JP2005035508A - 開閉式ルーフのシール構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外観性、シール性及び生産性の改善を図った車両の開閉式ルーフのシール構造を提供する。
【解決手段】 車両のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2と開閉式ルーフ1の先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル2側に、ヘッダーモール3及びこれの下端に当接する水受けリップ4を備えたシール部材5を取付け、一方前記開閉式ルーフ1の先端側に、前記ヘッダーモール3及びシール部材5に閉時に弾接する中空シール材6を取付けたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2と開閉式ルーフ1の先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル2側に、ヘッダーモール3及びこれの下端に当接する水受けリップ4を備えたシール部材5を取付け、一方前記開閉式ルーフ1の先端側に、前記ヘッダーモール3及びシール部材5に閉時に弾接する中空シール材6を取付けたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両の開閉式ルーフのシール構造に関するものである。
図12に示す開閉式ルーフ1を備えた自動車の、フロントガラスG上部のヘッダーパネル2には、図11に示す如く断面略U字状の取付パネル20に、見切りシール21とメインシール22とが一体のダブル中空シール23が取付けられ、これに開閉式ルーフ1の裸状の先端部が閉時に弾接するように構成されている。
また、図14に示す他の従来のシール構造として、ヘッダーパネル2のフランジ部2aに、中空シール24とリップ状シール25とから成るダブルシール26が取付けられ、これに中空シール30を先端に備えた開閉式ルーフ1が閉時に弾接するように構成されている。
また、図14に示す他の従来のシール構造として、ヘッダーパネル2のフランジ部2aに、中空シール24とリップ状シール25とから成るダブルシール26が取付けられ、これに中空シール30を先端に備えた開閉式ルーフ1が閉時に弾接するように構成されている。
ところが、上記いずれの場合も開閉式ルーフ1が開けられた際、ヘッダーパネル2側に取付けた前記ダブル中空シール23やダブルシール26が丸見えとなり、これらはヘッダーパネル2とは異なるゴムの黒色を成し形状も複雑なため外観が損なわれる問題があった。また、図14に示す場合はダブルシール26の張り出し幅Bが、長くなる構成のためよけいに外観を悪くした。
また、シール性について図11により説明すると、閉時に開閉式ルーフ1と弾接する前記見切りシール21との間を通る浸水は、矢印の如く排水路27を経てヘッダーパネル2の両サイドから排水される。しかし、開閉式ルーフ1と見切りシール21とが強く密接した場合は、浸水は排水路27に流れ落ちずに図12、13に示す幌の縫い目28を経て車内に浸入するという不具合があった。
更に、前記ダブル中空シール23やダブルシール26は形状が複雑なため、フロントピラーに繋がるヘッダーパネル2の両サイドの型成形も複雑となり生産性を悪くした。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、外観性、シール性及び生産性の改善を図った車両の開閉式ルーフのシール構造を提供することを目的とする。
更に、前記ダブル中空シール23やダブルシール26は形状が複雑なため、フロントピラーに繋がるヘッダーパネル2の両サイドの型成形も複雑となり生産性を悪くした。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、外観性、シール性及び生産性の改善を図った車両の開閉式ルーフのシール構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の第1の発明は、図1〜図9及び図12に示すように、車両のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2と開閉式ルーフ1の先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル2側に、ヘッダーモール3及びこれの下端に当接する水受けリップ4を備えたシール部材5を取付け、一方前記開閉式ルーフ1の先端側に、前記ヘッダーモール3及びシール部材5に閉時に弾接する中空シール材6を取付けたものであり、
また、前記ヘッダーモール3表面の色や滑らかさが、周囲の車体部分に比べ目立たないように施されたものである。
更に、前記シール部材5の水受けリップ4の受け面4aに、植毛7や吸収性繊維の貼り付け8或いはギザギザ加工9が施されたものである。
次に、第2の発明は10図に示すように、車両のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2と開閉式ルーフ1の先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル2側に、シール部材15が張り出し幅Bを極力短くした状態で取付けられ、開閉式ルーフ1の開放時に目立たないように形成されたものであり、
また、前記シール部材15が、中空シール15b及びその下端に設けた水受けリップ15cから構成され、該水受けリップ15cの受け面に、植毛7や吸収性繊維の貼り付け8或いはギザギザ加工9が施されたものである。
また、前記ヘッダーモール3表面の色や滑らかさが、周囲の車体部分に比べ目立たないように施されたものである。
更に、前記シール部材5の水受けリップ4の受け面4aに、植毛7や吸収性繊維の貼り付け8或いはギザギザ加工9が施されたものである。
次に、第2の発明は10図に示すように、車両のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2と開閉式ルーフ1の先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル2側に、シール部材15が張り出し幅Bを極力短くした状態で取付けられ、開閉式ルーフ1の開放時に目立たないように形成されたものであり、
また、前記シール部材15が、中空シール15b及びその下端に設けた水受けリップ15cから構成され、該水受けリップ15cの受け面に、植毛7や吸収性繊維の貼り付け8或いはギザギザ加工9が施されたものである。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。第1の発明は図12に示す開閉式ルーフ1を備えた自動車のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2に、図1に示す如く閉時に開閉式ルーフ1に弾接する合成樹脂製のヘッダーモール3が、取付け具3aを介し取付けられている。また、ヘッダーパネル2のフランジ部2aに、芯金kを埋設し断面略U字状の取付基部5aで挟着し、該取付基部5aに前記ヘッダーモール3の下端に当接する水受けリップ4及び下部リップ4bを備えたシール部材5が取付けられている。また前記下部リップ4bの下端に当接する如く内装ガーニッシュNが設けられている。
一方前記開閉式ルーフ1の先端側には、前記ヘッダーモール3及びシール部材5に閉時に弾接する中空シール材6が取付けられている。
一方前記開閉式ルーフ1の先端側には、前記ヘッダーモール3及びシール部材5に閉時に弾接する中空シール材6が取付けられている。
前記ヘッダーモール3は合成樹脂製のため表面を、周囲の車体部分に比べ目立ち難い色や滑らかさに容易に施すことができ、従来と異なり開閉式ルーフ1が開かれた際ヘッダーモール3が目立たないようにし外観を損なわずに済むものである。
また、前記水受けリップ4の受け面4aには、植毛7や図2に示すギザギザ加工8、或いは図3に示す吸収性繊維9の貼り付けが施され、閉時ヘッダーモール3と前記中空シール材6の中空見切りシール6aとの弾接部の隙間をにじみ込んだ水を、前記植毛7等に一旦染み込ませた後排水路10に導入させるものである。
また、前記水受けリップ4の受け面4aには、植毛7や図2に示すギザギザ加工8、或いは図3に示す吸収性繊維9の貼り付けが施され、閉時ヘッダーモール3と前記中空シール材6の中空見切りシール6aとの弾接部の隙間をにじみ込んだ水を、前記植毛7等に一旦染み込ませた後排水路10に導入させるものである。
一方、前記中空シール材6の中空見切りシール6aの開閉式ルーフ1先端へ水が矢印の如くにじみ込んだ場合は、リテーナRの取付け面に設けたソフトスポンジ14により止水できる。以下各図に示すリテーナR部分にハッチングで示した各ソフトスポンジ14も同様の目的で取付けられている。更に、矢印の如くにじみ込んだ水は、リテーナR下方の中空シール材6の水受けリップ6bで受けられ、両サイドを経てルーフサイド側からフロントピラー側に流れて排水される。
図4は前記ヘッダーモール3部分の変形例を示し、ヘッダーモール3aはアルミニューム製であり、下部のシール部材5aの取付けがクリップ11止めされている。開閉式ルーフ1の先端側に中空シール材6cが取付けられている。また、図5及び図6には、シール部材5bに芯金12が埋設された場合が示され、表面に着色層13を形成している。図7はシール部材5bの受け面4aにギザギザ加工8を器具8aで行う様子を示している。
図8は前記同様のヘッダーモール3部分の変形例を示し、ヘッダーモール3bはカーボン樹脂製であり、下方に内装ガーニッシュを設けない場合を示すもので、水滴を受ける植毛7を施したシール部材5cが、接着テープTを介し取付けられている。一方開閉式ルーフ1の先端側に、中空シール材6dが取付けられている。
図9も前記同様の変形例を示し、ヘッダーモール3cは合成樹脂製であり、これの下部に植毛7を施したシール部材5dが、クリップ11及び接着テープTを介し取付けられている。これは合成樹脂製のため外表面に着色が容易にでき、またプロテクターともなり得る。開閉式ルーフ1の先端側に中空シール材6eが取付けられているが、中空見切りシール6fが別個に取付けられている。
図9も前記同様の変形例を示し、ヘッダーモール3cは合成樹脂製であり、これの下部に植毛7を施したシール部材5dが、クリップ11及び接着テープTを介し取付けられている。これは合成樹脂製のため外表面に着色が容易にでき、またプロテクターともなり得る。開閉式ルーフ1の先端側に中空シール材6eが取付けられているが、中空見切りシール6fが別個に取付けられている。
図10は本発明の第2の発明を示し、車両のフロントガラスG上部のヘッダーパネル2のフランジ部2aに、芯金kを埋設し断面略U字状の取付基部15aで挟着し、該取付基部15aに中空シール15b及び水受けリップ15c更に下部リップ15dを備えたシール部材15が取付けられている。このようにシール部材15は、張り出し幅Bが極力短くした状態でヘッダーパネル2に取付けられている。従って、開閉式ルーフ1の開放時にシール部材15が従来のように目立たないので外観が損なわれない。前記水受けリップ15cの受け面には植毛7等が施され、閉時開閉式ルーフ1の先端部から矢印の如くにじみ込んだ浸水が、植毛7等で吸水された後外観上小さめに形成された排水溝16に導かれる。また前記下部リップ15dの下端に当接する如く内装ガーニッシュNが設けられている。
一方、開閉式ルーフ1には中空シール材17がリテーナRを介し取付けられ、下端に設けた水受けリップ18は、矢印の如く入った浸水をフロントピラーに導入するためのものである。前記リテーナRはルーフパネルPに幌の布材や樹脂シートも一緒にネジSで固定されている。
本発明の開閉式ルーフのシール構造は、自動車の開閉式ルーフが開けられた際に、フロントガラス上部のヘッダーパネル側に設けられたシール構造が、周囲の車体部分に比べ目立たないように構成されたものであるから、従来のシール構造に比べ外観が優れ、また各水受けリップの受け面に植毛等を施すことでシール性の向上が図られ、更にヘッダーパネル側に設けたシール部材の形状が簡素化されて型成形の生産性の改善が図られる等の特長がある。
1 開閉式ルーフ
2 ヘッダーパネル
3 ヘッダーモール
4 水受けリップ
4a 受け面
5 シール部材
6 中空シール材
7 植毛
8 ギザギザ加工
9 吸収性繊維
10 排水路
15 シール部材
15b 中空シール
B 張り出し幅
G フロントガラス
T 接着テープ
2 ヘッダーパネル
3 ヘッダーモール
4 水受けリップ
4a 受け面
5 シール部材
6 中空シール材
7 植毛
8 ギザギザ加工
9 吸収性繊維
10 排水路
15 シール部材
15b 中空シール
B 張り出し幅
G フロントガラス
T 接着テープ
Claims (5)
- 車両のフロントガラス上部のヘッダーパネルと開閉式ルーフの先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル側に、ヘッダーモール及びこれの下端に当接する水受けリップを備えたシール部材を取付け、一方前記開閉式ルーフの先端側に、前記ヘッダーモール及びシール部材に閉時に弾接する中空シール材を取付けたことを特徴とする開閉式ルーフのシール構造。
- ヘッダーモール表面の色や滑らかさが、周囲の車体部分に比べ目立たないように施されたことを特徴とする請求項1記載の開閉式ルーフのシール構造。
- シール部材の水受けリップの受け面に、植毛やギザギザ加工或いは吸収性繊維の貼り付けが施されたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉式ルーフのシール構造。
- 車両のフロントガラス上部のヘッダーパネルと開閉式ルーフの先端とを閉時にシールする際の開閉式ルーフのシール構造において、前記ヘッダーパネル側に、シール部材が張り出し幅を極力短くした状態で取付けられ、開閉式ルーフ1の開放時に目立たないように形成されたことを特徴とする開閉式ルーフのシール構造。
- シール部材15が、中空シール及びその下端に設けた水受けリップから構成され、該水受けリップの受け面に、植毛や吸収性繊維の貼り付け或いはギザギザ加工が施されたことを特徴とする請求項4記載の開閉式ルーフのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003302068A JP2005035508A (ja) | 2003-07-17 | 2003-07-17 | 開閉式ルーフのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003302068A JP2005035508A (ja) | 2003-07-17 | 2003-07-17 | 開閉式ルーフのシール構造 |
Publications (1)
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JP2005035508A true JP2005035508A (ja) | 2005-02-10 |
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JP (1) | JP2005035508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008221878A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Yachiyo Industry Co Ltd | ルーフパネルの排水構造 |
-
2003
- 2003-07-17 JP JP2003302068A patent/JP2005035508A/ja active Pending
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