JP6235989B2 - 蒸気タービンケーシング - Google Patents

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Description

本発明は、内部にタービンを回転自在に収容する蒸気タービンケーシングに関し、特に、ケーシングの支持構造に関するものである。
一般的な蒸気タービンは、ケーシングに回転軸であるロータが回転自在に支持され、このロータの外周部に動翼が設けられる一方、ケーシングに静翼が設けられ、蒸気通路にこの動翼と静翼が交互に複数段配設されて構成されている。従って、蒸気が蒸気通路を流れると、この蒸気が静翼により整流され、動翼を介してロータを駆動回転することができる。
このような蒸気タービンにおいて、ケーシングは、上車室と下車室から形成されている。下車室は、周囲に4個の猫足部分が設けられ、架台に立設された各猫足台に支持されている。上車室は、下車室上に載置され、ボルトにより下車室に接合されている。蒸気タービンは、ケーシングの温度が起動時、運転時、停止時により変動し、且つ、位置により温度が異なる。例えば、ケーシングは、内部空気の流動により高温の空気が上方に溜まることにより上車室が下車室より温度が高くなりやすい。すると、上車室と下車室が異なる熱変形をすることから、ケーシングとタービンとのクリアランスが小さくなってしまうおそれがある。
このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献に記載されているものがある。特許文献1に記載されたタービンは、下車室本体部分が上半グランド部分より放熱し難くなるように保温材により被覆するものである。また、特許文献2に記載された蒸気タービンは、ケーシングの温度に基づいて軸受台に対する上半ケーシングの高さを調整するものである。更に、特許文献3に記載された蒸気タービンの車室押え用ボルトは、軸受箱に上半車室と下半車室を載置し、ホールドダウンボルトにより締結するものである。
特許第4410651号公報 特許第5159702号公報 実開昭63−063506号公報
上述した特許文献1,2に記載されたものは、保温材や高さ調整装置を設けることから構造が複雑となり、製造コストも増加してしまう。また、特許文献3に記載されたものは、下半車室が熱膨張すると、上半車室が上方に変形してしまい、ケーシングとタービンの軸中心がずれ、ケーシングとタービンとの下部クリアランスが小さくなってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ケーシングの熱変形を抑制してケーシングとタービンとの間に適正なクリアランスを維持することができる蒸気タービンケーシングを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の蒸気タービンケーシングは、下半部本体の周囲に水平方向に突出する複数の下支持部が設けられる下半部と、前記下半部上に接合される上半部と、前記下支持部の上面部に固定される支持部材と、下端部が架台上に設置されて上端部に前記支持部材の下面部が固定される支持柱と、を有することを特徴とするものである。
従って、上半部が下半部上に接合され、下支持部の上面部に支持部材が固定され、架台上に設置された支持柱の上端部に支持部材の下面部が固定されるため、上半部と下半部との接合面となるケーシングの中心線上で支持部材を介して下半部が支持されることとなる。そのため、上半部と下半部は、熱膨張時に、ケーシングの中心線を起点として上方及び下方に熱変形することとなり、ケーシングの中心と内部に収容するタービンの中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシングの熱変形を抑制してケーシングとタービンとの間に適正なクリアランスを維持することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記下支持部は、鉛直方向に沿う貫通孔が設けられ、前記支持柱は、上端部が前記貫通孔に挿通して上端面が前記支持部材の下面部に密着することを特徴としている。
従って、支持柱の上端部が貫通孔に挿通して上端面が支持部材の下面部に密着することで、支持柱の十分な剛性を確保することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記支持部材は、前記貫通孔を上方から覆うカバー部材であることを特徴としている。
従って、支持部材をカバー部材としたことで、上半部の構造を変えることなく、容易に支持柱と下半部とを強固に連結することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記貫通孔は、前記支持柱との間に隙間が設けられると共に、前記支持部材の上方に開口されることを特徴としている。
従って、貫通孔と支持柱との間に隙間を設けることで、この隙間に自然対流が発生するため、下半部の温度上昇を抑制して熱変形を抑制することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記貫通孔と前記支持柱との間に断熱材が設けられることを特徴としている。
従って、貫通孔と支持柱との間に断熱材を設けることで、下半部から支持柱への熱伝達を抑制し、下支持部の熱変形を抑制することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記貫通孔と前記支持柱との間に遮熱材が設けられることを特徴としている。
従って、貫通孔と支持柱との間に遮熱材を設けることで、下半部から支持柱への輻射熱の伝達を抑制し、下支持部の熱変形を抑制することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記支持部材は、前記上半部を構成する上半部本体の周囲に水平方向に突出する上支持部であることを特徴としている。
従って、支持部材を上半部の上支持部とすることで、上支持部の形状を変形するだけで、容易に支持柱と下半部とを強固に連結することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記上支持部と前記下支持部は、接合部材により接合されることを特徴としている。
従って、上支持部と下支持部を接合部材により接合することで、上支持部と下支持部の独立した熱変形を抑制することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記支持部材は、前記上半部を構成する上半部本体の周囲に水平方向に突出する上支持部であり、前記上支持部と前記下支持部は、接合部材により接合されることを特徴としている。
従って、支持部材を上半部の上支持部とし、上支持部と下支持部を接合部材により接合することで、上支持部の形状を変形するだけで、容易に支持柱と下半部とを強固に連結することができ、また、上支持部と下支持部を接合部材により接合することで、上支持部と下支持部の独立した熱変形を抑制することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングでは、前記支持部材は、前記下支持部と前記支持柱とを連結する連結部材であることを特徴としている。
従って、支持部材を下支持部と支持柱とを連結する連結部材とすることで、構造を簡素化することができる。
また、本発明の蒸気タービンケーシングは、下半部本体の周囲に水平方向に突出する複数の下支持部が設けられる下半部と、前記下半部上に接合されて上半部本体の周囲に水平方向に突出する複数の上支持部が設けられる上半部と、下端部が架台上に設置されて上端部に前記上支持部の下面部が固定される上支持柱と、下端部が架台上に設置されて上端部に前記下支持部の下面部が固定される下支持柱と、を有し、前記下支持部における鉛直方向の厚さが前記下支持部における鉛直方向の厚さより薄く設定される、ことを特徴とするものである。
従って、上半部が下半部上に接合され、架台上に設置された上支持柱の上端部に上支持部の下面部が固定され、また、架台上に設置された下支持柱の上端部に下支持部の下面部が固定されている。すると、上半部と下半部との接合面となるケーシングの中心線上で上支持部が支持され、ケーシングの中心線より下方で下支持部が支持され、下支持部の厚さが下支持部の厚さより薄くなっている。そのため、上半部と下半部は、熱膨張時に、下支持部の熱変形が少なく、ケーシングの中心線を起点として上方及び下方に熱変形することとなり、このとき、ケーシングの中心と内部に収容するタービンの中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシングの熱変形を抑制してケーシングとタービンとの間に適正なクリアランスを維持することができる。
本発明の蒸気タービンケーシングによれば、下支持部の上面部に支持部材を固定し、支持柱の上端部に支持部材の下面部を固定するので、ケーシングの熱変形を抑制してケーシングとタービンとの間に適正なクリアランスを維持することができる。
図1は、第1実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図2は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。 図3は、蒸気タービンケーシングの正面図である。 図4は、蒸気タービンケーシングの平面図である。 図5は、第2実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図6は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。 図7は、第3実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図8は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。 図9は、第4実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図10は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。 図11は、第5実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図12は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。 図13は、第6実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図14は、第7実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す正面図である。 図15は、第8実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。 図16は、第9実施形態の蒸気タービンケーシングを表す要部平面図である。 図17は、蒸気タービンケーシングを表す側面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る蒸気タービンケーシングの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図3は、蒸気タービンケーシングの正面図、図4は、蒸気タービンケーシングの平面図である。
第1実施形態において、図3及び図4に示すように、蒸気タービンケーシング(以下、ケーシングと称する。)11は、鋳鉄により円筒形状に製造され、軸方向の両端部が閉塞されることで、内部に空洞部が形成され、この空洞部にタービン12が収容されている。このタービン12は、ロータ(回転軸)13の外周部に複数段にわたって動翼(図示略)が設けられている。一方、ケーシング11は、内周部に複数段にわたって静翼(図示略)が設けられている。そして、タービン12の各動翼とケーシング11の各静翼がロータ13の軸方向に所定間隔を空けて交互に配設されている。
また、ロータ13は、軸方向の各端部がケーシング11の外部に突出し、軸受14,15により回転自在に支持されている。そのため、ケーシング11内に蒸気が供給されると、この蒸気が各静翼及び各動翼に作用することで、各動翼を介してロータを回動することができる。
ケーシング11は、上半部21と下半部22とを有している。下半部22は、下半部本体23と、4個の猫足部(下支持部)24とを有している。下半部本体23は、ロータ13に平行に円筒を半分に切断した形状に形成されている。各猫足部24は、下半部本体23の外周から外方に向けて水平に突出して形成されている。即ち、下半部本体23は、平面視が矩形状をなし、ロータ13の軸端方向の両側に各猫足部24が形成されており、この各猫足部24は、ロータ13の軸方向に沿って突出している。
上半部21は、上半部本体25を有している。上半部本体25は、ロータ13に平行に円筒を半分に切断した形状に形成されている。下半部21は、下半部本体23の内部が鉛直方向の上方に向くように配置され、上半部の上半部本体25は、内部が鉛直方向の下方向に向くように下半部本体23上に載置され、図示しないボルトにより接合されている。
また、ケーシング11は、4個の猫足台(支持柱)26を有している。各猫足台26は、円柱状(または、角柱状)に形成され、鉛直方向に沿って立設されている。即ち、各猫足台26は、下端部が架台27における所定位置に固定され、上端部に下半部22における各猫足部24が支持されている。
ここで、ケーシング11の支持構造について詳細に説明する。図1は、第1実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図、図2は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。
ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26とに加えて、下半部22における猫足部24の上面部に固定されるカバー部材(支持部材)31とを有している。
即ち、猫足部24は、上面部と下面部が平行で、且つ、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、長手方向の一端部が下半部本体23に一体に連結されている。猫足部24は、鉛直方向に沿う貫通孔32が形成されている。この貫通孔32は、円形状をなし、内径が猫足台26の外径より若干大きく設定されている。カバー部材31は、猫足部24と同様に、上面部と下面部が平行で、且つ、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、猫足部24と同幅で、猫足部24より短く形成されると共に、縦横の各辺の長さが貫通孔32の内径より大きく形成されている。なお、カバー部材31は、猫足部24と同幅でなくてもよい。
そして、カバー部材31は、猫足部24の上方から貫通孔32を覆うように、猫足部24の上面部に密着している。そして、貫通孔32の周囲で、複数(本実施形態では、6個)の固定ボルト33が上方からカバー部材31を貫通し、猫足部24に螺合することで、カバー部材31が猫足部24に固定される。また、各猫足台26は、上端部が下方から猫足部24の貫通孔32に挿通し、上端面がカバー部材31の下面部に密着している。そして、貫通孔32に対応する位置で、固定ボルト34が上方からカバー部材31を貫通し、猫足台26に螺合することで、カバー部材31が猫足台26に固定される。
そのため、上半部21が下半部22上に接合され、各猫足部24の上面部にカバー部材31が固定され、架台27上に設置された猫足台26の上端部が貫通孔32に挿通されてカバー部材31の下面部に固定される。そして、上半部21及び下半部22は、この上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で、カバー部材31を介して猫足台26に支持されることとなる。そのため、ケーシング11の熱膨張時に、上半部21は、ケーシング11の中心線Cを起点として上方に熱変形し、下半部22は、ケーシング11の中心線Cを起点として下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。
このように第1実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部本体23の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部24が設けられる下半部22と、下半部22上に接合される上半部21と、猫足部24の上面部に固定されるカバー部材31と、下端部が架台27上に設置されて上端部にカバー部材31の下面部が固定される猫足台26とを設けている。
従って、上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上でカバー部材31を介して下半部22が支持されるため、上半部21と下半部22は、熱膨張時に、ケーシング11の中心線Cを起点として上方及び下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシング11の熱変形を抑制してケーシング11とタービン12との間に適正なクリアランスを維持することができる。
第1実施形態の蒸気タービンケーシングでは、猫足部24は、鉛直方向に沿う貫通孔32が設けられ、猫足台26の上端部が貫通孔32に挿通して上端面がカバー部材の下面部に密着して固定されている。従って、猫足部24の十分な剛性を確保することができる。
第1実施形態の蒸気タービンケーシングでは、下半部22の猫足部24の上面部にカバー部材31を固定し、猫足台26の上端部をカバー部材31に固定している。従って、上半部21の構造を変えることなく、容易に猫足台26と下半部22とを強固に連結することができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図、図6は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態において、図5及び図6に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26と、カバー部材35とを有している。
猫足部24は、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、長手方向の一端部が下半部本体23に一体に連結されており、鉛直方向に沿う貫通孔36が形成されている。この貫通孔36は、四角形状をなし、縦横の各辺の長さが猫足台26の外径より大きく設定されている。カバー部材35は、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、長さが貫通孔36の長さより長く、幅が貫通孔36の幅より短く形成されている。
そして、カバー部材35は、猫足部24の上方から貫通孔36の一部を覆うように、猫足部24の上面部に密着している。そして、貫通孔36の周囲で、複数の固定ボルト33が上方からカバー部材35を貫通し、猫足部24に螺合することで、カバー部材35が猫足部24に固定される。また、各猫足台26は、上端部が下方から猫足部24の貫通孔36に挿通し、上端面がカバー部材35の下面部に密着している。そして、固定ボルト34が上方からカバー部材35を貫通し、猫足台26に螺合することで、カバー部材35が猫足台26に固定される。
本実施形態では、貫通孔36は、猫足台26との間に隙間37が設けられると共に、カバー部材35の上方に開口している。即ち、カバー部材35は、貫通孔36の幅方向の中間部を覆うことで、貫通孔36は、両側部が開放されている。そのため、貫通孔36の内周面と猫足台26の外周面との間に設けられた隙間37は、上方及び下方に開放されている。
そのため、上半部21が下半部22上に接合され、各猫足部24の上面部にカバー部材35が固定され、架台27上に設置された猫足台26の上端部が貫通孔36に挿通されてカバー部材35の下面部に固定される。そして、上半部21及び下半部22は、この上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で、カバー部材35を介して猫足台26に支持されることとなる。そのため、ケーシング11の熱膨張時に、上半部21は、ケーシング11の中心線Cを起点として上方に熱変形し、下半部22は、ケーシング11の中心線Cを起点として下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。また、貫通孔36と猫足台26との間に隙間37が設けられていることから、猫足部24の熱が自然対流により隙間37を通って上方に逃げるため、下半部22の温度上昇を抑制することができる。
このように第2実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部22の猫足部24に貫通孔36を形成し、貫通孔36の一部を覆うように猫足部24の上面部にカバー部材35を固定し、猫足台26の上端部を貫通孔36に挿通してカバー部材31の下面部に固定し、貫通孔36と猫足台26との間に隙間37を設けると共に、貫通孔36をカバー部材35の上方に開口している。
従って、貫通孔36と猫足台26との間に隙間37を設けたことで、猫足部24の熱によりこの隙間37で自然対流が発生し、猫足部24の熱が隙間37を通って上方に逃げるため、下半部22の温度上昇を抑制し、猫足部24の熱変形を抑制することができる。
[第3実施形態]
図7は、第3実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図、図8は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態において、図7及び図8に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26と、カバー部材35とを有している。
猫足部24は、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、長手方向の一端部が下半部本体23に一体に連結されており、鉛直方向に沿う貫通孔36が形成されている。カバー部材35は、水平な矩形状をなす平板状の部材である。そして、カバー部材35は、猫足部24の上方から貫通孔36の一部を覆うように猫足部24の上面部に密着し、複数の固定ボルト33により固定されている。また、各猫足台26は、上端部が下方から猫足部24の貫通孔36に挿通し、上端面がカバー部材35の下面部に密着し、固定ボルト34により固定されている。
本実施形態では、貫通孔36は、猫足台26との間に隙間37が設けられると共に、カバー部材35の上方に開口している。そして、貫通孔36の内周面と猫足台26の外周面との間、つまり、この隙間37に断熱材38が設けられている。この場合、カバー部材35が上方に開口していなくてもよい。
そのため、上半部21が下半部22上に接合され、各猫足部24の上面部にカバー部材35が固定され、架台27上に設置された猫足台26の上端部が貫通孔36に挿通されてカバー部材35の下面部に固定される。そして、上半部21及び下半部22は、この上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で、カバー部材35を介して猫足台26に支持されることとなる。そのため、ケーシング11の熱膨張時に、上半部21は、ケーシング11の中心線Cを起点として上方に熱変形し、下半部22は、ケーシング11の中心線Cを起点として下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。また、貫通孔36と猫足台26との間に断熱材38が設けられていることから、猫足部24の熱が猫足台26に伝達されずに猫足部24の温度上昇を抑制することができる。
このように第3実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部22の猫足部24に貫通孔36を形成し、貫通孔36の一部を覆うように猫足部24の上面部にカバー部材35を固定し、猫足台26の上端部を貫通孔36に挿通してカバー部材31の下面部に固定し、貫通孔36と猫足台26との間に断熱材38を設けている。
従って、貫通孔36と猫足台26との間に断熱材38を設けたことで、猫足部24の熱が断熱材38により阻止されて猫足部26に伝達しにくくなり、猫足部24の温度上昇を抑制することができる。
[第4実施形態]
図9は、第4実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図、図10は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第4実施形態において、図9及び図10に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26と、カバー部材35とを有している。
猫足部24は、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、長手方向の一端部が下半部本体23に一体に連結されており、鉛直方向に沿う貫通孔36が形成されている。カバー部材35は、水平な矩形状をなす平板状の部材である。そして、カバー部材35は、猫足部24の上方から貫通孔36の一部を覆うように猫足部24の上面部に密着し、複数の固定ボルト33により固定されている。また、各猫足台26は、上端部が下方から猫足部24の貫通孔36に挿通し、上端面がカバー部材35の下面部に密着し、固定ボルト34により固定されている。
本実施形態では、貫通孔36は、猫足台26との間に隙間37が設けられると共に、カバー部材35の上方に開口している。そして、貫通孔36の内周面と猫足台26の外周面との間、つまり、この隙間37に遮熱材39が設けられている。この遮熱材39は、四角筒形状をなし、貫通孔36の内周面と猫足台26の外周面との間に配置され、外周部が固定金具40により貫通孔36の内周面に固定されている。なお、遮熱材39と猫足台26の外周面との間に隙間41が確保されている。
そのため、上半部21が下半部22上に接合され、各猫足部24の上面部にカバー部材35が固定され、架台27上に設置された猫足台26の上端部が貫通孔36に挿通されてカバー部材35の下面部に固定される。そして、上半部21及び下半部22は、この上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で、カバー部材35を介して猫足台26に支持されることとなる。そのため、ケーシング11の熱膨張時に、上半部21は、ケーシング11の中心線Cを起点として上方に熱変形し、下半部22は、ケーシング11の中心線Cを起点として下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。また、貫通孔36と猫足台26との間に遮熱材39が設けられていることから、猫足部24の輻射熱が猫足台26に伝達されずに猫足部24の温度上昇を抑制することができる。
このように第4実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部22の猫足部24に貫通孔36を形成し、貫通孔36の一部を覆うように猫足部24の上面部にカバー部材35を固定し、猫足台26の上端部を貫通孔36に挿通してカバー部材35の下面部に固定し、貫通孔36と猫足台26との間に遮熱材39を設けている。
従って、貫通孔36と猫足台26との間に遮熱材39を設けたことで、猫足部24の輻射熱が遮熱材39により阻止されて猫足部26を加熱することはなく、猫足部24の温度上昇を抑制して猫足部24の熱変形を抑制することができる。
[第5実施形態]
図11は、第5実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図、図12は、蒸気タービンケーシングの支持構造を表す平面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第5実施形態において、図11及び図12に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26とを有している。
上半部21は、上半部本体25と、4個の猫足部(上支持部)51とを有している。各猫足部51は、上半部本体25の外周から外方に向けて水平に突出して形成されている。即ち、上半部本体25は、平面視が矩形状をなし、ロータ13の軸端方向の両側に各猫足部51が形成されており、この各猫足部51は、ロータ13の軸方向に沿って突出している。上半部21と下半部22は、平面視が同形状をなし、下半部21は、下半部22上に載置され、図示しないボルトにより接合されている。
また、ケーシング11は、4個の猫足台26を有している。各猫足台26は、円柱状(または、角柱状)に形成され、鉛直方向に沿って立設されている。即ち、各猫足台26は、下端部が架台27における所定位置に固定され、上端部に上半部21における猫足部51及び下半部22における各猫足部24が支持されている。
各猫足部51,24は、ほぼ同形状、同寸法であり、長手方向の一端部が上半部本体25及び下半部本体23に一体に連結されている。下半部22の猫足部24は、鉛直方向に沿う貫通孔32が形成されている。上半部21の猫足部(支持部材)51は、下半部22の猫足部24の上方から貫通孔32を覆うように、猫足部24の上面部に密着している。そして、猫足部51,24は、先端部でシュリンクバンド(接合部材)52により固定される。また、各猫足台26は、上端部が下方から猫足部24の貫通孔32に挿通し、上端面が猫足部51の下面部に密着している。そして、貫通孔32に対応する位置で、固定ボルト53が上方から猫足部51を貫通し、猫足台26に螺合することで、猫足部51が猫足台26に固定される。
そのため、上半部21が下半部22上に接合され、各猫足部51,24が一体に固定され、架台27上に設置された猫足台26の上端部が貫通孔32に挿通されて猫足部51の下面部に固定される。そして、上半部21及び下半部22は、この上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で、猫足部51を介して猫足台26に支持されることとなる。そのため、ケーシング11の熱膨張時に、上半部21は、ケーシング11の中心線Cを起点として上方に熱変形し、下半部22は、ケーシング11の中心線Cを起点として下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。
このように第5実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部本体23の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部24が設けられる下半部22と、下半部22上に接合されて上半部本体25の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部51が設けられる上半部21と、各猫足部51,24を接合するシュリンクバンド52と、下端部が架台27上に設置されて上端部に猫足部51の下面部が固定される猫足台26とを設けている。
従って、上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で猫足部51を介して下半部22が支持されるため、上半部21と下半部22は、熱膨張時に、ケーシング11の中心線Cを起点として上方及び下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシング11の熱変形を抑制してケーシング11とタービン12との間に適正なクリアランスを維持することができる。また、別部材を用いずに下半部22を猫足台26に強固に支持することができる。
第5実施形態の蒸気タービンケーシングでは、上半部21の猫足部51と下半部22の猫足部24をシュリンクバンド52により接合することで、各猫足部51,24の独立した熱変形を抑制することができる。
[第6実施形態]
図13は、第6実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第6実施形態において、図13に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26とを有している。
上半部21は、上半部本体25と4個の猫足部51を有し、下半部22は、下半部本体23と4個の猫足部24を有している。上半部21と下半部22は、平面視が同形状をなし、下半部21は、下半部22上に載置され、図示しないボルトにより接合されている。また、下半部22の猫足部24は、鉛直方向に沿う貫通孔32が形成されている。上半部21の猫足部51は、下半部22の猫足部24の上方から貫通孔32を覆うように、猫足部24の上面部に密着している。そして、猫足部51,24は、先端部で固定ボルト(接合部材)54が貫通し、ナット55が螺合することで一体により固定されている。また、各猫足台26は、上端部が下方から猫足部24の貫通孔32に挿通し、上端面が猫足部51の下面部に密着し、固定ボルト53により固定されている。
なお、本実施形態の作用は、上述した第5実施形態と同様であるため、説明は省略する。
このように第6実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部本体23の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部24が設けられる下半部22と、下半部22上に接合されて上半部本体25の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部51が設けられる上半部21と、各猫足部51,24を接合する固定ボルト54及びナット55と、下端部が架台27上に設置されて上端部に猫足部51の下面部が固定される猫足台26とを設けている。
従って、上半部21と下半部22は、熱膨張時に、ケーシング11の中心線Cを起点として上方及び下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシング11の熱変形を抑制してケーシング11とタービン12との間に適正なクリアランスを維持することができる。また、別部材を用いずに下半部22を猫足台26に強固に支持することができる。更に、上半部21の猫足部51と下半部22の猫足部24を固定ボルト54及びナット55により接合することで、各猫足部51,24の独立した熱変形を抑制することができる。
[第7実施形態]
図14は、第7実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す正面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第7実施形態において、図14に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26とを有している。
上半部21は、上半部本体25と4個の猫足部51を有し、下半部22は、下半部本体23と4個の猫足部24を有している。上半部21の各猫足部51は、下半部22の各猫足部24より長く形成されている。上半部21の猫足部51は、下半部22の猫足部24の上面部に密着している。そして、猫足部51,24は、シュリンクバンド52(または、固定ボルト54/図13参照)により一体により固定されている。また、各猫足台26は、上端面が猫足部51の先端部における下面部に密着し、固定ボルト53により固定されている。
なお、本実施形態の作用は、上述した第5、第6実施形態と同様であるため、説明は省略する。
このように第7実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部本体23の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部24が設けられる下半部22と、下半部22上に接合されて上半部本体25の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部51が設けられる上半部21と、各猫足部51,24を接合するシュリンクバンド52(または、固定ボルト54)と、下端部が架台27上に設置されて上端部に猫足部51の先端部の下面部が固定される猫足台26とを設けている。
従って、上半部21と下半部22は、熱膨張時に、ケーシング11の中心線Cを起点として上方及び下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシング11の熱変形を抑制してケーシング11とタービン12との間に適正なクリアランスを維持することができる。また、下半部22の猫足部24の貫通孔を形成する必要がなく、構造を簡素化することができる。
[第8実施形態]
図15は、第8実施形態の蒸気タービンケーシングの支持構造を表す縦断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第8実施形態において、図15に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台26と、連結部材56とを有している。
猫足部24は、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、長手方向の一端部が下半部本体23に一体に連結されている。連結部材(支持部材)56は、水平な矩形状をなす平板状の部材であり、所定の長さを有し、幅が猫足部24と同じに形成されている。そして、連結部材56は、一端部の下面が猫足部24の上面部に密着し、固定ボルト57が上方から連結部材56を貫通し、猫足部24に螺合することで、連結部材56が猫足部24に固定される。また、各猫足台26は、上端面が連結部材56の他端部の下面部に密着し、固定ボルト58が上方から連結部材56を貫通し、猫足台26に螺合することで、連結部材56が猫足台26に固定される。
なお、本実施形態の作用は、上述した第5、第6実施形態と同様であるため、説明は省略する。
このように第8実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、連結部材56の一端部の下面を下半部22の猫足部24の上面に密着して固定し、猫足台26の上端部を連結部材56の他端部の下面部に固定している。
従って、上半部21と下半部22は、熱膨張時に、ケーシング11の中心線Cを起点として上方及び下方に熱変形することとなり、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシング11の熱変形を抑制してケーシング11とタービン12との間に適正なクリアランスを維持することができる。また、連結部材56により下半部22の猫足部24と猫足台26を連結することで、構造を簡素化することができる。
[第9実施形態]
図16は、第9実施形態の蒸気タービンケーシングを表す要部平面図、図17は、蒸気タービンケーシングを表す側面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第9実施形態において、図16及び図17に示すように、ケーシング11は、上半部21と、下半部22と、猫足台61,62とを有している。
上半部21は、上半部本体25と4個の猫足部51とを有し、下半部22は、下半部本体23と4個の猫足部24とを有している。各猫足部51,24は、上半部本体25及び下半部本体23の外周から外方に向けて水平に突出して形成されている。上半部21と下半部22は、上半部本体25と下半部本体23が平面視が同形状をなし、下半部21が下半部22上に載置され、図示しないボルトにより接合されている。上半部21の猫足部51と下半部22の猫足部24は、平面視にて、ロータ13の軸方向に直交する水平方向にずれて設けられている。
また、ケーシング11は、4個の猫足台(上支持柱)61と、4個の猫足台(下支持柱)62を有している。各猫足台61,62は、円柱状(または、角柱状)に形成され、鉛直方向に沿って立設されている。即ち、各猫足台61,62は、下端部が架台27における所定位置に固定され、上端部に上半部21における猫足部51及び下半部22における各猫足部24が支持されている。各猫足台61,62は、ロータ13の軸方向に直交する水平方向に所定間隔を空けて隣接している。
各猫足部51,24は、ほぼ同形状、同寸法であり、長手方向の一端部が上半部本体25及び下半部本体23に一体に連結され、ロータ13の軸方向に直交する水平方向にずれている。各猫足台61は、上端面が上半部21の猫足部51の下面部に密着し、固定ボルト63が上方から猫足部51を貫通して猫足台61に螺合することで、猫足部51が猫足台61に固定される。また、各猫足台62は、上端面が下半部22の猫足部24の下面部に密着し、固定ボルト64が上方から猫足部24を貫通して猫足台62に螺合することで、猫足部24が猫足台62に固定される。
本実施形態では、下半部22の猫足部24における鉛直方向の厚さは、上半部21の猫足部51における鉛直方向の厚さより薄く設定されている。
そのため、上半部21が下半部22上に接合され、各猫足部51,24が別々の猫足台61,62に支持される。そして、上半部21及び下半部22は、この上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で、猫足部51を介して猫足台61に支持されることとなる。そのため、ケーシング11の熱膨張時に、上半部21は、ケーシング11の中心線Cを起点として上方に熱変形し、下半部22は、猫足部24の下面を起点として上方に熱変形することとなる。但し、猫足部24の厚さが猫足部51の厚さより薄いことから、猫足部24の熱膨張量は少なく、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。
このように第9実施形態の蒸気タービンケーシングにあっては、下半部本体23の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部24が設けられる下半部22と、下半部22上に接合されて上半部本体25の周囲に水平方向に突出する複数の猫足部51が設けられる上半部21と、上端部に猫足台51の下面部が固定される猫足台61と、上端部に猫足台24の下面部が固定される猫足台62とを設け、下半部22における猫足部24の厚さが上半部21における猫足部51の厚さより薄く設定されている。
従って、上半部21は、上半部21と下半部22との接合面となるケーシング11の中心線C上で猫足部51を介して猫足台61に支持されるため、上半部21は、熱膨張時に、ケーシング11の中心線Cを起点として上方及び下方に熱変形することとなる。一方、下半部22は、猫足部24を介して猫足台62に支持されるが、猫足部24の厚さが薄いために熱膨張量は少なく、ケーシング11の中心と内部に収容するタービン12の中心との上下方向のずれが抑制される。その結果、ケーシング11の熱変形を抑制してケーシング11とタービン12との間に適正なクリアランスを維持することができる。
なお、上述した実施形態にて、上半部本体や上半部本体の形状は、各実施形態で説明したものに限定されるものではなく、タービン12の形状や寸法などに応じて適宜設定すればよいものである。また、猫足台(支持柱)も、各実施形態で説明したものに限定されるものではなく、適宜設定すればよいものである。
また、上述した実施形態では、ケーシング11が4個の猫足台(支持柱)26を有するものとしたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、一方側に2個の猫足台(支持柱)26を有するものであってもよい。
11 ケーシング
12 タービン
13 ロータ
14,15 軸受
21 上半部
22 下半部
23 上半部本体
24 猫足部(下支持部)
25 上半部本体
26,61,62 猫足台(支持柱)
27 架台
31,35 カバー部材(支持部材)
32,36 貫通孔
33,34,53,57,58,63,64 固定ボルト
37,41 隙間
38 断熱材
39 遮熱材
40 固定金具
51 猫足部(上支持部)
52 シュリンクバンド(接合部材)
54 固定ボルト(接合部材)
55 ナット(接合部材)
56 連結部材(支持部材)

Claims (11)

  1. 下半部本体の周囲に水平方向に突出する複数の下支持部が設けられる下半部と、
    前記下半部上に接合される上半部と、
    前記下支持部の上面部に固定される支持部材と、
    下端部が架台上に設置されて上端部に前記支持部材の下面部が固定される支持柱と、
    を有し、
    前記支持部材は、前記下面部が平板形状である、
    ことを特徴とする蒸気タービンケーシング。
  2. 前記下支持部は、鉛直方向に沿う貫通孔が設けられ、前記支持柱は、上端部が前記貫通孔に挿通して上端面が前記支持部材の下面部に密着することを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンケーシング。
  3. 前記支持部材は、前記貫通孔を上方から覆うカバー部材であることを特徴とする請求項2に記載の蒸気タービンケーシング。
  4. 前記貫通孔は、前記支持柱との間に隙間が設けられると共に、上方が、前記支持部材で一部が覆われ、一部が前記支持部材に対して開放されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の蒸気タービンケーシング。
  5. 前記貫通孔と前記支持柱との間に断熱材が設けられることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の蒸気タービンケーシング。
  6. 前記貫通孔と前記支持柱との間に遮熱材が設けられることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の蒸気タービンケーシング。
  7. 前記支持部材は、前記上半部を構成する上半部本体の周囲に水平方向に突出する上支持部であることを特徴とする請求項2に記載の蒸気タービンケーシング。
  8. 前記上支持部と前記下支持部は、接合部材により接合されることを特徴とする請求項7に記載の蒸気タービンケーシング。
  9. 前記支持部材は、前記上半部を構成する上半部本体の周囲に水平方向に突出する上支持部であり、前記上支持部と前記下支持部は、接合部材により接合されることを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンケーシング。
  10. 前記支持部材は、前記下支持部と前記支持柱とを連結する連結部材であることを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンケーシング。
  11. 下半部本体の周囲に水平方向に突出する複数の下支持部が設けられる下半部と、
    前記下半部上に接合されて上半部本体の周囲に水平方向に突出する複数の上支持部が設けられる上半部と、
    下端部が架台上に設置されて上端部に前記上支持部の下面部が固定される上支持柱と、
    下端部が架台上に設置されて上端部に前記下支持部の下面部が固定される下支持柱と、
    を有し、
    前記下支持部における鉛直方向の厚さが前記上支持部における鉛直方向の厚さより薄く設定される、
    ことを特徴とする蒸気タービンケーシング。
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