JP2010121498A - タービンケーシングの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張の基点の支持点の左右方向変位及び回転方向変位を自由に調整可能な、タービンケーシングの支持構造を提供する。
【解決手段】タービンロータの軸方向両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持してなるタービンケーシングの支持構造において、タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分4aにピン21を挿入し、該ピン21の下端部を軸受ペデスタル3aに軸方向と直角方向にスライド可能に取り付けられた滑りキー22に嵌合し、基点猫足部分4aが滑りキー22により軸方向と直角方向に移動可能に構成するとともに、前記ピン21と前記滑りキー22との間の回転方向の滑りによって前記猫足部分4aの外への広がり変形を吸収可能に構成したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、タービンロータが収納される筒状の車室の、軸方向両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持してなるタービンケーシングの支持構造に関する。
本発明は、高温、高圧のガスを作動流体とするガスタービン、高温、高圧の蒸気を作動流体とする蒸気タービン、圧縮機などのタービンケーシングの支持構造に関するものである。
前記タービンケーシングのうち、特に、原子力用タービンのタービンケーシングは、内部に放射能を帯びた粒子が飛んでくる可能性があるため、タービンケーシングの最も外側の車室にクリーンな流体を流すことにより、汚染されたガスを外部に流出しないように、封入する役目を持たせている。
かかるタービンケーシングにおいて、内部にタービンロータが収納されるタービンケーシングは、貝殻状に形成されたシェル状の車室に形成されており、該車室はタービンロータの軸方向両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持するように構成されている。
図12〜13は前記従来のタービンケーシングのうち、シェル状の車室にタービンロータの軸方向両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持するようにした車室の支持構造であって、図12はタービンロータの軸方向に沿う側面図、図13は平面図(図12のA矢視図)である。
図12〜13において、タービンケーシング100は、シェル状の下側車室1にシェル状の上側車室1aを複数のボルトで組み付けて形成される。
前記下側車室1にはタービンロータの軸方向即ちY方向の両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した4個の猫足部分4a、4b及び4c、4dを形成している。
前記各猫足部分4a、4b及び4c、4dは、アキシァルアンカー(軸方向固定キー)7によって基礎架台上に設置された台板8に軸方向位置を固定された軸受ペデスタル3b上の溝に、支持キー6c、6dのグリース潤滑された上平面上に載っている。そして、押さえボルト11によって支持キー6c、6dの上面に猫足部分4c、4dが押し付けられている。
該各猫足部分4a、4b及び4c、4dの左右方向は、下側車室1の下半部に取り付けられたセンタービーム9a、9bにより、左右方向アンカー10を介して軸方向とともに固定されている。
前記下側車室1の軸方向の、熱膨張の基点(0)からの熱膨張については、前記センタービーム9bの下側車室1の反対側に取り付けられたセンタービーム9aによって、軸受ペデスタル3aと軸心を保持しつつ左右方向に固定され、軸方向には該センタービーム9aによって、軸受ペデスタル3aが基礎架台上に設置された台板8上をスライドすることにより吸収する。
尚、特許文献1(特開2007−9731号公報)では、タービンケーシングの取付構造において、車室内の上下温度差の影響で、上半車室の方が下半車室よりも熱膨張した様相になり、その結果、タービン車室が下半車室の各突出部における被支持面を支点に猫の背のように反る現象、いわゆるキャットバックの発生を防止するため、車室の表面を保温材で覆っている。
また、特許文献2(特開2006−105050号公報)では、シェル状の車室にタービンロータの軸方向両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持するようにした車室の支持構造で、下部車室の本体部分を上側のグランド部分よりも放熱し難くするため、保温材で被覆している。
特開2007−9731号公報 特開2006−105050号公報
図12〜13に示すセンタービーム支持方式において、前記熱膨張の基点の支持点では、各猫足部分4c、4dは、アキシァルアンカー(軸方向固定キー)7に軸方向位置を固定された軸受ペデスタル3b上の溝に、押えボルト11により嵌め込まれた支持キー6c、6dのグリース潤滑された上平面上に載るとともに、該各猫足部分4c、4dの左右方向は、下側車室1の下半部に取り付けられたセンタービーム9bにより、左右方向アンカー10を介して軸方向とともに固定されている。
また、センタービーム方式においては、下側車室1の軸方向の熱膨張の基点(0)からの熱膨張は、センタービーム9bの下側車室1の反対側に取り付けられたセンタービーム9aによって、軸受ペデスタル3aと軸心を保持しつつ左右方向に固定され、軸方向には該センタービーム9aによって、軸受ペデスタル3aが台板8上をスライドすることにより吸収するように構成されている。
従って、前記熱膨張の基点の支持点では、猫足部分4c、4dは、支持キー6c、6dのグリース潤滑された上平面上に載るのみで支持されており、翼の段落数が多くて2車室に分かれている場合には、それぞれに大きいスラストが生じる。
かかる大きいスラストが、前記2車室のそれぞれの車室に作用する場合、センタービーム9aのみで、かかる大きいスラストを受けると、該センタービーム9aに座屈の発生する可能性があり、かかる構造の採用は困難である。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、熱膨張の基点の支持点の左右方向変位及び回転方向変位を自由に調整可能な、タービンケーシングの支持構造を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、内部にタービンロータが収納される筒状の車室の左右方向両側に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持してなるタービンケーシングの支持構造において、
前記猫足部分のうち、前記タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分にピンを挿入し、該ピンの下端部を前記軸受ペデスタルに軸方向と直角方向にスライド可能に取り付けられた滑りキーに嵌合し、前記基点猫足部分が前記滑りキーにより軸方向と直角方向に移動可能に構成するとともに、前記ピンと前記滑りキーとの間の回転方向の滑りによって前記猫足部分の外への広がり変形を吸収可能に構成したことを特徴とする。
また、本発明において、好ましくは、前記ピンを2段式のピンによって構成し、猫足部分が嵌合する孔には、2段式のピンの大径部を嵌合し、上端部に張り出したつば部によって該猫足部分に固定され、前記滑りキーに小径部を嵌合する構成とし、また、前記ピンの上部の中心と前記滑りキーに嵌合される前記ピンの下部の中心とを、一定量偏心させて前記ピンを偏心ピンによって構成する。
また、本発明において、好ましくは、前記偏心ピンの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分にストッパを設け、複数個のスロットを回転させて対応位置で前記ストッパに係合させるように構成する。
また、本発明において、好ましくは、前記ピンの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分に前記複数個のスロットに対向して円周方向に複数のスロットストッパ孔を設けるとともに、前記スロットストッパ孔に嵌合可能な1個のスロットストッパを設け、前記複数個のスロットを回転させて対応位置に来たスロットストッパ孔に前記スロットストッパを係合させるように構成したことを特徴とする。
また、本発明において、好ましくは、前記タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分に、偏心ブッシュを嵌合し、該偏心ブッシュの内周に該偏心ブッシュに対して偏心した前記偏心ピンの上部を嵌合したことを特徴とする。
さらに、好ましくは、前記偏心ブッシュの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分に前記スロットの数に対応したストッパが設けられた環状のストッパ部材を固定し、前記偏心ブッシュの複数個のスロットを回転させて対応位置で前記ストッパ部材のストッパに係合させるように構成する。
本発明によれば、前記猫足部分のうち、前記タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分にピンを挿入し、該ピンの下端部を前記軸受ペデスタルに軸方向と直角方向にスライド可能に取り付けられた滑りキーに嵌合し、前記基点猫足部分が前記滑りキーにより軸方向と直角方向に移動可能に構成するとともに、前記ピンと前記滑りキーとの間の回転方向の滑りによって前記猫足部分の外への広がり変形を吸収可能に構成したので、
熱膨張の基点の支持点の左右方向変位については、前記滑りキーが左右方向にスライドするので、確実に猫足部分の熱膨張による左右方向の変形を吸収することができる。
また、前記滑りキーが左右方向にスライドするとともに前記ピンと前記滑りキーとの間の回転方向の滑りによって前記猫足部分の外への広がり変形が吸収可能である。従って、熱膨張の基点の支持点の左右方向変位及び外への広がり変位を自由に調整可能な、タービンケーシングの支持構造を提供できる。
また、前記ピンを2段式のピンによって構成し、猫足部分が嵌合する孔には、2段式のピンの大径部を嵌合し、上端部に張り出したつば部によって該猫足部分に固定され、前記滑りキーに小径部を嵌合するので、前記ピンの固定を確実に行い、これによって前記滑りキーの軸方向と直角方向の移動を、より円滑に行うことができる。
また、前記ピンの上部の中心と前記滑りキーに嵌合される前記ピンの下部の中心とを、一定量偏心させて前記ピンを偏心ピンによって構成するので、前記ピンを回動させることにより、偏心量を調整することができ、いかなる事態でも、滑りキーの孔内に小径部を正確に挿入できる。
従って、猫足部分の孔の中心と滑りキーの孔の中心とが、製品の加工誤差の重なり等により、猫足部分の孔の中心を大径部に嵌合した場合、滑りキーの孔内に小径部が入らない、という問題の発生を回避できる。
また、前記偏心ピンの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分に前記スロットの数に対応したストッパが設けられた環状のストッパ部材を設け、複数個のスロットを回転させて対応位置で前記ストッパ部材のストッパに係合させるように構成するので、
前記偏心量が決まったら、前記ピンの上端部に、円周方向に沿って刻設した複数個のスロットの上部にはボルトにより環状のストッパ部材を取付け、該環状のストッパ部材に円周方向複数個所に設けた止めねじ等のストッパに前記スロットを挿入することにより、前記偏心量決定後の偏心ピンの位置を確実に固定できる。
また、本発明によれば、前記ピンの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分に複数個のスロットに対向して円周方向に複数のスロットストッパ孔を設けるとともに、スロットストッパ孔に嵌合可能な1個のスロットストッパを設け、複数個のスロットを回転させて対応位置に来たスロットストッパ孔にスロットストッパを係合させるように構成するので、
偏心量が偏心ピンを回転させて決まったら、前記複数個のスロットを回転させて対応位置に来たスロットストッパの(ネジ孔等)に前記1個のスロットストッパのスロットストッパを係合させる、という簡単な手段で偏心ピンの固定を確実に行うことができる。
また、本発明によれば、前記タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分に、偏心ブッシュを嵌合し、該偏心ブッシュの内周に該偏心ブッシュに対して偏心した前記偏心ピンの上部を嵌合するので、
前記偏心ピンの中心と、滑りキー側の偏心ピンの中心とを一定の偏心量だけ偏心させることにより偏心ピンの調整が可能となるともに、猫足部分の孔に嵌合される偏心ブッシュの大径部と偏心ピンの大径部との間の調整も可能となるので、偏心ピンの偏心量を2重で調整することができる。
従って、猫足部分の孔の中心と滑りキーの孔の中心とが、製品の加工誤差が重なると、猫足部分の孔の中心を大径部に嵌合した場合、滑りキーの孔内に小径部が入らないという問題が起こり得るが、本発明のように偏心ピンの偏心量を2重で調整可能とすることによって、かかる問題を確実に解決でき、より正確に滑りキーの孔内に小径部を挿入することができる。
また、前記発明において、偏心ブッシュの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、基点猫足部分にスロットの数に対応したストッパが設けられた環状のストッパ部材を固定し、偏心ブッシュの複数個のスロットを回転させて対応位置でストッパ部材のストッパに係合させるように構成するので、
偏心ブッシュの上端部の円周方向に沿って設けた複数個のスロットに、該複数個のスロットを回転させて、対応位置でストッパ部材のストッパに係合させるように構成することにより、偏心ブッシュおよび偏心ピンの2重の調整の終了後における、偏心ブッシュ及び偏心ピンの固定を確実にでき、該偏心ブッシュと偏心ピンとの調整削りなしで、容易に装置の組立てができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(実施例1)
図1は、本発明の第1実施例にかかるタービンケーシングの下部車室の支持構造の右半分を示す平面図である。図2(A)は図1のK−K断面図、(B)は図1のL−L断面図、図3は図2(A)のZ部拡大図である。
タービンケーシング100は、図12に示すように、シェル状の下側車室1にシェル状の上側車室1aを複数のボルトで組み付けて形成される。前記下側車室1にはタービンロータの軸方向即ちY方向の両端の左右方向両側に前記軸方向に突出した4個の猫足部分4a、4b及び4c、4dを形成している(図1には片側の猫足部分4a及び4cが示されている)。タービンの回転軸心は符号101で示されている。
前記タービンケーシング100は、シェル状の下側車室1に設けられた、前記各猫足部分4aおよび4cが、軸受ペデスタル3a及び3b上に、次のようにして設置されている。
下側車室1の猫足部分4aが設置されている点、即ち熱膨張の基点(熱膨張0の点)の支持点は、前記軸受ペデスタル3aがアキシァルアンカー7(図12参照)により台板8に軸方向位置を固定されて、この支持点からタービンケーシング100は、軸方向及び左右方向(軸方向と直角方向)に伸張可能となっている。
図12、図13に示す従来技術においては、猫足部分4c側が熱膨張の基点として説明したが、本実施例では、猫足部分4c側を熱膨張の基点として説明する。
前記熱膨張の基点の支持点において、図1及び図3に示すように、下側車室1の猫足部分4aが嵌合する孔D1には、2段式のピン21の大径部d1を嵌合して、入口つば部21aを複数のボルト26で固定している。
該ピン21の中心には、押しボルト23が挿通されて、該押しボルト23の下部のねじ21bは前記軸受ペデスタル3aにねじ込まれている。該押しボルト23の上端は止めナット25によって止められており、これにより前記猫足部分4aは前記ピン21と一体化されている。
また、前記猫足部分4aの下面から突出した前記2段式のピン21の小径部d2は、滑りキー22に設けられた孔D2に嵌合されている。
該滑りキー22は、図3及び図1に示すように、前記軸受ペデスタル3aの加工された幅bなるキー溝22aに嵌め込まれて、前記猫足部分4aの左右方向の移動に従い、該キー溝22aに沿って滑りキー22が、図1の左右方向つまりW矢方向、に摺動することによって、左右方向の偏心量δを逃げる(図1参照)。
それとともに、前記熱膨張及びタービンケーシング100の半径Rなる内径1Zに掛かる圧力Pによる、前記猫足部分4aの広がり角度θ(図1参照)を、ピン21の小径部d2と滑りキー22の孔D2との間で回転方向に滑って逃げる構造になっている。
前記滑りキー22の下部には、図3のように、該滑りキー22を挿入前に、横方向のボルトによりライナ24が前記軸受ペデスタル3aに固定され、滑りキー22の高さ調整がなされる。
一方、前記熱膨張の基点の支持点以外の猫足部分4c(自由に伸張する猫足部分4c)は、図2(B)のように、下側車室1の猫足部分4cの孔D1には、押しボルト27が挿通されて、該押しボルト27の下部は、前記軸受ペデスタル3bに固定され、該押しボルト27の上端は止めナット25によって止められており、該押しボルト27の入口つば部21aは、複数のボルト26で猫足部分4cに固定している。これにより前記猫足部分4cは前記押しボルト27と一体化されている。
そして、図2(B)において、前記押しボルト27の下部は、前記熱膨張の基点の支持点と同様な構造の滑りキー22に設けられた孔D2及び前記軸受ペデスタル3bの孔D3に嵌合された後に、下部で前記軸受ペデスタル3bに固定されている(固定部分は図示省略)。
この場合、前記孔D2、D3の内径と前記押しボルト27の外径dとの間隙Cは、前記猫足部分4cの軸方向の熱膨張量ΔLよりも大きくすることにより、軸方向の熱膨張量ΔLを逃げる構成となっている(図2(B)参照)。
これにより、前記猫足部分4cは、軸方向及び軸方向と直角方向に移動可能な間隙Cを形成して装着されて、前記猫足部分4cの熱膨張量による移動を許容した構成となる。
かかる第1実施例は、熱膨張の基点の支持点の左右方向変位については、前記滑りキー22がスライドするので、確実に猫足部分4aの熱膨張による左右方向の変形、及びタービンケーシング100の内径1Zに掛かる圧力Pによる前記猫足部分4aの広がり角度θを吸収することができる。
また、前記熱膨張の基点の支持点以外の自由に伸張する猫足部分4cについては、前記間隙Cを、猫足部分4cの軸方向の熱膨張量ΔLよりも大きくすることにより、軸方向の熱膨張量ΔLを逃げる。即ち、前記猫足部分4cは、軸方向及び軸方向と直角方向に移動可能な間隙Cを形成して装着されており、前記猫足部分4cの移動を許容した構成することができる。
(実施例2)
図4(A)は、本発明の第2実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図1のK−K線相当の拡大断面図、(B)は(A)のB矢視図である。図5の左図は前記第1実施例の場合、右図は前記第2実施例の場合の第1の説明図、図6の左図は前記第1実施例の場合、右図は前記第2実施例の場合の第2の説明図である。図7は偏心軸の平面配置図である。
前記第1実施例は、各部品が精度良く加工された場合に成立する構造で、特に猫足部分の孔D1の中心と、滑りキー22の孔D2が殆ど一致していることが必要である。
即ち第1実施例においては、前記猫足部分の孔D1の中心と滑りキー22の孔D2の中心とが、製品の加工誤差が重なると、猫足部分の孔D1の中心を大径部d1に嵌合した場合、滑りキー22の孔D2内に小径部d2が入らない可能性がある。
そこで、この第2実施例においては、かかる問題を解決するものである。
図4(A)は、図1のK−K線相当の拡大断面図として示すように、前記下側車室1の猫足部分4aが設置されている点、即ち熱膨張の基点(熱膨張0の点)の支持点は、前記軸受ペデスタル3aがアキシァルアンカー7(図13参照)に軸方向位置を固定されて、この支持点からタービンケーシング100は、軸方向及び左右方向(軸方向と直角方向)に伸張可能となっている。
前記熱膨張の基点の支持点において、図1及び図3に示すように、下側車室1の猫足部分4aが嵌合する孔D1には、2段式のピン21の大径部d1を嵌合し、前記猫足部分4aの下面から突出した該ピン21の小径部d2は、滑りキー22に設けられた孔D2に嵌合されている。
そして、前記滑りキー22は、図4に示すように、前記軸受ペデスタル3aの加工されたキー溝22aに嵌め込まれて、前記猫足部分4aの左右方向の移動に従い、該キー溝22aに沿って滑りキー22が、図1の左右方向つまりW矢方向、に摺動することによって、左右方向の偏心量δを逃げるようになっている(図1参照)。
それとともに、前記熱膨張及びタービンケーシング100の半径Rなる内径1Zに掛かる圧力Pによる、前記猫足部分4aの広がり角度θ(図1参照)を、ピン21の小径部d2と滑りキー22の孔D2との間で回転方向に滑って逃げる構造になっている。
該ピン21の中心には、押しボルト23が挿通されて、該押しボルト23の下部のねじ21bは前記軸受ペデスタル3aにねじ込まれ、該押しボルト23の上端は止めナット25によって止められており、これにより前記猫足部分4aは前記ピン21と一体化されている。
この第2実施例においては、前記猫足部分4aの孔D1に嵌合されるピン21の大径部d1と滑りキー22の孔D2に嵌合される小径部d2との間に、δだけ偏心させて偏心ピン21sとし、該偏心量δを偏心ピン21sを回転させながら調整する。
即ち、図5の左側図が前記大径部d1と小径部d2が一致した場合を示し、図5の右側図が本発明の第2実施例で2つの大径部d1と小径部d2が回転方向に偏心した場合の構造を示す。
また、図6の左側図が前記大径部d1と小径部d2が一致した場合を示し、図6の右側図が本発明の第2実施例で、2つの大径部d1と小径部d2が回転方向に偏心した場合の、偏心状態の説明図、図7はこのときの2つの大径部d1と小径部d2の偏心配置図である。
図6の右側図及び図7において、前記大径部d1の中心と小径部d2の中心とを結ぶ線は、前記滑りキー22の小径部d2の位置が、εだけずれた結果、θ角度だけ傾くことになり、左右片側分でC=ε/tanθだけ偏心する。従って、全周では図6の右側図のようにθと−θの心合わせができる。
従って、前記小径部d2の中心は、ε/tanθ=δcosθだけ大径部d1の中心に対してずらせばよい。
この調整は、猫足部分4aをジャッキで持ち上げておき、滑りキー22をキー溝22aに沿って動かすことにより容易に実施できる。
かかる第2実施例において、前記猫足部分4aの孔D1に嵌合される偏心ピン21sの大径部d1と滑りキー22の孔D2に嵌合される小径部d2との間の偏心量δが決まったら、次のようにして偏心ピン21sを固定する。
即ち図4において、前記偏心ピン21sの上端部21tに、円周方向に沿って複数個のスロット21uを刻設する。該スロット21uの上部には、ボルト30aにより円周リング30を取付け、該円周リング30に円周方向複数個所に設けた止めねじ30bを、該止めねじ30bに合致する前記スロット21uに挿入して固定する。
かかる第2実施例によれば、前記熱膨張の基点(熱膨張0の点)の支持点の猫足部分4aに嵌合される前記偏心ピン21sの上部の中心d1と、前記滑りキー22に嵌合される前記偏心ピン21sの下部の中心d2とを、一定の偏心量δだけ偏心させた構成としたので、猫足部分4aの孔D1の中心と滑りキー22の孔D2の中心とが、製品の加工誤差が重なり等により、猫足部分4aの孔D1の中心を大径部d1に嵌合した場合、滑りキー22の孔D2内に小径部d2が入らないことが起こり得るが、
かかる第2実施例においては、猫足部分4a側の偏心ピン21sの中心d1と、前記滑りキー22側の偏心ピン21sの中心d2とを、一定の偏心量δだけ偏心させた構成としたことで、前記偏心ピン21sを回動させることにより、偏心量δを調整することができ、いかなる事態でも、滑りキー22の孔D2内に小径部d2を正確に挿入できる。
その他の構成は、前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
(実施例3)
図8(A)は、本発明の第3実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図1のK−K線相当の拡大断面図、(B)は(A)のC矢視図である。
即ち第1実施例においては、前記猫足部分の孔D1の中心と滑りキー22の孔D2の中心とが、製品の加工誤差が重なると、猫足部分の孔D1の中心を大径部d1に嵌合した場合、滑りキー22の孔D2内に小径部d2が入らない可能性がある。
そこで、この第3実施例においては、かかる問題を解決するもので、前記第2実施例と全く同様に、図8において、前記猫足部分4aの孔D1に嵌合される偏心ピン21sの大径部d1と滑りキー22の孔D2に嵌合される小径部d2との間に、δだけ偏心させて偏心ピン21sを設け、該偏心量δを前記偏心ピン21sを回転させながら調整する。
一方、前記偏心ピン21sの上端のつば部21pに、円周方向に沿って複数個のスロット32を刻設する。該スロット32に対応させて、円周方向に複数のネジ孔33を設け、該ネジ孔33に嵌合可能な、1個の止めねじ31a付きのスロットストッパ31を設ける。
そして、前記偏心量δが偏心ピン21sを回転させて決まったら、複数のネジ孔33の内スロット32と合致する位置で前記1個のスロットストッパ31の止めねじ31aを嵌合させることにより、該スロットストッパ31を固定する。
その他の構成は、前記第2実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
この第3実施例は、偏心量δが偏心ピン21sを回転させて決まったら、前記複数個のスロット32の内、スロットストッパのネジ孔33と合致する位置で前記1個のスロットストッパの止めねじ31aを係合させる、という簡単な手段で偏心ピン21sの固定ができる。
(実施例4)
図9は、本発明の第4実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図1のK−K線相当の拡大断面図である。図10は偏心ブッシュの回転状態を示す図9のD矢視図である。図11は第4実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図9の分解図である。
この第4実施例においては、前記偏心ピン21sに偏心ブッシュ35を加えて該偏心ピン21sと偏心ブッシュ35との組合せで、偏心ピン21sの位置を自在に調整可能としている。
かかる第4実施例は、前記第2〜3実施例と同様に、タービンケーシングの支持構造は、図9に図1のK−K線相当の拡大断面図として示すように、前記下側車室1の猫足部分4aが設置されている点、即ち熱膨張の基点(熱膨張0の点)の支持点は、前記軸受ペデスタル3aがアキシァルアンカー7(図12参照)に軸方向位置を固定されて、この支持点からタービンケーシング100は、軸方向及び左右方向(軸方向と直角方向)に伸張可能となっている。
前記熱膨張の基点の支持点においては、図9に示すように、下側車室1の猫足部分4aが嵌合する孔D3には、偏心ブッシュ35のブッシュ径d3を嵌合する(詳細は後述)。
そして、第2実施例と同じく、前記猫足部分4aの下面から突出した該偏心ピン21sの小径部d2は、滑りキー22に設けられた孔D2に嵌合されている。また前記滑りキー22は、図4に示すように、前記軸受ペデスタル3aの加工されたキー溝22aに嵌め込まれて、前記猫足部分4aの左右方向の移動に従い、該キー溝22aに沿って滑りキー22が、図1の左右方向つまりW矢方向、に摺動することによって、左右方向の偏心量δを逃げるようになっている。それとともに、前記熱膨張及びタービンケーシング100の半径Rなる内径1Zに掛かる圧力Pによる、前記猫足部分4aの広がり角度θ(図1参照)を、ピン21の小径部d2と滑りキー22の孔D2との間で回転方向に滑って逃げる構造になっている。
そして、この第4実施例においては、前記偏心ピン21sの大径部d1の外周と、前記猫足部分4aの孔D3の内周との間に、ブッシュ径d3の偏心ブッシュ35を挿入して、前記猫足部分4aの偏心ピン21s支持部は、前記偏心ピン21sの大径部d1と偏心ブッシュ35のブッシュ径d3との2重回転支持機構となっている。
前記偏心ブッシュ35の上側つば部35bには、図10に示すように、円周方向に沿って複数のスロット35aが形成され(この例では19個)ている。
そして、前記上側つば部35bの上側を覆うように、偏心ピン引上げフランジ36が、円周方向に沿った複数のボルト38(この例では図10に示すように8個)により、ネジ孔38aにねじ込まれている。
また、該偏心ピン引上げフランジ36の外周部には円周方向に沿って複数個のストッパ37(この例では図10に示すように13個)が着脱自在にねじ込まれ、前記偏心ブッシュ35と偏心ピン21sとの位置決めにより決定された位置に来たストッパ37の1つ(図10では上部のストッパ37)が前記スロット35aに係合して、偏心ブッシュ35と偏心ピン21sとの位置決めをするようになっている。
さらに、前記偏心ピン引上げフランジ36の上部には、偏心ブッシュ押えフランジ39が、円周方向に沿った複数のボルト40により、前記偏心ピン引上げフランジ36の外周つば部39aを押えて、前記猫足部分4aの上面に固定されている。
前記偏心ピン21sの中心には、押しボルト23が挿通されて、該押しボルト23の下部のねじ21bは前記軸受ペデスタル3aにねじ込まれ、該押しボルト23の上端は止めナット25によって止められている。
この第4実施例においては、前記第2実施例と同様に、前記猫足部分4aの孔D1に嵌合される偏心ピン21sの大径部d1と、滑りキー22の孔D2に嵌合される小径部d2との間の調整は、大径部d1と小径部d2とをδだけ偏心させて、該偏心量δを偏心ピン21sを回転させながら調整する。
これによって、前記猫足部分4aの偏心ピン21sの大径部d1と滑りキー22の小径部d2との関係位置が設定される。
そして、前記調整に加えて、前記猫足部分4aを支持する偏心ピン21sの大径部d1の外周と前記猫足部分4aの孔D3の内周との間に、ブッシュ径d3の偏心ブッシュ35を挿入することにより、該偏心ピン21sの大径部d1と、これに対して偏心した偏心ブッシュ35のブッシュ径d3との関係を、偏心ブッシュ35を回転させて行うことにより調整する。
かかる、2重の調整が終了すると、前記偏心ブッシュ35と偏心ピン21sとの位置決めにより決定された位置に来た偏心ピン引上げフランジ36の複数個のストッパ37の1つ(図10では上部のストッパ37)が前記スロット35aに係合して、該偏心ブッシュ35の回転がロックされる。
従って、前記偏心ブッシュ35と偏心ピン21sとの位置決めにより、偏心ピン21sに明けられたネジ孔38aの数(8個)と、偏心ブッシュ35の複数のスロット35a(19個)との積で、8×19=152通りの組合せが得られ、152通りの組合せで偏心ブッシュ35と偏心ピン21sとの間の調整が可能となる。
尚、前記隙間は360/(152×2)=1.18°となり、偏心ブッシュ35と偏心ピン21sとの調整削りなしで、組立てができる。
図11は、前記のように構成されたタービンケーシングの支持構造の分解図である。図で最下部のライナ24から最上部の偏心ブッシュ押えフランジ39まで、原則として下側から順を追って組み付ければよい。
その他の構成は、前記第2実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第4実施例によれば、前記偏心ピン21sの中心d1と、滑りキー22側の偏心ピン21sの中心d2とを一定の偏心量δだけ偏心させることにより偏心ピン21sの調整が可能となるともに、猫足部分4aの孔D3に嵌合される偏心ブッシュ35のブッシュ径d3と偏心ピン21sの大径部d1との間の調整も可能となるので、偏心ピン21sの偏心量を2重で調整することができて、正確に滑りキー22の孔D2内に小径部d2を挿入できる。
本発明によれば、熱膨張の基点の支持点の左右方向変位及び回転方向変位を自由に調整可能な、タービンケーシングの支持構造を提供できる。
本発明の第1実施例にかかるタービンケーシングの下部車室の支持構造の右半分を示す平面図である。 (A)は図1のK−K断面図、(B)は図1のL−L断面図である。 図2(A)のZ部拡大図である。 (A)は、本発明の第2実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図1のK−K線相当の拡大断面図、(B)は(A)のB矢視図である。 左図は前記第1実施例の場合、右図は前記第2実施例の場合の第1の説明図である。 左図は前記第1実施例の場合、右図は前記第2実施例の場合の第2の説明図である。 偏心軸の平面配置図である。 (A)は、本発明の第3実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図1のK−K線相当の拡大断面図、(B)は(A)のC矢視図である。 本発明の第4実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図1のK−K線相当の拡大断面図である。 偏心ブッシュの回転状態を示す図9のD矢視図である。 第4実施例にかかるタービンケーシングの支持構造を示す図9の分解図である。 従来のタービンロータの軸方向に沿う側面図である。 従来のタービンロータの平面図(図12のA矢視図)である。
符号の説明
1 下側車室
1a 上側車室
3a、3b 軸受ペデスタル
4a、4b、4c、4d 猫足部分
7 アキシァルアンカー
11 押さえボルト
21 ピン
21s 偏心ピン
21a 入口つば部
21p 上端のつば部
21t 上端部
21u スロット
22 滑りキー
22a キー溝
23 押しボルト
24 ライナ
26 ボルト
27 押しボルト
30 円周リング
30a ボルト
30b 止めねじ
31 スロットストッパ
31a 止めねじ
32 スロット
35 偏心ブッシュ
35a スロット
35b 上側つば部
36 偏心ピン引上げフランジ
37 ストッパ
38 ボルト
38a ネジ孔
39 偏心ブッシュ押えフランジ
39a 外周つば部
40 ボルト
100 タービンケーシング
101 タービンの回転軸心
D1 孔
D2 孔
D3 孔
d1 大径部
d2 小径部
d3 ブッシュ径
δ 偏心量
P 圧力
θ 広がり角度
C 間隙
ΔL 軸方向の熱膨張量

Claims (7)

  1. 内部にタービンロータが収納される筒状の車室の左右方向両側に突出した猫足部分を形成し、前記各猫足部分を軸受ペデスタルの上部に支持してなるタービンケーシングの支持構造において、
    前記猫足部分のうち、前記タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分にピンを挿入し、該ピンの下端部を前記軸受ペデスタルに軸方向と直角方向にスライド可能に取り付けられた滑りキーに嵌合し、前記基点猫足部分が前記滑りキーにより軸方向と直角方向に移動可能に構成するとともに、前記ピンと前記滑りキーとの間の回転方向の滑りによって前記猫足部分の外への広がり変形を吸収可能に構成したことを特徴とするタービンケーシングの支持構造。
  2. 前記ピンを2段式のピンによって構成し、猫足部分が嵌合する孔には、2段式のピンの大径部を嵌合し、上端部に張り出したつば部によって該猫足部分に固定され、前記滑りキーに小径部を嵌合することを特徴とする請求項1記載のタービンケーシングの支持構造。
  3. 前記ピンの上部の中心と前記滑りキーに嵌合される前記ピンの下部の中心とを、一定量偏心させて前記ピンを偏心ピンによって構成することを特徴とする請求項1記載のタービンケーシングの支持構造。
  4. 前記偏心ピンの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分にストッパを設け、複数個のスロットを回転させて対応位置で前記ストッパに係合させるように構成したことを特徴とする請求項3記載のタービンケーシングの支持構造。
  5. 前記ピンの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分に前記複数個のスロットに対向して円周方向に複数のスロットストッパ孔を設けるとともに、前記スロットストッパ孔に嵌合可能な1個のスロットストッパを設け、前記複数個のスロットを回転させて対応位置に来たスロットストッパ孔に前記スロットストッパを係合させるように構成したことを特徴とする請求項3記載のタービンケーシングの支持構造。
  6. 前記タービンケーシングの熱膨張の基点となる基点猫足部分に、偏心ブッシュを嵌合し、該偏心ブッシュの内周に該偏心ブッシュに対して偏心した前記偏心ピンの上部を嵌合したことを特徴とする請求項3記載のタービンケーシングの支持構造。
  7. 前記偏心ブッシュの上端部に、円周方向に沿って複数個のスロットを刻設し、前記基点猫足部分に前記スロットの数に対応したストッパが設けられた環状のストッパ部材を固定し、前記偏心ブッシュの複数個のスロットを回転させて対応位置で前記ストッパ部材のストッパに係合させるように構成したことを特徴とする請求項6記載のタービンケーシングの支持構造。
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