WO2012077422A1 - 回転機械 - Google Patents

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中庭 彰宏
仁志 篠原
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Abstract

【課題】製造時の作業性が良好で、かつ、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを抑制できる回転機械の提供。 【解決手段】回転するシャフトと、前記シャフトに嵌合される略円筒状のハブを有し前記ハブの先端から後端に向うにつれて径方向外側に拡がるように設けられたディスクと前記ディスクの表面に設けられた複数のブレードと、を有するインペラと、を備えた回転機械において、前記ハブは、前記シャフトの半径よりも小さい内半径を有する固締部と、前記固締部の前記内半径よりも大きい内半径を有する緩締部とを有し、前記緩締部は、前記固締部よりも前記ハブの前記先端側に設けられている。

Description

回転機械
 この発明は、インペラを備えた回転機械に関する。
 本願は、2010年12月8日に日本出願された特願2010-273589に基づいて優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 産業用圧縮機やターボ冷凍機、小型ガスタービンなどの回転機械に用いられる遠心圧縮機は、シャフトに固定されたディスクに、複数のブレードを設けたインペラを備えている。遠心圧縮機は、インペラを回転させることにより、ガスに圧力エネルギー及び速度エネルギーを与えている。
 図6は、インペラ201を備えた従来の回転機械の説明図である。
 例えば、特許文献1の回転機械は、ディスク203、ブレード204、およびカバー206により構成されたインペラ201を備えている。インペラ201の軸方向における所定位置に、スリーブ部205がインペラ201と一体形成されている。このスリーブ部205を前記所定位置でシャフト202に焼き嵌めすることにより、インペラ201はシャフト202に固定されている。
 特許文献1には、スリーブ部205の内半径をRとし、長さLの範囲における厚さをTとしたとき、インペラ201の遠心力がスリーブ部205に影響を与えない長さLは、以下に示す(1)式で示されることが教示されている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 すなわち、特許文献1には、(1)式を満たすように、長さLを設定することにより、回転中の遠心力に伴うインペラ201の内径の径方向変位が、スリーブ部205に影響を及ぼすのを抑制し、インペラ201とシャフト202とがずれることなく、安定した運転が保持されることが教示されている。
米国特許第4697987号
 一般に、カバー206、ブレード204およびディスク203は別々の部品として成型され、その後、溶接等によりディスク203にブレード204およびカバー206が装着される。
 特許文献1のインペラ201の場合、スリーブ部205は、(1)式を満たすように、ディスク203の内周部Bから長さLだけ離間した位置に配置されている。つまり、スリーブ部205は、軸方向におけるディスク203のブレード204およびカバー206が装着される側に突出するように配置されている。
 このため、溶接等によりディスク203にブレード204およびカバー206を装着する際、ディスク203から突出したスリーブ部205が邪魔となり、作業性が悪化するという問題があった。
 また、近年の回転機械に用いられる遠心圧縮機は、高出力化や高回転化等の性能向上が要求されている。
 一般に、特許文献1のインペラ201の半断面の重心は、ブレード204やカバー206等が設けられたディスク203側に配置される。すなわち、インペラ201の半断面の重心は、スリーブ部205から大きく離間した位置に配置される。
 特許文献1によれば、長さLだけ離間してスリーブ部205を配置することにより、遠心力によるインペラ201の径方向変位がスリーブ部205に影響を及ぼすのを抑制できる。
 しかしながら、インペラ201の半断面の重心とスリーブ部205とが大きく離間することになるため、スリーブ部205は、インペラ201の遠心力により径方向外側に広がりやすい。特に、インペラ201のさらなる高出力化および高回転化が進むと、インペラ201の径方向変位の影響を抑制しきれないおそれがある。したがって、スリーブ部205が拡がりインペラ201とシャフト202との間にズレが生じ、回転機械の性能が低下するおそれがある。
 そこで本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、製造時の作業性が良好で、かつ、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを抑制できる回転機械の提供を課題とする。
 上記の課題を解決するため、本発明の回転機械は、回転するシャフトと、前記シャフトに嵌合される略円筒状のハブを有し前記ハブの先端から後端に向うにつれて径方向外側に拡がるように設けられたディスクと前記ディスクの表面に設けられた複数のブレードとを有するインペラと、を備えた回転機械であって、前記ハブは、前記シャフトの半径よりも小さい内半径を有する固締部と、前記固締部の前記内半径よりも大きい内半径を有する緩締部と、を有し、前記緩締部は、前記固締部よりも前記ハブの前記先端側に設けられている。
 本発明によれば、ブレードはディスクの表面に設けられており、ハブはディスクの表面から突出することなく設けられている。そのため、ブレードをディスクの表面に装着する際に、ハブが邪魔になることがない。したがって、製造時の作業性が良好な回転機械を提供することができる。
 また、特許文献1では、シャフトに嵌合されるスリーブ部は、インペラの半断面の重心から離間して配置されているため、スリーブ部が径方向外側に拡がりやすい構造となっていた。しかし、本発明によれば、ハブはディスクの裏面から一部が突出するように形成されており、大きな締め代を有する固締部がハブの後端側に設けられている。すなわち、インペラの半断面の重心近傍にハブを有しており、ハブに設けられた固締部が、シャフトに対して強固に嵌合している。したがって、回転時における遠心力により固締部が拡がるのを防止し、インペラとシャフトとのズレを抑制できる。
 本発明の回転機械において、前記ディスクの前記表面の裏面に、前記ハブを囲むように凹んだ溝部を設けてもよい。
 この場合、ディスクの裏面であって、ハブの周囲に溝部を設けることで、回転時の遠心力により固締部が径方向外側に拡がるのを抑制できると共に、固締部の面圧を維持することができる。したがって、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを確実に抑制できる。
 さらに、溝部を設けることによりディスクの厚肉部分を除去でき、ディスクの各部の肉厚差を少なくできるので、例えば焼入れや焼き鈍し等によりディスクの強度を上げる際に、ディスク全体をムラなく熱処理することができる。したがって、強度に優れた高性能な回転機械を提供することができる。
 本発明の回転機械において、前記ハブの前記後端に、前記ハブの前記先端に向かって外半径が徐々に大きくなる第1テーパ部を設けてもよい。
 例えば、インペラのレイアウトの都合等により、固締部の長さの短縮が要求される場合がある。この場合、固締部の短縮に伴う面圧の低下を補うために、固締部を厚肉化する必要がある。しかし、固締部を厚肉化すると、遠心力により厚肉部分が径方向外側に引っ張られ、固締部が径方向外側に拡がりインペラとシャフトとのズレが発生するおそれがある。
 しかし、本発明によれば、ハブの後端に第1テーパ部を設けることにより、遠心力により固締部が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、第1テーパ部を設けることにより、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを確実に抑制しつつ、固締部の長さを短縮して、小型なインペラを提供することができる。
 本発明の回転機械において、前記ハブの前記先端に接するように前記シャフトに嵌合され、前記ディスクへ気流を案内するスリーブをさらに有してもよい。
 この場合、スリーブを配置することで効率的に気流を案内することができる。さらに、ディスクとスリーブとを別体とすることで、ディスクの表面にブレード等を装着した後に、ハブの先端にスリーブを配置できる。したがって、ディスクの表面にブレード等を装着する際に、スリーブが邪魔になることがない。したがって、製造時の作業性が良好な回転機械を提供することができる。
 本発明の回転機械において、前記シャフトに複数の前記インペラを直列に設け、隣り合う一方の前記インペラの前記ハブと、他方の前記インペラの前記ハブとの間に、前記他方のインペラの前記ディスクへ気流を案内するスリーブをさらに有し、前記スリーブの先端に、前記ハブの前記後端に設けられた前記第1テーパ部の形状に一致するように前記スリーブの後端に向かって内半径が徐々に小さくなる第2テーパ部を設けてもよい。
 この場合、スリーブの先端に、第1テーパ部の形状に一致する第2テーパ部を設けているので、第1テーパ部に第2テーパ部を当接させた状態で、スリーブを配置することができる。これにより、第2テーパ部は、径方向外側から第1テーパ部を押さえることができるので、遠心力により固締部が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを確実に抑制できる。
 本発明の回転機械において、前記スリーブの後端および前記ハブの前記先端のいずれか一方に凹部を設け、他方に前記凹部の形状に一致する凸部を設けてもよい。
 この場合、スリーブの後端と緩締部とを凹凸嵌合することができるので、スリーブで緩締部の移動を規制して、遠心力により緩締部が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを確実に抑制できる。
 本発明の回転機械において、前記スリーブの後端に、前記スリーブの前記先端に向かって内半径が徐々に小さくなる第3テーパ部を設け、前記ハブの前記先端に、前記第3テーパ部の形状に一致するように、前記ハブの前記先端に向かって外半径が徐々に小さくなる第4テーパ部を設けてもよい。
 この場合、スリーブの後端に、第3テーパ部を設けている。さらに、ハブの先端に、第3テーパ部の形状に一致した形状の第4テーパ部を設けている。このため、第4テーパ部に第3テーパ部を当接させた状態で、スリーブを配置することができる。これにより、第3テーパ部は、径方向外側から第4テーパ部を押さえることができるので、遠心力により緩締部が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを確実に抑制できる。
 本発明の回転機械において、前記ハブの前記後端から前記ディスクの裏面よりも先端側に亘って前記固締部を設けてもよい。
 この場合、ディスクの裏面よりも先端側に亘って固締部を設けることにより、さらにインペラの半断面の重心に近い位置に固締部を設けることができる。したがって、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを抑制できる。
 本発明の回転機械において、前記ハブは、前記固締部と前記緩締部とを接続する中間部をさらに有していてもよい。
 本発明によれば、固締部と緩締部との間に中間部を設けることにより、ディスクの裏面からハブの後端側に離れた位置で固締部がシャフトと嵌合する。これにより、遠心力によりディスクが径方向外側に拡がっても、中間部が撓んで固締部に対する影響を緩和できる。したがって、遠心力により固締部が径方向外側に拡がるのを抑制できるので、回転時におけるインペラとシャフトとのズレを抑制できる。
 本発明の回転機械によれば、ブレードをディスクの表面に装着する際に、ハブが邪魔になることがなく、製造時の作業性が良好になる。
 また、本発明の回転機械によれば、インペラのハブに設けられた固締部が、シャフトに対して強固に嵌合し、回転時における遠心力により固締部が拡がるのを防止し、インペラとシャフトとのズレを抑制できる。
本発明の回転機械を適用した遠心圧縮機の説明図である。 軸方向から見たときの回転機械の説明図である。 図2のA-A線に沿った断面図であり、第1実施形態の回転機械の説明図である。 第2実施形態の回転機械の説明図である。 第3実施形態の回転機械の説明図である。 従来技術の回転機械の説明図である。
 以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(遠心圧縮機)
 図1は、本発明の回転機械1を適用した遠心圧縮機100の説明図である。
 遠心圧縮機100は、主として、軸線O周りに回転するシャフト5と、シャフト5に取り付けられ、遠心力を利用してガス(気体)Gを圧縮するインペラ10と、シャフト5を回転可能に支持すると共にガスGを上流から下流に流す流路104を形成したケーシング105と、によって構成されている。なお、図示例ではシャフト5にインペラ10が直列に6個設けられているが、シャフト5にインペラ10は少なくとも1個設けられていればよい。
 ケーシング105の外形は、略円柱状に形成され、その中心を貫くようにしてシャフト5が配置されている。シャフト5の軸方向の両端には、ジャーナル軸受105aが設けられている。また、シャフト5の一端には、スラスト軸受105bが設けられている。これらジャーナル軸受105a及びスラスト軸受105bにより、シャフト5が回転可能に支持されている。これにより、シャフト5は、ジャーナル軸受105a及びスラスト軸受105bを介してケーシング105に支持されている。
 ケーシング105の軸方向の一方側(図1における左側)には、ガスGを外部から流入させる吸込口105cが設けられている。また、軸方向の他方側(図1における右側)には、ガスGが外部に流出する排出口105dが設けられている。
 ケーシング105内には、これら吸込口105c及び排出口105dにそれぞれ連通し、縮径及び拡径を繰り返す内部空間が設けられている。この内部空間は、インペラ10を収容する空間となり、流路104としても機能する。すなわち、吸込口105cと排出口105dとは、インペラ10及び流路104を介して連通している。
(第1実施形態の回転機械)
 次に、第1実施形態の回転機械1について説明する。
 図2は、軸方向から見たときの第1実施形態の回転機械1の説明図である。
 図3は、図2のA-A線に沿った断面図であり、第1実施形態の回転機械1の説明図である。
 なお、以下の説明では、説明を簡単にするために、遠心圧縮機100を流れるガスGの上流側(請求項の「先端側」に相当、図2における左側)を単に前側といい、下流側(請求項の「後端側」に相当、図2における右側)を単に後側として説明する場合がある。また、説明を簡単にするために、シャフト5にインペラ10が1個設けられている場合について説明する。
(ディスク)
 図2に示す回転機械1はインペラ10を備えている。このインペラ10は、ディスク12と、ディスク12に設けられた複数のブレード14と、ディスク12から所定距離だけ離間して配置されたカバー16と、を有している。
 ディスク12は、例えば析出硬化型ステンレス鋼により形成され、軸方向視略円形状をした円盤状の部材である。
 ディスク12は、前側から後側(図2における左側から右側)に向かって外径が漸次拡大している。ディスク12の前側面12a(表面)は、径方向断面視で湾曲した状態に形成されている。この湾曲状態に形成された前側面12aは、径方向内側に位置する面が軸線Oに沿って形成されるとともに、径方向外側に行くに連れて徐々に径方向に沿うように形成されている。そして、ディスク12の前側面12aには、後述するブレード14が取り付けられる。
 また、ディスク12の後側面12b(裏面)は、平坦に形成されている。なお、後述するように、ディスク12の後側面12bには、溝部18が設けられている。
 ディスク12の径方向内側には、シャフト5に嵌合されるハブ20が設けられている。つまり、ディスク12は、シャフト5に嵌合される略円筒状のハブ20を有する。ディスク12は、ハブ20の先端から後端に向うにつれて径方向外側に拡がるようにシャフト5に嵌合される。ハブ20は、一部がディスク12の後側面12bよりも突出している。ハブ20は、ディスク12の前側と後側とを貫通する貫通孔を有する。ハブ20は、固締部22と、緩締部24とを有している。
 固締部22は、径方向に厚さT1、後側から前側(図2における右側から左側)に長さL1を有している。さらに、固締部22は、ディスク12の後側面12bよりも前側に亘って設けられている。
 固締部22の内半径Rは、シャフト5の半径よりも小さくなるように設定されている。そして、固締部22は、シャフト5に対して、例えば焼き嵌め等により嵌合される。
 ここで、固締部22の軸方向の長さL1、固締部22の厚さT1、および固締部22の内半径Rは、以下に示す(2)式を満たすように設定されている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 材料力学の観点からは、(2)式を満たすことで、回転時の遠心力により固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、(2)式を満たすことにより、固締部22の面圧を維持でき、インペラ10とシャフト5とのズレを抑制できる。
 ディスク12の後側面12bの径方向内側には、固締部22を囲むように溝部18が設けられている。溝部18は、固締部22(ハブ20)の全周囲において、ディスク12の後側面12bを前側面12aに沿うように凹ませることにより形成されている。このように溝部18を設けることにより、軸方向の固締部22が設けられている範囲において固締部22の厚さがT1となるようにディスク12の厚肉部分を除去して、固締部22の厚さを薄肉化している。また、溝部18を設けることによりディスク12の各部の肉厚差を小さくして、例えば焼入れや焼き鈍し等によりディスク12の強度を上げる際に、ディスク12全体をムラなく熱処理できる。
 固締部22の前側(図2の左側)には、緩締部24が設けられている。つまり、緩締部24は、固締部22よりもハブ20の先端側に設けられている。緩締部24の内半径は、固締部22の内半径Rよりも若干大きく設定されている。緩締部24の内半径は、シャフト5の半径よりも若干大きく設定されている。したがって、緩締部24の内周面24aとシャフト5の外周面5aとの間には、クリアランスがある。なお、緩締部24の内半径を、シャフト5の半径よりも小径になるように設定してもよい。この場合、緩締部24は、固締部22よりも小さい締め代でシャフト5に嵌合される。
 ディスク12の前側面12aには、複数のブレード14が設けられている。これらブレード14は、例えばディスクと同じ析出硬化型ステンレス鋼からなる板状の部材である。各ブレード14は、一定の板厚(翼厚)を有する。複数のブレード14は、ディスク12の周方向に所定の間隔を空けて配列されて、軸方向視で略放射状に設けられている。また、各ブレード14は、ディスク12の前側面12aに対して、略垂直になるように立設されている。
 ブレード14は、ディスク12の前側面12aに対し、例えば隅肉溶接等によって接合される。
 ブレード14の前側には、カバー16が設けられている。カバー16は、図2に示すように平面視略円形の板状の部材である。また、カバー16は、径方向断面視でブレード14の側面視形状、およびディスク12の前側面12aに沿うように、湾曲して形成されている。カバー16は、各ブレード14の前側先端に、例えば隅肉溶接等により固定され、各ブレード14の振動を抑制している。
(第1実施形態の効果)
 本実施形態では、ブレード14はディスク12の前側面12a(表面)に設けられており、シャフト5に嵌合されるハブ20は、ディスク12の後側面12b(裏面)よりも一部が後側に突出して設けられている。そのため、ブレード14をディスク12の前側面12aに装着する際に、ハブ20が邪魔になることがない。したがって、製造時の作業性が良好な回転機械1を提供することができる。
 また、特許文献1では、シャフトに嵌合されるスリーブ部は、インペラの半断面の重心が配置されるディスクから離間して配置されているため、スリーブ部が径方向外側に拡がりやすい構造となっていた。しかし、本発明によれば、ハブ20はディスク12の後側面12bから一部が突出するように形成されており、大きな締め代を有する固締部22が後側から前側に亘って設けられている。すなわち、インペラ10の半断面の重心近傍にハブ20を有しており、ハブ20に設けられた固締部22が、シャフト5に対して強固に嵌合しているので、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを抑制できる。
 また、本実施形態によれば、ディスク12の後側面12bよりも前側に亘って固締部22を設けることにより、さらにインペラ10の半断面の重心に近い位置に固締部22を設けることができる。したがって、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを抑制できる。
 また、本実施形態によれば、軸方向においてディスク12と固締部22を設けた範囲とが重なる領域、すなわち固締部22周辺に溝部18を設けることで、回転時の遠心力により固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制できると共に、固締部22の面圧を維持することができる。したがって、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを確実に抑制できる。
 さらに、溝部18を設けることによりディスク12の厚肉部分を除去でき、ディスク12の各部の肉厚差を少なくできるので、例えば焼入れや焼き鈍し等によりディスク12の強度を上げる際に、ディスク12全体をムラなく熱処理することができる。したがって、強度に優れた高性能な回転機械1を提供することができる。
(第2実施形態の回転機械)
 次に、第2実施形態の回転機械1について説明する。
 図4は、第2実施形態の回転機械1の説明図である。
 第1実施形態では、説明を簡単にするために、シャフト5にインペラ10が1個設けられている回転機械1について説明した。しかし、第2実施形態では、シャフト5にインペラ10が複数個(図4においては2個)設けられている点、固締部22および緩締部24の形状が異なっている点、ガスGを整流するスリーブ30を設けている点等で、第1実施形態とは異なっている。
 また、第2実施形態の回転機械1は、例えば、インペラ10のレイアウトの都合等により、第1実施形態と比較して固締部22の長さの短縮が要求される場合を想定している。なお、第1実施形態と同様の構成部分については、詳細な説明を省略する。
 本実施形態の回転機械1は、シャフト5にインペラ10が直列に複数個設けられている。そして、隣り合う一のディスク12の後側面12bと、他のディスクの前側面12aとの間に、スリーブ30を設けている。
(ディスク)
 固締部22は、径方向に厚さT2を有しており、後側から前側に亘った長さL2に設けられている。また、固締部22の後端23には、第1テーパ部23aが設けられている。第1テーパ部23aは、後端が後側から前側(図4における右側から左側)に向かって徐々に拡がる略テーパ形状に形成されている。
 また、第2実施形態の回転機械1では、例えば、レイアウトの都合等により、第1実施形態と比較して固締部22が短縮されている。すなわち、第1実施形態における固締部22の長さL1と、第2実施形態における固締部22の長さL2との関係は、L2<L1となっている。
 さらに、第2実施形態の回転機械1では、固締部22が短縮されたことによる、シャフト5嵌合時の固締部22の面圧低下を補うために、第1実施形態と比較して固締部22の厚さを増やしている。すなわち、第1実施形態における固締部22の厚さT1と、第2実施形態における固締部22の厚さT2との関係は、T2>T1となっている。
 ここで、固締部22の長さL2、固締部22の厚さT2、および固締部22の内半径Rは、以下に示す(3)式を満たすように設定されている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 ここで、固締部22の圧肉部分が、回転時の遠心力により径方向外側に引っ張られ、固締部22が拡がるおそれがある。
 しかし、材料力学の観点からは、(3)式を満たすことで、固締部22が遠心力により拡がるのを抑制できる。
 本実施形態では(3)式を満たすように、固締部22の長さL2、固締部22の厚さT2、および固締部22の内半径Rを設定しているので、固締部22が遠心力により拡がるのを抑制できる。したがって、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを抑制できる。
 また、緩締部24の先端25には、凸部25aが設けられている。凸部25aは、径方向断面視で前側に頂部を有する略V字形状に形成されている。凸部25aは、後述するようにスリーブ30に設けられた凹部32aと嵌合される。なお、凸部25aの形状は、本実施形態の形状に限られることはなく、例えば、径方向断面視で略矩形状であってもよい。
(スリーブ)
 隣り合う一のディスク12と、他のディスク12との間には、スリーブ30が設けられている。なお、先行文献1では、スリーブはディスクと一体形成されていたが、本実施形態のスリーブ30は、ディスク12とは別部品として設けられている。
 スリーブ30は、例えばディスクと同じ析出硬化型ステンレス鋼からなる略円筒形状をした部材である。スリーブ30は、例えば、シームレス鋼管をカットした後、機械加工することにより形成される。スリーブ30の内径は、シャフト5の外径よりも若干小径に設定されており、シャフト5に対して焼き嵌め等により嵌合固定されている。また、スリーブ30の外径は、ディスク12の緩締部24の外径と略同一となるように設定されている。
 スリーブ30は、インペラ10に流入するガスG(図1参照)の上流側、すなわちディスク12の前側に配置されている。スリーブ30は、ブレード14間に流入するガスGを整流し、効率的にガスGを案内している。
 スリーブ30の先端34には、第2テーパ部34aが設けられている。第2テーパ部34aは、固締部22の後端23に設けられた第1テーパ部23aに対応した形状に形成されている。具体的には、第2テーパ部34aは、先端が後側から前側(図4における右側から左側)に向かって徐々に拡がる略テーパ形状に形成されている。
 また、スリーブ30の後端32には、凹部32aが設けられている。凹部32aは、緩締部24の先端25に設けられた凸部25aに対応した形状に形成されている。
 具体的には、凹部32aは、径方向断面視で前側が底となる略V字形状に形成されている。
 このように形成されたスリーブ30を、隣り合う一方のディスク12の後側面12bと、他方のディスクの前側面12aとの間に配置している。つまり、隣り合う一方のインペラ10のハブ20の後端と、他方のインペラ10のハブ20の先端との間に、スリーブ30が配置されている。
 このとき、スリーブ30の第2テーパ部34aと、ディスク12の第1テーパ部23aとを当接させた状態でスリーブ30を配置している。さらに、スリーブ30の凹部32aと、ディスク12の凸部25aとを嵌合させた状態でスリーブ30を配置している。
(作用)
 回転機械1を駆動してシャフト5に装着されたインペラ10を回転させると、遠心力によりディスク12のハブ20は径方向外側に引っ張られる。このため、固締部22および緩締部24には、径方向外側に拡がろうとする力が働く。
 しかし、第2テーパ部34aと第1テーパ部23aとを当接させた状態でスリーブ30を配置している。したがって、第2テーパ部34aは、第1テーパ部23aを径方向外側から押えて固締部22の遠心力による移動を規制し、固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制している。
 また、スリーブ30の凹部32aと、ディスク12の凸部25aとを嵌合させた状態でスリーブ30を配置している。したがって、スリーブ30の凹部32aは、緩締部24の遠心力による移動を規制し、緩締部24が径方向外側に拡がるのを抑制している。
(第2実施形態の効果)
 例えば、インペラ10のレイアウトの都合等により、固締部22の長さの短縮が要求される場合がある。この場合、固締部22の短縮に伴う面圧の低下を補うために、固締部22を厚肉化する必要がある。しかし、固締部22を厚肉化すると、遠心力により厚肉部分が径方向外側に引っ張られ、固締部22が径方向外側に拡がりインペラ10とシャフト5とのズレが発生するおそれがある。
 しかし、本実施形態によれば、リブ20の固締部22の後端23に第1テーパ部23aを設けることにより、遠心力により固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、第1テーパ部23aを設けることにより、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを確実に抑制しつつ、固締部22の長さを短縮して、小型なインペラ10を提供することができる。
 また、本実施形態によれば、流入するガスGの上流であるディスク12の前側にスリーブ30を配置することで、効率的にガスGを案内することができる。さらに、ディスク12とスリーブ30とを別体とすることで、ディスク12の前側面12aにブレード14やカバー16等を溶接等により接合した後に、ディスク12の前側にスリーブ30を配置できる。したがって、ディスク12の前側面12aにブレード14等を接合する際に、スリーブ30が邪魔になることがない。したがって、製造時の作業性が良好な回転機械1を提供することができる。
 また、本実施形態によれば、スリーブ30の先端34に、第1テーパ部23aに対応した形状の第2テーパ部34aを設けているので、第1テーパ部23aに第2テーパ部34aを当接させた状態で、スリーブ30を配置することができる。これにより、第2テーパ部34aは、径方向外側から第1テーパ部23aを押さえることができるので、遠心力により固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを確実に抑制できる。
 また、本実施形態によれば、スリーブ30の後端32に凹部32aを設け、リブ20の緩締部24の先端25に、凹部32aに対応した凸部25aを設けている。これにより、スリーブ30の後端32と緩締部24とを凹凸嵌合することができるので、スリーブ30で緩締部24の移動を規制して、遠心力により緩締部24が径方向外側に拡がるのを抑制できる。したがって、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを確実に抑制できる。
(第3実施形態の回転機械)
 次に、第3実施形態の回転機械1について説明する。
 図5は、第3実施形態の回転機械1の説明図である。
 第1実施形態および第2実施形態では、固締部22がディスク12の後側から、ディスク12の後側面12bよりも前側に亘って設けられていた。しかし、第3実施形態では、ディスク12の後側面12bから離れた範囲に固締部22が設けられている点で、第1実施形態および第2実施形態とは異なっている。なお、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成部分については、詳細な説明を省略する。
(ディスク)
 ディスク12の径方向内側には、シャフト5に嵌合されるハブ20が設けられている。ハブ20は、一部がディスク12の後側面12bから突出しており、ディスク12の前側と後側とを貫通する貫通孔となっている。また、ハブ20は、後側に設けられた固締部22と、前側に設けられた緩締部24と、固締部22と緩締部24との間に設けられた中間部27と、を有している。
 固締部22は、径方向に厚さT3、後側から前側に(軸方向に)亘り長さL3を有している。
 また、固締部22と緩締部24との間には、中間部27が設けられている。中間部27は、固締部22と同じ厚さT3を有しており、固締部22の前側において長さCに設けられている。
 中間部27の内半径は、固締部22の内半径と略同一か、もしくは、シャフト5の半径よりも小さくなるように、かつ固締部22の内半径よりも若干大きくなるように設定されている。すなわち、シャフト5に嵌合される際の中間部27の締め代は、固締部22の締め代と略同一か、固締部22の締め代よりも若干小さい締め代となるように設定されている。
 ここで、固締部22の長さL3、固締部22の厚さT3、および固締部22の内半径Rは、以下に示す(4)式を満たすように設定されている。
 また、中間部27の長さC、中間部27の厚さT3、および中間部27の内半径Rは、以下に示す(5)式を満たすように設定されている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 材料力学の観点からは、(4)式を満たすことで、回転時の遠心力により固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制でき、固締部22の面圧を維持できる。したがって、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを確実に抑制できる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
 材料力学の観点からは、(5)式を満たすことで、回転時にディスク12の遠心力により径方向外側に拡げる力が働いても、中間部27が撓む。したがって、固締部22に遠心力による影響が伝達するのを抑制し、固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制している。
(第3実施形態の効果)
 本実施形態によれば、固締部22と緩締部24との間の長さCに中間部27を設けることにより、ディスク12の後側面12bから離れた範囲で固締部22がシャフト5と嵌合する。これにより、中間部27が撓んでディスク12の遠心力による影響を緩和できる。したがって、遠心力により固締部22が径方向外側に拡がるのを抑制できるので、回転時におけるインペラ10とシャフト5とのズレを抑制できる。
 なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではない。
 各実施形態では、回転機械1を遠心圧縮機100に適用した場合を例にして説明した。
 しかし、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、斜流型の圧縮機に本発明の回転機械1を適用することもできる。
 また、本発明の回転機械1は圧縮機に限定されることなく、例えば、送風機に適用することもできる。
 また、各実施形態の回転機械1では、ブレード14の前側にカバー16が設けられたクローズドインペラに本発明を適用している。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、ブレード14の前側にカバー16が設けられていないオープンインペラに本発明を適用してもよい。
 また、各実施形態の回転機械1では、ハブ20の一部がディスク12の後側面12bから突出して形成されていた。しかし、ハブ20が設けられる長さL1、L2、およびL3は、シャフト5の半径Rや固締部22の厚さT1、T2により適宜設定される設計事項である。したがって、ハブ20がディスク12の後側面12bから突出していなくてもよい。
 また、各実施形態の回転機械1では、シャフト5にディスク12を焼き嵌めすることにより嵌合していた。また、第2実施形態の回転機械1では、シャフト5にスリーブ30を焼き嵌めすることにより嵌合していた。しかし、シャフト5に対するディスク12およびスリーブ30の嵌合方法は焼き嵌めに限定されることはなく、例えば、圧入によりシャフト5にディスク12を嵌合してもよい。
 また、第2実施形態の回転機械1では、緩締部24の先端25に凸部25aを設け、スリーブ30の後端32に凹部32aを設け、緩締部24とスリーブ30とを凹凸嵌合していた。しかし、緩締部24の先端25に凹部を設け、スリーブ30の後端32に凸部を設け、緩締部24とスリーブ30とを凹凸嵌合してもよい。
 また、第2実施形態の回転機械1では、緩締部24とスリーブ30とを凹凸嵌合することにより、回転時の遠心力による緩締部24の移動を規制していた。しかし、例えば、スリーブの後端32に、スリーブの先端に向かって内半径が徐々に小さくなる第3テーパ部を設け、ハブ20の緩締部24の先端25に、第3テーパ部の形状に一致するように、ハブ20の先端に向かって外半径が徐々に小さくなる第4テーパ部を設けてもよい。
 第3テーパ部と第4テーパ部を当接させてスリーブ30を配置することにより、径方向外側から緩締部24を押えることができる。したがって、第2実施形態と同様に、緩締部24の移動を規制し、回転時の遠心力により緩締部24が径方向外側に拡がるのを抑制することができる。
 本発明の回転機械によれば、ブレードをディスクの表面に装着する際に、ハブが邪魔になることがなく、製造時の作業性が良好になる。
 また、本発明の回転機械によれば、インペラのハブに設けられた固締部が、シャフトに対して強固に嵌合し、回転時における遠心力により固締部が拡がるのを防止し、インペラとシャフトとのズレを抑制できる。
1 回転機械
5 シャフト
5a 外周面(周面)
10 インペラ
12 ディスク
12a 前側面(一方側の面、表面)
12b 後側面(他方側の面、裏面)
14 ブレード
18 溝部
20 ハブ
22 固締部
23a 第1テーパ部
24 緩締部
25a 凸部
27 中間部
30 スリーブ
32a 凹部
34a 第3テーパ部

Claims (9)

  1.  回転するシャフトと、
     前記シャフトに嵌合される略円筒状のハブを有し前記ハブの先端から後端に向うにつれて径方向外側に拡がるように設けられたディスクと、前記ディスクの表面に設けられた複数のブレードと、を有するインペラと、を備えた回転機械であって、
     前記ハブは、
     前記シャフトの半径よりも小さい内半径を有する固締部と、
     前記固締部の前記内半径よりも大きい内半径を有する緩締部と、
    を有し、
     前記緩締部は、前記固締部よりも前記ハブの前記先端側に設けられている回転機械。
  2.  前記ディスクの前記表面の裏面に、前記ハブを囲むように凹んだ溝部を設けた請求項1に記載の回転機械。
  3.  前記ハブの前記後端に、前記ハブの前記先端に向かって外半径が徐々に大きくなる第1テーパ部を設けた請求項1または2に記載の回転機械。
  4.  前記ハブの前記先端に接するように前記シャフトに嵌合され、前記ディスクへ気流を案内するスリーブをさらに有する請求項1から3のいずれか1項に記載の回転機械。
  5.  前記シャフトに複数の前記インペラを直列に設け、
     隣り合う一方の前記インペラの前記ハブと、他方の前記インペラの前記ハブとの間に、前記他方のインペラの前記ディスクへ気流を案内するスリーブをさらに有し、
     前記スリーブの先端に、前記ハブの前記後端に設けられた前記第1テーパ部の形状に一致するように前記スリーブの後端に向かって内半径が徐々に小さくなる第2テーパ部を設けた請求項4に記載の回転機械。
  6.  前記スリーブの後端および前記ハブの前記先端のいずれか一方に凹部を設け、他方に前記凹部の形状に一致する凸部を設けた請求項4または5に記載の回転機械。
  7.  前記スリーブの後端に、前記スリーブの前記先端に向かって内半径が徐々に小さくなる第3テーパ部を設け、
     前記ハブの前記先端に、前記第3テーパ部の形状に一致するように、前記ハブの前記先端に向かって外半径が徐々に小さくなる第4テーパ部を設けた請求項4または5に記載の回転機械。
  8.  前記ハブの前記後端から前記ディスクの裏面よりも先端側に亘って前記固締部を設けた請求項1から7のいずれか1項に記載の回転機械。
  9.  前記ハブは、前記固締部と前記緩締部とを接続する中間部をさらに有する請求項1から7のいずれか1項に記載の回転機械。
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