JPS6363506A - 高鮮映性鋼板の製造方法 - Google Patents

高鮮映性鋼板の製造方法

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Publication number
JPS6363506A
JPS6363506A JP20558586A JP20558586A JPS6363506A JP S6363506 A JPS6363506 A JP S6363506A JP 20558586 A JP20558586 A JP 20558586A JP 20558586 A JP20558586 A JP 20558586A JP S6363506 A JPS6363506 A JP S6363506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
treatment
subjected
steel sheet
roughness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20558586A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Sasaki
強 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP20558586A priority Critical patent/JPS6363506A/ja
Publication of JPS6363506A publication Critical patent/JPS6363506A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/005Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高鮮映性鋼板、特に、自動車の外装材等に使
用される高鮮映性鋼板の製造方法に関する。
(従来の技術) 時代の推移に伴って、自動車それ自体にも多くの特性改
善が求められており、それに応じて自動車用の鋼板にも
、例えば高張力性、軽量性さらには塗装をしたときの防
錆性などの特性の改善が次々に求められてきている。
今日、自動車用鋼板供給者として鉄鋼メーカーが解決す
べき問題として課せられているものの1つとして、塗装
後の外観の美麗さに影響するいわゆる塗装鋼板表面の鮮
映性向上がある。
すなわち、塗装仕上げした外装板が美麗な光沢を呈し、
質量感とともに豪華な感じを与えるためである。これは
一部塗料自体の問題であるが、基地としての鋼板の性状
にも大きく左右されることが経験的に知られているため
、鉄鋼メーカーとしてその改善に取組んでいる。
これまでに提案されている鮮映性向上策は、口−ル面に
レーザダル加工を行ったダル加工ロールによって冷間圧
延することである。これはロール面の状態が鋼板面に反
映するから、ロール面をダル仕上げして表面性状の不均
一さを見掛は上なくすことによって良質な表面性状を備
えた鋼板を得ようとするものである。
しかしながら、かかる方法はレーザ加工を行うため設備
が大型化してしまい、コスト高は免れず、また得られた
鋼板の表面性状も全体的にみて鮮映性の均一な改善には
不十分であった。
(発明が解決しようとする問題点) したがって、本発明の目的は、高鮮映性鋼板、特に、自
動車の外装材等に使用され、塗装仕上げしたとき高鮮映
性を呈する鋼板の製造方法を提供することである。
さらに、本発明の目的は、そのような優れた特性である
高鮮映性を呈する鋼板を、従来の設備をほとんど変更す
ることなく安価に製造することのできる方法を提供する
ことである。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明者らは、かかる目的達成のため種々のダ
ル仕上げ鋼板に同一塗装を行って、そのときの塗装鋼板
表面の鮮映性を調べた。
第1図に示すグラフは、鮮映性と平均粗さで表わす鋼板
粗度との関係を示すものである。なお、PGDはXPo
rtable Distinctness of Im
age Glossmeterの略で、鮮映性の評価値
を示し、塗装面に反射させて大きな字から小さな字まで
を順次読み取り、どれだけ小さな字まで鮮映に読み取れ
るかを定量的に評価する。ここに、「鮮映性」とは物質
の表面における光沢窓を云い、物の姿なり、遠方の光源
なりを多角度、多方面より写して明るくはっきり映せる
かどうかを表わすものである。
第1図に示す結果からも明らかなように、鮮映性は、綱
板粗度と相関があり、低粗度鋼板つまり平坦度の高い鋼
板は鮮映性が良好である。しかし、同じ平均粗さくμR
a)でも鮮映性に相当なバラツキが見られることが分か
る。ここに、平均粗さμRaは、JISB0601−1
982に準拠するものである。
第2図は、鋼板粗度と鋼板うねりとの関係を示すグラフ
である。ここに、鋼板うねりWCMは、鋼板断面曲線の
最大波高をμm単位で表わしたものである(JIS B
0610−1976)。
第2図に示す結果からも明らかなように、@板粗度と鋼
板のうねりとの間には相関があり、粗度が小さい方が鋼
板うねりが少ない。したがって、鮮映性に関連づければ
、鋼板うねりが小さければ鮮映性は改善されると云い得
るが、この傾向にはかなりバラツキがあり、このバラツ
キが鮮映性に影響しており、同一うねりであっても粗度
の小さいもの、換言すれば同一粗度であってもうねりの
小さい鋼板が鮮映性には好ましいことが分かる。
したがって、以上の結果から、高鮮映性鋼板を製造する
には、鋼板粗度を可及的に小さくすればよいが、鋼板粗
度は絞り加工および塗装の密着性等の特性維持の観点か
ら一定以上の粗度を確保しなければならない。かかる要
求を満足させながら、上述のような高鮮映性を確保する
には、鋼板うねりを可及的に少なくすること、つまり鋼
板粗度を可及的に均一にすることが重要であることが分
かった。
ところで、第3図は、従来のロール材質に直接ショット
ダル加工をしたときのロールの表面粗度分布を示す。ま
た、第4図はこのときのロール硬度の分布を示す。
これらから分かることは、ロール粗度とロール硬度とか
はy対応していることであり、したがって、均一粗度の
鋼板を製造するにはロール硬度の分布を可及的に均一に
することが肝要であることである。かかるロール硬度の
不均一は高合金鋼ロールに固有のもので避けられない。
従来のように高合金鋼ロールにショットダル加工する限
り、材質による硬度ムラ、グリッド粒径ムラ、投射速度
ムラ等により均一粗度は得難い。
そして、かかる表面性状の不均一さによって、ロールの
うねりが見られ、そのようなロールうねりが鋼板に転写
されて鋼板の鮮映性を悪化させていると考えられる。
そこで、本発明者は、鋼板製造に際して冷間圧延に使用
するロール表面の硬度分布と鋼板の粗度変化つまり粗度
分布が対応することを知りロール表面の硬度分布を可及
的に均一にしてバラツキのないようにすれば、鋼板粗度
も均一化することを知り本発明を完成した。
ここに、本発明の要旨とするところは、ロール表面に硬
度分布均一化処理を施し、次いで該ロール表面にダル加
工を施してなるロールを用いて圧延することを特徴とす
る、高鮮映性鋼板の製造方法である。
さらに、別の面からの、本発明の要旨とするところは、
ロール表面に硬度分布均一化処理を施し、次いで該ロー
ル表面にダル加工を施し、さらに表面硬化処理を施して
なるロールを用いて圧延することを特徴とする、高鮮映
性鋼板の製造方法である。
前記硬度分布均一化処理としては、必ずしもそれに制限
されないが、代表例としては、好ましくは、単一金属の
メッキまたは溶射処理が挙げられる。メッキの場合、例
えばNi、、CuXFe、 Co、 Crの電気メッキ
があり、溶射の場合、Ni、 Coの溶射がある。
なお、単一金属でなく、合金(例:Cr−N15Cr−
W、Cr−V)めっきを施した場合でも、ロールそれ自
体の場合と比較して硬度バラツキは軽減できるが、好ま
しくは単一金属である。
前記ダル加工には、ショツトブラスト法、放電加工法さ
らにはレーザ加工法、電子ビーム加工法等が挙げられる
。安価な処理法という点からショツトブラスト法が好ま
しい。また、表面硬化処理も特に制限されないが、例え
ば、Crメッキ処理、拡散浸透処理(例:TD処理)、
窒化処理などが挙げられる。
このように、本発明によれば、ロール基材は高合金鋼(
例: 0.7〜0.9%C13〜5%Cr、0.5%M
o)であるため、表面硬度のバラツキは不可避であるの
であるが、その硬度のバラツキをなくすべく、単一金属
の被覆層を設ける。その場合、金属元素の選択は、同時
にロールに要求される特性、特に、耐食性、展延性そし
て硬度、強度などを考慮して行う。このようにして硬度
分布均一化処理を行ってから、次にダル加工を施せば、
ロール均一粗度が得られ、ロールうねりが解消され、し
たがって鋼板表面粗度が均一化するのである。
前記硬度分布均一化処理による被覆層が例えばNi−、
Cr等によるものである場合、さらに硬度を高めること
が必要なときは、ダル加工面を前述の表面硬化処理を行
って硬度不足を補うようにしてもよい。
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
実施例 0.8%C−3%Cr−0.3%Moの鋼組成を有し、
直径600+nn+ 、長さ1730+nmの冷間圧延
ロールを、表面研磨後、そのロール表面に慣用電気メツ
キ法で20μm厚さのNiメッキを施した。このNi電
気メッキによる硬度分布均一化処理を行ったところ、ロ
ール表面硬度はHν200±2となり、硬度分布は均一
化された。
次いで、このNiメッキ面にショツトブラスト処理(条
件:インペラ回転数1000 rp+a 、投射密度4
00 kg/mりを行い、ダル仕上げした。
このときのロール表面の粗度分布を第5図に示す。第3
図の場合と較べて、拡大率が同一(たて約2000倍)
であることから、本発明にかかる方法によれば、ロール
表面粗度が大幅に改善されているのが分かる。しかもか
かる改善は通常のショツトブラスト処理で実現されるの
でありその利益は大きい。
次に、このようにして得たロール表面にさらに厚さ10
μmのCr電気メッキを施し、表面硬化処理をしたとこ
ろ、ロール表面粗度は実質上第5図のそれに等しいもの
が得られた。
このようにして処理したロールを使って冷間圧延を行っ
た。そのときの冷延鋼板の表面粗度を測定するとともに
、塗装して鮮映性を評価した。
ここで、従来法として前記条件によるンヨソトブラスト
加工のみを行ったロールを使って比較のため同様に冷間
圧延を行い、得られた冷延鋼板の鮮映性を評価した。
これらの結果を第1表にまとめて示す。
第1表 このように、ロール硬度均一化処理を施すことによって
安定した均一粗度(高鮮映性)鋼板を製造することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鮮映性と鋼板粗度との関係を示すグラフ; 第2図は、同様に鋼板粗度と鋼板うねりとの関係を示す
グラフ; 第3図は、従来例のロール表面粗度分布を示すグラフ; 第4図は、第3図の場合のロール表面硬度の分布を示す
グラフ;および 第5図は、本発明によるロール表面粗度分布を示すグラ
フである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロール表面に硬度分布均一化処理を施し、次いで
    該ロール表面にダル加工を施してなるロールを用いて冷
    間圧延することを特徴とする、高鮮映性鋼板の製造方法
  2. (2)前記硬度分布均一化処理が単一金属のメッキまた
    は溶射処理である、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)ロール表面に硬度分布均一化処理を施し、次いで
    該ロール表面にダル加工を施し、さらに表面硬化処理を
    施してなるロールを用いて冷間圧延することを特徴とす
    る、高鮮映性鋼板の製造方法。
  4. (4)前記硬度分布均一化処理が単一金属のメッキまた
    は溶射処理である、特許請求の範囲第3項記載の方法。
JP20558586A 1986-09-01 1986-09-01 高鮮映性鋼板の製造方法 Pending JPS6363506A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10690008B2 (en) 2014-12-01 2020-06-23 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Steam turbine casing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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