JP2005036019A - 帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤及びこの接着剤によりラミネートされた複合プラスチックフィルム - Google Patents
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Abstract
【技術課題】接着性と帯電防止性に優れ、環境問題に対応したプラスチックフィルムのドライラミネート用接着剤及びこの接着剤を用いた複合プラスチックフィルムを得る。
【解決手段】ドライラミネート用接着を側鎖にカルボキシル基をもつ水分散型ポリウレタン樹脂に帯電防止剤を添加したものとする。ここで、水分散型ポリウレタン樹脂の架橋硬化剤として水分散型ポリイソシアネートを用い、帯電防止剤として4級アンモニウム塩ベタインと電解質金属塩との混合物を用いる。前記4級アンモニウム塩ベタインは、アルキルジメチルアミノ酢酸である。複合プラスチックフィルムは、上記接着剤を用いて複合されている。
【解決手段】ドライラミネート用接着を側鎖にカルボキシル基をもつ水分散型ポリウレタン樹脂に帯電防止剤を添加したものとする。ここで、水分散型ポリウレタン樹脂の架橋硬化剤として水分散型ポリイソシアネートを用い、帯電防止剤として4級アンモニウム塩ベタインと電解質金属塩との混合物を用いる。前記4級アンモニウム塩ベタインは、アルキルジメチルアミノ酢酸である。複合プラスチックフィルムは、上記接着剤を用いて複合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ラミネート加工技術において、フィルム表面の帯電防止性に優れ、かつ、ラミネート強度、ヒートシール強度、耐熱水性に優れ、環境問題にも配慮した帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドライラミネート用接着剤の殆どが酢酸エチル溶剤型であり、最近、有機溶剤による環境汚染問題が米国、欧州では厳しく監視、規制されている現状にある。一方、我が国においても地方自治体において有機溶剤を使用したドライラミネート用接着剤の使用が規制されている。
従って、有機溶剤を使用しない水系のラミネート用接着剤の提案が望まれているが、未だ有効な提案がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、斯る点から、鋭意研究した結果、有機溶剤系に替わる水系の接着剤で、かつラミネートフィルム表面に効果的な帯電防止性能を発揮し、且つ接着強度が高いラミネート用接着剤を完成するに至ったので、ここに提案する次第である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ここに提案する請求項1に記載の発明は、帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤において、側鎖にカルボキシル基をもつ水分散型ポリウレタン樹脂に帯電防止剤を添加したことを特徴とするものである。
【0005】
更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、水分散型ポリウレタン樹脂の架橋硬化剤として、水分散型ポリイソシアネートが用いられていることを特徴とするものである。
【0006】
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、帯電防止剤は、4級アンモニウム塩ベタインと電解質金属塩との混合物であることを特徴とするものである。
【0007】
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1に記載のポリウレタン樹脂水分散液と請求項2に記載のポリイソシアネート水分散液とから成ることを特徴とするものである。
【0008】
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項3に記載の発明において、4級アンモニウム塩ベタインは、アルキルジメチルアミノ酢酸であることを特徴とするものである。
【0009】
更に、請求項6に記載の発明においては、請求項3に記載の発明において、電解質金属塩は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、硝酸カリウムなどの1種ないしは2種の混合物であることを特徴とするものである。
【0010】
更に、請求項7に記載の発明においては、複合プラスチックフィルムにおいて、請求項1〜6に記載の帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤を用いてラミネートされていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の水系ドライラミネート用接着剤の構成とその使用例を次に詳細に説明する。先ず、請求項1に記載のポリウレタン樹脂の水分散液に予め、請求項3に記載の帯電防止剤水溶液を添加したものを成分A液とする。A液に添加する請求項2に記載のポリイソシアネートの水分散液を成分Bとする。上記A液とB液とを所定の比率にて配合したものを塗布液に調製する。本塗布液をプラスチックフィルム基材に塗布し、塗布面を乾燥後、シーラント基材に圧着し、ラミネートする。その後、硬化促進のため、温度40℃にて24時間程度熟成槽に保管してラミネートフィルムを作成する。
【0012】
本ラミネートフィルムの基材は、PET、OPP、Nyl、シリカ蒸着PETなどであり、シーラント基材はCPP、PEなどである。上記ラミネート基材とシーラント基材の組み合わせはいずれの組み合わせにおいても良好なラミネート強度、シール強度を示した。なお、耐水性、耐熱水性においても有機溶剤系接着剤に比して遜色ない性能を示した。
【0013】
本接着剤の特徴である帯電防止性能は、本ラミネートフィルムの両表面での摩擦帯電圧がきわめて小さく、0.1〜0.3kv.の値を示した。
【0014】
本発明の請求項1記載のポリウレタン樹脂の側鎖カルボン酸基の固形分比は1〜6%が本ポリウレタン樹脂の水分散化に有効であるが、好ましくは1.5〜5%である。
【0015】
請求項3記載の帯電防止剤アルキルジメチアルアミノ酢酸ベタインと電解質金属塩の混合比率は、固形分重量比で12:1〜6:1でよいが、好ましくは10:1〜7:1である。
【0016】
上記記載の本接着剤成分Aに、好ましくはポリビニルピロリドン(PVP)を添加することで液性の安定化剤として有効である。PVPの平均分子量は60〜120万である。PVPの成分Aへの添加量は、固形分重量比で3〜10%であるが、好ましくは4〜8%の範囲内である。
【0017】
【実施例1】
以下、請求項1〜6に記載の試料および上記記載の添加剤を用いた実施例を詳述する。
実施例1に使用する試料:
1.ポリウレタン樹脂水分散液(固形分35%)
2.アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液(固形分34%)
3.硝酸カリウム
4.水分散型ポリイソシアネート(固形分100%)
5.ポリビニルピロリドン水溶液(固形分20%)
【0018】
上記1〜5の試料を用いて本水性接着剤を調製した。
a.帯電防止剤の調製:
上記試料2のアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液と試料3の硝酸カリウムを重量比194:6で配合調製した(固形分36.26% 水溶液)。
b.本水性接着剤組成の成分Aの調製:
上記試料1のポリウレタン樹脂水分散液に上記aの帯電防止剤調製液を添加配合した。添加配合比は重量比100:24である。
次に、上記帯電防止剤を添加配合したポリウレタン樹脂水分散液に上記試料5のポリビニルピロリドン水溶液を添加した。添加配合比は重量比51:10として成分Aを調製した。
c.本水性接着剤組成の成分Bの調製:
上記試料4の水分散型ポリイソシアネートを水で2倍希釈し、固形分50%液に調製した。
【0019】
【実施例2】
本接着剤の配合調製には、成分A水分散液を固形分20%に調整した液を用いた。
【0020】
【実施例3】
本接着剤を用い、ドライラミネーターにて各種フィルムの貼り合せ加工を行った。
接着剤塗布基材としては、表1を選び、各々のコロナ放電処理面およびシリカ蒸着面に本接着剤を塗布した。塗工版として彫刻グラビア版(100線)を用いて塗工、乾燥後の塗布量は、3.2〜3.5/m2を得た。
【表1】
シーラントフィルムとしては、表2を選び、各々のコロナ放電処理面を接着剤塗布面に圧着、貼り合わせた後、40℃の恒温室にて24時間保管熟成した。
【表2】
【0021】
【実験例1】
実施例3のラミネートフィルムについてラミネート強度、ヒートシール強度、摩擦帯電圧の性能を測定した。
ラミネート強度測定:
15mm幅にカットした試料片の端部より基材とシートラントフィルムをT字状に剥離し、オートグラフを用いて、引っ張り速度〔300mm/分〕で剥離した時の強度を測定した。
ヒートシールの強度測定:
試料の積層フィルムのシーラントフィルム面同士を向かい合わせ〔150℃、1kgf/cm2/秒〕の条件でヒートシールした。ヒートシール部分を15mm幅にカットした試料片をT字状にオートグラフにセットし、引っ張り速度〔300mm/分〕で剥離した時の強度を測定した。この結果を表3に示す。
【表3】
熟成後の積層フィルムの摩擦帯電圧:(kv)〔測定条件=23℃、40%RH〕を表4に示す。
【表4】
【0022】
【実験例2】
実施例3のラミネートフィルムで、LLDPEフィルムのコロナ未処理面と貼り合せ、40℃の恒温室にて24時間保管熟成した後、LLDPEフィルムを剥離し、塗布した接着剤そのものの表面抵抗値を測定した。その結果を表5に示す。
【表5】
測定条件=23℃、40%RH
【発明の効果】
本発明に係る接着剤は以上の結果から明らかなように、接着性及び帯電防止性に優れた特徴を有し、その上、水系のため、環境問題にも対応しており、実用上極めて有効である。また、ヒートシール強度、耐熱水性にも優れた特性を発揮するものである。
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ラミネート加工技術において、フィルム表面の帯電防止性に優れ、かつ、ラミネート強度、ヒートシール強度、耐熱水性に優れ、環境問題にも配慮した帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドライラミネート用接着剤の殆どが酢酸エチル溶剤型であり、最近、有機溶剤による環境汚染問題が米国、欧州では厳しく監視、規制されている現状にある。一方、我が国においても地方自治体において有機溶剤を使用したドライラミネート用接着剤の使用が規制されている。
従って、有機溶剤を使用しない水系のラミネート用接着剤の提案が望まれているが、未だ有効な提案がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、斯る点から、鋭意研究した結果、有機溶剤系に替わる水系の接着剤で、かつラミネートフィルム表面に効果的な帯電防止性能を発揮し、且つ接着強度が高いラミネート用接着剤を完成するに至ったので、ここに提案する次第である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ここに提案する請求項1に記載の発明は、帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤において、側鎖にカルボキシル基をもつ水分散型ポリウレタン樹脂に帯電防止剤を添加したことを特徴とするものである。
【0005】
更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、水分散型ポリウレタン樹脂の架橋硬化剤として、水分散型ポリイソシアネートが用いられていることを特徴とするものである。
【0006】
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、帯電防止剤は、4級アンモニウム塩ベタインと電解質金属塩との混合物であることを特徴とするものである。
【0007】
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1に記載のポリウレタン樹脂水分散液と請求項2に記載のポリイソシアネート水分散液とから成ることを特徴とするものである。
【0008】
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項3に記載の発明において、4級アンモニウム塩ベタインは、アルキルジメチルアミノ酢酸であることを特徴とするものである。
【0009】
更に、請求項6に記載の発明においては、請求項3に記載の発明において、電解質金属塩は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、硝酸カリウムなどの1種ないしは2種の混合物であることを特徴とするものである。
【0010】
更に、請求項7に記載の発明においては、複合プラスチックフィルムにおいて、請求項1〜6に記載の帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤を用いてラミネートされていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の水系ドライラミネート用接着剤の構成とその使用例を次に詳細に説明する。先ず、請求項1に記載のポリウレタン樹脂の水分散液に予め、請求項3に記載の帯電防止剤水溶液を添加したものを成分A液とする。A液に添加する請求項2に記載のポリイソシアネートの水分散液を成分Bとする。上記A液とB液とを所定の比率にて配合したものを塗布液に調製する。本塗布液をプラスチックフィルム基材に塗布し、塗布面を乾燥後、シーラント基材に圧着し、ラミネートする。その後、硬化促進のため、温度40℃にて24時間程度熟成槽に保管してラミネートフィルムを作成する。
【0012】
本ラミネートフィルムの基材は、PET、OPP、Nyl、シリカ蒸着PETなどであり、シーラント基材はCPP、PEなどである。上記ラミネート基材とシーラント基材の組み合わせはいずれの組み合わせにおいても良好なラミネート強度、シール強度を示した。なお、耐水性、耐熱水性においても有機溶剤系接着剤に比して遜色ない性能を示した。
【0013】
本接着剤の特徴である帯電防止性能は、本ラミネートフィルムの両表面での摩擦帯電圧がきわめて小さく、0.1〜0.3kv.の値を示した。
【0014】
本発明の請求項1記載のポリウレタン樹脂の側鎖カルボン酸基の固形分比は1〜6%が本ポリウレタン樹脂の水分散化に有効であるが、好ましくは1.5〜5%である。
【0015】
請求項3記載の帯電防止剤アルキルジメチアルアミノ酢酸ベタインと電解質金属塩の混合比率は、固形分重量比で12:1〜6:1でよいが、好ましくは10:1〜7:1である。
【0016】
上記記載の本接着剤成分Aに、好ましくはポリビニルピロリドン(PVP)を添加することで液性の安定化剤として有効である。PVPの平均分子量は60〜120万である。PVPの成分Aへの添加量は、固形分重量比で3〜10%であるが、好ましくは4〜8%の範囲内である。
【0017】
【実施例1】
以下、請求項1〜6に記載の試料および上記記載の添加剤を用いた実施例を詳述する。
実施例1に使用する試料:
1.ポリウレタン樹脂水分散液(固形分35%)
2.アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液(固形分34%)
3.硝酸カリウム
4.水分散型ポリイソシアネート(固形分100%)
5.ポリビニルピロリドン水溶液(固形分20%)
【0018】
上記1〜5の試料を用いて本水性接着剤を調製した。
a.帯電防止剤の調製:
上記試料2のアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液と試料3の硝酸カリウムを重量比194:6で配合調製した(固形分36.26% 水溶液)。
b.本水性接着剤組成の成分Aの調製:
上記試料1のポリウレタン樹脂水分散液に上記aの帯電防止剤調製液を添加配合した。添加配合比は重量比100:24である。
次に、上記帯電防止剤を添加配合したポリウレタン樹脂水分散液に上記試料5のポリビニルピロリドン水溶液を添加した。添加配合比は重量比51:10として成分Aを調製した。
c.本水性接着剤組成の成分Bの調製:
上記試料4の水分散型ポリイソシアネートを水で2倍希釈し、固形分50%液に調製した。
【0019】
【実施例2】
本接着剤の配合調製には、成分A水分散液を固形分20%に調整した液を用いた。
【0020】
【実施例3】
本接着剤を用い、ドライラミネーターにて各種フィルムの貼り合せ加工を行った。
接着剤塗布基材としては、表1を選び、各々のコロナ放電処理面およびシリカ蒸着面に本接着剤を塗布した。塗工版として彫刻グラビア版(100線)を用いて塗工、乾燥後の塗布量は、3.2〜3.5/m2を得た。
【表1】
シーラントフィルムとしては、表2を選び、各々のコロナ放電処理面を接着剤塗布面に圧着、貼り合わせた後、40℃の恒温室にて24時間保管熟成した。
【表2】
【0021】
【実験例1】
実施例3のラミネートフィルムについてラミネート強度、ヒートシール強度、摩擦帯電圧の性能を測定した。
ラミネート強度測定:
15mm幅にカットした試料片の端部より基材とシートラントフィルムをT字状に剥離し、オートグラフを用いて、引っ張り速度〔300mm/分〕で剥離した時の強度を測定した。
ヒートシールの強度測定:
試料の積層フィルムのシーラントフィルム面同士を向かい合わせ〔150℃、1kgf/cm2/秒〕の条件でヒートシールした。ヒートシール部分を15mm幅にカットした試料片をT字状にオートグラフにセットし、引っ張り速度〔300mm/分〕で剥離した時の強度を測定した。この結果を表3に示す。
【表3】
熟成後の積層フィルムの摩擦帯電圧:(kv)〔測定条件=23℃、40%RH〕を表4に示す。
【表4】
【0022】
【実験例2】
実施例3のラミネートフィルムで、LLDPEフィルムのコロナ未処理面と貼り合せ、40℃の恒温室にて24時間保管熟成した後、LLDPEフィルムを剥離し、塗布した接着剤そのものの表面抵抗値を測定した。その結果を表5に示す。
【表5】
測定条件=23℃、40%RH
【発明の効果】
本発明に係る接着剤は以上の結果から明らかなように、接着性及び帯電防止性に優れた特徴を有し、その上、水系のため、環境問題にも対応しており、実用上極めて有効である。また、ヒートシール強度、耐熱水性にも優れた特性を発揮するものである。
Claims (7)
- 側鎖にカルボキシル基をもつ水分散型ポリウレタン樹脂に帯電防止剤を添加した帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤。
- 請求項1に記載の水分散型ポリウレタン樹脂の架橋硬化剤として、水分散型ポリイソシアネートが用いられていることを特徴とする帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤。
- 請求項1に記載の帯電防止剤は、4級アンモニウム塩ベタインと電解質金属塩との混合物であることを特徴とする帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤。
- 請求項1に記載のポリウレタン樹脂水分散液と請求項2に記載のポリイソシアネート水分散液とから成る帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤。
- 請求項3に記載の4級アンモニウム塩ベタインは、アルキルジメチルアミノ酢酸であることを特徴とする帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤。
- 請求項3に記載の電解質金属塩は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、硝酸カリウムなどの1種ないしは2種の混合物であることを特徴とする帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤。
- 請求項1〜6に記載の帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤を用いてラミネートされた複合プラスチックフィルム。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003196911A JP2005036019A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | 帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤及びこの接着剤によりラミネートされた複合プラスチックフィルム |
TW093120289A TW200506025A (en) | 2003-07-15 | 2004-07-07 | Antistatic adhesive for water-based or solvent-based dry laminate and complex plastic film |
EP04103241A EP1498440A3 (en) | 2003-07-15 | 2004-07-08 | Antistatic adhesive for plastic film |
KR1020040054751A KR20050008511A (ko) | 2003-07-15 | 2004-07-14 | 수계 또는 용제계 드라이 라미네이트용 대전방지성 접착제및 복합 플라스틱 필름 |
CA002474333A CA2474333A1 (en) | 2003-07-15 | 2004-07-14 | Antistatic adhesive for water-based or solvent-based dry laminate and complex plastic film |
US10/890,701 US20050014892A1 (en) | 2003-07-15 | 2004-07-14 | Antistatic adhesive for water-based or solvent-based dry laminate and complex plastic film |
CNA2004100640930A CN1597825A (zh) | 2003-07-15 | 2004-07-15 | 干式层压材料用胶粘剂及由该胶粘剂层压的复合塑料薄膜 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003196911A JP2005036019A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | 帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤及びこの接着剤によりラミネートされた複合プラスチックフィルム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005036019A true JP2005036019A (ja) | 2005-02-10 |
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ID=34207211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003196911A Pending JP2005036019A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | 帯電防止性水系ドライラミネート用接着剤及びこの接着剤によりラミネートされた複合プラスチックフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005036019A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242970A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡壁紙 |
CN108047413A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-18 | 惠州大亚湾达志精细化工有限公司 | 一种水性聚氨酯乳液及其制备方法 |
-
2003
- 2003-07-15 JP JP2003196911A patent/JP2005036019A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009242970A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡壁紙 |
CN108047413A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-18 | 惠州大亚湾达志精细化工有限公司 | 一种水性聚氨酯乳液及其制备方法 |
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