JP5738184B2 - 軸シール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービン、蒸気タービン、圧縮機、水車、冷凍機、ポンプ等の回転機械の回転軸に対してシールを施す軸シール装置に関する。
本願は、2009年06月16日に日本出願された特願2009−143124に基づいて優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一般的に、ガスタービンや蒸気タービン等の回転機械において、静翼等の静止する部材と回転軸などの回転する部材との間には環状の隙間ができる。作動流体は、この環状の隙間を通過して高圧側から低圧側に向かって漏洩してしまう。これを防止するために、軸シール装置が用いられている。このような軸シール装置の一つとして、従来、非接触型のラビリンスシールが幅広く用いられていた。しかし、このような軸シール機構は、回転過渡期の軸振動や熱過渡的な熱変形によってフィン先端が周囲の部材に接触しないようにする必要があった。そのため、フィン先端の隙間、即ち、シールクリアランスをある程度大きくしなければならず、これによって作動流体の漏れ量が多くなってしまっていた。
このようなラビリンスシールの欠点を補う軸シール装置として、アブレイダブルシールが知られている(例えば特許文献1参照)。
アブレイダブルシールは、回転軸と静止する部材とのいずれか一方に複数列の突形のシールフィンを配置するとともに、他方に摺動発熱量が低く切削性に優れた部材(以下、快削材と称する)を介在させる。このアブレイダブルシールによれば、仮に運転中に何らかの要因でシールフィンと快削材とが接触することがあっても、快削材がシールフィンによって容易に切削される。そのため、摺動発熱の発生や該発熱による回転軸の曲がり変形が抑止され、この変形による振動等の不具合発生を防止することができる。
上記ラビリンスシールにおける作動流体の漏れ量を低減させる技術として、上記アブレイダブルシールの他に、平板状の薄板を回転軸の周方向に多層に配置した構造をなす薄板シールが知られている(例えば特許文献2参照)。
この薄板シールは、回転軸の停止時には薄板の内周側先端が所定の予圧で回転軸に接触し、回転軸の回転時には該回転軸が回転することで生じる動圧効果によって薄板の先端が浮上する。これによって、回転軸の回転時には薄板と回転軸とが非接触状態となり、各薄板及び回転軸との磨耗防止を図っている。
以上の他に、ブラシシールとハニカムシールとを組み合わせて一の軸シール装置を構成することで、作動流体の漏れ防止性能の向上を図ったハイブリッド型ブラシ・ハニカムシールが例えば特許文献3に開示されている。
特開2002−228013号公報 特許第3917993号公報 特開2004−150430号公報
上記アブレイダブルシールにおいては、シールフィンと快削材との接触が許容されるため、シールクリアランスの低減を図ることができる。しかし、接触摺動後には当該シールクリアランスが増大してしまう。したがって、この摺動箇所において作動流体の流量が増加してしまうため、長期に亙って安定的な漏れ防止を図ることができないという欠点がある。
上記薄板シールにおいては、高圧側領域と低圧側領域との圧力差が所定以上大きい場合、シールクリアランスが大きくなり過ぎて流量が増加してしまうため、使用できる高圧側領域と低圧側領域との圧力差を所定以下に設定しなければならない。また、当該薄板シールを複数連設すれば圧力差が大きい場合でも使用可能であるものの、コスト高となってしまう。
上記ハイブリッド型ブラシ・ハニカムシールにおいては、使用されるブラシシール及びハニカムシールがともに回転側と固定側との間に接触摺動することにより高圧側と低圧側とを隔てる構成である。そのため、両シールを使用するに従ってこれらが徐々に摩耗してしまうという欠点がある。したがって、耐久性に劣り、長期にわたって漏れ防止を安定的に図ることができない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、高圧側領域と低圧側領域との間の圧力差が大きい場合であっても、これら領域間で安定的に作動流体の漏れ防止を図ることが可能な軸シール装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る軸シール装置は、回転軸の外周面と該回転軸の外周側に設けられた静止部材との間をシールする軸シール装置であって、前記回転軸の外周面と前記静止部材との間で前記静止部材に固定されたハウジングと、前記回転軸の周方向に沿って配設されるとともに、前記ハウジングの内周に固定された外周側基端から内周側先端に向かって延出した複数の薄板を有し、前記回転軸が回転することで生じる動圧効果によって前記薄板の先端が前記回転軸から浮上して非接触状態となる薄板シールと、前記ハウジングの内周に配された快削材、及び、前記回転軸から前記快削材に向かって突出したシールフィンを有するアブレイダブルシールと、前記ハウジングに固定されて該ハウジングから前記回転軸に向かって突出したフィンを有するラビリンスシールと、を備え、前記薄板シールが前記アブレイダブルシールよりも高圧側に配置されており、前記ラビリンスシールが、前記薄板シールの高圧側、及び、前記薄板シールと前記アブレイダブルシールとの間の少なくとも一方に配置されており、前記シールフィンと前記快削材とが摺接して切削されることでシールクリアランスが増大した場合に、前記薄板シールによる差圧の分担比率が大きくなる。
このような特徴の軸シール装置によれば、アブレイダブルシールにおける快削材の摩耗が進行してシールクリアランスが増大した場合であっても、薄板シールとアブレイダブルシールとによって差圧の分担が行なわれる。これにより、アブレイダブルシール単体により生じる差圧は小さくなるため、該アブレイダブルシールにおける高圧側領域から低圧領域に向かっての流量変化を抑制することが可能となる。特に、アブレイダブルシールのシールクリアランスが増大した場合には、薄板シールによる差圧の分担比率の方がアブレイダブルシールの分担比率に比べて大きくなる。そのため、アブレイダブルシールにおける流量変化を効果的に抑制することができる。
差圧の分担によって、薄板シールに生じる差圧を小さくすることができる。高圧側領域と低圧側領域との差圧が薄板シール単体ではシールできない程に大きい場合であっても、当該薄板シールを適用して、安定したシールを施すことが可能となる。さらに、この薄板シールは、耐摩耗性が高いため、長期にわたって安定的に漏れ防止を図ることができる。
なお、快削材とは、シールフィンに対して切削性に優れた部材ならばいかなる部材をも含み意味であり、周知のアブレイダブル皮膜やアブレイダブル層の他、金属又はセラミック等からなるハニカム構造体も含む。
ここで、アブレイダブルシールが薄板シールよりも高圧側に配置されたものと仮定した場合、快削材がシールフィンと接触して摩耗することで切削粉が生じ、該切削粉が薄板シールに流入する。この切削粉が薄板シールの薄板間に介在すると、薄板間の適正隙間を維持することができなくなり、また、剛性を増加させてしまう。そのため、薄板の押付力が増加して摩耗を引き起こすとともに、該薄板シールにおける流量変化が生じてしまう。
この点、本発明においては薄板シールがアブレイダブルシールよりも高圧側に配置されているため、薄板シールが切削粉の影響を受けることはなく、薄板の剛性が増加することはない。したがって、薄板シールにおいて安定的に作動流体の漏れが防止を図ることができる。
本発明の軸シール装置によれば、耐摩耗性に優れ耐久性の高い薄板シールと耐差圧性の高いアブレイダブルシールとを備えることにより、高圧側領域と低圧側領域の差圧が大きい場合であっても長期にわたって安定的に作動流体の漏れ防止を図ることが可能となる。
軸方向を含む断面における実施形態に係る軸シール装置の概略構成図である。 図1における薄板シールの拡大図である。 図1におけるアブレイダブルシールの拡大図である。 軸方向を含む断面における比較例に係る軸シール装置の概略構成図である。 比較例の軸シール装置における、回転初期の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。 比較例の軸シール装置における、摺動後の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。 実施形態の軸シール装置における、回転初期の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。 実施形態の軸シール装置における、摺動後の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は軸方向を含む断面における実施形態に係る軸シール装置の概略構成図である。軸シール装置10は、例えばガスタービン等の回転機械における回転軸1とステータ(静止部材)2との間に設置され、回転軸1とステータ2との間に形成される環状の空間を介して高圧側領域(図1において右側の領域)から低圧側領域(図1において左側の領域)に向かって作動流体が漏洩するのを防止する。
本実施形態の軸シール装置10は、上記ガスタービンへの適用のみならず、例えば、蒸気タービン、圧縮機、水車、冷凍機、ポンプ等の大型流体機械のように、軸の回転と流体の流動の関係でエネルギーを仕事に変換する回転機械全般に広く採用することができる。
軸シール装置10は、薄板シール20とアブレイダブルシール30との2つのシールから構成されている。本実施形態においては、図1に示すように、ステータ2の回転軸1の外周面と対向するステータ2の内周面に、軸方向を中心として環状に形成された凹所2aが形成されており、該凹所2a内に嵌め込まれて固定されたハウジング3の内周側における軸方向の異なる位置に薄板シール20及びアブレイダブルシール30が配置されている。
薄板シール20の構成について図1及び図2を参照して説明する。
この薄板シール20は、アブレイダブルシール30よりも高圧領域側に配置されており、詳しくは図2に示すように、複数の薄板21と、U字型の保持リング22,23と、高圧側板24と、低圧側板25と、接続部材26と、スペーサ27と、板バネ28とから構成されている。複数の薄板21は、回転軸1の周方向に互いに微少間隔を開けて多重に配列された金属からなる。保持リング22,23は、該薄板21の外周側基端において薄板21を両側から挟持する。高圧側板24は、薄板21における高圧側領域に対向する一方の側縁と保持リング22とによって挟み込まれている。低圧側板25は、薄板21における低圧側領域に対向する他方の側縁と保持リング23とで挟み込まれている。接続部材26は、両保持リング22,23を薄板21の外周側で接続する。スペーサ27は、保持リング22,23で狭持される各薄板21のがたつきを抑制する。板バネ28は、保持リング22,23で狭持される各薄板21を回転軸1と同軸をなすように付勢状態に支持する。
このように構成される薄板シール20において、薄板21は、外周側の基端の幅(回転軸1の軸方向の幅)に比べて内周側の先端の幅(回転軸1の軸方向の幅)が狭くなる略T字型の薄い鋼板によって構成されている。薄板21の幅が狭くなる位置において、その両方の側縁に切り欠き部21a,21bが形成されている。
複数の薄板21は、回転軸1の軸方向に同一の幅となるように重ねられている。これら複数の薄板21は、その基端において、例えば溶接が施されることによって互いに固定されている。
薄板21は、その板厚で定まる所定の剛性を回転軸1の周方向に有する。さらに、薄板21は、薄板21と回転軸1の回転方向に対して回転軸1の外周面となす角が鋭角となるように保持リング22,23に取り付けられている。
高圧側板24及び低圧側板25の外周側における回転軸1の軸方向の幅は、他の位置よりも広くなるように段差部24a,25aが設けられている。段差部24a,25aは、それぞれが薄板21の切り欠き部21a,21bに嵌め込まれている。
保持リング22は、複数の薄板21の基端における一方の側縁(高圧側)に対面する面に、溝22aを備えている。同様に、保持リング23は、複数の薄板21の基端における他方の側縁(低圧側)に対面する面に、溝23aを備えている。複数の薄板21の基端側における一方の側縁(高圧側)に保持リング22の溝22aが嵌め込まれている。同様に、複数の薄板21の基端側における他方の側縁(低圧側)が保持リング23の溝23aに嵌め込まれている。
このように、複数の薄板21の外周基端側が嵌め込まれる保持リング22,23の間に接続部材26が挿入されるとともに、この接続部材26が保持リング22,23と溶接されることで、保持リング22,23が互いに固定される。各薄板21の基端と保持リング22,23との間には、各薄板21の基端及び保持リング22,23と当接するようにスペーサ27が挿入される。そして、このスペーサ27及び保持リング22,23の外周側にこれらスペーサ27及び保持リング22,23に接するようにしていた板バネ28が固定される。
このように構成される薄板シール20は、環状をなす取付ピース4とともに、ハウジング3の内周面に形成された環状の溝5に保持リング22,23側から嵌め込まれる。ここで、環状の溝5は、回転軸1の軸方向において、外周側の幅が内周側の幅よりも広くなるように、薄板21の一方の側縁(高圧側)に対向する側面に段差が設けられている。この段差における外周側を向く面となる摺接面5aが形成される。そして、この摺接面5aが薄板シール20の保持リング23の内周面と摺接する。また、溝5における内周側を向く面となる摺接面5bが薄板シール20の外周側に設けられる板バネ28と摺接する。なお、この溝5の内周側の幅は、回転軸1の軸方向の幅において、薄板シール20の幅よりも十分に広くなるように形成されている。
取付ピース4は、図1に示すように、回転軸1の軸方向において外周側の幅が内周側の幅よりも狭くなるように、薄板21の他方の側縁(低圧側)に対向する側面に段差が設けられている。この段差における外周側を向く面が摺接面4aとして形成される。この摺接面4aは、保持リング22の内周側を向く面と摺接する。取付ピース4における上記薄板21の他方の側縁(低圧側)に対向する側面が、低圧側板25に当接する受圧面4bとされている。
以上のような構成のハウジング3の溝5及び取付ピース4によって、薄板シール20は、その基端側で保持される。即ち、保持リング22,23のそれぞれの内周面が、溝5の摺接面5a及び取付ピース4の摺接面4aと摺接するとともに、保持リング22,23の外周側に固定された板バネ28が溝5の摺接面5bと摺接することで、薄板シール20がハウジング3に嵌め込まれた状態で保持される。
この際、薄板シール20は、溝5に対して、回転軸1の軸方向に相対移動可能とされる。これによって、高圧側領域から低圧側領域に向かって作動流体が流れるとき、そのガス圧が薄板シール20の複数の薄板21に作用するため、薄板シール20が低圧側に向かって移動し、低圧側板25が取付ピース4の受圧面4bに当接する。
このような薄板シールは10においては、回転軸1の停止時には薄板21の先端が所定の予圧で回転軸1に接触する。そして、回転軸1の回転時には、該回転軸1が回転することで生じる動圧効果によって薄板21の先端が回転軸1から浮上して、薄板21と回転軸1とが僅かなシールクリアランスを介して非接触状態となる。これにより、薄板21及び回転軸1の磨耗が防止されるとともに高圧側領域から低圧側領域に向かっての作動流体の漏洩が抑制される。
次に、アブレイダブルシール30の構成について図1及び図3を用いて説明する。
このアブレイダブルシール30は、上記溝5よりも低圧側に位置するハウジング3の内周面である低圧側の内周面6と該低圧側の内周面6に対向する回転軸1との間に構成されている。具体的には、回転軸1側からステータ2側、即ち、ハウジング3側に向かって突出した複数のシールフィン31と、ステータ2側、即ち、ハウジング3の上記低圧側の内周面6に配された快削材32とから構成されている。
シールフィン31は回転軸1の軸方向に略等間隔を空けて複数(本実施形態では4つ)形成されており、本実施形態においては、これらシールフィン31の回転軸1の外周面からの突出量は隣り合うシールフィン31同士で互いに異なる。なお、これらシールフィン31の突出量が全て等しくてもよい。
快削材32は、回転軸1のシールフィン31が形成された領域に対向するハウジング3の上記低圧側内周面6全域にわたって積層されている。なお、本実施形態においては、上記シールフィン31の突出量に応じてこれらシールフィン31とのクリアランスが略等しくなるように、軸方向における内周側に向かっての積層量が異なるものとされているが、上記シールフィン31の突出量が等しい場合には、低圧側内周面6全域にわたって均一量が積層されていてもよい。
この快削材32は、摺動摩擦熱が少なく切削性に優れた材質から構成されており、例えば、コバルト、ニッケル、クロム、アルミニウム及びイットリウム系の材料(CoNiCrAlY系材料)、ニッケル、クロム、アルミニウム系の材料(NiCrAl系材料)、あるいは、ニッケル、クロム、鉄、アルミニウム、ホウ素及び窒素系の材料(NiCrFeAlBN系材料)等、公知の快削性材料各種からなるアブレイダブル材が用いられる。
快削材32としては上記アブレイダブル材のほか、金属又はセラミック等からなるハニカム層を用いることができる。
本実施形態の軸シール装置10においては、ハウジング3における溝5よりも高圧側に位置する該ハウジング3の内周面である高圧側の内周面7には、回転軸1側に向かって突出するフィン40aが埋設されており、これによって薄板シール20の高圧側に第1ラビリンスシール40が構成されている。
さらに、上記取付ピース4の内周面の一部は回転軸1側に向かって突出した形状をなしており、これによって薄板シール20とアブレイダブルシール30との間に第2ラビリンスシール41が構成されている。
これら第1ラビリンスシール40及び第2ラビリンスシール41は、作動流体の漏れ量をより低減させる目的で設けられている
このようなアブレイダブルシール30によれば、仮に運転中に何らかの要因でシールフィン31と快削材32とが接触して摺動することがあっても、快削材32がシールフィン31によって容易に切削され、摺動発熱の発生や該発熱による回転軸1の曲がり変形が抑止される。また、このようにシールフィン31と快削材32との接触が許容されるため、両者の隙間の間隔、即ち、シールクリアランスを小さく設定することができる。そのため、高圧側領域から低圧側領域に漏洩する作動流体の流量を効果的に抑制することができる。
次に、上記のような薄板シール20及びアブレイダブルシール30を備えた本実施形態の軸シール装置10の作用を、以下説明する比較例の軸シール装置50と対比しながら説明する。
図4に比較例に係る軸シール装置50の軸方向を含む断面図を示す。この軸シール装置50は、上述したアブレイダブルシール30のみから構成されている。回転軸1側に複数のシールフィン31(この比較例においては8つ)が形成され、これらシールフィン31に対向するハウジング3の内周面8に快削材32が積層されている。
このような比較例の軸シール装置50における作動流体の漏洩する流量Qと、高圧側と低圧側の差圧ΔPとの関係を、図5A及び図5Bを用いて説明する。
図5Aは回転初期の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。図5Bは摺動後の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。
ここで、高圧側から低圧側に向かって漏洩する流量Qは、図5Aに示すように、平均シールクリアランスδ、差圧ΔP及びシールフィン31の設置数(段数)の逆数1/Nの3つのパラメータと比例関係を示す。また、図5Bに示す摺動後においては、シールフィン31が快削材32と摺接して切削することにより、図5Aに示す回転初期と比較して平均シールクリアランスδが増加する。そして、この増加分をΔδとすると、図5Bに示すように、摺動後の平均シールクリアランスはδ+Δδとなる。したがって、摺動後の流量Q’はΔδの分だけ回転初期の流量Qよりも増加する。
即ち、比較例の軸シール装置50においては、シールフィン31による快削材32の切削量が増加するに連れて漏洩する流量が増加してしまう。
次に、実施形態の軸シール装置10における作動流体の漏洩する流量Qと、高圧側と低圧側の差圧ΔPとの関係を、図6A及び図6Bを用いて説明する。
図6Aは回転初期の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。図6Bは摺動後の高圧側から低圧側に向かっての差圧曲線を示すグラフである。
アブレイダブルシール30を高圧側から低圧側に向かって漏洩する流量Qは、図6Aに示すように、平均シールクリアランスδ、差圧ΔP’及びシールフィン31の設置数(段数)の逆数1/N’の3つのパラメータと比例関係を示す。
なお、実施形態の軸シール装置10におけるアブレイダブルシール30にかかる差圧ΔP’は、薄板シール20との差圧の分担が行なわれることにより、軸シール装置10全体にかかる差圧ΔPよりも小さいものとなる。
シールフィン31が快削材32と摺接して切削すると図6Aに示す回転初期と比較して平均シールクリアランスδが増加する。そして、この増加分をΔδとすると、図6Bに示すように、摺動後の平均シールクリアランスはδ+Δδとなる。
また、このようにアブレイダブルシール30における平均シールクリアランスδが増加すると、実施形態の軸シール装置10においては、差圧ΔPの分担量が変化する。即ち、薄板シール20における差圧の分担量が増加し、アブレイダブルシール30における差圧の分担量が減少する。これにより、アブレイダブルシール30に対しては、回転初期の差圧ΔP’よりも小さい差圧ΔP”がかかる。
したがって、実施形態の軸シール装置10においては、摺動後にはアブレイダブルシール30の平均シールクリアランスが増大するものの該アブレイダブルシール30にかかる差圧が減少する。そのため、結果として回転初期の流量Qからの摺動後の流量Q’の変動を低く抑えることができる。即ち、実施形態の軸シール装置10においては、シールフィン31による快削材32の切削された場合であっても、有効に作動流体の漏れ防止を図ることができる。
以上のように、実施形態の軸シール装置10によれば、アブレイダブルシール30における快削材32の摩耗が進行してシールクリアランスが増大した場合であっても、薄板シール20との差圧の分担が行なわれることで、アブレイダブルシール30単体に生じる差圧を小さくすることができる。そのため、該アブレイダブルシール30における高圧側領域から低圧側領域に向かっての流量変化を抑制することが可能となる。
特にアブレイダブルシール30のシールクリアランスが増大した場合には、薄板シール20による差圧の分担比率の方がアブレイダブルシール30の分担比率に比べて大きくなる。そのため、アブレイダブルシール30における流量変化を効果的に抑制し、これによって軸シール装置10全体の作動流体の漏れ防止を図ることができる。
通常、高圧側領域と低圧側領域との差圧が大きい場合には通常薄板シール20単独で使用することはできない。本実施形態においては、薄板シール20とアブレイダブルシールとによって差圧が分担されるため、薄板シール20に生じる差圧を小さくすることができる。したがって、高圧側領域と低圧側領域との差圧が薄板シール20単体ではシールできない程に大きい場合であっても、当該薄板シール20を適用することができる。さらに、この薄板シール20は耐摩耗性が高いため、長期にわたって安定的に漏れ防止を図ることができる。
以上のように、本実施形態の軸シール装置10によれば、耐摩耗性に優れ耐久性の高い薄板シール20と、耐差圧性の高いアブレイダブルシール30とを備えることにより、高圧側領域と低圧側領域の差圧が大きい場合であっても長期にわたって安定的に作動流体の漏れ防止を図ることが可能となる。
ここで、アブレイダブルシール30が薄板シール20よりも高圧側に配置されたものと仮定した場合、快削材32がシールフィン31と接触して摩耗することにより、該快削材32の切削粉が薄板シール20に流入してしまう。この切削粉によって、薄板シール20における薄板21の剛性が増加してしまうため、摩耗を引き起こすとともに、該薄板シール20における流量変化が生じてしまう。
この点、本実施形態においては薄板シール20がアブレイダブルシール30よりも高圧側に配置されているため、上記のように薄板シール20の薄板21の剛性が増加することはなく、当該薄板シール20において安定的に作動流体の漏れ防止を図ることができる。
以上、本発明での実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
例えば、本実施形態の軸シール装置10においては、薄板シール20及びアブレイダブルシール30をそれぞれ一つ配置した構成としたが、これらの少なくとも一方が、複数配置されていてもよい。
本発明の軸シール装置によれば、耐摩耗性に優れ耐久性の高い薄板シールと耐差圧性の高いアブレイダブルシールとを備えることにより、高圧側領域と低圧側領域の差圧が大きい場合であっても長期にわたって安定的に作動流体の漏れ防止を図ることが可能となる。
1 回転軸
2 ステータ(静止部材)
3 ハウジング
10 軸シール装置
20 薄板シール
21 薄板
24 高圧側板
25 低圧側板
30 アブレイダブルシール
31 シールフィン
32 快削材

Claims (1)

  1. 回転軸の外周面と該回転軸の外周側に設けられた静止部材との間をシールする軸シール装置であって、
    前記回転軸の外周面と前記静止部材との間で前記静止部材に固定されたハウジングと、
    前記回転軸の周方向に沿って配設されるとともに、前記ハウジングの内周に固定された外周側基端から内周側先端に向かって延出した複数の薄板を有し、前記回転軸が回転することで生じる動圧効果によって前記薄板の先端が前記回転軸から浮上して非接触状態となる薄板シールと、
    前記ハウジングの内周に配された快削材、及び、前記回転軸から前記快削材に向かって突出したシールフィンを有するアブレイダブルシールと、
    前記ハウジングに固定されて該ハウジングから前記回転軸に向かって突出したフィンを有するラビリンスシールと、
    を備え、
    前記薄板シールが前記アブレイダブルシールよりも高圧側に配置されており、
    前記ラビリンスシールが、前記薄板シールの高圧側、及び、前記薄板シールと前記アブレイダブルシールとの間の少なくとも一方に配置されており、
    前記シールフィンと前記快削材とが摺接して切削されることでシールクリアランスが増大した場合に、前記薄板シールによる差圧の分担比率が大きくなる軸シール装置。
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