JP7161424B2 - インペラ及び回転機械 - Google Patents

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Description

本発明は、インペラ及び回転機械に関する。
圧縮機、ターボ冷凍機、及び小型ガスタービンなどに用いられる回転機械として、回転軸に固定されたディスクに複数のブレードを取り付けたインペラを備えた構造が知られている。上記回転機械は、インペラを回転させることで、内部を流通する流体に圧力エネルギー及び速度エネルギーを与えている。
このような回転機械において、例えば特許文献1には、ディスクの背面に、気体が導入されるインペラの入口側に向かって窪んだ凹部を備える構造が開示されている。このような構成によれば、必要な強度を保ちつつ、インペラの軽量化を可能としている。
特開2011-85088号公報
特許文献1の構造からさらなる軽量化を図ろうとすると、インペラの強度不足を招く懸念がある。そこで、必要な強度を保ちつつ、インペラをさらに軽量化することが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、必要な強度を保ちつつ、さらなる軽量化を図ることが可能なインペラ及び回転機械を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係るインペラは、軸線を中心とした円盤状をなすディスクと、前記ディスクの軸線方向の第一側を向く前面に、前記軸線周りの周方向に間隔をあけて設けられた複数のブレードと、複数の前記ブレードを前記第一側から覆い、前記第一側から前記軸線方向の第二側に向かうにしたがって漸次拡径するカバーと、を備え、前記カバーは、最も前記第一側に位置する第一端部の厚みよりも厚みが大きい厚肉部が前記第一端部から離れた位置であって、前記ディスク、前記ブレード及び前記カバーにより形成されたインペラ流路の流入口と流出口との間に形成されている。
このような構成とすることで、カバーでは、第一端部の厚みに対し、厚肉部の厚みだけが大きくなる。その結果、カバーが軽量化される。また、カバーでは、軸線方向において第一端部から離れるほど、インペラが軸線周りに回転したときの遠心力が大きく作用する。さらに、ディスクとカバーとの間を流れる作動流体の圧力は、径方向の内側から外側に向かって高まる。つまり、軸線方向において第一端部から離れるほど、作動流体によって高い圧力が作用する。これらに対し、カバーにおいて、第一端部から離れた位置を厚肉部とすることで、遠心力や作動流体の圧力に対し、十分なインペラの強度が確保される。したがって、インペラの必要な強度を保ちつつ、さらなる軽量化を図ることが可能となる。
また、本発明の第二態様に係るインペラでは、第一態様において、前記厚肉部は、前記第一側から前記第二側に向かうにしたがって前記厚みが増加していてもよい。
このような構成とすることで、インペラの回転時に、インペラの出口に向かって次第に圧力が高くなる作動流体による影響に対応させて、部分的に厚肉部の厚みを大きくできる。したがって、重量を余分に増加させることなく、インペラの必要な強度を適切に保つことが可能となる。
また、本発明の第三態様に係るインペラでは、第一態様又は第二態様において、前記カバーは、前記第一端部と前記厚肉部とを接続し、前記第一側から前記第二側に向かうにしたがって厚みが増加する遷移部を有していてもよい。
このような構成とすることで、軸線方向における広い領域にわたって、ディスクとカバーとの間を流れる作動流体による影響に対応させて、部分的にカバーの厚みを大きくできる。その結果、カバーの形状を作動流体の圧力に応じた適切な形状とすることできる。また、厚みが徐々に増加することで、カバーに局所的に高い応力が発生しづらくなる。したがって、インペラの必要な強度をより適切に保つことが可能となる。
また、本発明の第四態様に係るインペラでは、第一態様から第三態様のいずれか一つにおいて、前記ディスクには、前記軸線方向の前記第二側を向く背面に、前記軸線方向の前記第一側に向かって窪む凹部が形成され、前記厚肉部は、前記軸線方向において、前記軸線方向における前記凹部の底部の位置と重なる領域に形成されていてもよい。
凹部が形成された部分では、ディスクの剛性が低くなり、ディスクとブレードとの接続部分に応力が集中しやすい。これに対し、軸線方向において、凹部の底部が形成された位置に対応するように、厚肉部が形成される。その結果、カバーにより、ブレードを介してディスクを補強することができる。これによって、ディスクとブレードとの接続部分に生じる応力を緩和することができる。
また、本発明の第五態様に係る回転機械では、軸線回りに回転する回転軸と、前記回転軸に固定された第一態様から第四態様のいずれか一つのインペラを備える。
このような構成とすることで、必要な強度を保ちつつ、さらなる軽量化を図ることができるインペラを備えた回転機械が提供できる。
本発明によれば、必要な強度を保ちつつ、さらなる軽量化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る回転機械の縦断面図である。 上記回転機械に設けられたインペラの上半部を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明によるインペラ及び回転機械を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る回転機械の縦断面図である。図1に示すように、本実施形態の遠心圧縮機(回転機械)10は、主として、ケーシング20と、回転軸30と、インペラ40と、を備えている。
ケーシング20は、回転軸30及びインペラ40を収容する。ケーシング20は、回転軸30の軸線Oの延びる方向(以下、この方向を軸線方向Daと称する)に延びる筒状をなしている。ケーシング20には、縮径及び拡径を繰り返す内部空間24が設けられている。この内部空間24にはインペラ40が収容されている。
ケーシング20において、軸線方向Daの第一側(上流側)Dauの一端部20aには、作動流体(プロセスガス)Gを外部からケーシング20内に流入させる吸込口25が設けられている。また、ケーシング20において、軸線方向Daの第二側(下流側)Dadの他端部20bには、作動流体Gをケーシング20の外部に流出させる排出口26が設けられている。
ケーシング20には、インペラ40同士を繋ぐようにケーシング側流路50が形成されている。ケーシング側流路50は、インペラ40を流通する作動流体Gを、ケーシング20において軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに流通させる。
ケーシング側流路50は、ディフューザ部51と、リターンベンド部52と、戻り流路53と、を有している。ディフューザ部51は、インペラ40の径方向Drにおける外周部から径方向Drの外側Droに向けて延びている。リターンベンド部52は、ディフューザ部51の径方向Drにおける外周部から断面視U字状に回り込み、径方向Drの内側Driに向けて延びている。リターンベンド部52は、径方向Drの外側Droに向かって流れる作動流体Gの流れ方向を、径方向Drの内側Driに反転させて案内する。戻り流路53は、リターンベンド部52から径方向Drの内側Driに向けて、インペラ40の軸線方向Daの第一側Dauの端部まで延びている。
回転軸30は、ジャーナル軸受28A及び28Bを介して、ケーシング20に対して軸線O回りに回転自在に支持されている。ジャーナル軸受28Aは、ケーシング20の一端部20aに固定されている。ジャーナル軸受28Bは、ケーシング20の他端部20bに固定されている。また、ケーシング20の一端部20aには、スラスト軸受29がさらに固定されている。軸線方向Daにおける回転軸30の一端側は、スラスト軸受29によって軸線方向Daに支持されている。
複数のインペラ40は、回転軸30にそれぞれ固定されている。インペラ40は、遠心力を利用して作動流体Gを圧縮する。複数のインペラ40は、ケーシング20の内部の内部空間24に軸線方向Daに間隔を空けて収容されている。なお、図1において、インペラ40が6つ設けられている場合の一例を示しているが、インペラ40は、少なくとも1つ以上設けられていればよい。
図2は、上記回転機械に設けられたインペラの上半部を示す断面図である。図2に示すように、各インペラ40は、ディスク41と、ブレード42と、カバー43と、を備えた、いわゆるクローズドインペラである。
ディスク41は、軸線Oを中心とした円盤状に形成されている。ディスク41は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、径方向Drの外側Droに漸次拡径するように形成されている。
ディスク41の中心部には、軸線方向Daに貫通する円形の貫通孔411が形成されている。貫通孔411の内周面が回転軸30の外周面に嵌まり込んだ状態で、インペラ40が回転軸30に一体に固定されている。
ディスク41において軸線方向Daの第二側Dadを向く面は、軸線Oと交差する方向に広がる背面412とされている。背面412には、凹部47が形成されている。凹部47は、背面412から軸線方向Daの第一側Dauに窪むように形成されている。凹部47は、径方向Drから見た際に、カバー43における軸線方向Daの第二側Dadの第二端部432よりも軸線方向Daの第一側Dauに窪んでいる。つまり、凹部47の底部47bの軸線方向Daの位置は、カバー43の第二端部432に対して軸線方向Daの第一側Dauに位置している。ここで、凹部47の底部47bは、凹部47の中で軸線方向Daにおいて最も第一側Dauに形成されている。凹部47は、背面412において、径方向Drの中間付近に形成されている。凹部47は、貫通孔411に対して径方向Drの外側Droに離れた位置に形成されている。凹部47は、背面412における径方向Drの外側Droの端部に対して径方向Drの内側Driに離れた位置に形成されている。このような凹部47を形成することで、ディスク41が軽量化されている。
ディスク41における軸線方向Daの第一側Dauを向く面は、ディスク主面(前面)413とされている。ディスク主面413は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって漸次径方向Drの外側Droに向かうように湾曲して延びている。ディスク主面413における軸線方向Daの第一側Dauの部分は、径方向Drの外側Droを向いている。ディスク主面413における軸線方向Daの第二側Dadの部分は、軸線方向Daの第一側Dauを向いている。ディスク主面413は、凹曲面状をなしている。
ブレード42は、軸線Oの周方向に間隔をあけてディスク主面413に複数設けられている。各ブレード42は、ディスク主面413から軸線方向Daの第一側Dauに向かって延びている。
カバー43は、複数のブレード42を軸線方向Daの第一側Dauから覆っている。カバー43は、ディスク41との間にブレード42を挟むように、ディスク41と対向して配置されている。つまり、カバー43には、ブレード42におけるディスク主面413と接続されている端部とは反対側の端部が固定されている。カバー43は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、径方向Drの外側Droに漸次拡径するように形成されている。カバー43において、ディスク41を向くカバー内面430は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、漸次径方向Drの外側Droに向かうように湾曲して延びている。カバー内面430には、ブレード42が接続されている。カバー内面430は、凸曲面状をなしている。
カバー43は、薄肉部48と、厚肉部49と、遷移部60とを有している。薄肉部48は、カバー43において、軸線方向Daの最も第一側Dauに位置する第一端部431を含む領域である。薄肉部48は、カバー43において、最も厚みが小さい領域である。ここで、厚みとは、カバー内面430に対して直交する方向への肉厚である。薄肉部48は、軸線方向Daにおいて一定の厚みとされている。
厚肉部49は、カバー43において、軸線方向Daの最も第二側Dadに位置する第二端部432を含む領域である。厚肉部49は、カバー43において、最も厚みが大きい領域である。つまり、厚肉部49での厚みT2は、薄肉部48での厚みT1よりも大きい。厚肉部49が形成されている領域Aは、軸線方向Daにおいて、第一端部431から離れた位置に形成されている。領域Aは、軸線方向Daにおいて、凹部47の底部47bの位置と重なる位置に形成されている。本実施形態の厚肉部49では、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって厚みが増加している。
なお、本実施形態では、厚みが大きい厚肉部49とは、例えば、カバー43において、第一端部431の厚みと第二端部432の厚みとの平均値よりも厚みが大きい領域である。
遷移部60は、第一端部431と厚肉部49とを接続する領域である。つまり、遷移部60は、薄肉部48と厚肉部49とを繋ぐ領域である。遷移部60では、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって厚みが増加している。遷移部60は、薄肉部48での外周面と厚肉部49での外周面とを滑らかに繋いでいる。したがって、カバー43は、薄肉部48から厚肉部49に向かって、厚みが漸次増大している。つまり、カバー43は、第一端部431での厚みが最も小さく、第二端部432での厚みが最も大きく形成されている。
インペラ40では、カバー内面430、ディスク主面413、及びブレード42の間に、インペラ流路45が形成されている。インペラ流路45は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、径方向Drの外側Droに向かうように湾曲しながら延びている。インペラ流路45は、流入口451と、流出口452と、を有している。流入口451は、インペラ40の軸線方向Daの第一側Dauかつ径方向Drの内側Driの端部に形成されている。流入口451は、軸線方向Daの第一側Dauに向かって開口している。流出口452は、インペラ40の軸線方向Daの第二側Dadかつ径方向Drの外側Droの端部に形成されている。流出口452は、径方向Drの外側Droに向かって開口している。
図1に示すように、このような遠心圧縮機10においては、作動流体Gは、吸込口25からケーシング側流路50に導入される。作動流体Gは、回転軸30とともに軸線O回りに回転するインペラ40のインペラ流路45を通過することで圧縮される。具体的には、図2に示すように、回転しているインペラ40では、流入口451からインペラ流路45に作動流体Gが導入される。インペラ流路45に導入された作動流体Gは、インペラ流路45内を軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、径方向Drの内側Driから外側Droに流れて昇圧される。インペラ流路45内で昇圧された作動流体Gは、流出口452から径方向Drの外側Droのディフューザ部51(図1参照)に吐出される。
図1に示すように、ディフューザ部51に吐出された作動流体Gは、径方向Drの外側Droに流れ、リターンベンド部52において流れ方向が反転される。その後、作動流体Gは、戻り流路53を通して後段に配置された別のインペラ40に送り込まれる。このようにして、作動流体Gは、ケーシング20の一端部20aから他端部20bに向けて多段に設けられたインペラ40とケーシング側流路50を経ることで、多段階にわたって圧縮され、排出口26から排出される。
上述したようなインペラ40及び遠心圧縮機10によれば、カバー43では、軸線方向Daの第一側Dauに形成された薄肉部48の厚みT1に対し、軸線方向Daの第二側Dadに形成された厚肉部49の厚みT2が大きくなる。つまり、カバー43では、他の領域に比べて厚肉部49だけが厚くなる。その結果、カバー43が軽量化される。
また、カバー43の第二端部432は、第一端部431よりも、径方向Drの外側Droに位置している。つまり、カバー43では、軸線方向Daにおいて第一端部431から離れるほど、インペラ40が軸線O周りに回転したときの遠心力が大きく作用する。さらに、インペラ流路45を流れる作動流体Gの圧力は、径方向Drの内側Driから外側Droに向かって高まる。つまり、カバー43では、軸線方向Daにおいて第一端部431から離れるほど、作動流体Gによって高い圧力が作用する。特に、多くの作動流体が流通する大流量に対応したインペラ40では、本実施形態のようにインペラ流路40は流出口452付近で軸線Oに対して大きく傾いた状態となる。その結果、流出口452付近で作動流体Gによって作用する圧力は大きくなる。これらに対し、カバー43において、軸線方向Daの第二側Dadを含む領域を最も厚い厚肉部49とすることで、遠心力や作動流体Gの圧力に対し、十分なインペラ40の強度が確保される。
したがって、厚肉部49により、カバー43の軸線方向Daの第二側Dadに大きな遠心力や作動流体Gの大きな圧力が作用しても、十分な強度を確保することができる。また、カバー43の全域を厚肉部49の厚みT2で形成せずに、薄肉部48や遷移部60が形成されていることで、インペラ40の必要な強度を保ちつつ、さらなる軽量化を図ることが可能となる。
また、厚肉部49は、軸線方向Daの第二側Dadに向かって厚みが増大し、第二端部432で最も厚くされている。これにより、インペラ40の回転時に、流出口452付近に向かって次第に圧力が高くなる作動流体Gによる影響に対応させて、部分的に厚肉部49の厚みT2を大きくできる。したがって、重量を余分に増加させることなく、インペラ40の必要な強度を適切に保つことが可能となる。
また、カバー43では、遷移部60によって、薄肉部48の外周面と厚肉部49の外周面とが滑らかに接続されている。つまり、カバー43の厚みは、軸線方向Daの第二側Dadに向かって徐々に大きくされている。そのため、軸線方向Daの広い領域にわたって、インペラ流路45を流れる作動流体Gの圧力の上昇に対応するように、カバー43が厚くなっている。これにより、インペラ流路45を流れる作動流体Gによる影響対応させて、部分的にカバー43の厚みを大きくできる。その結果、カバー43の形状を作動流体Gの圧力に応じた適切な形状とすることできる。また、厚みが徐々に増加することで、カバー43に局所的に高い応力が発生しづらくなる。したがって、インペラ40の必要な強度をより適切に保つことが可能となる。
また、軸線方向Daにおいて、ディスク41に形成された凹部47の底部47bの位置と重なる領域Aに厚肉部49が形成されている。凹部47が形成された部分では、ディスク41の剛性が低くなる。その結果、インペラ40の回転時に、ディスク41には、底部47bを基点として、軸線方向Daの第一側Dauへ倒れ込むような変形が生じる。これにより、ディスク41とブレード42との接続部分の中でも、底部47bに近い流入口451付近に高い応力が生じる。これに対し、軸線方向Daにおいて、凹部47の底部47bが形成された位置に対応するように、厚肉部49が形成される。その結果、カバー43の曲げ合成が増大し、ブレード42を介して、ディスク41の変形が抑制できる。つまり、カバー43により、ブレード42を介してディスク41を補強することができる。これによって、ディスク41とブレード42との接続部分に生じる応力を緩和することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、インペラ40の形状は、本実施形態の形状に限定されるものではない。例えば、インペラ40では、ディスク41に凹部47が形成されていなくてもよい。
また、厚肉部49は、本実施形態のように軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって厚みが増すように形成された構造に限定されるものではない。厚肉部49は、カバー43において、局部的に厚みが厚くなるように形成されていてもよい。また、厚肉部49は、遷移部60を介して薄肉部48と接続されていることに限定されるものではない。厚肉部49は、第一端部431から離れた位置に形成されていれば、薄肉部48と離れて形成されていてもよい。
さらに、回転機械の一例として、遠心圧縮機10を例示したが、これに限らずインペラを備えるのであれば、ポンプ等の他の回転機械においても同様の構成を適用できる。
10 遠心圧縮機(回転機械)
20 ケーシング
20a 一端部
20b 他端部
24 内部空間
25 吸込口
26 排出口
28A、28B ジャーナル軸受
29 スラスト軸受
30 回転軸
40 インペラ
41 ディスク
42 ブレード
43 カバー
45 インペラ流路
47 凹部
47b 底部
48 薄肉部
49 厚肉部
60 遷移部
50 ケーシング側流路
51 ディフューザ部
52 リターンベンド部
53 戻り流路
411 貫通孔
412 背面
413 ディスク主面(前面)
430 カバー内面
431 第一端部
432 第二端部
451 流入口
452 流出口
A 領域
Da 軸線方向
Dau 第一側
Dad 第二側
Dr 径方向
Dri 内側
Dro 外側
G 作動流体(プロセスガス)
O 軸線
T1、T2 厚み

Claims (5)

  1. 軸線を中心とした円盤状をなすディスクと、
    前記ディスクの軸線方向の第一側を向く前面に、前記軸線周りの周方向に間隔をあけて設けられた複数のブレードと、
    複数の前記ブレードを前記第一側から覆い、前記第一側から前記軸線方向の第二側に向かうにしたがって漸次拡径するカバーと、を備え、
    前記カバーは、最も前記第一側に位置する第一端部の厚みよりも厚みが大きい厚肉部が前記第一端部から離れた位置であって、前記ディスク、前記ブレード及び前記カバーにより形成されたインペラ流路の流入口と流出口との間に形成されているインペラ。
  2. 前記厚肉部は、前記第一側から前記第二側に向かうにしたがって前記厚みが増加している請求項1に記載のインペラ。
  3. 前記カバーは、前記第一端部と前記厚肉部とを接続し、前記第一側から前記第二側に向かうにしたがって厚みが増加する遷移部を有する請求項1又は2に記載のインペラ。
  4. 前記ディスクには、前記軸線方向の前記第二側を向く背面に、前記軸線方向の前記第一側に向かって窪む凹部が形成され、
    前記厚肉部は、前記軸線方向において、前記軸線方向における前記凹部の底部の位置と重なる領域に形成されている請求項1又は2に記載のインペラ。
  5. 軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸に固定された請求項1から4の何れか一項に記載のインペラを備える回転機械。
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