール部材と、これに対峙してケーシ
ング等の静止側に設置されるシール部材との何れか一方
にラビリンスを採用して構成されるACC型ラビリンス
シールにおいて、静止側のシール部材に切削性に富んだ
材料(以下これをアブレイダブル(Abradable)材と呼
ぶ)を介在させて構成したものである。
【0021】図1において、10は回転軸1上にラビリ
ンス構造に形成した複数列の突形シール片、11は前記
回転軸1側の複数列の突形シール片10と対向する位置
でケーシング12に差動機構13を介し外周面側を支持
して設けた平板状のリングシールベース、14は同リン
グシールベース11の内周面に一体に設けた板状のアブ
レイダブル材製シール部材である。
【0022】また、56は差動機構13を制御する制御
部で、例えば蒸気タービン等では第1段落の後流位置、
又は図示の軸シール部分位置等、系内の所定位置におい
て検出される差圧、温度、遠心力等のファクターに基づ
いて前記差動機構13を半径方向に移動制御するもので
ある。
【0023】ACC型ラビリンスシールでは、回転機械
の起動時において危険速度域通過時は、ACC型ラビリ
ンスシールが持っているクリアランスの能動的なコント
ロール機能を生かし大き目クリアランスで速度上昇させ
ることができる。
【0024】また、回転機械の性能が要求される定格回
転速度においては、制御部56による制御操作により、
回転側とこれに対向する静止側とのシールクリアランス
が適正値にコントロールされる。
【0025】更に本実施の形態では、前記の様に回転側
とこれに対向する静止側との間にアブレイダブル材製シ
ール部材14の採用により、定格回転速度で運転中に予
期しない要因で、複数列の突形シール片10とアブレイ
ダブル材製シール部材14が接触した場合でも、両者の
擦合い摩擦でアブレイダブル材製シール部材14のみが
切削されて摩耗し、機器自体及び運転に大きな損失を与
えない。
【0026】ここでアブレイダブル材製シール部材14
の摩耗は、差動機構13から前記差圧又は温度又は遠心
力等のファクターと関連付けて制御部56に伝達される
ことにより、制御部56で差動機構が調節され、シール
クリアランスが適正値に修復保持されることも可能であ
る。
【0027】また、アブレイダブル材製シール部材14
は、定期的に摩耗状況を点検し、摩耗の発生、進捗状況
とその程度に応じ、特に一定量の摩耗の発生等に応じて
部材の組替えを行うことができる。
【0028】この様に本実施の形態によれば、起動から
危険回転数域通過時、定格回転静定時、又は定格回転運
転中の予期されない軸振動発生時等を含む回転機械の全
運転域において、制御部56により制御されて適正なシ
ールクリアランスが安定保持され、回転軸とシール部材
との接触により生じる軸及びシール部の熱変形等が防止
され、シール機能の信頼性が大幅に向上する効果が得ら
れる。
【0029】次に本発明の実施の第2形態について図2
に基づいて説明する。図2は本実施の形態に係るACC
型ラビリンスシールの縦断側面図である。
【0030】本実施の形態においては、静止側に当たる
回転機械のケーシング12側に差動機構13を介して支
持したリングシールベ−ス21の内周と一体に複数列の
突形シール片22を形成し、この各突形シール片22の
先端部に一定厚さのアブレイダブル材製シール部材23
を設け、これを回転軸1の周面と対向させるように構成
している。
【0031】すなわち、静止側のシール部材は、リング
シールベ−ス21の内周にこれと一体となる様に複数列
の突形シール片22を形成し、かつ、同突形シール片2
2の先端には一定厚さのアブレイダブル材製シール部材
を設け、これを回転軸1の周面に対向させている。な
お、ここで突形シール片22の断面形状は任意に設計さ
れて良い。
【0032】前記の様に構成された本実施の形態によれ
ば、回転軸1側のシール部の加工が不要になり、リング
シールベ−ス21側の複数列の突形シール片22の加工
及びアブレイダブル材製シール部材23の取付けは、リ
ングシールベ−ス21が組立部品であるため機械加工で
容易に行える利点がある。
【0033】次に本発明の実施の第3形態について、図
3に基づいて説明する。図3は本実施の形態に係るAC
C型ラビリンスシールの縦断側面図である。
【0034】本実施の形態においては、静止側となる回
転機械のケーシング12側に差動機構13を介して支持
したリングシールベ−ス31の内周と一体に複数列の突
形シール片32を形成し、この突形シール片32の先端
と対向する回転軸1の外周面に一定厚さの筒形状のアブ
レイダブル材製シール部材33を嵌め込む様に設けて構
成している。
【0035】すなわち、静止側のシール部材は、リング
シールベ−ス31の内周と一体的に複数列の突形シール
片32を設けて形成し、これに対向する回転軸側のシー
ル部材は、前記突形シール片32の先端と対向する位置
で回転軸1の周面に一定厚さのアブレイダブル材製シー
ル部材33を設けている。
【0036】なお、ここではアブレイダブル材製シール
部材33は回転軸1の周面に全周に亘って埋込式として
嵌装したものを例として示したが、半埋込式とするか、
又は埋め込みではなく、表面取付式あるいは溶射で設け
ても良い。
【0037】前記の様に構成された本実施の形態によれ
ば、リングシールベ−ス31側の複数列の突形シール片
32は、従来と同様の方法で加工成形でき、回転軸1側
のアブレイダブル材製シール部材33は単純な筒形の板
材で良いから材料の加工、取付けが容易である。
【0038】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上、本出願の請求項1に記載の発明に
よれば、回転軸側のシール部材に対峙する静止側のシー
ル部材を半径方向に移動調節可能としたACC型ラビリ
ンスシールにおいて、前記シール部材の何れか一方を切
削性の良いアブレイダブル材を介在させてなるACC型
ラビリンスシールを構成しているので、回転軸側及び静
止側のシール部材のうち、何れか一方を切削性の良いア
ブレイダブル材を介在させたことにより、仮に運転中に
何らかの要因で両者が接触することがあても、同接触部
でアブレイダブル材が容易に切削されて曲がり変形に至
る様な発熱は抑止され、同変形による振動等の不具合発
生を防止し、シールクリアランスをミニマムに保持可能
として、安定操業を図る様にした好適なACC型ラビリ
ンスシールを得ることが出来たものである。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記回転軸側のシー
ル部材はシール部周面に複数列の突形シール片を形成
し、前記静止側のシール部材はリングシールベース面に
前記突形シール片の先端と対向してアブレイダブル材製
シール部材を設けてなるACC型ラビリンスシールを構
成しているので、回転軸側に形成した複数列の突形シー
ル片の先端と対向して、静止側のリングシールベース面
にアブレイダブル材製シール部材を設けたことにより、
仮に運転中に何らかの要因で前記突形シール片の先端と
アブレイダブル材製シール部材とが接触することがあて
も、静止側のアブレイダブル材製シール部材が容易に切
削されて曲がり変形に至る様な発熱は抑止され、同変形
による振動等の不具合発生を防止し、シールクリアラン
スをミニマムに保持可能として、安定操業を図る様にし
た好適なACC型ラビリンスシールを得ることが出来た
ものである。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記静止側のシール
部材はリングシールベ−スの内周と一体に複数列の突形
シール片を形成し、同突形シール片の先端に一定厚さの
アブレイダブル材製シール部材を設けてなるACC型ラ
ビリンスシールを構成しているので、静止側に形成した
複数列の突形シール片の先端に一定厚さのアブレイダブ
ル材製シール部材を設けたことにより、アブレイダブル
材の使用量を少なく抑えた上で、万一前記突形シール片
の先端が回転軸側のシール部材と接触することがあって
も、前記突形シール片の先端のアブレイダブル材製シー
ル部材が容易に切削されて曲がり変形に至る様な発熱は
抑止され、同変形による振動等の不具合発生を防止し、
シールクリアランスをミニマムに保持可能として安定操
業を図り、しかも回転軸側のシール部の加工を不要にす
ると共に静止側のシール部の加工を容易化して設計製作
の効率化を図る様にした好適なACC型ラビリンスシー
ルを得ることが出来たものである。
【0042】更にまた、請求項4に記載の発明によれ
ば、前記請求項1に記載の発明において、前記静止側の
シール部材はリングシールベ−スの内周と一体に複数列
の突形シール片を形成し、前記回転軸側のシール部材は
前記突形シール片の先端と対向する回転軸周面に一定厚
さのアブレイダブル材製シール部材を設けてなるACC
型ラビリンスシールを構成しているので、回転軸側で回
転軸周面に一定厚さのアブレイダブル材製シール部材を
設け、これに対向して静止側でリングシールベ−スの内
周に複数列の突形シール片を設けたことにより、回転軸
側のシール構造を簡素化して加工、取付け等の容易化を
図った上、万一接触が生じても同回転軸側のアブレイダ
ブル材製シール部材が容易に切削されて曲がり変形に至
る様な発熱は抑止され、同変形による振動等の不具合発
生を防止し、シールクリアランスをミニマムに保持可能
として、安定操業を図る様にした好適なACC型ラビリ
ンスシールを得ることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るACC型ラビリ
ンスシールの縦断側面図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るACC型ラビリ
ンスシールの縦断側面図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係るACC型ラビリ
ンスシールの縦断側面図である。
【図4】従来の回転機械の回転軸部に使用されている固
定式ラビリンスシールの縦断側面図である。
【図5】従来の回転機械の回転軸部に使用されているク
リアランス制御式ラビリンスシールの縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸 10 突形シール片 11 リングシールベース 12 ケーシング 13 差動機構 14 アブレイダブル材製シール部材 21 リングシールベース 22 突形シール片 23 アブレイダブル材製シール部材 31 リングシールベース 32 突形シール片 33 アブレイダブル材製シール部材 52 固定型ラビリンスシール 53 独立型ラビリンスシール 54 差動機構 55 ケーシング 56 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸側のシール部材に対峙する静止側
    のシール部材を半径方向に移動調節可能としたACC型
    ラビリンスシールにおいて、前記シール部材の何れか一
    方を切削性の良いアブレイダブル材を介在させて構成し
    たことを特徴とするACC型ラビリンスシール。
  2. 【請求項2】 前記回転軸側のシール部材はシール部周
    面に複数列の突形シール片を形成し、前記静止側のシー
    ル部材はリングシールベース面に前記突形シール片の先
    端と対向してアブレイダブル材製シール部材を設けて構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のACC型ラビ
    リンスシール。
  3. 【請求項3】 前記静止側のシール部材はリングシール
    ベ−スの内周と一体に複数列の突形シール片を形成し、
    同突形シール片の先端に一定厚さのアブレイダブル材製
    シール部材を設けて構成したことを特徴とする請求項1
    に記載のACC型ラビリンスシール。
  4. 【請求項4】 前記静止側のシール部材はリングシール
    ベ−スの内周と一体に複数列の突形シール片を形成し、
    前記回転軸側のシール部材は前記突形シール片の先端と
    対向する回転軸周面に一定厚さのアブレイダブル材製シ
    ール部材を設けて構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のACC型ラビリンスシール。
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