JP2002349210A - タービン - Google Patents
タービンInfo
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- JP2002349210A JP2002349210A JP2002078949A JP2002078949A JP2002349210A JP 2002349210 A JP2002349210 A JP 2002349210A JP 2002078949 A JP2002078949 A JP 2002078949A JP 2002078949 A JP2002078949 A JP 2002078949A JP 2002349210 A JP2002349210 A JP 2002349210A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine
- guide wheel
- guide
- rotor
- packing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D11/00—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
- F01D11/08—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
- F01D11/14—Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing
- F01D11/20—Actively adjusting tip-clearance
- F01D11/22—Actively adjusting tip-clearance by mechanically actuating the stator or rotor components, e.g. moving shroud sections relative to the rotor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2260/00—Function
- F05D2260/50—Kinematic linkage, i.e. transmission of position
- F05D2260/56—Kinematic linkage, i.e. transmission of position using cams or eccentrics
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タービンの出力および効率を害することなし
に、案内輪と動翼との間の隙間を簡単な手段で変更でき
るようにする。 【解決手段】 車室（１１）とロータ（１２）とが備え
られ、車室（１１）に複数列の静翼（１３）が、ロータ
（１２）に複数列の動翼（１４）がそれぞれ設けられ、
車室（１１）に軸線方向において静翼（１３）のそれぞ
れ２つの列間に案内輪（１８）が配置され、案内輪（１
８）と動翼（１４）との間に隙間（２１）が形成されて
いる。案内輪（１８）は隙間（２１）を変更するために
変位調整できる。隙間（２１）の大きさは、案内輪（１
８）の変位調整によって設定され、その都度の使用状態
に最良に合わされる。
に、案内輪と動翼との間の隙間を簡単な手段で変更でき
るようにする。 【解決手段】 車室（１１）とロータ（１２）とが備え
られ、車室（１１）に複数列の静翼（１３）が、ロータ
（１２）に複数列の動翼（１４）がそれぞれ設けられ、
車室（１１）に軸線方向において静翼（１３）のそれぞ
れ２つの列間に案内輪（１８）が配置され、案内輪（１
８）と動翼（１４）との間に隙間（２１）が形成されて
いる。案内輪（１８）は隙間（２１）を変更するために
変位調整できる。隙間（２１）の大きさは、案内輪（１
８）の変位調整によって設定され、その都度の使用状態
に最良に合わされる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室とロータとを
備え、車室に複数列の静翼が、ロータに複数列の動翼が
それぞれ設けられ、車室に軸線方向においてそれぞれ２
つの列の静翼間に案内輪が配置され、案内輪と動翼の列
との間に隙間が形成されているタービンに関する。
備え、車室に複数列の静翼が、ロータに複数列の動翼が
それぞれ設けられ、車室に軸線方向においてそれぞれ２
つの列の静翼間に案内輪が配置され、案内輪と動翼の列
との間に隙間が形成されているタービンに関する。
【０００２】
【従来の技術】公知のタービンの場合、かかる隙間ない
しはその大きさは熱的に調整される。このために、車室
は、動翼の範囲が、必要とされるよりもかなり強く冷却
される。この強い冷却によって、車室は収縮し、かかる
隙間が減少する。冷却媒体（一般には冷却空気）はター
ビンに付設された圧縮機から取り出される。その冷却空
気はもはや燃焼に利用されず、このためにタービンの出
力並びに効率が低下する。
しはその大きさは熱的に調整される。このために、車室
は、動翼の範囲が、必要とされるよりもかなり強く冷却
される。この強い冷却によって、車室は収縮し、かかる
隙間が減少する。冷却媒体（一般には冷却空気）はター
ビンに付設された圧縮機から取り出される。その冷却空
気はもはや燃焼に利用されず、このためにタービンの出
力並びに効率が低下する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ター
ビンの出力および効率を害することなしに、案内輪と動
翼との間の隙間を簡単な手段で変更できるようにするこ
とにある。
ビンの出力および効率を害することなしに、案内輪と動
翼との間の隙間を簡単な手段で変更できるようにするこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明に基
づいて、冒頭に述べた形式のタービンにおいて、案内輪
が案内輪と動翼との間の隙間を変更するために変位調整
できることによって解決される。
づいて、冒頭に述べた形式のタービンにおいて、案内輪
が案内輪と動翼との間の隙間を変更するために変位調整
できることによって解決される。
【０００５】案内輪が機械式に変位調整されることによ
り、熱的調整はもはや不要となる。従って、冷却媒体の
必要量は著しく減少する。かかる隙間を変更するため
に、案内輪が変位調整される。案内輪は通常動翼のそれ
ぞれ２つの列間に設けられた別個の部品として形成され
ているので、必要な構造的経費は極めて安価である。そ
の変位調整は非常に精確に最小の時間遅れで行える。従
って、急速に変動する周辺条件に同様に、困難なしに、
かかる隙間を合わせることができる。
り、熱的調整はもはや不要となる。従って、冷却媒体の
必要量は著しく減少する。かかる隙間を変更するため
に、案内輪が変位調整される。案内輪は通常動翼のそれ
ぞれ２つの列間に設けられた別個の部品として形成され
ているので、必要な構造的経費は極めて安価である。そ
の変位調整は非常に精確に最小の時間遅れで行える。従
って、急速に変動する周辺条件に同様に、困難なしに、
かかる隙間を合わせることができる。
【０００６】本発明の有利な実施態様および発展形態は
従属請求項に記載されている。
従属請求項に記載されている。
【０００７】本発明の第１の有利な実施方式において、
案内輪はタービンの軸線方向に変位調整できる。タービ
ンの車室は一般に円錐状に延びているので、案内輪の軸
線方向への変位調整によって、案内輪と動翼との間の隙
間の所望の変更が達成される。案内輪の直径を変化させ
ることは不要である。もっとも、本発明の第２の実施方
式において、案内輪を半径方向に変位調整可能に形成す
ることもできる。
案内輪はタービンの軸線方向に変位調整できる。タービ
ンの車室は一般に円錐状に延びているので、案内輪の軸
線方向への変位調整によって、案内輪と動翼との間の隙
間の所望の変更が達成される。案内輪の直径を変化させ
ることは不要である。もっとも、本発明の第２の実施方
式において、案内輪を半径方向に変位調整可能に形成す
ることもできる。
【０００８】本発明の第１の実施方式において、好適に
は、案内輪はロータの回転軸線に対して平行に延びる少
なくとも１つの案内面を有している。この案内面は少な
くとも１つの固定支持面と接触する。その支持面は、車
室に直接設けられるか、あるいは車室に固定された部品
に設けられる。その支持面もロータの回転軸線に対して
平行に延びている。案内輪が両側に、対応した支持面に
接するそのような案内面を有していると有利である。こ
れによって、案内輪がロータの回転軸線に対して平行に
軸線方向にしか変位調整されないことが保証される。案
内輪の意図しない半径方向変位調整は確実に防止され
る。
は、案内輪はロータの回転軸線に対して平行に延びる少
なくとも１つの案内面を有している。この案内面は少な
くとも１つの固定支持面と接触する。その支持面は、車
室に直接設けられるか、あるいは車室に固定された部品
に設けられる。その支持面もロータの回転軸線に対して
平行に延びている。案内輪が両側に、対応した支持面に
接するそのような案内面を有していると有利である。こ
れによって、案内輪がロータの回転軸線に対して平行に
軸線方向にしか変位調整されないことが保証される。案
内輪の意図しない半径方向変位調整は確実に防止され
る。
【０００９】その支持面は、特に案内輪に隣接する静翼
の翼台座に形成される。その場合、車室の補助的な加工
は不要である。
の翼台座に形成される。その場合、車室の補助的な加工
は不要である。
【００１０】案内輪が、車室に対して変位調整できる案
内輪ホルダに設けられていると有利である。その案内輪
ホルダは案内輪の確実な保持に利用される。案内輪の規
定できない動きは確実に防止される。案内輪は車室にあ
る凹所に簡単に嵌め込まれ、その凹所の中で、適当な方
式で案内される。従って、この案内輪は、新規のタービ
ンに始めから設けることができ、また既存のタービンに
追加装備することもできる。
内輪ホルダに設けられていると有利である。その案内輪
ホルダは案内輪の確実な保持に利用される。案内輪の規
定できない動きは確実に防止される。案内輪は車室にあ
る凹所に簡単に嵌め込まれ、その凹所の中で、適当な方
式で案内される。従って、この案内輪は、新規のタービ
ンに始めから設けることができ、また既存のタービンに
追加装備することもできる。
【００１１】本発明の有利な実施態様において、案内輪
ホルダは、変位調整のために回転駆動される偏心輪が係
合する少なくとも１つの溝を有している。案内輪ホルダ
および偏心輪に対して材料を適当に選定することによっ
て、潤滑が省かれる。その変位調整装置は高温用として
設計される。この変位調整装置は迅速に確実に作動し、
簡単に製造できる。
ホルダは、変位調整のために回転駆動される偏心輪が係
合する少なくとも１つの溝を有している。案内輪ホルダ
および偏心輪に対して材料を適当に選定することによっ
て、潤滑が省かれる。その変位調整装置は高温用として
設計される。この変位調整装置は迅速に確実に作動し、
簡単に製造できる。
【００１２】本発明の有利な実施態様において、案内輪
と案内輪ホルダとの間に、案内輪を冷却するための冷却
室が設けられている。その冷却室は適当な接続部を介し
て冷却媒体が供給される。従って、案内輪は高温下でも
使用できる。
と案内輪ホルダとの間に、案内輪を冷却するための冷却
室が設けられている。その冷却室は適当な接続部を介し
て冷却媒体が供給される。従って、案内輪は高温下でも
使用できる。
【００１３】冷却媒体の漏れを最小にするためにあるい
は全く無くすために、案内輪が車室に対して少なくとも
１つのパッキンによって漏れ止めされていると有利であ
る。冷却媒体は上述したように圧縮機から取り出され
る。従って、冷却媒体が多量に取り出されれば取り出さ
れるほど、効率が低下する。少なくとも１つのパッキン
によって、冷却媒体の必要量が減少され、これによって
高い効率が得られる。
は全く無くすために、案内輪が車室に対して少なくとも
１つのパッキンによって漏れ止めされていると有利であ
る。冷却媒体は上述したように圧縮機から取り出され
る。従って、冷却媒体が多量に取り出されれば取り出さ
れるほど、効率が低下する。少なくとも１つのパッキン
によって、冷却媒体の必要量が減少され、これによって
高い効率が得られる。
【００１４】パッキンは、ラビリンスパッキンとして、
あるいは弾性変形可能なパッキンとして形成される。弾
性変形可能なパッキンを利用する場合、このパッキンは
好適には高温に適する金属材料から成っている。
あるいは弾性変形可能なパッキンとして形成される。弾
性変形可能なパッキンを利用する場合、このパッキンは
好適には高温に適する金属材料から成っている。
【００１５】案内輪が挿入物内に収容され、この挿入物
に対して漏れ止めされていると有利である。その場合、
パッキンは挿入物と案内輪との間を延びている。挿入物
はパッキンおよび案内輪と予め組み立てられ、そして車
室の凹所に嵌め込まれる。これによってパッキンを使用
する場合も、構造、製造および組立は簡単に行える。
に対して漏れ止めされていると有利である。その場合、
パッキンは挿入物と案内輪との間を延びている。挿入物
はパッキンおよび案内輪と予め組み立てられ、そして車
室の凹所に嵌め込まれる。これによってパッキンを使用
する場合も、構造、製造および組立は簡単に行える。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下において図に示した実施例を
参照して本発明を詳細に説明する。各図において同一部
分および相当部分には同一符号が付されている。
参照して本発明を詳細に説明する。各図において同一部
分および相当部分には同一符号が付されている。
【００１７】図１には、車室１１とロータ１２とを備え
たガスタービン１０が概略縦断面図で示されている。車
室１１は静翼１３を、ロータ１２は動翼１４をそれぞれ
備えている。ガスタービン１０は矢印１５の方向に高温
ガスで貫流される。この高温ガスはロータ１２をその回
転中心軸線１６を中心として矢印１７の方向に回転させ
る。静翼１３並びに動翼１４は直列に配置されている。
静翼１３のそれぞれ２つの列間に案内輪１８が配置され
ている。この案内輪１８は好適には多分割構造に形成さ
れている。
たガスタービン１０が概略縦断面図で示されている。車
室１１は静翼１３を、ロータ１２は動翼１４をそれぞれ
備えている。ガスタービン１０は矢印１５の方向に高温
ガスで貫流される。この高温ガスはロータ１２をその回
転中心軸線１６を中心として矢印１７の方向に回転させ
る。静翼１３並びに動翼１４は直列に配置されている。
静翼１３のそれぞれ２つの列間に案内輪１８が配置され
ている。この案内輪１８は好適には多分割構造に形成さ
れている。
【００１８】図２には図１におけるＸ部が拡大して示さ
れ、図３および図４にはそれぞれ案内輪１８の異なった
位置が示されている。車室１１は矢印１５の方向に広が
っている。従って、案内輪１８を矢印１９、２０の方向
に軸線方向に変位調整することによって、案内輪１８と
動翼１４の自由端との間の隙間２１の大きさが変えられ
る。案内輪１８を左向き矢印１９に応じて左側位置１
８′に変位調整すると、大きな隙間２１′が生ずる。こ
の変位調整状態は図３に示されている。これに対して、
案内輪１８を右向き矢印２０に応じて図４に示された右
側位置１８″に変位調整すると、隙間２１″は小さくさ
れる。この場合、案内輪の直径を変化させる必要はな
い。このことは図３と図４とに示された一点鎖線２２で
概略的に示されている。
れ、図３および図４にはそれぞれ案内輪１８の異なった
位置が示されている。車室１１は矢印１５の方向に広が
っている。従って、案内輪１８を矢印１９、２０の方向
に軸線方向に変位調整することによって、案内輪１８と
動翼１４の自由端との間の隙間２１の大きさが変えられ
る。案内輪１８を左向き矢印１９に応じて左側位置１
８′に変位調整すると、大きな隙間２１′が生ずる。こ
の変位調整状態は図３に示されている。これに対して、
案内輪１８を右向き矢印２０に応じて図４に示された右
側位置１８″に変位調整すると、隙間２１″は小さくさ
れる。この場合、案内輪の直径を変化させる必要はな
い。このことは図３と図４とに示された一点鎖線２２で
概略的に示されている。
【００１９】図５には、案内輪１８の調整方式が縦断面
図で概略的に示されている。案内輪１８は案内輪ホルダ
２３に固定されている。案内輪ホルダ２３は静翼ホルダ
３０の凹所２４内に収容され、隣接する静翼１３の翼台
座３３に支持されている。静翼ホルダ３０は詳述してい
ない適当な方式で車室１１に結合されている。案内輪ホ
ルダ２３を変位調整するために、孔３２内の回転駆動さ
れる軸２５および偏心輪２６が設けられている。この軸
２５が矢印３１の方向に回転されると、偏心輪２６が案
内輪ホルダ２３を矢印１９、２０の方向に移動させる。
この場合、偏心輪２６は案内輪ホルダ２３の横側突出部
３７、３８に支持されている。
図で概略的に示されている。案内輪１８は案内輪ホルダ
２３に固定されている。案内輪ホルダ２３は静翼ホルダ
３０の凹所２４内に収容され、隣接する静翼１３の翼台
座３３に支持されている。静翼ホルダ３０は詳述してい
ない適当な方式で車室１１に結合されている。案内輪ホ
ルダ２３を変位調整するために、孔３２内の回転駆動さ
れる軸２５および偏心輪２６が設けられている。この軸
２５が矢印３１の方向に回転されると、偏心輪２６が案
内輪ホルダ２３を矢印１９、２０の方向に移動させる。
この場合、偏心輪２６は案内輪ホルダ２３の横側突出部
３７、３８に支持されている。
【００２０】本発明に基づいて計画された調整方式の場
合も、案内輪１８の冷却が考慮されている。冷却媒体
（例えば圧縮機から取り出された冷却空気）は車室１１
および静翼ホルダ３０を貫通する孔２７を通して凹所２
４に導かれる。案内輪ホルダ２３自体も、冷却媒体が流
入する孔２８を有している。この孔２８は、ロータ１２
に向けて案内輪１８によって画成された室２９に通じて
いる。この室２９に冷却媒体を供給することによって、
案内輪１８の効果的な冷却が達成される。案内輪１８の
調整の詳細は図６〜図８に示されている。図６および図
７にはそれぞれ、図５におけるＹ部およびＺ部が拡大し
て示されている。案内輪１８は両側に、ロータ１２の回
転軸線１６に対して平行に延びる案内面３４を有してい
る。これらの案内面３４は翼台座３３の対応した支持面
３５に接している。この支持面３５も回転軸線１６に対
して平行に延びている。これによって、案内輪１８が軸
線方向に確実に案内され、矢印１９、２０の方向にしか
変位調整が行われないことが保証される。案内輪１８の
意図しない半径方向変位は防止される。その変位調整は
偏心輪２６の回転によって行われる。その偏心輪２６
は、案内輪ホルダ２３の表面にある突出部３７、３８間
にある溝３６に係合している。冷却用の孔２８は偏心輪
２６間に配置されている。
合も、案内輪１８の冷却が考慮されている。冷却媒体
（例えば圧縮機から取り出された冷却空気）は車室１１
および静翼ホルダ３０を貫通する孔２７を通して凹所２
４に導かれる。案内輪ホルダ２３自体も、冷却媒体が流
入する孔２８を有している。この孔２８は、ロータ１２
に向けて案内輪１８によって画成された室２９に通じて
いる。この室２９に冷却媒体を供給することによって、
案内輪１８の効果的な冷却が達成される。案内輪１８の
調整の詳細は図６〜図８に示されている。図６および図
７にはそれぞれ、図５におけるＹ部およびＺ部が拡大し
て示されている。案内輪１８は両側に、ロータ１２の回
転軸線１６に対して平行に延びる案内面３４を有してい
る。これらの案内面３４は翼台座３３の対応した支持面
３５に接している。この支持面３５も回転軸線１６に対
して平行に延びている。これによって、案内輪１８が軸
線方向に確実に案内され、矢印１９、２０の方向にしか
変位調整が行われないことが保証される。案内輪１８の
意図しない半径方向変位は防止される。その変位調整は
偏心輪２６の回転によって行われる。その偏心輪２６
は、案内輪ホルダ２３の表面にある突出部３７、３８間
にある溝３６に係合している。冷却用の孔２８は偏心輪
２６間に配置されている。
【００２１】図９には、本発明の異なった実施例が、図
５に相応した図で示されている。凹所２４の中に、横側
部分４１、４２を有する挿入物４０が嵌め込まれてい
る。図示した実施例においては、補助的に開口４４を有
するリング４３が設けられている。このリング４３に横
側部分４１、４２が取り付けられている。従って、挿入
物４０は予め組み立て、そして凹所２４の中に固定する
ことができる。この挿入物４０は、図示された３分割構
造のほかに、単一構造にすることもできる。
５に相応した図で示されている。凹所２４の中に、横側
部分４１、４２を有する挿入物４０が嵌め込まれてい
る。図示した実施例においては、補助的に開口４４を有
するリング４３が設けられている。このリング４３に横
側部分４１、４２が取り付けられている。従って、挿入
物４０は予め組み立て、そして凹所２４の中に固定する
ことができる。この挿入物４０は、図示された３分割構
造のほかに、単一構造にすることもできる。
【００２２】案内輪ホルダ２３は挿入物４０内に収容さ
れ、軸２５および偏心輪２６によって矢印１９、２０の
方向に移動できる。この案内輪ホルダ２３は詳細に図示
されていない要素によって案内されている。
れ、軸２５および偏心輪２６によって矢印１９、２０の
方向に移動できる。この案内輪ホルダ２３は詳細に図示
されていない要素によって案内されている。
【００２３】冷却媒体の漏れを防止するために、案内輪
ホルダ２３はパッキン４５、４６によって漏れ止めされ
ている。パッキン４５、４６は案内輪ホルダ２３と挿入
物４０の横側部分４１、４２との間に配置されている。
パッキン４５はラビリンスパッキンとして形成されてい
る。パッキン４６は弾性的に変形できる。このパッキン
４６は弾性材料から成り、タービン１０の運転中に生ず
る温度用として設計されている。
ホルダ２３はパッキン４５、４６によって漏れ止めされ
ている。パッキン４５、４６は案内輪ホルダ２３と挿入
物４０の横側部分４１、４２との間に配置されている。
パッキン４５はラビリンスパッキンとして形成されてい
る。パッキン４６は弾性的に変形できる。このパッキン
４６は弾性材料から成り、タービン１０の運転中に生ず
る温度用として設計されている。
【００２４】製造するために、案内輪１８が案内輪ホル
ダ２３に固定される。続いて、パッキン４５、４６が予
め取り付けられ、挿入物４０が設けられる。そして、案
内輪ホルダ２３が、挿入物４０およびパッキン４５、４
６と一緒に凹所２４の中に嵌め込まれる。
ダ２３に固定される。続いて、パッキン４５、４６が予
め取り付けられ、挿入物４０が設けられる。そして、案
内輪ホルダ２３が、挿入物４０およびパッキン４５、４
６と一緒に凹所２４の中に嵌め込まれる。
【００２５】本発明によれば、案内輪１８の変位調整に
よって、隙間２１を簡単且つ単純に変更することができ
る。この変位調整方式は、既存のタービン１０に追加装
備することもできる。隙間２１の変更によって、その都
度の運転状態に最良に合わせることができる。従来にお
ける方式の場合のような多量の冷却媒体の使用は不要と
なる。従って、タービン１０の効率が著しく向上する。
よって、隙間２１を簡単且つ単純に変更することができ
る。この変位調整方式は、既存のタービン１０に追加装
備することもできる。隙間２１の変更によって、その都
度の運転状態に最良に合わせることができる。従来にお
ける方式の場合のような多量の冷却媒体の使用は不要と
なる。従って、タービン１０の効率が著しく向上する。
【図１】タービンの概略縦断面図。
【図２】図１におけるＸ部の拡大詳細図。
【図３】異なった位置にある案内輪の図２に相応した
図。
図。
【図４】異なった位置にある案内輪の図２に相応した
図。
図。
【図５】案内輪の調整方式の概略縦断面図。
【図６】図５におけるＹ部の拡大詳細図。
【図７】図５におけるＺ部の拡大詳細図。
【図８】図５における矢印ＶＩＩＩの方向から見た案内
輪の平面図。
輪の平面図。
【図９】本発明の異なった実施例の図５に相当した図。
１０ ガスタービン １１ 車室 １２ ロータ １３ 静翼 １４ 動翼 １８ 案内輪 ２１ 隙間 ２３ 案内輪ホルダ ２６ 偏心輪 ２９ 冷却室 ３３ 翼台座 ３４ 案内面 ３５ 支持面 ３６ 溝 ４０ 挿入物 ４５ パッキン ４６ パッキン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ０２Ｃ 7/28 Ｆ０２Ｃ 7/28 Ａ Ｆ１６Ｊ 15/447 Ｆ１６Ｊ 15/447 Ｆターム(参考） 3G002 HA05 HA08 HA10 3J042 AA01 BA01 CA10 DA01
Claims (10)
- 【請求項１】 車室（１１）とロータ（１２）とを備
え、車室（１１）に複数列の静翼（１３）が、ロータ
（１２）に複数列の動翼（１４）がそれぞれ設けられ、
車室（１１）に軸線方向においてそれぞれ２つの列の静
翼（１３）間に案内輪（１８）が配置され、案内輪（１
８）と動翼（１４）の列との間に隙間（２１）が形成さ
れているタービンにおいて、案内輪（１８）が隙間（２
１）を変更するために変位調整できることを特徴とする
タービン。 - 【請求項２】 案内輪（１８）がタービン（１０）の軸
線方向（１５）に変位調整できることを特徴とする請求
項１記載のタービン。 - 【請求項３】 案内輪（１８）が、ロータ（１２）の回
転軸線（１６）に対して平行に延び少なくとも１つの固
定支持面（３５）と接触する少なくとも１つの案内面
（３４）を有していることを特徴とする請求項２記載の
タービン。 - 【請求項４】 少なくとも１つの支持面（３５）が、案
内輪（１８）に隣接する静翼（１３）の翼台座（３３）
に形成されていることを特徴とする請求項３記載のター
ビン。 - 【請求項５】 案内輪（１８）が、車室（１１）に対し
て変位調整できる案内輪ホルダ（２３）に設けられてい
ることを特徴とする請求項１乃至４の１つに記載のター
ビン。 - 【請求項６】 案内輪ホルダ（２３）が、変位調整のた
めに回転駆動される偏心輪（２６）が係合する少なくと
も１つの溝（３６）を有していることを特徴とする請求
項５記載のタービン。 - 【請求項７】 案内輪（１８）と案内輪ホルダ（２３）
との間に、案内輪（１８）を冷却するための冷却室（２
９）が設けられていることを特徴とする請求項５又は６
記載のタービン。 - 【請求項８】 冷却媒体の漏れを最小にするために、案
内輪（１８）が車室（１１）に対して少なくとも１つの
パッキン（４５、４６）によって漏れ止めされているこ
とを特徴とする請求項１乃至７の１つに記載のタービ
ン。 - 【請求項９】 パッキンがラビリンスパッキン（４５）
として、あるいは弾性変形可能なパッキン（４６）とし
て形成されていることを特徴とする請求項８記載のター
ビン。 - 【請求項１０】 案内輪（１８）が挿入物（４０）内に
収容され、この挿入物（４０）に対して漏れ止めされて
いることを特徴とする請求項８又は９記載のタービン。
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