JP2005128200A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒートローラのローラ面の温度のばらつきを低減させることのできる加熱装置を提供する。
【解決手段】 シートに当接する加熱ローラと、前記加熱ローラの前記シートに当接する領域を加熱する熱源と、前記加熱ローラの前記熱源により加熱される領域の温度を検知する第1の温度検知部と、前記加熱ローラにより加熱可能な最大サイズのシートの前記加熱ローラの回転軸方向における少なくとも一方の端部が当接する位置近傍の前記加熱ローラの温度を検知する第2の温度検知部と、前記第1および第2の温度検知部により検知された温度に基づいて前記熱源を制御する制御部とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、加熱装置に関するものである。
シートへの画像形成時の定着処理に使用される加熱装置において、薄肉円筒形状のヒートローラによる加熱定着を行う場合に、ヒートローラの長手方向(ローラの回転軸方向)全域を一様に加熱してA4−Rサイズ等の幅(シートを搬送する方向と直交する方向におけるサイズ)がヒートローラの長手方向のサイズよりも狭いシートを印刷すると、ヒートローラのローラ面のうちシートに接しない部分は温度がシートに奪われることがないので、過熱状態になる場合がある。
このような過熱状態となることを抑制するため、ヒートローラを加熱するための熱源をA4−Rサイズのシートの幅前後の大きさで分割し、センタ部分(シートが通過する領域)とサイド部分(シートが通過しない領域)とが同一温度になるように加熱制御することが一般的に行われている(例えば、特許文献1から5参照。)。
具体的に、ヒートローラの熱源としてはIH(Induction Heating)を使用している。この熱源は、A4−Rサイズのシートの幅と略同じサイズのセンタ部熱源と、A3サイズのシートの幅まで加熱できるようにセンタ部熱源の両サイドにそれぞれ配置されているサイド部熱源の3つから構成されている。
ヒートローラの長手方向におけるセンタ部熱源により加熱される領域の中央近傍にはセンタ温度センサが配置されている。センタ部熱源は、センタ温度センサによる検知温度に基づいて制御される。また、ヒートローラの長手方向におけるサイド部熱源により加熱される領域の中央近傍にはサイド温度センサが配置されている。サイド部熱源は、サイド温度センサによる検知温度に基づいて制御される。なお、サイド部熱源は2つに分かれているが、電気的には繋がっているため、サイド温度センサはいずれか一方のサイド部熱源による加熱領域近傍に配置されており、2つのサイド部熱源は1つのサイド温度センサによる検知温度に基づいて制御される。
一般的には、センタ温度センサによる検知温度とサイド温度センサによる検知温度とが略同じになるように加熱制御される。
また、ヒートローラの長手方向における、ヒートローラが対応可能な最大サイズ(例えば、A3サイズ)のシートの端部(幅)位置、あるいはその端部位置の外側にエッジ温度センサを配置している。このエッジ温度センサによる検知温度(ヒートローラ端部の温度)が所定の温度値を超えた場合には、加熱動作を停止させるなど、安全装置として用いられている。
特開平2−254481号公報 (第2頁、第1図) 特開平2−262177号公報 (第2頁、第1図) 特開平6−11999号公報 (第2―4頁、第1図) 特開2001−249570号公報 (第4―8頁、第2図) 特開2002−357977号公報 (第5―12頁、第1図)
従来の温度制御においては、印刷待機中〜印刷開始直後の間、ヒートローラの長手方向における両端部の温度は低下(ヒートローラの両端部はベアリング、駆動ギヤ等によって熱を奪われ易いため温度が低下している。)しており、印刷開始直後の画像に関してはシートの幅方向における端部の定着不良が発生する場合がある(図15の破線参照)。
一方、複数枚のシートに連続して印刷動作を行う場合、ヒートローラの長手方向におけるシートの幅方向端部よりも外側部分は、シートに触れないため熱を奪われず、温度が上昇し易い。このような温度上昇は、高温オフセットを生ずる原因ともなる。さらに、ヒートローラ、ベアリングおよび駆動ギヤ等の耐熱温度を超えると部品に不具合が生じる場合もある(図16の破線参照)。
このような場合、ヒートローラによる加熱動作を停止して印刷を中断し、温度低下を待つ必要があり、生産性の低下を招いてしまう。
上述のような問題が発生しないよう考慮して熱源の全長が決められるが、薄肉化されている等、熱容量が小さいヒートローラでは両者の問題を共に解消することは困難である。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ヒートローラのローラ面の温度のばらつきを低減させることのできる加熱装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る加熱装置は、シートに当接する加熱ローラと、前記加熱ローラの前記シートに当接する領域を加熱する熱源と、前記加熱ローラの前記熱源により加熱される領域の温度を検知する第1の温度検知部と、前記加熱ローラにより加熱可能な最大サイズのシートの前記加熱ローラの回転軸方向における少なくとも一方の端部が当接する位置近傍の前記加熱ローラの温度を検知する第2の温度検知部と、前記第1および第2の温度検知部により検知された温度に基づいて前記熱源を制御する制御部とを有する。
また、上述のような加熱装置において、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度に基づいて前記熱源を制御するための目標温度を設定するようにしてもよい。
従来の加熱装置では、ヒートローラを加熱する熱源が複数に分割されているような場合でも、全ての熱源が同じ目標温度になるように温度制御を行っていたが、上述のような構成とすることにより、一部の熱源(例えば、ヒートローラ中央部分の熱源)は常時同じ目標温度で温度制御し、他の熱源(例えば、ヒートローラ端部(サイド部)の熱源)は第2の温度検知部により検知した温度に基づいて温度制御の目標温度を変化させるといったことが可能となる。これにより、より適切且つ効果的な温度制御が可能となり、ヒートローラのローラ面の温度のばらつきを低減させることができる。
さらに、このような構成の加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における下限温度以下であるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における上限温度と前記下限温度との平均温度から前記上限温度までの範囲に設定することもできる。
また、上述のような構成の加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲内にあるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における上限温度と下限温度との平均温度に設定するようにしてもよい。
なお、このような構成の加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における上限温度以上であるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における下限温度から前記下限温度と上限温度との平均温度までの範囲に設定することも可能である。
この他、上述のような加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における下限温度以下であるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における前記下限温度と上限温度との平均温度から前記上限温度までの範囲に設定する構成とすることもできる。
また、上述のような加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における下限温度から前記所定の適正温度範囲における上限温度と前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度との平均温度までの範囲内にあるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における前記下限温度と上限温度との平均温度に設定することが好ましい。
もちろん、上述のような構成の加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における上限温度と前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度との平均温度から前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度までの範囲内にあるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における下限温度から前記所定の適正温度範囲における前記下限温度と上限温度との平均温度までの範囲に設定することもできる。
この他、上述のような加熱装置において、前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度以上であるとき、前記熱源による加熱動作を停止もしくは抑制させる構成とすることもできる。
また、上述のような加熱装置を備え、前記加熱装置によりシートへのトナー像の定着動作を行う画像形成装置を構成することも可能である。
以上に詳述したように本発明によれば、ヒートローラのローラ面の温度のばらつきを低減させることのできる加熱装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態による加熱装置およびこれを備えた画像形成装置を説明するための図、図2はヒートローラ(後述)による加熱動作を実現するための機能ブロック図である。
本実施の形態による画像形成装置1は、シート供給ユニット11、感光体ドラム12、クリーナ13、除電ランプ14、帯電チャージャ15、現像器16、搬送ベルト17、プレスローラ18、ヒートローラ(加熱ローラ)19およびレーザユニットLを備えている。なお、ヒートローラ19とプレスローラ18とから定着器が構成されている。
また、同図に示すように原稿読取光学系20を備えることによって、さらにスキャナとしての役割および複写機としての役割を有する画像処理装置を構成することも可能である。
同図に示す画像形成装置1の動作について簡単に説明する。
シート供給ユニット11に収納されているシートは、不図示のピックアップローラによりシート搬送路に供給される。帯電チャージャ15により感光体ドラム12の感光面が均一に帯電されると、この感光面に対してレーザユニットLから画像変調されたレーザビームによる露光が行われる。これにより感光面に静電潜像が形成される。
次に、静電潜像が形成された感光体ドラムの感光面に対して現像機16による現像処理が施される。これにより、感光面の露光部にはトナーが付着し、感光面上にトナー像が形成される。
感光面上に形成されたトナー像は、転写・剥離チャージャCまで搬送されたシートのシート面に転写され、トナー像が転写されたシートは感光体ドラム12の感光面から剥離される。
感光面から剥離されたシートは、搬送ベルト17により定着器へと搬送される。定着器に搬送されたシートは、ヒートローラ19とプレスローラ18との間で挟持され、ヒートローラ19に加熱されることによってシート面にトナー像が定着される。
なお、本実施の形態においても、ヒートローラ19の長手方向(回転軸方向)にはサイド部熱源CSとセンタ部熱源CCとが配列されており、これらの熱源により加熱されるヒートローラ19のローラ面の温度を検知するためにサイド温度センサ(第1の温度検知部)S2、センタ温度センサS1、エッジ温度センサ(第2の温度検知部)S3が配置されている(図2参照)。これら熱源およびセンサはヒートローラ19に対して従来の構成と同様な位置関係で配列されている。なお、これらサイド温度センサS2、センタ温度センサS1およびエッジ温度センサS3はサーミスタから構成されている。
これらサイド温度センサS2、センタ温度センサS1、エッジ温度センサS3により検知された温度情報は、CPUを含む温度制御回路4へと送られる。
温度制御回路4は、これらの温度センサにより検知した温度情報を受け取ると、これらの温度情報に基づいて電力設定信号もしくは電力ON/OFF信号をIH回路3に送信する。
IH回路3では、温度制御回路4から受け取った各種信号をフォトカプラ33により受信する。なお、フォトカプラ33は、エラー信号を温度制御回路4に送信する役割も有している。
フォトカプラ33にて受信した信号は、CPUを含む制御回路32を介してIH電源/駆動回路31へと送られる。そして、IH電源/駆動回路31によってサイド部熱源CSおよびセンタ部熱源CCによる加熱動作が制御される(すなわち、ヒートローラ19のローラ面の温度が制御される。)。これら温度制御回路4およびIH回路3から制御部が構成されている。
図3および図4に、当該ヒートローラで対応可能な最大サイズ(例えば、A3サイズ)のシートと各温度センサとの位置関係を示す。図4に示すように、エッジ温度センサS3は最大サイズのシートの少なくとも一方の端部が加熱ローラ19に当接する位置から加熱ローラ19の回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されている。
本実施の形態による加熱装置では、シートへのトナーの適正な定着温度範囲の下限温度をA℃(例えば、160℃)、上限温度をB℃(例えば、200℃)とした場合、エッジ温度センサS3により検知された温度に基づいて、サイド部熱源の目標温度を図5に示す表のように設定する。以下の目標温度の設定は、温度制御回路4およびIH回路3からなる制御部により行われる。
具体的には、エッジ温度センサS3により検知した温度が下限温度A℃(160℃)以下である場合(図5および図6における領域(1)に該当)は、熱源を温度制御する目標温度を上限温度B℃(200℃)と下限温度A℃(160℃)との平均温度(180℃)から上限温度B℃(200℃)までの範囲に設定する。
次に、エッジ温度センサS3により検知した温度が所定の適正温度範囲(160℃〜200℃)内にある場合は(図5および図7における領域(2)に該当)、目標温度を上限温度B℃(200℃)と下限温度A℃(160℃)との平均温度(180℃)に設定する。
さらに、エッジ温度センサS3により検知した温度が上限温度B℃(200℃)以上である場合は(図5および図8における領域(3)に該当)、目標温度を下限温度A℃(160℃)から下限温度と上限温度との平均温度(180℃)までの範囲に設定する。
図9は、本装置におけるヒートローラ19の温度制御について説明するための図である。ヒートローラ19はセンタ温度センサS1とサイド温度センサS2で温度を検知し、センタ及びサイド温度センサ近傍のヒートローラ温度は、熱源の出力により図9に示す目標温度になるよう温度制御される。
センタ部熱源CCの目標温度はトナーの定着温度の最適値(180℃)に固定されており、サイド部熱源CSの目標温度はエッジ温度センサにより検知される温度に基づいて規定される。すなわち、サイド部熱源CSの温度制御は、エッジ温度センサおよびサイド温度センサによる検出温度に基づいて行われる。
以上のように、レディ中やプリント開始直後などのエッジ温度センサS3による検知温度が低いとき(例えば、160℃以下)は、サイド部熱源CSの目標温度を高めに設定(例えば、190℃)するので、エッジ温度センサS3により検知されるヒートローラ温度は適正な定着温度範囲内となり、プリント開始直後の対応可能な最大サイズのシートの(例えば、A3)端部の定着不良は発生しない(図15の実線参照)。
また、A3サイズ等の連続プリント時などのエッジ温度センサS3による検知温度が高いとき(例えば、200℃以上)は、サイド部熱源CSの目標温度を低めに設定(例えば、170℃)するので、ヒートローラ端部における温度上昇は抑制される(図16の実線参照)。
なお、エッジ温度センサS3による検知温度が中間的な温度であるとき(例えば、160〜200℃)は、サイド部熱源CSの目標温度をセンタ部熱源CCと同じ目標温度(180℃)にする。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、上述の第1の実施の形態と構成が同様である部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
本実施の形態による加熱装置では、図10に示すように、エッジ温度センサの位置を最大紙サイズ(A3サイズ等)幅の端を0とした場合、5mm以上外側に配置されている(すなわち、最大サイズのシートの少なくとも一方の端部が加熱ローラに当接する位置から加熱ローラの回転軸方向において5mm以上外側に配置されている。)。
ここでは、シートへのトナーの適正な定着温度範囲の下限温度をA℃(例えば、160℃)、上限温度をB℃(例えば、200℃)とした場合、加熱ローラ19及び加熱ローラの端部周辺の部品(ベアリングBR、不図示の駆動ギヤ等)の耐熱温度がC℃(例えば、240℃)であるとき、エッジ温度センサS3による検知温度に基づいて、サイド部熱源CSの目標温度を図11に示す表のように設定する。
具体的には、エッジ温度センサS3により検知した温度が下限温度A℃(160℃)以下である場合(図11および図12における領域(1)に該当)は、熱源を温度制御する目標温度を下限温度と上限温度との平均温度(180℃)から上限温度B℃(200℃)までの範囲に設定する。
次に、エッジ温度センサS3により検知した温度が所定の適正温度範囲(160℃〜200℃)における下限温度A℃(160℃)から上限温度B℃(200℃)と加熱ローラ周辺部品の耐熱温度C℃(240℃)との平均温度までの範囲内にある場合(図11および図13における領域(2)に該当)は、目標温度を下限温度A℃と上限温度B℃との平均温度前後(例えば、160℃〜180℃)に設定する。
さらに、エッジ温度センサS3により検知した温度が上限温度B℃(200℃)と加熱ローラ周辺部品の耐熱温度C℃(240℃)との平均温度から加熱ローラ周辺部品の耐熱温度C℃(240℃)までの範囲(220℃〜240℃)内にある場合(図11および図14における領域(3)に該当)は、目標温度を下限温度A℃(160℃)から適正温度範囲(160℃〜200℃)における下限温度と上限温度との平均温度(180℃)までの範囲に設定する。
_そして、エッジ温度センサS3により検知した温度が加熱ローラの端部周辺の部品(ベアリングBR、不図示の駆動ギヤ等)の耐熱温度C℃(例えば、240℃)以上である場合、熱源による加熱動作を停止もしくは抑制させる。なお、耐熱温度Cは、加熱ローラ、ベアリングBR、不図示の駆動ギヤ等の耐熱温度のうち、もっとも低い温度のものとすることが好ましい。
以上のように、上述の各実施の形態によれば、シートに当接する加熱ローラと、加熱ローラのシートに当接する領域を加熱する熱源と、加熱ローラの熱源により加熱される領域の温度を検知する第1の温度検知部と、加熱ローラにより加熱可能な最大サイズのシートの加熱ローラの回転軸方向における少なくとも一方の端部が当接する位置近傍の加熱ローラの温度を検知する第2の温度検知部と、第1および第2の温度検知部により検知された温度に基づいて熱源を制御する制御部とを有する加熱装置を提供することができる。
なお制御部は、第2の温度検知部により検知した温度に基づいて熱源を制御するための目標温度を設定している。換言すれば、エッジ温度センサの検知温度により、サイド温度センサ位置での制御温度(目標温度)を切り替えることで、ヒートローラの回転軸方向における温度分布をある一定範囲内に収める構成となっている。
また、上述の実施の形態では、上述のような加熱装置を備え、この加熱装置によりシートへのトナー像の定着動作を行う画像形成装置が開示されている。
本発明の第1の実施の形態による加熱装置およびこれを備えた画像形成装置を説明するための図である。 ヒートローラによる加熱動作を実現するための機能ブロック図である。 ヒートローラで対応可能な最大サイズのシートと各温度センサとの位置関係を示す図である。 ヒートローラで対応可能な最大サイズのシートと各温度センサとの位置関係を示す図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 本装置におけるヒートローラの温度制御について説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態による加熱装置におけるヒートローラで対応可能な最大サイズのシートと各温度センサとの位置関係を示す図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 エッジ温度センサにより検知された温度に基づくサイド部熱源の目標温度の設定について説明するための図である。 本発明の実施の形態による加熱装置での温度分布と、従来の加熱装置での温度分布とを比較した図である。 本発明の実施の形態による加熱装置での温度分布と、従来の加熱装置での温度分布とを比較した図である。
符号の説明
19 ヒートローラ、3 IH回路、4 温度制御回路、CC センタ部熱源、CS サイド部熱源、S1 センタ温度センサ、S2 サイド温度センサ、S3 エッジ温度センサ。

Claims (9)

  1. シートに当接する加熱ローラと、
    前記加熱ローラの前記シートに当接する領域を加熱する熱源と、
    前記加熱ローラの前記熱源により加熱される領域の温度を検知する第1の温度検知部と、
    前記加熱ローラにより加熱可能な最大サイズのシートの前記加熱ローラの回転軸方向における少なくとも一方の端部が当接する位置近傍の前記加熱ローラの温度を検知する第2の温度検知部と、
    前記第1および第2の温度検知部により検知された温度に基づいて前記熱源を制御する制御部と
    を有する加熱装置。
  2. 請求項1に記載の加熱装置において、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度に基づいて前記熱源を制御するための目標温度を設定する加熱装置。
  3. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における下限温度以下であるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における上限温度と前記下限温度との平均温度から前記上限温度までの範囲に設定する加熱装置。
  4. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲内にあるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における上限温度と下限温度との平均温度に設定する加熱装置。
  5. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において±5mmの範囲内に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における上限温度以上であるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における下限温度から前記下限温度と上限温度との平均温度までの範囲に設定する加熱装置。
  6. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における下限温度以下であるとき、前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における前記下限温度と上限温度との平均温度から前記上限温度までの範囲に設定する加熱装置。
  7. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における下限温度から前記所定の適正温度範囲における上限温度と前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度との平均温度までの範囲内にあるとき、
    前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における前記下限温度と上限温度との平均温度に設定する加熱装置。
  8. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が所定の適正温度範囲における上限温度と前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度との平均温度から前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度までの範囲内にあるとき、
    前記目標温度を前記所定の適正温度範囲における下限温度から前記所定の適正温度範囲における前記下限温度と上限温度との平均温度までの範囲に設定する加熱装置。
  9. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第2の温度検知部は、前記最大サイズのシートの前記少なくとも一方の端部が前記加熱ローラに当接する位置から前記回転軸方向において5mm以上外側に配置されており、
    前記制御部は、前記第2の温度検知部により検知した温度が前記加熱ローラ周辺部品の耐熱温度以上であるとき、
    前記熱源による加熱動作を停止もしくは抑制させる加熱装置。
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