JP2005031509A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たにヒータを追加することなく、加熱ローラの表面温度を軸方向の全域にわたって所定の範囲に収めることが可能な加熱装置を提供する。
【解決手段】回転軸の軸方向の中央部が高温領域となる配熱特性を有する小サイズ対応用ヒータ61と、回転軸の軸方向の両端部が高温領域となる配熱特性を有する大サイズ対応用ヒータ62と、が加熱ローラ60の内部に配設されている定着装置12において、
小サイズ対応用ヒータ61における高温領域を、当該高温領域における前記回転軸方向の中央近傍に配置され小サイズ対応用ヒータ61の配熱特性のピークを含むピーク領域と、前記回転軸方向における前記ピーク領域の両側に配置され前記ピーク領域よりも低温に設定された準ピーク領域と、によって構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、加熱すべき被加熱部材としての用紙に対する加熱処理を行う加熱装置に関する。
内部にヒータを有する加熱ローラを用いて用紙を加熱する場合、加熱ローラの表面温度が所定の許容範囲に収まるように、加熱ローラ内部のヒータの温度が設定される。
例えば、加熱ローラが定着装置に用いられる場合、定着上限値と定着下限値の間に加熱ローラの表面温度が収まるように定着温度が設定される。これは、定着設定温度が定着下限値未満(低温オフセット領域)であるときは、加熱ローラから用紙に熱が供給されても現像剤が溶融せず未定着・定着不良が発生するからであり、定着設定温度が定着上限値を超える(高温オフセット領域)ときは、溶融トナー、用紙の加熱ローラへの巻き付き等が発生するからである。
ところが、加熱ローラの表面温度は、加熱すべき用紙との接触状態によって影響を受ける。すなわち、加熱ローラの表面における用紙に接触する箇所については、用紙に対して熱の供給が行われるため適度に放熱をするが、加熱ローラにおける用紙に接触しない箇所については加熱ローラの表面が蓄熱を続け過熱状態になることがある。このため、例えば加熱ローラ内部のヒータの配熱特性が加熱ローラの軸方向の全域にわたって均一である場合に、小サイズの用紙に対して連続して加熱処理をするときには、加熱ローラの表面において定着上限値よりも高温の領域が生じるといった問題があった。
そこで、従来の定着装置の中には、図1の折れ線X1に示すように加熱ローラの軸方向の中央に配熱特性のピークを有するメインヒータ、および同図の折れ線X2に示すように加熱ローラの軸方向の両端近傍に配熱特性のピークを有するサブヒータの2本のヒータで加熱ローラの内部熱源を構成するものがあった。
このような構成によれば、加熱ローラの軸方向における幅が所定値よりも小さい用紙(例えば、幅L2で示すB5縦サイズの用紙)を加熱するときにはメインヒータのみを発熱させ、加熱ローラの軸方向における幅が所定値よりも大きい用紙(例えば、幅L3で示すA4サイズの用紙)を加熱するときにはメインヒータおよびサブヒータの両方を発熱させる等の制御を行うことにより、小サイズの用紙を使用して連続定着するときでも加熱ローラに過熱状態の箇所が発生することを防止できる等の効果がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−175120
しかしながら、近年、葉書サイズ等、幅L1で示す微小サイズの用紙に対する印刷が増加しており、上述の特許文献1を含む従来技術ではこのような微小サイズの用紙を連続して印刷した際に、小サイズ対応用ヒータによって加熱される加熱ローラ表面の一部であって、微小サイズの用紙と接触することがない箇所が過熱状態になる虞があった。同図において、放置時(印刷直前)における加熱ローラ表面温度を曲線T1で示しており、微小サイズの用紙を印刷時の加熱ローラ表面温度を曲線T2で示しているが、曲線T2の一部がが定着上限値を上回っていることが分かる。
ここで、加熱ローラ内部のヒータの数をさらに増やし、そのうちの一つを専ら微小サイズの用紙のために使用すれば、加熱ローラ表面における加熱箇所の発生を防止することができるが、このようにするとヒータを新たに追加することになるためコストがかかる。また、加熱ローラのサイズによって内部に配設可能なヒータの数が制限されるため、3本以上のヒータを内部に配設できないことがあった。
この発明の目的は、新たにヒータを追加することなく、加熱ローラの表面温度を軸方向の全域にわたって所定の範囲に収めることが可能な加熱装置を提供することである。
この発明は以下の構成を備えている。
(1)用紙搬送路に直交する回転軸を中心に回転自在にされるとともに前記用紙搬送路上を搬送される用紙を加熱する加熱ローラを備え、
前記回転軸の軸方向の中央部が高温領域となる配熱特性を有する小サイズ対応用ヒータと、前記軸方向の両端部が高温領域となる配熱特性を有する大サイズ対応用ヒータと、が前記加熱ローラの内部に設けられた加熱装置であって、
前記小サイズ対応用ヒータにおける前記高温領域は、当該高温領域における前記回転軸方向の中央近傍に配置され前記小サイズ対応用ヒータの配熱特性のピークを含むピーク領域と、
前記回転軸方向における前記ピーク領域の両側に配置され、前記ピーク領域よりも低温に設定された準ピーク領域と、を有することを特徴とする。
この構成においては、小サイズ対応用ヒータおよび大サイズ対応用ヒータを適宜駆動制御して加熱ローラの表面温度が調整される加熱装置において、加熱ローラの回転軸方向における中央部に配置される高温領域が、最も高い温度に設定されるピーク領域とピーク領域よりも低温に設定される準ピーク領域とを含んでいる。
(2)前記回転軸方向における前記ピーク領域の幅は、前記用紙搬送路上を搬送可能な用紙のうち前記回転軸方向における幅が最小となる用紙の幅に基づいて設定されることを特徴とする。
この構成においては、小サイズ対応用ヒータの高温領域におけるピーク領域の幅が、通紙可能な用紙のうち加熱ローラの回転軸方向における幅が最小となる用紙を加熱するのに適した幅になるように設定される。
(3)前記準ピーク領域における設定温度は、前記ピーク領域における設定温度の80〜90%であることを特徴とする。
この構成においては、小サイズ対応用ヒータにおける準ピーク領域の設定温度が、ピーク領域における設定温度の80%〜90%に設定されている。
(4)前記小サイズ対応用ヒータにおける前記高温領域以外の箇所の設定温度は、前記ピーク領域における設定温度の10〜40%であることを特徴とする。
この構成においては、小サイズ対応用ヒータにおける低温領域の設定温度がピーク領域における設定温度の10〜40%にされている。
(5)前記加熱ローラの表面温度を検出する温度検出部材が、前記加熱ローラの表面における前記回転軸方向の中央近傍に対向するように配置されることを特徴とする。
この構成においては、加熱ローラの表面温度を検出する温度検出部材が、小サイズ対応用ヒータのピーク領域によって加熱される部分の温度を検出するように配置される。
(1)葉書や名刺等の微小サイズの用紙が連続通紙される場合に、加熱ローラにおける微小サイズの用紙に接触しない部分を、小サイズ対応用ヒータにおける準ピーク領域によって加熱することにより、当該部分が小サイズ対応用ヒータのピーク領域によって加熱されている場合に比較して過熱箇所が発生しにくくなる。また、加熱ローラの内部に新たにヒータを追加する必要がなく、加熱ローラ表面のある一部分が上限オフセット温度を超えてトナーが溶融してオフセットが発生したり、用紙の加熱ローラへの巻き付きが発生すること等を適正に防止することが可能になる。
(2)通紙の度に常に用紙に接触し用紙に対する熱の供給が行われる部分のみ配熱特性がピークになるようにされていることにより、小サイズ対応用ヒータにおけるピーク領域によって加熱される加熱ローラの表面が過熱状態になることを防止できる。
(3)準ピーク領域においても十分な熱量が加熱ローラの表面に供給されるため、準ピーク領域における設定温度がピーク領域における設定温度より低くなることにより、大きなサイズの用紙に対する加熱を行う際に、加熱ローラの表面のある部分が低温オフセット温度未満になり定着不良等が発生することを防止できる。
また、小サイズ対応用ヒータのピーク領域と準ピーク領域との間において急激な温度変化がないため、小サイズ対応用ヒータが途中で断線すること等を防止できる。
(4)小サイズ対応用ヒータの高温領域と低温領域との境界において、ヒータが断線することを適正に防止できる。
(5)加熱ローラにおける最も温度が高い位置の温度が把握されることにより、加熱ローラにおける全域の温度を的確に把握することができる。
以下、図を用いて本発明の加熱装置の実施形態として、本発明の加熱装置が適用されるディジタル複写機を説明する。
図2は、ディジタル複写機1の構成を示す図である。同図に示すように、ディジタル複写機1は、大別すると原稿読取部20および画像形成部10によって構成される。
原稿読取部20は、透明ガラスからなる原稿台21と、原稿台21に載置された原稿の画像を読み取るスキャナユニット30と、原稿台21へと自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(以下、RADFという。)22とを備えている。
原稿台21は、固定原稿方式の原稿読取時に使用される原稿台21A、およびRADF22を用いた原稿送り方式の原稿読取時に使用される原稿台21Bに分けられる。RADF22は、図示しない原稿トレイを備えており、この原稿トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿台21B上に搬送する。また、RADF22は、ユーザの選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット30に読み取らせるために、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセンサ群等を備えている。
スキャナユニット30は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ33および原稿からの反射光像を光電変換素子(以下、CCDという。)38に導く第1の反射ミラー34を搭載する第1の走査ユニット31と、第1の走査ユニット31からの反射光像をCCD38に導くための第2の反射ミラー35および第3反射ミラー36を搭載する第2の走査ユニット32と、原稿からの反射光像をCCD38上に結像させるための光学レンズ37と、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換するCCD38と、を備えている。
原稿読取部20は、RADF22とスキャナユニット30の関連した動作により、原稿台21上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿台21の下面に沿ってスキャナユニット30を移動させて原稿画像を読み取る。なお、第1走査ユニット31は原稿台21に沿って図中の左から右へと一定速度Vで移動し、第2走査ユニット32はその速度Vに対してV/2の速度で同一方向に平行に移動するように駆動される。
上述の原稿読取部20の構成により、原稿台21上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD44へと結像させて原稿の画像が読み取られる。スキャナユニット30が読み取った画像データは、図示しない画像処理部に送られて各種の画像処理が施された後、ディジタル複写機1に備えられた記憶部に一旦記憶され、出力指示に応じて画像形成部10に転送される。
画像形成部10には、画像形成処理される用紙が収容される給紙カセット16から画像形成位置を経由して用紙を外部に排出する排紙ローラ17までの間に用紙搬送路が形成されている。また、画像形成部10は、用紙搬送路に沿って用紙の搬送系、レーザ書き込みユニット11、および画像を形成するための電子写真プロセス部13が設けられている。
レーザ書き込みユニット11は、上述の原稿読取部20から供給される画像データ、またはパソコン等の外部機器から転送されてくる画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部13における感光体ドラム上で等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを備えている。
電子写真プロセス部13は、像担持体としての感光体ドラムの周囲に、感光体ドラムを一様に帯電する帯電器、レーザ書き込みユニット11によって感光体ドラム上に形成された静電潜像に現像剤を供給する現像器、感光体ドラム上の現像剤像を用紙に転写する転写器、感光体ドラムから用紙を剥離する剥離器、感光体ドラムに残留した現像剤を除去するクリーニング器、および感光体ドラム表面を除電する除電器を備えている。
また、用紙搬送路における電子写真プロセス部13の上流側には、給紙カセット16に収容されている用紙を電子写真プロセス部13における感光体ドラムと転写機との間の転写位置に用紙を搬送する搬送部15が配置されている。また、用紙搬送路における電子写真プロセス部13の下流側には、用紙に付着した未定着の現像剤像を熱と圧力によって用紙に定着させる定着器12が配置されている。さらに、定着器12の下流側には、定着後の用紙の裏面に再度画像を形成するために用紙を再供給するための再供給経路14が配置されている。
図3は、定着装置12の構成を示している。同図に示すように、定着装置12は、用紙搬送路Rを挟んで互いに対向するように配置される加熱ローラ60および加圧ローラ50を備えている。
加圧ローラ50は、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の芯金50A、芯金50Aの外周面に配置されるシリコーンゴム等の耐熱弾性材層50B、耐熱弾性材層50Bの外周面側に配置されるフッ素樹脂による離型層50Cを備えている。
一方、加熱ローラ60は、内部に小サイズ対応用ヒータランプ61および大サイズ対応用ヒータランプ62を備えている。また、加熱ローラ60は、その本体である芯金60Aと、用紙P上のトナーTがオフセットするのを防止するために芯金60Aの外周表面に形成された離型層60Bとを備えている。芯金60Aには、たとえば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が用いられる。なお、本実施形態の加熱ローラ60は、肉厚が略0.1〜.0.5mm程度の薄肉加熱ローラである。
さらに、定着装置12は、加熱ローラ60の表面温度を検出する温度検出部材としての温度センサ63を備えている。本実施形態では、温度センサ63は、加熱ローラ60の回転軸の方向における中央部に配置されており、加熱ローラ60の表面におけるピーク領域によって加熱される箇所の温度を検出する。
図4は、加熱ローラ60の内部構成を示している。同図に示すように、加熱ローラ60の内部には、用紙搬送路に直交する軸方向に沿って小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62が配置されている。小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62は、それぞれ所定の巻きピッチを有するコイル71およびコイル72を含んでいる。また、加熱ローラ60および加圧ローラの近傍には、加熱ローラ60および加圧ローラ50の回転駆動源となる駆動モータ51が配設されている。
小サイズ対応用ヒータ61において、中央から両端に向かってコイル71の巻ピッチが最も密になっているピーク領域、コイル71の巻ピッチがピーク領域の80〜90%の準ピーク領域、およびコイル71の巻ピッチがピーク領域の10%〜40%の低温領域が配置される。これに対して、大サイズ対応用ヒータ62において、中央からコイル72の巻ピッチが高温領域の10%〜40%の低温領域、およびコイル72の巻ピッチが最も密になっている高温領域が配置される。
ここで、低温領域においてもある程度の巻ピッチを設けているのは、コイル71およびコイル72において全く巻き数がない箇所を形成すると、この箇所から断線を生じる虞があるからである。また、準ピーク領域の配熱特性がピーク領域の80〜90%に設定されるのは、ピーク領域と準ピーク領域との間で急激に配熱特性を変えることにより、コイル71に断線等が生じるのを防止するためである。
なお、本実施形態では巻ピッチを密度を調整することにより、小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62における配熱特性を調整しているため、小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62の全域において均一な太さの線が用いられており、小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62における断線が防止され、長寿命化が図られている。また、小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62が衝撃等によって破損されにくくなる。
ただし、接合部の強度が確保されるのであれば、加熱ローラ60の軸方向においてヒータ線の太さを調整することにより小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62の配熱特性を調整するようにすることもできる。
ここで、小サイズ対応用ヒータ61におけるピーク領域の幅は、ディジタル複写機1で適切に通紙することが可能な用紙のうちの最小サイズの用紙に基づいて設定される。本実施形態では、ディジタル複写機1における通紙可能な最小サイズの用紙が葉書であるため、小サイズ対応用ヒータのピーク領域の幅は、図6に示す葉書の短手方向の幅L1と略同じに設定されている。
ピーク領域と準ピーク領域とによって小サイズ対応用ヒータ61における高温領域が構成されるが、本実施形態では当該高温領域がB5縦サイズの用紙の幅と略同じ幅に設定されている。なお、上述の小サイズ対応用ヒータ61におけるピーク領域および準ピーク領域の幅は、あくまで一例であり、これ以外の幅にすることも可能である。
図5は、ディジタル複写機1における制御部の一部の構成を示している。同図では、ディジタル複写機1の制御部における定着装置の動作に関連する箇所を示している。同図に示すようにディジタル複写機1の制御部は、CPU80、ROM81、RAM82、ドライバ83〜85を含んでいる。ROM81は、ディジタル複合機1の動作に必要なプログラムを格納しており、ROM81内のプログラムがCPU80に読み取られることによりディジタル複合機1が所定の手順で動作する。RAM82は、不揮発性のメモリであり、一時的なデータの保存等が行われる。
ドライバ83は、CPU80からの出力信号に基づいて小サイズ対応用ヒータ61に電力を供給して駆動する。ドライバ84は、CPU80からの出力信号に基づいて大サイズ対応用ヒータ61に電力を供給して駆動する。ドライバ85は、CPU80からの出力信号に基づいて駆動モータ51に電力を供給して駆動する。なお、本実施形態では小サイズ対応用ヒータ61に供給される電力が600Wであり、大サイズ対応用ヒータ62に供給される電力が200Wである。
図6は、加熱ローラ60の表面温度と、小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62の配熱特性と、を示す図である。なお、同図において横軸は加熱ローラ60の軸方向を示している。上述のように、小サイズ対応用ヒータ61の巻ピッチが軸方向の中央から両側にかけて、ピーク領域で最も密になり準ピーク領域では2番目に密になり低温領域では最も疎になっていることにより、小サイズ対応用ヒータ61の配熱特性は同図における折れ線X1のようになる。また、大サイズ対応用ヒータ62の巻ピッチが軸方向の両側において密であり、軸方向の中央部で疎であることにより、大サイズ対応用ヒータ62の配熱特性は同図に示す折れ線X2のようになる
また、同図において曲線T1で印刷準備時における加熱ローラ60の表面温度を示しており、葉書等の微小サイズの用紙を連続して通紙したときの加熱ローラ60の表面温度を曲線T2によって示している。本実施形態では、曲線T2に示すように、軸方向の全域にわたって加熱ローラ60の表面の温度が定着上限値と定着下限値との範囲に収めることが可能になる。
上述の構成において、ディジタル複写機1では、用紙搬送路内を搬送されている用紙のサイズが図示しないセンサによって検出され、その検出結果がCPU80に伝えられる。CPU80では、用紙搬送路内を搬送されている用紙の幅が所定値以下の場合には小サイズ対応用ヒータ61のみを駆動し、所定値を超えている場合には小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62の両方を駆動する。本実施形態では、A4R・B5・葉書に対する印刷時には小サイズ対応用ヒータ61のみが駆動され、これらの用紙より大きな用紙に対する印刷時には小サイズ対応用ヒータ61および大サイズ対応用ヒータ62の両方が駆動されるようになっている。
本実施形態では、上述のように、3本のヒータを用いることなく、3段階の温度の設定が可能であるため、簡易な構成で加熱ローラ60の表面温度を適正に調整することが可能になる。なお、本実施形態では、3段階の設定温度を用いているが、4段階以上の設定温度を用いるようにしても良い。
従来の定着装置における配熱特性を示す図である。 本実施形態におけるディジタル複写機の構成を示す図である。 本実施形態における定着装置の構成を示す図である。 加熱ローラの内部の構成を示す図である。 ディジタル複写機の制御部の一部の構成を示すブロック図である。 本願にかかる定着装置の配熱特性を示す図である。
符号の説明
1−ディジタル複写機
10−画像形成部
12−定着装置
50−加圧ローラ
60−加熱ローラ
61−メインヒータ
62−サブヒータ

Claims (5)

  1. 用紙搬送路に直交する回転軸を中心に回転自在にされるとともに前記用紙搬送路上を搬送される用紙を加熱する加熱ローラを備え、
    前記回転軸の軸方向の中央部が高温領域となる配熱特性を有する小サイズ対応用ヒータと、前記軸方向の両端部が高温領域となる配熱特性を有する大サイズ対応用ヒータと、が前記加熱ローラの内部に設けられた加熱装置であって、
    前記小サイズ対応用ヒータにおける前記高温領域は、当該高温領域における前記回転軸方向の中央近傍に配置され前記小サイズ対応用ヒータの配熱特性のピークを含むピーク領域と、
    前記回転軸方向における前記ピーク領域の両側に配置され、前記ピーク領域よりも低温に設定された準ピーク領域と、を有することを特徴とする加熱装置。
  2. 前記回転軸方向における前記ピーク領域の幅は、前記用紙搬送路上を搬送可能な用紙のうち前記回転軸方向における幅が最小となる用紙の幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記準ピーク領域における設定温度は、前記ピーク領域における設定温度の80〜90%であることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱装置。
  4. 前記小サイズ対応用ヒータにおける前記高温領域以外の箇所の設定温度は、前記ピーク領域における設定温度の10〜40%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱装置。
  5. 前記加熱ローラの表面温度を検出する温度検出部材が、前記加熱ローラの表面における前記回転軸方向の中央近傍に対向するように配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱装置。
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